AFCチャンピオンズリーグ2004 グループリーグ第2戦
試合日時:2004年02月25日(水) 18時59分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 6,151人
- 9.8℃ / 71%
- 曇 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 今村 洋一
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
20分[警告] | ナロンシャイ ワッチラバン | |
グラウ | 44分[得点] | |
ハーフタイム[交代] | パナイ コンパパン(in) ← アリエル マルセロ クタレ イ(out) | |
グラウ | 49分[得点] | |
福西 崇史 | 68分[警告] | |
グラウ(out) → 中山 雅史(in) | 71分[交代] | |
75分[交代] | ティーラテープ ウィッノータイ(in) ← ジャットゥポン トンスク(out) | |
77分[警告] | サティー ムッカトー | |
名波 浩(out) → 河村 崇大(in) | 77分[交代] | |
服部 年宏 | 81分[得点] | |
82分[累積警告/退場] | ナロンシャイ ワッチラバン→ | |
89分[交代] | クライキャット ビヤッタク(in) ← サティー ムッカトー(out) | |
89分[警告] | ティーラテープ ウィッノータイ | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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桑原 隆 | 監 督 | アタポン ブザパーコム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- アジアチャンピオンズリーグ第2戦。初戦はアウェイ・韓国で全北現代と対戦、前半1点リードされながら後半"名波""西野"のゴールで逆転勝ちを収めている。そしてホーム初戦の今日はタイのテロ・サーサナ!昨年のACLでも結果を残している実力チーム。ホーム&アウェイで行われるこの戦い、絶対にホームでは勝ち点3を奪いたい。メンバーはU-23に選出されている選手のほかはベストな布陣。ジュビロに復帰した藤田・日本代表の福西・怪我での調整が続いていた中山もベンチに入る。2004年桑原ジュビロがどんな戦い方をしてくれるか!?磐田でのデビュー戦が今始まる。注目は西とグラウ!
- 前半15分まで
- スタンドに日の丸が掲げられ、両チームが握手をしジュビロ磐田ボールでキックオフ。落ち着いてジュビロがボールを回し様子を伺う。テロ・サーサナはかなり引き気味でポジションをとる。前から追わず、守って様子を見ている。4分クロスボールに西が抜け出し、切り替えしシュートまで行こうとするが打ちきれない。5分田中からのロングボールに西野が体で飛び込んでいくが突破することはできない。7分も山西からロングボールでクロスが入る。西野が入り込むがまだ、様子を見ている状態。速攻でテロ・サーサナが右サイドから攻撃するが落ち着いてGK佐藤がキャッチ。9分グラウがポストに入るりバックチャージを受ける。厳しいディフェンスも随所に見られる。10分西が右から素早いセンタリング。西野が飛び込むが触れない。11分左で藤田から右に飛び出した名波にクロスボール。トラップし切り返すとセンタリングをグラウへ。シュートはミートせずゴールを捕らえられない。後ろでフリーで待っていた藤田が悔しがる。13分テロ・サーサナの攻撃、左から右に大きなクロスボールが入り、山西の裏を取られシュートまで行くが佐藤がキャッチ。お互い、クロスボールで崩しにかかる。
- 前半30分まで
- 15分ジュビロの右からのコーナーキック。ニアで鈴木が飛び込むがクリアーされる。16分テロ・サーサナのFK。26番が直接狙う、しかし佐藤がカット落ち着いて外に弾く。18分西野が右サイドからドリブル突破を仕掛けるが倒される。ジュビロが押し気味な展開は続くが、決定機が作れない。20分名波からグラウに縦パスが入る。振り向きシュートを放つがDFに当たってしまう。ジュビロの中盤では余裕があるが前線には相手選手が多くいる。崩しづらい展開。25分グラウに入ったボールをダイレクトで西野へ。ゴールへ向かい走り出すが後ろからのカバーにカットされる。惜しい展開。27分名波のトリッキーなプレーから西がドリブル。ファールを奪いFK。名波&藤田立ち。蹴ったのは藤田。しかし中の人間が合わせることができずシュートまで行かない。29分中盤でボールを持つ時間が長く崩すことが難しい流れが続く。
- 前半45分まで
- 33分中盤で回している状態から山西がオーバーラップ。しかし、ゴールラインを割ってしまう。36分ジュビロの速攻!服部から一気に前線の西野にボールが出る。相手DFが崩れるがシュートが打てない。この時間帯は速攻や早い攻撃が効きそうだ。40分右で藤田→名波→服部で崩す。センタリングをファーサイドへ。グラウが行くがシュートが打てない。41分、右の西からニアに早いセンタリングが入る。西野がタイミング良く入り込むが頭に当てることが出来ない。GKが交錯し倒れる。このような展開で得点が欲しい!44分服部がミドルシュートを放つとそれが西に当たり、こぼれたボールをグラウが右隅へシュート!ついに先制点が生まれる。前半の1点は後半に向けて大きな意味を持ちそうだ。攻め苦しんだ前半が終了。
- 後半15分まで
- ジュビロは交代なしで後半スタート。1分グラウに入ったボールをダイレクトで西野に合わせる。胸でトラップしそのままジャンピングボレー!ボールGKの左を抜けるボールはバー直撃!惜しい場面。直後そのこぼれを一度左に出し、センタリング。そこに再び西野が入り胸でトラップしかしゴールならず。3分、西のミドルシュートを福西が落とし西野がシュートしかしブロックされる。切り替え右のグラウに渡し左足でシュート!しっかり左隅に流し込み2点目をゲット!後半いきなり動き出す。6分藤田の浮かしたスルーパスをグラウが頭で落とし福西がシュート!惜しくもゴール左に外れるが完璧な展開。7分藤田が右の西に展開するとワンタッチでセンタリング。グラウがダイビングヘッドでシュートを放つ!完璧な展開だったが決めきれない。2点目を決めたことによって相手が前に出てきた。ジュビロの攻撃が動き出している。11分西野がペナルティーエリア外でボールを受けるとそのままミドルシュート!GKにカットされるが良いリズム。12分西野が福西からのスルーパスを受け抜け出したがシュートミス。13分前線でジュビロの人数が多くなってきた、相手が戻る前に攻撃を仕掛け崩しにかかっている。
- 後半30分まで
- 左で藤田→名波→服部でボールを回し相手を見る。DF陣は田中が最終ラインを統率し鈴木・山西がしっかりチェックに行っている。19分藤田がボールを奪われると速攻を受ける。しかし山西が追い込み鈴木がカット。素早い対応で守り抜く。ジュビロ完全にペースを握っている。ボールを回し相手に触らせない。24分名波と藤田二人で相手をかく乱させる。25分福西が体で相手をガードし西が抜け出す。シュートはゴール右に外れるが良いリズム。26分ここでグラウに代え中山を投入。スタジアムが盛り上がる。28分服部から右でフリーの西にロングフパスが渡る。右からのセンタリングに中山が入り込む。シュートは打てなかったがタイミングを確かめるようにパスが出る。アウェイでの戦いも考えまだ得点が欲しい。
- 後半45分まで
- 相手の攻撃も落ち着いたディフェンスから素早い攻撃へ展開できている。32分名波に代えて河村が入った。ボランチに河村がそして福西がひとつ前に上がった。その福西が右からドリブルで突破するとファールを受けPK。服部がしっかり決め3点目を奪う。38分焦れてきたテロ・サーサナがファールを連続。ひとり退場となる。39分ゴール正面30mから服部がFKを蹴る。ゴール上を超え残り5分。41分鈴木の早いチェックから藤田へ。クロスボールを西野が受け、マイナスのボールを福西へ、ループシュートを狙うがDFにカットされる。43分西の右からのクロスボールに西野がDFに競り勝ちヘディングシュート!ロスタイムに入ろうとするところで相手が選手を交代。最後の最後までジュビロは集中力を切らせていない。ロスタイム2分。河村がボールを持ったところで相手が後ろからスライディング。危なすぎるプレーが出るが、しっかり自分たちのサッカーをし試合終了。
選手、監督コメント
- 桑原 隆監督
- ホームだったのですが、タイも準優勝しているチームなので非常に厳しい戦いになると思っていました。
うちも代表が合流してなかなかコミュニケーションがうまく取れていないなか、非常にモチベーションを高くもってやってこれたと思います。前半はちょっと動き出しも遅くて、もう少しサイドからうまく攻撃すればもっともっとよかったと思ったんですど、後半は前半を踏まえていい形で攻撃できたんじゃないかなと思います。
今日の目標は0点で抑えて勝ち点3をとるということだったんで、目標を達成でき、選手もこの試合の重要さをプレーで出してくれたんじゃないかなと満足しています。(グラウと中山はまだ発展途上ですかね?)
グラウは合流して4,5日しかたっていない状態なんですよね。足の状態も非常に良くなったので今日やらせたんですけど、まだまだ去年に比べれば本来の動きではないと思うんですよね。これから開幕まで2週間以上あるので、もっともっとコンディションが上がっていくのではないかなと思っています。
中山については、非常に体のほうも試合をやる筋肉がついてきたので、今はマックス45分の状態なんですけどもこれをもうちょっとこれから60分あるいは90分できれば一番いいんですけども、これを徐々に45分を上げていく感じで、まだまだゲーム基準ではまだまだなんですよね。少しづつやらせていかないと戻ってこないんでね、今日はああいう形で出したんですけど。順調に進んでいると思っています。
(交代の時間っていうのは計っていったんですか?)
そんなことないですよ。早く3点とってくれたら早めにいろんなオプションを考えていたんですけど、2点だとちょっと怖い面があったので、ああいう時間帯になっちゃったんですけど。もうちょっと早めにゴンについては出したかったです。
西野にはがんばってもらわないといけないんで、ちょっと外しまくってはいましたけど、辛抱強く使わなきゃいけないかなと思っています。
グラウ選手が加わりましてフォワードをもっとためすのかなと思ったのですが
試すといっても駒がそんなにいるわけではないので、今のあれしかしかたないでしょ。実際。
(カレンとかもうちょっと芝生を踏ませておくとか?)
僕は試すとかそんなつもりは毛頭ないです。ある程度力をつけてこなければ使いませんし、若手を試す余裕はありません。点差が開けば考えないこともなかったんですけど、やはり勝ち点3をとるということなので。でも今度はグラウが出れないんでカレンが出るかもしれませんね。それは今のベスト状態のメンバーでやったということですね。
(相手の出方に関しては予想通りでしたか?)
やはりディフェンシブには来ると思っていました。
予想通りですね。
(途中川村選手がいないことによって福西選手をとっさにトップ下にいれた狙いは?)
今年の目玉じゃないですけど、福西はあそこで使ったら面白いんじゃないかなという発想と構想をもってたんで、名波は膝がああいう状態なんでもっと大事に使わないといけないので、藤田とか福西になると思うんですけど。それと相手も攻撃的になってきたんでボランチもバランスを崩していたんで川村をいれて守備的なバランスをしかっかりとって福西の攻撃力もいかそうと思っていれたんですけどね。PKを誘ったのは福西選手ですよね。ああいうプレーを僕は期待しているんですけどね。名波とは違うところですよね。そういう意味であそこでは福西選手は期待にこたえてくれたと思っています。
(藤田選手はもうしっかりいけてますか?)
代表にいって疲れもずっとあるし、本来の藤田選手の動きではないですね。
これからもっときれてくると思います。
(PKのシーンで監督もゴンゴンと叫んでいたんですけども)
ゴンで蹴らせてプロなんでお客さんにも喜んでもらおうと思って、ゴンに蹴らせてもいいかなと思ったんですけども。また、そういう機会があればPKも練習してもらって、トレーニングもしてもらってメンバーにいれるようにしますよ。
- アタポン ブザパーコム監督
- まずジュビロ磐田に勝利の言葉を述べたいと思います。今日はジュビロ磐田の方がすごく動きが良かったので、それが勝利につながったのだと思います。
前半の最後の方で、ジュビロのゴールを阻止したことでジュビロを目覚めさしたことになったのだと思います。
それによって後半ジュビロの方が攻撃的にプレーしてきたと思います。
気温の方も選手たちにとってはかなり寒かったので、試合に影響して本来の動きができなかったと思います。
タイのホームがあるのですが、そこではいい試合ができるようにのぞみたいと思います。
(ジュビロ磐田で光った選手は誰でしたか?)
7番の名波選手10番藤田選手23福西選手です。
(アウェイですが今日はどういう戦いをしようと思っていたのですか?)
アウェイの試合なので引き分け狙いできました。
- 西 紀寛
- オレのコメントは…って書いて(笑)。よかったのかわからない。動きすぎという部分や場面もあったけど。もっと点が取れたというのは確か。形の中できれいな形でとれた場面もあるし、センタリング指示が入った場面もあったし、中ばっかりじゃなくて。(前半は慎重になりすぎた?)そんなことはないんですけど、もっとアグレッシブに行こうという話だったんですけど、思った以上に上手くいかなくて、動きすぎかな?と思ってサイドからセンタリングをいっぱいあげるように心がけたら、自分が(シュートを)打てなくてつまんないなと(笑)。(1点目服部選手のセンタリングが直撃しましたが?)顔に当たった(左耳のあたりを指す)。はっとさんなんかこっちきそうだな~と思ったら、こっちきたー!って。
- 鈴木 秀人
- 前半ツートップの動きだしがちょっと悪くて、なかなかいい形で攻撃ができなかったんですけど、なんとかロドがいい時間帯で2点取ってくれたんで、敵も前にでてきたんで自分たちのサッカーもできたしほんといい時間帯に点を取ってくれた。
- 名波 浩
- 思ったより強くなかったけどね。3-0が妥当かな。形があまりよくなかったけど、苦しいときにいい時間帯に点取ったし、取るべき人が点をとって、守るべき人が守って、勝ち点3という明確な目標にみんなが団結したゲームだったと思います。(藤田選手とのコンビもいいですね?)まだまだちょっとぎこちない部分もあるし、はっと(服部)と3人絡んだときはいいんだけど、4人目の西が絡んでくるとちょっとバランス悪くなるんで、その辺を修正しなければならない。あと、フィニッシュまでの形をもっと早い時間帯からだして徐々にプレッシャーをかけていかないと、相手も勢いづくと思う。ただ、初対戦だから相手の戦術とか選手の特徴とかわからない部分も多少あったので、そういった中ではシーズン当初にしてはいいゲームかなと。(グループ首位ですが?)抜ける数字を取るまでは、全力で行きたいと思うし、今日の交代を見ればわかるとおり決して手を抜くような、若手を試すようなことも桑さん(桑原監督)はしないし、その辺は選手も肝に銘じているので。
- グラウ
- 自分のゴールだけではなくて、チーム全体におめでとうと言いたいと思います。非常に強い決意で望んで、非常に大事な勝利をもぎとって、特にACLで2連勝というすばらしいスタートをきれたので満足しています。今年はチームとして、ACLのタイトルを取るということを最大の目標に掲げているので、この2連勝というのは大
- 服部 年宏
- (PKはすごい中山さんコールがありました?)だから、中山さんかな~?と思って聞いたら、ベンチは中山さんって言ったらしいんだけど、俺はオレに聞こえて、じゃーいいよ蹴っとくよ!みたいな感じで。最初ゴンちゃんに聞いたんだけど、「いいよ、蹴れ!」って言われたので。まあ入ってよかったけどね。はずさなくてよかったけど。何言われたかわからないからね。(前半は慎重に行こうとした?)大事に行き過ぎた場面もあったんで、スピードアップするリズムチェンジがなかったので、その辺が捕まった所だったんですけど。後半は向こうもちょっと疲れたみたいで、多少スペースもできたんで、こちらがいい形でできました。リーグ6試合のうち2試合だけど、それでも2勝したというのが今後のアドバンテージになるのでいい結果だと思います。
- 藤田 俊哉
- なかなかどんなに押していても、3点取るというのは今のサッカーでは厳しいと思うのですけど、シビアに突き詰めていけば5点ぐらいはとれたかもしれないです。守られる状況の中で、どうやって打開していくかっていうのがすごい難しかった。今日の試合は3点がノルマだったので、最低ラインはクリアしたかなと思います。サッカーの質そのものを見ていったら、レベルアップしてJリーグに望む必要があると思いますけど。今度はもっと遠目からシュートを打つようにしたい。今日は抑えてしまった部分があったので、シュート練習をたくさんして次に望みたい。(アウェイ戦は?)この3点のリードを上手く使ってサッカーしたいなと。アウェイ(タイ)では元気になると聞いているので、僕らも元気になればいいんじゃないかと思います。