14:00 ヤマハ
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監督
今日も本当にたくさんのサポーターの皆さんが、バスが入るところから試合終了まで、そしてセレモニーも含めて声援を送ってくださいました。本当にありがとうございました。
ホーム3連戦というところで2戦落としてしまい厳しい状況ではありましたが、ホーム3連戦の1戦目、2戦目、そして3戦目と、試合ごとに声援の数やボリューム、想い、そういうものが本当に増えてきたこの3連戦だったと思っています。2戦、そういう気持ちに応えられずに選手とともに本当に悔しい想いをしていました。今日の一戦は色々なものが懸かっていて、勝たないと何も残されない状況で、まずはチームとして勝ちにいかなくてはいけないと。全てはサポーターのために戦おうと。サポーターの方は1mmも諦めてないぞと。我々はもちろん諦めませんが、その想いで今日は戦うぞと伝えて、その通り選手は最後の最後まで力を振り絞ってプレーしてくれたと思っています。
前節も彼のアシストから得点が生まれましたし、この中断期にトレーニングマッチも行いましたが、変わらず良いパフォーマンスを見せていました。そういう意味ではCKのこぼれだったと思いますが、落ち着いて振り抜いて、それが相手のハンドを誘ったのかなと。こういう状況で本当に冷静にプレーしてくれたなという印象です。
(山田)大記に関しては、今週引退するということを決断して、ホーム最終戦でヤマハスタジアムでの最後の試合になりましたけど、途中から出ていくときに「大記、ひっくり返して戻って来い」と伝えました。その通りにして戻ってくるのは、大したものだなと思いました。
今週は勇気を持ってボールを動かしていく、その選択肢はできるだけ前の選択肢をチョイスしていこうというところをトライしてきました。選手は非常によくやってくれたと思っています。もっと言えば、クロスからチャンスは作れていましたが、そのクロスの精度がもう少し上がってくれば、と思います。ただ選手は本当にやろうとしてることをトライしてくれたなと思っています。
この2試合、8失点していた中で、守備の構築というか立て直しは急務でした。ただ、前節も我々がやれていない時間帯はなくて、押し込まれる時間帯にどうしていくかというところで、ディフェンスラインが下がりすぎていたと。あのときはリードしていたのでどうしても守りたいという気持ちが強くあったと思うのですが、ただ、そういうときこそもう少しラインを上げる。ディフェンスラインを上げるためにもう一つ前のラインを押し出していくとか、もっと言えば自分たちでボールを握れるところで握れない、相手のファーストラインをクリアできれば、必然的にディフェンスラインが上がってくると。こういう話は選手と2週間ミーティングだったり、ピッチの上で話してきました。そういうところが少し今日は出せた部分が、全てじゃないですがあったのかなと思っています。ただ、基本的にはラインが下がっても、ボールに対しては必ずプレッシャーに行かないといけないというところは基本的な部分ですが、そこも合わせて選手にはすごく要求しました。
先ほど選手たちの前では、本当に最後まで繋げてくれたということに感謝の言葉を述べました。ただ、我々が置かれている状況は変わらないですし、勝点3を取らない限り我々の道も閉ざされてしまうので、そこに向けて良い準備をして、必ず残るということを信じて戦って欲しいという話をしました。
選手
またセットプレーでやられてしまいました。本当にみんな集中してセットプレーの準備をしていて、やれていたとは思います。ただあの失点した場面は相手がCKでショートを選択したタイミングで、ボールにアタックしに行くという意識が薄れてしまっていたなと。そのためにボールへの反応が遅れてしまったというところが反省点です。
まずはもっと自分のクロスの質を上げていかないといけません。自分が高い位置でボールを持ったときに、もう少しニアゾーンで相手の裏を突くプレーだったり、そういったところでもう一段階崩すことができれば、もっと相手のゾーンに侵入できるなと。今、クロスは上げることができていますけど、相手も難しくない形だと思うので、もっともっと難しい状況にするためにも自分が高い位置を取ったときに、どう味方と連係して相手の嫌な位置に入って行けるかということは、突き詰めていかないといけないと思います。
自分たちはもうやるだけです。今日は勝って次の試合に繋げられましたし、自分たちのやることは明確です。勝たなければいけないという状況で、点が取れるように自分は高い位置を取って、ゴールに絡むような良いクロスだったり、ゴールできるようなポジショニングだったり、そういった部分をしっかりやって、ゴールに絡んでその目標を達成したいです。
この状況でみんなもプレッシャーは感じているし、まずは失点したくないというメンタリティーは、どうしてもあると思います。そういったところで硬い試合にはなってしまいますけど、失点しなければ自分たちの流れに持っていけると思っています。序盤から点を取って試合を進めることが理想ですが、まずは失点せずに自分たちの流れのときにしっかり得点をして勝つ。そういったところだと思います。次の試合は、もう一段階ギアを上げていかないといけないと思います。
自分は3年前にジュビロに入って、そこから(山田)大記君の姿を見てきました。こんなにリーダーシップを発揮できて、色々なところに気を配れて、チームのために自分を犠牲にして、プレーでもチームを引っ張っていける選手をなかなか自分は見たことが無かったですし、本当に色々なことを学ばせてもらいました。
本来はCKの前、失点する前に入る予定でしたが、勝たなければいけない状況だったので、攻撃のところでアクセントになれるように心掛けていました。
何人か選択肢があった中で、相手の中の状況を見てペイショットが一番良いと思いましたし、上手く蹴れました。上手く入ってくれたので良かったと思います。
もちろんチームの勝利が一番重要ですし、ガンバ戦のあとにも言ったように、自分の価値をチームメイト、スタッフ、サポーターの皆さんに見せることが、プレーで結果を残すことがチームの勝利に必ず繋がると思っています。ラスト1試合も勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。
サッカー選手として、1人の人間として、僕自身一番影響を受けた選手と言っても過言ではないくらい、プレー面、精神面、色々なところで自分を助けてくれました。憧れでもありますし、大きな尊敬があります。そういう選手が近くにいてくれたのは僕にとって幸せなことだったなと思います。僕のサッカーキャリアの中で色々な選択肢があった中で、(山田)大記君がジュビロにいるのは、自分にとって大きな決断する理由の一つでもありましたし、大記君と近くでやれたことは人生において特別なことだったと思います。
大記くんの最後のヤマハスタジアムでの試合で、引き分けだったり、負けで終わる訳にはいかなかったですし、何としても勝たなければいけない、もちろんそれはチームの状況もそうですけど、僕個人的な気持ちとして最後に花を持たせたかったという想いがありました。残り1試合、大記くんの力も借りて必ず勝ちたいと思います。
まぶしかったので、太陽と被っていてボールが見えていなかったです。ただ、相手も失点したくないし、絶対に突っ込んでくると思ったので、キックフェイントして打とうかなと思っていました。あの場面は、自分でも無理して打たなくて良かったなと。PKになったのはラッキーです。
ここ何試合か戦って、チームとして点は取れるということは分かっているので、失点というところで複数失点していたらダメだなと。他会場の結果の前に、今日も鳥栖は勝っていますし、ここ数試合良いサッカーをしていると思うので、そこに向けて準備することが大事だと思います。
自分はビハインドで入ったので、同点に追い付こうという思いがありましたし、そこから勢いに乗って、より前に前にという展開になった中でチームとしてしっかり逆転できたことは素晴らしいなと思いました。自分としてはいつも通りのプレーを心掛けています。その中でも切羽詰まった状況の中で、緊張と楽しさがたくさんあって、自分の中で良い雰囲気でやれているかなと思います。
ボールを持ったり自分のところにボールが入ったら、とにかくゴールに向かおうと思っていたので、それが良い方向に行ったのかなと思っています。狙い通りの抜け出しでした。ただ、もっと畳みかけれるような力だったり、今日は勝って良かったですけど、1プレー1プレーにおいてはまだ改善点があると思うので、勝って良かったじゃなくて、しっかり振り返って、それを自分の糧にしたいと思います。
自分の古巣が相手でしたし、自分も気持ちが入っていて、何としても勝ちたいという思いで試合に入りました。
後ろからのビルドアップにサポートに行くなど、ボールにできるだけ多く関わって良い攻撃に繋げることと、守備でしっかり相手にプレッシャーを掛けることを意識していました。
あまり満足できるパフォーマンスではないですが、チームの勝利が一番の試合だったので、勝てたことが良かったです。
自分たちには勝つことしか残されていないので、しっかりと最後勝ち切って、相手の結果を待ちたいと思います。
自分にとっても待ち遠しいゴールでした。あのゴールは、ここ1ヶ月ほどチームで練習してきた形でした。プレーが途切れたときに(上原)力也に話しにいって、壁の人数が多くて、相手も直接来ると思っているはずだから、信じて中に蹴ってくれと伝えました。その後に、ジャメ(ジャーメイン)やリカ(リカルド グラッサ)も呼んで、空中戦に強い選手をより中に集中させるような形でチーム全体でコミュニケーションを取った結果です。力也のボールも良かったですし、僕は合わせるだけでしたが、チームとして奪うことができたゴールだったと思います。
ここ数試合、僕たちが先制した試合もあれば先制された試合もあり、ギリギリのところで負けた試合が続いていた中で、チームとして努力するのは当たり前のことで、やるべきことをやって今日の勝利を掴むことができたと思います。チームとしては間違いなく今年一番の勝利だったと思いますし、この勝利のおかげで僕たちはあと1週間残留に望みをかけて準備をすることができるので、間違いなく今年一番大事な勝利だったと思います。そして僕たちの10番、山田大記選手にとっても、こういったセレモニーがあることは試合の前から分かっていたことですし、大記は今日の勝利に値する選手だと。今日はチーム全体が勝利に値するプレーができたと思います。
何度かインタビューの中で「FWはゴールに生きる」という話をしたことがあるのですが、なかなかゴールが生まれない中で、本当に苦しい時期を過ごしていました。それは自分でも感じていましたが、その中でも日々のトレーニングはしっかり積んでいたつもりでした。新潟戦の退場があったあとから少し出場機会が少なくなってしまいました。もちろん監督の判断はリスペクトしているので、自分に何かが足りないからこそ出場する期間が短かったのだと思います。ホーム3連戦の前までは出場したとしても5~10分ほどの出場機会の中で、自分としても何とかチームに貢献したいという気持ちがあったのですが、どうしても時間が短くて、なかなかチームに貢献できないもどかしい思いがありました。ただ、このホーム3連戦はありがたいことに少し出場時間が長くなった中でチームにとって大事なゴールを決めたいと思っていたので、今日このゴールでチームに貢献できたことは嬉しく思います。何より日々のトレーニングの姿勢がこういった結果に表れたことが、自分にとっては嬉しかったです。
この試合を自分たちが離してしまったこと、非常に悔しく思っております。1-0のリードに値するものは出せていたと思いますし、そこから複数点取って相手を突き放せるような状況もあったと思います。今のジュビロさんのこういった状況の中で、ホームでの戦いの中で、色々な感情が巻き起こることがあったと思います。自分たちが相手に隙を与えてしまったと思っています。そして自分たちに圧力がかかるようになってしまいました、こういった形で敗戦したことを非常に残念に思っております。
横内 昭展
監督
──試合の総括
今日も本当にたくさんのサポーターの皆さんが、バスが入るところから試合終了まで、そしてセレモニーも含めて声援を送ってくださいました。本当にありがとうございました。
ホーム3連戦というところで2戦落としてしまい厳しい状況ではありましたが、ホーム3連戦の1戦目、2戦目、そして3戦目と、試合ごとに声援の数やボリューム、想い、そういうものが本当に増えてきたこの3連戦だったと思っています。2戦、そういう気持ちに応えられずに選手とともに本当に悔しい想いをしていました。今日の一戦は色々なものが懸かっていて、勝たないと何も残されない状況で、まずはチームとして勝ちにいかなくてはいけないと。全てはサポーターのために戦おうと。サポーターの方は1mmも諦めてないぞと。我々はもちろん諦めませんが、その想いで今日は戦うぞと伝えて、その通り選手は最後の最後まで力を振り絞ってプレーしてくれたと思っています。
──2点に繋がるところで藤川選手が泥臭く絡んでいきました。今日のプレーの評価を
前節も彼のアシストから得点が生まれましたし、この中断期にトレーニングマッチも行いましたが、変わらず良いパフォーマンスを見せていました。そういう意味ではCKのこぼれだったと思いますが、落ち着いて振り抜いて、それが相手のハンドを誘ったのかなと。こういう状況で本当に冷静にプレーしてくれたなという印象です。
──勝ち越しのPKを決めた山田選手について
(山田)大記に関しては、今週引退するということを決断して、ホーム最終戦でヤマハスタジアムでの最後の試合になりましたけど、途中から出ていくときに「大記、ひっくり返して戻って来い」と伝えました。その通りにして戻ってくるのは、大したものだなと思いました。
──立ち上がりから自分たちがやりたいことを表現しながら戦っていたのでは?
今週は勇気を持ってボールを動かしていく、その選択肢はできるだけ前の選択肢をチョイスしていこうというところをトライしてきました。選手は非常によくやってくれたと思っています。もっと言えば、クロスからチャンスは作れていましたが、そのクロスの精度がもう少し上がってくれば、と思います。ただ選手は本当にやろうとしてることをトライしてくれたなと思っています。
──直近2試合はそれぞれ4失点と守備面に課題が残ったと思います。今日に向けてどう立て直してきたのでしょうか?
この2試合、8失点していた中で、守備の構築というか立て直しは急務でした。ただ、前節も我々がやれていない時間帯はなくて、押し込まれる時間帯にどうしていくかというところで、ディフェンスラインが下がりすぎていたと。あのときはリードしていたのでどうしても守りたいという気持ちが強くあったと思うのですが、ただ、そういうときこそもう少しラインを上げる。ディフェンスラインを上げるためにもう一つ前のラインを押し出していくとか、もっと言えば自分たちでボールを握れるところで握れない、相手のファーストラインをクリアできれば、必然的にディフェンスラインが上がってくると。こういう話は選手と2週間ミーティングだったり、ピッチの上で話してきました。そういうところが少し今日は出せた部分が、全てじゃないですがあったのかなと思っています。ただ、基本的にはラインが下がっても、ボールに対しては必ずプレッシャーに行かないといけないというところは基本的な部分ですが、そこも合わせて選手にはすごく要求しました。
──最終節は勝利が大前提ですが、この先選手たちにはどう声を掛けていきたいですか?
先ほど選手たちの前では、本当に最後まで繋げてくれたということに感謝の言葉を述べました。ただ、我々が置かれている状況は変わらないですし、勝点3を取らない限り我々の道も閉ざされてしまうので、そこに向けて良い準備をして、必ず残るということを信じて戦って欲しいという話をしました。
松原 后
選手
──まずは今日の試合を振り返って
またセットプレーでやられてしまいました。本当にみんな集中してセットプレーの準備をしていて、やれていたとは思います。ただあの失点した場面は相手がCKでショートを選択したタイミングで、ボールにアタックしに行くという意識が薄れてしまっていたなと。そのためにボールへの反応が遅れてしまったというところが反省点です。
──今日も左サイドから良い攻撃があったと思いますが、もう得点に繋げていくためにもう一歩必要なことは?
まずはもっと自分のクロスの質を上げていかないといけません。自分が高い位置でボールを持ったときに、もう少しニアゾーンで相手の裏を突くプレーだったり、そういったところでもう一段階崩すことができれば、もっと相手のゾーンに侵入できるなと。今、クロスは上げることができていますけど、相手も難しくない形だと思うので、もっともっと難しい状況にするためにも自分が高い位置を取ったときに、どう味方と連係して相手の嫌な位置に入って行けるかということは、突き詰めていかないといけないと思います。
──残留するためには複数得点を奪っての勝利が必須です
自分たちはもうやるだけです。今日は勝って次の試合に繋げられましたし、自分たちのやることは明確です。勝たなければいけないという状況で、点が取れるように自分は高い位置を取って、ゴールに絡むような良いクロスだったり、ゴールできるようなポジショニングだったり、そういった部分をしっかりやって、ゴールに絡んでその目標を達成したいです。
──失点してからチームに火が付いたように見えました。それを序盤から出すために必要なことは?
この状況でみんなもプレッシャーは感じているし、まずは失点したくないというメンタリティーは、どうしてもあると思います。そういったところで硬い試合にはなってしまいますけど、失点しなければ自分たちの流れに持っていけると思っています。序盤から点を取って試合を進めることが理想ですが、まずは失点せずに自分たちの流れのときにしっかり得点をして勝つ。そういったところだと思います。次の試合は、もう一段階ギアを上げていかないといけないと思います。
──山田選手が引退を発表しました。松原選手にとってどんな10番でしたか?
自分は3年前にジュビロに入って、そこから(山田)大記君の姿を見てきました。こんなにリーダーシップを発揮できて、色々なところに気を配れて、チームのために自分を犠牲にして、プレーでもチームを引っ張っていける選手をなかなか自分は見たことが無かったですし、本当に色々なことを学ばせてもらいました。
上原 力也
選手
──失点直後の出場でしたが、意識していたことは?
本来はCKの前、失点する前に入る予定でしたが、勝たなければいけない状況だったので、攻撃のところでアクセントになれるように心掛けていました。
──やわらかいボールでペイショット選手の同点ゴールをアシストしました
何人か選択肢があった中で、相手の中の状況を見てペイショットが一番良いと思いましたし、上手く蹴れました。上手く入ってくれたので良かったと思います。
──今季は出場できない期間も長くあった中で、先日のG大阪戦のゴールに続いて最終盤に結果を残しています
もちろんチームの勝利が一番重要ですし、ガンバ戦のあとにも言ったように、自分の価値をチームメイト、スタッフ、サポーターの皆さんに見せることが、プレーで結果を残すことがチームの勝利に必ず繋がると思っています。ラスト1試合も勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。
──山田選手が現役引退することになりましたが、上原選手にとってはどんな存在でしたか?
サッカー選手として、1人の人間として、僕自身一番影響を受けた選手と言っても過言ではないくらい、プレー面、精神面、色々なところで自分を助けてくれました。憧れでもありますし、大きな尊敬があります。そういう選手が近くにいてくれたのは僕にとって幸せなことだったなと思います。僕のサッカーキャリアの中で色々な選択肢があった中で、(山田)大記君がジュビロにいるのは、自分にとって大きな決断する理由の一つでもありましたし、大記君と近くでやれたことは人生において特別なことだったと思います。
──今日は山田選手を前へと押し出すようなプレーで支えました
大記くんの最後のヤマハスタジアムでの試合で、引き分けだったり、負けで終わる訳にはいかなかったですし、何としても勝たなければいけない、もちろんそれはチームの状況もそうですけど、僕個人的な気持ちとして最後に花を持たせたかったという想いがありました。残り1試合、大記くんの力も借りて必ず勝ちたいと思います。
藤川 虎太朗
選手
──ハンドを取ったシーンについて、とても冷静にプレーしていた印象です
まぶしかったので、太陽と被っていてボールが見えていなかったです。ただ、相手も失点したくないし、絶対に突っ込んでくると思ったので、キックフェイントして打とうかなと思っていました。あの場面は、自分でも無理して打たなくて良かったなと。PKになったのはラッキーです。
──次節は2点差以上で勝てば残留に望みが出ますが、そこに向けて
ここ何試合か戦って、チームとして点は取れるということは分かっているので、失点というところで複数失点していたらダメだなと。他会場の結果の前に、今日も鳥栖は勝っていますし、ここ数試合良いサッカーをしていると思うので、そこに向けて準備することが大事だと思います。
──ここ2試合得点に絡んでいますが、今日はどんな思いでピッチに立ちましたか?
自分はビハインドで入ったので、同点に追い付こうという思いがありましたし、そこから勢いに乗って、より前に前にという展開になった中でチームとしてしっかり逆転できたことは素晴らしいなと思いました。自分としてはいつも通りのプレーを心掛けています。その中でも切羽詰まった状況の中で、緊張と楽しさがたくさんあって、自分の中で良い雰囲気でやれているかなと思います。
──FK獲得に繋がった場面を振り返って
ボールを持ったり自分のところにボールが入ったら、とにかくゴールに向かおうと思っていたので、それが良い方向に行ったのかなと思っています。狙い通りの抜け出しでした。ただ、もっと畳みかけれるような力だったり、今日は勝って良かったですけど、1プレー1プレーにおいてはまだ改善点があると思うので、勝って良かったじゃなくて、しっかり振り返って、それを自分の糧にしたいと思います。
平川 怜
選手
──大事な試合で先発を託されました。どんな思いで試合に臨みましたか?
自分の古巣が相手でしたし、自分も気持ちが入っていて、何としても勝ちたいという思いで試合に入りました。
──今日はボランチでの出場でしたが意識していたことは?
後ろからのビルドアップにサポートに行くなど、ボールにできるだけ多く関わって良い攻撃に繋げることと、守備でしっかり相手にプレッシャーを掛けることを意識していました。
──個人のパフォーマンスを振り返って
あまり満足できるパフォーマンスではないですが、チームの勝利が一番の試合だったので、勝てたことが良かったです。
──最終節はどんな気持ちで臨みますか?
自分たちには勝つことしか残されていないので、しっかりと最後勝ち切って、相手の結果を待ちたいと思います。
マテウス ペイショット
選手
──ゴールシーンを振り返って
自分にとっても待ち遠しいゴールでした。あのゴールは、ここ1ヶ月ほどチームで練習してきた形でした。プレーが途切れたときに(上原)力也に話しにいって、壁の人数が多くて、相手も直接来ると思っているはずだから、信じて中に蹴ってくれと伝えました。その後に、ジャメ(ジャーメイン)やリカ(リカルド グラッサ)も呼んで、空中戦に強い選手をより中に集中させるような形でチーム全体でコミュニケーションを取った結果です。力也のボールも良かったですし、僕は合わせるだけでしたが、チームとして奪うことができたゴールだったと思います。
──チームとして非常に大きな勝利となりました
ここ数試合、僕たちが先制した試合もあれば先制された試合もあり、ギリギリのところで負けた試合が続いていた中で、チームとして努力するのは当たり前のことで、やるべきことをやって今日の勝利を掴むことができたと思います。チームとしては間違いなく今年一番の勝利だったと思いますし、この勝利のおかげで僕たちはあと1週間残留に望みをかけて準備をすることができるので、間違いなく今年一番大事な勝利だったと思います。そして僕たちの10番、山田大記選手にとっても、こういったセレモニーがあることは試合の前から分かっていたことですし、大記は今日の勝利に値する選手だと。今日はチーム全体が勝利に値するプレーができたと思います。
──ペイショット選手自身は得点が無い期間が長く続き、悔しい思いが募っていたのでは?
何度かインタビューの中で「FWはゴールに生きる」という話をしたことがあるのですが、なかなかゴールが生まれない中で、本当に苦しい時期を過ごしていました。それは自分でも感じていましたが、その中でも日々のトレーニングはしっかり積んでいたつもりでした。新潟戦の退場があったあとから少し出場機会が少なくなってしまいました。もちろん監督の判断はリスペクトしているので、自分に何かが足りないからこそ出場する期間が短かったのだと思います。ホーム3連戦の前までは出場したとしても5~10分ほどの出場機会の中で、自分としても何とかチームに貢献したいという気持ちがあったのですが、どうしても時間が短くて、なかなかチームに貢献できないもどかしい思いがありました。ただ、このホーム3連戦はありがたいことに少し出場時間が長くなった中でチームにとって大事なゴールを決めたいと思っていたので、今日このゴールでチームに貢献できたことは嬉しく思います。何より日々のトレーニングの姿勢がこういった結果に表れたことが、自分にとっては嬉しかったです。
FC東京 ピーター クラモフスキー監督
──試合の総括
この試合を自分たちが離してしまったこと、非常に悔しく思っております。1-0のリードに値するものは出せていたと思いますし、そこから複数点取って相手を突き放せるような状況もあったと思います。今のジュビロさんのこういった状況の中で、ホームでの戦いの中で、色々な感情が巻き起こることがあったと思います。自分たちが相手に隙を与えてしまったと思っています。そして自分たちに圧力がかかるようになってしまいました、こういった形で敗戦したことを非常に残念に思っております。