第85回天皇杯全日本サッカー選手権大会 5回戦
試合日時:2005年12月10日(土) 13時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長&PK)
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 5,072人
- 12.2℃/42%
- 晴/中風
- 全面良芝 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 吉田 達法
- 穴沢 努
- 下村 昌昭/二俣 敏明
- 大西 弘幸
- 花澤 秀登
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試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半38分[警告] | 海本 慶治 | |
前半42分[警告] | 萩村 滋則 | |
ハーフタイム[交代] | 上野 優作(in) ← ファビーニョ(out) | |
後半6分[警告] | 梅山 修 | |
福西 崇史 | 後半9分[警告] | |
後半12分[累積警告/退場] | 海本 慶治→ | |
後半14分[交代] | 藤井 大輔(in) ← 桑原 裕義(out) | |
服部 年宏 | 後半19分[警告] | |
成岡 翔(out) → 名波 浩(in) | 後半24分[交代] | |
カレン ロバート | 後半26分[警告] | |
岡本 達也(out) → 藤井 貴(in) | 後半34分[交代] | |
福西 崇史 | 後半34分[得点] | |
後半38分[交代] | 末岡 龍二(in) ← 宮沢 克行(out) | |
後半44分[得点] | 上野 優作 | |
延長前半9分[警告] | エジミウソン | |
田中 誠 | 延長後半10分[得点] | |
延長後半10分[警告] | 末岡 龍二 | |
太田 吉彰(out) → 河村 崇大(in) | 延長後半14分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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山本 昌邦 | 監 督 | 反町 康治 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 天皇杯5回戦が13:00からここホーム・ヤマハスタジアムでキックオフされる。相手はJリーグで敗戦を喫しているアルビレックス新潟。会場は曇り、いつもと同じピッチだが天皇杯独特の雰囲気に包まれる。まず、Jリーグと違いは周りにスポンサーの看板がない。そして試合前のイベントなど派手な演出もない。シンプルにまとまったスタジアムが用意される。変わらないのはサポーターの熱意。早くから両チームサポーターが駆けつけ応援の仕方をバックスタンドの皆さんと共に練習するシーンもみられる。横断幕には「磐田→丸亀→愛野→国立→ASIAへ」と来年へ繋がるメッセージ。Jリーグとは違った環境・大会・雰囲気ではあるがこの大会だからこそのみどころもある。この試合注目されるのは若手の活躍。スタメンを見るとまずFWのところに目が付く。カレンと組むのが岡本達也!トップ初スタメンのルーキーに期待がかかる。今週の練習でチャンスが来ることを信じ必死にコンディションを調整していた。とにかく気持ちが入っている。見てもらうと分かるが中山雅史を思わせるプレースタイル。ディフェンスラインをくぐるような動き出しからゴールへ直結するシュートシーンが何度見られるか!?とにかく期待が大きい。そしてカレン・成岡ら若手攻撃陣に川口・田中・鈴木・茶野らのベテラン守備陣、そして福西・服部・村井・太田の中盤での構成が新潟相手にどう繋がるか!?新潟のブラジル人を抑えれば必ず24日の丸亀が見えてくる。
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。まず落ち着いて磐田が中盤でボールを回す。岡本が動き出すが菊地がしっかりマーク!新潟の起点はやはりエジミウソンとファビーニョ。
3分、ファビーニョが強烈なミドルシュートを放つ。
4分、村井からクロスボールに太田が飛び込むが、岡本と動きがかぶってしまう。
5分、カレンが右サイドで起点を作り、太田へ下げる。鈴木に預け、岡本へクロスボール。身体を張ったプレーで徐々にリズムが出来てくる。6分にも村井からのセンタリングに岡本の頭。チャンスを多く作ってはいるが、やはり新潟はその後の速攻が早い。寺川にシュートまで持っていかれるが、今のところはディフェンスラインがプレスをかけ、GK川口がキャッチでできている。
8分にも早いリスタートから太田へ、センタリングに岡本が合わせようとするが海本がクリア。
10分、左サイドからFK、村井が蹴りファーサイドの田中が足で合わせる。しかしギリギリのところでクリアされる。
11分、ゴール前で福西がルーズボールを拾い、成岡が飛び出す。しかし、ここで足を押さえ倒れてしまう。その後も足を引きずっている成岡が心配だ。
14分、カレンと岡本でプレスをかけボールを奪う。右サイドの太田に預けセンタリング、岡本が飛び込むが決まらない。多くのチャンスは作るが決定的な場面はまだ両チームにない。
- 前半30分まで
- 磐田は成岡を中心に岡本とカレンのトライアングルに両サイドの押し上げからセンタリングというシーンが多い。新潟は菊地を中心にしっかりゴール前を固め、速攻からエジミウソン・ファビーニョ・宮沢という攻撃。
18分、右の太田が左右に揺さぶるドリブルからボールがこぼれたところに岡本となるが、シュートが打てない。
19分、ディフェンスでのプレー、服部が萩村と交錯し膝をぶつける。倒れこみ、一度ボールが外に出される。
22分、茶野から村井へ縦パスが入りセンタリング、これも菊地が足に当てシュートシーンが作れない。
23分、鈴木からのクロスに岡本が入る。しかしその前に成岡がボールを触り、コースを変える。磐田が攻撃する時間が長いが、なかなか下がりきった新潟DFラインを崩すことはできない。
27分、エジミウソンがファールをもらいFK、続けてCKと新潟チャンスとなる。中央に良いボールを宮沢に蹴られるが、福西が頭でクリア。セットプレーも要注意。
28分、菊地がオーバーラップして来る。鈴木が激しくプレス、自由にさせない。
29分、福西と宮沢がDFラインの裏へ走りあう。福西のディフェンスが勝ったが、こうした形には気を付けたい。なかなかチャンスの作れない両チーム。
- 前半45分まで
- 31分、縦パスに岡本がポストになりDFを背負いボールキープ、カレンの動き出しを見て反転するがファールとなってしまう。
33分、左サイドで福西が粘り岡本・カレンらに合わせていく。ボールが右に流れ太田のセンタリングに中で再び飛び込む。更にこぼれたボールを村井がシュートするがDFに当たりCK。右から太田のCKをニアで福西が頭で合わせるが、ゴール上を超えてしまう。
36分、新潟の左からのCK。ファーサイドで萩村が頭で折り返し、エジミウソンに合うが、その前にボールがゴールラインを割っていた。
37分、福西と成岡のワンツーを菊地が奪い、ドリブルで速攻!服部がしっかりボールに行き、倒れた菊地にはノーファール。スタジアムが盛り上がる。
37分、今度は岡本が倒されるとFKの判定。ここで新潟選手、ベンチが抗議する。
38分、左サイドから村井のFKを岡本が合わせに行くが、GK野沢がキャッチ。なかなかゴールネットを揺らすことができない。
40分、ロングボールに田中と鈴木が2人で競りに行ってしまう。こぼれたボールを宮沢に拾われ、ファーサイドのファービーニョに合わされる。ボレーシュートを打たれるが、GK川口がファインセーブ。
41分、福西が速攻を仕掛けたところで足を引っ掛けられ、萩村にイエローカード。
44分、服部のパスを受けた岡本がDFを背負い反転しながら思い切りの良いミドルシュートを放つ。綺麗な弾道だったがゴール上を超えてしまう。可能性を感じるシュート!もっともっと打って欲しい。
ここでロスタイム1分が終り、前半終了。
- 後半15分まで
- 後半スタートから新潟が選手を動かしてきた。ファビーニョに代え上野を投入。
1分岡本のDFを背負って反転してからチャンスが生まれる。カレンに預け、飛び出した太田へ出す。しかし最後の最後でDFに当たってしまう。2分、福西が寺川へスライディングしたアフターでファールを取られてしまう。ゴールから35mの位置からのFK。宮沢が鋭い弾道でシュートを狙うが、GK川口の正面。
5分、左の村井からカレンに当て成岡のサポート。しかしラストパスが通らずシュートも打てない。
6分、左サイドで村井がバックチャージを受けFKを得る。サイドからFKとあり太田と村井がボール横に立つ。村井が蹴り中に上がっていた田中へ合うがシュートできずまたもや速攻を受けてしまう。
7分、新潟の左からのセンタリングにニアで上野が飛び込む。鈴木がしっかり競り合い、シュートはさせないが気を付けたい攻撃。
9分、福西のプレスにエジミウソンが倒れタンカで運ばれる。福西にはイエローカード。しかしボールの内ところで村井に対し肘打ちがされていた。主審が見ていなかったがジュビロが猛抗議。徐々に試合がヒートアップしていく。
12分、左サイドから茶野がオーバーラップそこに海本がプレス、ハイキックを取られ海本にイエローカード!この試合2枚目となり退場処分となる。新潟ベンチは動き出す。キャプテンの桑原を下げDF藤井を投入。磐田が数的優位にたつ。
- 後半30分まで
- 17分、左で村井が3人を抜き去る。センタリングにニアでカレンがスルー、ファーサイドで岡本が押し込みゴールネットを揺らすが、ラインズマンの旗が上がっていた。オフサイドの判定に岡本がガッカリ、スタジアム中の歓声がいっきに静まる。
19分にも岡本から成岡のシュートチャンスを作り、スタジアムが盛り上がる。白熱してきたゲーム展開。そろそろゲームが動きそうだ。
20分、新潟の右サイドからのFK。
21分、成岡がプレスを受け倒れこむ。前半から足を痛めている成岡が心配だ。
22分、村井がボールを持つと福西のオーバーラップで逆サイドがフリーになる。直線的なクロスに福西が合わせに行くが、少し後ろになっている。
24分、ベンチでは名波が準備。足を痛めている成岡と代わる。ポジションは名波がボランチに入り、福西をトップ下に上げる。ひとり少ない新潟に攻撃陣を増やしていく。
26分、福西とカレンがワンツーを狙うが、菊地にカットされる。速攻を仕掛けようとするところでカレンが身体を当てる。このプレーにもイエローカード。今日は主審の判定が厳しい。
27分、村井→名波→村井→鈴木→福西の突破、そして折り返しに岡本だったが届かない。形は良かったが、最後のプレーが決まらない。30分、服部のフリーからのミドルシュート、こぼれ球を太田がドリブル。攻めに攻めるが決まらない。
- 後半45分まで
- 32分、ここで磐田ベンチが動く、藤井を投入。代わるのは岡本。
33分、鈴木のスルーパスに太田が抜け出す。シュート性のボールにカレンが飛び込む。触ればゴールというシーンだったが届かない。
34分、左からのCKを名波が蹴る。ニアで福西が打点の高いヘディングを決めて待望の先制ゴール!1点奪った状態で福西と名波のポジションを元に戻した。残り10分というところで新潟ベンチも動いてくる。末岡が準備。攻撃陣を動かしてくる。
37分、右サイドで持った藤井が名波を使い、最後は太田とのワンツーで突破、シュートを打つがGKに防がれてしまう。何とかチャンスをモノにしてほしい。攻撃陣が攻める時間が多くなるが、最後まで注意するのは速攻、田中を中心に鈴木・茶野が徹底マーク、福西・服部中盤を締める。
しかし、最後の最後でトラブル。44分にゴール前で混戦になったところでエジミウソンのボレーがゴールネットを突き刺す。同点となってしまった瞬間ロスタイム3分の表示。勢いが新潟へと傾く。新潟の右からのCK、川口がしっかりキャッチしロングスロー!村井から速攻で逆サイドカレンへ。最後は服部のミドルシュートとなるがGK正面。ラスト、福西が前線へ上がる。ここで試合終了、延長戦突入となる。延長は15分ハーフ、Vゴールなどの特別ルールもない。
- 延長前半
- 延長15分前半スタート。両チームベンチ前で円陣を組み気持ちを入れ直す。1分上野がボールキープし服部がプレス、顔面を強打するがファールは新潟ボール。延長からの選手交代はなし。
4分、茶野がドリブルで駆け上がる。
5分には名波からスルーパスにカレンが抜け出す。左足のシュートがDFに当たり、コースが変わるがGKが足でクリア、あと一歩で決めきれない。新潟はエジミウソンのみを残し全員守備。
8分、鈴木がオーバーラップペナルティエリア内でドリブル勝負、2人交わすが、ゴールラインを割ってしまう。
10分、左から服部のクロスボール、菊地が頭でクリアするが、ボールは太田へ、ドリブルでゴールラインまで行きCKを奪う。
11分、名波の右からのCKをシュートで村井へ。左足で巻いたシュートがゴールバーを直撃する。
13分、右サイドで藤井がテクニックを使った反転でDFを置き去りにする。中で動き出す選手たちだがどこにも合わずクリアされる。ひとり多い分、中盤では完全に磐田だが新潟はゴール前を固める。
15分、右から名波のCK、クリアされてもクリアされても磐田がチャンスを作る。クロスボールにGK前、茶野が飛び込むが届かない。延長前半終了。
- 延長後半
- エンドを変えすぐに後半がスタートされる。
1分、右から新潟のFKにゴール前で萩村の頭に合ってしまう。次の1点は命取り、とにかく集中した守備から勢いある攻撃を!
3分、右の太田からセンタリング、ニアでカレンがボールをキープし、最後は藤井がシュートするが、ゴールマウスを捕らえられない。
5分、福西が身体能力・テクニックを使って3人を交わす、シュートを打たずスルーパスをカレンに送るが、DFの足に当てられCKへ逃げられる。
6分、新潟の速攻、ボールを奪った磐田が逆に速攻を仕掛けるが、ファールを取られる。
7分、新潟の上野、続けて梅山にシュートを打たれるが、GK川口がキャッチ。
8分には名波のクロスにカレンが飛び込むが、菊地がマーク。
9分、名波の右からのCK。ニアで藤井が頭で合わせるがボールは上に上がる。福西が拾いシュート!GK野澤が弾き、混戦になったところでボールがこぼれ、田中が最後押し込むが、新潟の選手が何人か倒れこむ。ファールを要求する新潟に一時ゲーム止まる。3分ほどの中断の後、ゴールが認められ再開。新潟ベンチがおさまらない。磐田ベンチは河村を用意、太田を下げる。時間を使いポジションを整える。ラスト新潟がパワープレーで勝負してくるが今度こそ集中して守り抜く。そしてゲーム終了。
何とか勝利を掴み次なるステージへ進む。次は24日丸亀で清水エスパルスと勝負する。
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- 30分余分に試合やってしまいました。1-0で終わらなければいけない試合だったのですが、カップ戦なんで苦労しながらも勝ち上がってくことがすごく大事だと思います。
実はちょっと船谷もいれられなくて、成岡も点滴の連続で試合に臨んでたんで、アテネの予選を思い出しましたけど。バタバタ倒れて今日の朝まで点滴何本やったのかな。それでどっちか一人でも生き残ってくれればと思って、成岡がなんとかピッチにたてたんでよかったなと思います。船谷は熱が下がらなかったのでメンバーから外して、そのほかにもカレンもそうですし、そういう状況の中で勝ったていうのはすごく大きいなと思います。これで二週間あきますので、次の清水戦に向けてもう一回立て直したいと思います。
相手が一人減って、ポゼッションは減る前から我々がポゼッションするんですけども、なかなかアタッキングゾーン入ったところで、チャンスはあるんですけど決定力がなくて決められなかった。そこを慌てずに前がかりになりすぎずにセーフティーに勝ち抜こうということで、後ろの方の選手が非常にバランス保ってよくやってくれたと思います。こういう勝ち方がカップ戦は大事なんでこうやって一点差で勝ち上がって行ければと思います。
最後、田中誠が気持ちのこもったゴールを決めてくれたのでよかったなと思います。成岡も厳しいコンディションの中でよくがんばりましたし、それぞれみんな怪我をかかえたりしているのですが、満身創痍の中で戦う姿勢だけは出してくれたのでよかったです。
Q.岡本選手の今日の動きはどうでしたか?
A. 初めての公式戦のピッチにしては、あまりあがることもなく非常にクレバーな子なので効果的なポジショニングをしてくれたと思います。幻の一点があったのですが次につながって行くと思います。来年に向けてみんなが一つ上から競争できそうな気がするので、本人が自信にしてくれたらなと思います。相手の強さや速さに対応しきれず最初ちょっと戸惑ったと思うのですが、15分、20分過ぎたくらいから体の使い方も徐々に慣れてきて、くさびもそうですしサイドに流れる動きも効果的にできるようになって若い選手というのはこういう経験がすごく大事というか、伸びるのにすごく早いなという気はしましたね。
Q.名波の交代の時期というのはずっと見計らっていたのですか?
A.名波は体中痛いんですよ。このシーズンずっと無理して乗り切ってきて、膝のこともありますけど膝をかばうのでどうしてもハムストリングとか座骨神経痛のような痛みもありますし、全身疲労という感じです。30分が限界という中で、今日延長になってしまったのでどうしようかなと思うくらいでしたけど、よく頑張ってくれたと思います。うまく要所要所でいい仕事してくれました。藤井が入ってすぐのコーナーキックで点が入って、名波のキックの精度が生きましたし。本当は30分ということで入ったのですが、延長30分あったのでリバウンドが心配ですが。
Q.終了間際に追いつかれてしまったところっていうのは、あそこをもうちょっとこうするべきだったというのはありますか?
A.シンプルに危険なゾーンからボールを出していくというのが大事だったと思うのですが、これは一生懸命やった結果ですから。ただ我々の方が一人多かったので、失点に慌てるということはなかったです。これが延長でVゴール方式だと慌ててここで返したいという気持ちになるのですが、延長入っても30分はでき、30分の間にポゼッションしながら点を取る時間は十分あるだろうという計算がありましたので、ここで無理をすることはあまり考えませんでした。
Q.ワールドカップの組み合わせ決まりましたよね?その感想を聞かせてください。
A.どことやっても厳しいグループだとは思います。オーストラリアが初戦でしたよね?非常にフィジカルの強いチームなので、どうなんでしょう?厳しいグループと言っておいた方がいいと思いますけど、可能性がないグループでもないと思います。我々代表チームを離れて見れる人は楽しみという感じだと思います。最後がブラジルというのはいろんな意味でよかったのではないでしょうか。ブラジルとはすごく縁がありますよね。コンフェデもそうですし、アトランタもそうですけど。ジーコがブラジルとあたってどういう心境なのか聞いてみたいですね。
Q.藤井選手についてはいかがでしょうか?
A.彼のよさが出たのではないかなと思います。迫力のあるスピードを生かした突破というのも彼の持ち味なので、あとはフィニッシュが決まれば言うことはなかったと思うんですけど。ちょっと最初緊張してるようでしたけど徐々に慣れてきました。この天皇杯なんですけど、ピッチに立てたという0か1かの差はすごく大きいと思いますね。1と2よりも0と1の差というのはすごく大きいと思うので、0から1にステップアップして感じたことが自分の中で消化されてトレーニングに生きてきたらぐぐっと伸びる可能性があると思います。プレー自体は、非常にシャープでいいところに流れたりFWとしての仕事は確実にこなしてくれたとは思います。
- 反町康治監督
- 選手には負けは負けだよと伝えました。いくら最高裁までいっても判決は変わりません。これをしっかりと受け止めて、こういう悔しい思いを来年残った選手はサポーターも含めて続けて貰いたい。
今日がラストゲームになるんじゃないかと思って、新潟や東京、大阪から駆けつけてくれたアルビレックス新潟のサポーターには感謝したい。今日だけのゲームではなく、1年間を通して総括として感謝したいと思っています。
今日勝ち上がりますと、2週間トレーニングをしなければいけなくて、しかも今日の新潟は豪雪みたいで練習できないので、(天皇杯敗退というのもあり)その経費があまりましたのでパーッと忘年会でもやろうかと思ってます。または、来年の選手強化に使った方がいいと思っております。
天皇杯というのはなんなのでしょうか?そういう感じに捉えております。今から帰る間に整理したいと思うのですが、なぜヤマハスタジアムでやるのか?なぜ大宮と名古屋の試合が清水のスタジアムでやるのか?よくわかりません。
選手がかわいそうかなという気がしています。本当に一生懸命やって、苦しい状況でジュビロの選手とどっちが一生懸命やっているのかというと、新潟だと思うんです。もし中立の立場の人が試合を観に来たとしたら、新潟の選手に拍手を送ってると思います。僕はチームを率いてから5年間こういうチームを作ってきたので、それに対して力をだせたというのは、嬉しい思いはしています。だから勝たせてあげたかったです。みんなよく頑張りました。ジュビロの1.5倍走りました。
(涙ながらに)すごいへたくそなんですけど、一生懸命やったと思います。以上です。
Q.次の年からJ1にあがるという時の天皇杯では0-4で破れたのですが、当時と今日の試合を比較すると?
A.当時J1昇格した時のいい物差しになったと思うので、ジュビロさんには感謝しています。そこからスタートしたと思ってますし、ゲームだけの問題ではなく、ジュビロのメンバーをみると高校卒業して注目されて入ってくる選手をオーガナイズする会社の力を含めてたくさん、たくさん学ばなくてはいけないと思います。ジュビロもちょっとさぼった部分があって、それがこういう僅差につながっていると思うのですけど、他の会社も努力している部分で、うちらのチームまたは会社など色んなものを含めてこれ以上がんばらなければもっと差が出来てしまう。今、入れ替え戦で甲府が勝っていますけど、勢いで2試合やるのであればいい試合ができるかもしれないですけど、トータル的に考えると差がでてくる。そういうことを上に言いながらやってきたつもりではいます。ちょっとづつ埋まってきたかなと思います。これからは次の監督に任せて退任しますけど、肌で感じた部分をゲームに1年目、2年目と出して、選手はみんなさぼりたいと思うのですけど、なんとか頑張らせてここまできたかなと思ってます。ほんのちょっとした差で今日はやられましたけど、今日のゲームではある程度力を出せたかと思います。ちょっと答えになってないかもしれませんけど。すいません。
今日のゲームはファビーニョが怪我をしていたり、上手くいかない部分はあった。梅山も含めて後ろの3人も、今週は雪でフィジカルトレーニングができなかった。エジミウソンは全く動けなかったので、フィジカルトレーニングとは非常に必要なんだというのは考えさせられた。ゲームプラン通り進んだのですが、最後のPK戦の5人のメンバーを書き始めた頃にゲームが決まってしまったので残念でした。
Q.最後にどんな5年間でしたか?
A.波瀾万丈で、色んなことを経験させてもらった。チームも成長したと思いますし、僕自身も成長したと思っています。サポーター、チーム関係者、選手、自分を支えてくれた家族、色んなものに全て感謝したいと思います。これからどうするか全く決まってませんが、なんらかの形で日本サッカーに貢献したいと思います。
- 鈴木 秀人
- 茶野も頑張ってくれて、マコ(田中選手)は1番何もしていないのに(笑)、ごっつぁんゴールで決めてくれてよかったです。
Q.延長30分は、体力的には辛かったですか?
A.また、次の対戦まで期間が少しありますし、上に進むにあたって、延長30分というのは出てくるだろうし、今日経験しておいてよかったと思います。
Q.残り1分で失点されたという精神的にダメージはなかったですか?
A.すぐに気持ちを切り替えたので、全然問題はなかったです。
- 田中 誠
- フレッシュな選手が出ることによって、チームがどんどん活性化していくので、競争心も出てくるし、ジュビロの底上げという部分でできればいいなと思っていました。
一人退場したのになかなか相手の守備を崩すことができなかったので、その辺はチームとして確認したいと思います。
Q.ダービーまでの2週間、一番強化したいのは?
A.試合でできていなかったことの確認と、ここまできたら、やはり気持ちが一番大事になってくるので、勝ちたいという気持ちを全面に出して頑張りたいと思います。
Q.怪我の状態はもう大丈夫ですか?
A.接触プレーもほとんどなく大丈夫でした。次まで期間もあいているので少し休んで、来週から本格的に頑張ります。
Q.得点シーンを振り返ってどうですか?
A.ラッキーでした(笑)
Q.秀人選手が「1番何もしていないのに…(笑)」、とおっしゃっていましたが?
A.そこにいるのも大事ですから(笑)いなかったらゴールになりませんから。
- 服部 年宏
- 最後もっと決定的な場面を作りたかったし不満はあるけど、天皇杯に関してはとにかく勝てたのでよかったです。
次の試合を、何故丸亀でやるのか本当に不思議だけど、とにかく勝つことが大事なので、多少内容が悪くても勝てれば、最終目標に辿り着けると思うので、また頑張りたいと思います。
- 村井 慎二
- 90分で勝負を決めたかったですけど、とりあえず勝てたので前向きに次に進めると思います。
Q.前回対戦したリーグ戦との違いは?
A.カウンターでやられなかったことと、もっとサイドからの攻撃を増やしたいですね。
もう少し工夫しなければいけないなと思います。少し期間があくのでコンディションを戻して、集中してできればいいと思います。
- 茶野 隆行
- 最近前線に上がる回数が増えているので、きっかけになって得点が入ってよかったです。
Q.次は丸亀(香川県)ですが?
A.どこでやろうととにかく勝つことを意識してやるだけなので、結果を意識してやりたいと思います。
- カレン ロバート
- 風邪は大丈夫です。
次はエスパルス戦で、静岡ダービーなのに他県でやることになりますけど、次は体調整えて臨みたいです。
岡本、藤井の後輩達も頑張ってくれて、2人ともチャンスがあったし、良い動きだったと思います。
- 成岡 翔
- 前半相手の運動量も多く、押される時間帯もありましたが、そこは落ち着いてチームとして裁けたと思います。もう少しボールを回しながら選手も連動して動けるようにしていきたいです。
流れの中で、もう少し決められるチャンスはあったし、得点が入らなくて、納得できない部分はあると思いますけど、新しい選手も入って、そこそこできたと思います。
岡本は最初は多少硬かったですけど、後半は良いリズムで流れに入ってこれていたし、キープ力はあるし、後半のようにキープしてさばいてくれると、非常に後ろからもやりやすいです。
あとは、フィニッシュの時に良い形で中に入ってこれると更によかったと思います。
- 岡本 達也
- ゴ-ルを取って、勝つことのみを考えていました。
チームメイトからは、試合後「良かった」と言われましたが、次の試合も出場できるように良い準備をしたいです。
Q.今週の練習でも良い動きをしていましたが。
A.出場が見えてきていたので、ここで逃したら次はないと思っていました。
Q.ルーキーイヤーにトップチームでのスタメン出場を果たしましたが。
A.果たしたいとは思っていましたが、正直厳しいかと思っていました。
次は得点をとれるように頑張ります。
- 藤井 貴
- Q.岡本選手と藤井選手2人の横断幕も出ていましたが。
A.出場したら得点をとってやろうと思ってました。
やっぱり大勢の方の前でプレーできたので楽しかったです。
Q.緊張はしましたか?
A.試合に入る前は緊張しましたが、グラウンドに立ってからは、そんなに緊張しなかったです。
Q.ルーキーイヤーにトップの試合に出場できたことについては?
A.いい経験にもなるし、自分のレベルアップにも繋がるので、非常に良い経験ができたと思います。
Q.試合に出て一番感じたことは?
A.試合の流れを掴むことや、途中から出場して何をしなければいけないのかということです。