102回目を迎えた天皇杯。ジュビロは今日その初戦を迎え、ヤマハスタジアムで松本山雅FCとの勝負に臨む。

昨年は、準々決勝まで勝ち上がりベスト8という結果を残した。準優勝した2004以来の4強進出はならなかったが、普段なかなかリーグ戦には絡めていなかった若手選手を筆頭に日頃のトレーニングの成果を示すなど、チーム力を存分に発揮した大会となった。今シーズンも、ACL出場権獲得を目指しチーム一丸となって天皇杯のタイトルを掴みにいく。

スターティングイレブンは、GKにアレクセイ コシェレフ。最終ラインは、大井健太郎、森岡陸、袴田裕太郎。中盤に、鹿沼直生とドゥドゥ。両ワイドは吉長真優と清田奈央弥が務め、2列目に黒川淳史と金子翔太、1トップに大津祐樹が入る布陣が予想される。

また、ベンチには山本義道や上原力也、松本昌也、ファビアン ゴンザレスといったリーグ戦でも活躍している選手に加え、GKの梶川裕嗣や高卒ルーキーの古川陽介、藤原健介といったフレッシュなメンバーも控えている。

対する松本は、名波浩監督のもと1年でのJ2復帰を目指しており、現在J3リーグでは首位と勝点2差の3位につけている。長野県選手権の決勝では、同カテゴリーのライバル・長野パルセイロに1-0で勝利し、天皇杯出場を決めた。1回戦の北陸大学戦では、2点をリードしながら相手に一度追い付かれたが、すぐさま勝ち越しゴールが決まって3-2で勝利。2回戦へと勝ち上がってきた。

キックオフはこの後19:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は曇り。リーグ戦の中断期間をより充実させたものにするためにも、そして天皇杯を着実に勝ち上がっていくためにも、選手たちは内容面でも手応えを得られるようなジュビロのサッカーを披露し、平日のナイトゲームに駆けつけ力強いエールを送ってくれるサポーターに会心の勝利を届けるつもりだ。