Cグループ第5節
試合日時:2007年05月09日(水) 19時00分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 3,876人
- 20.3℃/83%
- 晴、無風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 玉井 朗
- 家本 政明
- 中井 恒 / 村上 伸次
- 唐紙 学志
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半28分[警告] | 高橋 大輔 | |
ハーフタイム[交代] | 三木 隆司(in) ← 藤田 義明(out) | |
ハーフタイム[交代] | 梅田 高志(in) ← 高橋 大輔(out) | |
犬塚 友輔(out) → 菊地 直哉(in) | 後半18分[交代] | |
村井 慎二 | 後半22分[警告] | |
後半23分[警告] | 西山 哲平 | |
林 丈統(out) → 山崎 亮平(in) | 後半27分[交代] | |
後半28分[退場] | 三木 隆司 | |
中山 雅史 | 後半30分[得点] | |
後半38分[交代] | アウグスト(in) ← セルジーニョ(out) | |
船谷 圭祐 | 後半38分[警告] | |
船谷 圭祐(out) → 岡田 隆(in) | 後半40分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アジウソン | 監 督 | シャムスカ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2007ヤマザキナビスコ杯予選も残り2試合となった。
Cグループ4位のジュビロは決勝トーナメント進出の可能性をすでに無くしている。
この試合へ向けてのテーマを変えホーム・ヤマハスタジアムで大分トリニータ相手に19時キックオフで勝負する。
水曜日の夜とあってスタンドにはまばらお客様しか見られない。
前売りチケットも多く余っており大観衆とはいかないが試合内容は決して見所が無いわけではない。
天候は晴れ、日中は28度まで上がり暑いくらいの気温。ピッチコンディションもいつもの様に良好で準備万全だ。
本日の最大の見所は若手がチャンスを生かせるか!?
GKには松井謙弥が入りベンチには八田直樹が控える。
DF犬塚友輔・加賀健一・大井健太郎・村井慎二、そしてベンチには森下俊がスタンバイ。
MF太田吉彰・山本康裕・上田康太・船谷圭祐といつもとは全く違った布陣。森野徹・菊地直哉・岡田隆がベンチからスタートし出場機会も待つ。
FWは林丈統と中山雅史の組み合わせ。ベンチに座る松浦拓弥・山崎亮平の登場も楽しみだ。
山本康裕・上田康太のダブルボランチに太田吉彰・船谷圭祐がオフェンシブとなり今日はどんな連携が見られるか!?林丈統・中山雅史の2トップも楽しみなところ。
相手、大分もメンバーをJリーグとは少し変えている。西川周作・三木隆司・深谷友基・梅田高志・根本裕一・アウグスト・松橋優というのがベンチの顔ぶれ。
福元洋平・宮沢正史・金崎夢生・山崎雅人といったメンバーがスタートから登場。
この試合はどんな展開でどんなゴールシーンが生まれるか予想がつかないおもしろさがある。
とにかく今日は若手選手の可能性を見たい!アジウソン監督は「勝負事は必ず勝たなければいけない」と言っている通り、最後まで勝負に拘る戦いをする。いつもと違うジュビロを是非見てほしい。
- 前半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。ジュビロはまず守備の安定を図る。山本康裕・上田康太が中盤を固める。
1分、大分の左からのFK、宮沢正史が中に入れてくると中央でボールがバタバタと落ち着かずこぼれ球を森重真人がシュート!振り向きざまではあったが危険なシーンだった。ゴールはゴール上を越えていく。
3分、右に出た船谷圭祐から左アウトサイドキックで中央の中山雅史の頭に合わせる。ヘディングシュートがゴール左に飛ぶがGKがキャッチ。
4分、右サイドからクロスを入れられが大井健太郎が足を投げ出しクリア。
5分、2度続けての大分のCKが右からショートで蹴られる。宮沢正史が上げるがキックミス。
6分、林丈統が左サイドを走りボールを受けるがタッチラインを割ってしまう。
7分、船谷圭祐がドリブルで上がっていくと左サイドから村井慎二と太田吉彰がフリーで動き出す。村井慎二と太田吉彰で崩し、最後は村井慎二のシュート!しかしゴール上を越えてしまった。
8分、山本康裕のバックパスがセルジーニョに拾われてしまう。上田康太がカバーするが気をつけたいプレー。
10分、大分DF森重真人がオーバラップし、右からフリーで突破してくる。センタリングを犬塚友輔が頭でクリアするが危険な形だった。
11分、大分のロングボールに山本康裕が応対する。山本康裕が山崎雅人とボールを追いかけ山崎雅人が後ろから引っ張りファール。
12分、船谷圭祐が相手の股を狙い犬塚友輔を走らせるが通らない。
13分、西山哲平からの速攻を山本康裕・犬塚友輔がスライディングでファールとなるが止める。
14分、大井健太郎のインターセプトが山本康裕へ繋がり林丈統の動き出しに合わせるがDFに足に引っかかる。
15分、犬塚友輔から林丈統にボールが入るとダイレクトで中山雅史の前のスペースに出すが少し長くなってしまう。
犬塚友輔から右のコーナースペースへボールを出すと船谷圭祐が走り右足でセンタリング。ニアに林丈統が入るがGKにキャッチされる。
- 前半30分まで
- 18分、なかなか前線で起点が作れない時間帯でDFラインで左右に回しながらリズムを掴もうとするジュビロ。
20分、山崎雅人に縦のボールが入ると山本康裕が対応。一度は突破を許しそうになるが粘り身体を使って守備。
21分、ゴール前でセルジーニョがGKが出たところをでコントロールされるが加賀健一・大井健太郎でシュートを打たせない。
22分、山本康裕のインターセプトから太田吉彰へ繋ぎクロスボール、中山雅史の前で林丈統が胸トラップで右サイドへ出る。センタリングを上げるが中山雅史の頭に合わない。
24分、左からショートコーナーを村井慎二が中に蹴り込む。犬塚友輔が入るがシュートとはならない。
25分、船谷圭祐が起点となりパスを配給したいところだがミスが目立ち決定機を作れない。
26分、DFラインの大井健太郎から林丈統の動き出しに縦パスが出る。林丈統が前を向きドリブルするがオフサイドの判定。
27分、ジュニオール マラニョンとセルジーニョと縦ワンツーで突破を仕掛けてくるが大井健太郎・加賀健一・山本康裕が集中してクリア。
28分、船谷圭祐の速攻からドリブルで上がる高橋大輔のファールでFKを得るがこれを生かすことが出来ない。
30分、船谷圭祐が高橋大輔を倒してしまいゴールから右45度25mの位置からFKを与える。
ジュニオール マラニョンがシュートを狙うが中山雅史が身体を張りブロック。
- 前半45分まで
- 32分、大井健太郎がボールを持つと出し所がなくボール保持時間が長くなってしまう。アジウソン監督がベンチから大きな声で指示し、納得のいかない表情でスタッフと話をする。
33分、大分右サイドからのクロスボールを大井健太郎・加賀健一が競りクリア。ゴールラインを割ったボールを主審はゴールキックとするが副審がコーナーキックとし判定が変わってしまう。
35分、林丈統がDFラインの裏でボールを受けようと動くがオフサイドでチャンスを作れない。
36分、セルジーニョがポストになり縦パスをダイレクトで山崎雅人へ出すシーンが多く見られるようになる。
37分、左の村井慎二から切り返して右足クロスをファーサイドへ上げるが林丈統の頭を超えてしまう。
38分、大井健太郎が相手のクロスを連続してカットするもその後が繋がらない。
39分西山哲平がミドルレンジからシュート!前半も残り時間が少なくなり中盤が間延びしていく。両チームアクセントを付けられず足元でのパス交換が続く。
40分、右から太田吉彰のクロスが林丈統の頭をかすめ逆サイドへ流れる。村井慎二からマイナスの位置にいた山本康裕へ出し左足シュートを放つがゴール左に外れてしまう。
41分、中盤でボールが動き上田康太から中山雅史へ縦パスが入ったところに林丈統が動き出すがシュートシーンが作れない。
42分、速攻からセルジーニョの突破のシーンも大井健太郎が大きくクリア。山本康裕が攻撃参加し突破を仕掛けるも崩せない。
ロスタイム1分の表示、最終ラインの加賀健一から大きくクロスボールを入れる。林丈統が胸トラップからシュートを放つがオフサイド。
得点が動かないまま前半を終了する。
- 後半15分まで
- 後半スタートから大分が二人交代してきた。立ち上がりから大分は前線に人数をかけてくる。ジュニオール マラニョンのシュートが加賀健一に当たりゴールポストを直撃。危ない場面に集中力を高める声が出る。
3分、船谷圭祐・村井慎二・上田康太を中心に左から起点を作るジュビロだが突破まではいけない。
4分、金崎夢生からセルジーニョへスルーパス、左サイドを突破するもオフサイド。セットすると素早くリスタートし太田吉彰が右から高速ドリブルで突破、中の林丈統へクロスを上げるがDFの足に当たりCKとなる。
6分、山崎雅人の右サイドからのセンタリングをセルジーニョがニアで大井健太郎のスライディングを交わしシュートを放つも松井謙弥がセーブ。
7分、右サイドから太田吉彰と犬塚友輔で突破し、センタリングが逆サイドに流れるが林丈統が追いかけ中央の村井慎二へ繋げる。右足でのシュートはブロックされる。
10分、大分のロングボールを大井健太郎が処理し、落ち着いた守備ラインで決定機は作らせていない。
11分、村井慎二が左サイドで身体とテクニックを使い突破を仕掛けようとするがセンタリングまではいけない。
12分、犬塚友輔が右からドリブルで勝負するが奪われ速攻を受けてしまう。大分の左からクロスボールが上がり山崎雅人が入ってくるが松井謙弥が飛び出しキャッチ。
14分、村井慎二がインターセプトからドリブルで上がり船谷圭祐に当て再びもらうとファーサイドの林丈統へ絶妙なクロス。ヘディングシュートとなるがゴール右に外れてしまう。
ここまで未だゲームが動かない。
- 後半30分まで
- 16分、犬塚友輔が右から中に入り左足シュートを放つとDFに当たり速攻となる。上田康太が一発で交わされ数的不利な状況でピンチとなるがセルジーニョのシュートはGK松井謙弥の正面。
18分、犬塚友輔を下げ菊地直哉を投入。菊地直哉をセンターバックに入れ加賀健一を右へ出す。戦い方は変わらずシステムはそのままだが少し加賀健一と太田吉彰の連携で勝負させる。
19分、右から上田康太が蹴りCKとなる。菊地直哉がニアに飛び込むがクリアされ速攻を受けてしまう。加賀健一が急いで戻りながら攻撃を止める。
21分、菊地直哉から村井慎二へボールが繋がるとフリーで中盤からドリブルで上がる。左にいた太田吉彰へ繋ぎ左サイドから中にフェイントを使い入ってくると右足で直接狙っていくがゴール上を越えてしまう。
22分、左から攻撃しボールを奪われ速攻を喰らいそうになったところで村井慎二が相手を引っ張りイエローカードとなってしまう。
23分、林丈統が下がりボールをキープするとそこに西山哲平が後ろからスライディングしイエローカード。ゲームが少しずつ動き出す。
24分、GK松井謙弥から大井健太郎へ繋ぐボールをミスしてしまう。セルジーニョに奪われピンチとなるが大井健太郎がスライディングでカット。危険なシーンだった。
25分、村井慎二と梅田高志の勝負が左サイドで行われる。中に切り込まれ最後シュートを西山哲平に打たれるが上田康太の身体に当たりCKとなる。
26分、ここでアジウソン監督がルーキー山崎亮平を準備する。林丈統と代わり投入される。初出場に会場が拍手で送り出す。
28分、船谷圭祐から中山雅史へスルーパスが出るとそのまま前を向きペナルティエリア内で三木隆司に倒される。このプレーで一発退場の処分。大分選手が抗議するがPKの判定は変わらない。キッカーは中山雅史。
30分、中山雅史がゴール右隅にしっかり決めるとベンチにいた林丈統のもとに走っていく。今日の昼に林丈統の第2子が出産したことにお祝いしゆりかごをする。スタジアムが歓喜に包まれる。【1-0】
- 後半45分まで
- 31分、菊地直哉がゴール正面の30mの位置でファールをしてしまうと宮沢正史が直接左足で狙っていく。ゴール上を越えるが集中して守りたい時間帯。
34分、右サイドから山崎亮平が突破しセンタリング、中山雅史に合うがワントラップからシュートに行くところで倒される。しかしノーファール。
35分、中山雅史がポストとなりDF二人を引き付ける。山﨑亮平が左から走り出しGKの飛び出しと勝負するがあと一歩のところで引っかかってしまう。
36分、中山雅史がゴール右でボールを受けると振り向きざまダイレクトでシュート!逆サイドへシュートが飛ぶがゴール左に外れてしまう。
37分、山崎亮平と中山雅史でワンツーで突破を仕掛けるがDFにブロックされシュートシーンが作れない。
38分、船谷圭祐がスライディングでイエローカード。大分がセルジーニョに代わりアウグストが入りゲームが動きだす。
39分、船谷圭祐に代わり岡田隆を投入する。岡田隆がボランチに入り上田康太を前に上げる。
41分、右サイドで太田吉彰と加賀健一のコンビネーションで突破。センタリングに中山雅史のボレーシュートとなるがミートせずGK正面。
42分、山崎亮平に縦パスが入ったところでDFを背負い反転。引っ張られたかのように見えたがノーファール。
43分、大分の右からのCKがニアに飛ぶ。岡田隆がクリアしようとしたが足に当たったボールがゴールへ向ってしまう。松井謙弥が防ぐが集中したいところ。
44分、中山雅史が前線で必死にボールへ喰らいつくシーンを見て最後まで引き締めて勝負する。
ロスタイム、上田康太のシュート太田吉彰のシュートと出るがGK正面。速攻からアウグストのシュートシーンも山本康裕・加賀健一が身体で止める。松井謙弥がキャッチした後太田吉彰へスロー、山崎亮平がフリーで待ち飛び出すがオフサイド。もったいないシーンだったが次に繋げる良い勉強となったはず。しっかりボールを繋ぎ菊地直哉がクリアしたところでタイムアップ。若手にとって貴重な1勝となった試合。
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 アジウソン監督
- 前半は、特に中盤のボランチのポジションが悪く、それから相手のクロスが上がってきたときに、人ではなくボールをマークしていた。そういうところを前半終わったときに修正をかけて、後半に臨んだ。上田や山本が前に出たところのポジションがよくなかったが、後半は内容的にもよくなった。そういう中で、後半点を取って勝ちをもぎ取ることができたのは、選手が最後まで集中力を切らさずに踏ん張ってくれたから。それに尽きる。今日、岡田と山崎がデビューしたが、彼らも最初の入りから集中してくれて、内容のあるプレーをしてくれた。そういう若い選手が出てきて力を見せてくれるのは、監督としてはうれしい限り。そういう意味で、今日は若い選手に対しては、非常に満足。
Q. 太田は疲れていたように見えたが、休ませた選手と休ませなかった選手の基準は?
A. 太田も連戦だったので、船谷と組ませたが、(太田本人も)疲れからか自分で抑え気味にやっていたというのがある。それはある程度仕方がない。あれだけずっと出ている選手が、こういう試合でも100%出し切るというのは難しいと思う。その辺は、起用はしたものの、(100%のプレーができなくても)ある程度仕方ないと最初から思っていた。
休ませたというか、ファブリシオは出場停止だし、マルキーニョスもケガだし、成岡もケガで痛みがある。川口と松井を代えた理由は、直近の5試合に出た先発を6人使わなくてはならないと言う(Jリーグの)規定上、五輪代表選手の松井も(直近の5試合に先発した選手として)カウントしてくれるので、松井に出てもらわないといけなかった。カレンは風邪をひいて、ヒデ(秀人)もまだちょっと痛みが残っている。選手を休ませたというよりも、今いるメンバーでベストを組んだと言ったほうが、実はピッタリくる。
Q. 中山のPKでの勝利は、ラッキーだったのか?それとも選手ががんばった成果か?
A. あのPKは決して運だとは思っていない。あそこを使っていけというのは、林にも言っていたし、他の選手にもDFの裏を突いていけと言っていた。中山がその通りに、あの時間帯にあのスペースを使って、一人抜け出した形になったが、あれは中山の経験で、体を相手の中に上手く入れたおかげで、相手のひっかけを誘ってPKになった。それは決して運や誤審ではない。実はあの後もう一つPKのようなプレーがあったが、そこをなぜ取ってもらえなかったのか疑問にも思うが、ともかく1本目は中山の技術。
- 大分トリニータ シャムスカ 監督
- コンバンハ。今日はスタジアムに来たサポーター自体が少なかったのだろうが、その来た人たちには、今日のゲームは楽しんでもらえたと思う。90分戦った内容を見てみれば、素晴らしかったし、うちの選手たちは良くやってくれたと思う。今まで出てなかった選手にとっても、今日のゲームはいいチャンスになったし、その選手たちも、今日のゲームをしっかりとやってくれて、我々にとっては土曜日の柏戦に新しいオプションがまた増えた。
Q. 広島戦に続いて、またPKが明暗を分けたが?
A. 今日の判定は、本当にそのままPK。あれ(前回)と比べるのはよくない。広島戦は、PKでないのにPKでカードも出たが、今回はそれとは違う。1対1の状況で、相手のFWが一足早かったということ。その判定はおかしくない。最終ラインの選手との1対1の駆け引きで、ああいう風になったことはPKで退場でもおかしくないということ。
- 中山 雅史選手
- 非常にモチベーションを保つ部分で難しい試合だったんですけどホームですし、こういう中でもお金を払って来てくれているサポーターたちがいるわけですし、その中でふざけたプレーはできないですし、真剣にひたむきにプレーすることがその方たちへの礼儀だと思いますし、勝って終わることが必要だったので勝ててよかったです。こういうゲームなのでお客さんの数も少ないですし、ボーッとしていたら相手にやられますから、そういうことがないようにうまくやれればと思っていました。この試合は引き分けでもなく、負けでもなく、とにかく勝ちたいという気持ちだけで最後までやっていました。
運動量を多くしないとどうにもならないということを、ハーフタイムにみんなで言って(ピッチに)出ていきました。自分に絡んでくればというところも運動量だと思いますね。パスを出した人ではなく、別の第3の選手が絡んで来てくれれば、もっと前線に動きが出るのではないかと思いました。
チームとしてジャッジの部分でいろいろ疑問に思う部分もあったかもしれないですけど、それに切れたら終わりですし、辛抱強くDF陣もやってくれていたと思いますし、あの時点でレフリーがPKをとってくれたのはありがたかったです。
今季はじめて90分プレーして自分の自信にもなりますし、またこうやって勝利の瞬間をピッチに立っていれたらと思いますので、精進していきたいと思います。
今日は消化試合ですけど、それだけで終わらせたくなかったし、この試合をデビュー戦にする若手もいましたから、しっかり戦わなくてはいけないと思ったし、すごく大事な試合だったと思います。GKが代わって、それでも前の試合に続いて無失点勝利ができたのは大きいと思いますし、これを続けていければと思います。
若い選手はもっともっと元気よくハツラツにやってくれたらいいと思いますし、いろんな部分で考えて動かなければいけないところもあるかと思いますが、こういう経験をしてまた気付ける部分もあると思いますし、それをまた修正することができると思いますので、まず経験することが大事ですからチャンスが巡ってきたという意味で良かったと思います。
Q.ゆりかごパフォーマンスについては?
タケ(林丈統選手)に子供が生まれたのでPKは絶対に外せないと思いました(笑)
タケがいればタケがPKを蹴ってくれたのかもしれませんけど、PKが入った瞬間タケのところへ行ってゆりかごをやってやれてよかったです。
アウェイの鹿島は独特の雰囲気がありますし、いい入りをしたいです。
- 山崎 亮平選手
- 緊張しなかったですけど自分のプレーはあまり出せなかったです。シュートを打っていないので、次はシュートを打てるようにしていきたいです。
中山さんがキープしてくれるので、そのこぼれ球を狙って裏に走れればと思って入りました。
中山さんから良いパスが来たり、最後ヨシくん(太田吉彰選手)からのパスもチャンスがあったんですけど、あそこで決めきれなかったのが残念でした。
自分的にはアピールができたと思わないですけど、チームに貢献できたのがよかったです。
まず第1歩で出場ということができたので、次は得点できるように頑張りたいと思います。
- 林 丈統選手
- 試合のやりにくさはなかったですけど、1人1人の動きの質があまり良くなかったのがゲーム内容でわかると思いますし、その中でも勝てたのが非常に大きなことだと思います。今日の試合へのモチベーションの持ち方が難しい選手がいたかもしれないですけど、僕らにとってはチャンスだったし、非常にモチベーション高く入れました。
Q.ゆりかごパフォーマンスについては?
中山さんにやってもらえて、すごいうれしかったです。
- 岡田 隆選手
- 少し空回りぎみでミスも多くてチームに迷惑をかけてしまったのでその辺は少し悔いが残りますけど、初めてピッチに立って雰囲気を味わえたのはすごく大きかったです。緊張はしなかったですけど、周りが見られず視野が狭い感じになってしまったので、もう少し落ち着いてできれば良かったと思います。
実際にピッチに立って相手のトップレベルの選手たちと対戦できたのですごく良い経験になったと思います。中山さんと同じピッチに立てたということもうれしいですし、これからは少しでもその時間を長くできればと思います。勝利できてうれしいので、これからもっとジュビロの勝利に貢献できるように技術も戦術も磨きをかけて頑張ってきたいです。
- 松井 謙弥選手
- ずっと勝利から遠ざかっていたので、チームで出たときにやはり勝ちたかったので、どんな形でも勝ててよかったと思います。(攻撃のビルドアップについては)中盤が後ろを向いていることが多かったので、なるべく前を向くように声をかけていました。
(岡田選手のオウンゴールを防いだ場面は)ボールが夜露で濡れていたので、来るかなと思ってニアに少し寄せていたのがよかったです。
- 船谷 圭祐選手
- 試合に出られたことは嬉しかったです。前向きでボールを受けたかったので、後ろから(パスを受ける)というよりも、FWに入ったのを落としてもらって受けたかったですけど前半はそれができなかった。後半は相手のペースが落ちてスペースができたし、ボランチが(ボールを)受けられるようになって変わったと思います。後半に入るとき、アジウソン監督からはあまりヨシ君(太田吉彰選手)と右左を変わるなと言われて、それも意識しました。
中山さんへのスルーパスは、中山さんがフリーでここに出せという感じでした。狙い通りです。僕はああいうパスが好きですね。タケさん(林丈統選手)は裏に出るのが好きなので、ボールを持ったときはだいたい裏を狙っていました。でも前半は、FW2人への僕らのサポートが遅かった。そこは直さないといけないと思います。
- 上田 康太選手
- 前半は守備の時間が長くて、自分も(相手の)FWについたりすることが多くて大変だったけれど、そのやり方もボランチのポジションでは慣れていかなければいけない。そのやり方や、DFラインとの受け渡しがわかったというのは、今日の収穫です。ボランチとしては、もっとボールを触ってゲームを作れるようになりたいけど、まだ守備の安定感もないし、今日は効果的な繋ぎもあまりできなかった。少し判断が遅くなっているので、そこをレベルアップしていかないといけないと思います。
- 山本 康裕選手
- Q.久しぶりのトップ戦出場でしたね。
そうですね。やはりこのスタジアムの雰囲気はいいですね。
Q.今日はユースで先輩の上田選手とダブルボランチでしたが、どういうことを意識しましたか?
足をひっぱってしまったと思います。どちらかというと僕が下がり目で、康太君(上田選手)が上がったところのバランスをとったり、僕が上がったときは康太君がバランスをとってくれて、そこはやりやすかったです。ハーフタイムにアジウソン監督から、ボランチ2人のポジショニングが大事になって来ると言われたので、2人で話し合って良いバランスがとれたと思うし、そこでパスを繋げば試合も楽になると思ったので、2人で心がけてやりました。
大分には金崎選手がいて、U-18でも絡んでくる相手だと思うし、そういう意味でも負けたくなかったというのはあります。