2006 J1第27節
試合日時:2006年10月14日(土) 15時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 11,490人
- 22.0℃、46%
- 曇り、中風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 福村 吉正
- 穴沢 努
- 柴田 正利 / 相葉 忠臣
- 小椋 剛
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
ファブリシオ | 前半3分[警告] | |
太田 吉彰 | 前半10分[得点] | |
鈴木 秀人 | 前半15分[警告] | |
前半16分[得点] | 藤本 主税 | |
服部 年宏(out) → 犬塚 友輔(in) | ハーフタイム[交代] | |
前田 遼一 | 後半4分[得点] | |
後半18分[交代] | 森田 浩史(in) ← 吉原 宏太(out) | |
後半23分[交代] | 斉藤 雅人(in) ← ディビッドソン純マーカス(out) | |
後半27分[交代] | 橋本 早十(in) ← 藤本 主税(out) | |
福西 崇史(out) → 船谷 圭祐(in) | 後半29分[交代] | |
カレン ロバート(out) → 中山 雅史(in) | 後半33分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アジウソン | 監 督 | 三浦 俊也 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第27節の相手は大宮アルディージャ。ホーム・ヤマハスタジアムでは15時のキックオフに向け準備が進む。前座試合では子供たちが元気にボールを追いかける。選手達が到着するとまずサポーターへの挨拶にいく。復帰した福西崇史へのコールそして若手の期待選手、太田吉彰・上田康太への声援が目立った。天候は快晴しかし少し風が強いことが気になる。芝のコンディションは良好でいつも通りのジュビロサッカーが見られそうだ。選手たちの表情も明るい、連勝中ということでチームとしても勢いがある。今日のスタメンはGKに日本代表としてインドから返ってきたばかりの川口能活。DFは田中誠・鈴木秀人がセンターに入り、左に服部年宏・右に菊地直哉となりそうだ。ボランチにファブリシオと上田康太。トップ下に太田吉彰と福西崇史が戻ってきた。FWはカレン ロバートと前田遼一。2試合連続ロスタイム得点の前田遼一が好調さを保っている。相手のキープレーヤー小林大悟をどう防ぐか!?そして磐田に強い吉原宏太にも注意したい。毎試合動きがあるジュビロサッカーだがここ数試合はアグレッシブなゴールに繋がる動き出しが出来ている。まだまだアジウソン監督の満足いく内容ではないが一歩ずつ前に進んでいることは確か。若手を中心とした新しいチーム多くの経験を積み勝ち進むことが先決だ。今日も太田吉彰・福西崇史・カレン ロバート・前田遼一の攻撃陣が楽しみだ!
- 前半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。珍しくジュビロがエンドを変えて右から左に攻める。まずロングボールを入れ太田吉彰が走る。大宮は前線からハードに追いリズムを掴もうとするが磐田もそう簡単にさせない。
3分ファブリシオが久永辰徳へスライディングタックルでイエローカードを受ける。大宮の個人技からの早いパスを潰しにいったファブリシオ。
4分小林大悟がポストとなり右に吉原宏太が突破する。田中誠・鈴木秀人が中央を固めシュートは打たせないが気を付けたいところ。
5分中盤で福西崇史が身体を寄せ守備。ファールにはなるが立ち上がり、ハッキリしたいプレーが続く。
6分続けて大宮の右サイドから崩しにくるが菊地直哉・田中誠がカバーし守りきる。
7分右サイドでカレン ロバートが飛び出しセンタリングを前田遼一へ上げる。しかしトニーニョの頭に跳ね返される。7分右からのチャンスが続く。中央で福西崇史がワントラップから左足のシュートを放つがDFに当たりCK。左から上田康太がCKを蹴り中央でこぼれたボールを福西崇史が回転しながらボレーシュート!これは右のポストを直撃する。
9分カレン ロバートが速攻からチャンスを作る。左サイドをスピードに乗ったドリブルで起点を作る。しかしファーサイドに上げたパスは前田遼一に繋がらない。
11分相手が高い位置でDFラインのパス回しをする。そこを太田吉彰が見逃さなかった。ハーフェーラインを超えたところでボールを奪うとそのままドリブル。GKと1対1となり冷静にゴールを決めた。先制点は磐田の太田吉彰!
13分小林大悟がボールを持つと上田康太が足を伸ばしディフェンス。ファブリシオとバランス見ながら安定した守備が出来ている。
15分中盤のパスワークからスルーパスを出されてしまう。久永辰徳がペナルティエリア内に入りそこに鈴木秀人がスライディング。足にかかりPKとなってしまう。これを冷静に藤本主税に決められ1-1の同点。
- 前半30分まで
- 振り出しに戻ったゲーム、再び両チームがリズムを立て直そうとする。大宮は前線からボールを追いプレスをかけ高い位置で早いパス回しをしてくる。磐田はしっかり中盤で繋ぎサイドを起点攻撃。
19分福西崇史からの展開を菊地直哉が右サイドでドリブル突破、センタリングまで行くが中に合わない。
20分ロングボールを前田遼一が競りカレン ロバートが繋ぐ、福西崇史に預け太田吉彰が走る。スルーパスとなるが繋がらない。
21分上田康太が起点となり右の菊地直哉からクロスボール、しかし前田遼一の頭を超えてしまう。
23分大宮の右から小林大悟がCKを蹴る。トニーニョにつられ中のマークがずれる。シュートさえ打たれなかった危険なシーンだった。
24分田中誠が吉原宏太へ後ろから足を出して守備、ファールではないが田中誠が足を蹴られ倒れこむ。ゲームが続行しゴール前でファブリシオも足を押さえ倒れこんでしまう。一度ボールを出しタンカを入れる。ファブリシオがいないポジションに福西崇史が下がりケアをする。一人少ない分、カレン ロバートが前線で守備に走る。
27分治療をしたファブリシオがピッチに戻る。
29分藤本主税から右の西村卓朗のオーバーラップを使いゴール中央で小林大悟と吉原宏太の動きを見る。ファブリシオがカバーしクリア、川口能活の声で守備を引き締める。
- 前半45分まで
- 33分大宮のサイドチェンジから左の藤本主税へ繋がるが菊地直哉が集中した守備でカット。
34分鈴木秀人のインターセプトから前田遼一に当て自らもオーバーラップ。服部年宏ののコンビネーションで左サイドを崩しにいく。ファールを受けFK、そこからの展開でクロスボールを田中誠が競り、CKを奪う。右から上田康太が蹴りファーサイドで田中誠が競る。頭に当てるがゴール上を越えてしまう。
37分大宮の右からのCKを小林大悟が蹴る。土屋征夫の頭に合うが田中誠が身体を寄せる。
38分服部年宏のループパスに前田遼一が頭で折り返す。福西崇史が胸でトラップそこにカレン ロバートがシュートしに行くがその前にオフサイドを取られた。
38分田中誠のパスミスで相手に決定機を作られるが鈴木秀人がカバーリング。
39分大宮が35mの位置からFK。服部年宏・菊地直哉が身体を張りカットすると福西崇史→上田康太→菊地直哉と繋ぐ。ゴール前にカレン ロバートが走るが通らない。
41分菊地直哉と藤本主税の競り合い、菊地直哉がフィジカルで勝ち奪い取る。
43分左サイドで服部年宏が2人の間を交わし鋭いセンタリングをカレン ロバートへ合わせる。絶好球だったが土屋征夫の頭が少し伸びた。惜しいシーンにスタジアムが盛り上がる。
前半ロスタイム1分。最後の最後大宮の右からのCK、小林大悟が蹴りファーサイドに飛ぶが前田遼一がクリアし前半終了。後半まだまだ気の抜けない展開となっている。
- 後半15分まで
- スタートから服部年宏に代え犬塚友輔を投入。犬塚友輔を右にし、上田康太を左サイドバックにお下げる。菊地直哉をボランチにして後半をスタートしたアジウソン監督。先に仕掛けるアジウソンサッカーが今日も結果の出してくれるはずだ。
2分犬塚友輔が右から積極的に攻撃参加する。相手の股を抜き技ありのセンタリング。しかし中の選手には合わない。
4分ゴールからやや左の位置で太田吉彰が倒されFKを得る。ファブリシオが直接狙うがボールはゴールバー直撃。跳ね返りを犬塚友輔が頭で合わせ最後は前田遼一が押し込みゴール!前田遼一の3試合連続ゴールで勝ち越す。
6分藤本主税vs犬塚友輔、センタリングを上げられるが中でファブリシオがクリア。
8分後ろで回しながら右の犬塚友輔へ渡す、縦に菊地直哉そして太田吉彰と走り出すが繋がらない。
9分左から上田康太がオーバラップ、柔らかいパスでカレン ロバートの足元に合うがコントロール出来なかった。
10分サイドを変えながら上田康太のラストパスにカレン ロバートが突破する左サイドからカレン ロバートがファーポスト目掛けシュートを放つがDFに当たる。
11分にもペナルティエリア外からカレン ロバートがフェイントで一人交わし左足でシュート!ゴールバーを越えるが惜しい場面だった。
12分大宮の速攻から数的不利な状況となるが田中誠が上手いポジショニングでクリアする。
13分磐田の速攻で前田遼一がドリブル、カレン ロバートと太田吉彰が両サイドに開く、右の太田吉彰を使い中で再び前田遼一の頭に合わせていく。勢いのある攻撃が続き、ここで追加点がほしいところ。
15分大宮のクロスボールに田中誠と川口能活が競りに行く。間で吉原宏太に触られ一瞬ひやっとするが田中誠がカバー。
- 後半30分まで
- 18分大宮ベンチが動く、吉原宏太に代わり森田浩史を投入。前線に高さを出してくる。
19分大宮の右サイド西村卓朗がオーバラップしかし上田康太が身体を寄せセーブ。
20分今度は鈴木秀人&福西崇史で身体を使って守備。集中力が持続した良いシーンだった。
21分ファブリシオがミドルレンジから強烈なシュートを放つ!GKのファインセーブに合うが素晴らしいシュートだった。これで得たCKを太田吉彰が右から蹴る。一度は跳ね返されたがもう一度中へ入れる。そこに前田遼一が再びヘディングシュート!これはゴールバー直撃。
23分ゴールから右45度の位置からFK。直接狙える距離ではあるが今度はサインプレーで仕掛ける。前田遼一をポストにしてカレン ロバートが壁の裏へ飛び出すが合わなかった。
25分福西崇史の個人技で中盤でボールを奪うと右の太田吉彰へ繋ぐ。後ろからオーバーラップしてきた犬塚友輔を使い右を崩していく。センタリングがファーサイドの前田遼一に合うがヘディングシュートがまたまたクロスバー直撃。次の1点が勝負となりそうなだけにほしい追加点。
30分怪我から復帰したばかりの福西崇史を下げ船谷圭祐を投入。そのまま攻撃的なMFへ入れる。キャプテンマークは菊地直哉が付ける。
- 後半45分まで
- 32分カレン ロバートそして前田遼一が前線からボールを追い守備にも貢献する。
32分鈴木秀人が小林大悟と1対1の勝負。シュートを打たれてしまうが田中誠が身体に当て川口能活がキャッチ。33分犬塚友輔が右サイドを長い距離走る。ゴールラインギリギリのことろからセンタリング、そこにカレン ロバートが飛び込みシュートを放つがGKに当たってしまう。
33分中山雅史がカレン ロバートに代わり投入される。サポーターからはナカヤマコールが沸き起こりスタジアムが一つになっていく。
36分船谷圭祐が相手のミスをつきドリブルで数的優位な展開を作る。前田遼一と中山雅史が開きフリーなっているが船谷圭祐が自らの左足にかけた。強烈シュートだったがGKにセーブされてしまう。
38分中山雅史のドリブルから太田吉彰に繋ぎ切り替えしからシュートというシーンを作る。決定機が続いているここで1点取っておきたい。中山雅史の動き出しが決定機を演出している。
41分大宮の左サイドを橋本早十に崩されセンタリングを上げられる。中で森田浩史が飛び込んでくるが鈴木秀人がしっかり身体を寄せる。
43分ファブリシオが左サイドで個人技を披露、2人交わしセンタリング。中山雅史がスルーし大外の太田吉彰がフリーでシュートを放つ。GK正面でこれも決まらない。中にいた中山雅史がフリーで両手を広げて待っていた。
ロスタイム2分。右からの大宮CK、小林大悟が蹴りニアで土屋征夫が飛び込む。あわやというシーンも川口能活がパンチング。ラストプレーまで息の抜けないプレーが続き時間との勝負にもなってきた。前田遼一が右サイドでコーナーを目指しボールを送る。しっかり時間を使いタイムアップのフォイッスルを聞く。連勝を伸ばしホームで気持ちの良い勝ち点をあげた。
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 アジウソン監督
- 前半はあまりよくなくて、マークとポジショニングのミスが多く、相手に支配されて、後半になってよくなり、チームがもっと意識してプレーできた。チャンスも多く作れたし、本当はもう少し点が取れても良かったが、勝ってよかった。初めての3連勝で、順位表の中でいいポジションを取ることにより、いい結果になったと思う。
Q. 服部→犬塚の交代で中盤の流れが良くなったが、その交代の意図は?
A. できるだけサイドの三角形の形でサイドを仕掛けると言う意味での交代。前半は全体的にマークのミスがあった。上田の場合、アグレッシブでどんどん上がっていける選手なので、この攻撃できるという特徴を考えて、服部と交代した。
Q. 今日は小林大悟選手のマークが重要だったが、前後半の修正と今日の成果は?
A. 前半はマークのミスがあって、前からの守備がうまくできなかったので、全体的にアンバランスだった。後半、菊地とファブリシオが、(小林大悟選手を)抑えるようにして、マークもうまくいったし、全体的にバランスがとれた守備ができた。
- 大宮アルディージャ 三浦俊也監督
- 前半は比較的アグレッシブに、お互いカウンター中心のサッカーをしたのかなと思う。その中で、大宮は中盤の選手、2人のストライカーにボールが収まったので、攻撃では大宮のペースだった。その前半だったが、あまりにイージーな形で、信じられない形で失点してしまった。あれは最終的に大きく響いたが、絶対にやってはいけない、決まっていたことをやらなかったことが原因のプレー。確かに太田選手のスピードあるプレーは素晴らしかった。そのあとPKをもらって同点になり、前半の内容に大きな問題はなかった。ただ大宮らしいゲームだったかと言えば、中盤の2人、FWの2人がアップダウンを繰り返していたので、後半バテないのかな、と考えていたが、やはり後半運動量が落ちて、ジュビロのペースになったのかなという印象。問題は2点目が早かったので、前半のようなカウンターのシーンは当然起こりづらかった。あとはリスクを少しずつ犯しながら選手交代したが、2点目が取れないという結果に終わった。
Q. 前半の内容はよかったが、後半3ラインのフラットな並びになってズレはじめて、相手にスペースを与えたが、これはスタミナ切れか?
A. 今振り返ると、前半にあの4人が前にガンガン走ったので、そういうシーンになったのかなという印象。ただあれはあれで耐えていれば、1-1の状態であれば、またカウンターでいけるのかなとは思ったが、2点目失点してしまったので、相手もあまりリスクを犯さなかった。
Q. 土屋選手を左にしたのは、犬塚、太田の相手の右を抑える目的か?
A. いいえ、逆です。土屋は今シーズン初め、左サイドをやったので、守備も強いが攻撃もいい選手。守備は冨田の方が経験が長いので、太田選手も普通に止めたと思うが、そこは多少やられるのを覚悟して、(土屋を)左にした。
- 鈴木 秀人選手
- 前半の出来が悪くて、後半になったら良くなったんですけど、試合の途中で修正する能力というのをもっと個々に上げていかないと。「なんか上手くいかないな」と思いながらそのままやるのではなくて、「どこがいけないのか」までを個人個人で考えて、それを試合中に修正できればいいと思います。
今日は守りきれたので良かったんじゃないでしょうか。やっぱりリードしたときに簡単にボールを取られすぎているというのが非常に多いので、チャンスも何度かあって、数的優位というのがつくれれば、もっと楽に試合運びができるんじゃないかなと思います。
1試合を通してずっと同じリズムなので、負けている時、勝っているときという戦い方のリズムをもっと上手く変えられれば良いかなと思います。
(3連勝して)ここでホッとするのではなくて、次の試合、その次の試合と1つずと数字を上げて、まだまだ成長していかないといけない時期だと思うので、それがうまくできるように若い選手をサポートできればいいかなと思います。
- 田中 誠選手
- ここで満足したらまた(いけない)。そうは言ってもまだ危うい試合展開なので、もうちょっと落ち着いて試合運びができたらなと思っているので、どんどん、勝つことによってみんな自信がでてくるので、その中で少しずつ余裕というものを出しながら、勝っている時の試合運びというのをやりたいです。まだみんな若いので、まだまだこれからです。
もう1点入ればまた違ってくるんですが、チャンスがあったので、あそこで決められたらもっと楽な展開になったのかなと思います。
多少のミスはみんな出るのでそれはしょうがないですけど、1点差で勝っていて、残り5分というときのミス(が問題)ですよね。相手も同点に追いつくために必死で来てるので、そういう時こそピンチになってしまうので、そういう時こそみんな集中してやれればなと思います。でも、みんな好きでミスしているわけではないので、みんなで協力しながらやりたい。みんなが協力しないとこういう結果は得られないので、みんなでカバーし合うというのが大事かなと思います。
- 川口 能活選手
- (3連勝は)僕がジュビロに来て初めてです。すごく良かったです。ここ5試合ぐらい同じよな戦い方をしてしまっているので、やっぱり常に進化しないと上位に食い込むことはできないし、毎回同じ事をやってしまっては成長できないので、ゲームの中で考える必要がある。もうちょっと巧いゲーム運びというのをこれからしていかないと、チームとしても成長できないし、1人1人個人としても成長はできないですよね。
例えば、終了間際の戦い方をもう少し考えてプレーしないと消耗も激しくなるし、力はあるわけですから、力の差を考えて巧く90分間の試合運びをして勝てるやり方はあるわけですから、そういうチームになっていかなければいけないですね。そういう可能性は秘めているはずです。
- 犬塚 友輔選手
- 今日は、自分はアジウソン監督から言われていた「オーバーラップしていけ」ということに関しては、ある程度できたかなと思いますけど、DFの部分で裏を取られてしまったことが、自分が思い出すだけでも何回かあるし、守備がもう少し上手くいけばなぁという感じです。
チームとしては、最後の大事な場面でボールを取られる。パスミスというのが自分たちを苦しめているから、そこのミスを無くせばもうちょっと楽かなと思います。
90分間の中では、相手も交代などもして、流れは絶対に向こうを向いたりこっちを向いたりいろいろあるから、その自分たちに向いている流れを自分たちで壊さないようにする。ミスを無くして自分たちのペースで試合を進める時間を長くすれば、もっと良い、安定した試合ができると思います。
- カレン ロバート選手
- 前半ちょっと自分が右にいたせいでバランスが悪かったので、後半はそれが修正できたので良かったなと思います。
Q:何本か惜しいシュートがありましたが?
後半交代する間際のシュートは触るだけだったのであれは良しとして、ロングシュートとかはもう少しコースを狙わなければいけないなと。ちょっと足元に入りすぎました。
できるだけ自分が出ている試合は勝ちたいと思っているので、どうにか雰囲気は上げていって、できれば自分が動いて、他の人が決めてくれても良いから今はとにかく勝ちたいという気持ちがすごくあります。
勝っていて、時間が少なくなれば無理して攻めずに、ボールをとったらできるだけキープするし、なるべく相手に前に行かせないようにコースを切って。無理して行くこともないし。そこら辺は最近はできていると思います。
徐々にチームは良くなってきているので、勝つというのが一番の薬なので、このまま勝っていって上を目指していきたいです。
- 福西崇史選手
- 前半は大宮にボールを回されていた。後半は中盤のスペースを埋めれた分、ボールを取ってからの選手間の距離がよかったので、自分たちのペースに戻せた。ただ、相手のペースにしてしまったのはボールを取ったものを守備のミスで取られたという所で、相手のペースにわざわざしたのではないかと思います。中盤はバラバラでした。
勝つことが前提ですが、内容を重視してやっていきたい。前半の状態になってもすぐに修正できるように、みんなが意識してやっていかなければいけない。グラウンドでやっている以上は選手がやっているわけで、そこを選手自身がどれだけ修正したり、自分たちで攻撃したり形を作ったりというのが必要になってくると思います。
- 中山雅史選手
- 最後はバタバタしていたので、もう少し落ち着いた勝ちがしたかった。大宮がルーズになっていたのもありますが、前へ前へといくのも分かりますが、そこで正確性を欠くことでちょっとしたミスで相手にもチャンスを与えてしまいますから、そこでぐっとこらえて溜めを作るということが中盤にあれば、もっと楽だったかもしれない。大宮は絶対に前へ前へと来るわけですから、大宮ディフェンスの裏が空きますからそこを狙うことが必要。
- 太田吉彰選手
- 立ち上がり早い時間帯に、上手くカウンターから点が取れたのですが、難しい時間帯が続いた。後半になったら落ち着いてボールを回すことが出来た。
(ゴールシーンは)大宮の選手と競ったら、上手くボールがこぼれてくれて大宮のディフェンダーの選手もとまどったところがあったので、落ち着いてシュートは打てました。最近点を取れてなかったので、久しぶりの点なので嬉しかった。
前半はちぐはぐしていて、パスもロングボールばかりだったのですが、後半は落ち着いてボールを繋ぎながらやれたのでチャンスも作れた。3連勝は自分自身も試合に出始めて初めてなので嬉しいです。
- 菊地直哉選手
- 後半の頭は前に行ってましたが、小林大悟選手のケアをしながら出れたら出たかったのですが、なかなかその機会はなかった。ファブリシオも前へあがってくれていたので、その辺はいいバランスが取れていた。
精度はそんなによくなかった。最後のところでパスを出せるところももちろんあるし、シュートで終わってくれてもいいのですが、もう少し楽な展開になったと思います。