2007 J1第16節
試合日時:2007年06月20日(水) 19時04分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 9,292人
- 23.4℃/82%
- 晴、弱風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 難波 邦雄
- 岡田 正義
- 唐木田 徹/間島 宗一
- 唐紙 学志
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半17分[警告] | 藤本 主税 | |
加賀 健一 | 前半21分[警告] | |
前半30分[交代] | エニウトン(in) ← 吉原 宏太(out) | |
船谷 圭祐(out) → カレン ロバート(in) | 後半0分[交代] | |
村井 慎二(out) → 山本 康裕(in) | 後半0分[交代] | |
山本 康裕 | 後半34分[警告] | |
成岡 翔(out) → 犬塚 友輔(in) | 後半40分[交代] | |
後半41分[交代] | 小林 大悟(in) ← 橋本 早十(out) | |
後半44分[交代] | 若林 学(in) ← レアンドロ(out) | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アジウソン | 監 督 | ロバート | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第16節となる大宮アルディージャ戦。
水曜日の19時キックオフというゲームだがホームスタンドには開門と同時に駆けつけてくれるサポーターが続々と集まる。
この試合は菊地直哉の不祥事という衝撃的な事件以来初めてのホーム試合となる。ようやくホームサポーターの前に選手たちが登場する。
開門と同時に会社スタッフが各ゲートに並びお詫び文を手渡し、一人一人の方々に対して謝罪させて頂いている。
頭を下げて済む問題ではないのは十分承知ですが、会社としてチームとしてまず心から謝罪することが先決だと判断致しました。
被害に遭われた女性へは勿論のこと、ご迷惑・ご心配をお掛けしたサポーターの皆様に対しスタッフ一同から心を込めてお詫び申しあげたいと思っている所存です。
選手たちは先ほど到着しウォーミングアップ前に全選手がピッチに登場する。前節のアウェイでもサポーターの皆様に謝罪をさせて頂いたが、本日ホームスタジアムでも再び全選手・スタッフで挨拶させて頂く。
そして右近社長が謝罪の言葉を述べることとなっている。
スタジアムに来て下さるサポーターの皆様はとても温かく迎えてくれている。当然、不祥事への責任はチームとして会社としてしっかり受け止めなければいけない。
しかし選手がアピールしそうしたサポーターの皆様に恩返しできるのはピッチの中、前節同様気持ちの入った戦いを最後の最後まで行い勝利こそがただ一つの表現となるだろう。
スタメンは、前節と全く同じ。期待は日本代表に選ばれた前田遼一!
そして太田吉彰・川口能活の3人。
川口能活・田中誠・大井健太郎の鉄壁から船谷圭祐・ファブリシオ・上田康太がゲームを作り、右の太田吉彰へ。クロスボールに成岡翔・前田遼一がゴールする展開で今日も勝負したい。
とにかく結果でもなく、内容でもなく、気持ちで勝負するこの試合。
サポーター席にも多くの横断幕が準備されている。
選手・サポーター・チーム・スポンサー・関係者全てが一丸となり今こそ新たな歴史を作っていきたい。
マイナスからかもしれないが、必ずジュビロは輝きを取り戻す。
皆様の心からのご支援・ご声援をほど何卒宜しくお願い致します。
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。いつもとは逆のサイドから攻撃をする。ジュビロホームサポーター席へ向かい攻め、ゴールを狙う。
ゲームキャプテン田中誠を最終ラインに大井健太郎がマーキング。ファブリシオと上田康太がボランチで左に村井慎二、右に加賀健一。
中盤に船谷圭祐・成岡翔・太田吉彰が並び、1トップに前田遼一。
サックスブルーサポーターから大きな大きな応援が響く。
立ち上がりから右の太田吉彰が走り出す。
3分、右サイドで成岡翔が身体を張ったプレーにファウル。ジュビロボールのFKを上田康太と太田吉彰がセット。
上田康太が蹴ったボールはGKの前へ、大井健太郎が飛び込むが触れない。
5分、成岡翔が右サイドで粘り、足を痛め倒れるとこぼれ球を太田吉彰が拾う。クロスボールに前田遼一が飛び込むがDFの頭に当たってしまう。成岡翔は倒れたままで一度ゲームが止まる。治療し立ち上がるが痛めている足が心配だ。
7分、上田康太から縦パスが入ると船谷圭祐がヒールで太田吉彰へ、リズム感のあるダイレクトプレーだったが決まらない。
8分、前田遼一のポストプレーにレアンドロが厳しくプレス。さすがに警戒されている。
10分、村井慎二が左サイドからドリブルし、上田康太に当て前田遼一の動きを見るがオフサイドを取られる。成岡翔が一度外に出て治療する。
11分、加賀健一からアーリークロスで前田遼一の頭を狙うがレアンドロのクリア。好調の大宮ディフェンダーをなかなか崩せない。
13分、上田康太→成岡翔→船谷圭祐→村井慎二と中央から左に繋ぐ。船谷圭祐から前田遼一の足元へ繋ぎトラップで裏を狙うが前田遼一ごとレアンドロに倒される。
15分、大宮が下がった位置から吉原宏太の1トップで速攻を仕掛ける作戦。ジュビロがポゼッションを上げるが最後のところでなかなか崩せない。
- 前半30分まで
- 17分、加賀健一が藤本主税のボールを奪いドリブルで仕掛けたところで倒される。当然ファウルとなり藤本主税にイエローカード。
19分、大宮のCKをクリアすると得意の速攻がスタート。太田吉彰から成岡翔そして左の船谷圭祐に繋がると逆サイドに上がってきた前田遼一がフリーになる。ワントラップから右足ボレーとなるがGKの手に当たりゴール上にボールが外れる。惜しいシーンにサポーターがため息。しかしすぐに「マエダ」コールで盛り上がる。
21分、成岡翔が奪った右からのCK、上田康太が蹴ったボールがニアで跳ね返されると藤本主税→吉原宏太と速攻へ。船谷圭祐が倒され、加賀健一がチェックに行ったところでイエローカードが出る。納得できない判定にスタンドからブーイング。
23分、中盤で悪い取られ方をするとフリーで橋本早十が右からドリブルし、シュートまで持っていかれるが川口能活がセーブ。マークがずれていた箇所を修正したい。
25分、右から太田吉彰が動き出すとサイドチェンジし船谷圭祐にボールが渡る。ファブリシオがサポートするが崩すことができない。
27分、太田吉彰からスルーパスでオーバーラップした加賀健一が裏に走り出す。DFのプレスとGKのカバーで防がれるが積極的なシーンに会場が沸き上がる。
28分、船谷圭祐から村井慎二へのパスがずれ、タッチラインを割ってしまう。
29分、田中誠が藤本主税に対し2度3度とプレス、ボールを奪ったかに見えたが田中誠がファウルを取られる。
30分、早くも大宮が選手交代、吉原宏太に代えエニウトンが投入される。吉原宏太が腿裏を傷めたようだ。
- 前半45分まで
- 33分、ディフェンスラインがボールを持つと成岡翔がタッチラインぎりぎりまでスライディングでボールを追いかける。タッチラインを割ったボールがマイボールと判定される。このプレーにスタンドが沸き上がる。
34分、エニウトンに対し大井健太郎・ファブリシオ・田中誠のプレスが重なってしまう。こぼれたボールを裏に出され加賀健一ひとりが残った状態。急いで守備ラインへ全員が戻る。エニウトンのシュートがゴールポストに当たり、こぼれ球を藤本主税がシュートするが川口能活がスーパーセーブ。何とか失点は避けたが危険なシーン。
38分、船谷圭祐に縦パスが入り胸トラップしようとしたところでレアンドロのバックチャージ。ファウルとなりゴールから25mほどの位置、ゴールから右45度からFK。上田康太・太田吉彰・ファブリシオが立ち直接狙う様子。蹴ったのは上田康太、クロスバー直撃で前田遼一が詰めるが触れない。
40分、空中戦を村井慎二と上田康太で相手と競るとファウルの判定。大宮右サイドからFKを与えてしまう。中で大井健太郎がクリアするが相手のセットプレーは十分注意したい。
41分、大宮のCK、混戦で身体を張りクリアした村井慎二が足を痛め動けない。何とか復帰するが心配だ。
42分、前田遼一の頭上へボールを出すとレアンドロが強烈なヘディングで跳ね返す。
43分、上田康太が中盤で藤本主税のドリブルを奪うと速攻で一度預け、再び上田康太にボールが出る。上田康太は裏にいた前田遼一を察知しスルーするがカットされる。
44分、右サイドで加賀健一が倒されFK、ここは中に上げず下がった位置にいた村井慎二へ繋ぎミドルシュート!ゴール右を鋭い弾道で飛ぶが外れる。
ロスタイム2分。左サイドの村井慎二がダイレクトで前田遼一を狙うがミス。そこから速攻を受けてしまうが最後のところで田中誠がプレスしシュートはゴール上を超える。前半終了し0-0で得点が動かない。大宮の守備に手こずるジュビロ。後半の戦い方に期待したい。
- 後半15分まで
- 後半スタートから船谷圭祐に代えカレン ロバート、村井慎二に代え山本康裕を投入する。
上田康太を左サイドバックへ、そしてカレン ロバートをFWに上げる。太田吉彰と成岡翔が中盤から飛び出す。レアンドロのパワーを警戒して2トップへ切り替えた。
1分、上田康太からカレン ロバートを前に走らせる。前田遼一の周りをカレン ロバートがサポートすることにより前線の連携で勝負する。
3分、藤本主税と加賀健一が1対1の勝負し、一度は奪うがヒールで田中誠へ落としたプレーで再び大宮ボール。
4分、CKで中央エニウトンがフリーでヘディングシュート!ゴール右に外れると川口能活が激怒。マークの確認を大井健太郎・田中誠を中心に行う。
5分、前田遼一がポストプレーからDFの間をドリブルで突破しようと仕掛ける。右に叩き太田吉彰からカレン ロバートへセンタリング。しかしGKに触られCKとなる。
6分、加賀健一が右からドリブルで仕掛け中に入れたボールがずれると大宮の速攻。最後は中央でレアンドロだったが田中誠が何とかカバー。危険な展開が続きなかなかジュビロのリズムが掴めない。
9分、田中誠と加賀健一でボールを回し前に進めない。GK川口能活まで下げ大きく蹴る。前田遼一の頭にカレン ロバートが動き出し単純なプレーでリズムを整えていく。
11分、レアンドロのポストプレーに田中誠がスライディング、ファウルを取られてしまう。
12分、成岡翔にボールが入るがレアンドロにカットされる。すぐに成岡翔が自ら守備に入る。ボールが収まらない、苦戦が続く。
13分、カレン ロバートが左サイドに出ると起点となりヒールで上田康太のオーバーラップを使う。CKを奪い上田康太が蹴る。こぼれ球を最後はファブリシオのシュートとなるがGKがキャッチ。
15分、大宮左サイドの波戸康広からクロスが上がる。小林慶行のボレーとなるがGK川口能活の正面。まだリズムが掴めない。
- 後半30分まで
- 18分、中盤でプレスをかけるが小林慶行の展開力にやられてしまう。右サイドにロングボールを出されると、ファブリシオがカットすることが精一杯。
20分、大宮のクリアボールを太田吉彰が中盤で拾うとそのままドリブル。前田遼一・カレン ロバートが動き出すが自らで勝負する。最後は倒されるがノーファウル。
21分、右の加賀健一にロングボールが入るとヘディングでダイレクトパス。しかし成岡翔の動きとは合わない。
22分、加賀健一が藤本主税と1対1で交わされフリーでクロスを上げられる。中で大井健太郎がマークに付くが触られれば失点という場面。
23分、右から橋本早十がドリブルで勝負し、上田康太が付くがシュートを打たれてしまう。大井健太郎がコースに入りブロック。大宮の下がった位置からの攻撃が優勢となっている。ジュビロはシュートがない。
24分、加賀健一が再び藤本主税に交わされる。縦に行くフリからの中へのドリブルにどうしても引っかかる。
25分、前田遼一がポストになりファブリシオへ繋ぐと左から上田康太が仕掛ける。クロスボールに再び前田遼一の頭となるがシュートとならない。
27分、ファブリシオから右の太田吉彰へ、そして前田遼一が足元と見せかけ裏を狙ったところに絶妙なパスが出る。足を伸ばすがゴールできずCKとなる。
28分、左からのCKをファーサイド前田遼一が高さで勝ち、こぼれ球を成岡翔がボレーするがゴール右へ外れてしまう。
29分、ファブリシオから上田康太へ展開し、クロスボールに前田遼一が飛び込むがファウルとなってしまう。
30分、田中誠・大井健太郎・山本康裕で繋ぎながら結局GK川口能活へ下げる。前へのパスコースが見つからず苦戦する。
- 後半45分まで
- 31分、田中誠がエニウトンにボールを奪われ攻められてしまう。戻りながら落ち着いて守備しCKになるがここもファーサイドから折り返され中で何とかクリアするシーン。
33分、速攻からファブリシオがドリブルで上がるがパスコースがない。
34分、3本連続でCKのチャンス、しかし田中誠のヘディングも繋がらずエニウトンの速攻でピンチとなってしまう。山本康裕が身体を押さえファウルで止めるのがやっと。
36分、ジュビロの速攻からカレン ロバートにボールが入ると太田吉彰を右サイドから走らせる。クロスボールに前田遼一・カレン ロバートと入るがDFの山を越えられない。
38分、成岡翔がミスをカバーしようと低い位置まで戻り身体で守備をする。
39分、斉藤雅人が飛び出したところをマークしきれずシュートを打たれる。GK川口能活がセーブするが危険なシーンが増えていく。
40分、成岡翔に代え犬塚友輔を投入する。右に犬塚友輔が入り太田吉彰を少し高い位置に上げる。
41分、ファブリシオからカレン ロバートへスルーパス。GKが飛び出して来たところを交わし中に折り返すがDFにカバーされ前田遼一は触れない。
42分、ジュビロの攻撃、太田吉彰が右から中に入り山本康裕を使うがここで奪われ速攻を受けてしまう。エニウトンそして途中出場の小林大悟が起点となる。
43分、縦パスに前田遼一が入り、太田吉彰の飛び出しを使うが前に流れてしまう。
44分、右からの上田康太のCK、ここでロスタイム3分と表示。
中で競り、こぼれ球を上田康太・太田吉彰で再びクロス。再びこぼれ球をファブリシオがミドルシュート!しかしGK正面。
ロスタイム1分が過ぎたところでレアンドロが足を痛めタンカで運び出される。大宮は前節ヘディングシュートを決めている若林学を投入。
ラスト、右の犬塚友輔からクロスに太田吉彰がヘディング、GKがキャッチしたことろにカレン ロバートが詰めるが、決められない。
ロングボールに前田遼一が頭で流しカレン ロバートが動く。サポートしたファブリシオが持ったところでタイムアップ。スコアレスドローで終了。
全選手スタッフがピッチに出てきて観客席に挨拶をする。
バックスタンド・ゴール裏・メインスタンド、最後まで応援してくれたサポーターの皆様に全員で頭を下げる。試合の悔しさもあるが不祥事のお詫びを心より謝罪する意味でも全員が整列し頭を下げる。
サポーターの方々からはジュビロコールが鳴り止まない。
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 アジウソン 監督
- 予想したとおりの展開、難しい試合になった。相手が引いてきてマークもきつかったし、そういう面で前半立ち上がりからなかなかチャンスが作れなかった。我々自身も、引き気味になってしまって、なかなか攻撃的になれなかった。それを打開するために、後半最初から2人交代し、布陣を変えて臨んだ。後半は攻撃的にはよくなったものの、それでもなかなかチャンスが作り出せなかったし、少ないチャンスもモノにできず、ゴールも奪えず、最終的に引分けに終わってしまったのは、非常に残念。
Q. シュートに対する思い切りの悪さが目についたが?
A. 特にコーナーキックのとき、相手はラインで引いてくるので、まともに中に放り込んでも無理なので、エリアの外にマイナスのパスを出して、そこからシュートを打てと指示していたのだが、選手が指示通りうまくできなかった。エリアの外からのシュートが少なかった。
Q. パスの息が合わなかった場面があったが?
A. 例えば、中盤でボールを持ったときに、船谷が前へ入り込んで、そこへ攻撃につながるパスを出していけと指示したが、(船谷が)ボールを迎えにいってしまったことがあって、それが作戦通りに行かなかったところ。そういう意味で、船谷を下げたのだが、そういうようなことが目立った。
Q. 3試合ぶりに出場したカレン選手の評価は?
A. カレン個人的には、自分の求めていたプレーをしてくれた。後ろに引き気味になってしまって、前に入りこむのが遅れていたので、カレンを前に張らせて、攻撃を仕掛けていこうと。その通りのことを、カレンはやってくれた。
Q. 今日は選手が「勝たなくてはいけない」という気持ちが強すぎて、焦りが出ていたのでは?
A. 不祥事については、この場をお借りして皆様にもう一度お詫びを申し上げます。少しでもお詫びになることがあるとすれば、それは勝つことしかないわけで、今日もそれを狙っていたが引分けてしまい、応援しに来てくれたサポーターに勝利をプレゼントすることはできなかったのはとても残念。
Q. 大宮のように引かれるチームはやりにくいのでは?
A. 神戸もそうだったが、がっちり引いてくるチームに対しては、まず少ないチャンスをものにして、先制すること。そうすることで、相手も前に出てきてスペースができてくる。まず先制点をこじあけることが必要。
- 大宮アルディージャ ロバート 監督
- 前半はあまりよくなかったと思う。その理由は、自分たち自身にあった。ハーフタイムに選手たちに、「あまりにボールをドリブルで運ぼうとしすぎている。場所も、タイミングも間違っている。」と言った。今日の試合前のミーティングで、ジュビロは、自分たちがボールを簡単に失ったときのカウンターは非常に危険な攻撃の要素を持っていると、選手たちに言った。我々が安易にドリブルしてボールを失って、ジュビロにゴールチャンスを与えてしまった場面があったと思う。「このピッチは素晴らしい。我々にとって最適なピッチだ。これを使わなければならない。ボールを動かせ。ひとりで持たずに、チームとしてのボールポゼッションを高くしろ」と、選手に指示した。ボールが落ち着いて、チームとして保持できるようになって、いい形でエニウトン、橋本、西村がゴール前でフリーの状況を作れて、シュートすることができた。でも橋本は最後の部分でアンラッキーだった。
昨日、記者の方に「明日はどうですか?」と聞かれ、もちろん勝つためにいくと答えたが、今の順位表で5位のジュビロに対して、引分けでも満足しなければいけないとも言った。
吉原は筋肉系の小さなケガをしたので、それが大きくならないようにエニウトンを入れた。
- 前田 遼一選手
- 2連勝していたので、このままの勢いでいこうと試合に臨みました。
前半のはじめに決定的チャンスがあったので、自分が入れていれば流れは変わっていたと思います。僕自身がキープできなかったのでまわりの選手も生きなかったと思います。
切り替えて次の試合に勝てるように頑張りたいです。
- 太田 吉彰選手
- ずっと引いてきた相手をどう崩すかが課題だったのですが、今日もなかなか崩せずに引き分けという結果になっってしまいました。守備の選手がしっかり守ってくれていた分、なんとしても攻撃陣で得点が取りたかったですけど、また次がありますので落ち込んでもいられないので、次の試合にむけて切り替えていきたいです。
前田さんにボールが入った時にサポートの距離が離れていて、近くで受けて1タッチ2タッチで繋いでいければ良かったのですが、そこで少し孤立してしまった場面があってうまく崩せなかったです。なかなか裏にも飛び出せなかったので、足下で繋いで繋いで取られてしまうという展開が続いたのでこういう結果になったと思います。
今日は勝たなければいけない試合を引き分けてしまって、次の川崎フロンターレ戦は絶対勝たないといけないので、自分も(代表本登録メンバーにむけて)アピールしていかないといけないですし、もっと得点に絡まないといけないと思っているので、積極的にやっていきたいです。
- 成岡 翔選手
- (相手の)中盤がしっかりとパスコースを切ってきて、真ん中の前にボールが入らなかったのが苦しかった。
あういう風になったら、もう少し動かないといけない。裏に抜けたり、下がってボールを受けたり、まず相手の中盤のラインを崩さないといけないので、もう少し工夫しないといけなかった。もう少しボールを動かして人も動いて、もう一段階上のレベルでパスまわしをしないと崩せないと思います。攻撃の形も、いまいち崩したというのもなかった。引き分けは不満です。勝ちたかった。次は切り替えて頑張ります。
- 川口 能活選手
- 後ろから見ていてもパスコースを消されていて、もう少し連動した動きが欲しかったですけど動くスペースも大宮の選手が消していましたし、守備がうまくてそこを崩せなかった僕らがもっと精度を上げていかないといけない。
やはり少ないタッチ数でボールが回せないと相手はなかなか崩せないので、タッチ数が多いとどうしても寄せてきてスペースも埋められるので、こういう相手に対してはサイドからの速い攻撃が必要だと思います。
後ろの選手が果たす”0点に抑える”という役割はできたと思いますし、勝てなかったのは悔しいですけど、こういうスピリットを続けていくこと、最後まで戦う姿勢を僕らは貫いていかないといけないです。みんな必死でやっていましたし、ミスが少し多かったですけどその後ミスを補おうとする気持ちもありましたし、とにかくこういう姿勢を継続していくことが大事だと思います。サポーターの方達もこれだけ熱い声援をしてくれていますから、こういう時だからこそ勝ちたかったですし、今日悔しさを味わったのでその気持ちを次にぶつけて行きたいです。
- 田中 誠選手
- 結果的には勝てなかったんですけど、これからの長い戦いでどんどん結果を出して、信頼されるようにしていきたいと思います。
チームの戦いの流れとしては3連敗してから修正して、ああしようこうしようという選手間の話し合いも出ているので、それで甲府戦に勝って自信になっていると思います。後ろは今日は抑えることができたので次の試合も点を取られないように。前の選手は、取れなかったので次は点を取るという気持ちは高いと思います。そういう中で、チームが一つになって戦えば良い結果が出ると思います。
- 犬塚友輔選手
- (ピッチに入ったときの指示は)ファブリシオを真ん中にして、康太(上田選手)を左にして3ボランチにして右から攻めていくということでした。自分は右に張って、どんどん上がって行けと。ラスト5分の出場だったけど、スペースは空いているのでやりにくくはなかった。勝ちたかったですけど、みんなも応援していてくれたし、気持ちが入ったプレーを続けたいです。
- 上田 康太選手
- 今日は相手の守備がけっこう引いていてスペースがなくて、なかなか前にうまくボールを入れられなかった。
やはり少ないボールタッチで動いてやろうとしましたけど、相手も運動量も多いし(難しかった)。
(――ここ2試合はボランチでしたが)もっと、短いパスとか長いパスを使ってリズムを変えたかったですけど、自分のミスがちょっと最初あったので、あまりよくなかったです。ボールにもっと触りたかった。
ホームだし、お客さんがたくさん来てくれたのに引き分けでは満足できないです。次はアウェイですけど、絶対に勝ちたいです。
- 山本 康裕選手
- (ピッチに入るときは)ディフェンスの裏に翔さん(成岡選手)が抜け出して、自分が背後にパスを出すという指示がありました。相手が引いて守っていたので、それを打開するために試合に出されたと思うけど、いまひとつそういうプレーかできなくてすごく残念です。
ユースでも、ああいう試合はけっこうあるので、そういう時に自分がパスを散らして打開するというのは何度かあったので、今回もそういうのを意識してやったんですけど、できなくて残念です。もっと自分自身も攻撃的にいければよかったかなと思います。