2007 J1第26節
試合日時:2007年09月23日(日) 16時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 15,797人
- 27.0℃/60%
- 曇、弱風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 玉井 朗
- 村上 伸次
- 柴田 正利 / 江角 直樹
- 大塚 晴弘
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
マルキーニョス パラナ | 前半30分[警告] | |
カレン ロバート | 前半39分[得点] | |
後半0分[交代] | 寺田 紳一(in) ← 安田 理大(out) | |
太田 吉彰(out) → エンリケ(in) | 後半13分[交代] | |
後半23分[交代] | 倉田 秋(in) ← 播戸 竜二(out) | |
ファブリシオ(out) → 西 紀寛(in) | 後半31分[交代] | |
後半36分[交代] | 家長 昭博(in) ← 橋本 英郎(out) | |
田中 誠(out) → 大井 健太郎(in) | 後半44分[交代] | |
マルキーニョス パラナ→ | 後半44分[累積警告/退場] | |
後半44分[得点] | バレー | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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内山 篤 | 監 督 | 西野 朗 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 内山ジュビロホームでの初陣。前節、アウェイ大宮にて2-0と勝利した後、更なる進化のため忘れていたジュビロの基本となるパスによるアクションサッカーをトレーニングしてきた。
ホーム・ヤマハに迎え撃つのはJトップクラスの力を持つガンバ大阪。相手に不足は無いこの会場にサックスブルーメンバーが集まった。
本日40歳の誕生日を迎えた中山雅史を先頭に、川口・田中らが並ぶ。この試合をスタジアムで共に戦おうと多くのサポーターも駆けつけてくれている。チケットもあと一歩で完売という売れ行きにサポーターの気持ちも伝わってくる。
ピッチコンディションも夏の猛暑で痛んだ後、職人たちが必死で直しキレイな緑にしてくれている。
後は、選手が結果を残すのみ!前節とほぼ同じスタメンとなっている。打撲で足を痛めた西に代わり前節後半から投入され結果を出した上田が入る。
コンディションを上げているカレンと前田の2トップに両サイドの太田・村井が今日もスタメン。
ボランチにブラジル人コンビ、ファブリシオ&パラナ。
DFが田中をセンターに茶野と加賀が入りコンパクトにプレスをかけていく。
内山ジュビロになり伝統の3-5-2に戻した。ジュビロの歴史、現在いる選手たちの潜在能力を存分に発揮できるよう監督はじめスタッフ一同が考えトレーニングしている。
大事な気持ちでの勝負、そしてトレーニングで積み重ねた戦術でジュビロらしい勝利で歓喜を味わいたい。
中山雅史40歳のゴールも見たい!
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。前田遼一がキャプテンマークを巻き前線へ走っていく。立ち上がり、ガンバ大阪の攻撃。播戸がペナルティエリア内で強引にシュートまで持っていこうとするが田中・茶野がブロック。
2分しっかりゲームを作ろうとガンバの中盤がゆっくりとボールを回しリズムを掴もうとする。
3分ガンバが中央からバレー播戸の動き出しで突破しようとするが加賀がコースを読みカット。速攻からファブリシオ→上田と繋ぐがそう簡単には崩せない。
6分前田のポストに当てようと縦に入れる。カレンが動き出し右から太田が走るが巧く崩せない。
7分ガンバの中盤からのクロスボール、DFラインの裏へ出たパスにはGK川口がカバーリング。ジュビロの守備陣も集中している。
8分ガンバ左サイドからのCK、遠藤が蹴りファーサイドのバレーに合わせるが触らせない。
8分ジュビロの守備陣の守りから速攻のような形が続き、カレンがシジクレイの裏を狙っていくがクロスボールを頭に当てるのがやっと。
10分中盤でボールがこぼれるとバレーがミドルレンジから強烈なシュート!ゴールを大きく超えるがフリーで打たせたくない。
11分ゴール右から茶野を振り切りバレーがシュートを放つがGK川口がコースを消し外に外れる。
13分左サイドで上田が粘り村井・前田・上田と絡むが突破までは行かない。
14分左からのCKを奪い、ショートで上田から村井へ。クロスボールにファーサイド茶野が頭で折り返しカレンが合わせにいくがシュートにはならない。
15分今度は右からのCK、上田がファーサイドへ蹴り田中へ合わせていくがガンバの高さに弾かれる。
- 前半30分まで
- 18分ガンバの左サイド、安田がスペースへ走り出す。太田がプレス、加賀がカバーしセンタリングも上げさせない。
20分ファブリシオが右の太田と連携しクロスボールを上げるがガンバ大阪の守備陣系は変わらずブロックされる。
21分安田がゴールラインまで突破してくるがここは太田がカバー。防ぐことは出来ているが太田が守備にパワーを取られてしまっているのが気になる。
22分二川の縦への突破へはファブリシオが対応。GK川口がキャッチするとすぐにファブリシオから速攻へ。
25分ファブリシオが足を痛め一度外に出て治療する。その間にガンバに攻撃され明神のミドルがゴール左へ飛ぶ。ゴールマウスには飛ばないがこの位置からのシュートにもケアが必要だ。
27分加賀の太田へのビルドアップを奪われるとクロスから逆サイドに展開されペナルティエリア内の播戸へ繋がれる。サポートに入った遠藤のシュートまで持っていかれるがゴールマウス左へ外れる。
28分少し下がってボールを受けた前田が振り向きミドルレンジから右足シュート!ゴールを大きく超える。
29分ガンバの速攻を茶野が2度に渡り身体を張りセーブ。
30分ガンバの起点となるバレーへ加賀・茶野が厳しくプレスをかけ自由にさせない。
- 前半45分まで
- 31分カレンが中央で起点となると太田の前にスペースへパス。角度はないがゴールへ向かい得意のシュートを放つがGKに防がれる。
32分安田の突破、ワンツーから深い位置へ抜け出すと太田そして加賀がカバー。ここはどうしても潰したい位置。
34分速攻からファブリシオが右サイドを一人で突破する。ペナルティエリア内へ入ったところでスライディングに引っかかるがCKを奪った。
上田が蹴ったCK、ファーサイドで前田がジャンプ!その裏を茶野がダイビングヘッドへ身体を投げ出すが決まらない。
36分攻守の切り替えだが早くなってきた時間帯。両チーム共にゴールへの意識が高まりシュートまで行くようになってくる。逆にDF陣も両者厳しく守備。
38分左から遠藤のCKを川口がキャッチするとパラナへ繋ぎ速攻へ。最後は前田のミドルシュートという形になるがGK藤ヶ谷にキャッチされる。
39分、右サイドでボールを受けたカレンがシジクレイを背負い太田のサポートを見た。しかし選んだのはゴールへの勝負!スピードでシジクレイを交わし角度のないところからゴール上へ強烈なシュートを突き刺した!先制点はジュビロ磐田。
カレンがゴール後、ユニフォームのエンブレムへキス。そして選手たちがベンチへ駆け寄り誕生日の中山雅史へ駆け寄り誕生日を祝福した。
43分播戸・バレーとストライカーたちがペナルティエリア内で高さと強引さで勝負してくる。加賀・茶野そして田中がぎりぎりで死守。GK川口も含め耐えている。ここで前半終了。まだまだ後半終了までわからないが気持ちの入ったゲームとなっている。
- 後半15分まで
- 後半スタートから左サイドバックの安田理大に代え寺田紳一を投入してきた。ジュビロの交代なし。
ガンバの布陣は橋本を左サイドバックへ入れ、寺田が中盤に入る。システムはそのまま、ジュビロの右サイドをケアしてきた。
2分ロングボールで前田へ、しかし前田のポストという形はかなり研究されている。
4分ガンバの右からの攻撃、寺田・加地と仕掛けてくるとクロスにバレー!しかしパラナが跳ね返す。
5分二川のミドル。6分右CKに山口のヘディングと決定機を作られるが川口を中心にDF陣がスーパーセーブで得点を許さない。
7分も加地からクロスにバレーのヘディング!ゴール前の中央部分を加賀・茶野・田中で固め弾く守備が繰り返される。
8分カレンがボールを追い、前田が詰める。GK藤ヶ谷のクリアボールを頭に当てたがボールがゴール右に外れる。その後もカレンがシジクレイとスピード勝負し前線から積極的な姿勢を見せ会場を盛り上げる。
10分カレンの守備からボールを奪うと前田がドリブルで中央から駆け上がる。左の村井へ繋ぎ一度下げるとパラナからファブリシオへ。ワントラップからミドルシュート!ゴール左に外れるがおもしろい展開だった。
13分太田を下げエンリケを投入。エンリケをファブリシオとボランチで組ませ、パラナを右サイドへ。守備のバランスと整える。
14分左で村井がボールを持つとエンリケがオーバーラップ。左サイドを駆け上がり縦へ突破、中へ入り上田とワンツーをすると最後はパラナの強烈ミドル。
15分にはパラナが右からドリブルで上がり中央の上田へ。ワントラップから左足シュートを放つがGKに防がれる。可能性ある攻撃で会場を盛り上げてくれる。追加点が欲しい展開。
- 後半30分まで
- 18分前線のカレン・前田からボールを追い守備が出来ている。両サイドをケアしながら途中投入のエンリケが運動量豊富にプレスをかける。
20分田中・茶野・加賀が最後の最後でブロック、トップ下の上田も戻り守備へ。この時間帯はどうしても耐えたい。
21分ガンバCKのこぼれ球をバレーと茶野で競り合う。茶野の身体を張った守備も効果的に機能している。
22分ガンバ左からのCKにバレーがニアで合わせてくる。プレスには行っているが単純な高さではなかなか勝てない。注意が必要だ。
24分寺田が村井と1対1、左サイドからクロスを上げられるが中で田中がクリア。しかし危険なシーンが続く、気をつけたい。
25分GK川口がゴールキックを蹴ろうとした際、後ろからガンバサポーターが水をかけフラックで邪魔をした。警備員が詰めかけ緊迫間に包まれる。
28分エンリケがガンバ右サイドの寺田をケアする。加地のオーバーラップは村井が、ガンバの猛攻が続きジュビロベンチが修正の指示を必死に出している。
30分準備するのは西、代わるはファブリシオ。
交代のタイミングを見ている間に前田がペナルティエリア内でDFを股抜きそして倒されるがノーファール。
- 後半45分まで
- 西はトップ下へ、上田がボランチへ下がりゲームをコントロールする。
33分エンリケの守備から西へ繋ぐとカレンへ当て、落としたボールを右に出た前田へ。山口と勝負するが両者倒れボールがこぼれる。
35分下がりきったジュビロだが攻撃の姿勢は忘れない。ロングフィードにカレンがDFと競り勝ちドリブル。西が中でサポートしシュートまでいくがGKがセーブ。狙いは良かったが決めきれない。
36分ここで家長が登場、橋本に代え攻撃的な位置へ入っていく。バレーと家長、それに途中出場に倉田と超攻撃的な布陣。
38分家長のミドルシュートは田中が身体でブロック。前線へパスを出すとカレンが粘りボールを奪い返す。この時間帯になってもジュビロイレブンの気持ちは途切れない。
39分深い位置にバレーが走り出す。田中がケアするが強引な体勢からシュートを打ってくる。ゴールマウスへは撃たれないがバレーの高さと強さは最後の最後まで脅威だ。
40分カレンが前線で強さとテクニック、そして気持ちで勝負している。
41分前田がポストになると上田がオーバーラップ、カレンが中に入り逆サイドの西へスペースを空けるが通らない。
42分ガンバのCK、ゴール前で田中が頭を押さえ倒れこむ。動かせずタンカが出る。時間も考え大井を急いで準備させる。
ロスタイム、バレーの高さ対策へ多いが投入された。中山が準備していたがアクシデントで大井となった分、絶対に負けられない。
ロスタイム5分、右サイドでスローインする際パラナが遅延行為を取られイエローカード!本日2枚目となり退場処分となってしまう。
3分が経過したところだった。バレーの横へのドリブルに対応できずミドルシュートが決まってしまう。最後の最後、耐えられなかった。
ラスト、西・エンリケ・村井・カレン・前田とゴール前に飛び出すが決めきれない。ラスト、遠藤のペナルティエリア内での突破!遠藤が倒れたプレーにノーファール。そしてゲームが終わった。ガンバ大阪選手が主審へ猛抗議、そして両チームサポーターが熱くなり会場が騒然としたまま主審が引き上げていく。勝利は出来なかったが戦えた試合ではあった。今後に繋がる戦い、Jリーグ後半戦サポーターも戦っている。
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 内山 篤 監督
- 選手は一歩ずつ、目指すサッカーに成長しているとは思う。最後は残念な結果だったが、非常に選手自身は意識も高くやってくれたと思うし、次のステップになっていくと思う。
Q. 今日監督がテーマに上げていた「ボールへの規制」、その点の評価は?
A. サイドに同数、もしくはボランチがカバーしてきたときに、もう少し寄せられる場面があった。数的優位に持ってきているがサイドチェンジされるというようなことが、前半から続いてしまって、中を絞って外に出させた時の、チェックのスピード、アプローチのスピード、規制の仕方ということ、また逆に(ボールを)奪う、もしくは簡単にサイドチェンジされないということを、もう少し高めていきたい。もちろんガンバさんのボールの動かし方も上手いので、多少選手も寄せられなかった部分がある。当然それはハードワークしていかなければならないので、コンディションも含めて、これからもっともっと上げていかないと。特にボールサイドで全体が「これくらいでいいや」とかサボる、サボるという言い方はおかしいが、それではうちのサッカーは成り立っていかない。守備に関して、(全員が)11分の1できちっと判断しながらスピードアップしていきたい。そういう課題も出たので、今後つめていきたい。
Q. 太田→エンリケの交代は?
A. 一つは相手が枚数をかけてきた(のが理由)。もちろん橋本選手が左サイドバックに入って、太田をつかまえにきたが、その分、前線での起点はできやすいが、逆に守備に回ったときのバランスが少しずつズレてきたので、パラナを右に持ってきて、エンリケを入れた。
Q. ファブリシオ→西の交代は、トップ下の選手の交代ではなく、ファブリシオの前半のケガが原因か?
A. (ファブリシオは)非常に疲れがあった。少しずつボールサイドにズレてくるところや、相手に付かなければならないところで少しずつ遅れてきて、コンディションも少し落ちてきていた。(今日トップ下でプレーした)上田康太に関しては、コンディション自体は問題なかった。
もう一つは、相手が前がかりになってきた時に、前線にもう一度きちっと起点を作ればチャンスになると思って、西を投入した。
Q. 前節スタメンに復帰して、ここ2試合で2アシスト・1得点のカレン選手の評価は?
A. ポテンシャルの高い選手ということは、僕自身は非常に評価している。あとは動きの質。自分で判断して前を向いたときは強い選手。そういう部分でしばらく迷いがあったが、少しずつ良くなってきていて、やっぱり動きながらプレーすること自体の質は上がってきているので、これから前田とのコンビネーション、他の2トップとのコンビネーション、あとは離れるのかボールサイドに入るのかという判断が少し間違っていることがあるので、その辺も含めて十分改善できていくと思う。(今日の得点は)もう狙い通り。あそこはスペースしか動けないので、当然相手の背後と、アイツのスピードが生きて、シュートもあそこしかなかった。素晴らしい得点。
- ガンバ大阪 西野 朗 監督
- アグレッシブにゲームは進められたとは思うが、こういう結果は想像していなかった。アウェイでジュビロというゲームではあるが、選手全員得点3を目標に戦った。なかなか(ゴールを)割らしてもらえない中で、ガンバのスタイルというのを全員が貫きながら、もぎ取った1点だったとは思う。相手を上回りたい得点力をさらに求めたいと思う。全員が最後までひっくり返す状況に持っていこうとする意欲は、次につながると思う。少しずつ良くなっているとも思うので、まだまだギブアップする段階ではないし、次につなげていきたいゲームとして考えたい。
Q.ハーフタイムコメントで「カウンターを受けすぎている」と言っていたが、前半、相手のボランチに対するプレッシャーが少し甘かったように思うが?
A.戦前のミーティングでも、ジュビロのビルドアップ・中盤での組み立ては、ファブリシオとパラナからボールが入ってくるのがスタート(と言った)。前線でも、あまり深追いして相手の3バックに入るというよりも、多少(ボールを)持たせても、ボランチの2人に対してディフェンスする、そして後ろと連動していく(という形が理想)。全体がスタートポジションを取れていれば、そういう形で遅攻にできて破られることはなかったが、やはりカウンターを受けたときには全体のバランスが悪くて、うちのボランチの前のスペースに彼ら2人に侵入されてカウンターを食らっているので、あの辺はファーストディフェンダーが、うまくファブリシオとパラナに入れていれば、そう簡単には早い攻撃は受けなかったと思う。どうしてもあのスペースを使われて、スピードに乗られた前半だったと思う。
- カレン ロバート選手
- 苦しい時期もありましたけど、やっとチャンスがきて、(先発復帰をして)2試合目でゴールを決められてよかったです。チームが勝てなくて残念なので次は勝ちたいです。
監督から裏を狙えと言われていたのでずっと狙っていたし、得点シーンはスペースがあって1対1で交わせたことが良かったです。
攻撃のコンビネーションとかまだまだやることがあるので、このシステムになって2試合で、まだまだ成長すると思います。
相手が攻撃的に来て、後ろが手薄になっていることをわかっていたので、何回か狙っていて2、3本良いところまで行けたので、あそこで決めきれなかったことと、西くんへのパスがズレたところの精度を上げていきたいです。
ロスタイムが思ったより長かったし、1人抜けたのが痛かったし、そういう経験を今後に生かしてやっていきたいです。
本当は勝てた試合だったので、悔しい部分があります。
- 川口 能活選手
- 90分攻撃的なサッカーをやろうとしたのは、今季はじめてですから、それで最悪逆転負けという結果は逃れたので、それをポジティブに考えて、このサッカーができる技術・体力・精神力を強くしていきたいです。
マコ(田中 誠選手)のところで下がらずに、ペナルティエリアの前で押さえようという意識があったので、持ちこたえられたのかなと思いますけど、ガンバ大阪がさすがだなと思うのは、あの場面で戦い方を変えられますし、ジュビロの今やっているサッカーはガンバのような相手に勝てるサッカーだと思っていますし、このシステムを始めて間もないですから、試合を重ねていくごとに良くなっていくと思いますので、長い目で見ていつかガンバ大阪を倒せるチームになっていればいいと思います。
- 茶野 隆行選手
- 形としてはよくなっているので、あとは決めるところで決めることです。
前半は少しひどくてボールも簡単に失いすぎていたので、簡単に繋げば問題ないところを攻め急いでいた部分もあったと思うので、その辺りはもう少し自分たちのボールにしてうまく相手を走らせるようなサッカーをしないといけないなと思いました。
今日は勝たないといけない試合だったので、次は勝って1つでも上に行けるように修正してやっていきたいです。
- 加賀 健一選手
- ガンバは2トップの背後を狙っていて、バレーはスピードもあるしパワーもあるので、裏に出された時に、どれだけ対応できるかだと思っていましたけど、相手2トップへの対応はそんなに悪くなかった。
チャンスを外してくれたというのもありましたけど、背後を一発でとられないように、ポジショニングをちょっと近目にとるのと、くさびに対してはバレーは体がデカいのでトラップした瞬間が狙い目だと意識してやりました。相手がシステムを変えてきたけど、FW的な選手は入ってこなかったけど、1.5列目系の選手が多くなって、その飛び出しに注意しようと思っていました。ボールを回されてもしっかり守れている手応えはあったのですが・・・。
ヨシ(太田選手)には、攻撃でどんどん絡んで欲しかったので、2トップのケアも大変だけど、あそこのサイドのスペースも自分がしっかりカバーしようと思っていました。あそこも抑えないといけないという意識はありました。ヨシがひいてしまっては、良い形で攻撃につなげられないと思っていました。
- 田中 誠選手
- 後半は相手が3トップにしてきて、どこでボールにいくかわからず、シュートまでいかれてしまうパターンが多かった。
ガンバはいろいろやってきましたけど、自分たちでピッチの中で話しあいながらもっと修正できるようになればいいと思います。
(苦しい時間は)後ろはとにかくやられないように、前で持たれる分にはよしとして、最終的に敵のトップにボールが入った時はしっかりケアしようと。。後ろ3枚はマンツーマンに近い状態だったので、カバーもできない状況のときもあったけど、最後のところで1対1でもしっかり掴もうとやっていました。
練習から役割がはっきりしていたし、やられた部分もあるけど、その中でも、今日はガンバのような強い相手にも自分たちのアクションサッカーができていたところもあった。そのことに自信を持ってやっていきたい。手応えは感じることができた内容だったと思います。
- 太田 吉彰選手
- 守備陣が頑張ってくれていた。最後に1点とられたのは残念です。
あそこでやられたのでは、進歩をしていないということになってしまう。(相手のサイドバックの)安田選手に対しては、守備の受け渡しもしっかりできてたし、自分も攻撃ができていた。あとは自分のセンタリンクの精度の問題。少し上に浮いてしまうことが多かった。修正できると思うのでやっていきたい。
敵がシュートを外してくれたというのもあるけど、茶野さんや加賀がしっかり体を寄せていました。守備の力は発揮できていたと思います。やはり最後が残念です。
コンパクトなサッカーは今日はできていない。相手をつかまえ切れず、ボールを奪っても2~3人しか上がっていないので、間延びして、そこでとられて相手にまた攻められるというのが最後は続いてしまった。ただ、そんなに多く失点しなくなったし、チームは少しずつは進んでいると思います。
- 上田 康太選手
- 真ん中のコースを消されていて、今日はなかなか自分がうまくボールを受けることができなかった。
受けてからも判断があまりよくなかった。(遠藤選手がボランチに下がってからは)遠藤選手がボランチのところから上がっていっていたし、そこは自分がつかないといけないと思っていました。
前でもう少し、コントロールしたり時間をつくれたら、押し上げることもできたと思うし、後ろの選手がもっと楽だったと思います。後ろだけで守るというのは厳しいと思います。中盤で相手をフリーにしてしまったというのはあったと思います。ガンバは、蹴ってきたとしても、ちゃんと裏に走っているところを狙って出ている。適当なパスはひとつもないと感じました。