2007 J1第9節
試合日時:2007年05月03日(木) 19時05分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 日本平スタジアム
- 20,318人
- 16.9℃/76%
- 晴、無風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 臼井 郁夫
- 西村 雄一
- 名木 利幸 / 唐木田 徹
- 勝又 光司
- 岡田 奨
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
チョ ジェジン | 前半18分[得点] | |
青山 直晃 | 前半21分[警告] | |
前半22分[得点] | 中山 雅史 | |
チョ ジェジン | 前半40分[得点] | |
フェルナンジーニョ | 前半44分[警告] | |
後半4分[警告] | 成岡 翔 | |
後半7分[交代] | 村井 慎二(in) ← 加賀 健一(out) | |
市川 大祐 | 後半9分[警告] | |
後半19分[警告] | 太田 吉彰 | |
フェルナンジーニョ(out) → 杉山 浩太(in) | 後半22分[交代] | |
後半30分[交代] | カレン ロバート(in) ← 中山 雅史(out) | |
藤本 淳吾(out) → 高木 純平(in) | 後半33分[交代] | |
後半34分[交代] | 林 丈統(in) ← 菊地 直哉(out) | |
岡崎 慎司 | 後半39分[警告] | |
チョ ジェジン(out) → 西澤 明訓(in) | 後半42分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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長谷川健太 | 監 督 | アジウソン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2007年最初の静岡ダービーは第9節、アウェイ日本平スタジアムにて19:05キックオフされる。
前売りチケット完売とあって早くから両チームサポーターが詰め掛ける。
ゴールデンウィークということで多くのお客さんで試合前から楽しみ盛り上がる。花火も250発打ちあがるということで連休に相応しいイベントを演出してくれている。
しかしサポーター・選手・チームが一番望むのは勝利という結果。
スタジアム入りした選手たちのバスを囲むようにエスパルスサポーターが横断幕やフラック、言葉で攻撃してくる。
アウェイの攻撃をゲーム開始前から受け、選手たちもそしてジュビロサポーターも早くから熱くなり白熱した試合の準備が整う。
ピッチコンディションは良好、天候も風はなく暖かい。
選手たちも準備万全で控え室内で準備する。身体はもちろん心が熱くなっていく。
中山雅史も先発、チームを引っ張り鼓舞していく。最後尾には川口能活が入り勝負に拘る。
スタメンはアジウソン監督の基本布陣4-3-1-2というシステム。
中山雅史と太田吉彰をFWに組ませる。トップ下には成岡翔。
3ボランチにファブリシオ・菊地直哉・パラナ、そして4バックは右に加賀健一を入れ、左に上田康太。センターバックには大井健太郎と鈴木秀人が帰ってきてくれた。
GK川口能活は不動、完封を狙い1点でも多く奪い必ずや勝利を!
対する清水も長谷川健太監督の基本システムで予想通り。
キープレーヤーはチョジェジンとフェルナンジーニョ。そして藤本淳吾・兵働昭弘といったところだろう。市川大祐の飛び出しの裏を狙っていきたい。
絶対に負けられない勝負がピッチ内でもスタンドでも繰り広げられている。全員で戦おう!気持ちで勝ち取ろう!勝負に拘ろう!
- 前半15分まで
- 清水ボールでキックオフ。大歓声、前面を埋め尽くすオレンジと白のフラックに囲まれ静岡ダービーが始まる。
1分、岡崎慎司・チョジェジンにロングボールが入るが鈴木秀人・大井健太郎が厳しくマーク。市川大祐が長い距離を走ってくるが上田康太がケアする。
2分、フェルナンジーニョに菊地直哉が激しいスライディング。ファブリシオやパラナも中盤でプレスをかけリズムを作ろうと勝負する。
3分、ファーストシュートはファブリシオが右からミドルシュート。GK西部洋平が弾き右からのCK。上田康太がニアに蹴るがシュートは打てない。
4分、太田吉彰が右から縦に走り出す。高木和道がスライディングカット。サポーターも含め白熱した展開が続く。
5分、チョジェジンがペナルティエリア内でポストになると藤本淳吾が飛び込み足を出すが空振り。
6分、成岡翔のダイレクトスルーパスが上田康太の走り出しに合う。右の角度の無いところからゴールを狙わず中にいた中山雅史にパスを出すがDFに触られてしまった。決定的なシーンを決めきれない。
8分、右サイドで菊地直哉が足を伸ばし相手を交わすとフリーで突破、中央の成岡翔に合わせに行くがまたまたDFの足に引っかかる。
9分、左からのCKは太田吉彰が蹴り、中央に鈴木秀人が頭で合わせるがゴール上を越える。直後、清水の攻撃。大井健太郎が足を伸ばすが届かない。兵働昭弘がフリーでシュートを放つもGK川口能活が左足で止めた。跳ね返ったボールを再び兵働昭弘。しかしパラナ・大井健太郎と身体を張り死守。ピンチを守り抜く。
12分、右から市川大祐がクロスを上げるが大井健太郎が身体ごと投げ出しクリア。こぼれたボールを上田康太が大きく蹴り集中力を保つ。
15分、中央で成岡翔が左へ展開する。上田康太→太田吉彰→菊地直哉と繋ぎ逆サイドへチェンジ。加賀健一とパラナで右を突破するがセンタリングはGKにパンチングされる。ここまで白熱したゲームとなりサポーターが楽しめるスペクタクルな内容となっている。
- 前半30分まで
- 17分、右から兵働昭弘が中に横パスで入ってくる。藤本淳吾とヒールでワンツーしシュート!GK川口能活の正面でキャッチ。
18分、今度は岡崎慎司が右サイドからドリブルし、大井健太郎と上田康太が対応するが間を抜かれセンタリングを上げられる。大井健太郎が出た分、中の枚数が少ない。チョジェジンが前から一列後ろへ下がり右足シュート!これがゴール右隅に決まってしまった。先制点は清水エスパルス。【1-0】
21分、右から太田吉彰→加賀健一と繋ぎクロスボール。成岡翔がペナルティエリア内にドリブルで進入したところでファール。PKをゲットする。キッカーは中山雅史。
22分、中山雅史の今季初ゴール。Jリーグ毎年ゴール記録でジュビロサポーターが一気に盛り上がる。ゲームは振り出し。【1-1】
24分、フェルナンジーニョのドリブルを加賀健一が強烈なタックルでブロック。速攻から太田吉彰→成岡翔と繋ぐがシュートまでは行けない。
26分、ベンチからアジウソン監督は3バックに変更したようなジェスチャーをしている。加賀健一・鈴木秀人・大井健太郎の3バックのように見える。
29分、上田康太が中盤で藤本淳吾に入ったボールをインターセプト。成岡翔に繋ぎ右の太田吉彰へ展開。クロスボールで中山雅史に合わせるがDFに頭でクリアされる。
30分、市川大祐が右からクロスボールをニアへ蹴る。ここは鈴木秀人が体勢を崩しながらクリア。スピーディーな展開がまだ続く。
- 前半45分まで
- 31分、フェルナンジーニョの細かいドリブルからこぼれ球を岡崎慎司の振りの速いシュート。反応良く川口能活が抑えるが注意したいところ。
33分、児玉新が左からクロスボール、チョジェジンと岡崎慎司が入ってくるが川口能活がキャッチ。続けてロングボールから岡崎慎司に折り返されチョジェジンが入ってくるが鈴木秀人がクリア。
34分、右の市川大祐が飛び出しセンタリング、中でチョジェジンが飛ぶが大井健太郎が頭でクリア。何とかゴール前で弾くが気をつけたいプレーが連続する。
36分、左から上田康太のクロスに成岡翔が飛び込む、その後ろに中山雅史が狙っているがDFの頭を超えない。右サイドからファブリシオのクロスに中山雅史が狙うがカットされる。
37分、成岡翔の動き出しに清水が困っている様子が見られる。ポイントは成岡翔の動き出し。
38分、ボールを奪われると成岡翔が市川大祐を追いかけ前から大井健太郎がプレスするという守備。ファブリシオが右からドリブルし鋭い切り替えしで中に入ると菊地直哉の動き出しにパスが出る。トラップでDFラインと突破しようと前に出るがトラップミス。
40分、右から市川大祐のクロスにチョジェジンがボレー!加賀健一がチェックに行くが追いつかない。再び清水に引き離される。前半残り5分。【2-1】
43分、菊地直哉が右からスピードに乗ったドリブルで突破を仕掛ける。センタリングは太田吉彰に渡らずクリアされる。
44分、フェルナンジーニョの突破に鈴木秀人がスライディングカット、しかしクリアの後で相手のスパイクが顔面に入り倒れこむ。
前半ロスタイム1分と表示。
成岡翔が右から中山雅史のポストを利用して中へドリブルし自らでミドルシュート!GK正面だが狙っていきたい形。ここで前半終了。後半の展開と采配も注目だ。
- 後半15分まで
- 後半スタートは交代なし、ジュビロボールでキックオフされる。
1分、左から上田康太・右から加賀健一と飛び出すが周りのサポートがなく孤立する。太田吉彰もミストラップで起点を作れない。
2分、GK川口能活にバックパスが入るとオレンジサポーターから大ブーイング。
3分、太田吉彰から右のスペースに加賀健一を走らせる。フェイントから左足でクロスを上げるが中山雅史の後ろにいた成岡翔には渡らない。
4分、ファブリシオが切り替えしをミスするとフェルナンジーニョに奪われ起点を作られる。深いスライディングで奪い返すがミスは無くしたい。
6分、右サイドでファブリシオから太田吉彰へ右コーナーを使って簡単に中にクロスを入れる。中での高さ勝負となるがシュートとはならない。
8分、加賀健一に代え村井慎二を投入。パラナを右サイドバックに下げ村井慎二を左サイドへ。上田康太をMFに上げ4バックに戻す。
9分、パラナが右から村井慎二が左から守備をしながら攻撃参加を狙っていく。
10分、右のスペースに太田吉彰が走る。
11分、パラナが前後に動き守備面で機能すると早い切り替えからクロスボールを中山雅史に合わせる。太田吉彰がスペースを見つめボールを受けようとするがなかなか良い形でもらえない。
13分、上田康太と村井慎二のコンビネーションから左サイドを突破。センタリングのこぼれ球を中山雅史が競り菊地直哉が頭で中へそして成岡翔がヘディングシュートを持っていくがファールの判定。青山直晃が頭を押さえ倒れこむ。
15分、中山雅史のヘディングで流したボールを成岡翔が受ける。村井慎二を使い左からセンタリング。逆サイドの上田康太へという狙いだが繋がらない。
- 後半30分まで
- 17分、フェルナンジーニョが前に飛び出すと菊地直哉のカバーが遅れる。鈴木秀人と川口能活のカバーで防ぐが注意したいところ。
18分、右からファブリシオのクロス、清水の守備ラインが跳ね返す。跳ね返したボールが前線のチョジェジンに渡ってしまい清水の速攻。ここも鈴木秀人が1対1の勝負に勝つがこうした形を作ってはならない。
19分、太田吉彰が相手の頭を越し突破を狙うが相手を引っ張ってしまいイエローカード。
21分、鈴木秀人のカットから太田吉彰へ繋ぎ中央の上田康太へ当てる。中山雅史と成岡翔が動き出すが選んだのは自らのロングシュート。
22分にも上田康太から成岡翔の動き出しにループパスが出るがファールとなってしまう。
23分、フェルナンジーニョを下げ杉山浩太を投入する。中盤に入り岡崎慎司・チョジェジンの2トップに藤本淳吾・兵働昭弘・杉山浩太が2列目に入る布陣。
25分、菊地直哉の反転したトラップから右の成岡翔を使う。中山雅史の前のスペースにクロスを入れるがオフサイド。中山雅史が大きく悔しがる。
26分、チョジェジンの足がつりタンカで外に出る。
28分、今度は兵働昭弘が顔を押さえ倒れる。タンカが要求され再び外に出される。ここからは肉弾戦、熱い気持ち冷静な判断が必要とされる。
30分、ベンチではカレン ロバートが準備する。交代は中山雅史。さあ残り15分、中山雅史がカレン ロバートへ闘魂を注入し送り出す。
- 後半45分まで
- 31分、村井慎二が縦にドリブル、倒されるとファールとなる。すぐに立ち上がりボールを拾いに行きリスタートを早くする。
33分、清水ベンチは藤本淳吾に代え高木純平が投入される。アジウソン監督も動く林丈統を準備させ菊地直哉と代える。
34分、大井健太郎からの縦パスに成岡翔がワントラップで前を向く。しかし少し詰まってしまいシュートが打てない。
35分、カレン ロバートと林丈統の2トップを使おうとパラナ→成岡翔と中盤を繋ぐがラストパスが出ない。
37分、太田吉彰→ファブリシオ→パラナが長い距離を走るがボールが流れてしまう。
38分、成岡翔が中盤でパスを受けるが展開が遅れる。押上げを早めたいが終盤になり足も重くなってくる。
39分、ファブリシオがもらった右サイドからのFK。ファブリシオが蹴りゴール前で相手DFがクリアするがカレン ロバートが頭で前に弾く。再びこぼれたボールを林丈統が左足でシュートを放つがDFに当たってしまう。
41分、再び右サイドでファブリシオがファールを受けFK。今度は上田康太が蹴り込むがDFの山を越えられない。
42分、右のファブリシオから左の村井慎二へ大きく展開。クロスボールをカレン ロバートが頭で落とすがGKにキャッチされる。
43分、ここでチョジェジンを下げ西澤明訓を入れる。時間を十分使い交代。
ロスタイム3分へ突入し大きく前線へ簡単にフィードする。鈴木秀人が身体を張り守備をし足を引きずりながら前に進む。ファブリシオ→村井慎二と左を突破。中を見てマイナスボールで成岡翔へ、左足でのシュートはゴールライン上でGKに弾かれる。カレン ロバート・林丈統・太田吉彰が詰めるが決めきれずタイムアップ。悔しい敗戦、次に繋げるしかない。
選手、監督コメント
- アジウソン監督
- 前半の立ち上がりは、我々のポジションにしてもいい形で入って行けた。ところが、15分を過ぎたあたりから清水が攻勢に出てきた。我々のピンチを消すためにDFを3枚に変えてポジションの修正をかけて、前半の残りを戦いました。
後半に入ってから、後半全体を通して我々の方が攻勢に出て試合内容は良かったと思うのですが、残念ながら同点ゴールをあげるまでにはいたらなかった。
試合を通して、自分たちの持っているものを全力で出そうと選手は良くやってくれた。
- 長谷川健太 監督
- 最後の最後まで集中力を切らず良く戦ってくれた。これだけ多くのサポーターが来てくれて、選手に熱い応援をおくってくれたことに本当に感謝したいと思います。選手達には熱いゲームをしようと、最近はなんとなくゲームに入って、なんとなく終わるというゲームが非常に多かった。何か見ている人を熱くするような、また自分たちがやっていて熱くなるようなゲームが最近なかったので、そうすればおのずと結果はついてくるというような話をして、よく最後まで戦ってくれた。
ジュビロの方も後半はシステムと選手をかえて、アグレッシブに来たので最後は押し込まれる場面が多かったのですが、今日のゲームは途中で出た選手が集中力切らさずに対応をきっちりとしてくれた。また、こういうゲームができたということが、今後に向けて大きな自信になるというふうに思ってますから、次のゲームは首位のガンバですが、今日のゲーム、気持を忘れずに戦っていきたい。
- 中山 雅史選手
- 球際のボール保持者に対するプレッシャーとボールが上がった部分での体の激しい寄せができていればというところ、自分自身のミスから始まった失点だったので、あそこでキープするのか落とすのか迷ったところでミスパスになってしまったのが悔やまれます。しっかり繋いでいればああいうケースにもならなかったと思いますし、どうしても”たられば”になってしまいますけど、そういうことがないように注意していければと思います。
集中はしている中での対処の仕方、ポジションの取り方、身体の寄せ方、そういうところが大事だなと痛感させられた試合でした。
PKは非常に大事な場面でしたので、決めてやろうという気持ちで臨みましたし、ヨシ(太田吉彰選手)と自分かどちらかが蹴るという場面でしたけど、チームを代表して蹴らせてくれるということで決まることを祈って蹴りました。
自分自身の得点については結果が伴わなければどうしようもないと思います。波状攻撃の中で決められていればというのがありますね。
たくさんお客さんが入った中でアウェイの声援の方が当たり前に多かったですけど、ジュビロのサポーターも声をからして応援してくれて良い雰囲気の中で盛り上がれたし、その中で自分たちの良さを出せればよかったなと思います。アウェイとは言え、良い雰囲気の中でプレーできて幸せでした。
しっかりと調整して、次に臨みたいと思います。
- 太田 吉彰選手
- 前の人数が少ないので、個人突破しかないので苦しかったです。その中でもチャンスは結構ありましたけど、PKも2人(成岡 翔と)で突破して取れた形でしたし、少ない人数でたまたまチャンスが作れたという感じでした。PKはその場の雰囲気で中山さんに蹴ってもらうように決めました。
今のままでやっていると、他のチームにもやられる可能性がありますし、しっかり立て直さないといけないところもあります。考えすぎておかしくなってしまっている部分もありますけど、みんなで考えていくしかない。アウェイで勝たないと上位にはいけないので、今の実力で上位にいることは難しいので話し合ってやっていかないとダメだと思います。
- 川口 能活選手
- 1人1人は激しくよくやったし、やっぱり基本的なことを徹底しないといけない。今日の試合で例えリードされても引き分けに持ち込むことも十分OKだし、そういうゲーム運びというか決めるところはしっかり決めて守るところはしっかり守る、攻守のキーポイントになるところでしっかり押さえないと勝ち点を重ねていくのは難しいと思います。
攻めているところの守りのバランスで攻められると慌ててしまうので、冷静に対応すれば何の問題もないし、簡単にクロスを上げさせないように、1対1での低い重心で応対して簡単にやらせずに、慌てないことが大事だと思います。次の試合に気持ちを切りかえてやるしかないですね。
- 成岡 翔選手
- 中盤の連携がよくなかった。後半は、システム上真ん中に康太(上田選手)がいてボールを散らしてもらう形になって、康太が真ん中にいるとある程度ボールは回ると感じました。前半は、前3人だけで(攻撃を)やっている部分があったし、もう少し後ろからフォローが欲しいと思いました。
- 上田 康太選手
- Q.今日はDF、ボランチ、2列目の3つのポジションをやりましたね。
前に上がったときはもっと前で絡みたかったけど、なかなかうまくいかなかった。みんなよく動いてくれて、ヨシ君(太田選手)も村井さんのサイドにいたりしたので、なるべく中でボールを受けて、サイドや前を使おうと意識しました。ボランチはだいぶ久しぶりだったので、やりたいことはあまりできなかった。試合の流れも前に前に行かないといけない状況でした。自分のサイドでの敵のクロスは抑えたかった。ボールを取れないまでも、もっと寄せるというのをきちんとやりたい。
チームはまだゴール前でミスが多いけど、ゴールに近づくまでは良い感じではやれてきている。自分たちの形もできつつあると思うので、そういういい所は続けて、守備での課題などを修正して、次の試合で成果を出していきたいと思います。
- 菊地 直哉選手
- ダービーで盛り上がっていただけに、もっと良い試合をしたかった。
白熱はしていたけど、内容はまだまだだと思います。サイドの選手ではないので、もうちょっとインに入ってゲームを作りたかったけど、外でやった方がチームのバランスも良かったのでそこでやっていました。いろいろ考えながらやっていたという感じです。今日は、翔(成岡選手)だけが良かったと思います。良いところでボールを受けていたし、シュートも打っていた。チームとして今日足りなかったのはディフェンスの粘り。ディフェンスが軽いと思います。連敗してダーッといってしまわないように、気持ちを引き締めたいと思います。
- 加賀 健一選手
- 最初は4バックだったので、積極的に上がっていくというか、高い位置で(ボールを)もらおうとしていたんですけど、途中から3バックになって、そこからは相手の2トップのどちらかをマークをする役割になりました。3枚になってからは、キク(菊地選手)がウィングバック的になったと思います。
2失点目は、最後のセンタリングが上がってきたところで、自分が先にボールに触っていれば防げたので残念だった。自分は、試合に出て課題がたくさん見つかっていると思います。特に人に対してもっと積極的に行くということ。センタリングも、楔のボールも、もっと潰しにかからないと自分の特徴は生かせないと思います。ダービーの雰囲気に少し自分が飲まれた感じがあったし、ボール際で気持ちで勝たないと結果としても勝てないと思いました。次は連敗だけはしないように勝ち点3を目指してがんばりたい。
- 大井 健太郎選手
- あの2本をきっちり決められて痛かったし、PK1本では勝てないということです。
前半は、相手の方が良くて、相手の右サイドからクロスを上げられ過ぎたと思います。それは、僕のコーチングミスもあるし、もっと康太を自分が押し出してあげればよかったと思います。秀人さん(鈴木選手)にもそれを言われていました。後半は修正できたと思います。
後半は、サイドが開いてくれてボールを出すところが増えたのでよかったと思います。今日の負けは痛いですけと、連敗しないように次に向け集中したいと思います。