2007 J1第31節
試合日時:2007年11月10日(土) 16時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 豊田スタジアム
- 17,529人
- 18.7℃ / 65%
- 曇 / 無風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 森津 陽太郎
- 家本 政明
- 宮島 一代/相葉 忠臣
- 野田 祐樹
- 渡邉 輝久
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
渡邊 圭二(out) → 津田 知宏(in) | 前半31分[交代] | |
後半0分[交代] | 成岡 翔(in) ← ファブリシオ(out) | |
後半9分[警告] | カレン ロバート | |
後半9分[警告] | 茶野 隆行 | |
後半13分[累積警告/退場] | 茶野 隆行→ | |
後半16分[交代] | 大井 健太郎(in) ← カレン ロバート(out) | |
米山 篤志(out) → 杉本 恵太(in) | 後半24分[交代] | |
玉田 圭司(out) → 山口 慶(in) | 後半37分[交代] | |
後半41分[警告] | 成岡 翔 | |
後半43分[交代] | 林 丈統(in) ← 太田 吉彰(out) | |
後半44分[警告] | 大井 健太郎 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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フェルフォーセン | 監 督 | 内山 篤 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第31節、残り4試合となった2007Jリーグ。天皇杯もスタートし先週は順天堂大学に6-1と大勝したジュビロ。
Jリーグラストスパートへアウェイ名古屋との一戦が豊田スタジアムで16時キックされる。
天候は曇り、心配されていた雨は今のところ降ってこない。
ピッチコンディションはキレイな芝が広がるが地面が少し固い感じもするだけにウォーミングアップで確かめておきたいところ。
磐田から豊田まで車で約1時間ということでアウェイとはいえ多くのサポーターが駆けつけてくれている。
東海ダービーとして負けられない相手、名古屋には藤田俊哉もいるだけに結果だけでなく内容への期待も多くある。
ジュビロのスタメンは、GK川口能活が復活しDFは田中誠を中心に加賀健一と茶野隆行がストッパーに入る。MFファブリシオとエンリケがボランチに入り、右に太田吉彰・左にマルキーニョス パラナ。そして肩の脱臼で離脱中の西紀寛に代わりトップ下には上田康太が入る。
2トップは日本代表・前田遼一と五輪代表のカレン ロバート。
ゴールという分かりやすい結果が必要なストライカーというポジション。今日もどんな展開から生まれるか楽しみだ。
スタジアム内では中山雅史×藤田俊哉のフォト展示館も設置されこの一戦を盛り上げている。
名古屋は本田圭佑と金正友が出場停止ということでどう動いてくるか!?見所となっている。攻守に波のある今年の名古屋、どんな試合になるかふたを開けてみなければ分からない部分も多いが大事な先取点をどうしても奪いたいところ。
スタートからの駆け引きで優勢に進められれば今日もサックスブルーの歓喜に包まれるだろう。藤田俊哉率いる名古屋に負けてはならない。
- 前半15分まで
- 名古屋ボールでキックオフ、藤田と玉田がボールを触る。
藤田→中村→渡邊と右へ展開しCKを奪う。1分左から名古屋のCK。エンリケがクリアし一度ラインを上げる。クロスボールにヨンセンと茶野が競り合う。
2分渡邊のスピードあるオーバーラップを加賀がチェックに行きカバーリングにファブリシオが入りボールを奪う。速攻を仕掛けるが太田が足を痛め倒れこんでしまう。
4分左のパラナからカレンを経由しピッチに戻った太田へ展開。クロスボールを上げるが中の前田には繋がらない。
5分ファブリシオが倒され得たFKを素早く始め右の太田へ。センタリングを上げるがニアサイドで楢﨑にキャッチされてしまう。
6分ラインが揃ってしまったDFラインの裏をヨンセンに狙われる。スルーパスをい通され角度のないところからシュートを打たれるが川口が弾く。
10分玉田のミドルシュート!ゴール左に外れるがもう少しチェックに行きたいところ。
ここまでは両チーム様子を見るシーンが多い。名古屋やヨンセンのポストを使い勝負する。
11分阿部がDFラインからドリブルで仕掛けて来る。玉田とワンツーから突破を仕掛けるが茶野ががっちりブロック。速攻へと切り替える。ファブリシオから左のパラナ・上田の動きを見て前田へ繋ぐ。ドリブルでペナルティエリア内に入り込むが二人にブロックされ起点を作れない。
14分前田とカレンが前線から追いプレッシャーをかけていく。徐々にバランスが取れてくる中盤、そろそろ仕掛ける動きが欲しいところ。
15分藤田が中盤から前線へ抜ける動きが目立ってくる。中盤が付くのか守備ラインへ受け渡すのか!?注意したいところ。
- 前半30分まで
- 17分上田が前を向いてドリブルを開始したところで厳しいチェックを受け倒される。
19分前田が右サイドでボールを受けると太田が縦に走り出す。タイミング良く飛び出したがセンタリングを上げられない。
21分左から起点を作られ最後や中央で吉村にミドルシュートを打たれてしまう。川口の正面だったが打たせてはいけないエリア。注意したい。
22分中盤でファブリシオが引っ張られたかに見えたが主審は笛を吹かない。そのままゲームは流れ左に出た玉田からクロス。茶野とヨンセンが競り合いクリアするが危ない場面だった。
24分中盤で嫌な取られ方をすると玉田から渡邊へスルーパス。遅れて加賀がチェックに行くがゴール左隅に打たれる。しかし川口のファインセーブ。
25分ペナルティエリア内で反転しシュートを打たれるがこれも川口のファインセーブ。今日も川口に助けられている。
26分名古屋が左サイドから渡邊が駆け上がる。センタリングを上げに行ったところで加賀が強烈なスライディングタックルを仕掛ける。相手はそのまま足首を押さえピッチ外で治療に入る。
28分右から太田のクロス、ファーサイドに下がりながら受けた前田がDFの頭を越えたところでワントラップ、ドリブルで入り込みシュートを打ちに行くが足に当たりCK。
29分右からのCK、ジュビロの選手が3人飛び込み最後は茶野が触るがゴール右外へ外れる。
名古屋・渡邊圭二は×サイン。手を押さえピッチを後にする。
30分微妙な判定からジュビロの右CKを得るが決めきれない。ここで負傷の渡邊圭二に代わり津田知宏を投入する。
- 前半45分まで
- 33分エンリケ→カレン→ファブリシオと繋ぎ右の太田へスルーパスを出すがインターセプトされてしまう。決定的なシーンを作れず時間が過ぎていく。
35分右サイドに入った津田から大きなボールでクロスが上がる。GK川口が対応するがヨンセンも飛び込み競り合ってくる。
36分川口がキャッチすると右の太田へスロー、そのまま縦にスピードドリブルで勝負し中の前田・カレンの動きを見る。しかしセンタリングに合わせることができずチャンスを生かせない。
39分名古屋・小川が左サイドを駆け上がるが太田が戻りスライディングカット。CKになるがこれも川口がキャッチし前線へ展開していく。
40分エンリケと前田で縦のワンツーからペナルティエリア内に侵入しようとするが微妙なズレでシュートまで持っていけない。
前半は終始同じようなリズムが続いている。両者切り替えの速さ、縦への勝負が少なく中盤からのクロスや高さを生かそうとする単調な攻撃が目立つ。ボールを回すがリスクを冒すチャレンジが必要だろう。
43分GK川口から左に出たパラナへ、茶野たサポートしそこから一発で最前列へロングキック。しかし誰も動き出せず起点を作れない。
パラナから上田へスローイン、リターンするがそのままタッチラインを割ってしまう。
ハーフタイム、全員で話し合い修正が必要になる。難しいゲーム展開、ベンチワークも見所となる。
- 後半15分まで
- 後半立ち上がりからファブリシオを下げ成岡翔を投入。上田をボランチに下げ成岡をトップ下へ入れた。一人交代することでポジションを二つ変えチーム全体に変化を付ける。
1分カレンが前を向き強引にドリブルで勝負、シュートを放つがDFに当たるとこぼれ球を成岡!これもブロックされてしまう。
2分右の太田からのクロスをファーサイドでフリーになったカレンがヘディングシュート!しかしゴール左へ外れてしまう。
3分左サイドのエリアへロングボールを入れると運動量豊富にカレンは走り起点を作りに行く。少しずつ相手ゴールへ近づき主導権を握れるようになっている。
5分カレンがボールを受けると左のパラナが動き出す。一度当て再びカレンが受けると前田へ縦パスを送る。クリアされると今度は右の太田からクロスボール、これもカレンが頭に当てシュート!積極的なカレンの動きでチャンスを広げる。
7分ミドルレンジでボールを受けたカレンが振り向きバウンドしているボールをシュート!強引ではあるがゴールを意識したプレーが続く。
9分カレンがドリブルで勝負する。ペナルティエリア内に進入したところで倒される。ノーファールの判定に抗議するとイエローカードが出てしまう。
10分玉田のドリブルに茶野がタックルに行くとここもイエローカード。FK、ゴールまで25mの位置から中村が蹴るが壁がブロックそして川口がキャッチする。パラナへスローし速攻を仕掛け左に出た成岡から最後はエンリケのミドルシュート!というシーンを作るがゴールマウスを捕らえられない。
先ほどのイエローカードにより次節茶野とカレンは出場停止。
13分名古屋、右サイド茶野が玉田を倒す。ゲームが続行し続けて藤田をパラナが倒す。ここで一つ前の茶野に対しイエローカードが出ると2枚目で退場となってしまう。
すぐにジュビロベンチはカレンを下げ大井健太郎を準備させる。
- 後半30分まで
- 一人少なくなったジュビロ。急いで守備陣形を整えるがズレが生まれ名古屋にチャンスを作られてしまう。セットプレーからフリーで2度打たれ決定機を作られるが外してくれた。
運はまだある。ここを耐え少ないチャンスをモノにしたいところ。前田の1トップへ成岡がサポートする。
21分名古屋が左から玉田のセンタリングにヨンセンがポスト、小川がフリーでシュートというシーンも川口がしっかり反応しセーブ。
23分サイドをワイドに使い中央に藤田というバランスでボールを回していく。玉田を起点に再び小川がフリーでシュート!ゴール左に外れるが守備が下がりきってしまいプレスにいけない。
24分米山を下げ杉本恵太を投入してくる。名古屋は攻撃陣の人数を増やし勝負にくる。
25分上田から成岡、そしてエンリケと繋ぎ前線への展開を狙うが巧く崩すことはできない。
26分最終ラインの田中から逆サイドへ展開しボールを動かす。しかしパスコースがなく大井を経由しGK川口まで下げる。ロングキックで前田が競り成岡が反応するのが精一杯。
28分杉本のシュートも川口が正面でキャッチ。速攻から右の成岡がアーリークロスを狙うがDFに当たってしまう。
前線に人数がかけられず後ろでマークを付くリズム。前にプレスがかけられず後手後手となっている。
30分前田から太田へ展開しセンタリングに成岡と合わせるが決められない。
- 後半45分まで
- 34分右から上田のクロスに前田!頭で競りこぼれを右足でシュート!
35分左からのCKを太田が蹴り田中が飛び込むがシュートとならない。
太田・成岡・前田が前線で少ないチャンスを生かそうと必死に身体を張り走りまくる。
36分ヨンセンのポストから太田がボールを奪うとそのままドリブルで押し上がる。前田へのパスをカットされるがまだまだゴールへの意欲は弱まらない。
38分左サイドから阿部のクロスにヨンセンの打点の高いヘディングシュート!これもゴールを外れる。
39分守備ラインにボランチの上田・エンリケも吸収され、両サイドの太田・パラナも低い位置でポジションを取っている。名古屋の前がかりの布陣をどう凌ぎどこで勝負するか!?
残り5分となりジュビロベンチは林丈統を準備させる。成岡が空中戦を競り合った際に肘を出したとしイエローカードを受けてしまう。これにより成岡翔も次節出場停止。
42分太田に代え林を投入する。ラスト、FWに入れゴールを狙いに行く。前田が少し下がりボールを受けると林の動き出しを狙う。
44分前田から左に飛び出した林を使いシュート!GKが弾いたところに成岡が詰める。DFに倒されるがノーファール。このプレーに対し大井が主審へ抗議。ここでもイエローカードが出てしまう。
ロスタイム2分、ヨンセンのポストに藤田がボレー!ゴール上を超え助かる。
タイムアップ。0-0ドローという結果も痛いが次節へ向けても不安が残る。
選手、監督コメント
- 内山 篤監督
- まず後半10人になって選手は耐えてがんばってくれたと思います。
前半に関しては、3バックからヨンセン選手をターゲットに入った後のセカンドボールを拾って、そこが攻防になると思ったのですが、奪った後のミスが多いのと、時間が作れない。そこで前線までうまくボールが入らない分シュートまでいけないという簡単なミスが多かった。
後半は上田康太をボランチにもってきて、後半の立ち上がりから多少修正はできてきたのですが、退場になってしまい、残り3分林丈統を入れて10人だけどカウンターで得点をとりにいこうとチャンスをつくれた。
選手はタフなゲームを頑張ってくれたと思います。
Q.ファブリシオ→成岡、交代の意図は?
ファブリシオのコンディションの問題もありましたが、時間を作った中で前線も動くという、前半は連動した動きではなかったので、逆にミスも生まれやすい、イージーなパスミスも前半は多かった。
守備の時間が多いので、コンディションが悪く、奪ったあと自分たちの保持する時間にすることはこれからの課題になるし、ポゼッションの時間を高めていきたい。
Q.数的優位を作れなかった理由は?
動くスピードが変わらない、動くタイミングが悪い。同時にイージーなパスが多い。
後半の立ち上がりに関しては手応えを感じていました、退場までは。選手はだいぶ理解できて反応をしてくれている部分では救いだと思っています。でも普段の中でもっと染みこませていかないとという印象は持っています。
Q.次節、多くの選手が出られなくなりましたが?
特別厳しいとは思っていません。
- フェルフォーセン監督
- 今日はまずチームを褒めたい。試合前のモチベーションも高かったですし、全力を尽くして勝ち点3を狙いにいったと思います。監督としてもリスクを冒しました。相手が10人になった後、DFを一人削って若手の吉田と阿部をセンターに置きました。ジュビロのFWは2人とも代表経験者で、一人はオリンピック代表選手だと思いますけど、うまく対応できていたと思います。
チーム全体から勝ちたいという気持ちが伝わってきて、こういう形になりました。
非常に良いサッカーをしたと思いますし、この試合で唯一欠けていたとすれば得点の部分だけだと思います。
2、3点をとる十分なチャンスは作っていたと思いますが、これはいつものように改善点だと思います。
相手の陣地前で賢さを欠いてラストパスの精度・クロス・シュートの精度がよくなかったと思います。
結果には非常に残念ですが、チームの戦い方には非常に満足しています。
- 川口 能活選手
- 立ち上がりからグランパスが主導権を握っていて、僕らのチャンスはなかったですが、後半から勝負を仕掛けようと思った矢先、退場になってしまったので非常に苦しい展開でした。
まずは得点を与えないことを第一に考え、人数が少なくなった時点で精神的にも動揺していますので、チームが崩れずに凌ぐことしか考えていなかったです。残りロスタイム2、3分で、なんとか少ないチャンスで得点をとって勝ちに行こうとしたのですが、なかなかうまくいかなかったです。
非常に難しい状況の中での試合で勝って終われればよかったですけど、勝ち点1をとれたことはよかったと思います。残り試合もう少しチーム力を上げて、今日の試合でもあった細かいミスを無くして、もっと強くなるために1人1人レベルアップしてもっと勝てるチームになれるように頑張っていきたいです。
- カレン ロバート選手
- 後半から自分がやりたいようなサッカーができたし、前半よりは良い形で攻められていたので、そういう時間に得点を決められていれば、いろいろな判定も無かったのかなと思います。
監督もハーフタイムに言っていましたが、イージーなミスが多かったので、ボールを奪っても自分たちのミスでとられてしまうという形になってしまっていた。そこは後半修正できて、後半の序盤は良い形だったと思います。
後半ベンチに下がってからは、守る時間が多くなりましたけど、ディフェンスの人たちが凌いでくれたし、前からもみんな守備を頑張っていたし、個人的には感動したし、みんなに感謝したいです。
- 太田 吉彰選手
- 後半良いクロスも何回かあったので、ああいうところで確実に入ればいいと思います。
次に切り替えていきたいです。監督は誰が出ても同じチームと言っていたので、次はそういうところを見せられれば良いし、結果を残せるようにしっかりやっていきたいと思います。
- 茶野 隆行選手
- 前半は我慢をしていたんですけど・・。どっちつかずの試合展開だったので、勝ちたかったですけど、自分が退場になってしまったのは残念です。
とりあえず、勝ち点1を取れたので、次につながると思いますし、次は自分は出られないですけど、全員一丸となってやるだけなので信じています。
前半は、相手がロングボールで来たというのもあるけど、なるべくDFも押し上げようと意識はしたのですが、セカンドボールが取れずに、トップと中盤の間があき過ぎました。DFラインと中盤はまあまあいいバランスでしたが、前線との間があいてプレスもいけないし、フリーで蹴られてしまっていた。
なるべく、サイドに限定していきたかったです。でも、なんとかゼロに抑えられたのは収穫だと思うし、後半につながっていたと思います。後半の最初のビッグチャンスに取れれば、一番良い試合展開だったかなと思います。
後半は康太(上田選手)が簡単に散らすところは散らすとかして、リズムが出たし、翔(成岡選手)もあいだ間に顔を出して良くなったと思います。
- マルキーニョス・パラナ選手
- 前半については、監督からもハーフタイムに指摘されましたが、ボールがない人の動きが足りなかった。ボール保持者に対してオプションを作るようにと言われましたが、それが全体的にできなかったのが苦戦した一番の原因。動きが少なかったのが問題でした。後半は、自分もタイミングを見計らって前に出ました。チャンスがあれば、積極的に出るように心がけました。
- 成岡 翔選手
- 前半は、ひとつのプレーで終わってしまっていたので、そこは3人目4人目の人が、意識をして動いてボールを引き出していかないと、良い形でボールを回せないと感じていました。
後半にピッチに入る時は、いい守備からいい攻撃に、という意識でした。相手のDFラインもワイドに開いてきたので、そこをケアしながら攻撃するということを言われました。
名古屋のやり方は徹底されていました。長いボールをヨンセンにあわせてこぼれを拾う、DFラインから一人上がって数的優位をつくるというのが徹底されていた。ただ、その怖さというのはさほどないと感じましたが、やはり自分たちが主導権を握って進めるためには、どんどん動いてボールを回すというのが重要なんですけど、組み立ての部分でミスも多かった。それは動きが少ないということに尽きると思います。
10人になってからは、前に起点がないので、下がってもよかったけど、遼一くん(前田選手)が一人では苦しいので、前で起点にもなろうという意識でした。
- 上田 康太選手
- 前半はなかなかうまくボールを自分が受けられなかったのが悔しい。
自分が相手の近くに行ってしまった部分があって、敵にマークされたというのもあるけど、もっとうまいポジションをとらないと、味方もパスを出しにくかったと思います。FWに当たったボールを前向きでもらうという形をつくれたら一番良いと思うんですけど、なかなかうまくいかなかった。前半の最後の方に、僕が少し前の方に出てプレッシャーをかけられるようになったんですけど、最初からそれがやれたらよかった。
FWをあそこまで下げてしまうと、奪ったあと、どうしてもキツイので、あそこの守備の仕方が最初はよくなかったと思います。
ボランチになってからは、ジュビロがボールを持っている時間もそれまで少なかったし、時間をつくる、増やすという気持ちもありました。翔くんに当てて、またもらってというのを増やそうと。サイドでは数的優位がつくりやすかったので、そういうのをやろうと意識しました。
10人になってからは、ボランチのどちらかが出ていかないと攻撃にならないので翔くんが前に出たところのスペースを使おうという意識でした。
内容的にはいい試合ではなかった。厳しいなかで引き分けたのはよかったかもしれないですけど、誰も納得はいっていないです。もっと上を目指してどんな試合でも勝てるようにしていきたいと思います。
五輪代表戦は、もう勝つしかないで、強い気持ちを持っていきたいです。