2005 J1第18節
試合日時:2005年07月24日(日) 19時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 名古屋市瑞穂陸上競技場
- 16483人
- 26.6℃/74%
- 晴/弱風
- 全面良芝
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 村松 幸雄
- 扇谷 健司
- 原田 秀昭 / 抱山 公彦
- 今村 義朗
- 渡辺 輝久
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
中村 直志 | 前半16分[得点] | |
藤田 俊哉 | 前半38分[警告] | |
前半44分[警告] | 前田 遼一 | |
後半0分[交代] | カレン ロバート(in) ← 中山 雅史(out) | |
中村 直志 | 後半8分[得点] | |
後半10分[警告] | 鈴木 秀人 | |
豊田 陽平 | 後半13分[警告] | |
後半19分[交代] | 河村 崇大(in) ← 福西 崇史(out) | |
後半30分[交代] | 川口 信男(in) ← 名波 浩(out) | |
豊田 陽平(out) → 中山 悟志(in) | 後半35分[交代] | |
中山 悟志 | 後半39分[警告] | |
後半42分[警告] | 川口 信男 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ネルシーニョ | 監 督 | 山本 昌邦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第18節、ここから2順目の戦いが始まる。HOT6と題された7月の連戦もこの試合でJリーグは落ち着く。波に乗ってきたジュビロサッカーで今日も勝利を収めたい。会場はアウェイ瑞穂競技場。天候は曇りで風が少し吹き、この時期にしては少し涼しさも感じる。ピッチコンディションも良好、そして何よりサポーターが集まっている。その理由はひとつ、名古屋の藤田俊哉と対戦できるという期待だ。12年いた磐田から離れどんなプレーを魅せてくれるのか!?選手・スタッフも楽しみにしている。期待が大きい分、絶対に負けたくない気持ちも大きい。相手はひとりではないがやはり意識はしてしまう。磐田のメンバーはいつも通りのベスト布陣。GK川口能活、DF茶野・田中・鈴木、ボランチに服部・福西、右に太田、左に村井、トップ下に名波。そしてFWは中山・前田。選手のモチベーション、フィジカルコンディション共にバランスのとれた最高な準備が出来ている。ベンチのメンバーも含め注目したいところが多い。初代表に選ばれた村井、藤田と大学生時以来の対戦となる名波、そしてまだまだ日本トップクラスを維持する中山、そして代表間近の活躍を魅せる前田の力が今日もポイントだろう!山本監督の采配もズバリ的中しているリズムを今日も発揮したい。1点でも多く名古屋より点を取る。それだけが今日のテーマ。ジュビロ磐田というチーム力を見て欲しい。
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。田中・福西と守備を固め、前田・中山で前線を引っ張る。
1分名古屋の右サイドを藤田が駆け上がる。センタリングを上げられるが中でしっかりクリア。やはり名古屋の藤田に要注意。
3分村井→福西→茶野→名波→鈴木→太田と展開。
4分右CKを名波が蹴る、中で茶野が競るが弾かれる。
5分茶野から縦に前田を見る。立ち上がりは深さを作りスペースを開く。
6分鈴木がコントロールミスし名古屋の豊田にボールを奪われるが自らでケア。落ち着いた守備を見せる。
7分福西が中盤で両サイドにボールを振り分ける。
7分前田と中山のコンビネーションで突破、名波が2列目から飛び出し勝負するがシュートが打てない。
9分名古屋の藤田が2列目から飛び出す、オフサイドトラップで防ぐが要注意。
11分名波がヘディングで競り合い中に合わせる。跳ね返ったボールを拾い再びコントロールするが藤田がディフェンス。名波vs藤田がおもしろい!
14分中盤で福西がボールを持つと右の太田がフリーで飛び出す、そこにしっかりインサイドでボール入れゴール前に3人が入り込む。クロスボールを上げるが届かない。展開は悪くない、ここまでは磐田の中盤が支配している。
- 後半30分まで
- 17分一瞬の隙を突かれる。名古屋の右サイド、中村が大外でボールを受けるとそのまま中へドリブル、茶野と1対1になるがフェイントに引っかかりシュートを許してしまう。そのままニアにぶち込まれ先制点は名古屋。【1-0】
まだまだ慌てる時間ではない。リズムは磐田にある。注意したいのは藤田の真ん中+右の中村、左の本田。
21分福西がドリブルで崩し、前田に当てる、名波に落とし、左の村井へ展開、センタリングを前田がドンピシャのヘディングでシュートするがGK楢崎のファインセーブにゴールならず。
23分名波→中山→前田→太田でセンタリング。しかし中に合わない。
24分名古屋の右サイド杉本がオーバーラップしてくるが村井が対応、自由にさせない。
25分太田と福西で右サイドをワンツーで崩すがタッチラインを割ってしまう。
26分再び名古屋の中村がディフェンスラインの裏へ飛び出してくる。オフサイドにはなるが裏への飛び出しに注意したい。
28分前田が前線で起点になり名波へループパスに中山が胸で落とし太田がシュート体勢に入るが打てない。こぼれ球を服部が胸トラップからボレーシュートを打つがゴール上を越える。
29分中山のポストプレーから太田が強烈なミドルシュート!しかしこれは楢崎のファインセーブ。なかなかチャンスを生かせない。
- 前半45分まで
- 31分村井のバックパスをGK川口が処理、FW豊田に詰められるがクリアー。簡単にクリアーしておきたいところ。
33分名波と福西、太田で右サイドを崩す、名波・福西が身体を張り最後まで粘るがシュートを筒とところまで行かない。
34分太田のセンタリングにニアで前田が飛び込む、GK楢崎と交錯するがボールは外に弾かれる。
36分村井→名波→中山と左サイドで作る。
36分前田から中山と縦の関係で突破、折り返しに名波が入るが繋がらない。
38分名古屋の藤田が福西と競り合う、ドリブルで藤田が突破するが服部がブロック、こぼれたボールそ鈴木が拾うと藤田がたまらずファール。イエローカードが出る。
39分再び名古屋右サイドの中村、右サイドを突っかけ折り返す、中に合えば決定的だったがボールは逆サイドまで流れる。中村の起点をケアしたい。
42分名波がボールを持つと福西が押しあがる、村井に一度当て福西に渡ると縦に勝負するが崩しきれない。
43分茶野のパスミスを拾われ名古屋に攻め込まれるが落ち着いて守備。
44分鈴木が右サイドをオーバーラップ、コーナーで勝負するが鈴木のファールを取られてしまう。
44分前田が前線でボールを追いかけている場面でイエローカードが出る。
前半ラストプレー、名古屋の右からのCKとなるが名波がニアでクリアーし前半終了。リズムは悪くないまだまだ勝負はこれから。
- 後半15分まで
- 後半スタートから中山に代わりカレンを投入。あとの布陣は同じ。名古屋の交代はなし。
1分太田のクロスに前田が飛び込むがキーパーチャージを取られてしまう。前線からカレン・前田・名波でボールを追う。
2分村井がボールを奪うと縦に動いた前田へパスが出る。前田が勝負しボールが中へこぼれると太田中へ、カレンがGKの前で競るがそのポジションにオフサイドの判定。
3分カレンが中央をドリブルで突破しミドルレンジからシュート!ゴールマウスを捕らえられないが良い展開。
4分名波が左でボールをキープ、村井がタイミング良く飛び出す。村井に渡りセンタリング、ニアで前田が合わせるがボールはゴール右に流れてしまう。展開は最高だったがフィニッシュが決まらない。
7分名古屋の左、本田が個人技でクライトンに繋ぐ、ミドルレンジから強烈なシュートを打たれるがGK川口の正面。
8分には太田のクロスにファーサイド田中が頭で合わせる。しかし中の福西には合わない。
9分名古屋の左、本田がボールを持つと中村が中央を飛び出してくる。キレイに繋がってしまいシュートはGK川口の股を抜けてしまう。追加点は名古屋。2点のビハインドをどう跳ね返すか!?ここから難しい勝負となっていく。【2-0】
13分名古屋の左サイドで本田が飛び出す、田中がスライディングするが本田がそこでシュミレーション!引っかかる前から倒れており本田にイエローが出る。
15分、名古屋の攻撃、藤田から左の本田へ出るとセンタリング、豊田が合わせシュートとなるが川口がセーブ、決定的なシーンを凌いだ。
- 後半30分まで
- 磐田ベンチが動き出す、スタッフがボールを使い河村を呼び出し指示を出す。
18分名波のループパスに福西が飛び出す。しかしこれはオフサイド。河村がユニフォームになり交代はボランチ福西。
20分本田を中心に名古屋の中盤で細かいパスが回りだす、クロスボールに中村が飛び込むがGK川口がキャッチ。河村の守備から切り替えの早い攻撃を仕掛けようとするが太田のセンタリングは跳ね返される。
24分太田のシュートをカレンが頭で流し前田が反転しながらシュートを打つがオフサイド。
26分名古屋の右サイド杉本がオーバーラップしシュートを放つが川口の正面。
26分クライトンのセンタリングを村井がカットしCKとなる。
28分磐田ベンチが再び動く。川口信がユニフォームになり監督の指示を受ける。交代するのは名波。山本監督は前田に向かい3本の指を立てた。前田が中央に立ち、左にカレン、右に川口信と攻撃的な布陣へと切り替える。
- 後半45分まで
- 32分川口信から前田へクロスボールを上げる。
34分カレンが右からドリブル、太田のサポートを使い大外の川口信へセンタリングを上げるが合わない。
35分名古屋ベンチが動き出す。中山悟志が準備、代わるのは豊田。前に大きな大きな選手を入れターゲットを作る。なんとか磐田も前で起点を作りたいところだが、中盤でパスが回らない。
38分鈴木→太田→川口信と右サイドを縦に繋ぐがタッチラインを割ってしまう。
39分鈴木がクリアーするところに中山が足を上げて飛び込んでくる。イエローカード。
39分藤田を中心に名古屋が攻めてくるが中を固め、最後は服部がカットし前に繋ぐ。
40分左サイドで村井と前田で崩す。中央を河村が飛び出しパスが出るがシュートが打てない。
41分本田がボールを持ち中山が飛び出す。名古屋はこのパターンで残り5分攻めてきそうだ。
42分太田のクロスに中で前田とカレンが交差しマークを外すが合わない。
43分前田がセンターラインから個人技でドリブル突破、ラストパスをカレンへ出すが楢崎の飛び出しに防がれる。
ロスタイム3分。
最後まで前田が攻守共に運動量豊富に動く。右に出た河村が相手に競り勝ちセンタリング、ファーサイドにフリーがいたがDFの山を越えることが出来なかった。ノーゴールで試合終了。
悔しい試合、悔しい結果となった。来週はプレシーズンマッチ、レアル、バイエルン戦が待っている。再びJリーグ再開するまでの時間、足りないところを修正チーム力を上げたい。ジュビロサポーターからは大きなブーイングが出た。試合後、藤田俊哉が磐田サポーターへ挨拶に行くシーンも見られた。次の対戦の時には絶対に勝ちたい!
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- チャンスはあったんですけど、点を取れるときに取りきれなかったという所が全てじゃないかと思います。少し集中力が欠けたようなプレーもあった。疲労もあるのでしょうがないが、痛い負けであることは間違いないと思います。
この後のスケジュールもあって、ちょっと集中しきれなかったことがすごく残念です。チャンスも作れたし、形も出来上がっているので、今日のゲームで言うともう少しいい状態でプレーできたらよかった。技術、戦術という問題よりも集中が欠けてしまったのが残念です。ナビスコも始まるので切り替えていきたい。
- ネルシーニョ監督
- 今日の相手は技術的にいいチームで、質の高い選手もそろっているので、それに対して名古屋のできはよかった。立ち上がりはしっかりできたが、1点目入った後にジュビロにスペースを与えてしまって、ジュビロは上手い選手が多いので、スペースを与えると危ない場面を作られてしまう。何度か危険な場面があったが、ディフェンスラインと楢﨑で止めることができた。
ハーフタイムの時にマークの修正の指示を出しました。名波、福西、服部選手がスペースを使って、攻撃の組み立てから危ない場面を作ってたので、そこのマークをもっと厳しくしなければいけないということと、ボールが逆サイドにある時、特に本田とクライトン側でものすごくマークが甘かった。本田にはボールが逆サイドにあるときにはちゃんと中に入って、スペースを埋めておかなければいけないということを言って、そこでボールを奪った時にカウンターも仕掛けられるように。その指示どおりやってくれたので、後半はものすごく落ち着いていた。
- 田中 誠
- 名古屋の攻守の切り替えが速くて、ジュビロもいいところまで攻めても、中でしっかりブロックされて、そこからうまく繋がれて、前線の動き方もよくて、裏を狙われてしまった。名古屋のゴール前のブロックを崩せなかったのが敗因かなと思います。
- 名波 浩
- 相手に2点目を決められるまでは、ジュビロも良いサッカーをしていたし、そこで点を取れなかった自分たちが悪いし、この中断期間にまた修正したいと思います。個人的には、もっと相手が繋いで、攻めてくると思ったのですが、前節とは全く違うチームで、非常に気持ちも入って強敵だったと思います。
(藤田選手が入って名古屋の印象は変わりました?)
個人的にですけど、俊哉はまだ俊哉らしいプレーをまったくしていなかったと思うし、少し下がってボールをもらいすぎていたので、俊哉というよりクライトンがアクセントになってました。俊哉は2列目からゴール前に飛び込むシーンがなかったし、その辺が出てこないと俊哉らしいプレーは出てこないと思います。ただ今日のグランパスは非常にうまいサッカーをしていたと思います。
(中断期間にやることは?)
ここ6試合非常にコンパクトにできたと思うので、それをこのまま継続するということと、ボールの運び方も良かったし、あとはフィニッシュの精度を上げることが1番の課題だと思います。
- 前田 遼一
- 前半チャンスはあったので、それをしっかり俺が決めれていれば、ぜんぜん(結果は)違ったと思うので、それを決められるようにしたいです。相手はチャンスをしっかり決めてきて、僕は外してしまったので、そういう所を決めないとチームに迷惑がかかるので、次は決めれるようにしたいです。
- 鈴木 秀人
- 2本ともカウンターだったので、もう少し集中して守らなくてはいけなかった。前半は点を取られていたとはいえ、結構良い感じでやれていたので、1点でも決めていれば少しは変わったかもしれない。後半は向こうにいいようにボールを回されていたので、プレスを上手くかけられなかったので、もう少し上手くやれたらよかった。
- 茶野 隆行
- ディフェンスラインとトップとの間隔が今日は開きすぎてコンパクトに出来なかった。多少はラインをキープしているつもりだったが、相手がワイドに引かれるとスリーバックなので引きつけられて、広げられて、その間を突かれた。
- 川口 能活
- 悪くはなかったんですけど、キックオフのあたりから入り方が全体的に良くなくて、リズムはつかめてたんですけど、一瞬の隙をつかれた。ジュビロがやられるパターンを作ってしまってはいけないんですけど。。基本的な守りの所で、左サイドの裏をカバーリングすることが全体的にできなかった。
相手の2発のカウンターというのは効果的だったし、相手が攻撃に出るときの勢いも上回っていた。
- 太田 吉彰
- 得点すれば、チームは勝てると思ったので、点をとることを意識してやったのですが、なかなかうまくいかなかった部分が多かったですけど、うまくいった部分もあったので、次に繋げていきたいです。前半は結構良い攻撃もできていて、センタリングの精度さえ上げれば、入ったシーンもありますし、シュートもしっかり逆サイドを狙っていれば入った場面もあったので、精度をあげていかないとこういう試合になってしまうと改めて実感しました。ヴェルディ戦(7/17)の意識で、そのままうまく行ければよかったのですが、なかなかそうもいかなかったので、切り替えるしかないです。これで少しリフレッシュして、またナビスコもありますし、マリノス戦(8/20)からしっかりやっていきたいです。
- 村井 慎二
- 全体的にチャンスの数が少なかったので、もっとチャンスを作りたかったです。
中村直志クンと俊哉さんがだいぶ左サイドをついてきたので、その分守備が遅れてしまったので、もう少し前から守備をしたかったです。それが攻撃に遅れる部分だったと思います。センタリングが単発だったので、もっと厚みのある攻撃をするために良い守備ができなかったのが残念です。