2004 J1 2nd 第7節
試合日時:2004年09月26日(日) 14時02分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 神戸ウイングスタジアム
- 18,065人
- 29.1℃ / 64%
- 晴のち曇 / 無風
- 良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 関 正広
- 松尾 一
- 山崎 裕彦 / 相葉 忠臣
- 奥谷 彰男
- 渡 進治
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
北本 久仁衛 | 後半3分[警告] | |
後半4分[得点] | 藤田 俊哉 | |
後半13分[警告] | 福西 崇史 | |
後半16分[交代] | 大井 健太郎(in) ← 山西 尊裕(out) | |
菅原 智(out) → 和多田 充寿(in) | 後半22分[交代] | |
後半28分[交代] | 西野 泰正(in) ← グラウ(out) | |
後半32分[得点] | 菊地 直哉 | |
後半33分[交代] | 森下 仁志(in) ← 菊地 直哉(out) | |
坪内 秀介(out) → 朴 康造(in) | 後半36分[交代] | |
平瀬 智行(out) → 三浦 知良(in) | 後半43分[交代] | |
ホルヴィ | 後半44分[得点] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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ハシェック | 監 督 | 鈴木 政一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2004.2ndステージも第7節を数える。未だ勝ち星のないジュビロはアウェイ・神戸ウィングスタジアムで14:02キックオフされる。気になるのはピッチコンディション。芝が根付いていなく剥がれやすい。それでも前節以後急ピッチで修復したようだがそれでも心配が多い。ボールが思ったように転がるのか!?足への負担は?とにかく大きな怪我だけは避けてほしい。メンバーはディフェンスラインはいつもと変わらず、中盤は服部が休み菊地がボランチに入った。福西とのコンビネーションも楽しみだ!そしてコンディションが上がってきた右の河村にも注目!好調の名波・藤田からのパスにツートップ、グラウと前田ゴールを狙う。中山もこの試合は帯同していない。監督交代から3試合目、徐々に形を取り戻しつつあるジュビロのアクションサッカーを今日は結果として残したい。福西のディフェンスから名波の展開、前田が起点になりグラウが決める!藤田がゲームをコントロールし田中が最後までしっかり締める。どんな環境、どんな状況であろうと今必要なのは勝利という結果。今までやってきたジュビロのサッカーももう一度、確認して行きたい。
- 前半15分まで
- 神戸ボールでキックオフ。センター部分が全て芝を張り替えている。その部分が硬く芝が短い、コーナー部分とゴール前が前のままで長い芝だが下が柔らかくすぐにえぐれてしまう。難しいピッチコンディション。やはり神戸の方が少し慣れた感じでボールを回す、磐田がまだ確かめながらの動き出し。ポジショニングも福西と菊地で話しながら修正する。ボールが落ち着かない分体を当てて勝負する。9分リズムを掴もうとする神戸のCK。ホルヴィのコーナーキックをホージェルが頭で合わせる。シュートはゴールバー直撃。10分には播戸がゴール正面で振り向きざまのシュート!GK佐藤のファインセーブ。集中したい時間。12分右の河村から逆サイドの藤田へ展開、中へ切り込み名波に出すとダイレクトでシュート!GK正面だったが可能性を感じるシュートだった。13分前田が左サイドをドリブルで交わし左足で角度のないところからシュートを打つ。GKが弾くとグラウがつめる。クリアーの小さくなったボールを河村のシュート。思いっきりの良いシュートが続く。15分山西のクリアーボールが中に入ってしまう。フリーになった平瀬が決定的なシュートを放つがゴール左に外れる。危ない流れ。
- 前半30分まで
- 16分名波のループパスにグラウが頭でボールを流す。ファーサイドにいた藤田の前にボールが落ちるがGKを競る。触れればゴールだったがGK本田が一瞬速かった。18分再び神戸の左CKからピンチを招く。ファーサイドでフリーになった土屋が強烈なヘディングシュート!またもバー直撃。決定的な危ないシーンが何度かある。失点する前に修正したい。22分空中戦を競り合う福西とホージェル。福西の足がホージェルの腹に入りファール。気を付けたいプレー。芝、地面が悪いこともあるがボールが繋がらない。そしてディフェンスも少しのズレが見られる。24分前田がポストに入るとファールを受ける。25分ホージェルのミドルシュートが鈴木の顔面に当たり倒れ込む。26分またも神戸のCK。GK佐藤が飛び出す体を当てながらセーブ。27分にはロングボールを田中と播戸で競る上から佐藤がキャッチ。防いではいるが危ないシーン。30分やっとボールが繋がりだす山西→藤田→福西→名波→河村→グラウ→前田。ここでファールを受ける。FKを藤田が蹴る中で前田が競るがシュートにはならない。
- 前半45分まで
- 名波と福西を中心にボールが動き出す。33分福西からのスルーパスに菊地がDFラインの裏に飛び出しシュートを打つ。GKの手を弾きゴールポスト右をかすめる。惜しい展開。33分それで得たCKを福西がニアで合わせさらにグラウがゴール前につめシュートを放つがGKの手に当たりラインを割ることができない。34分にもDFラインを抜け出したグラウがフリーでオーバーヘッドを見せるがミートせずゴールにならない。37分福西の横パスをカットせれるとそのままホージェルがセンタリング、中の播戸の頭に合いシュート!ゴール右に外れる。38分前田がミドルレンジでひとり交わすと右足で強烈なシュート!しかしゴール右。40分前田がスライディングでボールを繋ぐと名波がドリブルで仕掛ける。グラウへスルーパスを出すが角度が合わない。42分前田が左サイドで起点を作ると中に藤田と福西がつめる。速いボールで合わせようとするがキックミス。ロスタイム2分。山西からのクロスボールを前田・グラウがクロスするが合わない。ロングボールから播戸が裏を狙うが田中がしっかりカバー。ここで前半終了。先制点がカギになりそうだ。
- 後半15分まで
- 交代なし後半スタート!ジュビロが足元でボールを繋ぐ。2分左のホージェルから中央で播戸のヘディングシュート!この攻撃パターンには気を付けたい。4分名波→前田→グラウ→藤田でゴール!久しぶりにジュビロらしい繋ぎから得点。先制点とうこと、そして形ができたこと、流れは決して良くないが貴重な得点が決まった!7分前田から河村へスルーパス。待望の先制点が入ったジュビロの動きに勢いが出てきた。8分左のホージェルからのセンタリングに平瀬がダイビングヘッドこれは田中が体を投げ出しセーブ。その後のコーナーキックも佐藤がパンチングで逃れる。11分DFラインの裏にクロスボールが入る。GK佐藤がOKの声を出すがその間に播戸が入ってくる。触られたら失点という場面。ベンチ前では大井がユニフォームになる。13分播戸の突破にたまらず福西が足を出す。このプレーにイエローカード。次節は累積により福西は出られない。14分連続して神戸の攻撃。凌ぎたい時間。
- 後半30分まで
- 16分山西に代えて大井を投入。クロスボールが多くなってきた神戸の攻撃に高さの対策として投入される。ポジションがそのまま左のストッパーに入った。19分田中がカットするとそのままオーバーラップ。ドリブルで上がりグラウへラストパス。しかしこれはオフサイド。20分河村がカットするとそのまま速攻。グラウ・名波・藤田とパスコースが出来、選んだのは左サイドの藤田。切り替えしから菊地に下げ逆サイドの前田へ展開、そこから右足でシュートを放つが中でフリーだったグラウが悔しがる。この時間になり両チーム中盤にスペースが出来てきた。攻守の切り替えがポイントになってくる。22分神戸ベンチが動く。菅原に代えて和多田を投入。蒸し暑い気候に選手たちの運動量も落ちてくるがここからが勝負。24分ディフェンスラインに名波が入りカバー。その後も名波のパスカットから速攻などでチャンスを作る。ベンチでは西野がユニフォームになり鈴木監督の指示を聞く。28分藤田からグラウへスルーパス、オフサイドになったプレーでグラウが西野と交代する。前線で西野が激しくボールを追う。30分和多田のロングスルーからホルヴィのボレーシュート!セットプレーは本当に注意したい。
- 後半45分まで
- 33分菊地が足を痛め、ベンチに交代を要請。その菊地の下にボールが来る。痛めている足をかばい思いっきりボールを蹴った。このプレーで外に出ようとした菊地のボールがゴールへ向かう。GKの頭を越えてボールはゴールの中へ。足を引きずりながら両手を上げて喜んだ。大きな追加点が入り、選手が菊地に蹴りをいれたりと手洗い祝福でピッチを去る。森下がピッチに入る。37分西野のポストから前田のミドルシュート!森下が左サイドに入り、名波がボランチ、藤田がトップ下に入っている。ボールが繋がりだすジュビロ磐田。大井が播戸に厳しいディフェンス。42分左からホージュルのセンタリングに播戸が飛び込むが大井が体を張りセーブ。43分神戸は平瀬に代え三浦を投入。会場が盛り上がる。福西→森下→前田とうまく時間を使いながらボールを回す。得たFKも藤田が中には入れず足元に繋ぎボールを失わない。ロスタイムは3分。ラスト播戸が裏を狙ってくるが鈴木がカバー。ロスタイムも2分を過ぎたところホルヴィのヘディングシュートが決まってしまい2-1.ここで試合終了。2ndステージ初勝利となったが最後のゴールはいらなかった。これからもまだ課題は残るがこの1勝からまた新しいジュビロを作りたい!
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- 何ヶ月間勝てなかった部分で、こういう勝利が取れたっていうのは非常に次への色んな課題がまだまだたくさんあります。そういうのを一つ一つ克服する上で、一番モチベーション的にはいいゲームではなかったかなという気がしてます。
(山西の交代は?)
ポジショニングも含めて山西の悪い部分と、高さ的な部分で交代した。
今日は大井のいい判断で、いいポジショニングからアプローチとかヘディングのポジショニングも良かった部分、まだまだ若い選手がゲームの流れの中で攻守にわたってポジショニングを的確に取ること、なおかつ動きの中でプレーをすること。そういった部分ではもっともっと練習の中で全体が底上げしなければ同じサッカーはできないだろうと思ってます。
- ハシェク監督
- 前半非常にいいゲームができたと思ってます。多くのチャンスを生み出すことができ、ただし残念なのはゴール前での決定力が欠けてました。今日の試合は先制点を取った方に流れが有利に行くというのはわかっていたので、先制点がとれなかったというのが苦しかった。(ジュビロが)点を取った後に向こうはかなり引いて、ボールを奪ってからのカウンターという形でゲームを展開してきました。最後の最後で1点返して2-1に持って行ったわけですけど、点がとれた時間がもう少し早ければ、なんとか最後もう一点とれて引き分けに持ち込めたんじゃないかと思ってます。うちのチームに怪我人が多いのは事実です。何人かキープレーヤーがいないというのは苦しいのは事実なんですけど、選手達は最後まで戦ってくれてます。ただ、サッカーというのは点をとらないと勝てないわけです。
- 福西 崇史
- 相手のフォーメーションも変わって、(マークに)つくつかないというのでずれが出て、ああいう点を取られたので、修正すべき所では言い合っていいと思うし、そういうのも話し合って行ければ上向きになれるとは思います。(言い合うというのは)いい表れだと思うし、気持ちが入っている証拠だろうし、どうでもいいになっちゃうとチームは向上しないので。やっぱみんな勝ちたいと思う気持ちはあると思うので。
(ロッカールームでは?)
反省する人もいれば、話し合うって人は多かったですね。違う話をしている人もいましたけど(笑)。気分は悪くないですよね。
- 菊地 直哉
- (ゴールシーンは?)交代するって決めていたので、カウンターだけ食らわないようにということで、中に放り込んだら入った。たまたまです。完璧に戻ったとも言えないと思うし、徐々にいいときのジュビロにもどすということだと思うので、すぐにはよくはならないと思うので、今日の勝ちをきっかけに良くなって行ければいい。守備に連動性がないので、決めたところでボールを取りに行くとか、サイドに追い込んでいくというのがあると思うので、これから修正していきたい。
- 名波 浩
- これもまた一つの課題だろうし、前にも言っているけど急には良くはならないからね。一つずつ階段を上っていくという意味では、失点がいい教訓かなと。また次、完封するという目標もできるし。みんな、85分ぐらいまではよく動いていたと思うし。(前半の神戸の攻撃は)セットプレーと適当に蹴ってくる裏へのボールに播戸と平瀬がいい位置にいたので、その二つが嫌な感じだったんですけど。みんなで声かけたのもあるし、ここ2週間の成果かなと思います。
(菊地に関しては?)ハットとちょっと違ったスタイルだと思うし、得点も今後の彼の成長を考えるとプラスだと思うし、成岡とか西野なりJリーグで点取ってない奴には刺激になると思うし、いい相乗効果が生まれてくるんじゃないかと思う。
(先制点はジュビロらしい?)
前田のパスは適当だったけど、俊哉がいい感じで入ってきたし、前田が外に開いて空いたスペースにサイドが入ってくるという、理想だと思うし、相手も付きづらいと思うしいい点だったと思います。
- 佐藤 洋平
- 後ろにいれば問題なかったんですけど、こぼれを狙って前に1歩でたらやられたので、もう少し引き締めていきたいと思います。最初、グラウンドみてうちのサッカーはできないなと話していたんですけど、そんな中でも(ボールを)繋げたと思うんで、サッカー的にはよかったと思います。勝ったんで、一つ一つ行けたらいいです。
- 鈴木 秀人
- 言い合いができるっていうか、あそこで一点取られたことについて、みんなで意見というかもっともっと口に出すというのを元々やっていたチームなので、負けてる時は全然そういうのはなかったし、逆によかったかな。90分通して守備も前半はちょっとあれでしたけど、後半は結構安定して、健太郎(大井)もなかなかいいプレーしてたんで、あれで安定したし、要所要所でいい所はでたんじゃないかな。
ちょっと立ち上がりのエンジンのかかりも遅く、みんな体も重そうにやっていながらもそこをゼロで乗り切れたというのは、ちょっと前だったら先制取られてというパターンだったので、悪いながらもよかったと思います。(後半)トシくん(藤田)のああいうプレーで点を取らないとジュビロらしくない。ああいうプレーをもっともっとしていけば元に戻る。
(ピッチ状態は?)
想像以上よりよかったかな。去年かその前のほうがちょっと悪いイメージ。
(前半は裏にけり込んでくるのがいやらしかった?)
そうですね。適当にぽんぽん蹴ってくるのは対応しずらかったんですけど。
- 田中 誠
- チームに勝ちが必要だったんで、とりあえずは勝てたのでホッとしてます。(前半は)ちょっとバタバタしてしまった部分があったんですけど、セットプレーで。その後はいい形でボールも回せていたし、人もある程度動いていた。
- 山西 尊裕
- 勝って良かったです。とりあえずね。グラウンドはなんとかなって欲しいですね。角の当たり。失点が最後のところああいう形でしてしまったけど、比較的みんな守備の意識があったのがよかった。一番でかいのは勝ったというのがでかいと思います。全体を通していいサッカーができたというか、もちろん悪い時間帯もあったんですけど、トータルして内容もよくなってきているというのが大きいと思います。こっから上昇していけるように頑張ります。