2005 J1第12節
試合日時:2005年05月15日(日) 13時33分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 13,559人
- 21.1℃/71%
- 雨のち晴、弱風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 中道 静晴
- 吉田 寿光
- 手塚 洋 / 石沢 知
- 野田 祐樹
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
カレン ロバート | 前半5分[得点] | |
前半9分[警告] | ドド | |
福西 崇史 | 前半12分[警告] | |
西 紀寛(out) → 船谷 圭祐(in) | 前半24分[交代] | |
前半32分[警告] | 有村 光史 | |
前半39分[交代] | 松橋 章太(in) ← 吉田 孝行(out) | |
前半44分[警告] | 柴小屋 雄一 | |
太田 吉彰 | 後半6分[得点] | |
田中 誠 | 後半14分[警告] | |
後半20分[得点] | マグノ アウベス | |
カレン ロバート(out) → グラウ(in) | 後半24分[交代] | |
後半27分[交代] | 西野 晃平(in) ← マグノ アウベス(out) | |
後半33分[警告] | 深谷 友基 | |
藤田 俊哉(out) → 菊地 直哉(in) | 後半41分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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山本 昌邦 | 監 督 | 皇甫 官 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第12節、ここまで4勝3分4敗という成績のジュビロ。この試合でJリーグは日本代表がW杯予選に入るため一時中断となる。負けて中断に入るのと勝って入るのでは大きく違う。好調を維持し良い流れで時間を空けたい。晴天の日曜日、綺麗な芝の上に前座試合の子供たちが登場する。開門と同時に続々とサポーターもスタジアムに詰め掛ける。サックスブルーのユニフォームを身に纏ったサポーターたちが勝利を願い陣取る。もちろんピッチコンディションは良好。風が少し強いのが気になるが、選手たちは万全な準備が出来ている。スタメンは今現在ベストな布陣。カレン・前田の2トップで運動量豊富に動き、攻守共に走りまくる。トップ下には藤田、持ち前のバランスのとれたパス配給と、ここぞという時のゴール前への飛び出しに大注目。右に太田・左に西と両サイドからドリブルで崩す。ボランチには名波と福西。もうこのふたりには言葉は要らないと思うが日本代表クラスのサッカーを作り上げてくれる。DFには左に服部・右に茶野・リベロに田中。そしてGKは川口能活。好調なのはDFのリーダー田中、中盤では太田の長い距離を走る運動量とドリブルからのクロスボール、そして2トップのコンビネーションがみどころ。カレンのスピードに乗ったチャンスメイクにも期待がかかる。相手となる大分の要注意選手は2トップのドドとマグノアウベス。それに中盤の吉田・パトリック。硬い守りから速攻を仕掛けてくるトリニータのサッカーに嵌らなければ必ず勝てる。ジュビロのパスサッカーの進化している様子をしっかり見て欲しい。もちろん結果は勝利という歓喜の中で。
- 前半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。開始前から大粒の雨が非常に激しく振り出す。この雨の中、川口能活・福西・服部が通算試合数を称えられ表彰される。天気予報からは想定外の大雨が、ゲームにどう影響するのか!?
2分、ゲーム開始早々大分のチャンスとなり、マグノ アウベスが左足で強烈なシュートを放つ。しかしこれは川口能活が右手一本でセーブ。雨でスリッピーなピッチコンディションなので、こぼれ球の処理にも気をつけたい。
立ち上がりは大分が押し込んでくるが徐々にジュビロの中盤が機能しだす。
藤田・名波・福西がしっかり足元でボールを繋ぎ、ゲームを落ち着かせる。
6分、茶野から前田へくさびのパスが出る。前田が藤田の飛び出しを見てパスを出すと、相手DFに当たり、ちょうどカレンの目の前にボールがこぼれる。これをうまく切り返し、冷静にしっかり右足で決め先制点はジュビロ磐田!!カレンによるゴールで1-0!!【1-0】
田中→名波→藤田→前田と濡れた芝でボールが良く走る。
9分、福西→太田とパスが渡り、太田が右サイドをドリブルで駆け上がる。そのセンタリングに前田が入るが、DFにカットされる。
10分、前線から前田・カレン・西がボールを追う。相手DFがパスコースを消され、大きく蹴ったところでまたジュビロがボールを奪う。攻撃に移れば藤田を中心に速い展開が出来ている。リズムはジュビロにある。
12分、中央で狭いところを崩していく。
12分、福西が自らのミスパスをスライディングで防ぐがファウルを取られ、イエローカードが出てしまう。
ここまで磐田は完全にペースを掴む。パススピードが上がるピッチで藤田の動きが目立つ。
- 前半30分まで
- 15分を過ぎると大粒の雨が止む。暗くなったグラウンドには昼間だが早くも照明が灯され、明るいピッチの中ジュビロにとっては最高のコンディションが作られていく。
19分、西が相手にバックチャージを受け右足を押さえピッチに倒れ込む。自分では立てない状態。タンカで外に運ばれる。
21分、太田と藤田でワンツーと、狭いところをパスで打開する。
22分、西の状態を見るドクターから×の合図がでる。ベンチが急いで用意をする。調子が上がっている船谷が準備する。
23分、ゲームの状況をみて福西がピッチの外にボールを蹴りだし、24分、船谷がそのまま西のいた左サイドに入る。
24分、藤田→カレン→前田で右サイドを崩す。センタリングをミスしてしまうが、攻撃の良い形ができている。
27分、右サイドでゲームを作ると、中央の藤田が左に出たカレンへスルーパス。ワントラップでGKを交わしに行くが、相手に引っかかってしまいシュートが打てない。
28分、カレンがドリブルで駆け上がると右の太田へ、その太田のセンタリングが流れ、逆サイドの船谷に繋がる。その船谷がダイレクトでシュートを放つがDFに当たってしまう。惜しくもゴールとはならなかったが、形は完璧。この良い流れの時間帯に追加点が欲しい。
30分ドドとマグノアウベスが裏を狙っていくが、田中と川口でしっかりカバー。茶野・服部もマークし相手にシュートまで行かせない。
- 前半45分まで
- 33分、船谷のスライディングでボールを奪うと右の太田へ展開し、CKを奪う。そのCKを名波が蹴り、こぼれ球を再び船谷が拾う。右サイドへ展開し名波が中へクロスボールを上げる。そのボールに前田が飛び込むが、触れない。
35分、藤田が左サイドで上手いトラップで相手のスライディングを交わす。その藤田のセンタリングに前田が入るが届かない。
38分、太田が右で個人技を魅せ、中の名波に預ける。守備になっても名波が戻り中盤を安定させる。
39分、早くも大分ベンチが動く。MF吉田に代えMF松橋を投入。太田へのケアをする。
40分、前田にくさびのボールが入ると身体を張りキープする。カレンが繋ぎ藤田へスルーパスを送る。そのシュートはバーを直撃。しかしその前にオフサイドの判定。
41分、カレンが服部からの縦パスをDFラインの裏で狙う。
43分、福西が中盤で倒され、FKを得る。速いリスタートで中盤の細かいパスを回す。最後は前田のミドルシュートで終わり良い形が作れている。
ロスタイムは1分。ゴール30m付近からFKを得ると服部が直接狙う。壁に当たるが際どいコース。練習で調子が良かっただけに期待がかかる。ここで前半終了。前半はジュビロ磐田ペースが45分続いた。
- 後半15分まで
- 大分ボールで後半スタート。両チーム交代なしで始まる。
1分、藤田と前田のワンツーで中央を崩す。トラップで流れてしまいシュートが打てない。
2分、船谷が積極的にシュートを狙いDFに当たったボールはCKへ。そのCKを名波が蹴り、弾かれたボールを再び名波が中へ入れるが誰も飛び込めない。後半は前半と一転してヤマハスタジアムに太陽が顔を覗かせる。
5分、速攻からマグノアウベスのスルーパスを服部がスライディングカット。守備陣も集中している。
6分、中盤で展開しカレンがドリブル、右の太田へパスが出るとワントラップでシュート!ゴール右上に決まり2-0!!ジュビロに追加点。右サイドの角度ないところからの太田が得意とするコースで、冷静に決め、水曜日のACLに続いて連続ゴール!素晴らしいゲーム展開が出来ている。【2-0】
次の得点がゲームのカギを握る。まだ油断は出来ないが、今日のジュビロは自分たち思い描いているプラン通り出来ている。
10分、中盤で名波→前田→藤田→カレン→福西→太田とおもしろいようにパスが繋がる。太田が仕掛けCKを奪うと名波が蹴る。しかしそこからボールを奪われ、大分の速攻を受ける。ここは田中と川口でカバー。
11分、藤田のボールキープから左の船谷が出る。
12分、名波のクロスボールで中が競り、そのこぼれ球を藤田がボレーシュート、そして跳ね返ったボールを最後は福西がシュートし、立て続けにゴールを脅かすが決まらない。ジュビロらしい、二重三重の攻撃ができている。
14分、大分の速攻を受け、田中がマグノアウベスへスライディング。そのプレーがイエローカードとなってしまう。
再び磐田の速攻で、カレンがドリブルで仕掛け、左の船谷へ流す。そのセンタリングが前田に合わず今度は大分の速攻。徐々にゲームの展開が速くなっていく。
- 後半30分まで
- 18分、大分のボランチ、パトリックが前線に残る。早くもパワープレーか!?早い段階でクロスボールを入れる展開が目立つ。福西がケアするがその裏をマグノアウベスが狙ってくる。
そのマグノアウベスに田中が前に引っ張られ、服部がカバーするが、21分やられてしまう。マグノアウベスに決められ2-1。【2-1】
23分まだパトリックは前線にいる。福西が下がり中盤にスペースが出来てしまう。パトリックの高さを意識し、その裏にスペースが出来る。
24分、前線からさらにボールを追いかけプレッシャーを与えるためか、カレンに代えグラウを投入する。
26分、服部がマグノアウベスのドリブルにチャックに行くとマグノアウベスは倒れこんでしまう。そのままタンカで運ばれ交代、FW西野が入る。
27分、船谷が前田とのコンビネーションで左サイドを打開する。
28分、ドドに起点を作られ攻撃される。服部が防ぐが、この時間帯大分がペースを掴む。
29分、藤田の展開から太田が駆け上がりCKを得る。キッカーは船谷。GKの前にボールが上がる、そこに福西が飛び込みGKと接触。後ろにいた前田がゴールするが福西のところでキーパーチャージと、ファールを取られてしまう。
あと15分、このままでは終わらない。
- 後半45分まで
- 33分、前田がDFが持っていたボールを最後まで追いかけCKを奪う。キッカーはまたまた船谷。前半はCKは名波が蹴っていたが、ここからは両サイド船谷が任されている。ニアの福西に上げるが少し後ろになってしまう。
34分、福西→船谷→福西→船谷とダイレクトのパスで打開する。1人交わしシュート体制に入るが打てず、こぼれ球を前田が拾う。そのボールを藤田に出し、今度は藤田と太田のコンビネーションでセンタリングまで行くが繋がらない。
37分、船谷と名波がテクニックあるパス交換を魅せてくれる。最後は船谷の股抜きを狙うが惜しくも通らない。おもしろい、見ごたえのあるシーンを作ってくれた。
38分、ルーズボールを田中がクリアしに行ったところに大分の西野が足を挙げファール。危険なプレー。
中盤でボールを奪いに行った名波が倒され、ゴールまでの距離35m付近からFKとなる。名波がボールをセットし、ゴール前に上げる。福西と前田が飛び込むがシュートまでいけない。
41分、ベンチでは菊地が準備する。藤田と代わりピッチへ入って行く。スタジアムには俊哉コールがおこる。菊地がボランチに入り、名波がトップ下に上がる。
42分、パトリックの頭を使ったパワープレーを繰り返す。気を付けたいのはその周りを走るマグノアウベス。
43分、名波が意表をついたミドルシュートを放つ。一瞬スタジアムがどよめく。
44分、太田がドリブルで仕掛け、逆サイドのグラウへ繋ぐがシュートはDFに当たってしまう。
ロスタイムは3分。
左サイドで名波と船谷が時間を使う。大分はロングボールが多くなるが磐田はしっかりパスを繋ぐ。ラスト、大分のCK。逆サイドに流れたが服部がガッチリ守り、試合終了。しっかり勝ち点3を奪った。
後半少しバタバタしたが、勝利で中断期間に入れることが素晴らしい。ヤマハスタジアムが盛り上がる。
選手、監督コメント
- 山本 昌邦監督
- 本当に13連戦の13戦目で、肉体的な疲労はもちろん、精神的にもかなり参っている状態の中で本当によく戦ってくれた。今日のゲームに関しては、少し失点の時間帯で悪い時間があったが、全体的には我々のやりたいことはある程度やれた。あとは決定力。チャンスを確実にものにして、点差を前半のうちから広げていくような戦いができるチャンスがあったが、そういう風にできなかったことで、最後もたついた。選手がだいぶ自信を回復して迫力、粘りなどがゲームに出てくるようになった。こういう流れの中で勝ち点を積み上げていくことが大事。4月はかなり厳しかったが、5月終わってみて、まだ満足いく順位、勝ち点ではないが、上を狙える勝ち点まで復活してきたので、6月のキャンプ明けからまたいい準備をして、再開に備えたい。けが人が多いので、この間にしっかり治したい。
(西選手の怪我は?)
足首の関節。いずれにしても検査をしてみないと分からない。足をつくのも痛い状態。上に乗られて、はさんで伸ばしたという感じ。
(ワールドユース開幕だが、カレン・船谷への期待は?)
カレンはユース組の中では、断トツにここで経験を積んだと思うので、自信を持ってワールドユースに臨んでほしいと思う。チームには平山とか森本がいるが、リーダーとしてチームを引っ張っていくくらいの意気込みでがんばってきてほしい。今日たくさんあったチャンスを決めてから行ってくれればよかったが、それはワールドユースでがんばってもらって、いいお土産を持って帰ってきてくれたらいいと思うし、それが6月以降の我々のパワーになる。船谷、松井、森下俊と、先日の深セン戦の映像を送っておいたので、みんな選ばれるといいなと思う。船谷はここへ来て、試合のグループに入っているというのは自信になると思うし、サッカーの怖さも感じてきていると思うので、一皮向けてくれたらと思う。パス、視野の広さ、テクニックは十分持っているので、自信を持ってやってくれればいい。
(前半は若手とベテランがかみ合って、いい展開だったが?)
前半は素晴らしかった。あとは点を取れるシーンがいくつかあったが、その決定力。2点目、3点目が取れる状況があったので、決めていければ一気に引き離せた。あれだけボールを支配して攻めると、攻め疲れは当然出てくる。コンディションを考えたら、選手は本当によくやっている。ピッチに出すのも、厳しい練習させるのもかわいそうな状態だった。その中でもがんばった。選手はすごくよくやったと思う。
(船谷選手への指示は?)
3日前の深セン戦と同じポジションに入った。彼の場合はスキルがしっかりしているので、サイドでポイントを作って、パスの組み立てに参加していくということ。
(若手とベテランの融合がかなり進んできたと思うが?)
若手が苦しい時期に力をつけてがんばって、実際に結果を出した。太田、前田、カレンがうちの得点の稼ぎ頭になるなんて誰も予想しなかったことが起きている。そういうのを自信にしてつなげていくということ。実力の世界だから、指定席などあるわけがない。その中で、ベテランは、言葉は悪いがサビが落ちてきて、みんな身体のキレがよくなってきている。服部など「お前20代みたいに若返ったんじゃないか?」なんてよく言っている(笑)。名波にしても、藤田にしても同じで、切磋琢磨する効果が出てきたのかなと思う。ベテランが若手にアドバイスしたりして、チームの雰囲気もよくなってきているので、6月を大事に使いたいと思う。当初から8月くらいまでかかると思っていたし、特に新しい選手がなじむのに、そのくらいまで時間がかかると思っていたので、日程的にはこんなところ。苦しい状況は確かにあったが、僕の軸はブレてない。新しいチームを作るという発想できているので、一回壊して新しいものを作るためには、新しい力、若い選手が必要。その中でベテランががんばってきてくれればいい。そういうところはこれからさらにしっかりと仕事をしていきたい。完成形はもっと先にある。
(藤田選手の今日の内容は?)
この1ヶ月、プレーはすごくよくなっている。貢献度も高いし、身体のキレもよくなってきている。必要だから使っている。ピッチを見てくれれば、彼がどれだけチームに貢献しているかが分かる。彼が厳しい環境があったからこそ、もう一回がんばらなきゃと思って意地を見せて、今がある。4月と今の藤田俊哉のコンディション、プレーの質を比べたら、明らかに今のほうがいい。それはそういう競争があったから。僕としては、いつも指定席があるよ、とはいえないし、その中で彼がつかんだポジション。間違いなく、貢献してくれているし、大事な選手。
- 大分トリニータ 皇甫 官 監督
- まずジュビロのやり方に対しては、だいたい予想通りにジュビロがやってきたんですが、中盤で 相手のボールに対してプレッシャーが弱かったかなと思います。後半になって少しシステムを変更したんですが、そこでジュビロの攻めが落ちたので、少しそこで行けるかなと思ったところで、また一点やられてしまって、それが決定的だったと思います。最後みんなトリニータの選手がみんながんばったのは、よかったと思います。
(中盤のプレッシャーが甘くなった理由は?)
やっぱり相手との一対一のところで、突破されるのが心配だったからじゃないかと思います。
(前半、吉田→松橋の交代の意図は?)
孝之が連戦で運動量が落ちたので、攻撃も守備もそこで問題が起きていたからです。
(リーグ戦前半を振り返ってみて?)
開幕戦からずっと振り返ってみれば、最初は我々がやろうとするサッカーは攻撃メンではできたと思う。でも守備面では甘かったと思う。それで戦術を変えて、チームでフィットしてきている。勝ち点も上に行ったし、これでもうちょっと次へ向けてしっかり準備すれば、いい戦いになるんじゃないかと思う。
- 船谷 圭祐
- J初出場だったので、緊張をほぐす意味でも周りの選手がパスをまわしてくれていた。
Jリーグの試合に出場することができたので、次は点を取ることを目標としたい。
- 名波 浩
- まだ課題も多いと思うし、内容は確かにあがってるかもしれないが、コンディションも13連戦の13戦目でみんなきつかったと思う。自分は1週間に1回だったので、まだいい方ですけど、それでも疲労は色濃く残っていると思うので。
順位は各チームだんご状態だから、勝ち点を一つずつ積み重ねるというのが一番大事だと思うし、もっと大事なのは休み明けに代表メンバー以外が全員そろうこと。
- 藤田 俊哉
- (雨の影響で)ボールが走って、自分たちの得意なボール回しが比較的できた前半だったと思うし、その時に得点が2点、3点とれていけば試合が決まったと思うんですけど、そこが少し残念でしたね。チャンス的にはもう少しあったので、そういうところをきちんと決めて、試合を早い段階でジュビロのものにして、そこから自分たちのよさを活かして追加点を奪っていくという試合運びができるようになると、安定した勝ちにつながってくる。最後危なっかしい試合になって、ゲームが終わったという所を次への課題にしてやる必要がある
Q.船谷選手が入りましたが、なるべくボールをさわらせてあげようとした?
最初にいい感じでボールがさわっていければ、自分のもっともっといいところもでるし、才能ある選手だから早めにそういう場になれるというのがすごく大事だと思う。
- 川口 能活
- Q.天候の影響は?
難しいコンディションでしたけど、みんなでカバーしあってまとまりのあるプレーをしていたので、その結果がでたと思います。最初の雨はすごかったですね。ボールがあまり見えなかったし、ユニフォーム着たままシャワーを浴びたような結構な雨でしたね。あの時間帯でみんなが集中してボールを回していいプレーをしていたので、あの天候は影響しがちでしたが全く影響なくゲームを進められた。
チームも上向いてきていましたし、ここで勝って終わるのは明るく前向きにいける。ただ、チームは悪い時でも誰一人下を向いてなかったし、悪い状況の中でもみんな上を向いて積極的に取り組んでましたから、その積み重ねが少しずつ結果として出ていると思うんですけど、もっといいサッカーできるし、もっといい結果が生まれると思う。
Q.途中で雨がやみましたが、ピッチコンディションは変わった?
だいぶ変わりましたね。乾いてきましたし。ただ、雨降っていた時の方がボールがスリッピーですからジュビロのパスワークというのはすごく活きたかなと思います。後半に服部選手にスローイン投げた時に、すでに乾いていたので、僕が思っている以上に伸びなかった。
- カレン ロバート
- 2ゴールとれるようにしないといけない。
(得点シーンを振り返って)
自分1人だったし、あとはキーパーとの駆け引きで、どっちかのサイドに流しこめば入るかなと思って、左を選びました。
(外したもう1つのシーンは?)
トラップが悪かったです。。トラップして、横に流せばキーパーも雨だしうまい具合にステップ踏めないかなと思ったら、捕られてしまいましたね。
(アシストのシーンは?)
本当に吉彰(太田)が良い位置に上がっていて、あとはパスを出すだけで、あとは吉彰の思い切りの良いシュートで決めてくれましたね。
(勝って中断期間に入れますね)
僕はWユースがあるので、この1点が取れたこたが励みになりました。一戦一戦大切にして、2点目もとれる選手になれればと思います。
(最近のプレーでWユースに自信がついたのでは?)
代表とジュビロは違うので、そういう自信はないですけど、ゴール前での自信はついたかなと思います。
今は運が良くシュートが打てている状態なので、もっと自分の力でシュートを打たないといけないし、もう少し前田さんとのコンビもあげていかないと、勝てないと思う。雨は好きじゃないし、雨の日は、僕がボールを持つととられてしまうので、簡単に簡単にと思ってました。後半前田さんとの流れもよくなったので、それがゲームの始めからできるようになりたいです。
- 福西 崇史
- ゲームの入り方は良くはなかったんですけど、良い時間に先制点がとれて、次の1点というのが勝負をわける1点だったのですが、その追加点をヨシ(太田吉彰)が入れてくれたので、後ろが楽になりました。
Q.相手が3トップ気味にきてましたが?
それによって、こぼれ球が拾えなくなって、その分後ろにズルズルと下がらざるを得なくなったのが、相手がプレスにした要因かなと思います。そこで僕が下がらなくてはならない状態だったので、そこのバランスが少し間延びした感じはありましたけど。でも、結果的に勝ち点とれたから良かったです。
チーム自体は良い方に向いてますし、今日結果でましたし、これから続けていければいいと思います。
- 前田 遼一
- 相手の裏に出るスピードがまだまだですね。雨の影響で逆にボールが良く走ったし、引いてくる相手だったので、その中でダイレクトにボールが回せたのでよかったです。