SDT CUP 2005Jリーグプレシーズンマッチin愛鷹
試合日時:2005年02月19日(土) 14時25分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 静岡県愛鷹広域公園多目的競技場
- 5,859人
- 8.1℃ / 90%
- 雨 / 弱風
- 全面良芝 / 水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 臼井 郁夫
- 松村 和彦
- 小椋 剛 / 間島 宗一
- 早川 一行
- 北本 章
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
西 紀寛 | 前半29分[得点] | |
中山 雅史(out) → グラウ(in) | 後半0分[交代] | |
名波 浩(out) → 河村 崇大(in) | 後半17分[交代] | |
後半18分[交代] | 清野 智秋(in) ← 堀井 岳也(out) | |
後半18分[交代] | 加賀 健一(in) ← 西嶋 弘之(out) | |
藤田 俊哉(out) → 前田 遼一(in) | 後半21分[交代] | |
福西 崇史(out) → 森下 俊(in) | 後半27分[交代] | |
川口 能活(out) → 佐藤 洋平(in) | 後半27分[交代] | |
後半30分[交代] | 上里 一将(in) ← 相川 進也(out) | |
西 紀寛(out) → 川口 信男(in) | 後半36分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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山本 昌邦 | 監 督 | 柳下 正明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- お知らせ
- 試合開始時間14:00を予定しておりましたが、交通事情による到着の遅れにより14:25に変更となりました。
- 前半15分まで
- 小雨が降りしきる中、ジュビロボールでキックオフ。ジュビロは左から右へと攻める。0分中央から右に展開したボールを西がキープ。センタリングをあげるも、ディフェンスにあたりスローインへ。2分西が切り返して左足で中に入れたボールはディフェンスに跳ね返される。その跳ね返りを福西がミドルシュートするが、大きくゴール右にはずれる。4分左45度からの名波のフリーキック。カーブをかけて中央にボールを放り込むが、キーパー直接キャッチ。8分西が右サイドを突破し、中山にボールを出す。中山から名波にボールが渡り、ヒールキックでゴール前にスルーパスがでて、中山が飛び出すが、惜しくもディフェンスに体を寄せられクリアされる。11分名波のスルーパスに飛び出した村井だが、ディフェンスが追いつき、コーナーキック。12分村井の左コーナーは福西のヘッドにわずかにあわず、サイドに流れる。13分村井の左からのクロスに中央でまつ藤田がヘッドであわせるもディフェンスにあたり、コーナーキックへ。名波の左コーナーはクリアされる。15分札幌は右サイドからクロスをあげるが、菊地がヘッドでクリア。
- 前半30分まで
- 札幌は左からのクロスがルーズボールとなり、徐が拾って、左足でシュートを放つもゴール左に切れる。20分砂川が左サイドからクロスをあげ、ニアサイドに飛び込まれるが、わずかに届かず。24分カウンターから堀井が右サイドからシュートを放ち、川口(能)がパンチングして防ぐ。26分茶野と権東がぶつかり、両者ともしばらくピッチにうずくまるが復帰。28分名波の右コーナーはショートコーナーで西を使うがディフェンス2人に囲まれ倒されフリーキックを得る。藤田が中央の崔のヘッドにあわせるが直前でクリアされる。29分右サイドのスローインから崔がドリブルでペナルティー内に切れ込み、ディフェンスをかわしてキーパーが飛び出してきた股間を抜いたボールを西が押し込み先制点をあげる。
- 前半45分まで
- 35分茶野からロングボールがでて、崔が下がって打点の高いヘッドで右サイドに流し、中山が右サイドをドリブルで突破する際に笛がなる。崔と競り合った際に札幌のチャージによるファールを取ったが、流して欲しかったプレー。38分名波の左コーナーからのボールにニアに飛び込んだ福西だが、競った和波に対してファールを取られる。40分西の早いリスタートから中山が飛び出し、シュートを放つがキーパー正面。44分崔がドリブルでキープし、服部に一度戻す。服部が左足でディフェンスの裏を狙ったクロスを入れ、中山が飛び込むが届かず。45分ロスタイムは1分。札幌のディフェンスラインから前方へけりだした瞬間、ジュビロのディフェンスラインをあげてオフサイドを奪う。ここで前半が終了。
- 後半15分まで
- 札幌ボールで後半のキックオフ。ジュビロは右から左へと攻める。選手交代は中山→グラウ。2分グラウからのボールを福西が右サイドからセンタリングをあげるが、中央でクリアされる。6分服部が前線のスペースへパスを出す。村井が追いかけるが、ゴールラインを割る。10分茶野から前線のグラウを狙ったスルーパスが出るが、パスが強すぎてゴールラインを割る。12分服部から逆サイドの崔へ大きくサイドチェンジ。崔がディフェンスの裏にクロスをあげ、グラウが飛び込むがシュート打てず。
- 後半30分まで
- 17分ジュビロの選手交代は名波→河村。18分札幌の選手交代は堀井→清野。西澤→加賀。19分前線へのロングボールから札幌の中山が飛び出し強烈なシュートを放つ。川口が飛び出して、一度ははじくが、転がったボールがゴールに吸い込まれそうになる。しかし、間一髪で外に掻き出して失点を防ぐ。21分ジュビロの選手交代は藤田→前田。24分前線へのロングフィードから札幌は2対3のチャンスを作る。後ろから走り込んできた砂川がシュートを放つが、ゴール枠にいかない。
ここで、一段と雨あしが強くなる。
27分ジュビロの選手交代は福西→森下(俊)。川口(能)→佐藤。29分右サイドから砂川のクロスはミスキックとなり、森下俊がクリア。右サイドのゴールライン沿いで河村から西へ戻す。西がそのままクロスをあげるもキーパーキャッチ。30分札幌の選手交代は上里→相川。
- 後半45分まで
- 32分前田が素早いドリブルで左サイドを突破して中に切れ込み、左サイドに空いたスペースに走り込んできた村井にボールが渡る。村井の低く鋭いクロスに崔がニアに飛び込むが惜しくもシュートは打てない。34分札幌の右サイドで中山がディフェンスの裏を狙ったクロスを入れる。清野が飛び込むがシュートはディフェンスにあたりコーナーへ。札幌の右コーナーキックは中央でクリアしきれず、あぶない場面となるが、なんとかクリア。36分ジュビロの選手交代は西→川口(信)。37分川口(信)が右サイドをドリブルでしかけるが、ディフェンスにあたりスローイン。38分佐藤がボールを投げる際に濡れたピッチに足を取られて、ボールは相手に渡ってしまう。しかし、なんとかディフェンスが体を寄せて防ぐがヒヤリとさせられた場面。41分札幌の速攻から中山元気が右サイドに流れながらボールを受け、ヒールパスで後ろから走り込んできた砂川にパスがでるが、クロスはディフェンスにあたってしまう。
ロスタイムは3分。47分森下俊からの前線へのフィードは左のサイドラインを割ってしまうが、仲間からOKと声がかかる。48分佐藤がロングキックした所で試合終了。
最終的な布陣は
[FW]グラウ、崔
[MF]村井、前田、川口
[MF]服部、河村
[DF]森下(俊)、菊地、茶野
[GK]佐藤
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- あいにくの天気の中で、たくさんのかたに見に来て頂いて、プレシーズンマッチなんですけど、選手もすごく集中してやってくれていい準備の一戦になったんじゃないかなと思います。特に札幌さんが高さもゴール前の守備力っていうのは、天皇杯時からずっと感じていたことなんですけど、相変わらず、すごくいい守備をしてくるのでこじ開けるのは難しかったんですけれども、我々代表選手が戻ってきて3日間練習して、選手同士が色々ゲームの中で感じあえることがたくさんあったと思うので、これをベースに3月5日の開幕に向けていい準備をしていきたいなと思ってます。いくつかテーマを持ってやったんですけども、我々の本来の強さである中盤でのパス回し、ポゼッション力というのはさらに磨きをかけたいと思っているので、徐々に目的とする所に近づきつつあるのかなと思ってます。
あとは、後ろの方がメンバーがそろってない中で、これから2週間でやっていくわけですけど、菊地も収穫だと思いますし、茶野も安定感がでてきましたし、危ないシーンが二つぐらいあったんですけど、全体的には守備の方もすごくキャンプから通して逆に攻撃力のことが言われているんですけど、前線からの守備が非常にコンパクトに徐々に機能してきているので、そちらの安定感がいい攻撃につながっていくということで、この辺の磨きも少しかけていきたいと思います。福西、名波というボランチの2人が非常にいいバランスで攻守にわたって絡んでくれるので、その辺を軸に中央の崩し、サイドの崩しも含めてレベルアップしていきたい。とにかく、大きな怪我がでなかったので、非常に価値ある試合になったと思います。
(ハーフタイムの指示でコンパクトにとありましたが、後半の全体のバランスは?)
前半は非常に攻守にわたってコンパクトで、グループでボールを回すことができたと思ってます。後半少し、前線と間延びして苦しい時間もあったんですけど、その辺は体力的なことも含めてこれから少しずつ修正する所だと思います。
(村井選手についての評価は?)
新戦力なんですけど、徐々にチームになじんで、彼の持ち味というのも周りの選手も理解してきましたし、彼も周りの選手がわかってきて、非常にミドルゾーンでは攻撃の起点となって落ち着かせてくれますし、アタッキングゾーンに入ったときは、必殺のクロス、シュートというのがありますので、この辺を我々の大きな武器にしていきたいと思います。
最後にすいません。今日我々のトラブルで(ゲーム開始)時間が遅れてしまったことをお詫びしたいということと、サポーターの方々にも、少し待ってもらうようなことになってしまった。
- 柳下 正明監督
- 1人1人の力の差というのはあるので、そこを自分たちの守備においては必ずボールサイド2対1の形を作ろうという全員が連動したプレーで守るということ。これをテーマにキャンプからやっているんですけど、だいぶスムーズに連動できるようになってきていると。守備に関してはジュビロのボール回しの上手さに混乱するところもありましたけど、まあまあ充分やれたかなと思います。攻撃に関しては、まだまだボールをもった人間が慌ててしまってミスパスが多い。あるいはボール持ってない人間の動きだしが遅れたり、距離が近かったりしてまたプレッシャーを受けてしまうというのは前半見られましたけど、後半は少しボールをもった人間が落ち着いてシンプルに中盤では前向きのプレーヤーを使って、まあまあいい形ができたかなと。今までキャンプでやってきたことをいい方向で今日のゲームでだせたので、このまま自信持って続けていきたいと思います。ジュビロの特に中盤5人の動き方、動くタイミング、場所、この辺をやっている選手達が嫌なところへ動き出すなというのをわかってくれれば、もっともっと自分たちがいい動きができるかなと思います。
Q:上里に替わって相川投入というのは?
上里はちょっとふくらはぎを痛めたので、交代せざるおえなかった。田畑は午前中90分やってるし、病み上がりで使えないなと思って。相川はトップで使いたかったんですね。それで砂川もボランチは多少勉強だということで、公式戦でもあるかもしれませんが、今日は予定外の交代です。
Q:最終ラインのラインコントロールは?
前半はまだタイミングあってないというところが何度か見られました。相手のバックパスに対してラインを2m、3mあげて、また1m、2m戻るという細かいところはまだまだできてない。後半に関しては、正確なラインは見えないのでわからないんですけれでも、わずか2m、3mのところをタイミングあわなかったらやられてしまうということで、そこはもっともっとしっかりやらないといけない。
Q:相手のディフェンスラインに対しての後半の攻撃の動きは?
中盤でいい状態であまり持ててなかったので難しかったんですけど、ツートップのコンビネーションに関してはそんなには悪くない。堀井に関しては個人でのプレーをやってしまうということはあるんですけど、他のトップの人間に関してはコンビネーションを非常に考えて、いい距離感もってやるということは問題ない。
Q:開幕まで2週間ですが?
今シーズンもいままでやってきたことを継続するということですけど、課題は先ほど言ったように特に奪ったボールを簡単に失わないということですね。折角みんなで連動して、守備してボールを奪った。その奪ったボールを一つ目、二つ目で簡単に相手に奪われたらまた守備しなければいけない。昨シーズンからそれは課題だったんですけれども、昨シーズンよりは後半なんか見ててもちょっと落ち着いて、いい人間みつけてボールを動かすことが出来てるんで、それをより前へボールを運ぶために、前のスペースへ動き出すということが必要になってくる。まずは、奪ったボールを確実にしっかり前方へボールを運ぶことが一番の課題。
- 中山 雅史
- Q:前半の頭からみんなで前で(ボールを)取ろうと意識した?
前で取ろうというか、しっかりとしたブロックを作ることが必要だということは、キャンプ中から監督から言われてますし、それが今日は前の方にいけてた部分がある。ただ、1人1人が安易に飛び込んでもいけないですし、しっかりとしたブロックを作っていくっていうことができればいいと思います。積極的には行ってましたけど、相手が下げた瞬間はグッとあげるっていうことが、誰の指示でもなく1人1人の判断でいけて、それが連動できてたんで、いい部分があると思うんですけど、それをはずされた時にスペースを突かれたなという部分もありましたから、それもしっかりと修正していかなければいけないとは思いますね。
- 名波 浩
- 今日はグランドがこんなだったから、技術の差で勝ったかなという感じ。連携はどんどん良くなってるだろうし、コンディションはもちろん徐々にあがってきてるから問題ないとしても、とにかくコンビネーションと攻撃に入った時のバランスが大事。
- 西 紀寛
- 前半自体はそんなに悪くなかったんじゃないですか?相手に攻められた場面ほとんどなかったし。後半そのままだらっといっちゃったっていうのもあるし。今のメンバーで絶対勝てるという保証はないので、もっと連携とか増やしてやっていくのが一番ベストかな。
Q:まだパスがあわない所があった?
多少ありますけど、いっぱい点が取れるチームなのでそれを目指して頑張ります。
- 川口 能活
- どんな試合でも自分の持っている力を発揮して、攻められても攻められても常に集中して戦いたい。自分のプレーをしっかりして、一歩一歩チームの一員としてプレーしていくことが大事。
Q:コミュニケーションに関しては?
指示をしても、みんな言葉も返ってきますし、色々とチームとしてコミュニケーションを取ろうという意識がすごく高いので、そういう手応えは感じました。
Q:スリーバックに関しては?
菊地は非常に落ち着いてやってましたし、オフサイドを何度か取るいいプレーもしてましたし、よかったと思います。
- 福西 崇史
- やっぱり前で時間を作ってもらえれば、僕らも押し上げる時間もできますし、タイミングも計りやすいのでやりやすい。
Q:セットプレーは?
重要にはしてるんですけど、上手くスペースに入れればいいと思います。いい形もあったし、結果にはでなかったですけど、繰り返していけばいい。
Q:名波選手とのバランスで、福西選手は少し前にいく?
その時の3人のバランスだったりで、近い人が行けばいいと思うし、去年と比べるという意識はない。
Q:今日の一番の収穫は?
連携というか、初めてちゃんとした試合というか、試合でないとわからない動き方とかを知れたこと。
- 藤田 俊哉
- プレシーズンマッチがもう一試合(27日アルビレックス新潟戦)あるので、より実践的なものをつかめていければいいと思います。
裏に飛び出す感じのプレーが少しピッチ的にも、グランドのサイズ的にもあまりいけなかったかなと思いますけど、そういうところも突いたりして、あとは3人でシュートまでいっちゃう形をもう少し作りたい。誰かが引いたら誰かが裏を突くとかシンプルで、より速い攻撃をできるように3人でコンビネーションあわせていければいいかなと思います。
Q:バランスに関しては?
後ろにある程度任せて、自分のポジションをコントロールしてもらったり、僕はツートップを見ながら自分のポジションを決めていきたい。みんなの連携を上手く保ってバランスを取っていければいいかなと思います。
Q:一番の収穫、手応えは?
自分がジュビロに戻ってきて、今シーズン初めて45分以上やったから、次はもう少し長くやって。サッカーは90分やるので90分間どうやってプレーするのかを常に考えてます。