第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝
試合日時:2005年01月01日(土) 13時32分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分 延長30分(V) PK戦
- 国立霞ヶ丘競技場
- 50,233人
- 8.0℃/39%
- 晴一時曇、 弱風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 大野 辰巳
- 柏原 丈二
- 柴田 正利 / 手塚 洋
- 家本 政明
- 松田 洋文
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
富澤 清太郎 | 前半19分[警告] | |
小林 大悟 | 前半23分[警告] | |
飯尾 一慶 | 前半35分[得点] | |
小林 慶行 | 前半36分[警告] | |
小林 慶行→ | 前半44分[累積警告/退場] | |
飯尾 一慶 | 前半44分[警告] | |
ハーフタイム[交代] | 中山 雅史(in) ← 前田 遼一(out) | |
飯尾 一慶(out) → 柳沢 将之(in) | ハーフタイム[交代] | |
平本 一樹 | 後半8分[得点] | |
後半14分[警告] | 鈴木 秀人 | |
後半20分[交代] | 川口 信男(in) ← 菊地 直哉(out) | |
後半27分[交代] | 藤田 俊哉(in) ← グラウ(out) | |
林 健太郎 | 後半29分[警告] | |
後半32分[得点] | 西 紀寛 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アルディレス | 監 督 | 山本 昌邦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 明けましておめでとうございます。本年もどうぞジュビロ磐田をよろしくお願いいたします。元日の国立競技場に今年もサックスブルーが姿を見せた。10時から女子決勝があったことからすでにスタジアムには多くのサポーターが駆けつけている。もちろんジュビロサポーターが半分以上をしめる。昨日の大雪から交通手段や芝の状態が気になったが、快晴の気持ちの良い空気が広がった。ジュビロは昨年の経験を生かし選手たちも準備は万全。福西・藤田などが昨年は経験していないがその分、今日の決勝戦への意気込みもいつも以上。ジュビロのスタメンは準決勝の浦和戦と同じ布陣で揃えてきた。もちろんベンチには中山・藤田・川口・山西・岩丸。東京ヴェルディ1969も調子が良いようだが磐田の経験には勝てない。前半はいつものようにしっかりしたゲームプランで進め、後半勝負するという流れが今日も見られれば磐田のペース。東京の得意な中央での細かいパス回しはある程度準備し、シュートを打たれるシーンを押さえればペースは必ずやってくる。サイドに起点を作り磐田らしいボール運びを見たい!2005年、今年も優勝からスタートしたい。
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。立ち上がりからヴェルディは細かいパスを繋いでくる。ジュビロは大きく展開しながらしっかり守備を固める。2分左サイドから東京のFK。ゴール前で混戦になるがこれは東京のファール。3分前田がゴール30mでファールを受け、FK。ボールの横には西と名波が立つ。西が蹴るが大きく上を越えてしまう。4分飯尾がドリブルで仕掛けてくる。田中がプレスに行き鈴木がカバー。5分左から名波のCKはグラウが飛び込むがクリアーされてしまう。6分左から相馬が細かいドリブルで突破。クロスボールに平本が入り込むが触らせない。田中・鈴木がケアするがこれは危ない展開。8分東京の縦パスに山田そして平本が入りシュートを打たれるがゴール上を越える。GK佐藤の飛び出しも良かったがこれも危ない場面。やはり立ち上がりはヴェルディが繋いでくる。10分中盤でのFKを素早いリスタートで福西がグラウへ出す。しかしシュートまでは持って行けない。中盤でボールを回される展開にグラウが少し下がりディフェンスをするシーンが出てきた。12分河村→名波→福西と繋ぎセンタリングを上げるがクリアーされ速攻を受ける。13分にはミドルレンジから思いっきりの良いシュートを河村が打った。14分飯尾のスピードあるドリブルを鈴木がセーブ。14分西・福西・前田がゴリゴリとドリブルで突破を仕掛ける。ヴィルディDFとGKがお見合いしチャンスになるがシュートは打てない。
- 前半30分まで
- 16分ヴィルディのFK。左サイドから米山が無回転の揺れるシュートを打ってきた。しかしこれはゴール上を越える。18分服部から河村へスペースを狙ったロングパスが出る。19分には前田が右コーナーでテクニックを披露。ファールを奪う。キッカーは名波。角度のないところから直接狙うがGKに弾かれる。こぼれを西が強烈なボレー!これはゴール左へ外れる。21分西が左サイドからキックフェイントで相手を交わしたかに見えたが後一歩で足に引っかかってしまう。西のドリブルはやはり有効的な手段。22分ヴィルディが大きくサイドチェンジしてくるがこれは服部がしっかりカバー。24分ヴェルディの速攻は鈴木・田中・菊地で安定した守備で対応。ヴェルディの個人技この時間になり慣れてきた。26分西→名波→服部→河村と大きく展開。27分飯尾の個人技を魅せるシザースフェントからシュートへ持っていくところでミスするが気を付けたい選手。29分ヴェルディの左サイドからFK。ファーサイドで平本がフリーでヘディングしかし叩きつけたボールはバウンドしゴールを超える。決定的シーン。要注意!
- 前半45分まで
- 32分フリーでグラウがゴール正面20m付近でボールを受けると直接ミドルシュート!ゴール右スレスレを外れる。もっとシュートシーンを作りたい。33分ヴィルディ右サイドの山田からクロスボールが上がるこれは佐藤がキャッチ。34分河村が右サイドを長い距離走りスペースを突くが繋がらない。35分ヴィルディ右サイドからFK。小林大悟が蹴り平本がダイビングヘッド、ポストに当たったボールを飯尾がつめゴール。セットプレーのマーキングがずれていたところを修正できず失点。38分西が相手のボールをカットしそのままドリブル、ゴール正面のグラウに渡しミドルシュート!ゴール左隅に飛ぶがGKに弾かれる。39分名波のコーナーキックのこぼれを西が拾いドリブル、倒されるがノーファール。41分西が右サイドでファールを受ける。FKを名波が蹴り福西の打点の高い頭に合うがゴール右に外れる。決定的なシーン。42分早くもゲームが激しくなりアルディレス監督が飛び出してきたところを主審が注意。44分小林慶行が福西を倒し今日2枚目のイエローカードを受け退場。ロスタイム2分。右からのCK。西が蹴り福西が飛び込むがGKがパンチング。クリアーボールに鈴木が競ると飯尾がファール。またもイエローカード。ヴェルディのカードが目立つ。ここで前半終了。ひとり少なくなったヴェルディを後半どこまで追い詰められるか!?みどころ十分。
- 後半15分まで
- 後半スタートから両チームが選手を交代してきた。前田に代え中山を投入。ヴェルディは飯尾に代え柳沢を入れてきた。2分名波の縦パスに中山がGKの前で頭に当てる、こぼれをグラウがダイビングヘッドするがゴール上を越えてしまう。中山が入り深さが出来たことから中盤にスペースが生まれる。西や名波、福西のプレーエリアが広がった。5分にも中山がディフェンスラインの裏へ飛び出す。オフサイドになるが攻撃に幅が出ている。6分ヴィルディの決定的シーンも菊地がスライディングでカット。7分にはジュビロの速攻、名波の押し上げから逆サイドにグラウへ中央の西に渡し、オーバーラップの田中に出すが合わない。ジュビロがボールを回せるようになってきた。9分平本が中央をドリブル突破左に流れそのままシュート!ゴール右隅に決まり失点。ヴェルディの個人技に完全にやられてしまう。12分西が中央でドリブル、中山とワンツーで崩すがシュートをGKに防がれてしまう。12分には浅いジュビロディフェンスラインの裏に山田が走る。最後は田中がチェックに行きシュートミスを誘うが危ない展開。13分にも平本のドリブル14分には相馬のドリブルでチャンスを作られる。15分右サイドからのFKを西蹴るニアの河村の頭に合わせるがシュートが打てない。
- 後半30分まで
- 17分右からのクロスボールに福西がペナルティーエリア内で勝負!福西が前線に残り勝負が続く。18分には中央でグラウ・中山・福西らが力づくで押し込む。ベンチでは川口がスタンバイ。19分右から西、左から名波のクロスボールに中山が飛び込む。20分菊地に代え川口を投入。4バックにした模様。センターバックに鈴木・田中、右に河村、左に川口で攻撃的に行く!21分福西のミドルシュートはGK正面。22分川口から縦パスで中山が走る。23分川口が左サイドから勝負。中にグラウと中山が一瞬の隙を狙って待つ。24分西がドリブルで起点を作り川口がシュートを打つがゴール上。ジュビロベンチで藤田俊哉がユニフォームになる。切り札投入。代わるのはグラウ。藤田がそのまま前線に入る。得点力に期待がかかる。28分ジュビロが攻め続ける時間が続くがヴェルディのロングパスがDFラインの裏に出る。ここはGK佐藤がクリアー。29分藤田の飛び出しからファールをもらう。ゴール正面、絶好の位置。ボール横には名波と藤田が立つ。名波がキレイな弧を描き最高の場所へシュートするがこれをGK高木がスーパーセーブ。
- 後半45分まで
- 32分ファーサイドで中山が頭で落とし福西がつめる、こぼれたボールを西が押し込みゴール!まず1点を返す。33分再びクロスボールから西が頭で合わせる。西がドリブル、中山へ縦パス、こぼれを名波が拾い、クロスボールに福西が飛び込む。あと一歩。35分、左から名波がクロスを上げ福西が打点の高いヘディングでシュート!ゴール右に外れるが惜しい展開。37分左の西から右の河村へサイドチェンジ、クロスボールを中山が競り、こぼれを西がループシュート!GKにキャッチされるが流れはジュビロ。ひとり少ないヴェルディは大きく蹴って前線で個人技しか無くなっている。40分西のシュートがDFに当たったこぼれ球を福西がつめペナルティーエリア内で倒される。しかしノーファール!ヴェルディは完全に下がりきっている。西・名波・藤田がボールを持ち、前線で福西・中山が詰める。サイドに展開しながらクロスボールで高さ勝負。ロスタイム2分。鈴木も上がり、福西→中山でゴールへ飛び込む。ラストは藤田の飛び出しそして中山と入り込むがここでタイムアップ。2005年Jリーグへ向けこの悔しさは絶対に繋げたい。
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- 元旦に国立のピッチで試合ができたというのは、非常にサッカー人として素晴らしい舞台だったなと思います。内容に関しては、先制点が非常に重くのしかかったと思いますけど、最後追いつけ切れなかったのが残念ですけど、まだまだチームをみはじめて2ヵ月弱で選手1人1人のポテンシャルっていうのが再確認しましたし、来期に繋がっていく内容だったんではないかなと思ってます。1人多い状況で、逆にカウンターでやられたというのは形は崩されてなかったんですけど、ミスがらみがいくつかあって、これからの反省点だと思ってます。
最後まで諦めなかった姿勢というか、戦う気持ちというのは評価できますし来期に繋げていきたいと思います。来期はさらに厳しい競争の中で、本当に厳しい日程なのですけど、それを乗り切っていきたいと思います。
(グラウに代えて藤田をFWに入れたのは?)
グラウは膝が故障がちで、ベストな状態ではないというのがありましたし、藤田俊哉のペナルティーエリアに入っていく得点感覚に期待していましたし、福西が前で高さを活かせるので福西を少し押し出したような形で、そこは中山も含めてポジションチェンジをしながらという狙いで出したんですけど。点を取って欲しいということです。
(最後あれだけ攻めていて、1点取りきれないのは?)
PKと思われるようなシーンもあったんですけど、そういうところも含めてほんのちょっとの差だと思いますし、リードされて追っかけるのは相手1人少ないとは言ってもゴール前の人数は固めて厳しい状況になっていますし、それを崩すというのは難しい作業になるかと思いますけど、形としてはサイドから中山、福西の高さを活かしてというシュートに持って行ける形はあったんですけど。。その辺のシュートが決まるかどうかという所だったので、来期高さも必要なってくると思いますし、ゴール前を固められたときに絶対的な高さがあればもう少し楽な展開になる。
なかなかミドルシュートを打てるタイプの選手がいないので、その辺から少し相手のバイタルエリアに張り付いている選手を引き出すようなシュート力を持った選手がいたりするともう少し変化がつくのかなと色々と考えいますけど、これは来期です。
今いる選手達が全力であそこまでやってくれたのは評価しています。
(後半4バックにしましたが、2点目とられたから?)
4バックは、ハーフタイムに選手に残りの20分切ったところでは、ゴール前を崩すためサイドから(攻撃する)というのは選手達に伝えてました。先に2点目いれられたことで、若干早めに4バックにしました。
(藤田選手の投入タイミングは我慢していれたように見えたが?)
三枚目の(選手交代の)カードだったのでハプニングが起こる可能性もありますし、ただリードされているわけですぐにでも出なければいけないという所で、元気な選手を投入するというのはもう少し長い時間やらせてあげたらもう少し違ったプレーもできるんですけど、カードの問題ですね。福西も相当痛んでましたし、怪我かかえている選手もいたので、その辺のバランスでゲームがぶちこわしになってもしょうがないので。
(リーグ戦の終盤から監督になって、一年を振り返ると?)
僕個人としては、激動の一年というか長いようであり短かったような気もするし、元旦にこういう立場で仕事をするとは思ってなかったので、折角ですから少し早く仕事を始めたことで色んなことが見えた部分を来期に繋げていきたいと思います。1年間違った立場でみなさんにはサポートしていただいて、代表でもそうですしクラブチームでもお世話になることに関して、感謝の気持ちとまたよろしくお願いします。自分自身にとってはいいところも悪いところも含めていずれにしてもまだまだ先が続いていくので、それを次に活かしていきたいと思います。強いジュビロの復活を少し時間を頂いているので、しっかりとした形で世界に通ずるチーム作りを進めていきたいと思います。
- アルディレス監督
- 非常にうれしいです。最近ずっといいプレーができていて、それで決勝までくることができたんですけど、あとワンステップ、タイトルというのが必要でした。
非常に難しい展開になってしまいました。11対11の時は相手を上回っていたと思いました。はっきりとしたゴールチャンスも作ることができていました。しかし、得点を決めたあと前にいかなくなりました。それは経験不足からくるものです。もちろんそれを利用してどんどん押し込んできました。それで我々のベストプレーヤーである小林慶行が退場になりました。後半は形を崩さないことが重要でした。ジュビロは経験を活かして押し込んでくるだろうと予想してました。しっかりそれに持ちこたえてカウンターでチャンスを窺おうという考え方で後半に入りました。そういうカウンターから2点目を決めることができました。後半は持ちこたえるというのがテーマでした。それを勇敢に全員が実行したと思います。ぎりぎりのところでクリアするような場面もあった。選手たちの姿勢はすごくよかった。クラブにとっても天皇杯優勝というのは非常に大きなできごとです。ヴェルディのクラブハウスにはカップなどたくさんありますが、そこに新しいカップを加えることができました。これで来期さらにいい形ができると思います。
- 福西 崇史
- (前半)1-0というのは別に試合内容的には問題なかったと思いますけど、2点目取られたのは俺のせいというか。。
(中盤狙われてましたね?)
中盤勝負というのはどっちも思っていることなので、あれで取られた俺が悪い。
- 服部 年宏
- チャンスはあったからね。そこで決めていればもうちょっといい展開になったと思いますけど。向こうも中を固めて外からいくしかなかったので、あそこでいくつかいいボール入って、二つ目の勝負の所でもっと(ボールを)拾えたらよかったと思う。それ以上に向こうも集中してたので、なかなか崩せなかったのし、あとはキーパーが当たりはじめちゃったからね。
(前半0-0でいきたかった?)
できれば0-0、もしくは1点入れられた後に、前半のうちに同点にしておきたかったよね。それがベストのプランだったけど。
(来期に向けて?)
これでまた新しい選手が入ってきて中で競争もできるし、もっともっと強くなる要素はあると思うので、今日は残念でしたけど、今年一年いいことが起こると思うので頑張るしかないです。
- 前田 遼一
- さらにレベルアップして信用されるように頑張りたいと思います。
点を取らないとFWは駄目だと思うので、結果を残せるよう頑張ります。
- 中山 雅史
- 勝つだけの力がなかったということでしょうね。それをつけるためにまた一年頑張っていかなければいけないでしょうね。
(前半ベンチから見ていて?)
がちがちの試合になるだろうとは思ってましたけどね、一瞬のリスタートの集中というか、マークがずれた所をやられたので、ちょっとあれ?とは思いましたけど、相手も1人退場したことですし、まだまだチャンスはあるだろうという感じでは見てましたけど。
(山本監督からの指示は?)
前線でターゲットになるようなプレーだと思いますし、後は相手によりプレッシャーをかけて自由にさせないようにというディフェンスラインに対してですね。そういう指示を受けていったんですけど、どっちかというとクリアボールを拾ってどんどん放り込むという形だったので、そこで上手く中でボールがもらえればと思ってましたけど。
(ピッチに出たときは?)
逆転して勝つという気持ちしかないですから、精一杯やったつもりですけど、運も力もなく負けてしまったかなと思います。
(今シーズン終わって、来シーズンに向けて?)
やはりまだまだ自分たちの力のなさを痛感したわけですから、これをいいものとするためには来シーズンの結果が必要となってきますし、これがあったからこそという力を見せられればいいなとは思います。
(2005年目指すものは?)
怪我無くプレーできればいいと思います。
(ヴェルディに関しては?)
色々な戦い方を熟知してるんじゃないかと思います。
(ご自身のゴール前のプレーは?)
放り込んでくるボールに対してどう相手と競り合うかということと、当てられたボールをどう次の人間につなげるか、あるいはゴールでどう自分の体をねじ込むかということですね。どうしても押し込んでる状態ですし、ディフェンスラインがそろって、相手もがちがちで来てる状態ですからね。そこにどう変化をもたらせるかということでしょうね。
(体張ったプレーをしてましたよね?)
色々張ったけれどもなかなかそれが点に結びつかなかったので。そこに上手く周りも絡まなくちゃいけないし、自分自身も絡めるようなプレーをしなければいけないと思います。もっとチャンスを多く演出できればいいと思いますし、自分自身もゴールに向かっていければよかったと思いますけど。
- 佐藤 洋平
- ジュビロのサッカーというか、10人になってからですけどずっと攻めていたし、そこで(点を)取れなかったというのはあれですけど。終わって考えれば、もっと相手を引き出してからいけばよかったかなと思うけど。。決めていればというのも何回かあったので、でもそれはしょうがないですね。
(今日の国立は気持ちよかった?)
負けましたけど、気持ちよかったです。負けて気持ちいいというのもおかしいですけど。(再びこういう舞台に)立ちたいです。
(前半同点で行きたかった?)
そうですね。セットプレーでやられたんで、警戒はしてたんですけどなかなかこう自分も含めて風が向かい風気味だったので、蹴ってくるボールがうちが風上だったからボールが止まるから結構判断が怖くてというのもあって、あっちのいいボールというのもあるけど、そこで少し圧されてたかなと思います。
(前半ベルディのシュートチャンスの方が多かったが、凌ぎ切れそうでしたが?)
全部セットプレーがらみだったと思うんですけど、その決定的なのは。流れの中でミスがらみとかは怖いのはあったけど、特にやられているという気はなかった。
(試合前の監督からの指示は?)
0-0でもOKだし、1-0でもラストの20分ぐらいでゲームが動くから、そこまで我慢して1-0で勝ってるか0-0か0-1で負けてるか、どっちかでいこうと。
(2点目取られたときチーム状態は?)
点を取られる前からですけど相手が引いちゃったので。攻めてはいたんですけど、精度の問題というか決定的なのを取ってればわかんなかったし、その辺は難しい所です。
- 藤田 俊哉
- 僕が決めることじゃないからしょうがないけど、俺の目から見てヴェルディの足が止まってたからいろんな崩し方があったかなと。入ったときはフォワードでやれということで、中山さんの付近でこぼれたり、裏狙ったりというのが理想的な形だったと思うけど。フク(福西)も西もいたし、何回か自分のポジションに戻れって言ってみたけどもう熱くなってるから。フクなんかは比較的前でって言われてた。中山さんのところを中心に僕とフクで近くでプレーするという感じだったけど、博打みたいなサッカーになってしまった。最後の5分とかはそれでもよかったけど、僕が入った時点ではもう少し時間あったので。
(福西があがったのは自分たちの判断?)
その辺はよくわからないですね。自分の判断なのか、監督の指示なのか。ウォーミングアップしてると試合みてるようでみてないし、はっきりとはわからないです。
(試合後ボーゼンとしてましたけど?)
試合やったという気がしなくて。ただ結果は負けたというのがあるし。こういういい舞台で自分たちに結果が伴わないとつらいですね。でも、試合なのでどちらかが勝って、どちらかが負ける世界だからそればっかりは仕方がないところもありますけど、できるんであれば勝ちのほうにいきたいですね。
最初の得点がどっちに入るかで、決勝って大きく左右するところでお互いにチャンスがあったような感じだけど、ヴェルディにまず1点目が入って、10人になったヴェルディが2点目をとったところでだいぶヴェルディに試合がいってしまった。ちょっとよく見てないですけど、もったいない失点だったなと。
やっぱり先制点をチームとして取りたかったというのが今日の全てだったかな。
- 川口 信男
- (東京Vが)2点目取った時点でしっかり守るということは徹底していたと思うので、そこからチャンスがあったら攻撃しかけるという感じだったので、こっちは取るしかなかったのでどんどんいってましたけど。
(ロングボールが多かった?)
中山さんとフク(福西)が競っても勝てるので、そういう意味で少し早い位置からクロスっていうのはあったと思いますね。
- 河村 崇大
- 前半は失点しないように。0-0で後半迎えるのがチームの理想だったけど、それができなかったのが負けの原因だと思いますけど。
(ハーフタイムの指示は?)
慌てずにゆっくりやれば点は取れるので、失点だけは気をつけようと言っていたんですけど、嫌な形で点を取られたので、全ては自分たちの集中力とかそういう問題だと思いますけど。
(後半は)完全に引かれてたので、もうちょっと相手を引き出してから攻撃ができたらよかったのかなと今思いますけど。
- 菊地 直哉
- 取られ方がすごい悪いし、相手のカウンターでやられたので、失点も自分たちのミス。今年は必ず勝ちたいですね。
ちょうど日が入ったのもあるし、それを狙って上に蹴ってきたボールを上手く処理ができなくてなかなか後手になったんですけど、決めるところで決めれればもっと楽になった。
(ツートップの速さは予想通り?)
何回かやってるので対応出来た部分もありますけど、中盤との上手いディフェンスがなかなかできなかったので、ディフェンスノ前のスペースがすごい空いてたので、そこから速い攻撃をしかけられた。3人ではなかなか守れないですね。ボールの失い方がよくないですね。2失点目もフクさんの所で真ん中でみんな開いている状態で取られて、もっとそういう判断はよくしていければいいと思います。
(前半の入りがよくなかった?)
相手もプレッシャーが速くて、リーグ戦よりもすごい動きもよかったのでやりにくさはありますけど、チャンスで決めれればというところですね。
(相手が10人になってゴール前を固めてきてやりずらかった?)
守ってるというか、ゴール前での守備というのはそんなに人数変わってないし、前に出てくる人数が少なくなったんで、相手の守備の人数っていうのはそんな減ったということはない。真ん中を固められた部分がちょっと。今日はバランス悪かったですね。うちのペースではなかったことは確かですね。
(平本にフリーでシュート打たれる場面が多かったが?)
気をつけてたつもりなんですけど、少しの油断はあったかもしれない。まだまだチャンピオンになりきれてないですね。
(来年改善する点は?)
ボールの動き方自体はなかなかよくなってきたので、ディフェンスでもっと跳ね返す力というもっと三人で守っちゃうという、マリノスとかそういうのが出来てると思うし、もっと強さっていうのを出してもいいと思う。上手さだけじゃ駄目だと思います。
- 鈴木 秀人
- 先制点取られるときつくなるし、1人少ない状況で取られちゃいけないかな。しょうがないですけど。
できれば前半1-0とか最初からガンガン逆にこっちが行くぐらいじゃないと、最近ずっと受け身になっていたので、その辺で向こうの若いチームに勢いつけさせちゃう。
後半2点目が全てだったと思います。1点だけだったら、ゆっくり落ち着いてやれたんですけど、2-0になっちゃったので。向こうはいい守備してたんですけど、やっぱり取られちゃいけないところで取られるとああいうことになっちゃうので。去年のことは忘れてまたOFF過ごして、新しいシーズンから心機一転今日の悔しさをバネに頑張りたいと思います。
- 田中 誠
- 先制されておまけに向こうが退場になって優位に立ちながら後半追加点を奪われてしまったという展開がいけなかったですよね。10人になって、後半勢いよくいこうかなという時にボール奪われてそのままいかれちゃったという感じなので。ちょっと急ぎすぎた時ですよね。落ち着いていこうとは思ってたんですけど、ちょっと急ぎがあったのかなと。4バックにして山田さんをボランチに置いて中を固めてくるっていうのはわかってたので、そこを僕らはサイドを突いてえぐろうという感じでやってたんですけど、崩せなかったし粘りもありましたから。PKまがいのものがありましたけど、あれが福西じゃなかったらたぶん(PK)取られていたんじゃないかなと。でも、結果的に2点取られたというのはやっぱり厳しい試合ですし、反省するところは今日はいっぱいあるので、その悔しさを来年につなげたい。
(試合後はどんな話をした?)
監督からは粘り強く戦った。あきらめない姿勢は下をみることじゃないということを言われたので、まだうちのチームはあるので、たまにかみ合わないときがあるだけなので、戦う姿勢というのはうちのチームはないわけではないので。それをどんどん今年は一段と強くなれればいいと思います。
(最後はツーバックみたいな形でした?)
4バックだったんですけど、サイドはイケイケという感じなのでどうしてもバランスは崩れたっていう。向こうも真ん中固めてカウンターでっていうことで来たので、後は平本とか結構カウンターでもいい感じで、相馬とか速いですし。ちょっとやられた部分ありますよね。
相手が10人になって攻めようかなという時に出鼻をくじかれたかなという。そこのちょっと一瞬ですけど優勝か準優勝の差になってしまったかなと思います。