2005 J1第8節
試合日時:2005年04月28日(木) 19時00分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 静岡スタジアム エコパ
- 30,865人
- 17.9℃/80%
- 晴、弱風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 滝 弘之
- 岡田 正義
- 犬飼 一郎 / 間島 宗一
- 二俣 敏明
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前田 遼一 | 前半19分[得点] | |
前半20分[警告] | 三都主 アレサンドロ | |
前半26分[警告] | 田中 達也 | |
前半35分[交代] | 内舘 秀樹(in) ← ネネ(out) | |
前半37分[警告] | エメルソン | |
藤田 俊哉 | 前半44分[警告] | |
前半44分[得点] | 永井 雄一郎 | |
藤田 俊哉(out) → 村井 慎二(in) | 後半13分[交代] | |
後半14分[警告] | 鈴木 啓太 | |
前田 遼一(out) → 中山 雅史(in) | 後半22分[交代] | |
福西 崇史(out) → 菊地 直哉(in) | 後半28分[交代] | |
菊地 直哉 | 後半31分[警告] | |
西 紀寛 | 後半33分[警告] | |
後半33分[交代] | 永井 雄一郎(in) ← 堀之内 聖(out) | |
後半38分[警告] | 内舘 秀樹 | |
後半38分[警告] | 都築 龍太 | |
中山 雅史 | 後半40分[得点] | |
後半41分[得点] | エメルソン | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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山本 昌邦 | 監 督 | ブッフバルト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- ゴールデンウィーク突入前夜、28日木曜日の19時キックオフで浦和レッズを迎え静岡スタジアムエコパで戦いが始まる。天候は晴れ、風もなく穏やかな気候。ピッチコンディションは良好。センターサークルから丸く刈られたグラデーションがキレイに描かれている。サポーターは平日とあり出足は鈍い。スタジアムではネスレ商品のキットカットが配られている。「きっと勝つ」と願いサックスブルーサポーターが力を付ける。選手たちも良い表情をして入ってきた。メンバーはGK川口にDF金・田中・茶野、そしてMFボランチに福西と服部が並ぶ、右に太田で左に西、大注目はトップ下の藤田。ツートップは好調のコンビ、カレンと前田がレッズゴールを狙う。ベンチには佐藤・菊地・船谷・村井・中山が控える。浦和レッズの強力3トップをどう押さえるか!?そして両サイドの攻防から前田・カレン・藤田がどうゴールネットを揺らすか!?久しぶりに先発で組む福西・服部がどう中盤をコントロールするか!?実力のある両チームがどうリズムに乗っていくか!?この試合で勝った方が今後のJリーグの台風の目になりそうだ。前田vs闘莉王・太田vs三都主・藤田vs長谷部、アグレッシブな激しい試合が予想できる。ジュビロのペースになればボールは中盤で落ち着くはず!起点を早い段階で前に作られないように攻守の切り替えは早く戦いたい。苦しいチーム状況をサポーターと共に盛り上げて行きたい。先制点がゲームのカギを握る。
- 前半15分まで
- レッズボールでキックオフ。グラウンドを確かめるようにボールを回す。
1分、エメルソンが倒れレッズの左サイドからFK。山田が蹴るが藤田が壁になり身体を張ってカットする。ジュビロは藤田を中心にボールを回す。
2分、太田が右サイドから三都主を交わしクロスボールをあげる。中には合わないが良い流れ。
3分、カレン→服部→前田→藤田→前田とボールが繋がるがシュートが打てない。パスのリズムは悪くない。
5分、服部が中盤で上手くプレスをかける。前田・カレンが前線で動き、ディフェンス面でも安定感を増す。
6分、レッズの右サイドから田中にドリブルで突破され、折り返しを川口が弾く、そのこぼれ球を永井が詰めるが田中がクリア。
7分、カレンが右サイドからドリブルで抉る。そのセンタリングに前田が詰めるがシュートが打てない。CKからジンギュの頭に合うがシュートにはならない。
8分、再び田中達也が右からドリブルを仕掛け、エメルソンに繋げ、シュートを打たれるが川口がカットし、太田がクリア。
9分にはネネにミドルシュートを打たれるが、ゴール右に外れる。やはり田中達也&エメルソンのツートップの縦への動きに要注意。まだ茶野・ジンギュがエメルソンにしっかり付けていない。
12分、ジンギュがエメルソンにボールを奪われると田中達也につながれる。そこに田中誠が対応するがシュートを打たれる。GK川口の正面だったため失点にはならないが気を付けたいプレー。
15分、服部が左サイドからセンタリングをあげ、前田・カレンに合わせるがDFにクリアされる。山本監督が福西に指示を出す。
- 前半30分まで
- 17分、ロングボールに前田と闘莉王が競り合う。そのボールをカレンになんとか繋げようとするが、ネネにカットされる。
18分、エメルソンが中盤から長い距離ドリブルをする。そのエメルソンを福西・ジンギュ・田中とチェックに行くがシュートを打たれる。シュートはゴール右に外れるが気を付けたい。
19分、藤田→服部→前田とパスを繋ぎ、ペナルティーエリア外の遠い位置から、前田がおもいきったミドルシュート放つ!!これがキレイにゴール右隅に決まり、1-0。先制点はジュビロ!!【1-0】
21分、西の横パスを服部がミドルシュートを放つ。GKが弾いたボールを福西がヘディングで中に折り返し、前田が頭で合わせるがゴールバーを直撃。立て続けに決めたかった場面。
24分,、右サイドで前田・太田・福西と絡み崩しに行くが、前田が倒され繋がらない。
25分、ゴール前30m付近からレッズのFKを三都主が蹴り、ファーサイドの闘莉王に合わせるが福西がカット。
26分、茶野がオーバーーラップし、ゴール20mのところで倒される。それがFKとなり、ボール横にジンギュと服部が立つ。田中達也が壁から下がらずイエローカードを受ける。ジンギュが強烈なシュートを直接狙うが、壁に当たりCKとなる。ニアに蹴り福西が飛び込むが長谷部と衝突しファールとなってしまう。
29分、三都主のロングスローに田中が頭で競りクリア。ディフェンスラインは落ち着いている。
- 前半45分まで
- 31分、三都主が得意のフェイントでドリブルしてくるが太田がしっかり対応する。太田も負けていない。
33分、カレンがスピードに乗ったドリブルで突破し、闘莉王がたまらず引っ張りファール。カレンのスピードにレッズディフェンスはついてきていない。
34分、右サイドから服部がFKを蹴り、中央で混戦になるがシュートが打てない。
同じく34分、田中達也がドリブルで仕掛けてくるが、服部が戻りしっかりと対応し、シュートコースをブロックする。
35分、ネネが足を引きずりながら内舘と交代する。早くもレッズのベンチが動く。
37分、中盤での福西のドリブルに対し、エメルソンが後ろからファールしイエローカードを受ける。
38分、太田からのセンタリングにGK都築と前田が競る。ファールを取られるがしっかりポイントに入れている。レッズが良くないのもあるが、ジュビロのサッカーが良い繋がりを見せている。
39分、エメルソンのドリブルに福西がスライディング、それに対してエメルソンが熱くなる。ゴールまで約35mのFKに、エメルソンが蹴るが服部がコースに入りカット。その流れから再びミドルシュートを放たれると、川口能活が大きな声でプレスの指示を出す。
42分、エメルソンと福西が再びぶつかる。福西はまだ熱くなっていないが、エメルソンがイライラしている。
43分、カレンがDF内舘のボールを奪い、ドリブルを仕掛けるが、坪井に止められる。
ロスタイムは1分の表示。
長谷部がドリブルで中に入ってくると、藤田が戻り、足を引っ掛けてしまう。ゴール左45度から20mのFK。エメルソンが蹴るも、壁に当たる。そのこぼれ球を闘莉王がアウトサイドキックで、中に上げ、田中達也が外に流し、永井に強烈なシュートを決められ1-1。【1-1】
同点で前半終了。
- 後半15分まで
- 両チーム交代なしで後半スタート。
2分、エメルソンが起点になり田中達也が右からセンタリング、これは田中誠が頭でクリア。
3分、田中達也がドリブルで勝負してくると、茶野がプレスをかけ田中誠がカット。
同じく3分、レッズの左CKは福西がクリアする。後半立ち上がりはレッズがリズムを掴むが、ジュビロは慌てずコントロールできている。
6分、太田→前田→服部→藤田と中盤で細かいパスが繋がる。
7分、中盤でポジションをチェンジしながら、太田からのクロスボールを西に上げるが届かない。西が逆サイドから長い距離を走った良い動き。
8分、左サイドからレッズに決定的なクロスボールを上げられるが、茶野が戻りスライディングカット。
9分、藤田が中盤でボールをカットすると、チームが前に動き出す。福西のオーバーラップから相手のファールを得る。
10分、ゴール正面30mのところからジンギュがフェイント、そして西が狙うがGKにキャッチされる。
11分、田中達也がドリブルで仕掛けると茶野がチェックし、田中誠がカバーし、うまく防ぐ。
12分、村井がベンチで準備する。交代するのは藤田俊哉。藤田はベンチで山本監督と握手を交わす。その代わった村井が左に入り、西が真ん中に入る。
14分、鈴木啓太と服部がボールのないところで接触し、鈴木にイエローカードが出る。
- 後半30分まで
- 16分、田中達也のドリブルに田中誠がスライディングでカット。田中誠のカバーリングが光る。
19分、田中達也のドリブルに田中誠・ジンギュ・服部が詰める。シュートを打たれるがコースが絞れていたため、川口ががっちりとセーブ。
同じく19分、右からのクロスに永井が飛び込み決定機を作られる。この時間耐えなければいけない。ジュビロベンチが再び動く。中山がユニフォームになり、監督から細かい指示を受ける。
22分、中山は前田に代わりピッチに登場。
23分、福西→中山→カレンと繋ぐが崩せない。前線で中山が起点を作る。西が手を広げプレスをかける指揮をとる。
24分、カレンが右サイドを駆け上がり、中に折り返す、そのボールを中山に合わせるがクリアされる。
26分、エメルソンのミドルシュートも田中誠がブロック。
27分、浦和の右からのCKに、三都主と田中達也でシュートにくるが、中をしっかりマークし、フリーでは打たせない。
28分、福西に代わり、菊地 直哉が入る。菊地はそのままボランチへ。
29分、菊地が積極的なドリブルから右の太田へ、そのセンタリングに中山が中に入るが、闘莉王にカットされる。
30分、CKをファーサイドで田中が競るがファールとなる。
- 後半45分まで
- 31分、エメルソンの高速ドリブルに菊地がファールし、イエローカードを受ける。ゴール右45度からのFK。ボール横にはエメルソンと三都主が立つ。エメルソンが打つがディフェンスに当たりCKになる。
33分、FW永井に代えMF堀之内が入る。
34分、服部の右サイドからのFKに中山が競るが、GK都築に上からパンチングされる。太田のクロスも闘莉王がカット。
36分、村井のセンタリングに中山が飛び込むが、ラインを割っていた。
残り15分。徐々に磐田リズムなってくる。
36分、田中達也に高い位置で茶野がプレスをかけ、西と挟むがファールを取られる。
38分、ジンギュからの縦パスが入り、中山が前線で粘り、カレンがドリブルでペネルティーエリア内にドリブルで仕掛けると、相手DFに倒された。主審がファールと判定し、PKを得る。
レッズの選手が主審に猛抗議し、ファールをしたDF内舘と、抗議をしたGK都築にイエローカードが出る。
PKのキッカーは中山雅史。おもいきり蹴ったボールが、ゴールネットを揺らすが、磐田の選手がペナルティーエリア内に入るのが早かったという判定で、PKのやり直し。
2本目も再び中山が蹴り、豪快にゴールど真ん中にしっかりとゴール!!2-1勝ち越し。【2-1】
その後、闘莉王もFWの位置に上がり、レッズは攻めて来る。
その1分後、なんとエメルソンに右から崩され、失点。2-2。あっという間に同点にされる。【2-2】
試合時間は残り4分。
43分、左サイドからのFKを西が蹴り、中山が飛び込み、そのこぼれ球を村井と菊地が詰めるがシュートにはならない。
44分、エメルソンに右から崩されセンタリグをあげられ、長谷部そして山田にシュートを打たれるが、なんとか防ぐ。
ロスタイムは3分。
カレンが速攻で上がり、ラストパスには中山が入るが、GKにカットされシュートが打てない。村井と西の連携からクロスボールを上げるも、カレンには合わない。
中盤で菊地が粘りボールを奪う。
田中達也と長谷部のワンツーで、田中達也にシュートを打たれるがジンギュがスライディングでカットする。
ロスタイム残り1分、レッズのペナルティエリアぎりぎり外からのFKを、なんとか壁に当てる。
ラスト、西からの速攻でカレンの前へボールを出すが、届かないところで試合終了。両チーム選手が肩を落とし、レッズの選手が主審に抗議しながらゲームが終わる。
最後まで主審に猛烈に抗議するのはブッフバルト監督。最後、サポーターへの挨拶には途中交代の藤田も向かった。ここからのゴールデンウィークでの連戦、なんとか勝ち越したい、難しい試合が続くがどうにか皆で頑張りたい。
選手、監督コメント
- ジュビロ磐田 山本 昌邦監督
- タフなゲームで、前半は非常にプレスがいっていいゴールにつながったと思います。後半はちょっと疲れたところで、苦しい時間帯があったりして、最後もう少し持ち直して勝ちきれなかったという試合です。得点をとった後の試合運びは課題がありますけど、全体的には選手の体もよく切れてきて、ここずっと13連戦なんですけど、その割には選手がギリギリ踏みとどまってよく戦ったかなと思います。選手は、本当に精神的にも肉体的にも厳しい中でやっているので、これを最後結果に一つつながっていけば、波に乗れそうな雰囲気になってきたので、もう少し前のほうは若い選手は疲れてきているので、このへんは早く選手がそろってきたらいいかなと思います。いずれにしても、ここから先まだ連戦ですから、がんばっていきたい。浦和レッズの前節とは全く違う動きのよさというのはすごく、、、。 逆にレッズの方も我々と戦ったことで、眠っていたものが覚めて、特に前半1-0の時に2-0にしておけば、そのままという状況だったと思うのですが、前半の失点と、2点目とった後の失点が非常に痛かったと思います。我々のムードはよくなっているので、これからもう少し精度と、勝ちきるっていうことをテーマにしていけばいいのかなと思います。高い授業料なんですけど、若い選手ががんばりきっているというか、手ごたえを感じてきているので、ここで今すごく疲れているところなんですけど、もうひと踏ん張りさせたいし、その中で伸びてくれればいいなと思います。
(1点取った後、畳み掛けられない理由は?)
A. チャンスはあるんですが、決めきれていないというところと、前田遼一のバーに当たったシーンだとか。やっぱりその辺はグループとしてもそうですし、一人一人もまだまだ伸びていく年なので、ずる賢さと決定力を彼らが身につけてくれればと思います。いずれにしても、前の二人は19歳と24歳ですから、彼らがそういうところをレベルアップしてくれればと。全体的には良くなってきているので、課題はあるんですけど、ここまで短期の間によく持ち直してきたな、というのは褒めたいと思います。
(今日のメンバー交代の意味は?)
最初、藤田俊哉と村井ですね。俊哉は新潟から始まって、水原に行って10人で戦って、かなりハードな日程をこなしてきていますので、その疲れということだけです。前田→中山は、前田もずっとタフにやっているんですよ。足が止まってきたのと、前線の動きだしがなかったので。遼一の良さもあるんですが、前線で少し活性化しないと、すごく押し込まれている時間帯だったので、前で早めに動き出してもらって、起点を高いところに作りたいと。前田の疲れというのもあるんですけど、ゴンの動き出しに期待して投入しました。あとゴール前の高さ。ペナルティエリアで点を取るという点では、彼が一番嗅覚がある。福西→菊地は、福西は相当疲れていて、足首も腫れているので、試合からも遠ざかっていますので、この厳しい環境の中で、後半特に中盤を広げられてしまったので、疲れを菊地の運動量で、福西のゲームを作ったり、攻撃の仕掛けに関してはすごく能力があるんですが、ちょっと押し込まれていたので、ボールを早く取って、菊地のスピードで、ボールを前に勢いをつけてくれたらなと。実際スペースはすごくあったので、菊地はスピードがありますから、自分で突破してボールを運んでいってくれましたので、チャンスになったと思います。
(ここにきて、攻撃に連動性が出てきたようですか?)
連動性がでてきて、そういう意味ではお互いがやっぱり特徴というか、個性も理解してきて、コンビネーションが高まったということと、何より攻撃が前に早くなって、後ろでビルドアップして作って前に行くということで半句、まず前に行って、そっちでいろんな変化をつけようというチームのコンセプトがしっかりと根付きつつあるので、もっと前に早く行って、ブロックを作られれば、サイドを崩すというような「ところが出てきたし、追い越していったりとか、前線のコンビネーションだとか、その辺のモビリティーさは出てきています。そのベースになるのは、攻守の切り替えで、とった後前に早く入っていくというところ。改善はかなりできてきています。精度の問題はたくさんありますけど。
(監督の表情がだんだん明るくなってきたが、よくなってきたという実感があるのか?)
確実によくなってきています。ジェフ戦を最後に、確実によくなってきていると思います。ここまで一番よかったのは、水原のゲームが一番、すごくタフな試合でしたけど、選手が素晴らしくファイトして、いい内容だったと、本当にレベルの高い試合だったと。Jリーグもかなり厳しい中でできるようになってきたので。何試合か前から、手ごたえは感じているのですが、あとは勝ちきれていないというところで、選手が自信を持ちきれていないところだと思うので、その辺のツメをしっかりやっていきたいなと思います。
- 浦和レッズ ブッフバルト監督
- 今日は非常にいい試合をすることができたと思います。特にレッズとしましては、後半も非常にいい試合ができました。前半に関しては、両チームとも非常に攻撃的でいいサッカーをやったと思います。どちらもいい形だったというころで、両監督とも満足できた試合運びだったと思っています。後半になって、レッズが一方的に攻めまくったという形になっていたと思います。いい形でチャンスを作り出していたし、そんな中でも終了直前まで得点が入らなかったと。なぜ入らないのかということを質問されると思うのですが、アンラッキーだったということがあると思います。あと最後の一歩がでない。エネルギッシュさが足りなかったということだと思います。形を最後できっちり決めることができなかったと。ジュビロは守備一辺倒になってしまいって、カウンター狙いという形にしかならなったし、カウンターもさせなかったと思います。PKの時点までは。PKに関しましては、私の観点からお話させていただきたいと思います。PKの笛の前、うちの坪井がクリアした。しかし後ろからチェックされたので、クリアできなかったということです。あれはファウルではなかったのでは、と思います。PKの判断のことに関しては、うちのところからはよく見えなかった。どうとるかという判断はできないと思います。ただ一つ分かったのは、ファウルをされたと思われる選手、たぶんカレン選手だったと思うのですが、倒された後、そのままプレーを続行していたということがあります。通常、FWが本当にファウルを受けて倒れたときには、そのまま続けてはプレーしないので、そこはすごく気になった点です。その後、PK取られた後、すぐにいい形で点を取ってくれました。エメルソンの個人技から同点ゴールをあげることができました。その後、攻め続けまして、堀の内選手のいいシュートがありました。FKからもありましたが、あのFKがペナルティエリアだったかどうかというと、私の見る限りでは外だった、審判の判断が正しかったと思います。そのFKを決めることができず、最終的に試合は2-2で終了しました。そういうことで、うちのチームの選手を全員褒めたいと思っています。ジュビロというチーム、アウェイでのジュビロ。そこでシュート数が23対7ですか。この結果を見ましても、本当にいいチャンスを作っていたということで、攻撃的に、そしてチャンスを作り上げていった。ただし、残念ながら得点が足りなかったということだと思います。ゲームのビルドアップもできてきていますし、今度の試合はやはり1点ではなくて、もっと多くの勝ち点を取れると思っています。そう確信しています。
ジュビロの山本監督が、「レッズは前節と全く違って良かった。」と言っていたが、この数日間でどういうトレーニングをしたのか?
選手達には、逆に悪いところ、それを見せたということがいえます。この試合に関しての心構えがどうだったか、セレッソ戦では、なぜ激しさがなくて、あんなに臆病な1-1に挑んでいったか?そういった悪い点を、セレッソ戦の前半20分を選手達に見せました。そして、聞きました。「これがレッズのサッカーか?これが君達のやりたいサッカーか?」と。
- 福西崇史
- 今日は僕は体力持たなかったですね。
立ち上がりは気持ちは入っていたと思いますけど、やっぱり、同じことばかりやっていると、相手に読まれて、その影響で相手のペースになってしまう、というのが最後の押し込まれて失点になったと思います。もっと余裕をもって、そうすれば相手も出てこれなくなるし、相手が思い切ったことをやってきたので、ロスタイムに押し込まれて結局は失点したということだと思います。
(前半下がり気味だったのでは?)
下がったのは、ボールキープというか、相手のペースでこぼれ球も拾われたし、ワンクッション置いたということです。
- 服部年宏
- 失点のタイミングがすべてですね。やっぱり1点目の失点も前半最後だし、2点目の失点も、うちが得点とった後で、非常に惜しいというか残念というか。ただあそこで、点とった後の落ち着き方、うまく裁き方が、まだチーム全体には伝わってないのかもしれない。若い選手が多いから、そういう所をこれからもっともっと教えて、伝えていかなければいけないところ。あそこはずるく勝たなくてはいけない。
前半に関しては、逆にもっともっとできた場面もあったと思うし、後半は相手が圧してきたところ、ある程度我慢できていた。ただ、攻撃の時にもっと攻撃に人数かけていきたい。今日はラインが少し下がってしまったし、中盤のスペースをあけてしまったので、あの辺は自分たちでこれからやっていくしかない。
- 前田遼一
- 点を決めれたのは良かったですけど、そのあとのチャンスがあったところを、決められなかったのが、あそこで入れていたら試合は決まっていたと思うので、まだまだだと思います。
前半はボールもほとんど前にいっていたし、縦に速かったという風に感じますし、良いリズムだったと思います。前半もう1点ほしかったのは確かですけど、悪くはなかったと思います。前半最後の時間帯に集中が切れて、失点してしまったので、そこは痛かったなと思います。
(得点シーンを振り返って?)
その前にシュートチャンスがあって、1テンポ待とうと思ったら取られてしまったので、今度は打とうと思って打ったら、ちょうど良いところにいきました。
(後半相手のリズムになったように感じますが。)
相手の方が動いているというのを感じました。僕自身は相手の裏でボールを受けたかったのですが、ボールを引き出せなかったというのがあった。(磐田は)中盤にうまい人がいるので、そこでボールが落ち着くので、そこから僕とかFWがもっとうまく引き出せたら、落ち着いてさらに、前に行くことができるので、うまく相手の裏でボールをもらいたい。
(カレンとのコンビは?)
僕が動けば、カレンもその空いたスペースに入ってくれるし、非常にやりやすいです。
(次の試合にむけて)
チームが勝つことで、流れが良くなると思うので、そうなるように頑張りたいです。
- 川口能活
- 2失点とも、相手に渡してしまったような失点だったので、とにかく今の流れが良くないので、もっと1人1人が自信を持って戦うしかないと思います。
(最後尾からチームを見ていて感じることは?)
1人1人は非常にファイトしてるし、球際で戦ってはいるんですが、とにかくミスをなくして、確実なプレーをすることがまず第1だと思います。失点をしないで、確実なプレーをして、失点を与えないこと。まずそこから考えていかないといけない。得点をしても、失点を与えてしまっては意味がないので、まず相手に得点を与えないことを考えていきたい。
(すぐ次に試合がありますが)
今日の試合はもう終わったし、明日からまた次の試合に気持ちを切り替えて、とにかくチームの流れを良い方向に引き寄せられるように、自分としては、良いパフォーマンスをすることをだけを第1に考えて、そうすれば結果もついてくると思うので、まずは自分のパフォーマンスをしっかりしたいと思います。
- 太田吉彰
- 僕自身、裏にどんどん出れるチャンスが何度もあったので、タイミングが少し遅かったなというのが何本かあったのですが、もう少しでセンタリングが合いそうなシーンもあったので、そのプレーをもっと繰り返してやっていきたいと思います。
(得点した後、気の緩みがあったのか?)
声をかけて集中していこうと言い合っていたのですが、点を決められてしまった。でも次の試合またすぐにあるので、気持ちを切り替えてやっていきたいです。
- 菊地直哉
- 失点はミスから入れられているわけだし、詰めが甘いというか、そういうところを詰めていきたい。
チームの流れ的には良くはなっていると思いますけど、やっぱり勝てていないから、もっとしっかりチームで統一していきたいです。練習の時間がなかなかないので、普段からコミュニケーションをとるようにしてますけど、もっともっと高めていかないと強い相手にはやられると思います。
- 藤田俊哉
- 限られた時間で精一杯やるのが僕らだと思うから。
縦に速く攻めるサッカーを目指していると、どうしてもああいう形になるケースが多いのですが、そうなった時は、もっとFWが足下で受けたりして、ゲームの中で少し修正するような場面がもう少し出てこないといけない。それをやるのが、僕とかハット(服部)とかの仕事だと思うのですが、それがちょっと出来なかったというのがあります。
あれだけ前に蹴ると、もう少しフォーローアップがないと、FWも厳しいだろうと思ったから、その辺の絡みがもう少しあれば、FWを助けられたかなと思います。
(先制した後、押され気味になりましたが?)
そこで早めに追加点がとれれば1番よかったのですが。流れになかなか乗りきれない時というのは、ああいう形が多いし、2-1の場面になっても勝ちきれなかったというのは、何かが足りない訳だし、その辺の修正が必要だと思います。特に今日は勝てるゲーム展開だったので、それだけにもったいないなと思います。
- カレン ロバート
- 体がついてこなかったです。勝っている時に僕がキープできないといけないし、失点は自分からのミスで入ってしまったので、本当に申し訳ないです。
(相手を苦しめることはできたのでは?)
前半はできていたんですけど、途中から動けなくなってきました。前半攻める時間が多かったので、ペース配分は今日は考えずに、もう交代されてもしょうがないという勢いでいました。
- 金 珍圭
- 今だんだんチームがよくなってきている段階なので、前半のようなプレーを、後半もできるようにこれから努力していくところです。
サッカーというのは、入れたり入れられたりというのが多いので、今日は最後に失点をされてしまったので、チャンスはあったのですが、上がりきれなかったりしたので、次の試合にはそういうこがないようにしていきたいです。
チームはだんだん良くなってきているし、試合数も多いので、これから上がっていくと思います。
- 中山雅史
- (PKは)プレゼントのように頂いたものなので、それをちゃんと活かせれば良かったと思いますけど、最後つまらない失点を、相手に与えてしまったというのが悔しいですね。コースは特に何も考えていませんよ。
(久しぶりのPKでしたが?)
ハット(服部)を見たら、アゴで僕に行けと指示されたので、ハットも後で聞いたら疲れていたようなので、僕が蹴らしていただきました。
次また勝てるようにしたいですね。後半押し込まれる場面があったのですが、そこはその時点では、引きすぎたのかもしれませんし、そういうところを巧く乗り切れればよかったなと思いますけど。
ただ、運動量をすごく必要としますし、最後の疲れを、どううまくみんなで耐え凌ぐか、そこから勝気を生み出すというのが、これからのステップアップするための課題なのかなと思います。ただ最初から良い出足を見せていたと思いますし、それがなければ課題も見つかっていきませんし、ここからまた上を目指して頑張っていければと思います。
(何人かの選手が縦に速かったと言っていましたが?)
いろいろな攻め方があると思いますし、縦に速くても、そこでしっかりしたキープがあり、フォーローがあれば、それを有効に使えますし、ただそれだけではいけないのかもしれませんけど、それがなければ打開できないと思いますから、それプラス外から、あるいは中からの速い攻撃を使い分けて、試合を構成していければ、より効果的に試合を進められるのではないかと思います。