2006 J1第20節
試合日時:2006年08月26日(土) 18時34分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場
- 14227人
- 25.1℃/75%
- 雨/弱風
- 全面良芝 水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 神谷 利郎
- 上川 徹
- 廣嶋 禎数/村上 孝治
- 牧野 明久
- 長谷部 由紀
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
山崎 光太郎 | 前半21分[警告] | |
林 健太郎 | 前半23分[警告] | |
前半37分[得点] | 福西 崇史 | |
後半13分[交代] | 茶野 隆行(in) ← 西 紀寛(out) | |
大西 容平(out) → バレー(in) | 後半13分[交代] | |
後半20分[警告] | 服部 年宏 | |
アライール | 後半26分[警告] | |
林 健太郎(out) → 鈴木 健太(in) | 後半27分[交代] | |
鈴木 健太 | 後半30分[警告] | |
山崎 光太郎 | 後半35分[得点] | |
後半38分[交代] | 中山 雅史(in) ← 福西 崇史(out) | |
山崎 光太郎(out) → 堀井 岳也(in) | 後半44分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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大木 武 | 監 督 | アジウソン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第20節を迎えるJリーグ。ジュビロの相手は14位のヴァンフォーレ甲府である。会場の山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場には、すでにナビスコ杯で一度訪れている。ピッチコンディションは非常に良好で美しい芝の絨毯が広がっている。夕方になり、風も出てきてだいぶ涼しさが訪れてきた。試合前のピッチでは、山梨園芸高校太鼓対による太鼓パフォーマンスが披露され、大きは拍手喝采を浴びている。磐田サポーターも多数足を運んでくれているため、熱い戦いで連勝を成し遂げたい。メンバーは、GK川口、DFは鈴木、田中が中央で右に菊地、左に服部で固める。中盤を太田、ファブリシオ、上田、福西、そして西、前田の2トップで挑む。高めの位置に入った福西がどこまでボールに絡めるか、またボランチに入った上田が今日のポイントだろう。前節、特に気迫溢れるプレーを続けた鈴木、菊地のパフォーマンスも期待したい。ベンチのカレン、中山、船谷、犬塚らの登場も楽しみだ。甲府は、ジュビロには強い山崎光太郎が先発してくる。須藤、大西との3トップをしっかりとシャットアウトし、連勝して磐田に戻りたい。
- 前半15分まで
- アウェーのジュビロはまず右から左へ攻める。甲府ボールでキックオフ。
1分、DFしたボールから福西、前田とつないだが、前田が激しく後ろから倒され、ボールを奪われる。それを甲府が大きくクリアし、甲府のFW須藤へとロングボールを入れてくる。しかし鈴木が体を張って渡さない。
3分、甲府に右からクロスを入れられ、中の須藤に頭で狙われるがシュートは打てない。
5分、甲府に左からラストボールを入れられるがGK川口がキャッチ。崩されそうになると鈴木、菊地がしっかりと声をかけ合いすぐに修正している。
8分、西が左から前田へサイドチェンジボールを出す。前田がしっかりと頭で落とし、上がった菊地の下へとつなごうとしたが、わずかに合わずシュートへは持っていけない。だが、形は良かった。
10分、甲府のビジュがボールを奪うと素速くドリブルで上がろうとしたが、甲府の選手は誰も走っていなく、ビジュは止む終えずDFラインにボールを戻した。
12分、左サイドから西がセンタリング。前田に合えばという場面だったが甲府DFが競り勝った。
14分、ここまではジュビロが田中、鈴木を中心にしっかりと守りながら、西・太田が前田へと必死にボールを入れ、攻撃しようとしている。
- 前半30分まで
- 16分、菊地が右サイドを攻め上がり、ゴールラインぎりぎりまで粘ってセンタリングを入れようとするが、クリアされてしまう。
18分、左サイド服部から上田、福西、西とつなぎ前田へパスが入ったが、惜しくも跳ね返されてしまった。だが、徐々にゴール前のシーンが増えている時間帯。何とかシュートまでもっていきたい。
23分、福西を倒し、甲府の林に警告が出る。いきなり大雨が降ってきた。
26分、西がラインぎりぎりで粘ってCKを得る。左CKを西が入れ、太田を使って再び西に戻ったところでシュート。しかしわずかにゴール左へ逸れてしまう。
27分、西が左サイドでボールをキープすると、服部が上がってボールをもらいに走る。決定的なチャンスにはつながらなかったが、服部も立ち上がりから運動量豊富に走り回っている。
29分、甲府は少ないチャンスながらも大きいボールをゴール前に放り込んでくる。だが鈴木、田中がしっかりとクリアし、甲府FW陣にはボールを渡さない。
- 前半45分まで
- 31分、西がペナルティエリア付近から思い切ってミドルシュートを狙う。良いシュートだがバー上を通過してしまう。
36分、菊地が須藤と競り、こぼれたボールを石原がシュート。だがバーを大きく越える。
37分、西から上田、福西と渡り、福西が左足でグラウンダーのシュートをゴール右に狙う。右ポストに当たってしまうが、ボールは見事にゴールネットへと向かい1-0。福西の2試合連続ゴールで先制するジュビロ!
41分、田中がハーフライン付近まで上がってスライディングカット。集中したDFを続けている。
42分、甲府は右サイドの大西へボールが出ると、ドリブルしてまだ距離があるところからシュート。しかしGK川口が難なくキャッチした。
43分、服部の浮かせたパスに中央太田が飛び込むが、甲府DFに体を入れられカットされてしまう。非常に惜しい場面だった。
43分、甲府は右サイドから須藤がロングシュートを狙ってきた。しかし精度が甘く枠を大きく逸れていく。
ロスタイム、右からのCKに、上がった田中が頭で合わせたがGK阿部の正面に飛んでしまいキャッチされる。
GKからボールが入ったところで前半終了。
ジュビロは圧し気味にゲームを進めることができている。前田にも何本かチャンスボールが入っているので、後半も追加点を狙って攻めていきたい。
- 後半15分まで
- 両チームともメンバーに変更は無い。前田と福西がボールを触って後半キックオフ。
2分、ボールをキープしている甲府だが、出し所が無くGKまでボールを戻す。何とかボールを触ろうと、そのボールを前田が奪いに走る。
3分、左サイドから井上にドリブルでエリア内に進入されたが、菊地が巧く体を入れてボールを奪い、カウンターへと持ち込みかけたが、混戦で太田が足を痛め倒れ込んでいたため一旦ボールを外へ出す。
5分、太田は一度ピッチの外へ出るが大丈夫のようだ。問題なくプレーを続けている。
7分、甲府は中央を攻め込んだ林からの縦パスに、ビジュが頭で合わせてきたがGK川口がパンチングで跳ね返す。
9分、にも山崎にセンタリングを入れられる。やや甲府に流れがある時間帯だけに、ジュビロはより一層の集中が必要となっている。
13分、西が左から態勢を崩しながらもシュート。だが枠外へと逸れる。
13分、その西と茶野が交代するジュビロ。甲府も大西からバレーへとメンバーチェンジしてくる。バレーは甲府の得点王である。気を付けたい。
14分、ファーストタッチでバレーがミドルシュートを狙ってくる。しかし枠は捉えない。
- 後半30分まで
- 先ほどの交代で、ジュビロは茶野が右サイドバックに入り、菊地がボランチへ、上田が左サイド高い位置で福西と並ぶ感じになり、太田がFWに上がる形で戦っている。
17分、左サイドをドリブル勝負した菊地が倒され、FKを得る。だがビッグチャンスにはならなかった。
20分、服部に警告が出る。
22分、甲府はゴールから約30mの位置からのFKを、バレーが直接狙ってきたがジュビロの壁に当たる。跳ね返ったボールを再び中に上げられ、ビジュがGK川口と競ったが川口が素速くキャッチした。この試合でも川口の好セーブが光っている。
25分、ジュビロのCKが続いている。3本目左・太田がショートコーナーで菊地を使い、再び上田に戻してセンタリングを入れたがファーサイドの前田には合わない。
26分、上田へのラフプレーで甲府のアライールにイエローが出る。
27分、甲府は林から鈴木健太へと交代。
- 後半45分まで
- 31分、甲府・山本に警告。
31分、甲府はジュビロのFKからボールを奪うと、バレーがスピードあるドリブルで一気に上がり、鈴木が好DFで止めた。
32分、逆にジュビロは甲府ゴール前で前田から福西へ絶好のパス。素速く右足を振り抜いてシュートを放ったがGK阿部の正面に飛んでしまうキャッチされてしまう。決定的チャンスだった。シュートを打った福西も頭を抱えて悔しがる。
36分、甲府は左サイドから井上が上げたセンタリングに、ゴール正面を思い切り走り込んできた山崎が頭で強烈に叩き込んで1-1。またしても山崎に得点を許し同点に追いつかれてしまった。
37分、ジュビロも前田がゴール右でヘディングシュート。しかし枠外へと飛んでしまう。
38分、福西から中山へと交代。次の1点を奪いにいくジュビロ。
41分、前田が高い位置で必死にボールに食らいついていく。前田のボールを受けた上田からのセンタリングが中山へと上がるが、ゴール前中山は触れない。
43分、甲府も攻撃を続ける。石原がシュートを打つがGK川口ががっちりとキャッチ。
44分、ロスタイムが2分、と出る。最後まで攻め続けたい。
ロスタイム右・太田からのセンタリングに中山が頭で飛び込んだが触らず。
甲府は山崎から堀井へとメンバーチェンジ。
甲府の縦パスが出て、オフサイドをとったところで試合終了。惜しくもドローという結果に終わってしまった。形が作れていただけに、決めたかった。良い部分、を伸ばし、修正部分、をしっかりと反省して、すぐ訪れる30日広島戦へ挑みたい。
選手、監督コメント
- アジウソン監督
- 前半は前節の試合で一人選手が退場で少なくなり、体力を消耗してしまった影響が今日のゲームに出た。
今日の試合はできるだけコンパクトにしてカウンターを防ぐようにした。結果はドローになりましたが、前半のポジショニング、チャンスも何回か作りましたしチームとしては安定感があった。後半は残念ながら失点を許してしまって、不満が残ったが全体的にはよかった。
Q.茶野選手の交代に関しては?
A.守備を固める意味です。菊地がボランチ、太田、福西、上田がミッドフィルダーという形で、前田をワントップにした。中盤を固めて、カウンターで2点目を狙うつもりでしたが、相手のカウンターから失点した。
- 大木 武監督
- ハーフタイムに帰ってきた選手の顔を見ると、ちょっと元気がないなと思いました。もちろん1点取られたことは真剣に捉えるべきですが、自分たちからパワーがでてくるような感じがみえなかった。そこが気になったのですが、なんとか切り替えて引き分けた。もう少し全てのところで強くならなければいけない。
- 田中 誠選手
- 今日は勝てる試合だった。内容的にはそんなに(悪くなかった)。ところどころミスはあるのはしょうがないけれど、みんなで助け合ってできていると思う。そこであとは自分たちがしっかり考えて、自分たちでアクションを起こせるようにできればなと思いました。今日も声は出ていました。ただ、この間の試合の影響でみんな疲れている部分はあったので若干前半とか元気が無かったんですけど、試合が始まって途中からは少しずつみんな体は動いてきたし、声も出すようになってきたので、そこは疲れも多少あるとは思うんですけど、うまくみんなが頑張れたんじゃないかと思います。
広島戦は、とにかく勝つのみです。今のジュビロには、本当は今日勝って、3連勝で乗り切りたかったんだけど、結果的に引き分けてしまったので、その反省材料は多いですし、少しずつ結果を、次に出せるように修正してやるだけです。
- 前田 遼一選手
- 自分的にはシュートを打てなかったので、ここ何試合か打っていないのでそれがちょっとダメな部分ですかね。
(今日はだいぶ自分からボールを触りに行っていたように見えましたが?)
そうですね。今まではずっと張っていろと言われていたのですが、チームメイトがもっと動いて良いと言ってくれたので今日はやりやすかったです。でもやっぱりシュートを打てないと話にならないので、やっぱりそこが課題です。久々にサッカーをした気がしたのですが、シュートを打たないと点は入らないので…
(特に前半)ボールはよく動いていたんですけど、最後(シュート)までいかないとダメだと思うので、自分的にもまだプレーは良くないのでもう少し良いプレーができるようにしたいです。
- 川口 能活選手
- 攻撃は非常によかったので、前半の流れでそのままいければよかったのですが。。
ただ、中盤でのイージーなとられ方も多く、相手に攻めさせるような展開になってしまいました。前半の流れでいけたらよかったです。
- 服部 年宏選手
- チャンスはあったので、入っていればもう少し楽な試合になったと思います。
次がすぐにあるので、切り替えてがんばります。
- 上田 康太選手
- 勝てる試合だったと思うし、点を取れるところもあったので決めれればよかったなと思います。前半のままできればよかったのですが、運動量も落ちてしまい、相手も変えてきたのでそれを受けてしまった感じです。
(先制点の時は)チャンスだと思ったので、前に上がれて点がとれてよかったです。
(手応えは)得点に絡めてきたことで、(課題としては)最後までの集中力や、繋ぐのか攻めるのかをはっきりとすることです。
- 福西 崇史選手
- 今日は勝ちきれなかったですね。あのような一発はあると思うので仕方がないとは思いますけど。取れるところがあったので取っておきたかったですね。連勝できれば自信になっただろうし、そのまま勢いでというのもあったと思います。でも意識は高くなっていると思います。
- 鈴木 秀人選手
- (失点場面では)ボランチでボールを取って、そのまま前に勢いよく行ってしまった。菊地が行って、ファブリシオが行ってという、順番に前へ行ってしまった。一人気を利かせてバランス取ってくれていればカウンターにはならなかった。真ん中が空いて、サイドも後手後手で、もう少し個人で今は何をするべきかという判断をしないといけない。周りのコーチングに頼りすぎているかなと思います。
1-0で勝ってても、しっかり守らなければ行けなかったところをマークずらしたり、ボールを回せばいいところをボールを回せなかったり、ちょっとずつ動いていけばスペースもできたと思う。