2007 J1第24節
試合日時:2007年09月01日(土) 19時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- エコパスタジアム
- 33,678人
- 23.8℃/76%
- 曇、無風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 松浦 敏夫
- 柏原 丈二
- 高橋 佳久 / 岡野 尚士
- 佐藤 隆治
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半7分[警告] | 枝村 匠馬 | |
前半28分[交代] | 岩下 敬輔(in) ← 枝村 匠馬(out) | |
犬塚 友輔(out) → 太田 吉彰(in) | 後半0分[交代] | |
西 紀寛(out) → 船谷 圭祐(in) | 後半16分[交代] | |
後半25分[交代] | 岡崎 慎司(in) ← 矢島 卓郎(out) | |
成岡 翔(out) → カレン ロバート(in) | 後半34分[交代] | |
村井 慎二 | 後半44分[警告] | |
後半44分[交代] | 西澤 明訓(in) ← フェルナンジーニョ(out) | |
後半44分[得点] | チョ ジェジン | |
後半44分[警告] | チョ ジェジン | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アジウソン | 監 督 | 長谷川 健太 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2007年ホーム・エコパスタジアムでの静岡ダービーがついに始まる。
今日から9月、夏休み最後という学生の皆さんも多く駆けつけ両チームサポーターもゴール裏を埋め尽くしている。
真夏日という暑さも通り過ぎ秋の香りも漂ってくる。静岡ダービーということで早くからいつも以上に多くのイベントが開催されている。
最寄の愛野駅からスタジアムに向かうと出店が多く並び、静岡名物が並んでいる。スタジアム内では、ウイニングイレブンでの両チームサポーターによる対戦も行われ会場を盛り上げていた。
ピッチコンディションは最高、後は選手たちに素晴らしいゲームを作ってもらうのみ!ゴール量産で大きな歓喜を味わいたい。
今日の試合はファブリシオと上田が出場停止。鈴木・林がケガという状態で行われる。
GKは不動の日本代表守護神・川口。
DFはセンターに大井と田中、右に加賀・左に村井が入った。
MFボランチにエンリケ・パラナ・犬塚。トップ下に成岡。
FW前田・西でスタートする。
ベンチの中山・カレン・太田・船谷・岡田・茶野・佐藤。
ポイントは前田・西・成岡のトライアングルに途中出場のベンチメンバー。そしてパラナ・エンリケの攻撃参加が攻撃のカギ。
守備面は相手のメンバーに合わせた戦術を取っている。
チョジェジン・矢島の2トップはJリーグ内でも高いレベルにあることは知り尽くしている。そこにフェルナンジーニョと藤本が絡む攻撃は簡単には防げない。両サイドバックの攻防もポイントとなるだけにこの試合も先取点が大切となる。
どうゲームへ入れるか!?これだけのサポーターが集まった静岡ダービーで負けるわけにはいかない。時間が近づくにつれ緊張感と緊迫感に包まれてくる。独特の雰囲気でキックオフを待つ。
- 前半15分まで
- 選手入場を前にスカパープレゼンツの花火がピッチを囲った。白く煙に包まれゲームが開始される。
2分右からパラナのクロスボールを西がゴール正面でオーバーヘッド、ミートしないが積極的なプレーで会場を沸かせる。
3分エンリケの横パスを受け犬塚がミドルシュートを放つがゴール上を越える。
5分清水右サイドから枝村がワンツーで仕掛けてくるが村井がしっかりカバーしチャンスを作らせない。
7分枝村が今度は左サイドで出てきたパラナの股間を抜き突破、加賀がカバーしたところで倒れるがシュミレーションで枝村にイエローカードが出る。すぐにジュビロが攻撃し、DFとGKの間にボールが落ちると成岡・西が詰め体勢を崩しながらシュートを放つがゴールを捕らえられない。
9分右から犬塚がドリブルで勝負しセンタリング。相手にぶつけCKを奪う。西が右から蹴るが誰にも合わず速攻を受けてしまう。村井が大きく蹴りボールを切る。
10分右サイドに出た犬塚、加賀を使う。起点を作ると中央に空いた西へ繋ぎミドルシュート!しかしゴールマウスを捕らえられない。
12分パラナからのパスを西がゴール右で受けると頭で折り返し前田に合わせようとする。しかしDFにクリアされシュートまで行けない。
13分枝村が相手右サイドから中に入ってシュートを打ってくる。村井が絞りスライディングでブロック。清水、枝村が起点となっているが村井も攻守共に集中している。
14分右サイドで田中がカット、そこから犬塚へ繋ぐ。パラナに下げ逆サイドでフリーになった西へ。しかしシュートミス。
15分ここまでは両者、リズムのつかみ合い。決定機は作れていない。
- 前半30分まで
- 16分パラナ、17分犬塚から前田の頭目掛けクロスを上げるが単純にゴール前へ上げるだけでは清水DFも高さがあるだけにクリアされてしまう。
18分西と前田で縦のワンツーをするが決まらない。
19分西が右に出てボールを受けると、GKとDFの間に早いクロスを上げる。しかしこれもクリアされる。
20分西から右オーバーラップしてきた加賀を使うとフリーで突破。ドリブルで中に入り早いセンタリングを入れるがDFの足に当たってしまう。
21分前田がGK前でボールを受けるとDF二人に囲まれながらコントロールしシュートを放ちに行くが打ち切れない。
23分大きなサイドチェンジから左の村井へ渡る。相手DFに左足をガードされると中にドリブルし右足でのシュートを放つ。しかしゴールマウスは捕らえられない。
24分一瞬の隙を突き矢島がスピードある飛び出しでDFライン裏へ動き出す。大井が引っ張られながらスライディングタックル。相手に当てマイボールにした。
25分右から犬塚のクロスは中に入る前田に合わない。
26分大井がチョジェジンにカットされピンチとなるが落ち着いて、大井・田中で対応しシュートは打たせない。ジュビロの攻撃は成岡が右サイドから中に入り左足シュートを放つもゴール右に外れる。
27分前田が前線で粘り、右の加賀へ繋ぐとセンタリングに西が粘り最後は成岡のシュート!しかしゴール左へ外れる。
28分早くも清水が選手交代。枝村に代え岩下敬輔を投入してくる。
29分左から村井のクロスに前田が打点の高い頭で飛び込んでくる。ファールとなるがタイミングは良かった。
岩下敬輔は左サイドバックに入り犬塚・加賀をケアしてくるようだ。兵働昭弘が中盤へ上がるがフォーメーションは代わらない。
- 前半45分まで
- 32分成岡からサイドチェンジで左の村井へ繋ぐとトラップで前に運びセンタリング。前田の頭に合わせるがクリアされる。そこに成岡がフォローしにいきワントラップからシュートというシーンだったが少し大きくなりクリアされる。
35分成岡から左の西へパスが渡るとDF二人をキックフェイントで交わし中に入りながら右足シュート!ゴール右ぎりぎりで外れてしまう。
37分清水が矢島をポストに攻めてくるが大井が厳しくプレス。チョジェジンと合わせフェルナンジーニョもここまで起点が作れていない。中盤からの守備、大井・田中・加賀・村井らが集中した守備を見せている。
39分ベンチから飛び出しているアジウソン監督が細かい守備ラインの修正を行っている。
42分西が中盤に下がり守備をする。パラナに繋ぎ成岡→犬塚、センタリングにエンリケが飛び込むが合わない。
43分フェルナンジーニョが右サイドからセンタリング、チョジェジンが待ち構えるが加賀がクリア。
44分清水右サイドでFK、藤本がタイミングをずらし蹴ってくるとチョジェジンが頭で合わせてくる。GK川口が飛び出しブロックするが一瞬集中力が切れた時間だった。
ロスタイムは1分が過ぎ0-0のまま前半終了。
- 後半15分まで
- 後半スタートから犬塚に代え太田を入れてきた。ポジションは右前目、パラナとエンリケの2ボランチに切り替えた。西が左から上がるシーンが多くなる。
2分清水の左からのCK、フェルナンジーニョが蹴るがGK川口がしっかりセーブ。すぐに村井の前にスローする。縦に動いた西が身体を使い突破するがファールで止められる。
4分エンリケが持ち右に太田、左に西と動きパスを出すが通らない。速攻をチョジェジンに合わせてくる清水の攻撃。ここは大井が厳しくプレスする。
5分フェルナンジーニョが個人技で突破してくるが大井がプレス、田中がカバーし奪い取る。
6分加賀から成岡に入った縦パスを合図に太田が右サイドを支配し出すがラストパスが合わず太田が悔しがる。
7分藤本が左サイドから中にドリブル、柔らかい弾道のシュートを放ってくるがGK川口がしっかりキャッチ。
8分フェルナンジーニョのドリブルは田中がブロック、そこから太田の速攻。前田・村井を使うがシュートが打てず再び清水の速攻となる。
9分太田が右サイドをスピードで駆け上がる。DF一人を交わしマイナスボールのクロスを上げる。西がスルーし1列後ろの村井がフリーでシュートを放つがミートせず外れていく。
12分突破口が開けない両チーム、太田が前で仕掛け下がった清水守備ラインを見てエンリケへバックパス。ダイレクトでミドルシュートを放つがゴール上を超えていく。
14分ジュビロが後方でパスを回しリズムを整えている。なかなか動かないゲームを見てアジウソン監督が船谷を準備させる。
- 後半30分まで
- 16分西に代わり船谷を投入。ポジションはそのまま左の前に入る。どんな指示が出されているのか!?どうゲームが動くのか見所だ。
18分右サイドから清水・藤本のFK。ここもGK川口が飛び出しキャッチ、危ない場面は作らせない。
19分フェルナンジーニョが2度ペナルティエリア内でシュート体勢に入るが2度ともエンリケがブロック。クロスボールにチョジェジンが起点になるが大井・田中がブロックし船谷がしっかりボールを拾った。
20分村井からのアーリークロス、成岡・前田に合わないが徐々に清水守備ラインがずれてきている。
21分村井からのクロスが前田の頭を越えて太田へ繋がる。もう一度前田の動き出しに合わせるがクリアされる。
22分パラナ→村井→船谷で左サイドから崩すがセンタリングがゴールラインを割ってしまう。
23分ワンツーからエンリケのミドルシュート!と思いきや成岡へのパスでシュートとならない。
24分船谷のミドルはゴール上を超える。
25分ペナルティエリア内で前田が倒れるがノーファール。
27分太田が右からドリブルで突っかけゴールラインぎりぎりからセンタリング、ファーサイドで成岡が入ってくるがつま先に当たりゴール左に外れてしまう。
続けてのジュビロのチャンスにここでどうにかゴールが欲しいところ。
28分船谷が左からドリブルで突破、太田が右から起点を作るがゴールが生まれない。
29分村井が左からドリブルで突破しセンタリングを上げるが相手DFのダイビングヘッドで前田に繋がらない。
- 後半45分まで
- 32分カレンがベンチでユニフォームになる。最後のカードを切ったアジウソン監督。どうしても勝ちたい試合、勝たなければいけない戦いだ。
33分成岡を下げカレンを投入する。前田・カレンの2トップに太田・船谷が押し上げる布陣。エンリケ・パラナが中盤を構成し村井・加賀が両サイドから上がっていく。守備は田中・大井がゴール前を固め、GK川口が死守する。
36分船谷から中央のカレンへ繋ぎ、前田へ渡す。右からパラナがオーバーラップしチャンスを作る。
37分左の村井へ展開しセンタリングを上げると前田が頭で落としカレンが動き出すがオフサイド。
38分ペナルティエリア内で藤本がキックフェイントからDFを交わし右足シュートを放つ。GK川口がセーブし決定機を防いだ。続けて清水、右からのCKを藤本が蹴りチョジェジンの頭に合わせる。ゴールマウスを外しゴールとならない。
40分ジュビロ右サイドからFK、船谷がセットしニアに蹴るがカレンの頭に合わずそのまま速攻を受けてしまう。右サイドからフェルナンジーニョがシュートフェイントで切り返しシュート!GK川口がセーブしこぼれ球を大井がクリア。危ないシーンにスタジアムがどよめく。
41分太田が中央からミドルシュートを放つがGK西部の正面。
43分右からのCK、船谷が蹴り中央で前田のヘディングシュート!青山を弾き飛ばすパワフルなプレーも決まらない。
44分チョジェジンの右足ミドルシュートがゴール右隅に飛ぶ。GK川口がセーブしCKとなる。藤本が蹴りGK川口が再びパンチング。
ロスタイム2分、ゴール右から藤本のドリブル、DF陣の反応が遅れGK川口が飛び出したところでシュートを打たれるがゴール左に外れた。
大井がドリブルで上がり前田へラストパス、しかしクリアされる。
フェルナンジーニョが村井と1対1となり村井の足が引っかかったところでファール。右サイドからFKとなる。足を痛めたフェルナンジーニョに代わり西澤明訓を入れた。
ラストプレー、藤本が蹴りニアでチョジェジンがダイビングヘッドで飛び込んだ。ゴールネットを揺らされてしまう。
急いでセットし攻撃するがタイムアップ。あまりにも衝撃的な敗戦。選手たちの怒りもそしてサポーターのショックも大きい。
大きな敗戦となった。
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 アジウソン 監督
- 前半は、自分たちの思い通りの展開ができた。2対1の展開もできたし、ボールも持てた。そういう意味では上手くいったが、ラストバス、シュートのフィニッシュのところで欠けていたものがあった。後半はもう少し攻撃力を上げようと、ああいう風に選手を替えた。太田を入れることによって、クロスやオーバーラップの部分がよくなった。ただ残念ながら、最後の時間帯に、不注意から失点してしまい負けてしまったことは非常に残念。
Q. 最後の失点は、不注意だと思うか?
A. ゴール(失点)はいろいろな要因から生まれるもの。不注意、相手の巧さ、またその時間帯になると両チームの選手が疲れきっている。そういうことがあって、あのゴールになったのだと思う。
Q. 上田、ファブリシオがいない中でも、守備はよくなったのでは?
A. 今2人がいないとおっしゃたが、そういうことはよくあること。サッカーの世界では、その試合に1人いない、2人いないと、自分はそういうことを嘆いたり、言い訳にしたりはしない。ただ、ああいうふうにディフェンスがきちんとできていた中で、最後に失点してしまったのは残念。
- 清水エスパルス 長谷川健太 監督
- よく選手たちが最後の最後まで踏ん張って、勝ち点3をものにできたな、と思っている。これも選手たちのがんばりと、サポーターが熱い声援を送ってくれたこと。ダービーで恥ずかしい試合はできないという中で、89分間ジュビロのペースといっても過言ではない試合が進んだが、その中でもきちっと最後のところでゴールを割らせなかった、その強い気持ちが今日の勝利につながったと思う。
試合前半から、児玉のところで兵働を入れて、中2日で、なかなかうまく機能しきれなかった。そこで岩下を入れざるを得なかった。岩下も左サイドバックは不慣れだと思うが、よく対応してくれた。再三きわどいクロスボールがきたが、GK含めて中の選手が、最後のところでよく対応してくれた。辛抱した結果が、最後のFKにつながったのではないかと思う。中2日、中2日のタイトな日程の中で、この試合勝ってこの6連戦を終われたのは大きいと思う。昨シーズンは、ここからなかなか勝ち点を積み上げていけなかった。やっぱりここからが本当の勝負になってくると思うので、2週間、時間があるので準備をして、いい再開の初戦を迎えたいと思う。
Q.なかなか前線で起点を作れず、攻めのリズムを作れなかったが原因は?
A.ジュビロの最終ラインが、前回マリノスにやられたということで、強い気持ちで試合に臨んだのかなと。なかなかくさびをあてても、FWのボールにしても、非常にタイトなマークで簡単にやらせてもらえなかった。そのあたりは、ジュビロのディフェンスのがんばりがあったと思うし、トップ下のフェルナンジーニョのポジションにしても、パラナとエンリケがきちっとマークして、なかなか自由にさせてもらえなかった。攻め込まれて、その後、自分たちの攻撃のチャンスを、なかなかつかむことができなかったので、押し込まれる時間が長くなったのかと思う。
- 犬塚 友輔選手
- いつも通りです。自分のサイドだったら自由に動いていいと言われていた。
前半はスペースもあって比較的自由にプレーできたと思いますが、センタリングが悪かったし、もう少しシンプルに上げるところと、縦や中に切り込む所を混ぜればよかったのかなと思います。
- 加賀 健一選手
- 前の方の選手も守備を頑張ってセカンドボールを拾ってくれていたので、僕らも結構楽な感じでチャンスあったら攻めるスペースも空いていたので前回の試合と比べて、感触はよかったです。
センタリングの精度もありますが、中に人がいない。前田さん一人だけだと、清水の中は強いので簡単にはゴールが入らないし、中に人数をかけないとというのがあります。サイドは人数かけられるのですが、中にはかけられない。
ゴール前の混戦の中での勝負は前田さん一人だけでは厳しい。
やっていることは今日はいいイメージでプレーできていたので、あとは点を取る部分での最後の精度と、人数をかけること、ゴール前に入っていくところです。
- 太田 吉彰選手
- 前半は清水の左サイドが空いていたので、そこで1,2点とれていたらよかったかと思います。
中を固められて、崩し方によっては点を取れたと思いますが、前にあまり人数がいなかった。
ボールはしっかり繋げられてポゼッションはあったのですが、ゴールが入る気配はあまりなかった。
中を固められた相手を崩す工夫が必要です。
- 田中 誠選手
- ニアが空いたとしてもマークが空いていれば相手はフリーではできないので、ちょっとしたブロックをされてチョジェジンがフリーになってしまったのですが、そこは結果論。
最後はバタバタしていたので誰がニアを消すのだとか決まり事はなかったし、最後時間がなくて本当に人につくという感じだったので、ああいう形になってしまいました。
今日はチームとしては良い戦い方ができたと思うし、前半を支配して、後半もそれなりに良い試合ができたと思う。
ただ、そういうところで勝ちきれない。チームの未熟さというのはまだあると思います。
清水は悪いなりにしっかり守って、最後の部分で点を与えないのでジュビロもゴールをこじあけることができなかった。そこの差です。清水は成熟的になっていると思う反面、ジュビロはまだまだ波があると思うし、その中でも最後の精度は攻守にわたって悪いのでまだまだ高めるところはたくさんあると思います。
- 川口 能活選手
- (失点シーンを振り返りながら)FKを含めてもう少しいろいろなパターンで守備の練習をしたほうが良いし、やられているシーンだけの問題ではないのですが、ロスタイムでやられているので、本当に良くない。
ただ、全体的には良いプレーは随所にあったので、それは前向きに捉えてはいいとは思うのですが、結果的には負けです。危機感をもってゲームに臨んでいましたからこういうゲームを続けていくしことですね。
勝つことはもちろん大事ですけど、やはり少しずつ自信を失っていたチームとしてはこういうゲームを続けていって自信を回復していくことですね。
崩せる能力はあるので、焦ってシュートを打つのではなくて、もう少しドリブルをしかけてワンツーとか、はたいた選手が動くとかいろいろアイデアを駆使して点を取りに行く必要はあると思います。同じパターンになってしまうと相手に読まれてしまうので。
- 大井 健太郎選手
- 内容は良かったと思いますけど、結果がついてきてないので良くないし、もちろんどの試合も勝ちたいと思ってやってますけど、今日はダービーなので内容どうこうと言うよりも、結果がついてこなかったのが残念です。
清水のDFがブロックをして引いている感じでした。ボールを持って一発で繋いでサイドからセンタリングというのはありましたけど、センタリングに入る人数が少なかったかなと思います。
くさびをもっと入ればよかったかなと思います。
でも支配というか、カウンターだけではなくなってきているのはまだ良いことだと思います。
横浜F・マリノス戦のように前半良くて後半は全然だめというのではなく、今回は90分を通してゲーム的には良かったと思います。満足ではないですけど。
- 西 紀寛選手
- 少し工夫が足りなかったかもしれないですね。
最後の(FKを与えた)ファウルは後ろから押したわけでもないし、しょうがないと思う。
ニアポストに人がいなかったのが問題。一人いればあそこに蹴ることはなかったし、弾道も高くなった思う。
清水はちゃんと守るという意識があった。すごいコンパクトだったし、自分が一本決めていれば……、練習します。
- 村井 慎二選手
- Q.左サイドからクロスを上げていたが崩せなかったのは?
中の人数が少なかった。前半は少し可能性がありましたけど、後半は前田くん一人で狙っているだけだったのでズレが出てしまったかなと思います。
攻めのパターンが一緒だったので練習でもう少し複数で崩せるような工夫をしないといけませんね。
決めきれない部分が最後失点につながったと思うので、しっかり守らなければいけなかったと思います。