2005 J1第22節
試合日時:2005年09月03日(土) 19時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 大分スポーツ公園総合競技場
- 28143人
- 27.4℃/69%
- 晴/無風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 田中 賢二
- 穴沢 努
- 安食 弘幸 / 岡野 尚士
- 小川 直仁
- 竹中 美樹
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
高松 大樹 | 前半30分[得点] | |
吉田 孝行 | 前半32分[警告] | |
前半34分[得点] | 前田 遼一 | |
前半39分[交代] | 大井 健太郎(in) ← 茶野 隆行(out) | |
高松 大樹(out) → 山崎 雅人(in) | 後半2分[交代] | |
後半5分[警告] | 村井 慎二 | |
後半14分[交代] | 船谷 圭祐(in) ← カレン ロバート(out) | |
吉田 孝行(out) → 木島 良輔(in) | 後半24分[交代] | |
後半31分[交代] | 中山 雅史(in) ← 崔 龍洙(out) | |
柴小屋 雄一(out) → 西野 晃平(in) | 後半39分[交代] | |
後半44分[得点] | 金 珍圭 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アーリ スカンズ | 監 督 | 山本 昌邦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第22節、アウェイ大分スポーツ公園総合競技場・ビックアイにて19時キックオフされる。天候は晴れ、風も弱く残暑厳しい気候となっている。スタジアムの構造上、少し蒸し暑さを感じる。芝は短めで茶色く地面がところどころに見える。選手たちはスタジアムに到着するとそれぞれでピッチコンディションをチェック。試合前からコンディションを整えアウェイのピッチに早く慣れようと準備をする。スタンドには多くのトリニータサポーターが詰め掛ける。ジュビロスタンドには200人ほどが遠くから駆けつけてくれ選手たちにパワーを送ってくれる。選手たちはいつもの通り、控え室でスタンバイ。怪我人が多いチームをどう整えるか!?キーマンは誰なのか!?注目度の高いゲームとなりそうだ。川口(能)・鈴木・服部・名波・西・成岡ら出場できないメンバーのためにもこの試合に出る選手たちの気持ちは高ぶっている。GK佐藤に鉄人DF田中・茶野・金、ボランチには福西と河村が入り。右の太田と左の村井は不動。そして大注目なのがFWカレン・前田・崔龍洙。どんなフォーメーションを組んでくるのか!?どんなサッカーを組み立ててくるのか!?楽しみだ。ベンチの中山・川口(信)・船谷・大井・松井と新しい驚きな展開になるかもしれない。とにかく今日の注目は崔龍洙からのポストプレーに前田・カレンの動き。先制点を取れば結果が出る!
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。蒸し暑いスタジアムにトリニータの応援が響く。福西・河村のポジションでボールを奪い、カレン・前田が前へ運ぶ。福西が身体を使い相手の攻撃を防ぐ、なかなかゲームの主導権を掴めない。5分大分の右からのクロスボールを太田がクリアしCKとなる。最初のセットプレーはニアで太田がクリア、カレンへ繋ぎ速攻をしかける。崔龍洙に当て、逆サイドへ展開。村井のクロスには前田が合わせられない。7分中盤で細かいパスを繋がれ、吉田からマグノアウベスへラストパス。シュートはゴール右に外れるが危険な展開。大分は3バックだが、5バック気味に下がっている。8分ゴール正面35mの位置で福西がファールを受ける。FKは金が直接狙う。強烈なシュートはゴール右ポストを直撃。悔しがる金。9分には崔龍洙のポストプレーから福西のミドルシュート!しかしゴール上を越えてしまう。10分大分のロングボールがDFとGKの間に落ちる、佐藤が飛び出しヘディングでクリア。11分にはカレン→太田→前田→崔龍洙→前田と繋ぐがシュートが打てない。12分左サイドからFKを蹴られる。中で高松が飛び込むがオフサイド。14分相手の素早いリスタートも茶野がケア、集中したディフェンスが続く。
- 前半30分まで
- 16分高松をターゲットにしてくる大分の攻撃に田中が厳しくプレスに行く。18分村井が個人技で左を突破、中に合わせると崔龍洙が飛び込んでくる。ゴールは高く上がってしまい、GKにキャッチされるが良い展開。19分高松が強さを見せ強引にシュートを放ってくる。ゴール左に外れるがケアしたいところ。20分縦パスにカレンが飛び出す、オフサイドラインギリギリで出たカレンは中を見てセンタリング、2列目の崔龍洙にフリーで合わせるがシュートミス。ゴールが決まらない。22分福西→河村→崔龍洙と渡りセンタリング。DFのブロックに当たる。23分ペナルティアークの場所で崔龍洙とカレンが交差する。ラストはカレンが右足シュートを放つがミートしない。25分速攻から村井→太田→前田と回すがシュートまでは行けない。26分左からのCKを村井が蹴る。27分村井→前田→カレン→崔龍洙と細かいパスを通すが崩せない。28分太田→河村→カレン→村井でシュートを打つがDFに当たってしまう。29分マグノアウベスがディフェンスラインギリギリで走り出す。茶野がマークしGK佐藤がカバーしっかりディフェンスが出来ているがこの動きは気を付けたい。30分大分の右サイドからのセンタリングに最後、高松がシュート!先制点を決められる。
- 前半45分まで
- 33分前田がシュートを打てず、福西がカバー、ワンツーを狙い突破を仕掛けるが合わない。逆に速攻を狙われてしまう。34分右の太田からのクロスをファーサイドで崔龍洙が頭で落とす。PKスポットの位置から前田が豪快に右足ボレー!ゴールネットを突き刺し同点。35分太田がシュート体勢に入るが打てず外にいた崔龍洙がファーサイドの前田に合わせる。DFと競るがシュートとなならない。37分茶野が相手の前に出てカットをした際、左腿裏を痛めピッチの外に出る。ベンチ裏では大井がアップを開始。39分倒れ込んだ茶野がタンカで控え室まで運ばれる。大井がピッチひ入りそのまま左ストッパーへ。41分大分が左右両方から続けてCKを蹴る。しっかり中でガードしクリア。43分大きな展開から村井が左サイドを駆け上がるがファールとなってしまう。44分村井が相手と脛をぶつけ倒れこむ。前半ロスタイム1分。1-1のまま前半終了。またしても怪我人が出てしまった。この試合は勝ちたい!
- 後半15分まで
- 1分村井がいきなり倒れこみタンカで運ばれる。2分大分もトラブルか!?高松が交代、山崎を入れてきた。この交代がどうゲームを動かすか!?ジュビロは前田と福西で中盤を組み立てる。何とか崔龍洙へボール入れカレンの突破へ繋ぎたい。5分左サイドで村井がファールをしてしまいイエローカードを受ける。6分大分の右サイドからFK。8分マグノアウベスが右サイドで突破するも大井が厳しくチェック。9分中盤でボールをキープ、ボール回しを開始するが大井がミスし速攻を食らう。10分村井が左サイドからセンタリングを上げDFに当てる。CKを奪う、そのまま村井が蹴るが中で始まれる。11分磐田ベンチで船谷が準備する。12分大分の速攻から吉田のクロスボールが上がるが中には合わせない。13分交代するのはカレンのようだ。14分大分の左サイド、根本からクロスボールに山崎が合わせて来るがオフサイド。15分船谷を入れ前田をFWへ上げる。船谷がトップ下になり崔龍洙と前田に合わせてゴールを狙う。
- 後半30分まで
- 19分福西がボランチの位置でディフェンス、船谷へ繋ぎ外に叩くが足もをすくわれファールを受ける。前田が前線から運動量で守備をする。福西の位置でボールを奪い船谷の飛び出しを見てラストパス。ジュビロの中盤でパスを回すことができるが速攻で大分がチャンスを作ることが多い。大分ベンチが再び動き出す。木島を準備させる吉田をアウトさせ、木島を投入。24分太田がサイドを駆け上がり中の前田へ合わせる、流れたボールを逆サイドで村井がボレーシュートするがミートせずゴール上を越える。25分右コーナー付近で木島と大井が対決、ファールを取られFK。中央へ蹴られたボールを佐藤がパンチング、流れたボールに大分の選手が反応するがシュートにはならない。28分大分の左CK、中で金がヘディングクリア。ピンチを凌ぐ。ベンチでは中山がスタンバイ。動かないゲームを中山の力で何とかして欲しい!
- 後半45分まで
- 31分崔龍洙に代わり中山投入!前田との2トップ、その下に船谷が陣取る。残り15分、次の1点が貴重になりそうなゲーム展開。両チーム、大きな展開が多くなってきた。大分の速攻が出れば、次は磐田の速攻。中盤の無い展開が多くなってきた時間帯。ロングボールに中山、こぼれたボールを金がロングシュートという流れ。どこで均衡が破れるか!?38分船谷へボールが入り攻撃、福西・田中も上がっていたため速攻が恐い。39分一発でマグノアウベスの足元へ入るが金がブロック。大分ベンチが西野を投入。ラスト、フォーメーションをいじり勝負に来た!42分右の太田からサイドから中へドリブル、ラストパスを送るがカットされる大分の速攻から、逆サイドの代わって入った西野に渡りミドルシュート!これがゴールバー直撃しスタジアムが沸きあがる。44分左サイドで得たFKを船谷が蹴り中央で金の頭に合う。しっかり叩きつけたシュートがゴールネットを揺らし逆転!この時間に取ったのは大きき。ロスタイムは3分と表示。磐田は時間を使う。試合終了!大きな大きな勝ち点3を奪い戦いを終えた、この勝利を次に繋げたい。最後まで諦めなけらば何かが起こる!
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- 本当に厳しいゲームで、勝ち点3を取れたことは我々にとってはよかった。大分も監督さんを交代して、選手の勝ちたい気持というか、すばらしい闘志に立ち上がりから押され気味で、攻めの意識も高かった。内容的にはどっちが勝ってもおかしくない内容だった。
もう少し中盤でスペースを活用してボールを回したかったんですけど、ピッチの状態もあってシンプルなパス回しができなくて苦しんだ。サイドの崩しが効果的にできなかったことが、得点をもう少し取りたかったんですけどできなかった。いずれにしても我々としては、この勝ち点3というのは若い選手が点を取ってますし、このムードを大事に次節に向かいたいなと思います。この暑さの中で、ピッチ状態も含めて非常にタフなゲームだったですが、なんとか結果がでたということと、サポーターの皆さんにはお互いが勝ちに行くという姿勢の中で、激しくて見応えのあるゲームだったのではないかと思います。
- アーリ スカンズ監督
- 皆さん知っての通り、今週は色々ありました。来週から新しいブラジル人の監督が来ると思います。選手にとってもすごく難しい状況であります。それを踏まえて見ると、良くやってくれた。残りわずかの時間に失点をして悔しいです。立石コーチとゲームプランを練ったのですが、良い形で進めたのではないでしょうか?特にホームゲームなのですが、システムを変えてやっていこうと言いました。自分たちの順位も考えてです。ホームなので、もう少しリスクを負ってスリートップでやりました。スタートは3-4-3の布陣で、ボランチの選手がすごく重要になってきます。最初の12分はナーバスになっていたと思います。エジミウソンと川田なんですが、戦術的な部分で良いゲームをしてくれた。川田は若い選手です。今日みたいな戦術的な部分ができれば、今後すごく楽しみだと思います。
しかし、最終的には結果です。最後の所でリスクを負って、ディフェンダーを一人外してフォワードの西野選手を入れたということです。他の選手はなんでディフェンスの選手を外したのか?という色んな考えがあるかと思います。例えば西野選手がシュート打って、ポストに当たったシーンですが、シュートが入っていれば勝っていたかもしれません。負けというのは悔しいです。変に聞こえるかもしれませんが、自分と立石コーチはこの試合に関しては満足しています。
- 前田 遼一
- Q.得点シーンは?
龍洙さんのボールがよかったので、練習でもあんなにうまくいったことないくらいでした。ふかさないようにだけ考えて、枠に飛んだのでよかったです。
後半結構相手ペースだったんですけど、そういう中でセットプレーから追加点とれたのは大きいと思います。もっともっと点を取れるように頑張りたいです。
- 田中 誠
- とりあえず、勝ち点3が取れてよかったです。
Q.相手が3-4-3という布陣でしたが?
どうしても捕まえきれないというか、同数になることがあるので、その時は攻撃の方が有利になってしまうので、少し怖かったですけど、相手に点を取られてからは修正して、ボランチを1人余らせてうまく機能しました。チャーボー(茶野選手)も残念ですけど、またチャーボーの分まで頑張って、今ケガしている選手も復帰してくると思うので、今いる選手で頑張るしかないですね。
- 福西 崇史
- Q.ボランチが守備的でしたが?
相手がカウンターというのもわかっていたので、後ろは3人残っているので、3人+ボランチの1人ということだったので、その仕事をしていました。相手も残るし、こぼれ球だけは注意して。
後半、前戦の足が止まった分、ボールがまわらなかった。最後の方は点を取らないと、というのもあって、バランスを完全に壊さずに。
Q.逆転勝ちは大きいのでは?
いいんじゃないですかね。勝って終われたということで、すっきりするだろうし、みんなで勝ち取ったのではないでしょうか。上位をどんどん潰していかないといけないので、負けられないですね。
- 金 珍圭
- Q.同点シュートとなるシーンで、アシストしてましたが?
A.試合前に崔 龍洙選手と話し合って、自分がボールを持ったら崔 龍洙選手は外に回りながら前に抜けるようにという約束をしていて、その約束通りのプレーができてよかった。
Q.得点シーンで、船谷選手からのフリーキックに関しては?
A.自分の所にボールが来るとは思わなかったですけど、ディフェンダーが前の選手について行って、自分も前に行くフリをして、ちょっと戻ったらフリーになったので決めることができた。
Q.ジュビロに来て、Jリーグ初ゴールですが?
A.自分はディフェンダーなので仕事は守ることですが、点を入れることはすごく嬉しい。次からはもっとディフェンスも頑張ります。
- 船谷 圭祐
- Q.FKのシーンは?
村井さんと話して、俺が蹴るという風になりました。フリーで蹴れるわけだし、昨日セットプレー練習していたので。
監督から終盤でタメを作れと言われていて、ボール受けて、最後ラストパスが相手にひっかかってしまいましたね。