2004 J1 2nd 第9節
試合日時:2004年10月17日(日) 15時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 国立霞ヶ丘競技場
- 26,767人
- 17.9℃ / 41%
- 晴 / 無風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 滝 弘之
- 家本 政明
- 抱山 公彦 / 中井 恒
- 扇谷 健司
- 遠藤 郁夫
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半29分[警告] | 福西 崇史 | |
ジャーン | 前半34分[警告] | |
前半35分[警告] | 名波 浩 | |
前半36分[退場] | 大井 健太郎 | |
後半0分[交代] | 森下 仁志(in) ← 福西 崇史(out) | |
馬場 憂太(out) → 阿部 吉朗(in) | 後半0分[交代] | |
三浦 文丈(out) → 宮沢 正史(in) | 後半19分[交代] | |
後半29分[交代] | 太田 吉彰(in) ← 名波 浩(out) | |
後半30分[警告] | 太田 吉彰 | |
石川 直宏(out) → 鈴木 規郎(in) | 後半31分[交代] | |
後半33分[警告] | グラウ | |
後半41分[交代] | 成岡 翔(in) ← 山西 尊裕(out) | |
ケリー | 後半44分[警告] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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原 博実 | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 肌寒くなってきた秋晴れの国立競技場。久しぶりのJリーグが15:04キックオフされる。アウェイFC東京戦。ピッチコンディション、天候は最高な環境。風も弱くサッカー日和となっている。ジュビロ磐田はナビスコ杯がないた公式戦は2週間ぶりとなる。しかし先日あったA代表、ワールドカップ予選に出場した選手たちのコンディションが気になる。メンバーを見てみると田中誠が入っていない。疲れ、そして時差ボケのため今日の出場は取り止めとなった。鈴木秀人の累積出場停止という状態だけにディフェンス面には今日は頑張って欲しい。代役は2年目の菊地と大井。素質のある有望選手だけに未知なる力を秘めている。GKも佐藤が怪我のため途中加入した岩丸。福西・藤田も疲れはあるだろうが先発出場してくれる。ポイントはやはり磐田に残ってトレーニングをしていたメンバー。山西・河村・名波・グラウ・前田のコンディションが良いことに期待する。昨日の練習では福西の攻撃も良かっただけにゴールも期待したい!相手はナビスコ杯で決勝進出が決まったFC東京。両サイドからの攻撃にケリー・ルーカスという外国人に注意したい。相手も勢いがあるが磐田も若手の元気で勝利を勝ち取りたい!新しいジュビロ磐田を作り上げるために、若手の活躍に期待する。
- 前半15分まで
- 東京ボールでキックオフ。最終ラインの真ん中に大井が入りラインをコントロールする。1分馬場が前線に飛び出すが河村がカバー。ケリーにロングボールが入るが大井がヘディングでクリアー。3分グラウのプレスからボールを奪うと河村→名波と繋ぐが崩しきれない。4分ケリーがフリーで中央を突破。シュートミスに助けられるが気を付けたいシーン。5分左の藤田から河村へサイドチェンジ。ドリブルで仕掛けるがラストパスを奪われる。6分前田が前線でポストになりファールを奪う。そこから右の河村がセンタリングまでいくが中のグラウには合わない。9分右の河村のシュートが前田の足元へ飛ぶ、ワントラップしてそのままシュート!ゴール左に外れるが思い切りの良いシュートだった。10分福西からのスルーパスを右の河村が受けるとセンタリング、抜ければグラウがシュートという一歩手前でDFに弾かれる。11分東京のFKはゴール上を越える。岩丸も集中している。13分東京の右コーナーキック。ファーサイドで今野と河村が競るが今野のファール。14分ゴール右45度から前田が得たFK。名波が素早くやるがこれはカットされてしまう。ここまではまだ、リズムの取り合い。
- 前半30分まで
- 16分東京はボランチの三浦から逆サイドの石川を走らせる。こうした攻撃を繰り返してくるだろう。17分前田からボールを受けると藤田が強引な突破。しかしシュートが打てない。17分ケリーとルーカスのパスワークから中央突破をされる。シュートはゴール左に外れるが決定的な場面。注意しなければならない展開。福西の体の重さが気になる。中盤で名波・福西・服部と続けてスライディングを交わされる。最後は菊地が今野をスライディングでつぶすがギリギリのプレーが多い。バックパスにFC東京サポーターからブーイングが出る。22分中央でグラウが起点になり右の河村へ展開される。バックパスをし菊地のセンタリング。中でジャーンと前田が競る。前田のシュートはゴール上を越えるが良い展開。ジャーンはこのプレーで頭を切り流血。ピッチの外でテーピングしてグランドに戻る。24分右の河村からのクロスに前田が競り、こぼれをグラウが拾い、名波が繋ぐ、最後は藤田が左サイドから強烈なシュートを打つがGK正面。26分相手のミスを奪った前田が右サイドから中へ切り込み左足でシュート!29分中盤でケリーにボールを奪われると福西がファールで止めてイエローカードを受ける。福西の体が重い。
- 前半45分まで
- 32分福西→藤田→河村と繋ぐがパスが弱くカットされる。33分名波・福西を中心にボールを回すがシュートが打てない。34分左コーナーでグラウがファールを受けると早いリスタートから前田が受けると個人技で反転してシュート!相手に当たり右に外れる。しかし判定がおかしい。この判定に名波が抗議するとイエローカード。そして37分中盤で大井が足を出し相手を止めるとファールの判定。大井が相手に謝り戻ろうとするとカードが出る。色は赤。本人もびっくり、選手・ベンチを含めチームが猛抗議。急いで鈴木監督が選手を呼びフォーメーションを確認する。服部が下がり菊地とセンターを組む。右に河村、左に山西の4バック。名波と福西のボランチに2列目は前田と藤田そしてグラウの1トップとなっている。厳しくなる磐田。44分福西→グラウ→藤田でシュートまで行く。少ないチャンスをものにしたい。ベンチでは鈴木監督をはじめスタッフが紙に書き後半の布陣を話し合う。ロスタイム2分。ラスト、ルーカスの個人技で決定的なシュートを打たれるがゴール左に外れ前半終了。
- 後半15分まで
- 福西に代わり森下が入る。河村のワンボランチで中盤をまとめる。名波と藤田が2列目。前田が少し下がり目でプレーする。1分東京の波状攻撃。ジュビロは全員下がり守る。ルーカスのヘディングシュートはゴール上を越えるが危ない展開。2分にはケリーの決定的ヘディングシュートを岩丸がスーパーセーブ。サポーターから岩丸コールが鳴り響く。ひとり少ない磐田は守備重視で攻撃への人数がかけられない。少ないチャンスをどうものにするかがカギ。最終ラインは服部がそして中盤は名波がなるべく下がらないようにポジションをキープしている。8分中盤のミスでボールを奪われ東京の攻撃。最後の最後、菊地が身体を張りセーブ。9分にも菊地・河村が身体と気持ちでボールを奪う。少ない人数の中盤で藤田が精力的に動く。スペースが大きく出来る、パスコースが少ない、それでも運動量を増やしゴールを狙う。服部が!菊地が!山西が!プレスをかける。ベンチメンバーもいつでも出られる準備をしている。15分グラウが突破を仕掛けるがシュートは打てない。
- 後半30分まで
- 17分菊地→名波→前田と繋がりロングシュート!19分ルーカスがフリーで独走態勢になるとGKと1対1になるが菊地が最後足を伸ばしGK岩丸がしっかりプレスをかけシュートを打たせない。決定的な失点シーンもまた凌ぐ。21分藤田→名波→グラウで裏を狙う。藤田・名波を中心に中盤でボールが回るようになってきた。後は少ないチャンスを生かせるか? 22分には名波がシュートまで行くがゴールは決まらない。ジュビロのディフェンスは数的不利な状況が多くなってしまう。リスクを負いながらの守備。FC東京の攻撃を再三守りきる。全員守備チャンスを探す。29分名波に代えJリーグ初出場の太田を投入。運動量とドリブルでチャンスを掴みたい。
- 後半45分まで
- 31分東京ベンチが動く、石川に代え鈴木を投入。入るとすぐにFK。弾丸ライナーのシュートが出るがGK岩丸がパンチングでセーブ。32分には右サイドから決定機を作られるが岩丸のプレッシャーに負け外してくれた。その後も何度と無くコーナーキック、クロスボールとゴール前に入るが岩丸がセーブ。ギリギリのところで凌ぎ切る。35分にもケリーにドリブルで切り込まれ混戦になる。最後は鈴木のシュートがゴールネットへ入るがオフサイド。粘るジュビロ磐田。宮沢のミドルシュートも菊地がしっかりチェックに行っている。FC東京はジャーンも上がり高さでも勝負にくる。後半はさすがにシュートまで行けないジュビロ。38分の東京の攻撃も森下がチェックに行き、こぼれ球を山西が対応。39分グラウが前線で起点を作ろうと動く。藤田がサポートに行きなんとかしたいジュビロ。40分加地が足をつりタンカで外に出る。ジュビロも山西が倒れ込み、成岡と代わる。そのまま成岡が左サイドバックへ入る。加地が足を痛めたままグランドに戻れず、交代枠を使った東京は10人でプレーを続ける。44分藤田がボールを奪うと速攻、ここでケリーに引っ張られる。ロスタイム3分。菊地・服部・河村で中央を固める。ロスタイム加地のロングスローからルーカスのヘディングシュート!これも岩丸のスーパーセーブで守りきる。ラストプレーはロングボールがDFラインの裏に入ってくるが岩丸が飛び出す。グラウから太田へパスが出たところで試合終了。なんとか凌いだ厳しい試合だった。
選手、監督コメント
- 鈴木政一監督
- FC東京さんのサッカーは選手は充分わかっていて、ジュビロとしてこういうサッカーをやろうという部分で、25分ぐらいから攻撃の方でいいリズム、いいサッカーができたのかなという矢先に一発退場ということで。。3-5-1という形の中でチームとして崩したくなかったですから、前半はそのままいったんですけど、後半はFC東京のサイドで張っているというシステムに対して、ジュビロは4-4-1というシステムに変えた中で選手は最後まで諦めずに頑張って、勝ち点1を取れた。
(引き分けを想定したのは何分ぐらい?)
いや、最後まで点を取るということをトライしました。当然見てわかるように、DFを4枚にしてから名波、俊哉が起点になって、前田がからんで時間を作れる部分はあるんですけど、最後の飛び出しの所がだれもいない。名波もだいぶ疲れてきたということで、スピードある、運動量のある太田を入れて右サイドを崩すということだったんですけど、最後はサイドで時間を作ることができなくなってしまった部分が引き分けにつながった。
- 原 博実監督
- 相手が1人少なくなって、ナビスコが終わって気持ちを切り替えて、特に我々のチームはジュビロに何年間か勝ってないので、前半立ち上がりからプレッシャーをかけて挑んでいくということをやらせました。20分近くまで上手くいってました。ルーカスやケリーがチャンスを付くって、右サイド久々に組んだ石川と加地がフィードある攻撃で崩して上手くいっていたと思います。その間に点を取らなければいけなかった。後半少なくなったんですけど、阿部を入れて上手くサイドを突いていくというふうに指示はだしたんですけど、最後の最後の所は崩しきれなかったかなと思います。いいクロスが入ってもヘディングがコントロールできなかったり、その辺が課題だなと思います。ナビスコによる疲れがでてたのは、馬場憂太。前半最初からちょっとおかしいなと思ってたんですけど、阿部を後半から入れて対応しようと思ったんですけど、崩せませんでした。今日の最初のようなサッカーを続けながら、相手が10人になってしまうと、駄目ですねうちは(笑)。この前もそうですけど、11人でいてくれた方がいいサッカーやれたんじゃないかなと思うんですけど。10人になった方がぎこちなくなっちゃうし、前から取りに行くのも同人数だったら行くのに、(相手が10人だと)ちょっと甘くなってしまう。
選手はナビスコから気持ちを切り替えてよくやってくれたと思うし、加地も代表から帰ってきて、前半から何度かありましたけど、直(石川)が行って、加地がでていくというああいうサッカーをやっていきたいと思うし、もっと上を目指して点を取れるようにしながら強くしていきたいなと思います。
- 福西 崇史
- 前半凌いで後半(勝負)という感じでもあったんで、相手が走っている分、我慢して後半はうちのペースになるのかなと思ってましたから。足は痛いし、10人になるわでそんなこともなかったですけど。
(怪我は?)
いつもの所なんですけど、ただ痛みがプレーできない感じだったから監督に言って。
- 岩丸 史也
- 前半はちょっとフィットしなかったですけど。ディフェンスラインも今週1週間やっていたとはいえ、やっぱり僕がもっと主導権もって動かすべきだったんですけど、僕も若い子と一緒になって、自分で動かせずにちぐはぐした。
(後半はいいプレー連発でしたが?)
普段どおりできてよかったですけど、前半とか細かい修正はたくさんあるので、また来週しっかり修正して次の試合に臨みたい。
(9試合目で初の完封試合でしたが?)
そうですね、帰って味わいたいですね。0点というのを。
- 菊地 直哉
- 久しぶりにディフェンスをやったので、どれぐらいできるか不安だったんですけど、新しい組み合わせというかメンバーでやって、ある程度守備はできたので、これからもっともっと攻撃への意識をもって、充分勝てるチャンスもあったと思うので、これに満足せず勝ちを目指していきたいです。お互いにいいプレーができればよかったと思うんですけど、健太郎もすごい気合いも入っていたし、翔も含めて3人でチームを引っ張っていけるような存在になっていければいいと思います。
- 名波 浩
- 守備の意識が非常に高くて、普段ならハーフラインから10mぐらい守備のしかけをするんだけど、ちょっとライン下げて、システムを変えてやったので、急造のわりには上手く守備はできた。向こうの早いカウンターというのはほとんどなかったので。結果は勝ち点1しか取れなかったけど、こういうゲームもあるなと。守備の練習じゃないけど、いい粘りと我慢強いゲームだったと思います。
丸(岩丸)がよかったね。最終ラインから後ろ4枚とかキーパー含めて5人は、前線の守備が下がったことによって、相手にスペースがなかったから守りやすかったと思うし、決定的なのも何本かあったけど、ああいう予期せぬロングボールでルーカスと1対1というのがあったけど、ああいう事故っぽいのしかなかったから合格点だね。攻撃は一枚いない分、前半の25分ぐらいまでは様子見だったから。様子見ているうちに退場になってしまった。
- 大井 健太郎
- 最悪です。あんな所でああいうプレーをしたから、レッドをもらっちゃったわけだし、ああいう所でリスクのあるプレーはさけるということを学んだと思います。
(退場する前までのプレーは?)
相手のチームのFWは早くて強い選手が多かったので、そういうところで山西さんと菊地がサイドで1対1になる場面が多かったので、そういうところでボランチと連携できて自分が声だして動かしていければよかったと思います。
- 太田 吉彰
- ナビスコと天皇杯、去年、今年とすこしずつ出ていたので、あんまり緊張はしなかったですけど、今日はお客さんもたくさん入ってたのでちょっと緊張しました。
裏にもっと蹴ってくれれば走れたんですけど、1人少なかったんでゲームを組み立てれなかったので、それはしょうがないと思います。