鹿児島キャンプ練習試合第3戦
試合日時:2006年02月12日(日) 13時00分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 45分×3本
- 鴨池陸上競技場
- 2000人
- 晴/中風
- 全面良芝
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
成岡 翔(out) → 上田 康太(in) | 前半38分[交代] | |
前半43分[警告] | 森脇 良太 | |
中山 雅史(out) → カレン ロバート(in) | ハーフタイム[交代] | |
西 紀寛(out) → 太田 吉彰(in) | ハーフタイム[交代] | |
前田 遼一(out) → 藤井 貴(in) | 後半14分[交代] | |
船谷 圭祐 | 後半16分[得点] | |
鈴木 秀人(out) → 大井 健太郎(in) | 後半32分[交代] | |
ファブリシオ(out) → 犬塚 友輔(in) | 後半33分[交代] | |
前半42分[得点] | 田村 祐基 | |
西野 泰正 | 延長前半15分[警告] | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
山本 昌邦 | 監 督 | 望月一仁 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合中継に関してのお知らせ
- 今回の練習試合は45分×3本となります。システムの関係上、得点ボードが正しく表示されません。前半→1本目、後半→2本目、延長前半→3本目としてご理解ください。また、リザーブ選手数が多すぎて、リザーブ選手の枠に入りきらないため、選手交代は中継レポートの文章内でご確認ください。
- みどころ
- 鹿児島キャンプもいよいよ最終段階。愛媛FCを相手にこのキャンプ期間中3試合目となる練習試合を行う。会場の鹿児島県立鴨池陸上競技場は風が若干強いが、晴天に恵まれている。日曜日とあって、たくさんの観客がこの試合を観戦にきてくれている。
スターティングメンバーは、GK佐藤、DFに鈴木、菊地、茶野、MFにはボランチに服部&パブリシオ、左サイドに船谷 、右にはきょうは西が入る。トップ下は成岡が果たし、2トップに中山、前田が並ぶ。キャンプが充実していたことを証明できる結果となるか。日々形となっている2006ジュビロのサッカーに注目したい。
- 1本目15分まで
- 今日のキャプテンマークは、今シーズン初スタメンの西の左腕に巻かれている。左にエンドをとったジュビロ。愛媛ボールでキックオフ。
1分、中盤愛媛陣内から成岡がプレッシャーをかけ、ボールを奪いに行く。
3分、前田が高い位置からボールを奪うが、これは惜しくもファウルとなる。
5分、愛媛は裏へのボールが出て永富が抜け出すが、菊地がしっかりとクリアしピンチを防ぐ。
両チームともなかなかボールが落ち着かない。
8分、パスカットから左サイド船谷、前田とつなぎ、服部がクロスを入れるが中山へは通らず。
11分、ファブリシオ、鈴木と良い形でパスをつないでいくが、攻めきれない。
12分、西が右サイドからのクロスを愛媛DFがクリア。そのCKを船谷が蹴り、茶野がヘディングシュートを放つがバーを越える。
14分、愛媛は菅沼がシュートコースを見つけ、ミドルシュート。強烈だがGK佐藤がしっかりとキャッチする。
- 1本目30分まで
- 16分、鈴木がボールを奪い、速攻をかけるがつながらない。
17分、西の左CKがクリアされ、再び西の元へ戻る。成岡に当て、再度西がシュート。グラウンダーのシュートはGK羽田にキャッチされる。
18分、高い最終ラインからの攻撃、茶野が縦にロングパスを出すが長すぎで前田には通らない。
20分、服部が右サイド西の位置を確認し、ロングパス。しかし西の飛び出しがやや早くオフサイドの判定を受ける。
22分、コンビネーションミスから攻撃を受ける。愛媛の川井が長い距離をドリブルし、鈴木を交わして永富、菅沼とつなぎクロスが入る。だがゴール前シュートの場面で大坪がハンドし、ジュビロはピンチをのがれた。
27分、愛媛はDF森脇の縦パスにゴール前大坪が滑り込み、足を出すが鈴木が大きくクリアする。
- 1本目45分まで
- どちらとも、まだ決定的な場面は作れていない。
34分、愛媛は高萩のパスが抜け出て大坪がシュートするが、GK佐藤がキャッチした。
36分、右サイドから成岡がセンタリングを入れる。ゴール前に合わせた良いボールが入るが、中山は一歩届かない。
38分、ジュビロは右CKを船谷が蹴る。中山の頭に合うが、浮いてしまい枠外へ飛ぶ。
39分、前田が体をはってキープし、西へパス。カットされるがCKを得る。
この間に成岡に代わって上田が入っている。
39分、CKを船谷が蹴るが愛媛DFがクリア、そのこぼれ球を代わったばかりの上田がループシュート。あわやかと思われるシュートだが惜しくも枠外へ。
ジュビロは、船谷がトップ下、上田が左サイドに入っている。
41分、愛媛は右から高萩がシュート。GK佐藤がキャッチする。
43分、前田へのファウルで、愛媛森脇に対して警告が出される。
45分、ロスタイム無く1本目終了。
- 2本目15分まで
- ジュビロの選手交代。太田、カレンが入り、佐藤、西と中山がアウトする。愛媛ボールからキックオフ。右にエンドを取るジュビロ。
2本目のメンバーはGK佐藤、DF鈴木、菊地、茶野、MF左サイド上田、右に太田、ファブリシオ、服部のダブルボランチにトップ下は船谷 、前田カレンが2トップをはる。キャプテンは菊地。
愛媛はGK羽田、DF橋垣戸、川井、金守、関根、MF金子、広庭、高萩、FW猿田、田村、友近。
7分、スローインからカレンが勝負し、ゴール前に切れ込むが止められてしまう。
9分、ジュビロはこぼれ球をつなぎ、船谷がシュートを打つ。しかしGKにキャッチされる。
11分、右サイド太田がドリブルからシュート。グラウンダーのシュートはGK羽田がキャッチする。
14分、ジュビロは前田に代わり藤井を投入する。
15分まで、攻めてはいるが決定的なかたちがつくれていない。
- 2本目30分まで
- 16分、ようやくジュビロが先制!カレンからのボールを左サイド服部がクロスを上げ、逆サイドの太田がトラップしてからシュートするが、相手選手に当たり、そのボールを詰めた船谷が左足で流し込みゴール!非常にキレイな形で1-0と先制した。
17分、ジュビロはGKを八田に代える。
17分、愛媛の金子がシュート。しかしGK八田がキャッチする。
19分、愛媛は金守に代わって加藤が入る。
27分ジュビロは藤井がパスをカットし、カレンがアウトサイドで出したボールにゴール前船谷が詰めるが、惜しくもGKにクリアされてしまう。
29分、左サイドで、服部が絶妙のループパス、上田がつないで再び服部へ出る。センタリングを入れたが服部の位置はオフサイドと判定される。
30分、右の太田がセンタリング、船谷が絶好のタイミングで右足シュートを放つが、ゴールを大きく逸れてしまう。スタンドから子どもたちの大きな溜息がきかれた。
- 2本目45分まで
- 32分、ジュビロは鈴木に代えて大井が入りそのまま右のストッパーへ入る。
33分、続いてファブリシオに代えて犬塚を投入する。こちらもそのままボランチの位置へ入る。
36分、愛媛は猿田がドリブルをしかけてくるが、茶野がしっかりと対応。
38分、相手ボールを奪った犬塚がドリブルで攻め上がるが、ゴール前までの攻撃にはならない。
41分、ジュビロは服部から船谷、カレンとつなぎセンタリング。ファーサイドの太田へ通るがワントラップからシュートは打てず。非常に惜しい攻撃だった。
42分、ジュビロのクリアボールの跳ね返りを、愛媛・田村が詰め寄ってゴールに突き刺し1-1とする。
45分、流れのまま2本目の終了。
- 3本目15分まで
- 3本目。ジュビロのメンバーはGK松井、DF大井、松下、森下、ボランチに上田と犬塚、右サイド太田、左には中島、トップ下は藤井。FWは西野、岡本。上田がキャプテン。
愛媛はGK川本、DFに加藤、八柄、橋垣戸、小原、MFは金子、広庭、井上、FWに川井、田中というメンバー。
左サイドにジュビロ。ジュビロボールから3本目のキックオフ。
4分、愛媛の加藤が警告を受ける。ペナルティエリア付近真ん中の良い位置からのFKを上田が直接狙う。愛媛の壁を越えるキレイな弧を描くが、惜しくもゴール右に逸れ、枠外。会場がざわめく。
9分、上田が真ん中から速い浮いたパスを出し、西野が合わせて走るが愛媛GKも反応して飛びだし先にキャッチする。
12分、中盤での攻防が続いている。どちらかというと攻撃をしかけているのは愛媛。広庭を中心に素速いドリブルからゴール前へしきりにパスを狙っている。
14分、ジュビロは中盤でボールを奪うと、岡本、藤井とつないで、ラスト左から走り込んだ中島がシュート。しかしゴールネット横に入れてしまいノーゴール。決定的チャンスを逃す。
15分、西野に対して警告が出る。
- 3本目30分まで
- 19分、ゴール前へなかなか攻められないジュビロは、犬塚が思い切ってロングシュート。しかしゴールから大きく外れてしまう。
20分、愛媛は田中がゴール右からシュートを狙うが、GK松井が体を張って阻止。
21分、ジュビロは太田に代え白井を入れる。白井はボランチ、犬塚が右サイドへとポジションを変える。
22分、ゴール前に出たルーズボールにGK松井が飛びだすが、愛媛の川井が交わし、狙ってシュート。しかし松井が素速く戻って、ガッチリと正面でキャッチ。ヒヤリとする場面だった。
26分、上田が下げたボールを大井が受け、そのままドリブルしてミドルシュート。だが枠外。
29分、愛媛は右サイド八柄からのクロスにファーサイド田中が頭で落とし、川井がダイレクトボレーを打ってくるが大きく外れる。
30分、右サイド犬塚がロングパスを追い、ゴールラインぎりぎりの位置で粘ってクロスを入れる。西野が走り込み、倒れながらも右足に当てるが、枠外へ転がる。
- 3本目45分まで
- 33分、愛媛はパスをカットすると、田中が走って強烈なシュート。しかし松下が真っ向で止める。
36分、ジュビロはパスをカットされる場面が目立つ。愛媛はカットすると広庭がエリア内右からシュート。松井が好セーブで防ぐが、決定的なピンチだった。
38分、ジュビロは中盤でパスがなかなかつながらない。愛媛はDFラインでボールを回し、1本のパスから川井が狙うが、ボールが長く松井がキャッチ。
40分、再び愛媛は、中盤でパスをカットし広庭、猿田とつないで勝負。大井が落ち着いてDF。
41分、攻めあぐねるジュビロは、岡本がゴール正面からミドルシュートを狙う。しかし大きく外れ、バーを越えてしまう。
43分、ジュビロは大井のロングパスを西野が頭で落とし、藤井へ。シュートは打てず戻したところを上田がミドルシュート。精度の高いシュートだが惜しくも枠外。スタンドの子供が感嘆の声をあげる。
44分、右サイド上田のCKだが逆サイドへ流れてしまう。
45分、ボールが外へ出たところで試合終了。1-1に終わる。
勝利で終わることができなかったが、この試合で浮き彫りになった課題を、磐田に帰ってからのチーム強化へとつなげたい。
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- 全体のバランスも良いし、守備はすごく良かったと思います。ただ、前線がみんなケガ人、病み上がりなので、今日のゲームは見た感じだとコンディションが50~60%ぐらいしかありませんでしたね。中山、前田、西、カレンとケガでしたし、西野は風邪だったので、元気なのは藤井 貴だけっていう感じでした。そこにボールがおさまれば攻撃の方もある程度形ができると思いますが、おさまりが悪かったです。コンディションが50~60%ぐらいでしたね。これが開幕までの一番の課題になりました。
今日の試合、守備はかなりしっかりしていました。
Q.このキャンプの一番の収穫は?
A.若手からベテランまで大きな差もなく、チーム全体の下の底上げができたというのもあるし、今日は少し疲労があったとは思いますけど、ベテランもコンディションが良い感じで仕上がってきていると思います。あと、若いところで言うと、上田も良いし、船谷も良くなっているし、藤井とかもググッと上がってきている気がするので、これで1回キャンプ明けて、疲れがとれてからどうかというところですね。そういう風に伸びてくるのかというのを楽しみにしています。ベテランは、さすがに仕上げ方を知っているというか、とにかく順調に来ていると思います。
- 菊地 直哉選手
- 今日は前半そんなに良くなくて、やっぱり名波さんがいないとプレスの位置が決まらないというのを改めて感じましたね。まだ前の3人の意思統一ができていないし、トップ下のポジションはすごく重要だなと思います。DFの時にもそれは言えますね。
前の試合の方が、ここまでキャンプでやってきたことを出せた部分が多かったと思う。今日は攻撃に関しては、後半は上手くいってた部分は多かったし、守備はそれほど崩された場面は無かったと思う。あとは、もっともっと迫力のある攻撃があれば良いな、と思います。せっか良いところでボールを奪っても、後ろに下げるケースが非常に多かったんで、そこからもっと前にどんどんサポートしていけばいいかなと思います。
今日は、シュート数がすごく少なかったので、もっともっとシュートの意識を高くもたなければいけないと思いました。
僕自身、このキャンプは、体的にも順調に来ていると思う。そういう意味では良いキャンプだったと思う。それに、みんなとコミュニケーションがすごくとれたんで、それがとても良かったです。
3試合とも主にセンターバックでしたが、人が足りないので仕方ない部分はありました。ただ、シーズン中でもそういうことはあると思うし、一番後ろから見えるものもたくさんあったので、すごく楽しかったです。
ジュビロが目指すサッカーにはまだまだだと思うけど、その基礎みたいのを今までキャンプでやってきた。付け加えはこれからだと思うので、個々それぞれの技術とかもあると思うので、「これから」という感じですね。
このキャンプを生かさないといけないと思うので、このキャンプが充実していたと後で言えるような、これからの過ごし方をしていかなければと思っています。
- 太田 吉彰選手
- 2本目は最初だけ良い動きをしていたんですけど、3本目になってちょっと動きが止まってしまったんで、そういう部分では少しずつ連携から上手く動けるようにしていけたらいいと思います。
Q.何度か惜しい場面がありましたが?
A.シュートを打ったらアシストになったりしたんで(笑)、いろいろラッキーな部分はありましたけど、磐田に帰ってしっかりと修正していきたいと思います。
Q.このキャンプの一番の収穫と課題は?
A.西君や翔(成岡選手)とかが右サイドをやっていて、激しいポジション争いの中でいろいろな選手の動きとかを見れたので、そういう部分で自分で今後に生かしていけたらいいなと思います。
守備面でも、いろいろ言われてたんで、修正できて良かったですし、あとは連携、ワンツーの崩しとかをやっていけたらいいなと思います。
毎年良いキャンプで、今年もうまく、ケガ無く、いろいろな修正ができたんで、良いキャンプだったと思います。
全試合出場を狙って、毎試合毎試合アシストなり得点を狙って、毎試合毎試合活躍できるように、そしてチームが勝っていけるように頑張りたいと思います。
- 上田 康太選手
- (惜しいシュートがありましたが)あれはたまたま壁の間を抜けてくれたんですが、ミスキックです。
今日は1本目の途中から出れてチャンスだったんですが、そこまでうまくアピールできなかったかもしれません。特に3本目はミスばっかりだったんで、ダメでしたね。
途中からボランチから左サイドにチェンジしましたが、どこでも良いプレーをやっぱりアピールしなくてはいけないと思っています。いろいろできた方がチャンスが広がりますしね。
このキャンプは、良いプレーを見せて上手くアピールできたところもあったと思うんですけど、まだまだ足りないところもあるんで、課題が見つかりました。中盤でまだ取られることが多かったり、もっと前に絡んでいけたらな、というのが具体的な課題です。
これからも、どんどんアピールして頑張りたいと思います。