2007 J1第10節
試合日時:2007年05月06日(日) 16時02分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- エコパスタジアム
- 23,142人
- 17.5℃/81%
- 雨のち曇、無風
- 全面良芝、水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 坂村 岱
- 吉田 寿光
- 高橋 佳久 / 岡野 尚士
- 田尻 智計
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
カレン ロバート | 前半41分[警告] | |
村井 慎二(out) → 犬塚 友輔(in) | 後半0分[交代] | |
後半2分[警告] | 藤田 俊哉 | |
カレン ロバート | 後半17分[得点] | |
カレン ロバート(out) → 中山 雅史(in) | 後半18分[交代] | |
後半23分[交代] | 巻 佑樹(in) ← 中村 直志(out) | |
後半29分[警告] | 米山 篤志 | |
後半30分[交代] | 阿部 翔平(in) ← 米山 篤志(out) | |
ファブリシオ | 後半35分[警告] | |
成岡 翔(out) → 林 丈統(in) | 後半40分[交代] | |
ファブリシオ→ | 後半44分[累積警告/退場] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アジウソン | 監 督 | フェルフォーセン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第10節の相手は名古屋グランパスエイト、ゴールデンウィークの終盤となり連休の子供たちも思う存分楽しんでもらいたい試合。
会場はエコパスタジアムで16:02キックオフ。
残念ながら朝からの大粒の雨でピッチが濡れている。会場に来るまでにサポーターの方々も苦労しただろうが、この一戦への思いを胸に乗り込んでくれた。
エコパということで前列は雨が当たるが中段から後ろは屋根が付いてる。出来るだけ前列を避け試合へ備えるサポーターがサックスブルーの雨具を着用し盛り上げてくれている。
芝の状態は良好だがさすがに雨脚が強くスリッピーになっている。
このグラウンドをどう使うか!?ここも一つポイントとなるだろう。
先発メンバーを見てみよう。
GKは不動の守護神、川口能活。
DF鈴木秀人が足に違和感を感じ出場を辞退した。センターは大井健太郎と菊地直哉が組む。右に加賀健一で左に村井慎二。
MFボランチをファブリシオとパラナで組み、上田康太を前に上げた。そして成岡翔がトップ下から飛び出していく。
FW太田吉彰とカレン ロバート。中山雅史がベンチスタートとなった。
注目は上田康太の中盤からのボール捌き、リズム良く上田康太からボールが周れば成岡翔・太田吉彰を上手く使える。そうなるとカレン ロバートがゴールを奪うための動きがスムーズになる。
守備陣は菊地直哉と太田吉彰が広島戦でも見せてくれた連携を再び形にし結果を残したいところ。
スーパーサブ、林丈統のジュビロ初ゴールもそろそろ見たい!
対する名古屋はGK楢﨑正剛が帰ってきた。増川隆洋がケガでいないポジションに吉田麻也が入る。
中盤は山口慶・中村直志が前節の休養から帰ってきている。そしてJリーグ392試合出場が決定的となった藤田俊哉に要注意。
本田圭佑の左足、ヨンセンの高さ、杉本恵太のスピードと特徴ある選手たちのプレーエリアを狭めたいところ。
東海ダービーということで近隣からのお客様が多くいる。是非、勝ち点3を奪いこの連戦を気持ち良く終えたい。今日も先制点がカギとなる。
- 前半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。立ち上がり右からのCK中村直志が蹴り込みGK前で混戦となるがシュートは打たせない。
名古屋は予想通りに藤田俊哉が1ボランチという形。成岡翔にマークに付き新旧10番対決が実現した。
5分、右サイドを太田吉彰が長い距離を走り起点を作ろうとする。ヨンセンへのロングボールには菊地直哉が対応する。ファールすれすれのプレーで防ぎにいく。
6分、藤田俊哉・本田圭佑、最後はヨンセンの高さとシュートシーンを作っていくがファブリシオが下がり川口能活へ頭で返す。
8分、上田康太から村井慎二へ左サイドの深いところへスルーパス、しかしボールは流れてしまう。
9分、名古屋はDFラインの位置で藤田俊哉にボールを持たせパスを配給する布陣。バランスやマークの確認など藤田俊哉が指示を出すシーンが多く見られる。
10分、村井慎二から上田康太へ横パスが出るがカットされ速攻を受ける。杉本恵太へ大井健太郎が対応しゴールラインを割るが川口能活が大きな声で激を飛ばす。
11分、右サイド、パラナからカレン ロバートを縦に走らせる。CKを奪い上田康太が蹴っていく。中央で大井健太郎が飛ぶが触れない。
12分、村井慎二からのスローインを上田康太がゴールライン際で受ける。センタリングがDFに当たりゴールの方向へ飛ぶが楢﨑正剛に弾かれる。
13分、川口能活からファブリシオへ繋ぎドリブルで押し上がる。村井慎二へと繋ぐが前へ進めない。
15分、村井慎二がフェイントを使い左サイドを個人技で突破する。上田康太から中へクロスを上げるとカレン ロバートがワントラップから左足で体勢を崩しながらシュートを放つがゴール上。
ジュビロがポゼッションを上げていくが名古屋もチャンスを狙っている。まだ探り合いが続けられる。
- 前半30分まで
- 18分、本田圭佑が左サイドから駆け上がる。突破する前にクロスを入れファーサイドのヨンセンの頭を狙っていく。打点は高かったが大井健太郎が競りシュートミスを誘う。
19分、左サイドで上田康太が持つ、村井慎二が裏を走りDFがズレたところでファーサイドへクロスを上げる。DFの頭を超え太田吉彰が飛び込むが届かない。
20分、中村直志からのスルーパスに杉本恵太が走り出すがGK川口能活がカバー。
21分、中村直志のロングシュートが大井健太郎の足に当たりコースが変わるが川口能活が反応しキャッチ。
23分、ヨンセンのポストプレーから右サイドを崩される。CKとなるが中村直志のキックミスで救われた。
24分、ヨンセンに菊地直哉が杉本恵太に大井健太郎が激しくプレス。
25分、大森征之のオーバラップから右のクロス。大井健太郎が頭でいくがヨンセンの足が前に飛び出してくる。後ろにいても油断してはならない。
26分、右サイドで杉本恵太のドリブルを大井健太郎が一発で行ってしまう。突破されセンタリングに川口能活が飛び出しキャッチするが気をつけたい形だった。
28分、ファブリシオが中盤でボールを奪うと成岡翔へ繋ぐ。左サイドから前線の太田吉彰・カレン ロバートの動きを見るがパスが出せない。もう一度ファブリシオまで下げるが攻撃が遅れてしまう。
29分、加賀健一が右サイドハーフウェーライン付近で相手にボールを奪われてしまう。自らのミスを取り戻すためヨンセンへ深くスライディングで守備。何とか奪い取るがミスはなくしたい。
30分、右からのクロスボールが川口能活の頭を超えヨンセンへ、しかし菊地直哉が競りクリア。やはりヨンセンが起点となっている。警戒しなければいけない。
- 前半45分まで
- 33分、上田康太が中盤でファールを受けるとクイックリスタートで太田吉彰を走らせる。DFの頭を超えるがGKの飛び出しに防がれる。
34分、左サイドでカレン ロバートが相手のミスを拾いドリブルで中に入る。米山篤志に足に引っかかるが積極的なシーンだっただけにシュートで終えたかったところ。
35分、速攻から右に出た太田吉彰へボールが繋がる。右足に持ち替え撒いたボールで中へ入れる。カレン ロバートの頭上を越え成岡翔に出るがDFの頭で跳ね返される。
38分、左に飛び出した杉本恵太へ菊地直哉が対応する。クロスボールをカットするがその後のボールが前線で落ち着かない。
39分、左から村井慎二、右から加賀健一がラインを上げ攻撃に参加する。ファブリシオ・パラナがサポートし前へ勝負していくがなかなか良い形が作れない。
41分、右から太田吉彰が走りセンタリング、ファーサイドにカレン ロバート・成岡翔が入るが楢﨑正剛がキャッチ。
42分、ファブリシオが中盤からドリブルで一人交わし太田吉彰へスルーパスを狙うが通らない。
43分、速攻からパラナがドリブルで上がっていく、右に飛び出した太田吉彰へパスを出すがDFに触られてしまう。
44分、上田康太→成岡翔→カレン ロバートでペナルティエリアへ進入しようとするがDFの足に当たってしまう。
ロスタイム1分と表示。
速攻から成岡翔がドリブルで仕掛け、右に太田吉彰左にカレン ロバートが開きカレン ロバートを使う。左足でクロスをファーサイドへ上がるとパラナが後ろから入ってくるがDFにカットされる。ここで前半終了。
- 後半15分まで
- 後半スタートから村井慎二に代わり犬塚友輔を投入する。菊地直哉・大井健太郎・加賀健一の3バックに犬塚友輔を右アウトサイドへ左を上田康太とし3-5-2へ変えた模様。
1分、ヨンセンを軸に前へ仕掛けてくる名古屋。
2分、速攻でファブリシオが長い距離をドリブルで上がっていく。藤田俊哉が身体を押さえファールでイエローカード。
3分、ジュビロの攻撃から太田吉彰がミスパスをし名古屋の速攻を受けてしまう。山口慶のクロスボールミスに助けられるが自らのミスは無くしたい。
4分、左から杉本恵太がスピードでドリブル勝負、加賀健一が対応するがセンタリングを上げられてしまう。中で菊地直哉がスライディングで触りコースが変わったところに川口能活がキャッチ。
6分、ファブリシオから成岡翔へスルーパス。左サイドを駆け上がりクロスボールを上げる。ファーサイドの太田吉彰へ繋がるがトラップミス。
7分、右からのCKを太田吉彰が蹴ると犬塚友輔がファーサイドで頭に合わせシュートとなるがゴール上を越えてしまう。
8分、杉本恵太と金正友が左サイドから交互に勝負してくる。犬塚友輔が対応するがクロスを上げられてしまう。川口能活が飛び出しキャッチするが徐々に名古屋がリズムを掴みだしている。
10分、太田吉彰が左そして一度ファブリシオ→犬塚友輔と経由して今度は右から突破を仕掛けるがなかなか崩すことができない。
11分、加賀健一→犬塚友輔→加賀健一で右サイドを縦に勝負。センタリングを上げるが中に合わない。
12分、藤田俊哉→本田圭佑→ヨンセンでシュートまで持ってこられるが大井健太郎がブロック。コースにしっかり入り身体で防ぐ。
14分、大井健太郎がクロスを弾き、菊地直哉がヨンセンのポストプレーがしっかり潰す。守備ラインは集中力を持続させている。
15分、菊地直哉がヨンセンのポストをインターセプトするとそのままファブリシオを使い太田吉彰を使い押し上げる。最後は成岡翔の反転から左足シュートとなるが楢﨑正剛がセーブ。チャンスが増えてくる。
- 後半30分まで
- 17分、中盤で太田吉彰が競り勝ち前を向く。カレン ロバートがDFとDFの間に飛び出しスルーパスをそのまま右足ダイレクトでシュート!ゴール左隅に決まり先制点。【1-0】
18分、ゴールが決まる前からカードを切っていた中山雅史を投入する。代わるのはカレン ロバート。アジウソン監督はここで好調ゴン隊長を投入する。代わったカレン ロバートにスタンドから大きな拍手が沸き起こる。
21分、中山雅史が米山篤志と頭で競りファールを受ける。前線で身体を張ってくれる中山雅史を起点に太田吉彰・成岡翔が再び動き出す。
22分、ボランチの藤田俊哉から右の大森征之へ繋ぐとフリーでクロスボールを入れられる。金正友が入ってくるが加賀健一が競り負けない。
23分、中村直志を下げ巻佑樹を投入してくる。前線に高さを強化させ勝負に来るフェルフォーセン監督。
26分、藤田俊哉→金正友→ヨンセンと繋ぎ藤田俊哉が上がってくる。ヨンセンのポストプレーに対し菊地直哉が前に出て守備。菊地直哉がヨンセンを封じ込めている。
28分、ファブリシオとパラナで中盤パスを交換しながら太田吉彰・成岡翔・中山雅史の動きを見ていく。
29分、パラナと米山篤志が中盤で両者スライディングし激しくぶつかり合ってしまう。両者タンカで運ばれ米山篤志は阿部翔平と交代。パラナは治療し中へ戻る。
ゲームが動いていきた。まだ得点は動きそうな展開。
- 後半45分まで
- 33分、巻佑樹のポストに入ったところで藤田俊哉が飛び出してくる。ここも菊地直哉がカバーし名古屋のチャンスを潰す。
34分、名古屋の右から山口慶がクロス、巻佑樹が頭で飛び込むが大井健太郎も頭で競りブロック。
35分、代わって出てきた阿部翔平が左からドリブルで勝負しセンタリングを上げてくる。加賀健一が対応し中では川口能活が飛び出しキャッチ。
37分、ヨンセンの打点の高いポストプレーから金正友にボールが渡りフリーでシュートを打たれる。川口能活が防ぎこぼれ球をヨンセンが反応するが届かない。危険なプレーが続く。
38分、右からのクロスボールに巻佑樹がヘディングシュート。川口能活がセーブ。
39分、速攻から太田吉彰が右を長い距離を走り突破し、中央の中山雅史へ絶妙なグランダーのクロスが上がる。GKが飛び出してきたところが目に入りトラップするがGKに手に当たりシュートが打てない。
40分、成岡翔に代わり林丈統を投入する。残り5分とロスタイム、もう1点を決めて試合を決めたい。
41分、左から本田圭佑がセンタリング、ファーサイドに巻佑樹が入るが大井健太郎がコーナーに逃げる。CKも川口能活が飛び出しパンチング。
44分、巻佑樹の頭からヨンセンへ藤田俊哉の飛び出しを使ってくるが菊地直哉が読みパラナがフォローする。上がってきた藤田俊哉に気をつけたい。
ロスタイム3分、ファブリシオが2枚目のイエローカードをもらってしまう。退場処分となり残り2分を凌ぐ。
ラスト、本田圭佑から巻佑樹・山口慶・金正友とゴール前に入り左足シュートをミドルレンジから打たれるが川口能活が見極める。
最後はゴール前にヨンセンと巻佑樹が飛び出してくるが大井健太郎が身体で防ぎタイムアップ。マンオブザマッチは菊地直哉!
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 アジウソン監督
- 前半は、非常に出来がよくなかった。ポジショニングにしても、何にしても、自分が試合前に選手に求めていたものとは違う入り方をして、その点が相手にチャンスを作られてしまった原因。後半に向け、選手を一人代えて修正したので、少しマーキングがよくなった。ただ全体を通して、内容に満足がいく内容とはいえないが、重要なことは、最後にこうして勝つことができたこと、それはよかったと思う。
Q. カレン→中山の交代の意図は?
A. 中山を代えたのは、中山を真ん中にステイさせて、再度の犬塚と加賀、上田とマルキーニョスのところで、2対2をつくって崩していくというのが目的。そこで中にいる中山に出す、という目的で(中山を)出した。交代を決断した直後にカレンがゴールを決めてくれたが、それでも考えを変えずに中山を入れた。中山を入れた後は、ゴールこそなかったが、ご覧の通り、中山がボールを競って後ろに落として、そこに他の選手が回りこんでチャンスを作るとか、ディフェンダーをひきつけて、他の選手が後ろから前に入り込んでくる場面を作ったりして、かなり中山がチャンスを作ってくれた。そういう意味では、自分が思っていた通りの仕事を、中山が最後までしてくれた。
Q. 後半3-5-2にシステム変更した意図は?
A. 前半にかなりピンチがあり、ポジショニングの面でかなり相手にやられている部分があったので、それで(システムを)変えた。変えたことによって、加賀もいいディフェンスをしてくれたし、菊地もああいう形でしっかりやってくれた。上田も7番(中村直志)や13番(山口 慶)のディフェンスをしっかりやってくれた。あの変更はそういう狙いがあって、実際その通りにいった。
また大分戦で!
- 名古屋グランパスエイト フェルフォーセン監督
- まず初めに、ジュビロの選手の皆さん、スタッフの皆さん、サポーターの皆さんにおめでとうと言いたい。
今日はジュビロさんより、うちのほうがよかったと思う。守備の面でも、きっちりとオーガナイズでき、プレッシャーも前にかけることができていた。そのことでボールをかなりインターセプトできた。攻撃面でもボールを支配し、きっちりできた。ただ仕上げの部分で上手くいかなかった。それがチャンスをつくれなかった原因だと思う。ファイナルサード(ピッチを3分割したとき、相手ゴール前の3分の1のエリア)での精度が問題だった。選手は全力を尽くして、素晴らしいメンタリティーをもって試合に臨んでくれたが、最後の部分で得点を取るには至らなかった。相手ゴール前でアグレッシブさ、賢さ、クロスの精度、そういった部分が足りなかったように感じる。ただ守備でいい形でできても、得点でチャンスを作れなければ、試合には勝てないというのがサッカー。選手は全力を尽くして闘ってくれたので、攻めるつもりはない。ただ、前回の試合から運がないと思う。ただ運は引きつけるものだとも思う。
- カレン ロバート選手
- シュート数を見ても圧倒された部分があったので、1チャンスで得点が入ってよかったです。
パスが(太田選手から)来るというのもわかっていたし、マークも緩かったのでコースを見て蹴り込むだけでした。
相手の組織的な守備も良かったし、トラップしても挟み込んで取るのも相手の方がうまかったので、そういうのを巻いていかないといけなかったし、今日はDFがよく頑張ってくれたと思います。
後半ボールを受けられる回数も増えたし、裏に抜け出しやすかったのでああゆう監督のゲーム展開を見る目がよかったと思います。
今は得点を自分で取っているというより、周りに取らせてもらっているので、今日も自分も何回か持っていけるシーンがあったので、ああいうところで決められたらもう少し上位にいけると思うので、そういうのを決めていきたいです。
ホームでは絶対負けたくなし、試合内容的には良くないですけどサポーターに勝利をプレゼントしたいので、課題はアウェイで勝てていないのでそこで勝つことだし、ホームと同じモチベーションでやらないと勝てないと思うのでしっかりやっていきたいです。
- 菊地 直哉選手
- 前半はヒドイ内容だったと思うし、その中でDFラインを健太郎・能活さんをはじめとして0失点に抑えたことが勝てた要因だと思います。前半は1人1人の距離が遠くてサポートできていないし、1タッチで中盤をはたければよかったと思いますけど、1人1人ボールを持つ時間も長かったですし、DFラインからFWのラインの距離もありましたし、もう少しコンパクトにできればよかったです。
名古屋の攻撃陣はすごくすばらしい選手がそろっていますし、1瞬も集中力を切らせなかったですし、加賀くんも健太郎もみんな良くやってくれたと思います。
もっともっと良い試合ができると思いますし、もっと良い守備ができると思います。
まだまだ課題はありますけど、ケガ人が戻ってくるまでにできるだけ勝ち点を積み重ねたいですし、上位に離されないようにしたいと思います。また次も鹿島で勝って上位についていきたいと思いますし、ゲーム内容もより良いものにしていきたいと思います。ゲーム内容を良くするためには、日頃の練習から1日1日大事にしないといけないと思います。
- 川口 能活選手
- 今日は負ける訳にはいかなかったので、多少攻められても前半の攻められた時間は凌ごうと、あのハイプレッシャーの中で90分は続かないだろうと思っていましたので、ジュビロが引いてしまったというのもあってなかなか攻め手が前半はなかったですけど、その中でも村井が良いプレーをしてチャンスを作っていましたので、そこからなんとか打開したかったです。
後半はボールが回るようにもなり、パスコースにみんな入るようにもなりましたし、うまくポゼッションして攻めの起点ができたと思います。必ず僕らが攻めたい時に俊哉さんに潰されていましたし、攻撃も彼が起点になって攻めに入っていましたので、やはりすばらしい選手ですね。
ここで流れを断ち切りたくないので、アウェイの苦手意識を払拭して次に挑みたいと思います。
- 中山 雅史選手
- 自分が(終盤のゴールチャンスに)確実に決めていれば、チームは最後もアタフタせずに、もう少し落ち着いて対処できたのではないかと思うし楽になったと思うので、反省が残ります。
連敗しないことがとにかく大事ですね。いろいろな選手が出てそれでもなんとか勝ちを拾っていく、という表現がいいかどうかはわからないですけど、こうやって勝っていくことがチームの強さに繋がっていけばと思います。今のチームはしぶといと思いますね。そのしぶとさを強さにしていければいいと思います。
チームの課題はミスが多いというか、ボールが渡ったところにフォローが少ないことですね。そこで取られて相手に押し込まれるという連鎖になっている。そこで、前にもう少し人数かけて、フォローの角度とスピードを良くして、当てた人がワンタッチで落とせるところに味方がいて展開していければ相手も来れない。自分たちの攻撃ができるし、ボールをキープする位置も高くなる。それがないから低い位置で回して困って取られるという連続になってしまう。そこを何とかしないといけないと思います。それには、一人ひとりの運動量を増やさないといけないし機転をきかさないといけない。そう考えると、まだまだ一人ひとりの成長が必要だと思います。
ここのところ名古屋に勝っていなかったので、それを打ち破ったのはひとつの力だと思うし、ホームで勝ち続けられれば大きなものになっていくと思うので、続けられるように頑張っていきたいです。
- 太田 吉彰選手
- シュートがなかなかできないですね(苦笑)。
(アシストの場面は)前にあまり人数がいないので、ああやって“個”で突破して裏を狙って行くしかない。滅多にああいうスルーパスはやらないけど通ってくれてよかったし、カレンは見えていて完璧にタイミングが合いました。もっとああいうコンビネーションを増やしていきたいと思います。
今日は康太(上田選手)が2列目で、ちょっと(康太が)前にい過ぎて味方が1列に並んだりしたけど、久しぶりの2列目で難しさがあったと思います。その辺は修正しようと意識しました。
チームは、ホームでは絶対に負けないということは、当たり前ですけどみんな意識していること。ダービーに負けても今日勝てば上位に食いついていけるので、その切り替えはしっかりできていたと思います。
自分のアシストはこれで4くらいですけど、まだアシストしかできていないしストレスも溜まっています。でも、自分が犠牲になってもチームの勝ちにこだわっていきたい。今日は1チャンスで勝ったようなゲームですけど、勝つことが非常に大事ですし、こういう戦いでも勝てるように、そしてアウェイでも勝てるようにしっかりやっていきたいです。
- 大井 健太郎選手
- ヨンセン選手は、クロスに対して消える動きがうまいので特にそこを注意しながら、少しラインが低くなるのは仕方がないと思ってやっていました。今日は何回かオフサイドもとれたし、(マークの)受け渡しもなかなかよかったのではないかと思います。0-0でいくのかなと思ったけど、少ないチャンスでカレンが決めてくれて助かったというか、後ろで見ていて嬉しかったですね。前半の最後、点を取られると痛いという時間帯にも声をかけあってより一層集中を高めてできたと思います。
後半3バックになって守備としてはやりやすくなりました。ヨンセン選手と杉本選手は1トップ気味というか、横並びにはならなので、DFの1人が前に出て対処するという決め事がはっきりしたと思います。巻選手もセンタリングに対する動きがすごくうまいので、最後はキツかったです。今日はロスタイムがめちゃくちゃ長かったです。びっくりしました。
- 犬塚 友輔選手
- 監督からは、右に入れと言われただけですけど、どんどん仕掛けて行くのが役目だというのはわかっていました。試合中も、本田選手のところで2対1を作って仕掛けて行けということを言っていましたから。攻めについては、回数的にももう少し仕掛けたかった。守備では、本田選手は左利きなので左で蹴りにくくするということを意識しました。名古屋はサイドからの攻撃がうまいチーム。精度の高いクロスを上げられるとやられると思ったので、クロスを入れさせないことを意識しました。