2006 J1第2節
試合日時:2006年03月11日(土) 14時00分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 埼玉スタジアム2002
- 56,512人
- 16.0℃/48%
- 晴/弱風
- 全面良芝 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 大野 辰巳
- 上川 徹
- 廣嶋 禎数/村上 孝治
- 扇谷 健司
- 大塚 重徳
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
田中 マルクス闘莉王 | 前半33分[得点] | |
田中 マルクス闘莉王 | 前半38分[警告] | |
前半41分[警告] | 服部 年宏 | |
三都主 アレサンドロ | 前半42分[得点] | |
ハーフタイム[交代] | 茶野 隆行(in) ← 田中 誠(out) | |
後半1分[警告] | ファブリシオ | |
後半11分[交代] | 太田 吉彰(in) ← 西 紀寛(out) | |
ポンテ | 後半16分[得点] | |
後半23分[交代] | 中山 雅史(in) ← 服部 年宏(out) | |
三都主 アレサンドロ(out) → 平川 忠亮(in) | 後半25分[交代] | |
小野 伸二 | 後半31分[警告] | |
後半32分[警告] | 金 珍圭 | |
坪井 慶介 | 後半34分[警告] | |
山田 暢久(out) → 相馬 崇人(in) | 後半35分[交代] | |
後半38分[警告] | 鈴木 秀人 | |
小野 伸二(out) → 黒部 光昭(in) | 後半38分[交代] | |
後半42分[得点] | 茶野 隆行 | |
黒部 光昭 | 後半44分[警告] | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ギド・ブッフバルト | 監 督 | 山本 昌邦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第2節はアウェイ浦和へ乗り込んだ。埼玉スタジアム2002にはすでに真っ赤なサポーターたちが詰め掛ける。サックスブルーサポーターは10分の1ほどの隅へ寄せられ完全アウェイでの戦いとなる。14時キックオフということで気温も穏やかで風もない。キレイな緑が広がり最高の舞台となっていることは言うまでもない。今日はJリーグ記録がかかる入場者数にまず注目が集まる。天皇杯を優勝し強力な補強に成功したチームに浦和サポーターは大きな期待を寄せている。攻撃力があることは昨年からのサッカーを見て分かっている。そのサッカーにどう立ち向かうかが今日のポイント。磐田は4バックで挑む。右に鈴木、左に服部、そしてセンターバックに金と田中が入る。ワシントン封じがどこまでできるか!?そしてその前の小野・ポンテには菊地とファブリシオが付く!福西が足の張りを訴え出場できない。代わりに出る菊地に今日一番の期待がかかる。4バックとなったことで両サイドの村井と西が攻撃に専念できる。名波を軸にカレンの1トップで勝負する。相手は今、勢いがある。このスタジアムでどんなドラマが作られるのか!?アウェイでの激しい戦いが本当に楽しみだ。気持ちで勝負するサッカーが今日は見られる。
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。地響きがするようなレッズの応援、スタジアム全域に赤と白のメッセージを作る。開始早々からレッズ個性的なプレーが続く。三都主のスルーパルにポンテのドリブル。4バックの磐田ディフェンダーがしっかりケアしチャンスは作らせない。
5分、西が中に入りレッズDFをかき回すと鈴木が右サイドを駆け上がる。
6分、三都主と鈴木が1対1の勝負。身体を押さえ鈴木のファールとなる。
7分、左サイドからのFKを三都主が蹴り、ファーサイド闘莉王がヘディングシュート!金が身体を当て自由にシュートは打たせない。
8分、1トップのカレンが必死に走り回る。坪井と競り合い、ファールとなるがサポーターの声援で笛の音が聞こえない。
9分、三都主が再びドリブルで仕掛ける。鈴木が裏を取られセンタリングを上げられる。中で対応するがサイドからの攻撃には十分注意したい。ここまでの展開は浦和の攻撃をしっかり磐田の4バックが抑えている。
11分、ファブリシオ→菊地で攻めあがる。最後は村井で出しシュートまでは行けないが攻める姿勢も当然忘れない。
12分、ワシントンにDFラインの裏取られシュートを打たれてしまう。
13分、再び三都主の縦へのトラップから仕掛けて来る。ここは田中のカバーで防ぐが注意が必要。
14分、菊地がインターセプトからドリブルで前線へ上がる。カレン→西→ファブリシオ→鈴木、ここからセンタリングで西がニアで飛び込む。迫力あるプレーにジュビロサポーターが沸き上がる。ここまでスピード感のあるおもしろい展開が続いている。
- 前半30分まで
- 18分、村井の左サイドでカレンとコンビネーションを組、突破を仕掛ける。ファールを奪い、名波が蹴る。ファーサイドで菊地の頭に合わせるが闘莉王に弾かれる。しかしこぼれ球を服部が拾い、右に飛び出したカレンへ。角度のないところからシュートを狙うがゴールマウスを捕らえることができない。
20分、中盤でボールを回し、浦和DFが下がったところでファブリシオがミドルシュート!ゴールを捕らえられないが積極的なプレー。
21分、ワシントンへ続けてポンテへ浮き球が入るが金珍圭が力強く頭で弾き、空中戦を制す。
22分、西が右サイドで長い距離走りドリブルで勝負する。
23分、浦和の右からのCKを三都主が蹴り闘莉王の頭へ。ここも金がしっかりマーク。
24分、速攻から左の村井→右の西という展開でフリーになる。シュートがDFに当たりCKを奪う。
25分、逆に浦和の速攻を受けるが服部が落ち着いた対応でブロック。そのボールがゴールラインを割りCK。三都主蹴り名波が弾く、続けて右からポンテのCKここは金が弾く。連続してCKからチャンスを作られるが磐田守備陣が何とかセーブ。
27分、にはポンテのパスをワシントンがファーサイドで受け、鈴木をトラップで交わす。シュートを打たれてしまうが田中と川口のポジショニングでピンチを防ぐ。
28分、三都主の縦への突破で鈴木がやられてしまう。センタリングをワシントンが頭で合わせるが田中と金珍圭がシュートブロック。この時間、何とか凌ぎたい。
- 前半45分まで
- 31分、服部とポンテが衝突、顔を押さえ服部が倒れこむ。
32分には名波が長谷部とぶつかり足を押さえ倒れこむ。
33分、三都主サイドからCKそしてそのこぼれ球を右サイドにいた長谷部が拾いクロスボール。闘莉王がフリーとなりダイビングヘッドでゴールを決められる。集中力が一瞬切れた時間帯を浦和は見逃さなかった。
36分、村井が個人技で突破しグランダーのクロスを上げるがDFの壁に弾かれる。
37分、には長谷部のミドルシュートとこの時間は浦和の攻撃が目立つ。
39分、服部が左サイドをオーバーラップ、カバーリングに入った闘莉王が足の裏を見せてタックルに来た。服部が避け切れず倒れこむ。闘莉王にはイエローカードが出る。
40分、そのFKからのこぼれを村井が詰めていく。右足シュートを狙うが空振り。
41分、服部がポンテとの1対1で抜けれるとそのまま追いかけ後ろから足を引っ掛けてしまう。ゴール左45度からのFKを与えてしまう。ボール横にはワシントンと三都主が立つ。蹴ったのは三都主、これが直接決まり2失点目。痛い痛い前半での2失点。どうにか、変えたい流れと決めたいゴール。
ロスタイムは1分。ファブリシオからカレンへボールを入れるがポストになった後のサポートがいない。ここで前半終了。後半切り替えてまず1点を返したい。
- 後半15分まで
- 後半スタート、磐田が田中誠に代え茶野隆行を投入。浦和の交代はなし。磐田のシステムは変更なし。
1分、浦和の左サイドからFKをニアでファブリシオが弾く。
2分、三都主が縦に飛び出して来るが川口がカバーリング。
4分、ワシントンにロングボールが入る。服部が競るが胸でトラップされ金珍圭が取りに行くが頭の上を越され突破されてしまう。茶野がカバーリングしシュートを打たせないが危険なプレー。
7分、カレンが粘り強くドリブルから打開しようとするが抜ききれない。
8分、磐田の右からのCKを西が蹴りファーサイドの茶野が入るが頭の上を超えてしまう。
9分、菊地とファブリシオでボールを追う、奪うとカレンを起点に速攻を仕掛けるがなかなかシュートを打たせてもらえない。磐田ベンチが動き出す。太田吉彰が準備、西紀寛に変わる。西がキャプテンマークを外し菊地へ渡す。太田はそのまま右アウトサイドへ入った。
12分、太田が追い込み鈴木がボールを奪うとセンタリングを上げ中に合わせる。もう少し中に人数が欲しい形。
13分、にファブリシオがミドルシュートを放つがカレンにぶつかってしまう。
15分、ファブリシオのループパスをカレンがダイレクトシュートするが闘莉王と激突。その後、CKを名波が蹴るがチャンスとならない。
- 後半30分まで
- 17分、ワシントンにロングボールが入り頭で流すと茶野と川口の間にボールが流れる。見合ったままルーズになるとそこにポンテが入り込み無人のゴールに流し込まれる。3失点目。
19分、金珍圭と坪井が空中戦で衝突する。ここから展開が激しくなりそうだ。
21分、村井がCKを奪う、そのまま村井がセットし蹴るが中でワシントンに弾かれる。
22分、菊地からカレンの足元にパスが入る、闘莉王を背負い反転するがシュートが打てない。
23分、服部に代え中山を投入。当然中山はFWの位置へ、茶野が左に周り3バック気味になる。
26分、押し上げられた磐田DFラインの空いたスペースを浦和の右サイド山田が走りこんでくるが茶野がカバー。リスクを背負っても磐田は攻めるしかない。攻撃陣の枚数を増やしゴールだけを奪いに行く。
28分、茶野と村井で左サイドからセンタリング、中山の頭に合わせるがシュートとはならない。
30分、カレンのポストプレーから展開しようとするが崩しきれない。残り15分。
- 後半45分まで
- 32分、金珍圭がオーバーラップしドリブルするが取られてしまう。ディフェンスに戻る途中相手を倒してしまいイエローカードとなる。焦りが出てくるジュビロ磐田。浦和ベンチが2枚目の交代カードを使ってきそうだ。
34分、カレンへのバックチャージで坪井へイエローカード。ゴール正面35mの位置からFKを得る。ボールをセットするのは金珍圭。距離はあるが直接狙っていく。鋭い弾道と行きたいところだったがミートしない。
35分、山田に代え相馬が投入される。
36分、ワシントンへクロスボールが入り、折り返しを相馬が狙う。ここは金珍圭の頭が競り勝つ。
37分、茶野から名波へ縦パスが入るが流れてしまう。
38分、浦和ベンチは黒部を準備。小野と代わる。
39分、相馬が左サイドを駆け上がり鈴木と勝負。鈴木が引っ掛けてしまいイエローカードを受ける。
40分、浦和のミドルシュートがゴール右をかすめていく。川口が切り替えを早くしすぐにゴールキックを蹴る。
42分、名波からのクロスボールを茶野が頭で押し込み1点を返す。ゴールネットの中にあるボールをすぐに取り、センターへ持ち帰る。喜んでる場面は見られない。ここからあと2点を返しに行く。
43分、左CKを村井が蹴り金珍圭が頭で合わせるがゴール右へ外れる。
44分、ファブリシオへ黒部が後方からタックル。ゴール正面30mからFKを得る。再び金珍圭がセット。直接ゴールへ狙うが壁に当たってしまう。
ロスタイム、金珍圭がクロスボールから胸トラップそして反転してシュートを放つがDFに当たってしまう。そのまま金珍圭が前線へ残り攻撃。磐田DFが押し上げるところを左に入った相馬が縦へドリブル。そして川口がボールを蹴り中盤で浦和が保持したところでタイムアップ。
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- ミスと集中力が欠如したところでやられた失点です。全体的には新しいシステムでチャレンジしたところでは、まずまず評価できる所も多かったと思っています。決定力のしたたかさに少し差があったと思いますけど、新しいシステムが4日間で機能して、失点するまでの時間というのが非常にいいリズムだったので、あそこで点をとりきれなかったのが残念でした。守備に関しても組織が破綻したという形ではないので、結果としては残念ですけど手応えもいくつかあったので、これをもう少しコンビネーション整えていければと思います。
今日は6万人以上入った素晴らしい雰囲気の中で、サッカーができて選手がファイトしてくれたことに関してはすごくよかったと思っています。我々の今年の課題である、得点力の向上はもう少し時間がかかると思いますが、一つ一つやるしかないと思っています。
Q.新しいシステムが機能した部分とは?
A.ワシントンのワントップだからということだけではなく、先々を見越して考えていたことなのですが、みんながそろって練習する時間がなくて、6月ぐらいにと思っていたのですが、前の方に怪我人や体調不良が多いので、少ないフォワードの駒を活かす中で、後ろの方は比較的駒がそろっていて、全体的にチームとして力が持てたらいいなということで、こういうことでトライしてます。パスワーク、中盤の構成ということに関しては非常にいきるシステムだと思います。もう少し両サイドをワイドに使えて、そこからもう一回コンビネーション、コンパクトなプレーができればいいなと思います。
- ギド・ブッフバルト監督
- 今日の試合の入り方は、ジュビロが思っていた以上にアグレッシブに来て、なかなかいい形で試合には入れませんでした。20分ぐらいたってから、自分たちのサッカーができるようになってきまして、アグレッシブに行くということが成果だと思います。それまでは自分たちでボールを持ちすぎたとか、自信を持ちすぎていたのではないかと思いますが、やっと自分たちのリズムをいい形でリードすることができました。
後半に入って、完全にゲームをコントロールできていたと思います。3点目に関しては、ジュビロのミスから生まれたものですけど、それ以外にも多くのチャンスがありました。いい形で試合が進んでいったのですが、最後は注意力が散漫になったところで失点をしてしまった。いい教訓として、今後は審判の笛がなるまで最後までプレーをし続けなければならない。今日は勝ち点3を取れて非常に嬉しく、内容もよかったと思います。
次の試合まで1週間ありますので、ここで悪かった点を修正して、連戦が続くのでそこに向かっていきたい。
- 名波 浩選手
- レッズとの前評判の差というのがあったから、ひっくり返してやろうという気持ちはみんな強く持っていので、入りは非常に良かった。前半の入りは、決定的な場面というのは確かに作れなかったけど、向こうはなかなかスペースに来れなくて、みんなファジーなところでボール受けていたし、ボールも良く動いて、良い流れだなという時だったから、(1点目の失点は)本当にもったいなかったと思います。
Q.4バックの手応えは?
A.先週の入りから、両サイドバックが能力の高い2人だから、やれるという確信はありましたけど、やっぱりセンタリングに対しての人数とか、ゴール前のボックス近辺のイマジネーション、そういったものがレッズとの差かなと。
ただ、このシステムがこの試合で終わりなわけではないので、多分今後も続いていくと思いますが、やれるという手応えは多少掴んだし、課題もたくさん出たし、さっきも言ったけど、そういう意味では非常に価値のあるゲームだったなと思います。
- 服部 年宏選手
- いい形でボールもまわっていたし、リズムもよかったけどね…。
フィニッシュまである程度行けていたけれど、これで結果が出ればなおよかったと思います。
Q.最初の失点は意思疎通がはかれなかった?
A.ワシントンがプレスをかけてきたので、珍圭が(ボールを)後ろに下げて、能活が蹴ってしまったら相手の所に行ってしまったという感じです。もっと珍圭のところで「はっきりとクリア」と言ったのですができなかったので、ちょっとしたことで失点してしまった。結果的には3-1ですが、内容的には若干手応えはあった気がします。今までにないボールの回し方とかもでて、ワイドにグラウンドも使えましたし。
Q.4バックの手応えは?
A.まだ(システムを)変えて5日ですし、一試合しかやっていないので問題点の方がたくさん出たので、これからそれをうまく詰めることができれば形になると思います。後はもう少しゴールに絡む人を増やさないと点が入らないと思います。いい形は出来てもフィニッシュまでいけていないというのが多いので。サイドで上げようとしたときに中の選手が少ないことが多いので、中の人数を増やせばもっとよくなると思います。
- 川口 能活選手
- 非常にいい形で試合に入っていたとは思うのですが、1点目のやられ方もよくなかったですし、プレゼントのような形になってしまって。それまでは決して悪い流れではなかったのですが、あそこで流れを引き寄せられなくて失点してしまって、2点目もフリーキックを危険な位置で渡してしまったという、結局は流れの中でやられてしまっている。ただ、集中力の欠如をなくすためにもう一度練習をしっかりする以外にはないですね。
仮に今後このような展開になったとしても足を絶対止めてはいけないんですよ。足を絶対止めずに最後まで対応する必要があると思うので、来週の練習から口酸っぱく言って同じミスを絶対にする以外ないですね。絶対今後同じことをやってはいけないですね。
Q.最後に1点とったことは次に繋がりますよね?
A.やはり3-0で終わるのと3-1では全然違うので、一点返したことで巻き返しをはかれる一発になればいいと思います。
- 田中 誠選手
- Q.交代に関しては?
A.足に張りが増えてしまったので、危ないと思いまして。これ以上走ったら切れてしまう状態だったので、大事をとって。張りが引くまでは別メニューになると思います。大事にしたいなと思います。
Q.4バックに手応えはありますか?
A.前半に先制点を取られるまでは、ジュビロが主導権を握っていたのですが、そこでリズムのいい時に点が取れれば流れも変わっていたと思いますし、そんなに悪くはないという手応えは感じています。
セットプレーだったのでそこまで崩された訳でもないですし、そこの部分でファールをしないということを考えながらやって次につなげていきたいと思います。
相手がボールを追い切れない部分があったので前半の15分、20分はうちのペースだったと思いますし、いい形で攻めて点を取りたかったですけどね。
Q.後ろから見て攻めに入ったときの枚数的にはどうですか?
A.前半はそんなに悪くなかったと思いますが、サポートは全体的に遅い気がします。後、ゴールエリア辺りでの積極性が全体的に足りなかったと思います。バランスはそんなに悪くなかったと思います。ただ、ボールを運んでフィニッシュまでつなげるという所で、それを継続して出来ればよかったと思います。ちょっと失点してばたばたしてしまったというのもあるので、そこを反省し直して一点とられても落ち込まずにやるというのを続けてやっていきたいと思います。
失点するまではうちがワイドに開いて向こうが表に回る感じだったので、フィニッシュの所で点がとれればよかったと思うのですが、そこがまだジュビロの甘いところです。
- 村井 慎二選手
- いつもの3バックの時とは違いますし、悪くないところもあったのですが、そういうところを今後伸ばしていけたらいいと思います。レッズは球際を厳しくきていたので、もっとプレスをかけて激しくファウルするくらいで行けたらよかったかなと思いますけど、なかなか出来なかったです。
Q.服部選手との縦の関係は違和感なかったですか?
A.そんなに違和感なかったです。相手も消していたし悪くなかったですけど、シュートまでいくというのがセットプレー以外で少なかったのでもう少し考えなければいけないかなと思います。
Q.全体的に1トップが孤立するということが多かった気がしますが?
A.攻撃に厚みがなかったですし、一本二本のパスで相手のプレスにかかってしまうような場面があったので、もう少し3人目の動きだしでうまくパスを回せたらよかったのですが、なかなかそこまでいけなかったので話し合う必要があると思います。
Q.試合前のイメージは?
A.うまくプレスをかけれたので、上手く打開したかったです。カレンを孤立させてしまったし、一人一人がバラバラだったかなと思います。理想はもっとドリブルで勝負して、シュートまでいきたかったですね。ほとんどシュート打ててないですから。そこが出来なかったのが僕としてはダメですね。
相手はもちろん消してきましたし、カバーしてきたので消された後にどうするのかというアイディアがなかったですね。そこは終わってからみんなと話しましたけれど、4バックで次もやるなら考えなければいけないと思います。
何人かに運ばれてしまう部分もあったので、いろいろな部分があったと思うのですがそこを変えていかなければいけないと思います。
Q.村井選手自身としては守備の負担は考えなくてよかったですか?
A.考えなくて良い部分はプラスだったと思うのですが、なかなか前でボールとるのも少なかったですし、一人一人がどこに動いていいのかなと手探りでやっていたので、プレスにかかってしまう部分も多かったので相手はいいチームですが、そこを考えて攻めなければいけないと思います。3点はミスですけど、そこは悲観してないです。
センターリングを上げるときに中がいなかったこともありますし、遅れて遅れてという部分はあったのでもっとスムーズに意識統一できるようなコミュニケーションが必要かなと思います。今日出た問題点を煮詰めて、今日よりもいい試合が出来るようにしたいと思います。
- 中山 雅史選手
- 初めは非常に良い形ができていたと思いますけど、点の取られ方が悪かったですね。
失点したコーナーキックに至る過程、2点目のフリーキックに至る過程、3点がお見合いですから、そういう部分をケアしていかなければいけないと思いますし、負けましたから反省は必要ですけど、バックラインは相手にやらせなかった部分はあったと思いますし、内容は悲観するものではないと思います。
相手が1トップになって、少し乏しかったというのはありますけど、そこは改善していかなければいけないし、ゴール前の入る人数をどう多くしていくかだと思いますし、ここで落ち込んでもしょうがないですし、第3戦目になんとか良い形になるようにしたいですね。
3-0よりは、3-1で、最後に1点取ったということは、僕らとしてはまた次に繋げていくための意気込みのようなものですし、0点よりはよかったと思います。
運が良ければ珍圭のシュートも決まっていたら、というのもありますし、タラレバですけど、タラレバを確実なものにしていければ思います。
Q.交代時の指示は?
A.2トップとは言われましたが、名波も足を痛めていて運動量も下がっていましたし、あまり前に前に行き過ぎても名波もなかなか帰れない状態になっていましたから、どちらかというと2トップとはいえ、引き気味にという形に入ったんですけどね。
もちろんチャンスは前に行かなければいけないと思っていますし、それでなければ相手の驚異にもなりませんし。自分が潰れるにしても何にしてもそこにいないことには、ポジションを取らないことにはどうにもなりませんからね。後はそこに繋がっていくパス、コンビネーション、そういうところではないですかね。