Bグループ 第4節
試合日時:2004年06月05日(土) 14時00分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 万博記念競技場
- 7,576人
- 30.3℃ / 32% 天候 /
- 晴れ / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 玉井 朗
- 西村 雄一
- 青木 隆 / 中野 卓
- 大西 弘幸
- 加藤 雅之
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
児玉 新 | 前半3分[警告] | |
前半7分[得点] | 西野 泰正 | |
前半8分[得点] | 西野 泰正 | |
前半29分[得点] | グラウ | |
大黒 将志 | 前半37分[得点] | |
橋本 英郎 | 前半39分[警告] | |
児玉 新(out) → 森岡 茂(in) | ハーフタイム[交代] | |
松波 正信(out) → 中山 悟志(in) | ハーフタイム[交代] | |
大黒 将志 | 後半8分[得点] | |
實好 礼忠(out) → 松下 年宏(in) | 後半14分[交代] | |
後半19分[交代] | 森下 仁志(in) ← 成岡 翔(out) | |
後半24分[交代] | 中山 雅史(in) ← 西野 泰正(out) | |
後半28分[警告] | 鈴木 秀人 | |
後半44分[警告] | グラウ | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
西野 朗 | 監 督 | 桑原 隆 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 14:00キックオフで万博記念競技場で行われるガンバ大阪戦。ここまで勝利がないヤマザキナビスコ杯も今日で第4節。ここからが正念場。今日の大阪は気温が上がり初夏の気候。気持ち良いぐらいの晴天に空がサックスブルー一色に染まっている。メンバーもベストなコンディション調整をしてきた。A代表の藤田・福西・田中・そして怪我の西が離脱し、出場停止で服部といつもの顔ぶれはいないがチャンスをもらった選手たちが良い表情でスタジアムに入ってきた。今週の練習では日替わりでフォーメーションとメンバーを試し各選手のモチベーションを上げている。注目は初のキャプテンマークをつける鈴木秀人。グラウとツートップの先発となった西野!トップ下の前田、右の川口にボランチの名波、そしてリベロの菊地だろう!この勝たなければ行けない戦いにこのメンバーたちが奮闘してくれる。そして調子が上がっているベンチの中山も注目!狙うはゴールのみ!目指すは勝利のみ!ゲームキャプテンは鈴木秀人。
- 前半15分まで
- ゆっくりとボールが蹴りだされる。落ち着いた立ち上がり。菊地・鈴木・山西のディフェンスラインでボールを回す。3分大黒のシュートは鈴木がブロック。3分右サイドで川口が突破、たまらず児玉がファール。FK名波がゴール前に上げ、前田が入り込むが届かない。5分西野が裏へ抜け出し最後はグラウへ上げるが繋がらない。6分前田から左の開いた西野へ。7分菊地からのロングボールで右へ出た川口が裏のスペースへ飛び出す。センタリングに西野が頭で合わしゴール!8分今度は名波から左の成岡へセンタリングに再び西野が頭で飛び込む。ゴール!早くも西野が本領発揮!リズムは完全にジュビロ。13分川口がディフェンスラインからドリブル。長い距離の駆け上がりに相手はたまらずファール。14分ガンバの左から二川がクロスボール。GK佐藤の前を横切る。15分2列目から前田が強烈なミドルシュート!ゴール上を超えるが良い展開。
- 前半30分まで
- 18分河村からロングボールで川口の前、右のコーナーへ。オフサイドになるが良い展開。20分グラウが中央でボールを持つと、右に西野が開くそこからクロスボールを上げグラウが飛び込むが相手に当たりCK。24分成岡が右サイドをドリブルで突破、後ろから引っ掛けられ倒されるがノーファール。25分西野が左に開きボールを受ける。センタリングで中の勝負になるがゴールマウスへは飛ばない。25分成岡がガンバの左、渡辺とやり合う。球際の争いで渡辺が少し熱くなる場面も。27分グラウが右サイドでボールを持つと、左にスペースが出来る。ここに前田が入りミドルシュート!GKに防がれるが流れが良い。28分名波のCKをグラウがダイビングヘッド、倒れたところでガンバの選手がハンド。PKとなる。キッカーはグラウ。しっかり決めきり3点目。ゴールパフォーマンスはジュビロフラックを掲げた。
- 前半45分まで
- 32分川口が右サイドを駆け上がり中には西野と成岡が、シュートまでは行けない。32分グラウが強烈なミドルシュート!これはGK松代がファインセーブ。34分には山西がミドルシュートを放つがゴール右へ外れる。36分菊地・鈴木がしっかり守りぬくと右の前田へボールが繋がる。逆サイドでグラウがフリーで待っていたがロングパスは繋がらない。27分大黒のドリブルからの個人技で崩される。最後は左足でシュートを打たれ失点。1点返される。40分前田の技ありトラップからファールを誘う。41分河村からディフェンスラインの裏へロングパスが出る。川口の突破からセンタリングに前田が飛び込む。シュートが出来なかったが展開は良い。ガンバは両サイドの裏をつかれる場面が目立つ。川口の突破が効果的だ!42分にも川口の突破から西野のダイビングヘッド。44分ロングボールに西野が頭で競りこぼれをグラウがシュート!前半から得点が動いたがまだまだ後半終了までわからない。気を引き締めてゲーム終了まで戦いたい。
- ハーフタイムコメント
- 桑原 隆監督
前半の集中を後半も続けていこう。相手のカウンターに注意しよう。
西野朗監督
4-4-2に変更。スタートが大事。全体がお互いに集中しないとだめ。攻めないと。
こっちがいかないと向こうは怖がらない。山口、實好もチャンスがあれば出て行
く。点を取りに行かないと。絶対に勝ちに行くぞ。
- 後半15分まで
- 後半スタート!ガンバベンチは動いてきた。児玉に代え盛岡、松波に代え中山を入れ、3バックから4バックへとシステムを変えてきた。川口・成岡にやられているサイドのケアをしている。ジュビロのメンバー交代はない。2分名波のスルーパスにグラウが飛び出す。GK松代がたまらずコーナーへ逃げる。ガンバは中山を基点に攻めている。この時間は中山へのロングボールが目立つ。5分左サイドから名波→成岡→西野でゴール前に落とすが見方の動きに合わない。6分ガンバはアーリークロスでのセンタリングを繰り返す。しかし菊地・山西・鈴木・河村がしっかりケア。7分フェルナンジーニョのドリブルに行った鈴木の足がかかりPKを取られる。大黒に決められ1点差。9分川口が右で勝負をする。左サイドバックに入っている入江がファール。10分名波からのセットプレーに鈴木が頭で競に行く。GKと衝突しファールとなる。12分前田のドリブルから右の川口へ、センタリングに西野・グラウ・成岡と飛び込むがファールとなってしまう。14分ガンバの左サイドからFK。フェルナンジーニョが蹴り中に送られるがディフェンスラインでしっかり弾く。
- 後半30分まで
- 18分ガンバの右サイドからクロスが上がるゴール前の混戦で何とかクリアーするが危ない場面。19分ここで左の成岡を下げ、森下を投入する。ガンバの右をケアする。21分グラウとのワンツーで川口が抜け出す。センタリングからコーナーキックを奪う。名波が蹴り中央で西野が飛び込むこぼれをグラウが繋ごうとするがシュートが打てない。22分そこから速攻を受ける。フェルナンジーニョの個人技でシュートまで行かれる。GK佐藤が防ぐが気を付けたい展開。ここでジュビロベンチが動く。中山雅史がユニフォームになる。24分ここで西野に代え中山を投入。25分中山にボールが渡ると川口へ展開。センタリングをグラウが頭で落とし中山が詰めるがGKにセーブされる。36分ゴール正面20mで河村がファールをしてしまう。フェルナンジーニョが蹴るがGK佐藤がしっかりキャッチ。28分河村が二川へのチェックでファールを取られる。鈴木が激しく抗議をしイエローカードを受ける。熱さもあり体力も消耗している。ここからの15分が両チームとも苦しい。勝負はここから…
- 後半45分まで
- 31分左の森下がタイミング良く裏へ抜け出す。フリーでセンタリングを上げグラウへ合ったかに見えたがGKがキャッチ。33分中山が突破ペナルティーエリア内で勝負するがDFの足にボールが引っかかる。34分鈴木がフェルナンジーニョへ激しくプレスをかける。36分川口の突破へガンバがたまらずファール。38分には前田がペナルティーエリア内でドリブルの勝負。相手の股を抜きフィニッシュへ行こうとしたところで倒されるがノーファール。39分ガンバの速攻、河村が中盤で振り切られてしまう。鈴木がカバーしたところでファール。残り5分、スタンドのサポーターも熱くなってくる。42分左の森下からロングボールでサイドチェンジ。川口からクロスボールが入り、ファーサイドのグラウへ。落としたボールを前田がボレーシュート!DFに当たりゴール上を超える。44分グラウが右コーナー付近で頭脳的なプレーを見せる。時間をかけたプレーがここから続く。ロスタイム、ジュビロゴール前にボールがこぼれシュートを打たれる。ゴールネットを揺らされるがオフサイド。最後、何とか逃げ切り勝ち点3を奪い取る。まだまだヤマザキナビスコ杯の戦いは続く!
選手、監督コメント
- 桑原 隆監督
- 今日の試合がナビスコにおいて、非常に大事ってことで望んだのですが。選手達もその重要さっていうのは理解して、際どい勝負だったですけど、最後まで集中してやってくれたと思います。いい形でナビスコも終わったので、また、緊張感をもって臨めるんじゃないかな。そういう意味で非常に大きな勝ち点3だったと思います。
(河村選手は大丈夫ですか?)
状態はゲームやれる状態までいってたので。今週はいろんなトレーニングやいろんな選手を配置してやったんですけど、河村が去年もやってたんでね。やはりやろうとしているサッカーを理解してるかなと。河村しかいないかなという選択で河村をボランチにしました。
(西野選手が先発でしたが?)
西野か中山かという選択もあったと思うんですけど、西野はずっと先発もなかったし、ベンチにも入れない状態が続いたわけですけど、彼のモチベーションがトレーニングから高くて、どこかでチャンスを与えたいなと思っていました。今度ロドが市原戦出ないんで、前田、西野、中山で3人でツートップを組む訳なんで、それで西野がどこまでやれるかな、という試しの面もあって、西野を起用したということです。
ノブが90分あれだけやれたっていうのは非常に守備の意識もまだまだ低いですけど、今までよりは考えられないくらいに戻ってやってくれたし、非常に明るい材料だと思います。
- 西野 朗監督
- かなり厳しく、いつものジュビロのようなテンポのあるサッカーをしてくるってことは、当然予測していましたし、それ以上なアップテンポに耐えなきゃいけない。立ち上がりの重要性は伝えていたんですけど、7分、8分でああいう形で完全に崩されて、失ってるっていう中で、非常にゲーム運びをかえしていくっていうのは、中々ジュビロに対しては難しいと感じました。
立ち上がりが今日は理由だったと思います。そういう準備はしてきて選手の気持ちもあったんですけど、どうしてもディフェンスで後手後手になって、目が覚めるのが少し遅かったなという感じがします。かなり悪いコンディションだったので、選手にもかなり疲労があって。よく粘りましたけどね、やっぱり最初の失点が重かったですね。
(後半から4バックにかえましたが、前半から変えるプランはなかったのですか?)
そう簡単にシステムは変える必要なないですし、そういう準備をしてやってきたわけですから、1点、2点を失点したくらいで変えるということもないですし、3から4にするっていうことの選手に対するメッセージっていうのは逆にディフェンシブな意識をもたせかねない、3-4-3のスリートップにっていうのも考えたんですけど、ハーフタイムまでは辛抱して、っていう形では考えていました。後半4にしましたけど、その中から両サイドも出ていく、センターバックもチャンスであれば中盤に入っていく、4-4-2-に切り替えて、そこから全体が前にしかけていくことは更に強調しましたし、そういう流れは作れていたと思うんですけどね。最後フィニッシュがとれなかった。
ジュビロの繋いでいるサッカーがイメージ的に強いんですけど、ロングボールを前線に早めに供給してくる。そこでだんだん相手のディフェンスラインを下げていく中で中盤がとれるようになってくる。それを最初のロングボールでうちとすれば中盤のプレスをしっかりかけていこう。そこを越されて1本2本のサイドチェンジのパスで崩される。守備意識ってのは中盤でのプレスをかなり持って、その背中を開始からつかれたって感じですかね。特に右サイド川口のところを対応してサイドチェンジ、それから一気に児玉の背中を狙ってくる形。児玉とすれば中盤に入ったボールに対してプレスっていう意識が強くて、その逆をつかれたという感じ。そこも予測していたんですけど・・・
- 川口 信男
- 後半変わって(ガンバが4バックに)来たので、もっと積極的に行かなくちゃ行けなかった。
(監督が守備も意識してやれたと言ってましたが?)
言ってました?よかったです。後半は僕のサイドがベンチ前だったので、直接聞こえる声で色々指示されて、それで集中できたと思うので、言われたことをもっと忠実にこなせるようにできればいい。
(最後は厳しかった?)
そうですね。絶対そういう時間帯はあるので、そんな中で、チームが統一した意識で勝てたことがよかった。最後ばたばたしてしまったので、ジュビロらしく冷静に時間も考えて、1点あれば充分勝てるので。
(暑かったですが?)
でも、タイの暑さに比べたら全然なんで(笑)。苦しい時間帯も含めて足が止まったというのがありました。
(いいフィードが来ましたが?)
いいタイミングで蹴る人も考えて出してくれましたし、いいボールどんどん出てくるのでそれをしっかり処理して、フィニッシュにつなげるというのが課題なので。早い時間帯に点も入ったので、落ち着いてできたというのはありますけど、例えば逆の展開でも自分たちのサッカーができるようになりたい。この前の試合はそれで結局やられてしまったので、それが課題だと思う。
- 成岡 翔
- (ナイスクロスでした)
あれだけかなと。。裏には結構意識が強かったんですけど、やっぱりノブさん(川口)もそういう選手なんで、そこをもうちょっと足下でもらって、作る動きがいつもと逆で回数が少なかった。
(ガンバは後半4バックにしてきましたが?)
中から外に逃げてきたりして、つかみづらくなったので、中に絞るとサイドバックがあがってきてスペースを使われたり。。自分のサイドからやられたので難しかった。
監督からはドリブルしながらタメを作り、パスコースを探せと最近すごく言われているので、それは少し意識してやってました。早い時間帯で西野さんが点を決めてくれたので、助かりました。
- 西野 泰正
- 1点目も2点目もいいボールが来たので、1点目はいいタイミングでジャンプして(ボールを)叩けたのでいいゴールだったかと思います。前の3人とも、FWのタイプなのでお互いに意識しあって動こうというのは試合前から考えてましたけど。
(もう一点欲しかった?)
狙ってたんですけど、自分が点取る以外にも他の人が点取る為のスペースを空けたりというのが前半はできていたので、そういう面もよかった。この試合の大事さというのはわかっていたし、そういう大事な試合で監督が先発で使ってくれたのはやっぱりすごいうれしかったし、絶対期待に応えてチャンスをものにしてやろうという気持ちで望んだので、ほんとうに勝ててよかった。
- 佐藤 洋平
- 前半は完璧に近いジュビロのサッカーができてたと思うし、ノブ(川口)のサイドがよかったと思います。
(先週のガンバとは違う感じでした?)
マグロンがいるといないのとでは、かなり違うと思う。いてもやれると思って来てたんですけど、今日はいなかったんで。後半はもう1点取って決めようと言っていたんですけど、流れ的に中盤を支配されてこぼれ球を拾われて、うちのキープするところがなくなって、最終的に残り15分ぐらいから守ろうと思っていたので、勝てばOKだった。みんな気持ちが入っていたので、このあいだのガンバのゲームよりはいいゲームだったと思う。
(暑かった?)
はい。すごい暑かった。顔がヒリヒリします(笑)
(フェルナンジーニョとの1対1を防いだ場面は?)
角度を切っていたので、ヒデ(鈴木)も。角度が僕からみたらほとんどなかったので、自分の範囲の中にくれば止められると思ってたので。股を抜かれるのと、上を注意していた。
- 山西 尊裕
- 後半相手がシステム変えてきて(4バック)、ちょっと術中にはまったかなとそれに尽きます。ただ、前半西野が頑張ってくれてアドバンテージとれて、うちとしては泥臭く勝利できたかなと。こういう試合も大事だなと思っているので、これで可能性がなくなって2試合消化するのと、まだ可能性残してやっていくのとでは全然違うので、今日は勝ち点3とれたというのは良かったと思います。ただ、内容が前半のようなゲームを90分続けて行ければもっともっと良くなっていくと思うんですけど、この間の試合のように新しくでてきた選手が元気がなかったので、今日は活躍してくれたのでよかった。
(1失点目の大黒の動きは?)
もうペナルティーエリア内に入った時点で仕方ないなというのがあったので。その前で、もうちょっといい処理ができたんじゃないかなと思いますけど。後半は相手の4-4-2システムがうちの3-5-2のシステムにはまってしまった。