2007 J1第32節
試合日時:2007年11月18日(日) 14時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 13,172人
- 13.4% / 45%
- 曇のち晴、弱風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 川上 信夫
- 片山 義継
- 間島 宗一 / 八木 あかね
- 佐藤 隆治
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半20分[得点] | ジュニーニョ | |
田中 誠 | 前半23分[警告] | |
前半41分[得点] | 鄭 大世 | |
中山 雅史(out) → 林 丈統(in) | 後半14分[交代] | |
前田 遼一 | 後半17分[得点] | |
後半22分[交代] | 井川 祐輔(in) ← 久木野 聡(out) | |
後半27分[交代] | 黒津 勝(in) ← 鄭 大世(out) | |
後半32分[得点] | ジュニーニョ | |
マルキーニョス パラナ(out) → 村井 慎二(in) | 後半39分[交代] | |
後半42分[警告] | 井川 祐輔 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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内山 篤 | 監 督 | 関塚 隆 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第32節、残り3試合となった2007Jリーグ。
ホームに川崎フロンターレを向かえての14時キックオフ。
今日のヤマハスタジアムは曇り時々晴れ。冷たい風が吹き肌寒くなってきた。
ピッチコンディションは良好、ラクビートップリーグも行っているだけに少し荒れている箇所もあるが素晴らしいステージが整っている。
サポーターも早くから駆けつけてくれている。本日行われたスウィーツフェスタも10時発売開始から即売れきれとなった。
この試合は両チームのチームカラーがサックルブルーということで水色一色に染まっている。
1時間30分前、両チーム選手が会場入りする。
今節のジュビロはメンバーに困る部分があった。
五輪代表で上田康太・カレン ロバート。ユース代表に山崎亮平。
そして出場停止に茶野隆行・成岡翔。怪我で西紀寛・佐藤洋平らが離脱。更に金曜日、ファブリシオが痛めていた腹部を悪化させ離脱。
メンバー構成に悩むだろうと予想したが内山監督は「全員で同じトレーニングをやっているから問題ない」と話し、今いるメンバーを信頼するコメントを出した。
注目はトップ下の船谷圭祐。西紀寛・成岡翔・上田康太といないポジションで出番が回ってきた。そしてボランチの犬塚友輔も久しぶりの先発。
左に入るパラナが相手の右サイドをどこまで抑え起点を作れるか!?右の太田吉彰のクロスボールから前田遼一・中山雅史が決められるか!?
高さある川崎の守備陣をどう崩すか!?がカギとなる。
川崎のキーマンであるジュニーニョを田中誠・加賀健一・大井健太郎でカバーしながら防いでいく。
残り少なくなってきた戦い、天皇杯へ繋げるためにも一戦一戦が大切となる。
- 前半15分まで
- 小雨が降る中キックオフされる。開始から川崎が左に展開し鄭大世のミドルシュート!田中が身体でブロックしゴールマウスへは飛ばせない。
2分少し落ち着かせたいジュビロはディフェンスラインからボールをゆっくり回す。
3分前田のポストからエンリケ→船谷。しかし、ドリブルでの仕掛けでミスしてしまう。
4分犬塚が高い位置からチェックへ行きボールを奪うとフリーの前田へ繋ぐ。右足シュートを放つがゴール左へ外れてしまう。
5分右からのクロスボールをファーサイドで前田が頭で折り返す。ゴール前中山がフリーでいたが足を滑らせシュートが打てない。
立ち上がりから両チーム決定機を作っている。どちらが決めきれるか!?勝負どころとなるだろう。
7分エンリケのインターセプトからドリブルで押し上がる。右に出た前田へ繋ぎクロスボール!中山に合わずシュートとならない。
10分加賀と太田でワンツー、そこから縦に前田へパス。胸で落とし中山へ。右サイドを駆け上がる太田を使い。センタリングに前田が飛び込むがCKに逃げられる。
11分シュートCKからクロスボールにエンリケが飛び込むが決まらない。決定的なシーンが続く。ここで1点欲しい展開。
しかし、川崎も鄭大世とジュニーニョを起点に個で突破してくる。危険なシーンも作られる。
14分犬塚のオーバラップはレンタル移籍中の河村に防がれる。
15分右サイドでエンリケが倒されFKを得る。キッカーは船谷、しかし高さある川崎のDF陣に弾かれる。
前半から動きそうなゲーム展開。
- 前半30分まで
- 18分川崎のセカンドラインから谷口が飛び出してくる。オフサイドを取るが気をつけたいプレーヤー。
19分犬塚・船谷が中盤で顔を出しボールを動かしていく。
21分ロングボールを処理に行った太田と加賀が連続してクリアミスをしてしまう。その隙を付かれジュニーニョ・鄭大世がコンビネーションからゴール!ミスからの失点。
22分ゴール前で混戦となるとこぼれ球を犬塚がミドルシュート!ゴールマウスに飛ぶが前田に当たり跳ね返される。
24分中盤でエンリケと加賀が空中戦で重なりボールを奪われると速攻からジュニーニョそして鄭大世!田中が足を絡ませファール。イエローカードが出て田中誠、次節出場停止。
25分中村憲剛のFK、壁を越えゴールも超えるがキックの質が怖さがある。
26分速攻から前田が前を向くと中山が早い動き出し。スルーパスのイメージまで出来ていたが通らない。
29分攻守の切り替えが早く、中盤がない展開が続く。
30分再びジュビロが主導権を握るが崩しきるところまではいけない。
- 前半45分まで
- 34分雨は止み日差しも差し込んでくる。ジュビロが攻め、速攻からジュニーニョ・鄭大世・中村憲剛・谷口博之が飛び出してくる展開。
35分太田からのクロスに前田が入るが頭を越えGKがキャッチ。
36分太田が右足ではなく中へ切り込み左足でクロス。中山の頭を越え前田の足元へ跳ぶが左足ボレーがミートしない。
38分右サイドから太田が中へ勝負する。クロスを上げるがDFんび当たる。こぼれたボールを今度はシュート!ゴール左隅へ飛ぶがセーブされ決まらない。中山が詰めるがGKにキャッチされる。
41分中村憲剛がドリブルで上がってくると太田が中へ絞り守備、サイドが空くと使われ折り返しにニア鄭大世が飛び込み失点。田中誠・川口能活も対処することができない。
ゲーム支配率ではジュビロだが、勝負どころでの仕事に差が出てしまう。
44分右からのクロスをファーサイドで前田。折り返しに中山、こぼれ球に船谷!右足でのシュートはゴール左に外れゴールが決まらない。
ロスタイム1分。ゴールラインまで中山がボールを追ったところで前半終了。後半修正すればまだ分からない、しかしバランスと守備が修正できなければまだ失点される可能性もある。後半も楽しみなゲームとなる。若手の進化が問われてくる。
- 後半15分まで
- 交代なしで後半がスタートする。戦術的にどう修正があったのか、どうピッチで表現できるか!?
1分左サイドでパラナがファールをもらいFKを奪う。キッカーは太田、中で大井・エンリケが入るがDFに跳ね返される。
3分犬塚が中央でフリーでドリブル。右に前田が動き出すが左でフリーとなった船谷を使う。ダイレクトで左足シュートを狙っていくがGK正面。再び決定機を外してしまった。
5分中盤で混戦でエンリケと犬塚が挟みに行くが中村憲剛が抜け出し谷口へスルーパス。中に切り込みシュートまで持って行かれる。田中誠・大井健太郎のラインが下がっていくところも気になるところ。
6分右からのクロスを中山雅史が競りに行く。GKの前へダイビングヘッド。しかしボールには届かない。
9分スペースに走り出す中山と箕輪がぶつかり合う。ノーファールではあるがジュビロサポーターからブーイング。
10分相手のミスを狙った加賀が右サイドを突破、しかしラストコントロールが大きくなりDFにカットされる。ここで得たCKも大井が頭で合わせるもゴール左へはずれてしまう。
12分オフサイドぎりぎりで出た船谷から中山へスルーパス。しかしカバーされブロック。
13分ジュビロベンチが動く、林丈統を準備する。交代は中山雅史。チームを鼓舞し林丈統に闘魂を注入しピッチに頭を下げてベンチに戻った。
林丈統と前田遼一のコンビネーションからまず1点を返した。
- 後半30分まで
- 17分右サイド、早いリスタートから加賀が突破。センタリングに前田が足を出す。DFの半歩前で足を伸ばしGKの股を抜けるシュート!1点を返した。
スタジアムバックスタンド裏に大きなはっきりとした綺麗な虹が浮かび上がる。
21分右サイドから犬塚がドリブルで突破しペナルティーエリア内で倒されるがノーファール。この時間となり再びジュビロのリズムになっていく。
23分加賀から一発の縦パス、絶妙なタイミングから林がDFラインの裏へ飛び出す。足を伸ばすが触るのがやっとだった。
25分ボールが動き、人の動き出しも早くなる。左サイドでパラナがボールを受けると前田が動き出し左サイドを崩していく。林がゴール前に動き出すと前田のクロスはミスキックとなりゴール右に外れる。
26分船谷からのスルーパスを林がDFライン裏で受けるとオフサイド。ジュビロのペースが続くこの時間で同点ゴールが欲しいところ。
27分速攻から鄭大世のシュートシーンは大井がスライディングブロック。
28分リズムが悪くなってきた川崎は鄭大世を下げ黒津勝を投入する。
29分パラナがCKを奪うとシュートから船谷→パラナを経由し中央の犬塚へ。ミドルシュートを放つがゴール左へ。優勢に進めるジュビロの時間、ここが勝負となりそうだ。
- 後半45分まで
- 32分中盤でフリーになった河村からジュニーニョへスルーパス。加賀が遅れて対抗するが華麗なステップからゴール右隅に決められ3失点目。
33分中村憲剛からのアウトサイドでのスルーパスを黒津が田中の裏で受けシュートまで持っていく。再び速攻から個人技の川崎サッカーが生きてしまう。
35分右サイドで太田がスピードドリブルから切り返しでクロス。前田が入るがDF陣に身体をブロックされ動けない。林がサポートするがシュートが打てない。
36分村井慎二ベンチで準備する。
37分太田がドリブルで右から中へ入ってくると縦に動き出した前田へパスが出る。ヒールで林を使いシュートを狙うが読まれてしまう。
38分中村憲剛が個人技からループシュートを狙っていくがこれは川口能活がしっかりキャッチ。
39分村井慎二が投入されパラナがアウトする。ポジションチェンジはなくそのまま入る。
40分村井が船谷とパス交換をしながら前へ仕掛けて行く。
42分村井・船谷・林が左サイドで粘り守備で貢献。ファールを奪いFK。太田が蹴りエンリケの頭に合うがゴール上を超えてしまう。
44分大井が最終ラインからロングボール、右サイドを加賀が走るが繋がらない。ロスタイムは3分。
太田が中へ切り返しクロスボールを上げる。前田・林に合わずクリアされる。速攻から田中とジュニーニョの走り合い。スピードでは負けるが落ち着いた対応で死守。
加賀・犬塚らもラインを上げゴールを狙っていく。最後までエンリケがタイトな守備でボールを奪い取る。船谷がボールを受けるが展開できず試合終了、悔しい敗戦。
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 内山 篤 監督
- 新しいメンバーも入り、前後半の入り方は集中していて悪くなかった。最も恐れていたのは(フロンターレが)ビルドアップで攻撃してくるより、逆に速いボールを鄭とかジュニーニョに入れてくること。そこのファーストディフェンスのところをもう少しキチッと対応しなければならない。ジュニーニョにはスペースを与えてしまうとああいう形になってしまい、なかなか修正できなかった。もちろんそこを跳ね返せば自分たちのチャンスになるのだが、その決定機をつくられて、きちっと決められてしまった。その辺がゲーム全体の流れ。前後半通じて、うちの最初のチャンスで点がキチッと決まっていれば、、、まあそれはサッカーではよくあること。
ただ前半の2-0から、後半15分以内にビッグチャンスがあって、船谷のチャンスで追いついていればもう少し流れが変わったかなと、そういう印象も持つが、まあそれは個人の問題も含めて、これからどんどんどんどん修正していかなければならない。勝つゲームをするには、そういうところを抜け目なくゴールしていかなければならない。それを痛感した。
Q. カウンターへの対応に問題があるというのは、ボールを受ける側か、蹴る側か?
A. というより、鄭に入ってきたボールを拾われた。そんなに精度高く蹴ってきているわけではないが、まずひとつには(相手選手に)付きすぎる。やっぱり体をぶつけてくるので、付きすぎることによって、すられてしまったり、そこで置かれたりしてしまう。ジュニーニョに関しては、一人で対応するよりも、カバーも含めてキチンと対応していかなければならない。出てくるボールというよりも、最終ラインのところをキチッとつぶして、自由にさせないということができていれば違った。
Q. 先発出場の中山選手の評価は?
A. ゴンに関しては、当然相手も3バックのラインなので、その背後に動いていこうと。その指示には非常に忠実にやってくれた。それによって、前田のスペースを空けてくれた。あとは前半何度か太田のサイドで1対1で(クロスを)蹴っていたので、あの速いクロスに対して、中山は前に入ってこいと。その辺は強い選手なので。そういう狙いがあった。前田の後半のゴールは、意図的にずっと言ってきたことが結果として出た。こういう高さのある相手に対して、ああいうボールにいかに入っていけるか。その意図を、選手は意識していた。
Q. マルキーニョス・パラナの交代はケガか?
A. 攻撃にかかったときに、左サイドのもう少し深い位置まで入りたかったので、残り10分村井を投入した。ゴール前に相手もかなり固めていたので、もう一度サイドから(攻撃に)行って、ゴール前にボールが入れば、こぼれ球を含めて何かが起こると。
Q. 押し込んだ中で最後の壁を崩すために必要なことは?
A. 一つは個の力も必要。ボール前の壁に入ってきた時に、わずかなスペースを作ってくるコンビネーションも高めていかなければならない。あとは、もう少しミドルレンジからのシュートの必要性を感じる。
- 川崎フロンターレ 関塚 隆 監督
- 勝ち点1差で順位も近いということで、アウェイではあったが、やはりここで我々も勝って順位を一つでも上げなければならない戦い。とにかく勝って帰ろうと、選手は試合に臨んだ。立ち上がりの15-20分、中山選手を先頭に、本当にジュビロさんも前向きに圧力をかけて、2,3危ない場面もあったが、そこをしのいで先制点を取れたのが、自分たちの試合運びに持ってこられた理由。いい形で前半2点とれたが、後半は次の1点が勝負であると(思っていた)。ジュビロさんの試合巧者というか、一瞬の隙で得点に結びつける力は素晴らしいものがあるので、その辺で2-1にされて、危ない場面もあったが、3点目の追加点をとれて、我々の形に持ってこられた。選手が最後まで難しいゲームを戦い、勝ちに持ってこられたなと思う。サポーターも多く来ていただいて、我々を後押ししてくれた。残り2試合しっかりと戦って、少しでも順位を上に上げられるように戦っていきたい。
- 前田 遼一選手
- 川崎は少ないチャンスをモノにして、僕自身ははずしてしまったので、そこで差が出たかなと思います。
チャンスはあったのでシュートを入れること。残り全部勝つつもりでやりたいです。
- 川口 能活選手
- 試合の主導権は握っていたと思いますけど、守備において球際の厳しさがなくて相手に好きなようにやられてしまった。もちろんチャンスで決められなかったことも敗因ですけど、守備の球際での厳しさが足りなかったことも敗因だと思います。
後半のはじめの15分20分くらいは良い時間で流れるような攻撃ができていましたけど、そこで同点にしていれば、流れは自分たちの方に来たとは思います。あの時間帯で決定的なシュートを何本か外して、相手に3点目を簡単にやられてしまって、球際での厳しさがないと今日のような試合展開になってしまうと思います。
もう一度我に返って、自分たちに何が足りないか、そしてトレーニングから自分たちを向上させて身につけていくんだという気持ちを胸に刻んで、日々のトレーニングから気持ちを高めてからゲームに臨んでいくべきだと思います。
- 中山 雅史選手
- やはり精度の違いというか決定力の違いが点差に現れてしまったのかなと。ただ、チームとしてポーンとやられた感じがしてフラストレーションが溜まる試合で、良い感じで試合ができていたと思いますけど、試合を左右するのはシュートが入るか入らないかということになるので、自分たちの未熟な部分を鍛えていかないといけないと感じました。
前半の良い時は押し上げも早いし、球際も厳しく行けていた。それを長くしないといけないし、逆襲はミスから生まれているので、そのミスを無くすことがこのチームを勝利に近づけられるのではないかなと思いますね。各々が力を精一杯出そうというところは出ていたし、それがもっと多く出て熟成されていければ。あと、みんながバラバラなことではなく、もっと共通意識を高めることが必要ですね。
2トップについては、自分は裏を狙ってDFを引っ張る。そして、空いたスペースで、中盤なり前田なりしっかりキープして次に繋ぐという感じではやっていました。でも、自分が出たタイミングになかなかパスが出てこないというか、気がついてもらえないというのがあった。僕自身もパサーのタイミングを見計らうことも必要だし、やはりそこもイメージの共有ですよね。そこを上げていければと思います
今日は自分の中でボールに関わった時間が短かった気がして、走っていただけで終わってしまったような感じがします。パスの引き出し方などもっともっと質を上げていかないといけないと思います。
- 犬塚 友輔選手
- 前半はわりとジュビロのペースで試合を運べることができましたが、後半はスペースを開けてしまってカウンターでやられてしまったので、そこを早めに潰したかったです。
練習で言われていることをそのまま出そうと思っていました。エンリケとは、どちらかが攻撃的、守備的ということではなく、お互いに両方をバランスよくやろうと思いました。
うまく潰せるところもあってそれはよかったけど、ミスもありました。慌てなくていい場面で慌てた場面があったので気をつけたいです。
とくに試合の最後の方の流れが悪いときに、もっとボランチで受けてそこから展開したかった。サイドに散らしたり中央突破をしたり、ロングボールをあげるということがもっとできたらよかった。
川崎のカウンターに対しては、相手FWにボールが当てられたときに、DFと僕らが挟み込んで潰すのと、ハーフライン付近でもっと潰せたらよかったです。
1試合1試合、ジュビロのサッカーの完成度を高めていけるように頑張ります。
- 船谷 圭祐選手
- (スタメンで)チャンスだったので、積極的にいこうと思っていました。
右はヨシくん(太田選手)が1対1で勝てていたので、寄るだけではなく離れて1対1にさせて、自分は左から行こうと意識したところもあります。
カワムさん(河村選手)は体が強かったです。最初はカワムさんの1ボランチでしたけど、途中から2人っぽくなった感じです。スペースでなるべくボールを多く受けようという意識はありました。良い時間はそういうこともできるかなと。前を向けている時はいいですけど、(敵を)背負っている時にどうするかというのは課題ですね。あと、あそこのポジションでは下がらないで2トップと絡むということも意識していました。
最初の良い時間帯で得点を決められる場面で決めていれば、後ろの人の負担が減ったと思います。自分もチャンスはあったのに決めきれなかったのは悔しいです。決めたかった。前半のシュートは右足でしたけど、トラップが悪かったです。後半のシュートはアウトでまいたらGKは届かないかなと思ったけど、正面にいってしまいました。
消える時間があったので、ずっとボールに絡めるようにしたいです。
気持ち切り替えて、あと2試合と天皇杯も残っているので1日1日を有意義にいきたいです。
- 田中 誠選手
- 試合への入りは悪くなかったですけど、まずジュビロにチャンスがあって、その後相手のチャンスがあってそこで決められて流れが悪くなってしまった。内容的には悪くなかったのでそこが悔やまれるところですけど、(内山監督になって)チームが多少変わっても、できたという感じもあった試合です。
ラインコントロールはしっかりはっきりできたけど、キープ力・プラス逆サイドにふるという展開力は向こうがよかったので、そこがやられてしまったところかなと思います。あと、もう少しパスの出所をおさえないといけない。中村選手とか、やはり嫌らしいところに入ってきたので、彼のスルーパスも怖いし、第一DFとして誰かがいかないと厳しい時がありました。今日は真ん中が多少空いてしまったんですけど、犬塚がすごく頑張ってくれていて相手を消していました。
ジュニーニョにボールが入った時に、挟み込むことがもっとできればよかった。やはりスピードに乗らせると怖いので、止めようという意識で僕らはジュニーニョの前に入るんだけど、そこで戻ったところで挟む守備ができればよかったけど。そこからトントンと展開されてしまったというのがありますので、そこのところでもう少し取りたかったです。
- 加賀 健一選手
- 今日は、前半の相手の1点目、ヘディングで前に出ようとして、自分のトラップミスで失点に繋がっているのが、自分の中で今日の試合をぶち壊してしまったかなという感じがあるので反省です。あのミスから失点され、その流れでいってしまったので、もう少し集中してやらないといけないと反省しました。
ジュニーニョに対しては、簡単に飛び込まないことと、カバーをすることを意識しました。ジュニーニョへのパスのコースが限定されている時にはインターセプトを狙えるけど、楔や長いボールも両方蹴られるという状況だと難しかった。楔が入るのはある程度は仕方がないというのは自分の中ではあって、ファーストタッチの瞬間が狙い目で、そこで寄せるということしかできなかった。
後半は0―2で負けていて、最初に点を取らないと追いつけないので攻めの意識を強めました。アシストはエンリケから良いボールが来たし、あの形は狙っていた通りにできたと思います。
相手の3点目は、ジュニーニョだからやはり速いという考えがあって、中に切り返されるのが怖かったけど、もう1歩2歩寄せていたらコースは消せていたかもしれません。
後半はチームは相手に3点目が入るまでは良い形でいけたと思います。1点取れて同点にもできるという感じはあったけど、ああいうところで個人で打開きるところは相手が上だった感じです。