AFCチャンピオンズリーグ2005グループE第4戦
試合日時:2005年04月20日(水) 19時00分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 水原ワールドカップスタジアム
- 21,032人
- 全面良芝
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- ENAYAT
- MOHO SALLEH Sudkjhiddin
- MOHAMAD Saadon / ISHAK Nasaruddin
- ABDUL HAMID
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半4分[得点] | 藤田 俊哉 | |
前半40分[警告] | 太田 吉彰 | |
ナドソン | 前半43分[退場] | |
前半43分[退場] | 菊地 直哉 | |
イ ビョングン(out) → キム デウィ(in) | 後半0分[交代] | |
後半6分[交代] | 成岡 翔(in) ← 川口 信男(out) | |
キム ナミル | 後半18分[得点] | |
後半18分[交代] | 村井 慎二(in) ← 太田 吉彰(out) | |
アン ヒョヨン(out) → サンドロ(in) | 後半25分[交代] | |
後半26分[交代] | カレン ロバート(in) ← 前田 遼一(out) | |
サンドロ | 後半35分[警告] | |
サンドロ | 後半41分[得点] | |
キム ナミル | 前半6分[警告] | |
キム ジンウ(out) → キム ドゥヒョン(in) | 後半18分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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チャ ボングン | 監 督 | 山本 昌邦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- ACL第4戦は、J1第6節新潟戦から中3日という強行日程でアウェイの韓国に乗り込み、強豪の水原三星と水原ワールドカップスタジアムにて19:00より行われる。注目のメンバーはGK川口(能)、リベロに金 珍圭、右ストッパーに大井、左に茶野。ボランチは右に菊地、左に服部。トップ下には藤田が入り、右サイドに太田、左サイドに西。ツートップは前田と川口(信)となる。
雨が心配されていたが、天候は晴れ。少し体感温度が低く感じられ、風もあり、黄砂が舞っている模様。ピッチの芝は長め。メインとバックスタンド併せて総勢100人ほどのジュビロサポーターも駆けつけている。
- 前半15分まで
- 水原ボールでキックオフ。ジュビロの立ち上がりは守備を整える。1分藤田 がドリブルで積極的にしかけファールで止められる。2分西→藤田→前田とつなぎ、センタリングをあげるも相手にあたりコーナーキック。3分西の右ショートコーナーから太田がクロスをあげるが、相手にあたる。菊地が頭であわせたボールをキーパーがはじいた所に藤田が押し込み待望の先制点をあげる。10分菊地が中盤で厳しくチェックする。11分前田のシュートはバーの上にはずれる。13分ロングスローからキム ドンヒョンがシュートするも川口がパンチングでクリア。14分水原のコーナーキックは服部がクリアして、太田がかけあがる。
- 前半30分まで
- 16分前田が前線からプレッシャーをかける。17分ナドソンがディフェンスの裏に飛び出すが、川口がスーパーセーブを見せる。この飛び出しにオフサイドの判定。20分35mからのフリーキックを金 珍圭が蹴り、前田に合わせるが、シュート打てず。23分ゴールまで25mのフリーキックをナドソンが強烈なシュートをはなつがゴールバーの上。25分太田がドリブルで右サイドを突破し、ファールをもらう。26分服部がクロスを上げ、金が競り、そのこぼれ球を川口 信男がトラップするがシュートは打てない。30分キム ドンヒョンが突破してくる。大井と茶野が対応して、菊地がカバーに入りクリアする。
- 前半45分まで
- 31分菊地が大きくサイドチェンジをして、太田につながるが太田はセンタリングを上げられない。34分ナドソンと茶野がボールのない所でやりあう。36分左から水原のフリーキック。クロスボールを川口 能活がパンチングでクリア。38分西が深いスライディングでボールを奪うと速攻をしかける。40分太田が仕掛けてコーナーキックを奪う。コーナーキックの際に太田が遅延行為でイエローカードをもらう。ショートコーナーから西のミドルシュートはバーの上。41分川口 信男が前線で起点を作る。42分菊地とナドソンがやりあい、お互いにレッドカードがでる。ロスタイムは2分で前半が終了。ジュビロは立ち上がりの5分でペースをつかみ、前半を通して試合をコントロールする。
- 後半15分まで
- 45分水原は後半スタートからイ ビョングンに代わってキム デウィが入る。47分水原の右サイドからクロスが入り、キム デウィが飛び込む。49分太田がDFラインまで戻りディフェンスした場面で太田が痛む。50分相手の11番が前線で起点を作る動きを見て川口 信男(out)→成岡 翔(in)。成岡はボランチに入る。53分藤田→太田→前田とつなぎ、太田が飛び出すがオフサイドの判定。55分茶野がタイトなマークで水原フォワードを自由にさせない。前田のワントップとなるが、前線で激しくプレッシャーをかける。58分藤田がマトのボールを奪うが、相手に捕まれて倒される。59分キム ドンヒョンのポストプレーからキム ジンウの強烈なシュートはゴール左ポストのぎりぎり外にはずれる。
- 後半30分まで
- 60分速攻から西が個人技で左サイドを突破してシュートするがブロックされる。62分水原の攻撃に勢いがでる。キム ナミルのミドルシュートがディフェンスにあたり、コースがかわってしまいゴールに吸い込まれ失点。63分太田に代わり村井が入る。西が右サイドに、村井が左サイドにポジションを変え、再び攻撃のリズムを立て直す。64分西の右コーナーは金がヘッドで合わせるがバーの上。65分ゴールまで25mの距離から水原のフリーキック。直接ねらってくるがバーの上。67分大井がバックチャージを取られフリーキックを与える。68分村井が左サイドを突破し、成岡へボールがでるが惜しくもオフサイド。70分水原の選手交代はアン ヒョヨン(out)→サンドロ(in)。71分ジュビロの選手交代は前田(out)→カレン ロバート(in)。カレン、藤田が前線からボールを追う。72分水原の右コーナー付近からのフリーキック。そこからボールを奪うと速攻。前線で藤田がボールをキープして成岡が飛び出し、藤田へ戻すが繋がらない。74分村井が競り合った際に、左肩を痛めピッチ外に運び出される。
- 後半45分まで
- 75分脱臼した肩をはめ込み村井がピッチに復帰する。76分ディフェンスラインが崩されるが、最後は大井のスライディングでなんとかクリア。77分西の左コーナーはニアの藤田に合わせるがゴールならず。78分カレンが左45度からシュートを放つがキーパー正面。79分成岡が足を引きずりながらプレーする。膝を痛めたようで思うように動けない。80分ペナルティー内で大井とサンドロが競り合いお互いが倒れる。これはサンドロのシミュレーションの判定によりサンドロにイエローカード。81分村井からファーサイドの西にクロスボールが通り、折り返せばカレンが中でフリーだったがゴールラインを割ってしまう。82分水原のコーナーキックは西がカットする。両チームとも攻守の切り替えが早くなっている。中盤の無い、激しいゲーム展開となる。83分キム ドンヒョンのジャンピングボレーに大井が顔面ブロック。成岡・大井・村井と身体を痛めながらも交代枠を使い切っているため交代できない。85分サンドロが左サイドから中に切れ込み右足でシュートし、ゴール右隅に突き刺さり、失点。87分カレンが強引にシュートを放つがキーパー正面。88分西が左サイドからセンタリングを上げ、ファーサイドの大井の頭に合うが、シュートできず。大井が前線に残り、パワープレーに切り替える。90分大井、カレンが粘り、金がミドルシュートを放つがキーパーがはじく。その弾いたボールに詰め切れずにクリアされてしまう。西が右サイドから切り返してシュートを放つがゴール右に外れる。金が左サイドで3人を抜き、折り返したボールに藤田がシュートを放つがバーの上。ここでタイムアップ。先制点をあげて、試合の流れも上手くコントロールしていた前半だったが、後半まさかの2失点によりACL予選敗退が確定してしまった。
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- まず、水原のチャ ボングン監督におめでとうと言いたいと思います。勝ち点3を目指して、可能性にかけて選手はよくファイトしてくれたんではないかなと思います。内容に関しては満足しています。すばらしいスタジアムとピッチで、本当にチャンピオンズリーグの上をかけて厳しい戦いだったんですけれども、その中で持ってるものは出せたんじゃないかと思います。
水原の選手は一人一人すばらしい選手で、我々はグループとしてどう戦うかということでやりました。研究はしているんですが、成果はでたが結果がついてこなかったのは残念です。
(崔 龍洙、中山がいたとしたらどうでしたか?)
それはわかりません。
(金 珍圭に関しての感想は?)
韓国の代表選手ですし、20才とは思えないポテンシャルもありますし、これから馴染んでくればもっと我々の力になってくれる選手だと思います。今日のプレーにも満足してますけど、コンビネーションが整えばそれ以上のプレーができてくると思ってます。
我々はこれで決勝トーナメント進出は閉ざされたわけで、水原のチームには是非我々の分も頑張って上に上がっていって欲しい。世界クラブ選手権も日本でありますので、日本に来てもらいたい。それがここで今日死闘を演じた我々の楽しみでもありますので、頑張ってもらいたい。
日本のみなさんに大きな目標が達成できなかったということで、ここのところ若い選手が中心にでているんですけど、新しいチームの方向性というのが少しずつでてきたので、この勢いというものを次につなげていきたい。その辺の確信というか、チームの方向性がいい方向に向いているという手応えが感じた1戦になった。
- 菊地 直哉
- 退場については(相手から先に仕掛けられたとしても)僕がいけないです
(この前の試合に比べて、相手のプレッシャーがきつくなかったのでは?)
うちが、プレッシャーで勝っていたと思います。前半狙い通りだったのですが、その良かった流れを崩してしまったのは申し訳ないです。
(今後のためには?)
今後に活かさないといけないし、2度とこういうことがないように…。やってはいけない場面だったので、本当に申し分けないです。
(こうゆう経験が今後の力になりますね。)
ある程度このメンバーでもやっていけると思うし、今出てないメンバーでも新しいジュビロになっていくと思うので。新しい形ができてきたので、気持ちを切り替えてやっていきたいです。
- 成岡 翔
- ここ数試合は入り方もよかったし、最初の動きも良く、いい形でゲームができてるんですけど、シュートまでもう少し数を増やして、あとは決定力だと思います。相手は少ないチャンスを1発で決めて、僕らはそのチャンスを外したということが結果に繋がってしまったと思います。
- 藤田 俊哉
- (良い時間帯に点がとれましたが)
前半までは完璧で、後半の少しまでは、みんなの意志統一ができていたと思うのですが、メンバー交代してからのサッカーが少し変わってしまったので、残念な結果になってしまったと思います。足の速い2トップを走らせて、相手の背後をつくという、シンプルに耐えて相手の裏をつこうと、あまりいろんなことをやらずに、シンプルな戦術が結構よかったんじゃないかなと思います。
信男(川口)が交代して1トップになってから、僕が2トップのような動きをすればよかったのか、それとも1トップの下に位置して、ゲームをコントロールした方がよかったのか、その辺が僕の反省する点だと思います。
(得点シーンは?)
まぐれです。ゴール獲る時に根拠はないから、なんか来るんじゃないかなという感覚的なものがあるから。どんな形でも先制点がチームにとれたことが、僕たちにとって良い出足だっただけに、90分間うまくサッカーをまとめたかったなと思います。
(何か手応えはありますか?)
負けた試合に手応えは感じないですね。やっぱり、勝って進みたいですね。そうやってサッカーをやってきたし、負けをきちんと反省して、次へいかさないといけないけど、どっちか選べるのなら、勝って進みたい。悪くても勝ちたい。
(退場で10人対10人になった影響は?)
ただ両チーム1人ずつ減っただけで、これが11人対10人とかだったら、また違うけど、あまり人数的な変化は感じなかったですね。
- 服部年宏
- 後半15分でちょっと守備の時間が長くなってきて、もっと積極的にいけたかなと思うけど、あの状況じゃしょうがなかったかな。
(先制点を取りましたが?)
もう最高だよね。時間的には最高だったし前半もいい形で終われて、いくつか他にチャンスもあったし。やっぱりがっちり組んでたから、多少は裏、裏という狙いだったけど、あれが一番向こうに効いてたからね。あの戦い方が15分ぐらい続けてそっからつなごうと思ってたけど、もうその時15分過ぎてたから疲れていて、足下、足下になってしまって、なかなかスムーズな流れにならなくて、前も疲れて身体張り切れないし、最後はちょっと疲れてきたけど、それでもやれてたからいくつかチャンス作れたというのは収穫だし、自分たちの自信にもなると思います。あそこでもう1点取れてたら本当にもっとよかったと思うけど、負けたというのは本当に悔しいですね。
(前半、菊地の退場によるポジションの修正は?)
直接(監督からは)聞いてなかったけど、(フォワード)1枚か、藤田をちょっと下げ気味にして、前田をトップ下に置いてワントップでねらう。残り時間短かったのでそれでいいかなと思ったけど。
このメンバーでこれだけできれば上出来だと思うし、若いやつは本当に自信もついたけど本当に悔しいと思うし、大井とかはこの試合を機にがらっと変わると思うし、もっともっとできる選手なんで。菊地にしても退場がなければって自分で悩むはずだから、またそういうことも成長していく上では必要だと思うので、色んな意味でいいゲームじゃないけど、印象に残るゲームになるかもしれないですね。