2006 J1第29節
試合日時:2006年10月28日(土) 14時05分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 16,162人
- 22.2℃/66%
- 晴れのち曇/弱風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 岡村 新太郎
- 高山 啓義
- 山口 博司/中込 均
- 村上 伸次
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
犬塚 友輔 | 前半2分[得点] | |
カレン ロバート | 前半6分[得点] | |
福西 崇史 | 前半8分[警告] | |
前半39分[警告] | ワシントン | |
菊地 直哉 | 前半44分[警告] | |
ハーフタイム[交代] | 相馬 崇人(in) ← 坪井 慶介(out) | |
後半3分[得点] | ワシントン | |
福西 崇史 | 後半7分[得点] | |
ファブリシオ | 後半14分[警告] | |
後半17分[警告] | ネネ | |
カレン ロバート(out) → 金 珍圭(in) | 後半21分[交代] | |
後半24分[交代] | 田中 達也(in) ← 三都主 アレサンドロ(out) | |
後半24分[交代] | 永井 雄一郎(in) ← 小野 伸二(out) | |
後半25分[得点] | ワシントン | |
福西 崇史(out) → 服部 年宏(in) | 後半31分[交代] | |
服部 年宏 | 後半41分[警告] | |
犬塚 友輔(out) → 茶野 隆行(in) | 後半43分[交代] | |
金 珍圭 | 後半44分[警告] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アジウソン | 監 督 | ブッフバルト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第29節はホーム・ヤマハスタジアムにて14時キックオフとなっている。開門時間をいつもより早め多く集まったサポーターをスタジアム内に入場させた。いつも通りにサックスブルーサポーターがホームスタンドを埋めていく。しかし逆サイドを見てみると驚くほど真っ赤に染まっている。ゴール裏では収まらずバックスタンドのアウェイ側が全て赤で染まってしまった。エコパスタジアムが使用不可能だったこともあり、1万6千人強しか入らないヤマハスタジアムでの開催。サッカー専用スタジアムでコンパクトな領域に異様な風が流れる。スタジアム外もゆっくり来る磐田サポーターとは対照的に早くから浦和サポーターが声で圧倒する。今までに見ない光景だが、ここは磐田だ!環境・ピッチ・街・市民全ては味方だ。もちろんサックスブルーサポーターもいつも以上に気合が入り試合へ向けスタンバイ。今日の試合は普通では終わらないことは間違いない。この大一番に先発するのは、川口・田中・鈴木・犬塚・上田・菊地・ファブリシオ・福西・太田・前田・カレン。選手たちが到着しスタンドへ挨拶に出ると早速浦和サポーターから大ブーイングが飛ぶ。このブーイングには選手たちも黙っていない。熱い思いが沸き上がってくる。今日の試合は熱い戦いになることが今決まった。ベンチに座る中山・西・船谷・服部・金・茶野・松井らも身体が自然と温まる。注目は怪我から復帰した西紀寛だろう。彼はピッチに登場すれば必ず暴れてくれる。今日の一戦、90分間目が離せない内容となることがとても楽しみだ。この試合での勝利は本当に大きなものとなる。絶対に勝つ!全員の気持ちをグラウンドにぶつけてください。
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。長谷部が左サイドを突破、ワシントンを狙いクロスボールを上げる。
1分、左からのCKをワシントンがボレーシュート。GK川口能活の正面だったことで助かった。
2分、菊地直哉が右サイドを突破、ファーサイドの太田吉彰に合わせ折り返しを福西崇史のボレーシュート!GKが弾きいきなりCKのチャンス。太田吉彰が蹴り中央より少しニアの位置で犬塚友輔が飛び込んだ。ダイビングヘッドがゴール右隅に決まり先制点はホーム磐田!犬塚友輔の得点でスタジアムが一気に盛り上がる。【1-0】
6分、今度は太田吉彰が左サイドをワンフェイントで突破シュートがGKに弾かれるがそこにカレン ロバートが入る。追加点が決まり再びスタジアムは沸き上がる。6分間で大きな大きな2点を奪った。【2-0】
9分、福西崇史がワシントンそして鈴木啓太に激しくプレスに行きイエローカードを受ける。
11分、少し落ち着いてきたゲーム展開、浦和がワイントンを中心に小野・長谷部・山田が飛び出してくる。磐田も前田遼一のポストプレーを中心にカレン ロバート・太田吉彰そして福西崇史が攻守において運動量を増やす。
13分、怪我の影響か坪井の動きが悪く見える。そこを前田遼一・太田吉彰・上田康太が狙っていく。カレン ロバートと上田康太でチャンスを作るがシュートが打てない。今日の磐田は集中した攻守の切り替えができている。攻撃に行くときは行く!ゴールへ向う姿勢に勢いがある。
- 前半30分まで
- 19分、ファブリシオから前田遼一へ鋭いパスが出る。前田遼一が前にトラップしたところでネネに倒されるがノーファール。
20分、太田吉彰がスピードに乗ったドリブルからカレン ロバートと福西崇史の動き出しを見る。ラストパスを送るがDFにカットされる。太田吉彰・カレン ロバートのスピードが効いている。前田遼一・福西崇史の強さも生き磐田の攻撃が機能する。
22分、上田康太が中盤でプレス。福西崇史がワシントンと競り合い負けない。山田が横にドリブルしながら右足シュートを放つが菊地直哉が足を出す。
23分、CKを小野が蹴る。GK川口能活を中心に集中した守備からしっかり跳ね返し速攻まで繋げる。
24分、速攻から太田吉彰スルーパスに前田遼一とカレン ロバートが反応するがあと一歩で繋がらない。チャンスはまだまだある。次の点が鍵となるだろう。
25分、ワシントンのポストプレー、背負いながら振り向きざまのシュートは鈴木秀人が粘りある守備。右の平川からのクロスボールもワシントンの頭に合うが身体を寄せゴールマウスに打たせない。
26分、右に出た山田に上田康太が少し振られる。切り替えしからセンタリングを上げられ危険な場面を作られる。
27分、GK山岸からのロングボールはDFラインを上げオフサイドを取る。
28分、カレン ロバートが坪井を背負いながら粘りあるプレーで起点となる。
29分、右の犬塚友輔が三都主と再三勝負する。縦ではなく中にドリブルするリズムある攻撃が何度となくチャンスを作る。最後は福西崇史のシュートがゴール左に外れる。
30分、左から上田康太のセンタリングを中央で前田遼一がフリーでヘディングシュート!GKにファインセーブでゴールにならないが決定機を連続して作れている。何とか3点目が欲しいところ。前半のうちに3点目が欲しい。
- 前半45分まで
- 32分、ワシントンに鈴木秀人が激しくプレスに行くがワシントンのテクニックで一度は抜かれてしまう。そこに田中誠と鈴木秀人で再びプレスをかける。ボールを奪うと上田康太に繋ぎ福西崇史へと渡す。
34分、右からのCKを太田吉彰が蹴り、混戦から最後はカレン ロバートが押し込もうとするがDFのカバーに跳ね返される。
36分、三都主が左からクロスボール、中で鈴木秀人が跳ね返す。
37分、再び浦和の左サイドからクロスボールが上がり山田が頭でボールネットを揺らす。しかしここはオフサイドに助けられる。
39分、左サイドで福西崇史が下がりサポート、上田康太とボールを奪うとしっかり繋ぎ中盤の菊地直哉に当てる。逆サイドに展開し犬塚友輔が縦に突破。センタリングに前田遼一が合わせる理想的な形でシュートまでいく。惜しくもゴール上を超えるが素晴らしい展開だった。
40分、浦和の左からのCK、中では激しいポジション争いが繰り返される。
41分、長谷部の粘り小野のミドルシュートもゴール上を超える。しっかりプレスに行っているからこそのディフェンス。
42分、山田を起点に攻めようとするところに菊地直哉がディフェンス。続けて田中誠が激しくプレスに行ったところでファール。左コーナー付近からのFKをワシントンが中で勝負。全員で守備。
44分、再び菊地直哉が激しく守備にいったプレーでイエローカードが出る。浦和サポーターからは大きなブーイング。しかしそれは磐田のリズムを現す。
ロスタイム1分、ワシントンのプストプレーに鈴木秀人がつくが懐の深さには勝てない。シュートまで持っていかれるがGK川口能活がセーブ。ここで前半終了。ホーム磐田の力が形になっている。まだまだ勝負は終わらない。何度も言うがここは磐田だ!
- 後半15分まで
- 後半スタートから浦和ベンチが動いてくる。怪我を持っていた坪井に代わり相馬を投入。左サイドに入れ4バックに切り替えた模様。犬塚友輔をケアしてきたのだろう。三都主を攻撃に専念させる。動いてきた浦和、早速相馬が左から中に入るドリブルでシュートを打ってくる。
1分、クロスボールにワシントンが胸トラップで前に出る。鈴木秀人がしっかり対応する。ワシントンはさすがに恐さがあるが鈴木秀人と田中誠でセンターラインを集中した守備でなんとか防ぐ。
2分、ワシントンと競り合った田中誠が顔面を押さえ一度外に出る。その隙にワシントンがフリーになりヘディングシュート!川口能活のファインセーブが出るがまだピンチが続く。左サイドから強引に突破してきた浦和、磐田の守備陣が身体を張り何度となくプレスに行くが止められない。最後はワシントンの足に合わせられ1点を返される。【2-1】
6分、鈴木啓太のミドルシュートを川口能活が弾く。ボールを奪うとそこから速攻!福西崇史から菊地直哉に渡しクロスボールを前田遼一が狙う。
一度はクリアされるが7分田中誠のインターセプトからクロスボールを福西崇史が受ける。DFをひとり交わし右足でゴール右隅に決める。再び2点差へ。3-1としここでスタジアムに照明が照らされる。【3-1】
9分、ワシントン・三都主が立て続けにシュート!鈴木秀人・犬塚友輔らDF陣が最後の最後足を出しセーブ。
10分、菊地直哉が空中戦で顔面を押さえ倒れこむ。
12分、相馬が左サイドからドリブル、田中誠がカバーしチャンスは作らせない。
13分、菊地直哉と相馬で競り合いファールをもらう。
14分、ファブリシオが自らのドリブルをカットされノーファールだったことに怒り、直後相手に対し手を出してしまう。これはもちろんファールだがこのプレーに対し浦和選手・ベンチは猛抗議。ゲームがさらに熱くなっていく。
- 後半30分まで
- 17分、磐田の守備から速攻を仕掛ける、カレン ロバートがネネを背負い反転して突破を仕掛けたプレーで後ろから引っ張られファールを受ける。当然ネネにはイエローカード。
19分、山田のポストからワシントンがシュートを放ちに行く。鈴木秀人がブロックに行くが足を吹っ飛ばされる。ワシントンのパワーの恐ろしさを実感させられる。
20分、浦和右サイドで福西崇史が小野に対し守備。ファールとなりFK、三都主が直接狙うが川口能活がファインセーブ。
21分、アジウソン監督はパワーあるDF金珍圭が投入する。FWのカレン ロバートと代わり守備の人数を増やす。
23分、相手の攻撃を奪うと左サイドの上田康太から右の広く開いたスペースに福西崇史を走らせる。ダイレクトで再び逆サイドの前田遼一に蹴るがここはオフサイド。浦和ベンチは攻撃陣の2人を同時に準備。田中達也・永井雄一郎を小野・三都主と代わり投入。さあここからが勝負どろこ。おもしろい試合となっている。
25分、左から永井のドリブルに菊地直哉がスライディングタックル。これがCKとなり恐れていたワシントンの頭に合ってしまう。ファーサイドでびっくりする高さでヘディング、ここで3-2とされる。【3-2】
続けて浦和は左サイドから田中達也がドリブル。菊地直哉が守備に行くがファールとなる。
28分、太田吉彰が左サイドを突破、中の前田遼一の頭に合わせにいくが逆サイドへボールが流れる。
29分、右から犬塚友輔が仕掛ける。前線の前田遼一へ当て前に出るが崩しきることはできない。
残り15分、両チームどう仕掛けるか!?
- 後半45分まで
- 31分、福西崇史に代えて服部年宏を投入。服部年宏が左サイドに入り上田康太を前に上げる。
33分、右から犬塚友輔がクロスボールに前田遼一がファーサイド打点の高いヘディングシュートがゴールポストに当たる。
36分、守備的になったメンバーだが犬塚友輔・菊地直哉が長い距離を走りドリブル突破!少ないチャンスを活かそうと勝負する。
38分、上田康太がDFラインの裏に飛び出しボールを受けにいく。一歩届かないが追加点はまだ狙っている。
39分、左サイドから上田康太のFKはレッズの高さに跳ね返される。
40分、右から平川がクロスボールを上げる。ワシントンが飛び込むが川口能活が飛び出しキャッチ。浦和が右から永井そして左に動き田中達也と出てくるが犬塚友輔が身体でスライディング。
41分、左サイドで相馬のドリブルに対し服部年宏が深いスライディングタックル!足にかかりイエローカード。
42分、犬塚友輔に代わり茶野隆行を投入。最後の最後まで守備のメンバーを送り込むアジウソン監督。勝負に拘る采配が吉と出るか凶と出るか!?
44分、速攻かあ太田吉彰がドリブルで仕掛けるラストパスを前田遼一に送りフリーでGKと1対1、しかしシュートがGKの足に当たってしまう。ロスタイムは3分。攻める浦和、守る磐田。相馬が左から仕掛けるが茶野隆行が対応。
残り1分、ボールを奪った磐田は上田康太がコーナーへ行きファブリシオとボールキープ。左から相馬がセンタリングを上げるが茶野隆行・上田康太がプレス。中では金珍圭が上がってきたネネをマークしシュートを打たせない。凌ぎにそ凌いだジュビロ磐田がここで勝利のホイッスルを聞く。猛抗議する浦和メンバー、磐田サポーターが今季最高の歓喜に包まれた。嬉しい嬉しい浦和からの勝利!マンオブザマッチはGK川口能活!
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 アジウソン監督
- いい試合だった。前半はできるだけ相手を支配して、点を取りに行って、そして点が取れて、ある程度安定していた。後半になってからは、相手チームがシステムを変えたので、うちのチームにミスが出た。それでもなんとか抑えることができた。カウンターのチャンスも何度かあって、3-1、4-1で試合が終わるような場面もあったが、逆に2点目を入れられてしまった。それで試合が終わったが、比較的バランスもとれ、前半が良かったので、結果としては納得している。
Q. 後半ディフェンダーを入れたのは、守りに入ったということか?
A. 最初(レッズの)ベンチには、3人FWの選手がいた。もちろん3人使ってくることは予想していた。それで金珍圭をワシントン選手をマークさせ、秀人が田中(達也)選手を見て、中盤4人使って、前田の1トップにした。そこでチャンスが3回あって、その一つのチャンスを福西が物にしてゴールした。勝っていたので、うまくコントロール、マネージメントやるように考えてやった。
- 浦和レッドダイヤモンズ ブッフバルト監督
- 今日の試合を分析するのは非常に難しい。多くのシーンが、私が見た感じと違った。今日の敗因については、多くの部分が、前半の初めの30分くらい、ミスが多すぎたこと。取られてはいけないところでボールを取られた。セットプレーのところで、放してはいけない相手を放してしまった。そういうところでミスがあった。あともう1点は、今言ったミスに対しては、チーム内で改善していかなければならないところだが、もう1点に関しては、我々が何もできないところで起こった。例えば、山田の得点シーンは、後ろから入ってきている選手がどうしてオフサイドなのか、それが分からない。そして暴力行為がイエローカードで終わってしまった。自分もサッカー選手だったので分かるが、あの行為がイエローカードで終わることは普通ない。ああいう暴力行為に関しては、W杯の決勝でもレッドカードが出されたと思う。
ただ別の意味で、2-0でリードされた後、うちのチームが非常にファイトあふれるプレーをして、攻撃的に行ってチャンスを作り出して、2点取ることができた。それはよかった。もちろん多くのチャンスを決め切れなかったところには、それなりの問題はある。
今日の試合は、引き分けでも良かったんじゃないかとも思うが、見に来てもらったお客様はとてもいい試合を見たのではないか。私自身監督としても、いい試合だったと思う。それにしても、レッズにミスが多かったので、これを次の試合までに改善していきたい。今日の試合が終わって、首位であることは変わりない。2位との差も、少なくとも勝ち点3はあるはずなので、これから残り5ゲーム、しっかり戦って、この首位というポジションを維持していきたい
- 犬塚 友輔選手
- (ゴールは)嬉しいです。今日の試合、前半は右側から三都主さんの方から切れ込んでというのをイメージしていたので、そこから4回ぐらい中へ切れ込んで、失敗したのもありましたけど、パスを出すなどの動きが出せたので、前半は良かったです。後半は相手のフォーメーションも変わって、僕もパスミスが出て少しペースを握りきれなかったので、後半は少しダメでした。(三都主選手は)ボールを持った時に早いタイミングで入れてくる。センタリングを上げさせないことを今日は意識していたんですけど、今まで感じたことのないリズム(を持った選手)だったので、経験になりました。
(前節の敗戦で)まず気が引き締まったことと、集中力、浦和が1位ということで相手のサポーターもたくさん来てるし、そういう意味でいろいろな要素があって、みんなのモチベーションが上がって、そういうメンタル的なことが動きとかにつながったと思いますね。独走させたくないし、優勝は厳しいですけど、応援してくれるサポーターのために1試合1試合勝ちたいですから。
1回あの(浦和の大サポーター)中でやりたいと思っていました。実際凄いなと。正直に言うと迫力があって「凄い」の一言です。
(残り5試合)サポーターのみなさんに喜んでもらえる試合をして勝って、自分としてもその試合に貢献していきたいと思います。
- カレン ロバート選手
- あれだけのお客さんが来てくれたし、ぼくらが負けたらつまらないJリーグになりそうだったので、本当に勝てて良かったです。上位チームには何だか強いみたいで、気持ちの面でいろいろあるのかなぁと思いますけれど、こういうのを続けていかないといけないと思います。
(ゴールシーンは)こぼれ球でしたけど、あれはヨシくん(太田吉彰選手)がよく行ったと思います。本当によくドリブルしたと思う。
Q:なぜ上位には勝てるのに下位には勝てないと思いますか?
A:気持ちの問題ではないでしょうか。下位のチームは引いてくるし、逆に強い印象があります。やっぱりスペースが無いとまだぼくたちは(自分たちのサッカーが)できないことが多い。
Q:福岡戦の敗戦から変わったことは?
A:福岡戦のことは個人的には考えてなかったけど、とにかく浦和に勝ちたかったというのはあったので、ちゃんと前へ前へというという気持ちはありました。
- 福西 崇史選手
- 守られるということはないと思っていたので、どこかしら押し込まれた後に一回起点を作ることができれば、押し上げる時間もできるだろうし、ヨシ(太田 吉彰選手)も効果的にスペースにでてくれた。
ドリブルされた時の対応で、2人ディフェンスでいてどこかしらがフリーだったということが多かったので、協力してドリブルを止めるというのが課題として残った。
Q.いい時間帯でのゴールでしたが?
A.いい時間帯に取れたと思いますし、イメージできていたので後はマコ(田中誠選手)が出してくれるかどうかという感じでした。一番奥に浦和の選手が2人いたので、オフサイドがないのはわかっていた。
ちょうど浦和もスリートップやフォーバックにして、攻めを増やしていたので中盤のこぼれ玉が拾えなくなってきたので、やむを得ないことはあると思いますが、結果として出ているのでよかったと言える。
久しぶりに満員という環境でできるというのは気持ちがいいものですので、サポーターのみなさんも一緒にこの勢いを続けていってくれればいいと思います。
- 服部 年宏選手
- 最後は浦和もパワープレーで来ていて最後まで跳ね返していた。能活(川口能活選手)もディフェンスも集中していたからこれでいいのではないでしょうか。
- 川口 能活選手
- 前半は特にフィードにいい所がありました。どうしてもセーブしたことに注目されてしまいがちですけど、トータルで前への飛び出しやハイボールの処理、フィードとかそういうものが今日はいい形ででたのですが、もっと攻撃で貢献できるプレーがしたい。
ワシントンにボールに出る前のフォアチェックという所で非常に甘かったと思うのですが、今日は秀人(鈴木 秀人選手)がすばらしいマーキングしてましたし、まこ(田中 誠選手)も本当に素晴らしいカバーをしてベテラン2人のディフェンダーの頑張りがあそこまで守備に検討させた。最終ラインだけでは防ぎきれないということが今後もあると思いますので、チーム全体としての守備ができるようにしていかないと安定した力というのがついていかないと思います。
リードした時の戦い方でもう少し簡単にボールを失わない、もっと落ち着いてゲーム運びができることを意識していくべきです。
- 太田 吉彰選手
- 動きも前半キレてましたし、後半はボールも触れなくて攻められた場面も多かったのですが、そういう所で結果を残せる選手になりたい。攻められた場面でもしっかり自分でキープしてドリブルで仕掛けられるような選手を目指したいです。
気持の部分で立ち上がりからしっかりやろうと言われていたので、スタートから上手く2点入った。後はしっかり落ち着いてやれればよかったのですが、後半の立ち上がりに失点もしましたし、ああいう所が課題だと思いますし、これで満足せずにもっといい動きができるようやっていきたい。
2点目も早い時間帯に入ったので、あそこら辺で前半は落ち着いて戦えたので、先に点を取られてしまうとしんどい。先制すると結構負けてないので、それを心がけてやっていた。
僕が試合に出てから浦和に勝ったことがなかった。首位も下位のチームにも勝てるように集中していきます。
- 鈴木 秀人選手
- ワシントンの所は1対1ではなく、2対1でみれるように心がけてやってました。(それでも2点とられて)さすがという感じです。
ディフェンスだけではなくて、みんな最初からすごく集中してエンジンの掛かりも早かったし、毎試合あれぐらいの気持でやってくれればもっともっといい結果がでると思うし、上位チームに勝っているので、今日のような気持でやっていきたい。