2004 J1 2nd 第8節
試合日時:2004年10月02日(土) 19時04分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 静岡スタジアム エコパ
- 28,756人
- 22.8℃/84%
- 曇、無風
- 全面良芝/水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 福村 吉正
- 柏原 丈二
- 山口 博司 / 間島 宗一
- 塩川 拓司
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
服部 年宏(out) → 成岡 翔(in) | ハーフタイム[交代] | |
グラウ | 後半10分[得点] | |
後半16分[交代] | 平松 康平(in) ← アラウージョ(out) | |
後半17分[得点] | チョ ジェジン | |
後半25分[交代] | 久保山 由清(in) ← 澤登 正朗(out) | |
佐藤 洋平(out) → 岩丸 史也(in) | 後半34分[交代] | |
後半34分[警告] | 鶴見 智美 | |
後半36分[警告] | 平松 康平 | |
田中 誠 | 後半38分[警告] | |
後半39分[得点] | チョ ジェジン | |
藤田 俊哉(out) → 森下 仁志(in) | 後半40分[交代] | |
鈴木 秀人 | 後半44分[警告] | |
後半44分[交代] | 北嶋 秀朗(in) ← チョ ジェジン(out) | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
鈴木 政一 | 監 督 | 石崎 信弘 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第8節はホーム・エコパスタジアムにて清水エスパルスを迎える。昼間降った雨も上がりピッチコンディションも良好のようだ。ボールが走りジュビロのパスサッカーには有利になる。静岡ダービーとあって早くから両チームサポーターが詰め掛ける。サックスブルーとオレンジがふたつに分れ熱い応援を繰り広げてくれる。選手たちの意識にもやはりダービーにかける思いは大きい。メンバーはディフェンスラインは同じ、佐藤・田中・鈴木・山西と不動のメンバーで固める。ボランチには福西の出場停止のポジションに菊地が入り服部と組む。右が河村、左が藤田、真ん中に名波が入る。ツートップはグラウと前田。中山が怪我のためベンチにも入っていない。1stステージでは負けている相手だけに慎重な立ち上がりになるが清水の要注意は1stにはいなかったFWチョ ジェシンだろう。田中を中心にタイトなマークとそこにパスを入れないような中盤でディフェンスがカギ。両サイドからの展開が多い清水の攻撃をどこまで引かせられるか!?藤田・河村の攻守のバランス、中盤でのボールポゼッションを上げればリズムはジュビロに傾くはず。この試合も欲しいのは先制点。ベンチワークと共に90分通しての戦いにみどころが多い。グラウのゴールパフォーマンスを楽しみましょう!
- 前半15分まで
- ジュビロボールキックオフ。ジュビロがグランドを確認するようにボールを回す。1分名波が後ろから倒されFK。鈴木→田中→山西と後ろからボール繋ぎリズムを掴む。前田、菊地が執拗にチェックをする。3分清水の左、高木からセンタリング、チョジェジンが頭で飛び込む。5分右に出たグラウからセンタリング。中央で藤田が右足でシュート!しかしGK正面8分グラウがボールを持つと藤田が前線へ飛び出す起点を作り左の服部に出すがボールはタッチラインを割る。両チーム相手の動きを確かめながらの展開が続く。13分にはチョにボールが入ったところで田中が飛び込んでしまい切り返しに引っかかる。CKに逃げるがやはりこの選手には気をつけたい。14分菊地の強烈なグランダーのパスを河村が受ける。中央の名波に送りそこから飛び出した藤田へスルーパスを狙うがカットされる。中盤での攻防がまだ続く。
- 前半30分まで
- 18分清水の攻撃。右から太田が裏へ飛び出す。センタリングを上げられるとGK佐藤がキャッチ。しかしこのボールをファンブル危ない場面。19分にはアラウージョとチョがワンツーから崩しに来る。チョが切れ込みシュートまで行くところで田中と佐藤が体を張る。20分にはCKから鶴見にヘディングシュートを打たれる。田中が弾くが気を付けたい。21分なかなか崩れないリズムを見て、藤田→前田→グラウでミドルシュートを放つ。惜しくもゴール右に外れる。23分清水が中盤で細かいパスを繋ぐ。サイドチェンジを繰り返し右の太田で勝負する。ここは藤田が対応するがしっかりチェックをしたいところ。25分沢登を中心にボールが良く動く。26分清水のCK、左からのコーナーにチョがオーバーヘッドで合わせる。セットプレーは要注意。29分チョが前線でボールを受けると中に切れ込み右足シュート!強烈なシュートだがボールはゴール上を越える。ボールポゼッションは清水にある時間帯。30分名波が遠めからミドルシュートを放つ。ゴール左に外れる。なかなか攻められないジュビロ。
- 前半45分まで
- 32分河村→グラウ→藤田でペナルティーエリアに入るがシュートが打てない。流れのある良い形だった。33分前田がDFラインの裏でボールを受けるとヘディングで落とす、そこに名波が入りボレーシュート!しかしDFに当たりゴールマウスへ飛ばない。チョ→アラウージョ→高木と流れを作るが河村がしっかりカバー。37分中盤でグラウがファールを受けるとFK。服部から動き出した前田がDFラインの裏に出るが抜ききらない。39分グラウが服部からボールを受けるとコントロールし右足でシュート!GKが弾いたところに河村がつめる。フリーでゴール正面だったがこれをゴール上へ外してしまう。決定的な場面。41分にはアラウージョがタイミング良くDFに飛び出してくる。佐藤がカバーする。徐々にゲームが動き出す。服部がベンチに向かってなにやら合図を出している。続行不可能なのか!?ベンチの選手たちのピッチがあがる。成岡が交代で準備をする。ここで前半終了。服部に代わり成岡が入る後半に必ず動きが出る。勝負は先制点。
- ハーフタイムコメント
- 鈴木 政一監督
タイミングよく動きだそう。ボールに対して積極的にプレスをかけていこう。
石崎 信弘監督
ボールを奪った後の最初のパスをもっと正確に。ミスした後の相手のカウンターに注意すること。声を掛け合って、あと45分集中して戦おう。
- 後半15分まで
- 服部に代わり成岡を投入!服部は足を痛めた模様。成岡はそのままボランチに入る。菊地・成岡のダブルボランチという布陣でゲームをコントロールする。名波、藤田、成岡でポジションチェンジをしながら組み立てるが菊地は基本的にディフェンス面を重視するという形。7分名波がボールを運ぶと成岡が左をオーバーラップする。センタリングをグラウに合わせようとするがDFに当たってしまう。8分グラウがペナルティーエリアの外でボールを受けると反転してボレーシュート!ゴールマウスには飛ぶがキャッチされる。ジュビロのシュートがペナルティーエリア外からが多い。10分成岡が左サイドで相手のミスから奪うと積極的シュートを放つ。GKに弾かれるがそこにグラウがリズムをずらした右足アウトサイドでシュート!GKが一歩も動けないシュートがゴール右隅に決まり先制点はジュビロ!これで一気にスタジアム全体がジュビロムードになる。14分右の河村からクロスボールを上げる。そのボールでCKを奪うと名波が蹴り中央でグラウがフリーにヘディングシュートがゴール左へ外れてしまう。決定的なシーン。追加点が欲しいジュビロ。
- 後半30分まで
- 16分清水ベンチ動く。アラウージョに代え平松を投入。18分右の太田からのアーリークロスにチョが頭で合わせる。鈴木が着くがヘディングシュートはゴール右隅へ。失点。ゲームは振り出しへ戻る。19分には前田がヘディングシュートを合わせるもゴール上へ。22分再び相手のクリアミスのボールがグラウの元へ、フリーで打ったシュートがGKに防がれる。相手の選手が倒れている時間で選手たちは水を取る。ベンチでは鈴木監督が選手たちに指示を出す。24分清水のCK。沢登が蹴り森岡のヘディングシュート!GK佐藤の正面だったが危ない場面。ここで清水のベンチが二人目の選手交代を要求。沢登に代え久保山を投入する。グラウ・前田が下がって起点を作ろうとする。相手はチョが起点を作るが菊地が激しくマークする。29分DFラインとGKの間にボールが入ると佐藤と久保山が激突。両者倒れたまま起き上がらない。何とか両者ドクターから○の合図が出た。
- 後半45分まで
- 清水が左サイドから攻撃GK佐藤と接触すると再び佐藤が倒れる。ここでドクターから×の合図。初登場の岩丸が準備する。35分ゴール左45度20mからのFK。キッカーは藤田。弾道が素晴らしかったが壁に当たってしまう。ジュビロが攻める時間が長くなると今度は清水の速攻。攻守の切り替えが早くなってくる。39分久保山にくさびのボールが入ると田中がファールをしてしまう。ゴール右45度からのFK壁を越えて来たシュートに岩丸がパンチングセーブ。40分清水の左サイドでフリーでボールが繋がってしまうGK岩丸が1対1で勝負するもこぼれたボールがチョの目の前へ。失点。残り時間のないところで逆転を許してしまう。ここでジュビロベンチは藤田に代え森下を投入。ロスタイム3分。森下が精力的に動き、菊地がディフェンス。前田が前線で起点を作りグラウがゴールを狙うが決まらない。鈴木がオーバーラップから右サイドを上がるがファールをしてしまう。イエローカードが出て次節出場できない。のこり2分。ここで名波のCKになるが中で競る人がいない。菊地が強引なドリブルから攻めあがる。気持ちの入ったプレーでチームを盛り上げる。残り1分。チョに代わり北嶋投入。ここで試合終了。オフサイドっぽいゴールシーンに対し、選手が主審に抗議しながらセンターに集まる。またも勝てないトンネルに入ってしまった。力の抜けた選手たち。どうにかここからジュビロを立て直したい。サポーターからはブーイングが響く。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 今日は清水を相手に、ポイントとなる両サイドをうまく使い、コンパクトにポジション修正を早くして、いい形でプレーできた時間帯もある。ただ以前から言うように、90分間、攻守にわたっていい状態でプレーできなければ、以前からのジュビロのいいサッカー、強いチームはでてこない。また2週間開くので、問題点を修正し、90分の勝利を目指したい。(90分続かない理由は?どういう修正をするのか?)ご覧になって分かるように、動きの中でのサッカーはファーストステージからできていない。それはフィジカルの問題もある。やはり動きの中で攻撃も守備も90分やるというサッカーは、一人一人の意識の問題であり、体力的な問題でもある。それ以上に、勝ち続けるということがプラス材料になる。内容が悪くても勝ちたかった、というのが正直な気持ち。
- 石崎 信弘監督
- ここ最近、しばらくなかなか勝てない試合が続き、どうしても流れを変えたいと思って今日の試合にのぞみました。まずはディフェンスに穴が開かないように。ジュビロはどんどんポジションを替えてくるので、それについていくと穴が開いてしまうので、自分のポジションをしっかり守るようにと言って(試合に)入りました。前半、どうしても名波が起点になって攻撃が組み立てられてしまったので、ハーフタイムにそこを指示し、後半はうまくできたと思います。攻撃に関しては、両サイド、特にうちの右サイドを積極的に突破していこうと。前半は、左右両サイドから突破できていたけれども、クロスの精度と中に入っていくタイミングが悪くて、得点シーンがうまれなかった。ただ後半、こういう緊迫した試合の中ではミスが出た方が危ない、特にスリッピーな状態ではミスをしてはいけないと話したが、行き違いで失点してしまった。ただその後(集中力を)切らさずに太田君から素晴らしいアーリークロスを入れて、それをチョがゴールした、そこで流れが変わったのではないかと思います。苦しい試合だったが、選手はよくがんばってくれました。(アラウージョから平松に交代してからの逆転勝ちだったが、その交代で攻撃の内容も変わったのか?)チョの周りで平松がよくプレーできたし、平松のところにボールがよく収まって、そこから展開できたので、その後、久保山も入れましたし、その3人の絡みでプレーできたと思います。(セカンドステージになって初めての逆転勝ちですが?)ダービーは気持ちが強い方が勝つということですし、今日は清水の選手の方がそういう気持ちが強かったのだと思います。
- 藤田 俊哉
- チャンスはあったけど、最後はやっぱり足が止まったと思う。ツートップだけではないと思うし、みんなが連動して動いて初めてジュビロのサッカーが始まると思うし、相手の所でボールが収まりすぎて、もう少し潰さないと、簡単に前を向かれて、向こうに起点があったけど、僕らにタメを作るべきだった。
クロスをあげられたのは僕のサイドだから責任はあると思います。
攻めに行こうと思っていたときにミスで戻らなければいけないとか、そういう展開が多くて、やっぱり効率よく走れてない分ロスも多いかなと。それでも動けるものを作らないといけないと思うし。厳しい状況なんかいくらでもあるから。そこを多く克服しないと勝てない。
- 服部 年宏
- 俊哉からボールが入ってトラップしたときにちょっとミスして、自爆なんだけど、ひっかかる感じと比重がかかって、やっちゃいましたけど。先制点とったからあれで行けるかなと思ったけど、客観的にTVでしか見てなかったんで、そんなに大きなことは言えないですけど、あそこで2点目を取ってれば違ったかなと思うけど。
- 岩丸 史也
- (出る予感はありました?)いつアクシデントがあるのかわからないので、常に試合にでれる準備はしてます。時間的に少なかったので、連携という部分はなかったんですけど、これからですね。
(点を決められたときのアピールは?)オフサイドです。
- 菊地 直哉
- 前半とか後半の最初とか上手く中盤とディフェンスで挟んでというのが上手くできていたので、それを今度は続けることじゃないですかね。1stステージに比べて(清水の)プレッシャーは感じなかったし、特にボランチの逆サイドがすごい空いていたので、もっともっと早い展開で受けて、縦にっていうのが(大事)。横へ横へとなってしまうとリズムが崩されないし。ゲームの入り方自体はだんだん良くなってきて、最初に点取ることもできてきてるし、でもそれが運動量が続くかというと、ちょっと続かない部分があるし、ミスを減らして、そんなに疲れるゲームじゃないと思うし、もっともっと自分たちでペースを作っていきたい。服部さんから代わって翔とかもミスが多いし、そう言うところで自分たちのリズムが崩れてきますし、そういうところで言い合っていかないといけないと思います。
- 成岡 翔
- マークとプレスのかけ方がはっきりしなかった。ボランチの俺と菊地の所で行くべきところでちゃんと行ってなかったというので、どうしてもそれでずるずる引いてしまって、相手の方が有利にボールを持ててゲームを進められた。(ボランチででるのは?)あそこまではっきりとしたボランチは初めてですけど、とりあえずいい守備から入ろうと心がけていたんですけど、一つのミスを突かれたという感じですね。あそこのマークの所は山西さんとはっきり言い合っていれば。。自分の判断でいってしまった部分が多かったので。
(得点シーンに繋がるシュートは?)
相手のミスを拾っただけで、プレスはかかってましたけど、あそこは行かなければいけないと思ってましたし。後はディフェンスの面で、最後まで集中して出来ればよかったです。
- 佐藤 洋平
- 今日の試合で接触する前から2回ぐらい痛みがあったんですけど。その後(接触後)もすごい痛みが強かったので。2,3試合前のマリノス戦で痛めて、そこからテープやりながらやって、また痛くなったという感じです。
(久保山選手とぶつかった場所は?)
左膝です。
(今まで痛めてたのは?)
右です。右でも変なひねり方をして、あたったんで。
(一回長く倒れ込んだ後に、プレーを続けようとしたのは?)
1-1で(ピッチを)出る訳にはいかないんで、このまま出来るかなと思ってやったんですけど、次の次のプレーで痛くて。右の靱帯も少し痛いので。曲げた時に冷や汗がでたので、止めておこうと思いました。
- 田中 誠
- 先制するまではいい形だったんですけど、でも全体的にはミスが多かったのでなかなか波に乗りきれないというのはありました。決めるときに決めるというのが大事ですし、もうちょっとみんながしっかり集中してミスを少なくするというのが大事です。
(チョジェジンにやられましたが?)
警戒していた人物にやられたというのは本当に反省しなければいけないと思います。