2006 Jリーグプレシーズンマッチ in Fujieda
試合日時:2006年02月26日(日) 13時32分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 藤枝総合運動公園 サッカー場
- 2120人
- 10.9℃/98%
- 雨/中風
- 全面良芝 水たまり
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 成田 雅明
- 松尾 一
- 下村 昌昭 / 犬飼 一郎
- 長田 和久
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半11分[得点] | 杉本 恵太 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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山本 昌邦 | 監 督 | セフ フェルホーセン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- プレシーズンマッチin Fujieda 藤枝総合運動公園にて13時30分キックオフのこの試合。相手に名古屋グランパスエイトを迎え開幕前の最後の調整試合が行われる。シーズン本番を仮定しての戦いに選手・スタッフ・サポーターが本気モードへ突入する。しかし心配なのが天候。朝から激しい大粒の雨が降り続き、ピッチにも水が溜まっている状況。ボールも転がらないし足元も安定しないピッチコンディションで挑まなければならない。サポーターも雨カッパを着て待っているが大変そうだ。選手たちも心配そうにピッチを見ている。気をつけなければいけないのは怪我!チームでの最終テストにモチベーションは高いが無理をする場面でもない。気を抜かず集中したサッカーが今日は特に必要になる。メンバーはGK松井謙弥。久しぶりのスタメンに90分間安定してい出来るかがポイント。DFは菊地直哉を真ん中に右に鈴木秀人、左に茶野隆行となった。ボランチに服部年宏とファブリシオ。右に西紀寛が入り、左に村井慎二が帰ってきた。トップ下は名波浩。ツートップは調子を上げている西野泰正とカレンロバートのツートップ。藤枝東高校出身の中山雅史と成岡翔らがベンチを固める。今日の試合、難しいコンディションだが気持ちとチームでの動き、特に守備面の最終確認をしていきたい。
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。開始前から激しく降る雨が止まずますますボールが動かない。ボールが止まり、走っても滑る。難しいコンディションに選手たちが苦戦する。いきなり両チームはっきりしたプレーで大きく蹴り出す。長いパスも途中で止まり先が読めない展開。
4分、右サイドで西が倒されFK。角度のないところから名波が直接狙うがゴール上を超える。
6分、名古屋の右CK。しかし中でジュビロDFがしっかり跳ね返す。
11分、中盤での水溜りからボールが止まる。両チーム戸惑いながら力技が進む。ゴール前にクロスが上がりボールが止まったところで19番杉本が滑りながらシュートを放つ。右45度から右足で放ったシュートがゴールバーに当たりそのままゴールイン。先制点は名古屋に入る。その後も水溜りでサッカーにならない状態が続く。怪我だけには気を付けたい。
- 前半30分まで
- 17分、センターサークル内の水溜りにボールが止まる。2人3人とボールに突っ込み足を降りぬく。最後に行った西が空振りをした際、足を痛めてしまう。倒れたまま起き上がれず一度ピッチの外へ出る。ドクターに見てもらい再びピッチへ戻るがとても心配だ。
22分、ツートップの西野とカレンが身体を張り粘るがなかなか前に進めない。
28分、名波が中盤で力で持って行く。こぼれ球を西が強引に行きカレンに繋がる。シュートはゴール左隅に決まるがオフサイドの判定。今日はどう気を遣ってもパスは通らないピッチコンディション。全ての選手が大きく足を降りロングキックの連続だがボールは前に進まない。
30分には茶野がスライディングタックルに行くがスリッピーなグラウンドに相手の足の裏が顔面に入り倒れこむ。通常のサッカーが両チーム全く出来ず苦しい時間が続く。
- 前半45分まで
- 激しく強い雨が降り続きグラウンドの水溜りがどんどん増えていく。このボールの止まるグラウンドに対応出来ているのがDF鈴木とMFファブリシオと西ぐらいだろう。後はどうしても思うように行かず前に蹴るしかなくなっている。
43分、西が大きくカレンの前のスペースまでボールを蹴る。ボールはもちろん止まりDFと追いかけ合うがドリブルができない。左に入っている村井も感覚がおかしい。トラップもドリブルも出来ず、ディフェンスも狙いどころを掴めない。ファブリシオが何度もボールを浮かし前線へ。
ロスタイム1分を終え前半終了。全くサッカーにならない展開に会場にいるサポーター・メディア陣も苦笑い。しかし同じピッチで勝負している以上、勝負事は負けられない。開幕前の最後の試合、今日は内容は仕方がないとしても結果だけは残し勢いをつけたい。
- ハーフタイム
- 悪天候・ピッチコンディション不良のため、マッチコミショナー両チーム監督により試合続行を協議中。
- 試合中止
- 天候が回復しないため、協議の結果試合続行不可能となり中止となりました。両チーム選手がサポータの元へ行き御礼をいう。この雨の中、スタジアムまで応援に来てくれたお客様には大変感謝しております。試合後はベンチメンバーがグラウンドを走り汗を流す。17時から予定されていたサテライトの練習試合も中止。この状況で開幕前に怪我をすることが一番の心配だっただけにひと安心。あとは1週間、開幕までの時間を大切にしたい。
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- せっかく集まって頂いたサポーターの皆さんには申し訳なかったのですが、ちょうど一週間前ということで名古屋の監督とも話をしまして選手の安全のためにということで。後半、中山と成岡が地元で出るので、前半で終わるのだったら先に出しておけばよかったなというのもありますけれど、お披露目ができなかったので本当に申し訳ないと思います。仕上がりをチェックする上では、FWのコンビをどうするかということでいろんなテストをしている所だったのでもうちょっといい条件でやらせてやりたかったと思います。残り一週間になったので、代表組が戻ってくることも含めて一週間しっかりと準備したいなと思います。今日のゲームに関してはこういうコンディションなので、選手はすごくモチベーションが高くて期待していたのですが、内容的には評価も何もないような試合ですので。
Q.短い時間の中で得点を許すような形になりまして、前回もディフェンスのサイドのスペースを使われるシーンがあった気がするのですが、今回の失点の形については気にかかることは?
A.システム上どうしてもあそこは使われるスペースなので、今日の段階で言うことがいいかどうかわかりませんが、今週一週間準備はしてきたのですが、今日のはちょっと違った要因だと思いますので修正はしっかりとしていきたいと思います。それを試す場でもあったのですが、こんなコンディションでそれができなかったので、すごく残念に思います。
Q.途中で西選手や服部選手が痛めましたけど大丈夫ですか?
A.西も服部も前半で交代という準備はしていました。ダメージは多少ありますけど、一日あけないとわからない感じです。服部はふくらはぎの打撲ですね。かなり蹴られて腫れていましたね。
- セフ フェルホーセン監督
- 試合中止に関してはあまりよくは思っていません。玉田、中村、吉村、金に試合前になるべく90分間プレーして欲しいということを伝えました。45分間で中止になってしまったことはとても残念に思います。ただ、現実的に見てこのまま試合を続けると選手達の疲労も溜まってきますし、リスクが大きくなると感じました。試合を続けてもサッカーにはならないと思いますし、ラッキーで勝てたとしてもあまり意味がないと思います。蹴って走るだけのサッカーになってしまっていたと思います。私たちの上には屋根がついていましたが、一般のサポーターの皆様の上には屋根がついていなかったので、サポーターの方々のためにもあまりいいゲームとは言えなかったと思います。難しい判断だったと思いますが、私の判断ではやはり中止にするべきだったと思います。
Q.開幕までの一週間、J1のチームとのプレシーズンマッチというのは非常に重要になると思うのですが、このような雨で戦術を詰めることができなかったと思うのですがその点に関して何か影響はありますか?
A.やはりこのような状況では戦術といったことも全く意味がなくなってしまうので、蹴って走るだけのサッカーになってしまうので仕方ない部分もあると思います。
Q.今日の45分の中で確認できたことは?
A.試合前にディフェンスからのビルドアップはするなというこを選手に伝えました。そしてロングボールに対してセカンドボールの処理をきちっとするように伝えました。選手達もその通りにやってくれたと思います。もう一つ、雨の中でも楽しくサッカーをやろう、雨だからといってネガティブになるのではなく楽しく、そしてシンプルにやろうと選手に伝えました。
Q.開幕までの一週間でどこに重点をおいて調整したいですか?
A.スケジュールはもともと立ててありますので、いつも通り週の初めに負荷の高い練習、そしてスピードトレーニングを入れていきたいと思います。そして、週の中頃から戦術トレーニングに入っていきたいと思います。開幕ゲームだからといって特別にスケジュールを変えたりはしません。
Q.現時点で不安なこと、やり残したことがあれば教えてください。
A.みんな一生懸命やってくれていると思いますし、モチベーションも非常に高いと思います。日に日によくなってきていますし、けが人が戻ってくればもっとよくなっていくと思います。
- 鈴木 秀人選手
- サッカーにならなかったので、(中止は)しょうがないんじゃないでしょうか。本当にケガが一番怖かったですから。
Q.開幕前の大事な時期で、ケガが1番怖かったのでは?
A.そうですね。やっぱりボールが、あれだけみんなが思いっきり蹴るにしても、ちょっとケガしそうな部分があったので、中止になってサポーターの皆さんには悪いのですが、ケガをする前に中止になって良かったな、とは思います。
Q.中止になったことのマイナス要因はありますか?
A.別に無いですね。今日もし代表が組がいて試合をやれるということだったら、そうかもしれませんが、特にそういうわけでもないので。
- 茶野 隆行選手
- 良い状況、良いコンディションでやりたかったのですがね。あとはケガとかコンディションとかいう面で崩したくないとうのもあるし、ちょっと集中力も切れちゃうというのもあるので、それはあと1週間密度の濃いトレーニングをして、調整していくということになると思います。
- カレン ロバート
- せっかくサポーターも来てくれたのに、中止になってしまって残念です。
ボールが止まる場面も多く、今まで経験したことがないくらいに、ピッチに水が溜まっていました。逆に良い経験になりましたね(笑)
とにかくサッカーどころではなかったので、裏に出てルーズボールとの戦いだと思ってやっていました。
Q.開幕まであと1週間ですが。
A.(試合が中止になって)アピールする場がなくなってしまったので、練習からしっかりやっていかないと、開幕スタメンはないと思うので、他のライバル達に負けないようにやっていきたいです。やることやって、とにかく自信をつけて開幕戦を迎えたいです。
- 村井 慎二
- 正直言えば、90分試合をしてコンディションを確かめて、サッカーを確認したかったですね。それができなくてチームの準備としては残念です。やりたいことが沢山あって、それをゲームの中で確認できずに開幕を迎えるのは少し不安ですけど、今日のピッチでは、戦術も何もないですからね。寒い中観に来ていただいたサポーターの皆さんには、本当に申し訳ないですね。
Q.サッカー人生でこういう経験は?
A.中止になったのは初めてでした。
雨の試合はよくありますけど、あれだけピッチに水が溜まると試合はキツイですね。
- 菊地 直哉
- 試合は中止になりましたけど、失点してしまったので、反省はしないといけないですね。しっかり話さないといけないと思います。今日はとにかく集中力を切らさないようにしてみんなで声をかけあっていました。
今日は前線に長いボールをディフェンスの背後に入れてあげるのが1番良いと思いましたけど、ボールが飛ばないので難しかったですね。
Q.開幕まであと1週間ですが。
A.代表選手も帰ってくるので、チーム内のポジション争いも激しくなりますし、その中でチームがレベルアップして、試合に出る人も出られない人も、チームの勝利のためにみんなで協力して、すごく大事な試合なので開幕戦を勝てるようにしたいです。
- 松井 謙弥
- 今日は、簡単にセーフティーにやることを心がけました。いつもの判断と違うし、止まるので難しかったです。水たまりばかりでサッカーになっていなかったですが、後ろのディフェンスラインはセーフティーにやろうという意図をみんな持っていたので意識は通じていて統一はできていたと思います。
Q.手応えは?
A.スムーズに入れたと思うし、そういう面ではいつ出てもいい準備はしているので大丈夫だとは思います。
試合前にバックパスをなるべくしないように、なるべく簡単にと言っていたので、迷うところはなかったです。ディフェンスと同じ意識を持ってやれたことは大事になってくると思います。次は晴れの日に90分やりたいです。
Q.今シーズンの目標は?
A.一試合でも一分でも試合に出ることですね。縦のボールへの反応とクロスボールをアピールしたいです。
- 西野 泰正
- うまく潰れたり、ヘディングでカレンと二人で縦関係になりながら起点を作ろうとはしましたけれど、なかなかうまくはいかなかったです。もっとゴールを向いてプレーをしたいのですが、あまりいい状況で裏にでてくるようなコンディションではなかったので、自分が上手く潰れて後ろの人が前向きでシュートを打ったり、そういう所を意識してやりました。
Q.開幕まであと1週間ですが。
A.出られるかどうかわかりませんが、自分のできることはいいコンディションでいて気持ちだけは準備しておきたいです。出られるように一週間がんばりたいと思います。
Q.エスパルスから戻ってきて一皮むけた部分は?
A.そういうのは僕が判断することではないと思うので、周りの人が言ってくれればいいと思います。自分が感じたことはたくさんあるし、プレーだけじゃないこともたくさん感じたし、そこは自分でどこが変わったというよりもプレーを見て成長したなといってもらえればいいと思います。試合に出て点を取る自信もあります。
Q.今日の45分間での手応えは?
A.カレンと45分間やって、いい距離でタイミングも合ったしよかったと思います。後は、こういうコンディションの中で起点を作ったり、作れなっかたらファールもらってFK。こういう試合なので、セットプレーが大事なので。そういうことは多少出来たかなと思います。
Q.コンビが変わっても誰とでも上手く修正しながらやれる自信がありますか?
A.もちろん毎日一緒に練習していますし、すごいいいFWがうちはいっぱいいると思うのでやりやすいですし、タイプの異なった選手達なので誰と組んでも自分の長所を出しつつ組んだ人とも上手くやれると思います。