AFCチャンピオンズリーグ2005グループE第1戦
試合日時:2005年03月09日(水) 16時30分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 深センスタジアム
- 曇り
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- Rungklay Mongkol
- Permpanich Prachya
- Kunsuta chaiwat
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
Yong hai Zhang | 前半45分[警告] | |
Yi Li | 後半11分[得点] | |
Chen Yang(out) → Oyawole Djima Abiodun(in) | 後半13分[交代] | |
後半18分[交代] | 西 紀寛(in) ← 河村 崇大(out) | |
後半20分[警告] | 福西 崇史 | |
Wei feng Li | 後半20分[警告] | |
Ting Zhou | 後半21分[警告] | |
後半25分[交代] | カレン ロバート(in) ← グラウ(out) | |
後半31分[交代] | 菊地 直哉(in) ← 福西 崇史(out) | |
Ting Zhou(out) → Xiaolong Yin(in) | 後半35分[交代] | |
後半38分[退場] | 鈴木 秀人 | |
Fei Li | 後半44分[警告] | |
Yi Li(out) → Lin Yuan(in) | 後半44分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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Chi Shang Bin | 監 督 | 山本 昌邦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- ACL初戦、Jリーグ開幕から中3日で中国の地に立つ。完全アウェイのシンセンスタジアム。天候は曇りだが、気温が日本の春のよう。半袖でも大丈夫なくらい暖かい。ピッチコンディションは良いとは言えない。芝はボコボコで下の土も粘土のよう。ボールも走らない。平日の昼間とあって観客も少ない。メインスタンド含め2000人ほど。ジュビロサポーターは30人ほどが駆けつけてくれた。ジュビロのスタメンは開幕戦から中山に代わりグラウ、名波に代わり服部、そして右サイド西に代わり河村が入った。アウェイということでディフェンシブに行くようだ。相手は前日練習で中心選手の10番が怪我、そして7番の外国人選手がコンディション不足で出ない。高さはある。スタメンのほとんどが180cm以上でストッパーの選手192cmもある。高さでは勝てないが日本独特のスピード、そしてジュビロ磐田のパスサッカーでアジアを制したい。初戦のシンセン健力宝との試合がついに始まる。
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。服部→藤田→田中とまずボールを回す。ジンキュが足を引っ掛けられ倒れるとファール。しかし観客からブーイング。中国サポーターのヤジは厳しい。2分村井からのセンタリングに藤田が飛び出すがGKに防がれる。立ち上がりは福西、服部と下がりながらディフェンシブ。3分シンセンの攻撃は13番のトップ下から3番のFWへスルーパスが出る。しかし、ここは田中のオフサイドトラップに引っかかりオフサイド。5分河村が右サイドで激しくチャージこれはファールとなる。29番が左サイドから蹴る。中で3・9・2など長身が上がってくるがジンキュ・河村・田中・茶野でマーク。ここはしっかりクリアー。7分シンセンの右からのCK。29番がキッカー。ファーサイドで5番が落とし3番が詰める。決定的なシーンで佐藤がスーパーセーブ。続けてCKもまた5番。この選手のヘディングは要注意!中国代表キャプテンはやはり危険。9分ディフェンスラインから縦パス一本で9番のミドルボレー。ゴール上を越えるが危ない場面。10分グラウが中盤で倒されファール。これを服部が蹴りゴール前に上げる。チェヨンスが競るがクリアーされる。11分ジュビロの右からのCK。藤田が蹴りに行くが大ブーイング。そこから速攻を受ける。藤田も急いで戻る、サイドを崩しゴール前にセンタリング。ここはジンギュの高さが勝った!しかし危ないシーンが続く。12分またも左サイドからFK29番の蹴ったボールはディフェンスラインとGKの間。これは佐藤がパンチング。14分オフサイドの判定に茶野がついて行ったが相手の手で顔を殴られる。ここまではシンセンの勢いと高さにやられている。
- 前半30分まで
- ジュビロのディフェンスラインが下がっていく。16分シンセンの右サイドからFK。チェヨンスも戻り中を固める。こぼれ球を茶野が倒されながらクリアー。17分クロスボールに飛び出した佐藤がキャッチするが、頭を抑えて倒れる。ここでもシンセンサポーターの大ブーイング。相手のゴールキックを田中のラインに合わせ押し上げる。下がってきたディフェンスラインを整える。20分シンセンの13番がテクニックでジンギュと河村を交わしセンタリング。21分シンセンの左サイド12番がオーバーラップしミドルシュート。村井・河村も下がり5バック。その前に服部・福西と下がったポジションニング。ボールポゼッションは完全にシンセン。23分には2番のDFから右アウトサイドへロングパス。オフサイドになるがなかなかジュビロのボールにはならない。24分福西が相手と中盤でやり合う。両者が主審に呼ばれ注意を受ける。イライラしだすがここは我慢の時間。27分茶野がヘディングでクリアーすると村井がドリブル突破、30mほどを駆け上がる。28分ジンギュがプレスをかけ、河村が挟みボール奪う。28分相手のミスを逃さない藤田がボール奪い、グラウへ縦パス。ペナルティーエリアに入り込むが切り返しで取られてしまう。30分シンセン右サイドからのCK。中央でシンセンの選手がフリーになってしまう。ボーレーシュートを打たれるが佐藤が胸でブロック。胸も一緒に蹴られながらボールを弾いた。ここまでDFとGKで何とか防ぐシーンが多い。シンセンサポーターが盛り上がる。
- 前半45分まで
- オフサイドラインのギリギリで抜け出したシンセン9番が左サイドを突破中の3番へ合わせるが、GK佐藤が飛び出しキャッチ。33分左の村井からファーサイドのチェヨンスの頭に上がるが触ることができない。34分ジンギュが後ろから激しくプレス。35分服部が奪い村井へパス。ドリブル突破を仕掛けるが崩せない。36分12番から右サイドに出た9番にロングパス。田中がカバーするがCKとなる。37分中央で30番の選手が頭に合わせる。これを佐藤が飛び出すが相手にブロックされる。ボールがこぼれたところをシュートされるがゴール上。ゴール前の高さはやはり恐い。37分茶野が肘打ちを受け、顔面を強打。倒れ込みタンカで運び出される。再三肘を使ったプレーが目立つ。40分河村が右サイドをドリブル突破からセンタリングを上げるが、ブロックされ速攻を受ける。流れるようなパス回しで攻め上がられるが服部がプレスをかける。41分シンセン左サイドからCK29番の質の高いキックでヘディング勝負。こぼれたボールを福西が蹴りだしピンチを凌ぐ。藤田が中盤でボールを拾うとグラウが右サイドを突破、スタンドからはいくつもの笛の音がする。ジュビロボールのスローインになると中国サポーターの大ブーイング。44分河村から大きなクロスボールがチェヨンスに上がる。距離があったが直接ヘディングシュートを狙う。44分グラウが中盤で足をかけられ、相手8番にイエローカードが出る。前半は終始シンセンペース。やはりアウェイでこの高さある攻撃を凌ぐのはかなりの集中力がいる。後半、少ないチャンスをものにしたい。厳しい試合ということは確かだ。
- 後半15分まで
- シンセンボールでキックオフ。両チーム交代なし。後半も立ち上がりは縦へのロングボールを入れてくる。高さで勝負しディフェンスラインを下げていく。3分服部→藤田→グラウ→福西→グラウでシュートまで行く。ロングシュートだったが打つことで相手ディフェンスが変化するはず。後半はジュビロの攻撃も見られそうだ。7分オフサイドラインギリギリに立ったグラウへ村井から縦パスが出る。センタリングを福西がファーサイドで頭に当てるが折り返せない。8分シンセン2番がミドルシュート!ゴール上を越える。9分左サイドから中へドリブル。29番がペナルティエリア内に入りシュート体勢、こぼれ球を9番がシュートするがジンギュがスライディングカット。10分CK、29番が蹴りニアサイドで9番が頭で合わせる。ついにヘディングで失点。11分シンセンの7番がユニフォームになりスタンドが盛り上がる。代わるのは3番。ジュビロも西がアップのピッチを上げる。13分服部からの縦パスに村井がトラップするとバックチャージ。しかしノーファール。藤田がトップ下の位置を高く保つ。グラウ・チェと連携する。14分シンセン中央でパスを繋ぎ右サイドへそこからのセンタリングに7番がシュート!田中に当たりCK。15分西がユニフォームになる。
- 後半30分まで
- 16分左サイドから村井のFK。ジンギュの頭に合わせこぼれを藤田がそしてチェが粘り河村がループシュート!しかしバー直撃。17分河村に代わり西が入る。ポジションはそのまま右サイド。19分福西と5番がアフターやり合い、お互いにイエローカード。そして20分にはコーナーで西に対しファール。12番にイエローカード。21分西が右サイドからドリブル突破ファールを誘う。FK、グラウが右サイドから蹴る。クリアーされたボールを村井が再び中に上げるが田中がオフサイド。西が精力的に動きゴールへの意識が高まる。24分チェがゴール前に飛び込む。こぼれ球を村井が強烈なミドルシュート!これはブロックに当たる。24分グラウに代えカレンを投入。シンセンの長身DFにカレンのスピードで対抗する。中盤が広がり、シンセンのパスワークも遅くなる。田中がラインをコントロールしながらロングボールをケア。28分左からのセンタリングも茶野がクリアー。28分崔が右サイドから個人技のドリブルで中に入ってくる。しかしシュートは打てない。福西のポジショニングも高くなってくる。29分服部がボールを奪うとカレンに当てる、服部に戻し藤田へ当てる、逆サイドからジンギュがオーバーラップするが繋がらない。残り15分。ベンチでは菊地が準備、代わるのは福西。
- 後半45分まで
- 31分右からのCK、藤田が蹴りチェの頭に合う。ゴール枠へシュートが飛ぶが惜しくも右に外れる。33分西が左サイドに出る、村井とコンビネーションでセンタリングまで行くがカットされてしまう。34分シンセンが14番の左サイドバックを投入。35分カレンがコーナーまで追う、菊地がクロスボールを頭でカットする。36分シンセンの選手がジュビロベンチ前でスローインを遅らせたのに対し、ベンチから鈴木が飛び出し手を出してしまう。ベンチの鈴木にレッドカード!スタンドから鈴木に対し大ブーイングとペットボトルなどが投げ込まれる。40分菊地が身体を張り、村井へ渡す。縦パスにチェヨンスが反応し足を投げ出しシュート!シュートはゴール右に外れる。チェが足を押さえ倒れる。タンカで運び出されドクターが走る。41分藤田のCKにジンギュと田中が競るがシュートにならない。42分ゴールまで40mの位置から西がゴール前にボールを入れる。茶野がGKと競りファールとなる。このプレーでGKが倒れたまま起き上がらない。時間をかけてプレーする。44分シンセンが9番を下げ22番を投入。チェが足を引きずりながらグラウンドへ戻る。ロスタイムは4分。茶野がディフェンス、菊地が運びクロスボールにチェとカレンが入るが繋がらない。シンセンの7番が足を押さえ倒れたまま起き上がらずゲーム止まる。西のスローインから始まる。ロスタイム服部・カレンが粘りCKを奪う。藤田が蹴りファーサイドで茶野が倒される。しかしボールはシンセンで始まり。時間が過ぎる。そしてここで試合終了。ACL開幕戦はシンセンの高さにやられた。ジュビロイレブンはすぐにピッチを後にする。切り替えて日曜日のJリーグへ向かいたい。
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- 結果が出なかったのは残念。この後があるので頑張りたい。会場にコインがたくさん飛んできたんで怪我しなくて良かった。
Q.主力抜きでの戦いが敗因では?
選手は誰がプレーしてもそんな大きな差は無く、よくやってくれた。我々のスタイルは出せないまま終ったが、選手はよくやってくれた。ホームでの試合があるんで、そちらで巻き返したい。アウェーですから当然移動や暑さはある。それはどこのチームも同じ条件だ。これからがACLの本当の戦い。ホームでは我々の本当戦いをしたいと思います。
前半は0-0狙いで入って、別にいいサッカーではなくルーズなサッカーで前半0-0でいって、後半巻き返そうと。点を取られたけれど、そこまでは戦い方としては狙い通りだったので、チャンスはあったんですけどね。残念です。失点を除いてはね…
コンディションに差があった。ウチは4日前にJリーグを戦っているが、相手はフルにこの試合に準備をしてきた。アジアはこういう試合が続くので、選手のコンディション自体も体がキツいと思う。
Q.自分の思ったようなプレーができない選手が多かったのでは?
こういう環境の中で、思い通りに自分たちのサッカーをするのは大変なんだ。1-1で最後終わりたかった。残念だ。
- Chi Shang Bin監督
- ホームゲームで沢山いいチャンスを作った。選手たちが最大の努力を出しきった。ACLはまだ始まった段階だし、対戦相手はみんな弱くは無い。これを良いスタートとして、また頑張りたい。
- 福西 崇史
- Q.前半は抑えて、後半勝負というゲームプランだった?
後半の相手が落ちたところに、リスタートでやられたから。ゲームプランとは違う形になりましたけど。
Q.失点シーンは?
僕も自分のマーク付いてたからわからないけど。
Q.芝生に関しては?
中国の芝生ですからね。(ボールを)繋ぐには難しい芝生でしたけど。
Q.0-1の結果に関しては?
最初ですから、深刻になるほどのことはないと思いますけど。
- 服部 年宏
- セットプレーだけだからね。セットプレーに関しては修正するしかない。
Q.芝に関しては?
芝はちょっとグラウンドが悪いので。うちもボールを繋げないと、ボールのキープ率をあげないとうちのサッカーが出来にくかったので、縦へ縦へ入れたけど向こうも跳ね返すから。
先にセットプレーでも何でもいいから1点とりたかった。前半は0-0でもOK。西を入れた時点で攻めの姿勢は出ると思うし、そういう交代だったと思う。
ホームで勝つしかない。まだ続くので頑張ります。
- 藤田 俊哉
- どんな形でも勝てるようにしたい。芝が悪いっていうのもそんなに気にならないし、相手にとっても悪いんだし。結果を残したい試合だったけど、少なくともポイント1を、ドローでもいいからっていう試合を考えてたけど、一番痛い取られ方をした。こういうの(セットプレーでの失点)はあっちゃいけないけど、こういうのはサッカーによくあるから、これから続く試合ではそういうところを充分気をつけて、残りの試合は全て勝っていくようにしていきたい。1チームしかあがれない予選なので、その辺を充分に考えてやりたいなと思います。