鹿児島キャンプ練習試合第2戦
試合日時:2006年02月10日(金) 15時00分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 45分×2本、30分×1本
- 鹿児島県立鴨池陸上競技場
- 500人
- 曇り
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
名波 浩 | 前半13分[得点] | |
藤井 貴 | 前半22分[得点] | |
前半26分[警告] | 河端 | |
名波 浩(out) → 成岡 翔(in) | ハーフタイム[交代] | |
藤井 貴(out) → 前田 遼一(in) | ハーフタイム[交代] | |
中山 雅史(out) → カレン ロバート(in) | ハーフタイム[交代] | |
佐藤 洋平(out) → 松井 謙弥(in) | ハーフタイム[交代] | |
茶野 隆行(out) → 森下 俊(in) | 後半15分[交代] | |
服部 年宏(out) → 上田 康太(in) | 後半15分[交代] | |
太田 吉彰(out) → 西 紀寛(in) | 後半29分[交代] | |
ファブリシオ(out) → 大井 健太郎(in) | 後半29分[交代] | |
カレン ロバート | 後半34分[得点] | |
船谷 圭祐 | 後半36分[警告] | |
西 紀寛 | 後半37分[得点] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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山本 昌邦 | 監 督 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合中継に関してのお知らせ
- 今回の練習試合は45分×2本、30分×1本となります。システムの関係上、得点ボードが正しく表示されません。前半→1本目、後半→2本目、延長前半→3本目としてご理解ください。
リザーブ選手数が多すぎて、リザーブ選手の枠に入りきらないため、選手交代は中継レポートの文章内でご確認ください。また、相手チームの選手交代は、リザーブ選手の情報がないため、詳細を表示することが困難です。こちらも重ねてリポート文章をご参照下さい。
- みどころ
- キャンプが続いている鹿児島県立鴨池陸上競技場でのトレーニングマッチ第2戦。今年からJFLに昇格したロッソ熊本が対戦相手である。バックスタンドの後ろにそびえ立つ桜島には雲がかかり、全貌は見ることができないような曇り空。若干風もあり、肌寒さも感じる。平日の昼間とあって、観客はまだまばらである。
注目のメンバーは、GK佐藤、DFは真ん中には菊地が入り、右・鈴木、左・茶野。ダブルボランチは服部と、注目の進入団選手・ファブリシオが組む。MF両サイドは右に太田、左に船谷。そしてトップ下は名波が務める。2トップに藤井&中山。今年初めてケガ人・代表組を除いたフルメンバーで挑むこの試合、山本監督は「実戦の中でコンディションを上げていく」「コンビネーションを良くする」を課題と位置付けている。今年のチームテーマであるシュートの意識を高くすること、そして高いプレスからの素速い攻撃を意識しつつ、徐々に2006年ジュビロを作り上げていく。戦術的な練習を始めて間もない状況だが、この先へ向けどんな新しい課題が見つかるのか。収穫は何か。注目したい。
- 1本目15分まで
- ゲームキャプテンは2試合連続で菊地が務める。左にエンドをとり、円陣を組む。ロッソ熊本のキックオフで前半開始。
1分DFラインでボールを回し、ファブリシオ、名波と慎重につなぎ様子を伺う。
3分ゴール前中山から右・名波、太田とつなぎ再び名波からクロスが入るが、藤井の頭には合わない。
5分上がっていた菊地がボールを奪われ、速攻を受けそうになるが、鈴木がしっかりとカバー。決定的ピンチにはつながらなかった。
7分左サイド藤井が裏へ出したボールに中山が反応するが、惜しくもオフサイド。
9分ファブリシオが大きくサイドチェンジし、左の船谷へロングパスを通す。センタリングの跳ね返りを服部が拾い、再びファブリシオが攻め上がるがファウルの判定を受ける。
13分左サイドで船谷がボールを出し、中山へ。裏を走った名波へパスが通り、ループ気味のボールがゴール前へ入ると、そのままゴールイン!名波の先制ゴールで1-0とリードした。
- 1本目30分まで
- 17分ゴール前で鈴木のボールコントロールミスからピンチを迎え、菊地がボールを奪いに行くがロッソの福嶋がキープし、シュートを打つかと思われたが、茶野、服部で奪いシュートは打たせない。
21分服部のパスカットからの速攻、右へスルーパスが出るが、惜しくも中山は間に合わない。
22分ジュビロは早くも追加点。中盤太田からゴール前藤井へパスが通る。トラップして反転し、落ち着いて左足のシュートを決めた。
24分ロッソの選手に倒され、名波が足を痛める。一度ピッチに出て治療を受けるが、どうやら大丈夫のようだ。この時期のケガには気を付けなければならない。
26分ロッソの河端に警告がでる。
28分ジュビロは中山が胸で落としたボールにファブリシオが走り込みミドルシュートを打つ。しかし大きく外してしまい、スタンドから大きな溜息がこぼれる。
29分ロッソは森が思い切ってミドルシュートを打つが、GK佐藤が正面でガッチリとキャッチした。
- 1本目45分まで
- 32分ロッソの福嶋がミドルシュート。だがゴールの枠を大きく越える。
33分ファブリシオから中山へキラーパスが出る。だがロッソの河端が一歩早くカット。
続けてファブリシオから名波へ絶好のパスが出るが、一歩届かずゴールラインを割ってしまう。続けて出たナイスパスに、お客さんが沸く。
37分真ん中を守る菊地が大きな声で指示を出す。その菊地がボールを奪い、藤井、船谷、名波、ファブリシオとつないで、ラスト中山へ出たが、ロッソGK太が飛びだしカットする。ダイレクトパスをつないだ良い形の攻撃ができている。
44分茶野のパスをカットしたロッソは、福嶋が持ち込みシュートを狙うが菊地が足を入れ、茶野がクリア。ひやりとした場面だ。
45分ジュビロが右サイドから攻撃へと向かうところで前半終了のホイッスル。2-0で1本目が終了した。
- 2本目15分まで
- ジュビロはGKを松井、トップ下を名波から成岡、2トップを前田・カレンへと代える。その他のポジションはそのままだ。ジュビロボールでスタート。
2分ロッソは森のCKから2本目から入った13番がヘディングシュート。バーを大きく越えていく。
9分ジュビロは右サイドドリブルで駆け上がったカレンのクロスに前田がダイレクトボレーシュート!しかし惜しくもGKにキャッチされてしまう。
12分カレンから素速いパス、成岡がダイレクトで船谷へ、左足のシュートはゴール右を過ぎていく。
15分ジュビロは3人が選手交代。鈴木から犬塚、茶野から森下、服部から上田に代わる。
- 2本目30分まで
- 17分ロッソはGKに21番が入る。
19分ロッソは河端がペナルティエリア内でファウルし、ジュビロがPKを得る。
20分キッカーはカレン。勢いよくボールを蹴るが、GKがピタリと反応し、キャッチされてしまう。
23分混戦から出たボールを船谷が左足シュート。しかしゴール右を大きく外れてしまう。
25分ゴール前で前田からの短いパスにカレンが飛び出すがオフサイド。
26分ロッソは右サイドバックに26番が交代して入った。
28分ロッソが得点。右サイド17番からのセンタリングに、13番がキレイに足を合わせ、強烈なシュートを叩き込む。これで2-1。
29分ジュビロはファブリシオから大井、太田から西へメンバーチェンジする。
- 2本目45分まで
- 交代で、ポジションが若干変わった。菊地がボランチに上がり、上田と組んでいる。DF真ん中に大井が、右サイドは西が入っている。
32分ロッソは直接FKをそのまま11番が狙いシュート。しかし大きく越えていく。
34分ジュビロに追加点。上田からのロングパスを右サイド深いところで西がタメを作り、DFの裏を走ってきたカレンがループ気味のシュートを突き刺し3-1とした。
36分船谷に警告。
37分西がペナルティエリア内右から強烈なシュートを叩き込み4-1!見事なゴールを決めた。
41分左サイド成岡のクロスに前田がヘッド。しかし枠外へとんでしまう。
44分ロッソが粘りを見せる。右サイド13番のクロスに、完全にフリーになった11番が落ち着いてシュート。これが決まって4-2とした。
45分リスタート間もなく試合終了。
- 3本目15分まで
- 3本目のキックオフ。メンバーを大幅に代えるGK八田、DF右から大井、松下、森下、MFは白井、上田のボランチに右に西、左が森野、トップ下は成岡。トップには岡本と犬塚。
3分センタリングに犬塚が高いヘッドを合わせるが、ミートできずに浮いてしまう。
6分パスカットから攻め込まれそうになるが、大井がスライディングでカットする。
7分ロッソは24番のクロスに9番が左足でダイレクトボレーを狙ってくるが、ミートせず八田がガッチリとキャッチした。
10分ロッソゴール前で、成岡→上田から右の西へ展開、そのままシュートを狙うがGK正面でキャッチされる。
11分ロッソは19番から25番へ交代する。
12分ジュビロは西のパスカットから成岡、犬塚とつなぐ。右サイドを犬塚が自分で勝負していくが、ロッソDF2人に囲まれボールを奪われる。
14分西が精力的に動き、ボールを奪いに体を張っている。
- 3本目30分まで
- 16分ロッソは右サイド25番のセンタリングに9番が頭で合わせる。だが大井がしっかりと対応する。
17分西が相手のファウルに熱くなっている。
18分ジュビロは成岡に代えて中島(ユース)を入れる。森野を右サイド、西をトップ下にポジションチェンジする。
22分西のCKを岡本がさわり、上がっていた大井がシュートするがGKに弾かれる。そのこぼれ球を岡本が再びシュートするが、これは枠外。
23分森野からスルーパスが出て、岡本が抜け出るが、シュートにはいけない。
24分白井に対して警告が出される。
26分森下、白井、西、白井、森野とワンタッチパスをつないだテンポ良い攻撃で攻めるが、ラストパスが出たところで岡本はオフサイド。惜しい場面だった。
28分CKから大井がヘディングシュートするが枠外。
30分またしてもロッソが最後の粘りを見せる。右からのクロスにGK八田もとびだしていて、ロッソの9番が無人のゴールに左足で流し込み4-3とした。
30分ここで試合終了。
4-3で勝利した。今日出た課題を、この先のキャンプで修正していきたい。
選手、監督コメント
- 山本 昌邦 監督
- Q.今日の練習試合の狙いは?
A.ベースはある程度あるので、みんなでコミュニケーションを取って、コンビネーションを成長させていくということですね。とにかくしゃべって、お互いに確認をし合いながらやるということで、ボールのプレスは今年のテーマですし、攻撃で言うとシュートの意識、守備で言うとボールのプレス、あとはコンビネーションです。
Q.1本目、名波選手がトップ下でしたが。
A.周りを動かせる力があり、頭のハードワークに関してはズバ抜けていますので、ハードワークというのは、頭と身体全部でうまく機能することが大事で、判断の速さなどゲームをコントロールする能力はズバ抜けているので、その辺りで1本目が非常に良かったと思います。
Q.ファブリシオと服部選手がバランス良く絡んでいましたが。
A.非常に流動的にボールと人を動かしながら、攻撃が組みたっているので、そういう意味ではすごくグレードアップしてきていると思います。ファブリシオも、移籍してきて間もないので、お互い特徴を掴まなければいけないですし、周りもその力を見極めていかないといけないです。
名波、服部、鈴木、茶野など、声を出すタレントは揃っているので、その辺はものすごく大きいです。
- 中山 雅史選手
- 本人がすごくコミュニケーションをとることに対して意欲的なので、感心させられることが多いですね。
チームとしてもまだまだ修正すべき点はあると思いますし、それはひとつひとつ試合で出てきたものを、しっかりと次に生かせればいいなと思います。
Q.シュートへの意識を高めていくことがチーム目標ですが、積極的にいけましたか?
A.そうですね、大事にし過ぎるところもあるかもしれないし、より効果のあるシュートを打っていければいいと思いますし、そのシュートの精度が高ければ本当にそれに越したことはないわけですから、もちろんそれはボールをキープした人間の判断によりますから、より積極的にいければいいと思いますよ。僕自身も、打てるケースもあったのかもしれないけれども、他にもフリーの選手がいたかもしれないっていうのも考えていましたし、もっともっとゴール前で絡めたら良かったなと思いますけどね。
Q.ゴール前にはすごい数の選手が詰めていましたが?
A.ある程度いないと、なかなか相手も崩せなくなりますし、それだけ後ろの選手には運動量が多くなると思いますけど、やはりそれぐらいしないと点はとれませんからね。僕らにしても、前線に張っているだけではなくて、DFで走る距離っていうのは要求されると思いますけど、ただそのやり方に慣れて動く距離っていうのがわかってくれば、ある程度は動きやすいというか、負担に感じない距離にしていければいいと思いますし、そこは中盤との兼ね合いだと思います。中盤がうまくカバーしてくれていれば自分がそこまで行かなくても良いのかも知れないですし、そういうところをチームとしてうまくやっていければいいなと思いますね。
ケガ無く、チームが熟成してくれれば僕自身もチームにフィットしているんだなぁと思いますでしょうしね。
- カレン ロバート選手
- もっとシュートを決めていきたいな、と思います。2本目からの投入だったので、もっと頑張らなければですね。今日はシュート数が少なかったから、もうちょっと… でも、カウンターっていう場面が多かったから、そういう意味では、少ないチャンスで決められたのは良かったかなあとは思いますね。
Q.チーム課題のシュート数を増やすということを意識してのゴールでしたか?
A.そうですね。イメージっていうのがちょうど一瞬でできて、それがシュート、ゴールという形になったから、今日は満足はしていますけど、まだチャンスに決めきれない部分もあるんで、そこを強化していきたいです。PKもとられてしまいましたし…(苦笑)
Q.キャンプの成果は出せた感はありますか?
A.キャンプっていうか、今日は相手のプレッシャーもそんなに強くはなかったし、自分の特徴だけは出せたかな。それは良かったと思います。それが良かった点かな。まだ自分のプレーは見失ってないっていうことが確認できたので、良かったです。
まだこの先も続くので、また頑張ります!!
- 鈴木 秀人選手
- ボールを溜められて、いい感じでやれている時間もあったし、前線のプレスも非常に良く効いていたし、今の時期多少ミスもあるのですが、それを抜きにしても、戦術面でよかったと思います。
- 前田 遼一選手
- ミスも多かったですけど、試合ができたことがよかったです。
(ケガの患部の)痛みは若干ありますけど。
リハビリし始めた時は、どこも痛くなかったのですが、やっているうちに患部付近が痛くなって、でも良い方向にきているので、焦らずにゆっくりやっていきたいです。
Q.今年は去年以上に得点が求められると思いますが。
A.今はまったく考えていないです。今は完全に出遅れているので、少しでも追いついて、試合にでることです。少しづつでも良い方向にいくように頑張ります。
- 菊地 直哉選手
- 後半少し相手のペースにはまってしまったところがあって、修正しなければいけないと思うので、まだまだっていうかんじですね。
Q.今日は最終ラインに入っていましたが、何に重点をおいてプレーしましたか?
A.前線と最終ラインの距離をあんまり開かずにすること。あとは相手に外にパスを出させて、そこからのDFっていう、ヨシくん(太田選手)と圭祐(船谷選手)の位置っていうのがもの凄く重要になってくるんで、そういう意味では意識をもって取り組めました。まあ上手くいかないところと上手くいったところ両方ありますけど。
Q.この時点での手応えはあったとみても良いですか?
A.そうですね。前半はすごく良かったと思うし、去年のこの時期に比べれば、全然いいです。攻撃の時のコンビネーションも上がっていますし、DFの時はすごく意識を持っているので、ファブリシオをすごくコミュニケーションとれてて良い関係になれてると思います。
Q.ラインコントロールもうまくいっていましたね。
A.そうですね。ヒデさん(鈴木選手)も茶野さんも上手く押し上げてくれたし、相手が後ろを向いたときとか上手く押し上げられたと思います。コンパクトなDFという面でも、前の人も意識してくれて、あんまり前の方からいかずに中山さんがちゃんとしめてくれたんで、非常にやりやすかったですね。
Q.2本目途中からボランチに入りましたね。
A.もうバラバラでしたね。1本目と2本目の違いは、味方の選手の距離間というのが非常に悪くて、離れている選手と近い選手がいたり。そういう意味ではもっとコンパクトにして、距離間が均等になるようにすればいいと思うし。ぼくと康太(上田選手)がボランチを組んだときには、動きすぎて誰もいなかったっていう状態が起こったりしてしまったので、もっとどっしりと構えていてもいいかなぁとは思いました。
- 成岡 翔選手
- 今日は、身体のキレがあまりよくなかったです。
出場して15分くらいは、裏を狙っていったことが多かったですけど、自分たちの守備があまりよくなくて、ボールを保持される時間帯が長かったので、自分の課題でもある、前を動かしながら良い守備をしてボールを取る、ということが少なかったです。キープできなかったので、あまりチームとして出来が良くなかったです。
トップ下で出ることがやっぱり1番ですし、自分が出られるようにアピールして、ポジション争いに勝たないといけないと思います。