2007 J1第22節
試合日時:2007年08月25日(土) 19時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 12,757人
- 27.8℃、82%
- 晴れ、無風
- 良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 滝 弘之
- 山西 博文
- 下村 昌昭 / 金田 大吉
- 勝又 光司
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
西 紀寛 | 前半13分[警告] | |
成岡 翔 | 前半44分[得点] | |
後半10分[警告] | 秋本 倫孝 | |
前田 遼一 | 後半11分[得点] | |
後半12分[交代] | ラドンチッチ(in) ← 須藤 大輔(out) | |
成岡 翔(out) → 太田 吉彰(in) | 後半13分[交代] | |
犬塚 友輔(out) → 加賀 健一(in) | 後半18分[交代] | |
後半20分[交代] | 山崎 光太郎(in) ← 茂原 岳人(out) | |
後半23分[得点] | 秋本 倫孝 | |
西 紀寛(out) → 村井 慎二(in) | 後半32分[交代] | |
後半35分[交代] | 大西 容平(in) ← 井上 雄幾(out) | |
後半36分[警告] | ラドンチッチ | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アジウソン | 監 督 | 大木 武 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第22節ホーム・ヤマハスタジアムでの19時キックオフとなる甲府戦。
今日は「ゆかたde観戦ナイト!!」と題してイベントを開催している。
ゆかたで観戦に来てくれたサポーターの皆さんにいつも以上に楽しんでもらおうと様々な企画が開催されている。
松井&船谷もゆかたを着てサイン会を行い、特製うちわをプレゼントした。
ナイトゲームということで気温は下がってきている。ピッチコンディションは最高とは言えない。珍しく芝がはげているところがありメインスタンド側のデコボコが少し目立つ。
空は曇り空、湿度も比較的少なくピッチには少し風も入ってくる。
スタメンはGK日本代表から帰ってきた川口。
DF右から犬塚、センターに田中・大井、左に五輪代表から帰ってきた上田。
中盤がエンリケを中央に右にファブリシオ、左にパラナという3ボランチと呼ぶ布陣。トップ下に成岡が入りダイヤモンド型で中盤を構成する。
FWは西と日本代表の試合に水曜日出場した前田の2トップ。アジウソン監督は自信を持ってこのスタメンを送り出すとコメントしている。
太田が外れたことにサポーター・関係者含め多くの人々が驚いた。
しかし、これもポジション争いが激しくなってきた証。決して太田のコンディションが悪いわけではない。
ベンチに座る中山・カレン・加賀・村井・茶野・佐藤も調子を上げている。
対する甲府もベストな布陣だろう。好調の須藤に出場停止から明けた茂原が復帰。そしてジュビロユースで育った藤田が中盤で起点を作る。
もちろんこの試合も先取点がカギとなるが、ゲームに入り方とゲーム運びのポイントとなる3ボランチの出来。
初めてブラジル人3人が組みスタートする。アジウソン監督含め、ブラジル勢へ期待しチーム一丸更にサポーターを含めたホームスタジアムの力を一つのボールに集中させたい。
しっかり結果を残し、Jリーグ後半戦へ良い流れを作りたい。
- 前半15分まで
- 甲府ボールでキックオフ。ジュビロの布陣はエンリケを中央にパラナが左でファブリシオが右という中盤で構成。エンリケがDFラインのカバーもする役割。
1分甲府が前がかりで仕掛けてくるが上田・エンリケ・田中・大井がしっかりブロック。攻撃は左に出た西から前田へクロスボールで起点を作る。
2分甲府の起点左のFW茂原へ犬塚が厳しくプレス。茂原が熱くなりゲームを白熱させる。
3分中盤でファブリシオがアクセントとなり前田・犬塚と右から崩しに行くがシュートまでは行けない。
5分犬塚から大外に飛び出したファブリシオへ、DFを交わし突破するとクロスボールを上げる。成岡がニアに入ってくるがシュートが打てない。
7分中盤で成岡のプレス、ボールを奪うと西が縦に走りこみコーナーからチャンスを作るが抜ききれない。
8分右サイドから甲府のFK、藤田が直接狙ってくるがGK川口がパンチングで弾く。
9分田中からエンリケへの縦パスを奪われピンチとなる。しかし冷静な判断で田中・大井・犬塚が対応し川口がクロスボールをキャッチする。
10分エンリケから前田の前スペースへボールが出る。一度下げ犬塚からクロスを上げるが中に成岡・西には合わずクリアされる。
11分田中から西へ大きなクロスが上がるがオフサイド。
12分甲府が左サイドから再三細かいパスで仕掛けてくると西が戻り茂原へ深いスライディング。ファールとなりイエローカードが出てしまう。
14分甲府のFKを藤田が蹴り、須藤がGK前へ飛び込む。GK川口がパンチングしピンチを脱する。
15分左サイドで西が倒されFK、上田が蹴りファーサイドのエンリケの頭へ!シュートがDFに当たりボールが上に上がると田中がオーバーヘッド。しかしこれも決まらない。
- 前半30分まで
- 17分左サイドから再びFK、上田蹴りゴール中央へ送る。田中・前田が飛び込むがシュートにはならない。
18分右サイドバックの犬塚からの中央へ入れたパスがミスとなる。エンリケが足を伸ばしカバーするが危ない場面。
19分甲府のFK須藤がポストに入り起点を作ろうと動き出す。ここは大井が厳しく潰しにいき自由にさせない。
20分ジュビロ左からのCKを上田が蹴り、1列後ろの成岡へ合わせる。フリーで左足ダイレクトボレーを放つがゴール上を大きく越えてしまう。
22分甲府の右サイドから宇留野に突破を許すとニアに入った須藤がフリーになってしまう。シュートミスに助けられるが大井CKへ逃げ、続けてピンチな場面。
23分右からの甲府CK、秋本が頭で合わせゴール右隅に飛ぶ。GK川口のスーパーセーブ!
24分パラナが相手DFラインの裏へタイミング良く飛び出すと、フリーでドリブル。中を見るとニアに西、ファーに前田がいる。GKとDFの間へ早いボールを入れたがDFの足に当たりボールはゴールポストへ当たり決まらない。
26分甲府の右サイド宇留野からクロスボールに須藤という形。田中がゴール前で対応するが危険なシーンが作られる。気をつけたい形。
28分甲府の速攻、藤田のドリブルから左右に揺さぶられるがゴール前はしっかり対応できていた。
30分ファブリシオが中盤でボールを受けると右に出た犬塚へ、中へドリブルし左足でのシュートを放つがゴールを大きく超えてしまう。
- 前半45分まで
- 31分高くなったジュビロDFラインの裏に須藤が走り出す。フリーで飛び出しGK川口と1対1、ここもスーパーセーブでピンチを防ぐ。
34分甲府の中盤でのパス回し、細かいプレーに対してエンリケ・ファブリシオ・パラナ・成岡が深く激しいタックルでボールを奪いに行く。
35分成岡の巧みな回転トラップから右に出たファブリシオへスルーパス。ゴールへ向かいドリブルし直接シュート!GKの手を弾きボールがゴールラインへ転がるがDFのスーパークリアで決まらない。西がつめたが届かない。
36分には左からのCKをファーサイドでエンリケが粘りシュート!
37分にはDFライン裏に抜け出した前田がフリーでGKと勝負し左足シュートを放つがゴール上を超え決定機を外す。
38分ファブリシオが成岡へ縦にボール入れると成岡がヒールでパラナへ流す。フリーで右の角度のないところからニアサイドを狙いシュートを放つがゴールマウスを捕らえられない。
41分前田がDF二人に挟まれながらジャンプした状態で胸トラップしコントロール。
42分GK川口へのバックパスからキックミスし相手に渡してしまう。須藤を起点にチャンスを作られ甲府の中盤での細かいパス回しが効率的に披露されてしまう。しかしジュビロの中盤もこのサッカーには対応もしてくる。
44分前田が右サイドでボールを持つと反転し縦に走ったファブリシオへ。ニアに入ってきた成岡の前へ鋭いボールを入れるとスライディングシュートがキレイに決まり先制点を奪う。
ロスタイム1分。このまま前半を終了する。流れは悪くないがまだまだ修正箇所は多くある。後半の建て直しも楽しみだ。
- 後半15分まで
- 両チーム選手交代なし、後半も甲府は前半同様の布陣で攻めてくる。須藤のポストを軸に中盤で細かいパスを前にジワジワと上がってくる。
ジュビロもスタートから西が前線で元気に暴れている。1分にはオフサイドになるが2分には右CKを奪いチャンスメイク。
3分田中からスルーパスを受けた西が右45度から右足スライディングシュート!しかしGKのファインセーブでボールはゴールバー直撃。
これで得たCKを左から上田が蹴り中央の前田の頭に合わせるがゴール上を超えてしまう。
5分中盤で成岡が左から右の犬塚へ展開、クロスボールが逆サイドの前田の頭に!しかしDFが戻り先に触られる。
6分成岡が左コーナーエリアから相手を背負いながら交わすとペナルティーエリア内で倒される。しかしノーファール。
8分前田のポストプレーから振り向くとミドルレンジから強烈ミドル。
10分エンリケ→上田→パラナ→大井→犬塚→ファブリシオから再び犬塚で右サイドを突破すると身体を押さえられファールの判定。
11分上田がセットしFK、ファーサイドで前田が頭で合わせ追加点。
12分甲府はラドンチッチが投入される。身長192cm、須藤に代わりFWへ入る。
13分成岡に代わり太田を投入。アジウソン監督も動いた。
14分いきなり太田がミドルシュートを放つ。ボールを持ち前を向くと迷わずシュート!意気込みが感じるプレーだった。
15分エンリケがドリブルで中央へ入ってくるとファブリシオと連携し前田へ繋ぐ。サポーターからは「ヨシアキ」コールが鳴り響く。
- 後半30分まで
- 17分大きな縦パスから太田がDFラインの裏へ走り出しGKと競りに行く。
19分犬塚に代わり加賀を投入する。システムはそのまま、加賀が右サイドへ入る。甲府、藤田のドリブル突破も加賀がスピードで上回りブロック。
20分茂原に代わり山崎を投入する。ここはゲームの勝負所と両ベンチは見ているようだ。
22分エンリケが中盤で攻守に渡り運動量を増やしている。前線の西も起点を作り太田・加賀の途中出場組も積極的に前へ勝負する。
23分甲府、右からのCKを藤田が蹴る。秋本の頭に合ってしまいゴールネットを揺らされる。2-1とされ残り20分と少し。
25分攻められ出したジュビロだが、前線のバランスも崩していない。太田から左サイドの西へ繋ぐ。ファブリシオが前線へ走り出しDFを中に交わすとシュート!GKのファインセーブに決められない。
28分再び速攻から前田がトラップでDFを交わしフリーで前に進む。左サイドから中央の太田へ、そして右のファブリシオへ繋ぎシュートを放つが再びGKに当たってしまう。
29分太田がゴール正面でスライディングで倒されるがノーファール。前田・西・ファブリシオが絡みチャンスを作っているこの時間に追加点が欲しいところ。
30分エンリケから受けたファブリシオが左から中へ入り込み右足シュートを放つがまたもGK正面。
- 後半45分まで
- 32分西を下げ村井を入れる。村井は左サイドバックへ入れ上田康太を中盤に上げる。太田をFWの位置へずらした。
34分右サイドから太田が中にドリブルで入ってくる。逆サイドの前田に強烈なグラウンダーのパスを出すが通らない。
35分エンリケが左から中央へドリブルし右足シュート!DFの足に当たりゴールマウスへ決まらないが可能性を感じるシュートだった。
36分甲府の左サイドからクロスが上がるとニアでラドンチッチが競り合う。GK川口も飛び出すがラドンチッチの手に当たりボールがゴールの中へ。当然イエローカードが出る。
39分甲府左サイドから藤田がFK、ファーサイドで宇留野頭に当てるがGK川口がしっかり見極める。
40分甲府右サイドからのクロスボールにラドンチッチが頭で合わせる。ボールがゴール左隅に飛ぶが川口がファインセーブ。
43分ジュビロDFラインが必死にプレスをかける。加賀から大きくクリアすると前田が身体を使いキープ。
44分ファブリシオの連携ミスから甲府の速攻を受けるが加賀がしっかり対応し身体を張り死守。
ロスタイム3分。大井・パラナ・加賀が激しくボールを奪い合う。ラドンチッチには大井が厳しくプレスしチャンスを作らせない。最後まで集中力を切らせず1点差を守りきった。ホームでのこの勝利は今後に大きな意味を持つ。
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 アジウソン 監督
- 前半は全体的なポジションが低かった。本当はもう少し前でマークさせたかったが、後ろにポジションをとったせいで相手に押し込まれてしまい、カウンターしか攻撃ができなかった。ただそのカウンターがうまくはまって、成岡のゴールでなんとか1点決められた。
後半、全体のポジションを前にして、前にポジションさせ前から守備をさせるよう修正した結果、攻撃面でも守備面でもよくなったと思う。その中で2点だけでなく、勝利を決定付けられるようなチャンスがもっとあったが、そこが決められなかったのは残念。
ただ今日は選手が最後までスピリットを持って闘ってくれた。先週、千葉に負け、そこから立ち直るためにはどうしても勝利が必要だったので、今日の勝利は非常に大事な1勝だったと思う。
Q.攻撃時、ボランチの1人がフリーでボールを持てたが、甲府を研究して3ボランチにしたのか?
A. なぜあの形にしたかというと、まずは後半の失点をなくすため。
甲府の攻撃は、右サイドが上がってくるという特徴がある。そこで今日は西と前田を先発させた。でも先ほども言ったが今日はポジションが少し低かった。相手は非常にボール回しが上手いので、その点で相手のやり方にはまってしまったという感じ。
マルキーニョス・パラナは最初は3ボランチの左だったが、途中で右にまわした。右からの攻撃を仕掛けたかったが、犬塚がなかなか前に出られなかったので、マルキーニョス・パラナを右に回して攻撃参加させることによって、そこから崩していくことを狙った。
Q. このシステムだと、太田吉彰選手に(出場)チャンスがないのでは?
A. それは相手(チーム)によるし、もちろん太田にはこれからもチャンスがある。例えば、今日の試合の中でも、最初の考えでは、途中からトップ下2枚+ボランチ2枚にして、マルキーニョス・パラナを右のサイドバックにすることも考えていた。これからそういうこともありえるし、これから次の相手を分析して、どういうシステムが一番いいのかを考えていく。
- ヴァンフォーレ甲府 大木 武 監督
- 2点先行されて1点は返したが、残念ながら負けという形になった。次、中3日で(試合が)来るので、しっかり準備して次のゲームに臨みたい。
Q. 前半最後のほうで続けざまにチャンスを作られたが、バランスが崩れたのか?
A. 20分過ぎから少しよくなってきたとは思ったのだが、最後またピンチがあった。バランスが崩れたというよりも、前半初めから中盤に問題があった。エンリケが1枚余るような形になり、そこに(ボールが)行ったときにズレが生まれた。そのあたりからやられてしまった。
- 前田 遼一選手
- 代表で少しレベルの高いところでやって、その速い判断をチームでも持続しながらもやって生かせたらいいと思いました。
得点のシーンは康太(上田選手)からすごい良いボールが来て、ヘディングもすごい良いコースに飛んでいったので入って良かったです。
でも、今日の前半にビックチャンスがあったので、決められるところで確実に決めていきたいです。
もっとチームでコミュニケーションをとって、練習からみんなの考えを一致できるようにしたいです。
- エンリケ選手
- 試合の開始から勝利を目指して戦って、頑張りに結果がついてきて勝利に値する良いゲームだったと思います。自分の感触としては、チームメイトを助けようと思ってやって、その中でマークもしっかりできたと思うし、チャンスがあれば前に出て行けたしチームの勝利に貢献できたと思います。自画自賛になってしまいますが、今日は良いプレーができたと思っています。
月曜日からまた練習がありますけど、しっかり次節に向けて良い練習をして、次の試合も難しいゲームになると思いますけど、勝利を目指して連勝していきたいです。
- 上田 康太選手
- (アシストは)前田さんにというよりは、あの辺にという感じでしたけどいい感じで蹴れました。
最後の時間帯は体力的にはきつかったです。僕は2列目に上がっていましたけど、自分が右サイドバックの時に相手の右サイドの選手が上がってきて嫌だったので、その攻め上がりをケアしました。
今日はラインが低くなってしまって、自分たちのサッカーがあまりできなかったので、次の試合は自分たちで仕掛けていけるようにしたいです。
- 大井 健太郎選手
- Q.ラドンチッチ選手については?
1度ターンされて(シュートを)打たれて、そこから対応を変えて、その後はうまく守れたと思います。
体が強くパワフルですし、足元もうまいしシュートも持っている。この前の甲府とのサテライトの試合(8/19)にラドンチッチが出ていて、俊(森下選手)に聞いていて、途中から出てきたら厄介だろうなと思っていました。
でも、見るのは初めてだったので最初はちょっと驚いたけど、まあこういうタイプだろうなと思っていました。危ないところもありましたけど、能活さんに今日はというか今日も助けてもらいました。
次のマリノスは調子が良いですから、気持ちで負けないように、今日は少し足が止まっている時もあったので、足を止めないようにして戦いたいです。
- 田中 誠選手
- Q.終盤はカウンターの応酬になりましたが?
ラドンチッチが入って危ない場面もあったけど、あそこで点を取られなかったのでよかったです。
Q.前の3ボランチとの関係は?
ボランチがボールを持つと攻撃のチャンスは作れる。でも、前に行き過ぎてバランスを崩す時があるので、その辺はコミュニケーションが難しいところもあるけど、遼一(前田選手)も西も声を出して、その辺については今日は話し合いながらできたので、それはよかったと思います。
僕らもボランチをうまく動かすことができたと思います。僕らが出ていった時は、エンリケがバランスをとっていたけど、うまくやってくれたと思います。
今日も課題は出たと思います。次はマリノスなので、もっと厳しい試合になると思います。相手は調子が良いですし、一瞬の隙を見逃さないチームです。ちょっとしたところをしっかりやっていかないといけないと思います。
- 加賀 健一選手
- 失点時のセットプレーは自分のマークだったので、しっかりつかないといけなかった。自分が試合に入ってすぐだったけど、もっとゲームに集中して入らないといけないと感じました。
2-0で自分が入ったときは、ちょっと相手のリズムで、(ジュビロの)足が止まってきたかなという印象はありました。その中で、同サイドのFWをしっかりおさえることと攻撃のサポート、上がったらできるだけクロスまで持っていくことを意識しました。
結果的に逃げ切ることができたけど、相手のリズムの時にもうひと踏ん張りしてボールにプレッシャーをかけてどんどん取りにいかないとダメだなということも感じました。ラドンチッチは健太郎(大井選手)の方に流れていくことが多かったけど、自分が対応した時は体が大きくて簡単に足を入れてしまうと反転されてしまうので、相手がドリブルで出してきたところを狙おうと意識しました。
- 成岡 翔選手
- 前半は右サイドにスペースがあったので、そこをもう少しうまく使えたら、楽にいけたかなと思います。
フォーメーション上、そこが空いていたので僕やファブリなりが入れ替わりながらスペースに良い形で走り込んでいけばもっとチャンスができたし、展開は変わっていたかもしれないです。
攻撃については、今日のフォーメーションは最初にやっていたものだし、選手が入れ替わったけどやろうとしていることはそんなには変わっていない。選手の特徴を掴んで、僕がもっとそれを生かしてあげたいと思います。
甲府は、細かいパス回しをやっていた時もあったけど、怖さはそこまではなかった。
できるだけ良い位置まで下がって自分たちの前で回させてサイドに出させて、という意図が守備にはありました。ああいうパス回しをするチームは真ん中を崩されると一番やっかいなので、できるだけ中を切って外へ出させようとやっていました。