2006 J1第8節
試合日時:2006年04月16日(日) 15時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム
- 11788人
- 18.2℃/42%
- 晴/弱風
- 全面良芝 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 森津 陽太郎
- 穴沢 努
- 上荒 敬司/平野 伸一
- 野田 祐樹
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
鈴木 秀人 | 前半0分[得点] | |
福西 崇史 | 前半5分[警告] | |
ファブリシオ | 前半18分[警告] | |
太田 吉彰 | 前半19分[得点] | |
前半39分[警告] | 高柳 一誠 | |
ハーフタイム[交代] | 桑田 慎一朗(in) ← 李 漢宰(out) | |
船谷 圭祐(out) → 村井 慎二(in) | 後半8分[交代] | |
後半18分[警告] | ベット | |
後半33分[交代] | 前田 俊介(in) ← 高柳 一誠(out) | |
成岡 翔(out) → 名波 浩(in) | 後半38分[交代] | |
前田 遼一(out) → 中山 雅史(in) | 後半39分[交代] | |
中山 雅史 | 後半39分[警告] | |
太田 吉彰 | 後半44分[得点] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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山本 昌邦 | 監 督 | 小野 剛 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第8節、ホーム・ヤマハスタジアムで15時キックオフのサンフレッチェ広島戦。雨は上がり、雲は残るもののサッカー観戦には良好なコンディション。少し寒さも感じるが選手たちにとってはプレーしやすい気候となっている。芝の状態もいつも通り最高な仕上がり。ジュビロサッカーにピッタリな会場が整った。サポーターも早くからゴール裏に陣取る。選手が到着し挨拶に行くとメッセージ横断幕を掲げる。厳しい意見が飛び交うがこれもジュビロを愛しているからこそ!勝ちたいからこその現われ。選手も十分分かっている、何とかして勝ちたい。どうにか良い流れ・リズムを作っていきたい。それにはチーム一丸となった取り組みが必要になる。その原動力となるのがベテランと若手の融合。そして選手とチーム、サポーターとの繋がり。この試合、待望の中山雅史がベンチに戻ってきてくれた。そして前田遼一のスタメン、成岡翔・船谷圭祐の中盤での先発。名波浩・村井慎二がベンチスタートという布陣で山本昌邦監督は挑んでいく。相手の長所を消し、自分たちのサッカーを組み立てるため。そしてスタートも大事だが勝負は90分後の結果というところにこだわっていく。ゲームキャプテン福西崇史が戻り、チームに動きが出てきた。メンバーも揃ってきてここからが見所。内容も大事だが結果を追求した試合を是非魅せたい。
- 前半15分まで
- 開始23秒、鈴木秀人が右サイドからセンタリング。これが直接ゴールに吸い込まれ先制点。服部年宏→太田吉彰→鈴木秀人でのゴール。立ち上がりから積極的に攻めた結果のゴールとなった。偶然ではあるが、貴重な先制点となった。その後もゲームは動く。【1-0】
2分・3分と立て続けに広島がシュートを打ってくる。一度落ち着かせたいジュビロは福西崇史を中心に中盤を組み立て、1トップ前田遼一を起点にボールを回す。
5分、左サイドから森崎がセンタリング、李漢宰がボレーシュート!ゴール左を外れるが危険なプレー。
6分、福西崇史が右サイドで倒されFKを得る。船谷圭祐が蹴るが中で広島DFに跳ね返されてしまう。
7分、中盤で太田吉彰・船谷圭祐が激しくチェックにいく。
8分、成岡翔がDFラインまで戻りスライディング、ファブリシオが速攻で前田遼一へ当てる。相手を背負った状態でファールを受け、ボールをキープする。
10分、福西崇史のミドルシュート!これは大きくゴール上を外れるが積極的なプレーが続く。
11分、前田遼一がポストプレーと裏を取る動きを繰り返す。
13分、広島は上野と佐藤のコンビネーションで仕掛けて来るが金珍圭と田中誠がしっかりカバー。
15分、ここまでは立ち上がりのゴールシーン以外は落ち着いた展開となっている。
- 前半30分まで
- 17分、田中誠→服部年宏→成岡翔→前田遼一太田吉彰→鈴木秀人→前田遼一→ファブリシオと繋ぐがボールを奪われ直後にファールをしてしまいイエローカードを受けてしまう。
19分、相手のDFラインがバタバタもたついている隙に太田吉彰が中央を突破、そのまま強烈な弾丸シュート!ゴールネットへキレイに突き刺さり追加点。【2-0】
21分、服部年宏から前田遼一へスルーパス。左サイドからドリブルで切り込み中の人間に合わせる。
22分、福西崇史がドリブルで仕掛け、前田遼一・成岡翔の動きを見ながら右サイドをオーバーラップした田中誠へパスを出す。センタリングが引っかかってしまうが動きのある展開にスタンドが沸く。
24分、金珍圭が強靭な肉体で相手FWを次々となぎ倒す。強いディフェンスを見せ、サポーターを沸かせる。
25分、船谷圭祐が縦横無尽に動く。攻撃面で左サイドに留まらず中央、そして前田遼一の裏にも入って行く。前線からプレスもかけられ広島にリズムを掴ませない。
27分、鈴木秀人と福西崇史で相手のボールを奪うと太田吉彰へ繋げ、成岡翔の右サイド突破を作り上げる。ニアに前田遼一が入り、ファーサイドに船谷圭祐がクロスする。センタリングが合わない。
29分、広島のゴールから40mある位置から駒野がFKを蹴る。ゴール前で混戦となるが田中誠がクリアー。ボールも動き、スムーズに展開が出来ている。
- 前半45分まで
- 31分、ファブリシオから太田吉彰へループパスが出ると太田吉彰がゴールへ向い仕掛けていく。
33分、左から右からと広島がクロスボールを入れてくるが金珍圭と田中誠が跳ね返す。
34分、前田遼一が深さを作ってボールを受ける。相手DFラインが下がり中盤にスペースが出来てくる。前田遼一の動きがチームとして効いている。
35分、広島の左CKもGK川口能活がパンチング。
36分、広島の起点右サイドの駒野からセンタリングが繰り返し上げられるが中のマークはずれていない。
38分、鈴木秀人がオーバーラップでドリブルするが奪われるとすぐに切り替え守備陣形を整える。
39分、前田遼一が前線で高さを使い起点を作る。こぼれボールを成岡翔が拾い後ろから倒されFK。距離はあるが金珍圭が直接狙っていく。ゴール左に外れるが少しずつ可能性を感じるようになってきた。
42分、広島の左サイド服部からクロスボールが上がり上野の頭に合うがゴールマウスへは飛ばない。
44分、速攻から福西崇史がドリブルで攻め上がるが前には前田遼一しかおらずパスコースがない。
ロスタイム1分。前田遼一が下がってきて受けると福西崇史へ繋ぎ右の太田吉彰へスルーパス。センタリングが成岡翔に合わないが良い展開が続く。
前半終了。後半への期待も高まる内容。
- 後半15分まで
- 広島ボールで後半スタート。ジュビロは選手交代なし、サンフレッチェは李漢宰に代わり桑田慎一朗が投入された。
2分、金珍圭が大きく前線へボールを蹴ると風で押し戻される。上空に強い向かい風が吹いているようだ。
3分、田中誠のカットから船谷圭祐へ繋ぎ前田遼一の飛び出しにパスが出るがオフサイドの判定。しかし、アグレッシブな展開に広島DFがズレてくる。
5分、ファブリシオがゴール前にクリアした際に足を痛め倒れこむ。主審が即座に止めファブリシオの元に駆け寄る。大事には至らなかったようで立ち上がり戦線に戻る。
7分、広島の右サイド駒野からセンタリング。中央で田中誠が頭でクリアするが気を付けたい形。
8分、村井慎二が投入される。左サイドの船谷圭祐に代えそのままのポジションで入る。
10分、広島の速攻から左右に揺さぶられ最後は森崎のボレーシュートとなるがゴールへは打たせない。磐田の4バックがしっかりしているため、ディフェンスラインにズレはない。ここまでは完璧な内容。
12分、磐田の速攻から福西崇史がドリブル、左の村井慎二へ展開し服部年宏のオーバーラップを待つ。成岡翔がサポートするが崩しきれない。
14分、服部年宏のロングパスに成岡翔が飛び出す。DFラインを上手く抜け出しフリーでシュートを放つ。GKの位置を見てループシュートを狙うがGKがかき出しゴールならず。
15分、右から太田吉彰・福西崇史、左から村井慎二がセンタリングでチャンスを作る。後半もリズムは磐田。
- 後半30分まで
- 17分、村井慎二が左サイドでボールをキープ。上手くCKを奪う。キッカーは村井慎二、コンビネーションでニアの金珍圭の頭に合わせるがブロックされる。こぼれ球を再び金珍圭に合わせるが突破ができない。
19分、ファブリシオが球際を厳しくプレス。成岡翔も前線から激しく追っていく。
21分、前田遼一が相手を背負った状態で起点を作る。
22分、太田吉彰かあのクロスボールを受けた成岡翔が右にトラップし身体が流れながら強引にシュートへもっていく。チャンスがあるだけに何とかモノにしたい成岡翔の気持ちが伝わってくる。
23分、ファブリシオと村井慎二のコンビネーションで左サイドを崩しセンタライング。前田遼一が動き出すがシュートを打つことができない。
25分も前田遼一が身体を張り相手DFを背負う。このプレーが大きな効果を生んでいる。
27分、中盤のプレスが効きボールを奪うことは出来るがその後のパスがずれている。この時間帯でしっかりシュートまで持って行くことが大切。ここからの戦い方が注目される。
28分、成岡翔のヒールパスから太田吉彰が飛び出す。センタリングがファーサイドの福西崇史に合うが折り返しに合わせる選手がいなかった。
29分、服部年宏のオーバーラップからCKを奪う。村井慎二が蹴り、中央で福西崇史が混戦の中、胸とラップでシュートへ持って行く。GKの飛び出しに捕まるが迫力のあるシーンとなった。
- 後半45分まで
- 広島ベンチが前田俊介を準備する。高柳と代わり投入されるとポジション中盤に入っていく。
34分、右サイドで起点を作ると前田俊介からクロスボールでチャンスを作る。気を付けたい選手が入ってきた。
35分、福西崇史から右の太田吉彰へ展開、鈴木秀人が裏を周りその前にパスが出る。流れるような展開からセンタリング、成岡翔がニアに入るが後一歩とどかない。
37分、前田遼一と成岡翔が足の痛みを訴える。
38分、成岡翔に代え名波浩を投入。ゆっくりと名波浩がピッチに入る。39分には前田遼一に代わり中山雅史が登場!サポーターが沸き返る。
40分、中山雅史が激しくプレスに行くとイエローカードが出てしまう。しかしその気持ちがチームへ伝わる。
41分、中山雅史がポストプレーで身体を張ると太田吉彰が飛び出す。DFと1対1の勝負となり左へ交わしてシュートとなるがゴール外からネットに突き刺さる。
44分、村井慎二からタッチライン際を縦にパスが出る。中山雅史が追いかけファールを奪う。
ロスタイム3分と表示。右から太田吉彰と鈴木秀人で縦のコンビネーション。センタリングをファーサイドで名波浩が受けるとひとり交わし中央に入っていきた太田吉彰へシュートパス。ドリブルで突破し左足でシュートを放つ。【3-0】
3点目を奪いホーム・ヤマハスタジアムが盛り上がる。最後はGK川口能活がキャッチしたところでタイムアップ。久しぶりのホーム快勝。爽やかな歓喜に包まれる。この勝利を起爆剤にしたい。大切なのは次節の戦い方。
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 山本 昌邦 監督
- 勝ち点3が取れたのはよかった。早い時間に点が入って、ゲームを楽に進められたことがよかったと思う。内容的には、サイドチェンジが効果的にできて、そこからのサイドの崩しがよくできたのではないか。ゲームを確実に勝ち切るという意味では、3点目を早く取りに行くことが、まだまだ若手に足りない「勝者のメンタリティー」。そこのダメを押すということが、後半の頭くらいにできないと、確実に勝ち切れるチームにはなれない。そこはベテランの名波、中山が入って、キチッとボールをまわしながら、3点目を取りにいけるというのは、戦術眼や試合運びのうまさ、経験というのがあると思う。その辺を、若い選手がもっともっと学んで欲しいなという印象のゲーム。
広島さんが、若い選手が多くて大変な時期だとは思うが、佐藤寿人だとか、両サイド、駒野も含め、怖い選手が多いので、我々としてはよく抑えられたと思う。
3/22からの中2-3日での9連戦を、乗り切った最後にこういう勝利があったということで、選手のがんばりを称えたいと思う。
Q. 今日は右の攻撃で太田・鈴木が効いていたが?
A. システムを変えて、両サイドの崩しというのはストロングポイント(長所)としてやってきて、いい形は作れていたが結果が出なかった。中が決め切れなかったりしていたが、今日(の鈴木のゴール)はラッキー、、かどうか本人に聞いてみないと分からないが(苦笑)、ああいう形で決まり、あの後も何本も右サイドから崩しているので、これはこれからさらに成熟させていきたい。まず太田のスピードで圧力をかけて、それをまたスピードのある鈴木がオーバーラップしていくというのが、形としてはすごくいい。あとは中との呼吸が合ってくれば、さらに我々のストロングポイントになると思う。太田の場合はシュート力もあるので、それに外一辺倒ではなくて、中に絡んできてのコンビネーションからのシュートみたいなものもレベルアップしていくといいと思う。
Q. 前田→中山の交代の意図は?
A. 前田が疲れていた。中山の場合は経験もあるし、あの時間でチームをさらに盛り上げてくれる。前田の疲労というのが一番の理由。
Q. 中山選手の評価は?
A.ケガからやっと戻ってきたばかりなので、少しずつ時間を延ばしながら結果を出せるようにしてほしい。ケガから戻ってきたばかりにしては、思った以上に身体がシャープなので期待できる。
Q. 成岡・船谷選手の先発出場の評価は?
A. 選手全体的に疲労感がすごい。やっぱり9試合もやってくると。その中で(2人は)若さがあるし、村井もずっとナビスコカップも90分出ているし疲労もあるし、船谷と2人で時間を分けながら使っていけば、相手にダメージを与えることができるかなと思っていた。後半、駒野が2-0の状態で、何度も出てこられていい仕事をされるのがイヤだったので、そこで村井が高い位置でどんどん自分で運べる選手なので、駒野が上がれないくらい攻撃に出てもらうという意図でいた。村井はすごくやってくれた。駒野が上がってこられなくなった。
成岡に関しては、ゴールのボックスの中で点が取れる感覚のある選手だし、人にも強い。徐々によくなってきているとは思う。あとは、プレーの質や量を上げていけば、とも思う。特徴があるので、これからだと思う。
Q. 今日(リーグ戦)ホーム初勝利になったが?
A. この間ナビスコでは勝ったが、リーグでは初めて。今日の勝ち方は、先発した若手、それをベテランが最後に締めてくれたという意味では、次につながるゲームになった。こういう勝ちパターンが確立できれば、もう少し安定した戦いができると思う。サポーターにずっとご心配をかけてきたので、その点では非常に良かった。
- サンフレッチェ広島 小野 剛 監督
- ここのところ勝ち星に見放されているが、選手たちはスタートからよく戦ってくれたと思うし、スタンドで最後の最後まで声をからして応援してくれたサポーターのためにも、それに値する試合にもって行きたかったが、いくつかアンラッキーな部分もあり、最後は3-0という結果で非常に残念。2点目は、セカンドボールの出足とか球際の寄せ、ちょっと残念な部分があったが、1点目、攻めに行った3点目は致し方ない。時には、パフォーマンスと結果が大きく違ってしまうこともあるが、やろうとしてできたことは大切にしたいと思うし、選手は最後までいくつか苦しい流れのところも踏ん張ってくれて、自分達の流れに戻そうと試みてくれて、後半早いタイミングで点が入れば、これはいけるかなという試合に持って行ってくれたが、選手のがんばりと戦う姿勢は大切にして、苦しい状態をなんとか打開できるようにがんばっていきたい。
Q.アンラッキーとは?
A. 1点目は、確かに寄せが甘い部分もあったが、立ち上がり気合が空回りした部分で、逆にそこからもう一回立て直そうと持っていければよかった。
Q.今日の試合の狙いは?
A.流れが悪いとき消極的なプレーになってしまうので、そこでもっと強気のプレーにもっていこうと。ラインが下がってしまうと相手にスペースを与えてしまうので、できるだけラインをコンパクトして、積極的にボールが奪えるようにすること。ボールを奪ったときに、それを前に動かす、人が動きながら、ボールを前に運んでいこうというのを狙いにして(試合に)入った。
- 福西 崇史選手
- こぼれ球さえ拾えれば、何回も波状攻撃になって、自分たちが楽に余裕をもってできると思って、前に行くようにはしました。サイドチェンジなど良い展開でできたと思いますけど、そういうのをどんどんやっていって、みんな良い方向に向ければいいなと思います。
点の取り方も、最初取れて、追加点をとって、ダメ押しという形は良いと思います。攻撃する意欲というのを忘れずにやりたいなと思います。
- 田中 誠選手
- (先制ゴールは)ラッキーですね(笑)。なかなかああいう形で入らないので。
でもああいう形で1点入るということは、後ろの僕らとしては気持ち良いし、とりあえず1点余裕があることで、落ち着いて守れることができます。(鈴木選手のゴールは)本当になかなか無いから、あれで入ったことによって気持ちが楽になって戦えたし、しかも立ち上がりだったので、ラッキーだったけど、チームに落ち着きを与えたのかな、と思います。
入り方は、だいぶみんな集中して守れたし、良い感じで戦えた。本当に「勝ちに飢えている」という感じなので、勝ちたいという気持ちが出たんじゃないかと思います。
- 太田 吉彰選手
- (前に上がれと)特に言われているわけじゃなくて、前が1トップなので、中へ入った方が、結構シュートも打てているので、非常に良いのではないかと思って、自分の判断で入っています。去年は3-5-2で、なかなかうまく入り辛かったのですが、今年は4-5-1で、前線も1人なので、そのまま前が1人じゃ可哀想なので、僕も少しでも中に入ってフォローできればいいなと思ってやっています。
アシストはラッキーでしたけど、ゴールは本当に、なかなかできなかった中の動きができたので、そういう部分でしっかりとれたことは今後につながる良い試合だったと思います。
今日はみんなで、何点とっても積極的にどんどん攻めていこうと言っていたので、立ち上がりにうまく入ってくれたので、みんな落ち着いて入れたと思います。
しっかり結果を意識してやっているので、結果を残せるように、この試合だけじゃなく、他の試合もどんどん結果を残して勝っていけるように頑張りたいと思います。(連戦は)ちょっと疲れましたね。今日も久しぶりに終盤足が攣りそうだったので(笑)。暑いのは得意なので、みんな結構疲れてくるから楽に動けます。広島に勝ったことがなかったので、よく(服部公太選手には)アシストもやられていたので、今日はしっかりセンタリングも上げさせないように意識してやっていたので、しっかりできたと思います。
- 成岡 翔選手
- 前半はあまり連動した動きがなかったけれど、もう1人2人絡めればもっとスムーズにボールが動くと思います。
組み立てる時に2人、3人だけではなくて、後もう1人、2人絡めば確実に主導権を握れると思う。そういった意味で今日は中がスペースがなかったので、サイドからいい形で絡めた。イメージ的にはサイドハーフとサイドバックとFW1人とボランチがもう1人絡んできていい距離を保てれば、ワンタッチ、ツータッチで回すことが出来ると感じたのでそういう意味でサイドに入ったら攻撃の時にリズムを変えるためのワンタッチを意識してやりたいと思います。
前半はあまりよくなかったですけど、後半は相手もだいぶ疲れて判断が遅くなっていたので、良い形で前でもらえてそこから押し上げることができた。(シュートについては)狙ったやつは入らないので(笑)。。
(前田選手については)すぐ背後についてくれるので、距離を保って近いところでプレーしようとスルーも考えていたし、2人でワンタッチ、ツータッチで打開できたら大きいと思うので常に意識してやっていました。遼一君がキープしてこぼれた球を意識して基本的に自分が受けるのではなく、押し上げていたボランチとサイドハーフがついた次のボールを3人目で受けるイメージで裏に抜けることを意識してやりました。
- 鈴木 秀人選手
- (先制点について)遼一の動き出しがなかったらあそこで(ゴールになったクロスを)上げていなかったかもしれないし、1呼吸待ったかもしれない。遼一が良い動き出しをしてくれた。あの時間帯で点が取れたので少し落ち着いたと思うし、ヨシ(太田選手)も2点目をいい時間帯に取ってくれたので粘り強くできたと思います。2-0で終わったのではなくて3点目も取れて勝っていても攻撃的なサッカーを続けられればいいと思います。後半少し間延びしてサイドチェンジのボールがヨシの所に良い感じで入っていたので、あのようなのをもっと多くしていけばサイド攻撃もできるなと思います。凡ミスもあったけどその辺をなくしていけばよくなっていくと思うし、チーム全体で戦う姿勢が見えたと思います。
- 川口 能活選手
- このところ1人1人は一生懸命やっているけど、組織という点で連動性がある動きとして現れていなかったところがあったので、それは時間が解決とは思っていなかったけれどそういうものなのかなと。立て直すためにはどうしたらいいかとみんな必死で試行錯誤してやっていますけど、もともと1人1人は高い意識でやっていますから、あとは1つ1つ目標を立ててやっていくしかないと思います。それまでなかなか結果がついてこないというジレンマとの戦いもありましたので、今は先のことはあまり考えずにとにかく1つ1つやっていきたい。どういうメンバーであってもしっかりとした戦いをすることは変わらないですね。
- 中山 雅史選手
- 攻撃や守備を体で表現できるかどうかがチームの中心に現れてくると、そこで空回りであったり、やる気はあっても上手く噛み合わなくなるとチームとしても上手く機能できないことになりますし、今日はそれでもラッキーですよね。前半にあのような形で取れたというのは精神的にも楽になったと思うし、チームにとっても「よし!」っていう気持ちになれたと思うし、あの一点は大きかったと思いますよ。
それ以外を見てもなかなかシュートの数も増えないし、後半に関してはかなり押し込んでいたし中盤も飛び出すケースも多くなったと思いますけど、そういうのが出てこないと相手を脅かすシーンは多く作れないのかなと思います。こういういい形をより多く作っていけるようにしなければいけないし、そのためにはリスクも犯さなければいけないし、運動量も上げなければいけない。最後の最後にヨシ(太田選手)が点を取ったけど、欲を言えばその前の時点で取って欲しかったですね。名波がフリーになっていたので、ヨシも行くフリして名波を使うとかそういうのがあってもおもしろかったかなと。最低限シュートで終われればいいと思います。最後余裕あるんだったら俺によこせよって感じですけどね(笑)。こぼれも待ってました(笑)。
でも勝ってよかったですよ。次も続けられるようにしたいと思いますし、浮かれている場合じゃないので締めていければと思います。
- 金 珍圭選手
- ホームでまだ初勝利を飾れていなかったので、そのために守備の意識を高めてみんなで守備をしてがんばりました。DFはみんな代表経験もありますし集中すればどんなFWに対してでもやれると思います。相手の脅威的なシュートがなかったのでDFとしては満足のいく試合だったと思います。
- 船谷 圭祐選手
- (前半飛ばしていたので)正直辛い時もありました。最初集中してすぐ点が入ったのでよかったですね。球際で負けないというのは大事だと思います。