2006JサテライトリーグDグループ
試合日時:2006年08月13日(日) 15時01分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 横浜F・マリノスMM21トレーニングセンター
- 1,300人
- 31.1℃/59%
- 晴/弱風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 唐紙 学志
- 名取 洋典/鈴木 孝一郎
- 聳城 巧
- 白石 聡樹
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
吉田 孝行 | 前半8分[得点] | |
田中 裕介 | 前半20分[警告] | |
前半24分[警告] | 藤井 貴 | |
久保 竜彦 | 前半38分[得点] | |
吉田 孝行 | 前半40分[警告] | |
ハーフタイム[交代] | 八田 直樹(in) ← 山本 浩正(out) | |
ドゥトラ(out) → 山瀬 幸宏(in) | ハーフタイム[交代] | |
榎本 哲也(out) → 下川 健一(in) | ハーフタイム[交代] | |
久保 竜彦 | 後半5分[得点] | |
那須 大亮 | 後半13分[警告] | |
久保 竜彦(out) → 大島 秀夫(in) | 後半15分[交代] | |
後半19分[警告] | 大井 健太郎 | |
中西 永輔(out) → 田代 真一(in) | 後半24分[交代] | |
田ノ上 信也(out) → 天野 貴史(in) | 後半31分[交代] | |
後半32分[警告] | 西野 泰正 | |
後半36分[交代] | 白井 洋樹(in) ← 中村 豪(out) | |
山瀬 幸宏 | 後半44分[警告] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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水沼 貴史 | 監 督 | 石井 知幸 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 夏休み、さらにお盆の真っ直中とあり、早くから親子連れが観戦に訪れ、試合開始を待ち望んでいる。
ジュビロにとってはこの試合が2006年度サテライトリーグの開幕戦となる。ジュビロが入るのはDグループ。横浜 F・マリノス、ヴァンフォーレ甲府、清水エスパルス、名古屋グランパスエイトの4チームと合計8試合を戦っていく。
まず開幕戦の対戦相手は横浜F・マリノスだ。ジュビロのメンバーを見ると、トップでも結果を残し、出番を今か今かと待ち望む能力の高い選手がズラリと顔を揃えている。GKは山本浩正。DFは昨日の試合でJリーグデビューを果たした犬塚友輔と大井健太郎が中でコンビを組み、左に森下俊、右に森野徹で固める。中盤は船谷圭祐、中村豪、藤井貴、岡本達也とスピードとセンスを兼ね備えたメンバーとなる。FWが西野泰正とカレンロバートの2トップ。U-21日本代表の中国遠征を経験してきたカレンロバートがどれだけ成長を見せてくれるか。今日のみどころとしたい。
すでに2試合戦っている横浜は2勝と好調。この試合のメンバーを見てもドゥトラ、吉田、河合、狩野と非常に豪華である。そして一番の注目はFW久保!!彼を止めることがジュビロの勝利につながるだろう。
昨年、ジュビロ・サテライトリーグの成績は、不本意ながら4分6敗と1勝も挙げることができなかった。サテライトの強化こそがチーム全体の底上げになるはず。ハイレベルな戦いを制し、強いジュビロを作り上げたい。まずは「1勝」を!!
- 前半15分まで
- キャプテンを務めるのは大井。ジュビロボールで前半キックオフ。
40秒横浜は右サイド塩川のクロスがいきなり久保の頭に合う。しかしミートはできずGK山本がキャッチした。
4分カレンがスローイングのボールをもらい受け、素速くドリブルへとうつるが田ノ上にファウルされ止められる。
5分藤井がペナルティエリアやや外からグラウンダーのシュート。しかしGK榎本にキャッチされる。
6分ジュビロは左・船谷が西野のポストを使い、右の森野へ出てセンタリングが入ったがシュートにはいけない。
7分ゴール前のルーズボールに久保が素速くシュートに行く。だが中村が必死でブロックに入り、これを阻止する。
8分だが均衡は破られてしまう。フリーとした久保からの浮き球のパスがゴール前に出ると、吉田が飛び出してGK山本と1対1。動きを完全に読まれ、技ありのループで先制。1-0とされた。
9分失点しても大井が大きな声でチームを鼓舞する。しっかりと集中し直したい。
12分左サイドを森下俊がオーバーラップで駆け上がる。ゴールラインぎりぎりまで粘ってクロスを入れたいところだが、中西、田中裕介2人に囲まれボールを奪われる。
13分カレンがミドルレンジからシュート。強烈な良いシュートだが惜しくもゴール左外。
15分なかなかゴール前でFWにボールが出ないジュビロ。
- 前半30分まで
- 16分ジュビロは右サイドの縦ロングパスに森野が全力疾走で追いつくが、わずかにラインを越えてしまう。
18分横浜は、ゴール正面で出た縦パスに久保がおとりとなって大井、犬塚を引きつける。そのスペースにボールが出ると、上がった田中裕介がフリーでシュート。決定的だったがGK山本がファインセーブでキャッチ。
22分右サイドに流れたボールに、久保が追いついてチャンスを作ろうとするが、森下がクリア。
23分塩川へのラフプレーで藤井に警告が出る。
この時間帯、両チーム共になかなかゴール前のシーンが作れないでいる。ジュビロはカレンがGKのボールもチェイスし、プレスをかけている。
27分横浜は右サイドから吉田がセンタリングを入れにくるが、岡本が必死のDFでクリアする。そのCKはGK山本がキャッチ。
30分船谷が思いきって縦パスをゴール前に送ったが合わせて走る選手はいない。
- 前半45分まで
- 31分西野がボールをキープ。ドリブルで中に切れ込むがシュートコースが開かない。
33分カレンがファウルを受け、自陣での森下のFKを横浜・塩川が至近距離でカット。パスが吉田に出て強烈なシュートを打たれるが、GK山本が両手で弾いて防いだ。
35分ペナルティエリア内左で西野にボールが渡った。即シュートを打てればという場面だが、ワンテンポ遅れてしまい、GK榎本の位置を確認してシュートを打ったが正面で止められてしまう。
38分中のカレンから船谷、藤井とダイレクトパスをつないでの攻撃だったが、センタリングが西野へは通らない。テンポ良い攻撃だ。
39分犬塚の不用意なクリアボールが、ゴール前に張る久保へと渡ってしまう。久保は落ち着いてシュート。鋭い左足シュートをしっかりと流し込まれ2-0とリードを広げられてしまった。
ミスからの失点だけに、非常に悔やまれる。
42分ジュビロはゴール正面20m弱の位置でFKを得る。藤井、船谷が構えるが、藤井が直接狙ってシュート。しかし横浜の壁に当たり、最後はGK榎本がキャッチする。
43分ゴール前中央で横浜の吉田が勝負にくる。ドリブルからシュートを打たれるが、犬塚が体を入れてクリア。危機一髪だ。
ドゥトラの左CKからファーサイド那須がヘッドを狙っていたが、合わない。
44分ロスタイム1分。
45分チャンスらしいチャンスは無く、前半終了。
ハーフタイム、しっかりと立て直し後半巻き返したい。
- 後半15分まで
- ジュビロはGKを山本から八田へと交代する。横浜もGKを下川へ、ドゥトラから山瀬幸宏が入って後半スタート。
1分ジュビロはCKのチャンス。船谷の右CKがカレンを狙うが、GK下川にパンチングされてしまう。だがこぼれ球を西野が拾い、絶好のチャンスだったが打ち切れない。惜しい場面。
2分逆にカウンターを食らってしまう。ロングパスが山瀬に通り、大井が必死についたがGK八田との受け渡しのところで曖昧となってしまい、八田に任せたボールを山瀬が巧く田ノ上に戻したが、最後は何とか守りきった。
3分ジュビロはゴール前で船谷が技ありのスルーパス。しかし藤井のシュートは塩川にブロックされてしまった。
5分横浜は、パスを受けた久保がそのまま勝負。大井が1対1でついたがあっさりと交わしてゴール右隅へと流し込んだ。3-0、やはり久保は別格と言わざるを得ない。
11分横浜は、山瀬の絶好クロスが入るが、久保に渡る一瞬前で止める。CKから山瀬がドリブルでしかけ、ペナルティエリア内で船谷を軽く交わしてシュート。GK八田が体で止めたが危険なシーンだった。
13分カレンの速いリスタートから速攻。ペナルティエリアぎりぎりのところで西野が那須に倒されFKを得る。那須には警告が出ている。
14分そのFKを船谷が左足で直接狙ったが、壁に当たってしまう。
- 後半30分まで
- 16分横浜・久保に代わって大島が入る。
16分横浜は、直接FKからのスルーパスに、狩野が左からシュート。八田が手に当て弾いたところに、逆サイド田ノ上が抑えたグラウンダーのシュートを放ってくる。枠をきっちりと捉えてきたが、ポストに助けられ、ボールが跳ね返ったところに再び狩野が待っていたが、一歩合わずピンチを脱する。
18分横浜右サイドの吉田がシュート。八田も触って再びポストに救われる。ゴール前で止まったボールを森野が必死のクリア。ゴール前のシーンで相手を引っ張ったとして大井に警告が出た。
23分ピッチを広く使った攻撃。カレンからサイドチェンジのロングボールが出ると、左サイドを岡本が素速く上がって追いつくと、ワントラップしてからセンタリング。だがGK下川へ直接渡ってしまう。
25分中西に代えて田代が入る横浜。
25分ペナルティエリアぎりぎりのゴール正面から、横浜・狩野がシュート。バーを越えたが肝を冷やした。
27分再び横浜狩野が、中央で田ノ上のスルーパスに抜け出してシュート。ゴール右へと逸れたが、決定的な場面だった。
ジュビロはどうしても山瀬、田ノ上、狩野の動き出しを止めることができない。空いたスペースに船谷が動いているだけに、上手くそこを使って一矢報いたいところだ。
- 後半45分まで
- 30分横浜の選手交代は、田ノ上から天野。
32分河合を倒した西野にイエローカードが出る。
33分右サイド吉田のクロスに天野がファーストタッチでダイレクトボレーシュート。これはゴール右へと外れていった。
35分ここへきて中村の動きが目立つようになる。
35分疲れの出るキツイ時間帯だが、誰もが追わなくなったライン際のボールをカレンが必死に追い、CKを奪う。諦めないプレーにジュビロサポーターから声援が飛ぶ。
37分ジュビロは中村に代えて、ユースの白井を入れる。
38分船谷が個人技で勝負するが、さすがに3人に囲まれると思うように抜けない。跳ね返されたルーズボールを、白井が走り回って奪う。
39分岡本が右から思い切ってシュート。ファーサイドのゴール横を通り過ぎて行った。太ももを叩き、悔しがる岡本。
42分横浜は、河合を起点に山瀬、吉田、塩川とテンポ良くパスをつなぎ、最後は河合から山瀬が粘って振り向きざまにシュート。だが枠外を越えた。
44分ジュビロはこぼれ球をカレンが奪ったが、ボールをもらいに走る選手がいない。味方の援護を待ったカレンが左の岡本の上がりを使ったが、すでに横浜DFが守りを固めた後だった。
44分ロスタイムは3分。
ロスタイム 森野が倒され、山瀬に警告が出た。
船谷がFKを蹴る。精度の高いボールがゴールを襲ったが、下川が手を伸ばしてこれをクリア。CKを奪った。
ラストプレーのCK。しかし守りきられてゲームセット。
残念ながら初戦を飾ることができなかった。
今後密な日程でサテライトリーグも続く。実戦の中で得るものは多いはず。今後の糧にしていきたい。
選手、監督コメント
- 大井 健太郎選手
- もっと声を出して、修正や指示を90分間通して出せたら良かったと思います。立ち上がりの失点がやはり大きかったです。ただ、チャンスもあったので決めたかったところだと思います。
相手は良いメンバーを揃えてきてくれたので、思い切り自分たちの力をぶつけたいと思っていました。なので思うようなプレーができなかったところが、悔いが残ります。
今日の試合にも、イヴァイルコーチやトップチームのスタッフが見に来てくれていて、しっかいと見ていてくれると感じました。良いプレーをすれば必ず次につながると思うので、しっかりとアピールしたいと思います。
- 西野 泰正選手
- チームとしてはイージーなミスが多くて、やられてしまった場面が多かった。個人的には、チャンスが何回かあったので、そこで決めていればまた違った展開になったかもしれないので、非常に残念です。最初、立ち上がりどちらもあまり良い立ち上がりではなかった。早い時間でチャンスはくると思ってやっていて、その通り1本チャンスが来たのですが…
(これからサテライトリーグも続きますが)一番はサテライトリーグではなくトップの試合に出ることですが、サテライトも公式戦なので、こういう試合勘を養うという意味でも良い機会だし、トップの試合に出るための良いアピールの場にもなると思うので、しっかりゴールを決めてアピールできればいいかなと思います。
- 船谷 圭祐選手
- 試合前、立ち上がりの失点だけは避けようと話していたので、立ち上がりに点を取られたのが痛かったです。決定機もこちらも何度かはあったので、それを決めきれるようにしたいなと思います。あと、守備で曖昧なところが出たかなと思う。もっと責任感をもって付いていかなければいけないところもあったので、一人一人がそういう部分をしっかりとやって、もう少し頭を使ってやっていけたらいいなと思います。
せっかくのチャンスでも、ボールを奪った次のパスミスが全体的に多かったので、それで流れが悪くなったりしていたと思います。
今日は良い相手とやれて良かったと思いますけど、勝ちたかったです。
久しぶりに90分やって疲れました。でもこれからサテライトリーグも始まるので、試合をこなしていきたいと思います。あくまで、トップでの出場を目指して日々頑張ります。
- 八田 直樹選手
- 何をやっていいのか戸惑ってしまう部分がありました。相手、特に久保選手に良いようにやられて、とても悔しいです。
個人的にはコンディションが上がってきています。これからサテライトリーグが始まり、試合がたくさんできるので、しっかりとアピールして今後につながるように頑張りたいと思います。
- 森野 徹選手
- 何もできずに終わってしまいました。今日はしっかりと中盤に当ててボールをポゼッションして、最終的にFWを狙ってという、崩すサッカーを目指していたのですが、パスが回っていなかったので難しかったです。自分たちのやりたいことができていなかったので、もっと自分たちから攻めていきたかったです。相手が有名な選手だったんですが、逆にやる気がさらに出ました。やっぱり一段階も二段階もプレーが違うなとは思ったんですが、それについていかなければいけないので、非常に良い経験になりました。
勝つことが一番大事だと思うので、勝ちにこだわりたいです。