AFCチャンピオンズリーグ2004 グループリーグ第5戦
試合日時:2004年05月12日(水) 19時07分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 10,845人
- 22.1度 / 76%
- 晴れ/弱風
- 全面良芝/乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- スニル セナウェラ
- チャン シウ ケイ
- プン ミン ファイ / ング チウ コック
- ング カイ ラム
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半26分[得点] | オウンゴール | |
福西 崇史 | 前半42分[警告] | |
後半3分[警告] | ユン ジョンファン | |
福西 崇史 | 後半4分[得点] | |
後半10分[交代] | エドゥ(in) ← キム ヨングン(out) | |
後半19分[得点] | エドゥ | |
成岡 翔(out) → 川口 信男(in) | 後半21分[交代] | |
前田 遼一 | 後半25分[得点] | |
後半27分[警告] | パク ジェホン | |
後半31分[交代] | ソン ジョンヒュン(in) ← キム ヒョンス(out) | |
名波 浩(out) → 中山 雅史(in) | 後半36分[交代] | |
後半36分[交代] | パク ドンヒョク(in) ← ユン ジョンファン(out) | |
後半40分[得点] | パク ドンヒョク | |
前田 遼一(out) → カレン ロバート(in) | 後半42分[交代] | |
後半44分[得点] | ナムグァン ド | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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桑原 隆 | 監 督 | チョー ユンファ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 平日の夜とあって観客の入りはまばらだがホームジュビロゴール裏には熱いサポーターが集まっている。暑い1日だったがこの時間になると涼しい気候になっている。ピッチコンディションは良好。そしてメンバーも万全だ!出場停止の服部と西。怪我の田中が出られないがジュビロサッカーは変わらない。GKは安定感抜群の佐藤。DFにはセンターに菊地・右に鈴木・そして左には大井が入る!MFはボランチに福西・河村。右に成岡。中央に名波。左に藤田。ツートップに前田とグラウが入る。ベンチも含め、総動員の戦いが始まる。今日は両チーム絶対に負けられない戦い。予選リーグ突破をかけた事実上の決定戦。最後まで気を抜けない試合になりそうだ!注目は先発出場となった大井と菊地の若手DF。そして中盤の成岡を含め、2年目のヤングジュビロがカギを握る。名波・藤田・福西・グラウがどう引っ張るか!?みどころが多い試合になった!
- 前半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。大井がリベロに入り、菊地が左、鈴木が右というディフェンスライン。1分前田が積極的にシュート!CKを奪う。立ち上がりから緊迫感のある戦い。ジュビロも前線から激しく動く。2分大井・菊地が相手にプレスをかける。3分相手のCKも成岡がマーク。4分には菊地が足を伸ばし難しいディフェンスをこなす。激しいゲーム展開が動く中、藤田・名波・福西がボールを落ち着かせる。7分グラウが前線からプレスをかけ勝負。8分藤田→成岡→福西と繋ぐがフィニッシュが打ち切れない。慣れないタイプのサッカーに両チーム戸惑いながらパスを繋ぐ。11分最終ラインの大井からグラウへロングパスが通る。藤田も激しく相手と競り合う。13分前田が長い距離を走りながら起点を作ろうとする。14分成岡から名波がボールを受けるとミドルシュート!ゴール左に外れる。徐々にジュビロのパスが繋がりだす。
- 前半30分まで
- 中盤で河村がミスをすると速攻を受ける。大井が落ち着いて対応する。一度は難を逃れたかに見えたがミドルシュートを打たれる。ゴール右に外れるが危ない場面。パスミスが目立っている。18分藤田が個人技で相手を交わすと前線のグラウへ。右の成岡へ流し切り替えしてクロスボール。グラウと前田が入れ替わり、グラウがフリーでボールを受ける。シュートを放つがゴール上を超える。全北現代がこの時間怒涛の攻撃を見せる。10番のボティを中心に組み立ててくる。大井もはっきりとしたプレーでクリアーする。こぼれ球も鈴木・名波が体を張りブロック。24分にはGK佐藤へ足の裏を見せて相手FWが飛び込んでくる。危険なプレー。激しい勝負が続く。25分菊地が激しくプレスをかけるがファールをとられる。CK付近からのFK。GKを超えたボールを混戦から鈴木の前に体に当たりボールはゴールの中へ。オウンゴールで失点をしてしまう。28分前田がコーナーを奪う。しかしそのコーナーキックをすぐにスタートさせると速攻を受ける。何とか鈴木がカットするが危ない展開。前半から激しいゲーム展開となっている。
- 前半45分まで
- 31分大井のミスパスから速攻を受けてします。しかし、大井・鈴木でカット。危ない場面もあるがまだまだ集中力は切れていない。33分相手DFが倒れているのを見て藤田が攻撃を止めボールを外に出す。34分バックパスをグラウがプレスをかける。36分福西へファール。熱い競り合いが増えてくる。36分名波からFKでゴール前にボールが上がる。ボールは流れ、CK。再び名波が蹴るが再びCK。今度は左から藤田が蹴る。こぼれ球を成岡が拾い、藤田→名波→グラウが飛び込むが触れない。39分成岡がドリブルで仕掛けるが抜き切れない。40分グラウへも激しいチャージがかかる。41分左サイドから名波がFKを蹴る。中で河村がヘディングシュートを放つがGKがセーブ。41分右からのCKは藤田が蹴る、前田のヘディングシュートもゴールマウスを捕らえることができない。42分ボールのないところで福西がイエローカードを受ける。44分河村が中盤で倒される。ボールの出どころがなくなってくる。44分鈴木が体を張りボールを繋ぐと藤田がドリブルで中央突破!シュートはゴール左を外れてしまう。惜しい場面。ロスタイム1分。菊地もボール離れを送れリズムが掴めない。ここで前半終了。後半も激しく厳しい戦いになりそうだ。
- 後半15分まで
- 交代なしで後半スタート。立ち上がりはジュビロが落ち着いてボールを回す。1分速攻を受けても大井がカット。しかしその後のフィードが良くない。藤田へのロングフィードもカットされてしまう。3分福西がドリブルで突っかけファールをもらう。ゴール正面25m、グラウと名波がボールの横に立つ。名波がFKを蹴るとボールは壁に当たる名波が拾いグラウが頭で流す、そこに福西が入り込みシュート!ゴール右隅へ決め同点。スタジアムが大歓声に包まれる。6分全北現代のCK。名波→藤田でクリアー。8分再び全北現代のCK。これもニアでクリアー。流れは磐田に来ている。9分ここも全北現代のCK。これもしっかりクリアー。大井・菊地も厳しくプレスをかける。11分グラウ・前田が前のポジションでボールを受けられるようになってきた。12分菊地がスライディングで素晴らしいディフェンス。12分今度は大井がスラディングでシュートをブロック。13分藤田がボール持つと、名波が左を駆け上がる。センタリングにニアでグラウが飛び込むがゴールならず。14分名波の左からのCKグラウがユニフォームを引っ張られるがノーファール。更に激しさを増す。
- 後半30分まで
- 17分ボディが右をドリブルで上がるが菊地が粘り強いディフェンスで自由にさせない。18分相手のクリアーミスを藤田拾い、センタリング。ニアでグラウがダイビングヘッドするがボールはDFに当たる。こぼれ球を前田を行くがシュートが打てない。20分CKからの混戦でエドゥのシュートがゴールネットへ突き刺さる。追加点は全北現代。21分、ここで成岡に代わり川口を投入!いきなりスペースへ走り出す。22分福西がボールを奪いグラウへ縦パス。相手DFの股間を抜き突破しようとするが倒される。23分鈴木から川口へ。しかし繋がらない。24分福西から藤田へパスが出る。ペナルティーエリア内で倒されるがノーファール。25分グラウの右からのセンタリングを前田が打点の高いヘディングシュートで同点ゴール!スタジアムは大きく盛り上がる。28分藤田が仕掛けこぼれを前田が拾う。運動量も増えてくる。29分福西がトップ下でボール受けると前田へスルーパス。おもしろい展開。
- 後半45分まで
- 33分ワンツーから全北現代にシュート打たれる。34分前田・グラウ・河村あシュート体制に入るが決めきれない。36分名波に代わり中山を投入。37分速攻からグラウが右足でシュートを放つがGKにセーブされる。38分川口がドリブル突破、ペナルティーエリア内で倒されるがノーファール。39分CK、大井も上がるが決めきれない。40分全北現代の怒涛の攻撃。ペナルティーエリア内でスライディングするがボールはゴールネットを揺らしす。この時間で失点。勝ち越される。残り5分。42分ここで前田に代え、カレン・ロバートを投入。前線に中山・グラウ・カレンが並ぶ。全北現代は最後、時間稼ぎをしてくる。ジュビロはロングボールで中山の頭を目掛けてボールを蹴る。ロスタイム4分。カレンがドリブルで突破。川口が右を突破。センタリングから福西が胸で落とし、藤田がシュート!しかしゴールは決まらない。鈴木が50mほど走り上がる。福西もゴール前でシュートを打つが決めきれない。しかし、最後速攻から4点目の失点。2-4。ACLのグループリーグ突破がここで終わってしまった。悔しすぎる結末。
選手、監督コメント
- 桑原 隆監督
- コメント
一つの目標だったACLが可能性が無くなった訳じゃないですが、非常に痛い敗戦だったと思います。選手は疲れながれも、本当にみんな頑張ってくれたんですけど、最後また、リスタートを十分に注意していたんですけど、非常に残念な結果だったですね。選手は本当に疲労困憊の中を良く最後まで戦ってくれたと思います。
(中盤が若干機能していなかったというのは?)
向こう(全北現代)がかなりプレス速かったですよね。それもあったかもしれないですけど、ま、いつものやってるメンバーじゃないっていうのもあったと思いますけど。前半は向こうの速いプレスに、ちょっと中央を本当になにもできなかったですからね。サイドに起点という指示はしていたんですけど。向こうは集中力が最後まで切れなかったですね。うちの方がやっぱ、切れてる(集中力が)時間が非常に長かったと思います。前半、運動量も全然なかったし、戦ってもいなかったし、前半なんか全てでもう向こうの方が上だったと思いますね。後半はある程度、ハーフタイムで修正できて、いいところまでいったんですけど、いつも追いつくばかりだったですね。また1点リードすれば、流れが変わったと思うんですけど、常にリードされて追いついてという感じだったんできつかったですね。
- チョー ユンファ監督
- 今日の試合ですけども、試合に負けたらベスト8に進出できないということもありまして、精神的にも肉体的にも非常に集中した状態で試合に臨めたと思います。特に守備の面で集中力が高かったと思います。
(試合前、ジュビロに対してはどんな作戦で臨みましたか?)
ジュビロが2/14、アウェイゲームの時と殆ど変わってなかったと思います。ブラジル選手がその試合の際に出られませんでしたが、スタメンで出てくることは予想していました。6番、10番、11番の選手は警告で出れないということも予め、それは頭に置いといて今日の試合に臨みました。攻撃的な選手をたくさん投入しました。
(戦術的な狙いはありましたか?)
戦術的にはジュビロの場合、両サイドが非常に良いということで、両サイド、クロスを注意した戦術でいきました。前半は両サイドはそれほど危険ではありませんでした。後半それ以降4-4-2のシステムに変え、交代選手も非常に良く機能しくれてたと思います。
- 鈴木秀人
- 守備の意識がちょっと低いかな。2-2になった時点で言っていたんですけど。3点目とりに行ってカウンターくらってというのが多かった。
(引き分けでもいい状況だった?)むしろ向こうに攻めさせてカウンター狙うような感じでよかったんじゃないかな。そんな中でも健太郎(大井)もすごいがんばってたし、いい経験になったんじゃないですか。後はリーグ一本に集中してがんばりたいです。
- 前田遼一
- (相手を背負ったとき厳しかった?)当たりは激しかったですけど。。
(1点取ったときは行けるかなという雰囲気でした?)そうですね。はい。
(相手の早いパスにやられた?)うーん。どうですかね?上手く回せると思ったんですけど。
- 成岡翔
- 起点になればよかったんだけど、(ボールを)もらう回数が少なかったし、もらっても迷っていて判断が遅かった。まず、中盤で止まってしまってそこからプレスをかけられて取られるパターンが多かった。それは個人的な問題で、今日は判断が遅くて最悪でした。
(体調が悪かった?)最近はぼちぼちあがってきた方なんで。気持ちの問題なんじゃないかなと思うんですけど。
(監督からの指示は?)サイドで起点を作れば、中でいい形で動いてくれるので、サイドで溜めを作ってくれと言われたましたけど、それもできずに終わった。。
- 福西崇史
- 前半はプレッシャー来ましたけど、後半はジュビロのペースできると思ったんですけど決められるときに、(逆に相手に)決められたから、後手後手の展開になったと思うんですけど。
(長いボールでさげられた?)長いボールっていうのが韓国のサッカーですけど、そこでがんばってラインを上げれればいいでしょうけど、そのこぼれ球を拾えればジュビロのペースでできると思ったんですけど、拾える時もありましたけど、拾えないときに相手のペースで疲れさせられた。
(これでリーグ一本に集中する?)切り替えて次ですね。
- 菊地直哉
- こぼれ球を拾えてないし。中盤で。それでガーっときて。ちょっとした集中の所だと思いますよ。
(人に対して強くなった?)1対1は慣れてきましたけどチームとしての動きというのを上手くやりたいですね。
(最後の失点シーンは大きく前線に蹴るべきだった?)前に入れようとしたら(ディフェンスに)当たったんで。。色々と大事な所で、集中しないと行けないところで集中してない所があったので、そういうとこじゃないですかね。
(2回追いついていけるという雰囲気でしたが?)そこで前係になりすぎた部分もあるし、時間を考えたプレーを。。2-2でも次あるっていうのもあったと思うし。そういうところがわかってないといけないかなと思う。
- 中山雅史
- (後半の3点目取られた時にセンターサークルで急がせてた?)倒れてる暇ないですから。とりあえずこれで終わったでしょ?次を目指して頑張るしかないですね。追いついた所まではよかったんですけどね。そこから勝ちには行ってる姿勢が裏を取られたっていう部分もありますしね。それにしても、やはりもうちょっとボールを繋いで繋いでの方がよかったのかなっていう所もありますけどね。反省点は負けた試合っていうのは多いですしね。次にどう活かせるかだと思いますしね。アジアの大会がなくなってしまった分、もう残されたものに全力を投じていくしかないですよね。