Dグループ 第8日
試合日時:2006年05月18日(木) 19時00分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム
- 6,923人
- 18.5℃/80%
- 曇/無風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 岡村 新太郎
- 山西 博文
- 二俣 敏明/相樂 亨
- 小椋 剛
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半2分[得点] | 山崎 光太郎 | |
西 紀寛 | 前半27分[警告] | |
前半30分[得点] | 山崎 光太郎 | |
茶野 隆行 | 前半37分[得点] | |
成岡 翔(out) → 名波 浩(in) | ハーフタイム[交代] | |
後半12分[交代] | 宇留野 純(in) ← 大西 容平(out) | |
西 紀寛(out) → 船谷 圭祐(in) | 後半18分[交代] | |
後半21分[警告] | 林 健太郎 | |
後半24分[警告] | 秋本 倫孝 | |
菊地 直哉(out) → 中山 雅史(in) | 後半34分[交代] | |
後半38分[交代] | 須藤 大輔(in) ← バレー(out) | |
後半44分[交代] | 鶴見 智美(in) ← 林 健太郎(out) | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
山本 昌邦 | 監 督 | 大木 武 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- ヤマザキナビスコ杯・Dグループ残り2試合。甲府戦がヤマハスタジアムで19時キックオフされる。
ここまで2勝1分1敗7得点6失点 勝ち点7で2位。この試合で勝ち点3を奪えば2位以内の可能性が高くなる。1位になるか、2位の上位3チームが決勝トーナメントへ上がれる予選。この試合の結果がとても大きいことは確か。選手もサポーターもそれは十分分かっている。久しぶりの試合ということもあり試合への入り方がポイントとなるだろう。どうリズムを作るか!?先制点をどの時間で奪えるか!?
スタメンを見てみると若い顔ぶれも目立つが一番の期待は左サイドに入る西紀寛。怪我から復帰ようやく試合に戻ってきた。代表選手がいない分そして村井慎二の長期離脱を考えこの人の力が絶対に必要だ。キャプテンマーク付け登場するだろう。相手のキーマンはFWバレー、マークするのは大井健太郎。茶野隆行と中央でチャレンジ&カバーで防いでくれるはず、高さでの勝負もみどころだ。好調の若き攻撃陣が何点取ってくれるか!?前田遼一・成岡翔・太田吉彰・菊地直哉・ファブリシオ、そしてベンチの中山雅史・カレン ロバート・船谷圭祐の投入も楽しみだ。
この試合、勝って日曜日の鹿児島・鴨池陸上競技場での名古屋戦に気持ちよく挑みたい。W杯中断前の残り2試合、気持ちよく勝利し世界のサッカーを楽しみたい。
- 前半15分まで
- キックオフから甲府はバレーを起点に大きな展開で仕掛けて来る。
2分、バレーがDFを引きつけディフェンスラインが上がったところを大西が飛び出す。遅れて対応に行ったジュビロDFのマークがずれ、山崎が押し込み先制点を奪われる。【0-1】
まだゲームが落ち着く前にやられ最終ラインの大井健太郎が盛り上げて立て直そうと声出す。バレーを中心に山崎・大西・石原が飛び出してくる。磐田は右の太田吉彰・左の西紀寛が縦に仕掛けていくが未だリズムが掴めない。西紀寛→成岡翔で左サイドを崩していく、前田遼一のポジショニングを見ながらロングパスも出していく。
12分、太田吉彰へ展開し鈴木秀人がオーバーラップ、CKを奪う。シュートコーナーを使いファーサイドの前田遼一の頭に合わせ、こぼれ球を西紀寛が打つが茶野隆行と動きがかぶり体勢を崩してしまう。
13分に茶野隆行がロングシュートを放つがGK正面。ここまでディフェンスラインはマークをはっきりせず、中盤もパスが回らずFWがシュートを打つ場面がない。久しぶりの試合とあり感覚が鈍っているのだろうか?
- 前半30分まで
- 20分、甲府・山崎からバレーへスルーパス、オフサイドを取るが気を付けたい場面。
21分、西紀寛が左からCKを蹴るがニアで跳ね返される。
22分、鈴木秀人が厳しくプレスをかけていく、相手のミスを誘いボールを奪う場面はあるが、チームとして上手くボールを奪えていない。
23分、甲府のCK、GKの前に集まり邪魔をする戦術。しかしこれは松井謙弥のパンチングで跳ね返す。
25分、西紀寛が左サイドからドリブルで仕掛け後ろから倒される。ファールと思いきや主審の判定判定はプレーオン。会場がどよめき、西紀寛もストレスを表に出す。
27分、西紀寛がアフターで足を引っ掛けてしまいイエローカードが出てしまう。気を付けたいファール。
30分、センターバックの位置でボールが落ち着かずこぼれたことろに山崎に拾われシュートを決められてしまう。この時間で2失点。どうにか流れを変えたい。【0-2】
- 前半45分まで
- 31分、左サイド成岡翔からのクロスボールを西紀寛がゴールライン手前で詰める。押し込めばゴールというところ後ろからのプレスでシュートを上に上げてしまう。
33分、鈴木秀人のオーバーラップから太田吉彰へ展開しセンタリング、CKを奪いチャンスを作る。
34分、ファブリシオが左からドリブルで崩し角度のないところからシュートを放つ。GKの脇を抜けるがDFがカットする。
37分、菊地直哉と鈴木秀人で右サイドから仕掛けファールを取る。右サイドから太田吉彰がFKを蹴りファーサイドで茶野隆行が頭で合わせる。ゴール右隅に決め1点を返す。【1-2】
39分、左にいた太田吉彰が縦のスペースへ走りボールを受ける。CKを奪い左から西紀寛が蹴る。中央でフリーになった前田遼一の頭に合うがミートしない。少しずつリズムを掴めてくる。
43分、ペナルティエリア内でバレーの足元にボールが入ると身体を使って反転シュートを打ってくるがDF陣のブロックでゴールマウスには飛ばせない。
44分、西紀寛が左から強烈なシュートを放つ。GK正面で弾かれるが思いっきりの良いプレーに可能性を感じる。前半ロスタイム、甲府が35mの位置からFKを得る。選手が集まり混戦から飛び出してくるサインプレーで山崎がファーサイドでフリーになる。危険な展開を後半直したい。ハーフタイム、ベンチへ下がる選手たちが甲府ベンチ前で口論となる。下がっていく選手同士で手が出たようだ。ストレスが溜まっている様子、後半スッキリしたサッカーを展開したい。ベンチの采配も気になるところ。
- 後半15分まで
- 後半スタートから成岡翔に代わり名波浩が投入された。成岡翔がリズムを掴めなかったポジションで名波浩が立て直す。
2分、菊地直哉が前線へプレスをかける。
3分、服部年宏から前田遼一へ縦パスを送り動きを見せる。
4分、名波浩がヘディングで競りファールを受ける。前半とは違った戦う姿勢が見られる。
6分、菊地直哉が前線で身体を張りボールを奪い服部年宏へ繋げる。クロスボールに太田吉彰がシュートを放つがGK正面。
7分、名波浩を起点にボールが動く。ボールが走り展開が早くなっていく。
9分、服部年宏が仕掛けCKを奪う。キッカーは名波浩、しかしバレーに弾かれる。
10分、名波浩のスローインから前田遼一の足元へボールが入るとファブリシオの右足へ落としシュートとなる。ゴール右に外れるが惜しい展開。
11分、服部年宏の前に西紀寛が走り左からセンタリング、DFの足に当たりシュートへは繋がらないがリズムができてきた。
12分、ここで甲府は大西に代え宇留野を投入してくる。
13分、名波浩を中心にボールが動く。
14分、甲府の右からのCK、バレーの頭に合ってしまうがゴール上を超える。何とか早い時間帯に同点ゴールが欲しいところ。
- 後半30分まで
- 17分、名波浩から前田遼一へスルーパスが出る。最後シュートを打てないが形が出来てきた。
18分、右の太田吉彰からドリブルで粘りセンタリングを西紀寛が合わせに行く。フリーだっただけにプレッシャーがかかったのか、ゴール上へ外してしまう。このプレーで西紀寛はベンチへ下がる。代わって入ったのは船谷圭祐。そのまま左サイドへ投入される。西紀寛は怪我からの復帰戦ということで時間を見ての交代。
20分、名波浩から左の船谷圭祐へ展開するとワントラップから左アウトサイドを使ったテクニックあるシュートがゴールへ飛ぶ。ボール1つ分外れてしまうが可能性ある強烈な弾道だった。
22分、セットプレーから大井健太郎が身体を張って飛び込むが触れない。24分、鈴木秀人がスピードに乗ったドリブルで一人を交わし二人目のところで身体を押さえられファールとなる。迫力ある展開にスタジアムが盛り上がる。ペナルティーエリアぎりぎり外の位置、ゴールから右45度からFK。ボール横には名波浩とファブリシオ、名波浩が蹴るが壁に当たってしまう。
26分、名波浩を中心に細かいエリアでパスが回る。
27分も右から左へ名波浩が走り起点を作る。
29分、甲府もバレーの動き出しから起点を作ってくるがその後、磐田が速攻を仕掛けられるようになってくる。中盤が薄くなり攻守の切り替えが早くなっていく。残り15分。
- 後半45分まで
- 32分、菊地直哉が右サイドからドリブルでペナルティエリア内で倒されるしかしノーファール。
33分には茶野隆行が強烈な左足でのロングシュート!GKが弾きCKとなる。34分、中山雅史が投入された代わったのはボランチの菊地直哉。キャプテンマークが船谷圭祐に渡された。ここからツートップにしまず1点をそして逆転を狙っていく。
36分、ファブリシオから太田吉彰へ展開。
37分、右の鈴木秀人からのクロスを中山雅史が競る、GKとぶつかりファールとなるが気迫を感じる。
38分、甲府ベンチがバレーを下げ須藤と入れてきた。ヘディングに要注意。
40分、服部年宏から中山雅史の飛び出しに合わせ折り返しを太田吉彰が狙う。DFに当たりCK。名波浩が蹴りチャンスを作る。最後はこぼれ球を船谷圭祐の強烈なミドルシュートとなるがGKにファインセーブで弾かれる。
42分、船谷圭祐から中山雅史へスルーパス、しかしゴールラインを割ってしまう。前田遼一・中山雅史が前線で何とか身体を張ってプレスをかける。
44分、船谷圭祐が名波浩とワンツーから仕掛けFKを得る。名波浩が蹴るが中の人間に合わない。
ロスタイム3分。ラスト、甲府が時間を使ったプレーでボールをキープする。時間稼ぎで林に代え鶴見を投入。ジュビロの選手たちが焦るがここでタイムアップ。貴重な勝ち点を失った。残り1試合。
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 山本 昌邦 監督
- 前半がすべて。(ゲームへの)入りがあまりよくなくて、本来の我々のサッカーが全くできなかったのが、やはりこういう結果になった。ボールへのサポートがいい形でできなかったし、ミスも多かった。後半は、ある程度修正できて、チャンスも増えたが、ゴールが奪えなかったというところ。厳しい判定もあったが、それはサッカー。可能性があるので、また次に切り替えてやりたい。
GK松井は、能活のいない穴を、この後もまた試合があるので、埋められる計算が立ったかなと思う。
決めるところを決めないと、なかなか勝ち点は拾えない。次は得失点差が絡んできて、引き分けと負けはそれほど変わらないが、とにかくうちは次に勝って、決勝トーナメントに上がりたいと思う。
Q.磐田のサッカーができなかった最大の理由は?
A.後半はまずまずだったが、前半はワンタッチ、ツータッチでの素早いパス回しができなかった。その要因は、ひとつにはサポートがいい形でできてなかったという部分が大きい。それにミスが絡んでリズムを崩したということ。前半は前からのプレスもうまく飛ばされていた。相手の激しいチャージもあって、なかなかボールが落ち着かなかったというのもある。
- ヴァンフォーレ甲府 大木 武 監督
- なかなか勝てない状況が続き、ジュビロの前の2つの試合で、それもロスタイムで失点してやられてしまったと。非常に残念な状況はあったが、大きく崩れているわけではなかった。どうしても失点して負けるので、守備のことを去年から言われがちだが、ゲームは攻撃にあると感じていた。今日はその部分を少しマイナーチェンジというか、元に戻してよかったときの自分たちのプレーを忘れかけているところ、自信を失っていたところ、そこをミーティングで話をした。後半だいぶシュートを打たれて危ない場面もあったが、粘り強くがんばって、セットプレーで1点とって、なんとか失点1でおさえて、2点とって勝てたというのは非常によかった。ただ、もう2点くらい取れるチャンスはあった。もちろん相手にも2点くらいチャンスがあった。これで準々決勝に出られる可能性はあまり高くはないが、他力にはなるが、最後に可能性を残したというのは非常によかった。準々決勝に進めばもちろん、出られない場合も、J(リーグ)もまた仕切りなおしということになるが、どちらにしても、次のゲームに向かってがんばっていきたい。
それから、なかなか勝てないゲームが続いたが、いつも応援してくれたサポーターの皆さんには感謝の言葉もない。これからもがんばります。
- 茶野 隆行選手
- ボールウォッチャーになってしまった部分もあるし、ディフェンス陣だけではなくて全体的に前半は最悪だった。ピンチというピンチは失点の場面だけだったので、集中してやらなければいけない。
最後に決めきれないという部分でこういう結果になってしまった。一人一人のボールタッチが多かった。ワンタッチ、ツータッチで回せる所を、個人でドリブルで崩そうという気持ちの方が強かった。そこは簡単に回していけば相手も疲れてくるし、そこで簡単にボールを回せば上手く形になれたと思います。
前半で修正して、早い段階で後半はリズムに乗ったので、後は決めるだけだった。次は勝たないと進めないので、勝って終わりたい。
- 船谷 圭祐選手
- Q.名波選手との連携に関しては?
A.名波さんは周りをみれるので、動き出すとボールを出してくれるしやりやすいと思います。
立ち上がりに1点取られたのが痛いと思いますし、点を取る場面はいっぱいあったので決定力を上げていった方がいいと思います。
- 服部 年宏選手
- ボランチとセンターバックの4人が初めて組んでやったところで、ボールの受け渡しがスムーズじゃなかった所が狙われていた。何試合かやればもっとよくなるんだろうけど、いきなりだったので仕方ないといえば仕方ないが、正直負けたのは痛かった。
- 中山 雅史選手
- 失点するのが早すぎるし、そこを何とか切り抜けなければと思いますけど。。
最後まで集中していた部分は甲府もあるのかもしれないですが、チャンスもあったわけでそこを決めきれなかったのも自分たちの力のなさだと思います。
前半に1点返したのは救いですけど、なんとか後半にもう一つ点を取っていればその勢いを持って(逆転)いけたと思うのですが、それも自分たちの力がないからこういう結果になったんだと思います。次の試合もあるのでそこで挑戦していかなければいけないと思いますし、よりぴりっとした状態で臨まなければというのは全員が感じていることだと思います。
- 菊地 直哉選手
- やっぱり僕のところで収まらないと、名波さんが入ってからではなくてもっと前から、自分で作れるようにしないといけないと思います。でも、少しずつはやろうとしているので、まだミスは多いですけど、これを引き続き、自分の課題としてやろうとはしているので、もっともっとミスを無くしたいです。
最初は集中しないといけないし、いつもあの時間帯にやられているので、あれさえ無ければ良い試合が出来ていることも多いし。でも「あれさえなければ」というのも大事なところなので、今日は勝たなければいけない試合だったので、もったいないですね。
(試合間隔が空いてしまって)しっかりと調整しなければいけなかったと思うし、それは(立ち上がりすぐの失点とは)関係ないですね。
次はしっかりと勝って、他のグループとの関係もあると思うので、勝つことに集中してやりたいです。今日やった反省とかもあるし、気持ちの部分でそれを全面に出して勝たないと、試合が空いてしまうので、たくさん試合やった方が強くなる。
- 西 紀寛選手
- (1本目決定的なシュートを外してしまった場面は)ショートバウンドに入ったタイミングが甲府の選手と一緒で、相手の頭が入ったのでしょうがないかなと思いました。2本目(外した場面は)きちんと叩こうとしたのですが、外してしまいました。ツイていないと言うよりは、これが今の実力だと思います。すみません。
- 大井 健太郎選手
- ラインを保っていても、FWは追って(ボールを)取れるけど、中盤が取れないというのが、DFラインから出る選手をシェアできなかったかな、と思います。
でも、本当にあの立ち上がりの1点以外は崩されたという場面は無かったと思うし、2点目もジュビロDFに当たってしまって、取られたという運の無さというのもあったので、その(立ち上がりの)1失点で負けたというのは、自分のミスで抜かれたところだし、責任を感じます。
次はもう勝つだけというか、常にどんな試合でもそこを目指すし、やることは変わらないと思うので、本当に今日の反省を生かしたいです。
1試合でも多く、チャンスとなる試合をやりたいので、どうにか勝って、決勝トーナメントに出て、また試合数を増やしたいと思います。本当に悔しいですね。
- 松井 謙弥選手
- 甲府も立ち上がりを意識してやっていたので、ジュビロも集中していなかったわけではないのですが、防ぎきれなかった。個人的にはアップの段階から上手く入れたので、ゲームに入る時は大丈夫でした。
結構えぐられていたので、あそこで折り返されるとキーパー一人では何もできないので、ディフェンスとの連携が大事だと思います。
後半はボールも自分の所に来てないですし、決められるチャンスはいっぱいあったので勝ちたかった試合でした。
自分自身はスムーズに入れていいゲームができていたのですが、結果が伴わってないので、自分のプレーを続けて勝てるまで頑張りたい。