第12回Jユースカップ2004 Dグループ 第5戦
試合日時:2004年11月06日(土) 14時00分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 清水エスパルス 三保グラウンド
- 246人
- 22.4℃/63%
- 晴れ、弱風
- 全面良芝、乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 山村 将弘
- 佐野 友哉/高野 茂
- 佐野 明
- 田中 隆洋
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半5分[得点] | オウンゴール | |
上埜 健太 | 前半13分[得点] | |
桑原 卓哉 | 前半38分[警告] | |
前半43分[得点] | 岡本 達也 | |
後半8分[警告] | 石神 啓 | |
後半9分[交代] | 渡邉 昌成(in) ← 宮本 裕太郎(out) | |
後半11分[警告] | 増田 真士 | |
後半28分[警告] | 渡邉 昌成 | |
鈴木 真司(out) → 篠田 悠輔(in) | 後半29分[交代] | |
上埜 健太(out) → 小泉 慶治(in) | 後半29分[交代] | |
後半30分[警告] | 徳増 欣也 | |
篠田 悠輔 | 後半32分[得点] | |
後半37分[交代] | 伊藤 大地(in) ← 白井 洋樹(out) | |
後半43分[得点] | 岡本 達也 | |
後半44分[警告] | 森下 俊 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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望月 保次 | 監 督 | 内山 篤 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- 試合前
- 三保グラウンド、快晴。11月とは思えないほど暖かい太陽がサンサンと降り注いでいる。遠くから船の汽笛の音が響く、港町らしいこのグラウンドで今日行われるのが、JユースカップDグループの大一番、清水エスパルスvsジュビロ磐田。新潟との試合をすでに1試合消化しているエスパルスが4試合を消化し、3勝1敗。それに対し、新潟との試合がなく、現在2試合を消化し、1勝1敗のジュビロ。新潟との対戦をどう数えるかは今後のJリーグの理事会の承認を待たなければならないが、それでもこの試合に勝ったほうが、グループリーグ突破に大きく前進するのは間違いない。どちらにとっても落とせない大事な1戦になった。
前節、エスパルスに対し2-3と逆転負けしたジュビロ。今日は、守護神八田と、エースストライカー藤井を、共に累積警告で欠く。厳しい試合になることは間違いないが、今日出場するGK松本とFW増田には、与えられたチャンスをきっちりと生かしてもらいたい。スタンドから八田と藤井も見守る今日の1戦。間もなくキックオフ!
- 前半15分まで
- ジュビロの布陣はGK松本、DFは中央に森下、右に宮本、左に飯田。ボランチは上田と徳増。中盤左に白井、右に石神。トップ下は中村、2トップは岡本と増田。1分、岡本が頭で落とし中村豪のミドルシュート。枠を大きく外れる。5分、コーナーキック。キッカーは今日も上田。スピードのあるボールがゴール前に入ってきて、最後はエスパルスDFに当たりオウンゴール。6分、エスパルス右サイドにスルーパス。完全にDFの裏を取られるが、最後は戻ってクリア。続いたCKも、なんとかクリア。先制はしたものの、ジュビロにとってはなかなかボールが落ち着かない時間が続く。こぼれ球が拾えず、全体がバタついている。ピッチに、内山監督の指示の声が響く。13分、エスパルスの波状攻撃。ジュビロDFが必死でクリアするも、次から次へと攻め上がるエスパルス攻撃陣を防ぎきれず、最後はゴール前のこぼれ球を8番上埜に決められ、同点。
- 前半30分まで
- 完全に崩されての失点だっただけに、もう一度気持ちをきっちり切り替えて戦いたいところ。しかし相変わらずボールを拾えない時間帯が続く。19分、ジュビロDFのクリアミスをエスパルス山本に拾われ、一気にドリブル突破を図られるが、最後はペナルティエリアギリギリで森下が止める。エスパルスはワントップの布陣だが、7番山本と10番枝村が2列目からどんどん顔を出してくる。ジュビロはそこをつかまえきれない。22分、エスパルスのFK。直接狙ったのか、ゴールポスト脇をすり抜ける。24分、中村豪が右サイドをドリブルで上がりクロスを上げるが、ボールはファーサイドでエンドラインを割る。久々の攻撃。27分、徳増が長い距離を走ってパスを受けクロスを上げようとするが、タイミングが遅くエスパルスDFに囲まれてしまう。最後のシュートはエスパルスGKに。
- 前半終了まで
- 30分、中盤徳増から前線にパスがつながり、いい形で中村豪にパスがわたるが、最後のシュートはGKがキャッチ。32分、右サイドボールをキープした中村が、強引にドリブル突破してゴール前にナイスクロス!中央で増田が頭で合わせるも、GK正面。34分、オフサイドと思われたDF裏へのこぼれ球から、エスパルスが大きく左に展開。最後は、ゴール前にあわせたボールを森下とエスパルスFWが競るが、相手のファウルで事なきを得る。39分、岡本が強引なキープからシュートするが、ポストにはじかれる。その跳ね返りのボールから、中村・白井らがゴール前にボールを送るが、最後は増田がハンドをとられ惜しいチャンスを逃す。内山監督の「ゴール前で勝負しろ!」という声が飛ぶ。43分、右サイドの石神からゴール前にスピードのあるクロスが上がる。中央で岡本がピンポイントで頭であわせ、ゴールの中に流し込んだ。ビューティフルゴール!!勝ち越し点を奪ったジュビロが勢いを取り戻したところで、前半終了。本当にいい時間帯での得点だった!
- 後半15分まで
- ベンチに入っていない選手も含めて全員で円陣を組んでからピッチに向かったジュビロイレブン。両チームハーフタイムでの選手交代はなし。立ち上がり、エスパルスの鋭い攻撃。ゴール正面からのミドルシュートを打たれるが、GK松本がキャッチ。その直後、DFのミスからボールを奪われ、エスパルス左サイドから中央にクロス。ジュビロDFの足に当たったボールがGK松本の手をかすめ、あわやオウンゴールか!?と思ったが、松本がなんとか戻ってボールを押し出す。後半立ち上がり、エスパルス積極的な攻撃に、ジュビロが受身になっている。ミスがらみでボールを奪われ、エスパルスの速攻をくらうこと多くなってきた。9分、石神に警告。宮本に代え渡邉昌成投入。右サイドの守備強化か。11分、増田が警告。ボールがつながらないせいか、ラフプレーが多くなってきた。ここは冷静にプレーしたい。14分、エスパルス左サイドに流れていた鈴木が逆サイドにクロス、決定的なピンチだったが、最後のシュートは大きくゴールの上。
- 後半30分まで
- ジュビロはパスをつないで攻撃を組み立てようとするが、足元へのパスが多く、相手のチェックを受けやすい。もっとスペースに展開したいが、選手の焦りばかりが目立つ。21分、ジュビロコーナーキック。上田の蹴ったボールはわずかに合わず。26分、ジュビロ全体が攻めあがったところで、石神のミドルシュートは枠の外。森下が最前線へのロングフィードで最前線を狙うが、岡本などのFWにわずかにあわなかったり、その後うまくつないでいけなかったりして、決定的なチャンスは作れない。
- 後半終了まで
- ここにきて、ジュビロのファウルが多くなってきた。32分、ボールがジュビロDFの裏へボールが出る。オフサイドと思われたが、そのままプレーは続き、最後はエスパルス途中出場の篠田がGK松本との1対1を冷静に決め、土壇場で同点に追いつかれてしまった。選手たちは微妙な判定に動揺を隠し切れない。逆に追いついたエスパルスが勢いづいて、ジュビロのDFの裏にどんどんボールを出してくる。DFはただクリアするだけの状況。ジュビロ選手交代、白井に代えてFW伊藤大地。38分、エスパルスCK。キックは逆サイドに流れる。残り時間はあと5分。岡本がゴール前で何度も倒される。両チーム共に、もう1点を取ろうと、必死の攻防。42分、岡本が振り返りざまのミドルシュートを放つが、ゴールを大きくはずれる。43分、エスパルスGKのキックが味方に当たり、ゴール前に転がる。そのボールを岡本が必死で追いかけシュートしようとしたところで倒されてPK。これを自分で決め、再び勝ち越し!得点して、再び落ち着きを取り戻したジュビロと、足が止まりつつあるエスパルス。しかし、エスパルスは最後の猛攻を仕掛けてくる。必死で守るジュビロ。必死で攻めるエスパルス。スタンドからも悲鳴に近い声援があがる。エスパルスの攻撃をなんとかしのいだところで、試合終了。調子の上がらないジュビロにヒヤヒヤし、決して「いい試合」ではなかったものの、終盤は両チームの「絶対に勝ちたい」という気持ちの見える、見ごたえのある試合となった。グループリーグ全試合を消化したエスパルスが勝ち点9。ジュビロが勝ち点6で、来週の湘南戦に臨む。あくまで暫定順位ではあるが、勝てば決勝トーナメント進出が決まる大事な1戦であることに間違いはない。残念ながら次節は守備の要・森下と、不動のボランチ・徳増が累積警告で出場停止で、再び厳しい試合となるのは必至だが、ここは絶対に負けられない。チーム総動員で戦うジュビロユースに、ご声援をよろしくお願いします!
選手、監督コメント