第12回Jユースカップ2004 決勝トーナメント2回戦
試合日時:2004年12月19日(日) 13時30分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(PK戦)
- 小机競技場
- 370人
- 12.5℃/50%
- 晴 / 弱風
- 良芝/乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 岡野 宇広
- 峯下 泰弘 / 小野寺 祐
- 秋澤 昌治
- 白石聡樹
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半12分[警告] | エスクデロ | |
中村豪 | 前半39分[得点] | |
後半16分[得点] | エスクデロ | |
後半18分[得点] | エスクデロ | |
白井洋樹(out) → 渡辺 恵吾(in) | 後半21分[交代] | |
徳増欣也 | 後半31分[得点] | |
後半32分[得点] | 鈴木 竜基 | |
後半32分[交代] | 蛯原 弘貴(in) ← 沢口 泉(out) | |
飯田 祐(out) → 田中 将太(in) | 後半33分[交代] | |
後半39分[得点] | 鈴木 竜基 | |
中島 良輔(out) → 宮本 裕太郎(in) | 後半39分[交代] | |
後半42分[交代] | 山田純輝(in) ← 鈴木 竜基(out) | |
後半44分[得点] | 山田純輝 | |
後半44分[交代] | 佐藤 謙介(in) ← エスクデロ(out) | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
内山 篤 | 監 督 | 村松 浩 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前
- 横浜国際競技場 サブグラウンド、小机競技場。11時からの鹿島アントラーズ ユースvs柏レイソルユースは、後半ロスタイムの得点が決勝点となり、鹿島アントラーズユースが、Jユースカップ準決勝に駒を進めた。その劇的な幕切れの熱気も冷めやらぬ中、もうひとつの準々決勝が始まる。対戦相手は浦和レッズ、10番、エスクデロ選手はスピードもあり侮れない相手。スタンドにはたくさんのジュビロサポーターが集まっている。この試合に勝てば次の準決勝で対戦する鹿島アントラーズ関係者も見守る中での準々決勝。まずは落ち着いて試合を始めたい。
- 前半15分まで
- まず立ち上がりは、レッズがエスクデロ選手の速さを生かして攻めてきた。ここを落ち着いて守りきり、ジュビロも徐々に攻撃のリズムを作る。しかし、ラストパスの精度が低く、なかなか決定的なチャンスにならない。試合開始と同時に太陽が顔を隠した。気温がぐっと低くなった中での試合。スタンドのサポーターもかなり寒そう。しかし、ジュビロゴール裏、道路からもジュビロサポーターが大きな声で声援を送っている。メインスタンドのサポーターも、声を合わせて応援している。雰囲気は圧倒的にジュビロ!12分、浦和エスクデロが森下と交錯し、警告。この時間帯、どちらも決定的なチャンスにつながるようなラストパスが出ない。膠着状態。14分、ジュビロ左サイドから岡本がボールを受けるが、シュートは打てず。今日は、高校2年生の増田と石神が、修学旅行のため出場していない。そのせいか、サイド攻撃のキレに欠ける。
- 前半30分まで
- 16分、浦和CK。ここは守りきる。ジュビロDF、ミスが多く、浦和の攻撃陣のドリブルを許している。18分、左サイド前線の岡本にパスが渡るが、浦和DFにうまく身体を入れられ、逆にファウルを取られてしまった。20分、岡本が右サイドエンドライン際で粘り、最後は自分でシュートするも、浦和GK大橋がキャッチ。惜しい!その直後、中村豪が右サイドドリブル突破から、スピードのあるクロス、走りこんだ藤井がなんとか合わせるも、ボールはゴールを大きく越える。21分、浦和の速攻。エスクデロにえぐられるも、最後はジュビロDFがなんとかクリア。今日は、スルーパスの精度が低い。ピッチコンディションがいいとはいえないものの、それは浦和にとっても同じ。なんとかこの状況を打開したい。23分、浦和CK。スタンドから八田コールが起こる。ここはジュビロDFがクリアして、再びCK。我慢の時間帯。これは上田がゴール前でクリア。しかし奪ったボールをチャンスにつなげられない。26分、中村がミドルシュートを狙うが、ゴール前の浦和DFに当たってしまう。27分、上田からのパスを、岡本が、前に出てきたGKが触る前にヘディング。ふわりと浮いたボールがゴールに向かうが、わずかにバーを越える。29分、徳増からのスルーパスがゴール前の岡本へ。ターンしてシュートしたいところだったが、トラップがわずかに流れる。
- 前半45分まで
- 30分、藤井の落としたボールを、中村がスピードのあるミドルシュート!ボールは枠に飛んだが、浦和GK大橋が横に飛んでわずかに触り外にクリア。惜しい!今日は、飯田の積極的なプレスが効いている。33分、ジュビロCK。キッカー上田が、ゴール前に素晴らしいボールが上げたが、誰の頭にも合わず。浦和はジュビロの攻撃力を警戒してか、かなりひいて守っている。この相手を崩すのは難しい。なかなかボールがつながらない。35分、再びCKのチャンス。浦和DFの頭に当たり、再びCK。このボールも外に出て、3度目。こぼれ球のシュートも、ゴール右に外れる。39分、徳増から前線の岡本にロングフィード、岡本のシュートのこぼれ球を、走りこんできた中村が冷静にゴール右隅に決め、先制点!素晴らしいシュート!素晴らしいゴール!42分、藤井が左サイドから粘ってシュートを打つが、GKがキャッチ。決定的チャンス!先制点を奪って、リズムが出てきたか!? ロスタイム、浦和がサイドからクロス、浦和FWと森下が交錯し、二人の身体の下にボールが入ってしまう。一瞬プレーが止まるが、そこへ八田が入り、キャッチ。場内から笑いが起こったところで、前半終了。
- 後半15分まで
- サイドが変わって、ジュビロは後半、横浜国際競技場に向かって攻めることになる。後半1分、森下からのロングフィードを受けた岡本が、角度のないところから強引にシュートするが、うまくミートせず。後半3分、浦和エスクデロのドリブル突破。抜かれると決定的なピンチだったが、森下がギリギリのところでクリア。前半から引き続き、ジュビロはミスが多く、前線へのパスがなかなかつながらない。バックラインの押し上げが遅く、内山監督がベンチを飛び出して、上がるよう指示。後半8分、エスクデロのシュート。八田がファインセーブでCKに逃れる。浦和の時間帯になってきた。この連続攻撃を集中してしのぎたい。9分、浦和のCK。これはクリアするが、ほどなく再びCK。ゴール前でジュビロDFがクリア、こぼれ球に浦和MFが詰め、ミドルシュートを放つも、これも萩原が身体を張ってクリア。このプレーで萩原が倒れこみ、担架で外に出される。ボールが腹部にはいったか。後半12分。ジュビロの波状攻撃。右から岡本、左から中村、最後は上田がミドルシュートを放つが、浦和DFも懸命のクリア。後半14分、上田からの絶妙のパスを受けた岡本が、右からシュートするも、GKがキャッチ。
- 後半30分まで
- 浦和は10番のエスクデロを基点に、攻めて来る。後半17分、浦和右サイドからのスピードのあるシュートがポストに当たり、反対側に跳ね返ったところをつめられて、同点に追いつかれる。最後につめたのは、注意していたエスクデロ。後半18分、浦和の速攻。再びエスクデロがシュート。ボールは八田の足元を狙われ、ゴールイン。わずかの間に、逆転を許してしまった。まだまだ時間はたくさんある。落ち着いて、まずは追いつきたい。得点した浦和がリズムをつかんだ。内山監督、ここでメンバーチェンジ。後半22分、白井洋樹に代えて渡辺恵吾投入。後半23分、中島が積極的にドリブル突破を図るが、浦和DFと交錯し、ファウルを取られてしまう。後半24分、ジュビロ右からのCKのチャンス。上田の蹴ったボールは、ゴールに向かってカーブして入ってきた。可能性を感じるボールだったが、浦和DFがクリア。26分、浦和の速攻。スピードに乗った攻撃は、ジュビロDFはついていけなかったが、オフサイドで難を逃れる。後半27分、浦和DFの大きなクリアが、前線のエスクデロにつながってしまうが、決定的なピンチにはならず。流れは完全に浦和。ジュビロはなかなかリズムをつかめない。浦和は、引いて守ってカウンター狙い。ジュビロの選手の運動量が減ってきた。29分、上田のシュートは、GKがキャッチ。
- 後半45分まで
- 後半31分、中盤でボールを受けた徳増が、そのままドリブルシュート!ボールはゴール左隅に転がり、ジュビロ同点に追いつく!後半32分 1本のパスで浦和に決定的なチャンス。左サイドの鈴木がドリブルシュート。これが決まり、またもやジュビロ追う展開。失点した後、ジュビロの選手が座り込んでいる。まだ時間はある。立ち上がって、攻める姿勢を見せて欲しい。 浦和選手交代 沢口→蛯原。ジュビロ選手交代 飯田→田中。後半37分、浦和FWがドリブルシュート、ジュビロDFがなんとかゴール上にヘディングクリア。ジュビロはサイドを崩されている。後半39分浦和CK。浦和キッカー、時間をかけてボールをセットする。素晴らしいボールが上がり、鈴木がドンピシャヘディングシュート。これが決まり、2点差。ジュビロは森下を前に上げて、攻撃態勢。後半終盤、ジュビロは徹底的にロングボールでの攻撃。浦和選手交代、鈴木→山田。44分、FKのチャンスも生かせず。こぼれ球を拾えず、浦和に粘り強く守られてしまっている。浦和選手交代エスクデロ→佐藤。ロスタイム、ミスからボールを失い、最後は浦和山田が、ミドルシュート。八田も手が届かず、まさかの5失点目。直後、左サイド森下から、逆サイドの藤井にパス。藤井のシュートは、GKがキャッチ。ジュビロも懸命の攻撃を試みるが、万事休す。試合終了のホイッスル。ジュビロ、惜しくもベスト8で、今シーズンの全日程を終了。岡本、ユニフォームをかぶったまま。うつむいて歩く選手達。しかし、スタンド前に並んだ選手達には、温かい拍手が送られた。
- 試合後
- 90分間、競技場横の高架道路から声援を送り続けてくれた5人のサポーターにも、選手達は挨拶に行った。今シーズン、トップチームがふがいない戦いをする中で、ジュビロらしいつなぐサッカーで、日本クラブユース選手権準優勝、高円宮全日本選手権準優勝と、ワクワクさせ続けてくれたジュビロユース。「今度こそサンフレッチェを破って全国制覇」の夢は惜しくもついえたが、シーズンを通した活躍ぶりは、賞賛に値する。試合中、スタンドから厳しい声援を送っていたサポーター達も、試合後は、これで高校生活最後の試合が終わった3年生達に、「来年待ってるぞ!」「八田!能活を越えろよ!」のエール。高校3年生の本当のサッカー人生は、まだまだこれから。八田、森下、上田、中村、藤井、岡本のトップ昇格の6人には、来シーズンからの厳しいプロ生活の中で、さらなる成長を見せて欲しい。そして、2年生以下のジュビロユースは、新しいチーム編成で、また新しいシーズンがすぐに始まる。
ジュビロユースを応援してくださったサポーターの皆様、選手のご父兄の皆様、常に温かく厳しいご声援、本当にありがとうございました。この悔しさをバネにかえて進む選手達の成長を、これからも見守っていてください。
選手、監督コメント