2004 J1 2nd 第6節
試合日時:2004年09月23日(木) 19時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ヤマハスタジアム(磐田)
- 11,505人
- 25.3℃ / 79%
- 晴れ / 無風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 玉井 朗
- 岡田 正義
- 石沢 知 / 武田 進
- 片山 義継
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
名波 浩 | 前半28分[得点] | |
福西 崇史 | 前半44分[警告] | |
前半44分[得点] | 玉田 圭司 | |
中山 雅史(out) → グラウ(in) | 後半16分[交代] | |
後半25分[交代] | 加藤 望(in) ← 大野 敏隆(out) | |
後半31分[警告] | 明神 智和 | |
後半32分[交代] | 山下 芳輝(in) ← 増田 忠俊(out) | |
藤田 俊哉(out) → 菊地 直哉(in) | 後半37分[交代] | |
後半41分[交代] | 下平 隆宏(in) ← 明神 智和(out) | |
後半44分[警告] | 波戸 康広 | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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鈴木 政一 | 監 督 | 早野 宏史 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第6節、未だ勝ち星のないジュビロ磐田。前節ようやくジュビロらしいサッカーが前半できた。後半は持続しなかったが明らかに変わりつつある。鈴木監督のもと細かい修正を繰り返す。厳しい指示が飛び交う練習で疲れも多少みられるが、何よりボールも人も動くサッカーが戻ったジュビロは見ていてもやっていても楽しめる。後は勝利という結果のみ!19:00キックオフでヤマハスタジアムに柏レイソルを迎える。柏も今現在最下位とチーム建て直しに頑張っている。年間順位の関係もあり必死に来ることは間違いない。気持ちの入った戦うサッカーが今日は展開されそうだ。メンバーの注目は中山とツートップを組む西野!気持ちを前面に出したプレーでスタジアムを盛り上げてくれるはず!そして今日バースディーを向かえた37歳中山と31歳服部。このふたりの動きから必ず起点を作り結果が生まれる。名波のパス、そしてシュートでジュビロサッカーが再び蘇る。ベンチにいる成岡・グラウの投入も楽しみ。鈴木監督の采配も含めみどころは多い。通産150ゴールまであと2つのゴンゴールに今日も期待したい!
- 前半15分まで
- レイソルボールでキックオフ。柏のがロングボールを上げてくる。これは佐藤が冷静にキャッチ。1分河村がダイレクトで中に上げる。中山が流すがその後が続かない。西野が積極的に裏を狙う。ボールは徐々にジュビロの足元に繋がりだす。3分、山西がタイトなマークで相手を自由にさせない。藤田がボールを奪うと服部→中山→河村→鈴木そして中山が裏に出る。4分山西と大谷が衝突。タンカで大谷が運び出される。8分柏の右からのCK。玉田が蹴るがタッチラインを割る。9分、河村が右からニアの中山にアーリークロス。難しい体勢から中山がダイビングヘッドで狙うがゴール右へ外れてしまう。10分玉田がハーフェーラインからドリブル開始。鈴木が行くがそのままペナルティーエリアまで行きシュート!田中が体に当てるがこの選手には気を付けたい。12分名波のスルーパスから福西が飛び出す。DFをひとり交わすがシュートが打てない。藤田に下げ、さらに名波が打つがゴール右に外れる。この時間は右の河村からの基点が目立つ。15分柏のFKゴール正面から大野が打つが壁に当たる。
- 前半30分まで
- 16分西野のポストから名波が受ける、福西のオーバーラップを使いそこから河村へスルーパス。しかしここは通らない。18分鈴木からのロングボールをGK南がジャンピングキャッチ。中山がつめるとGKがファンブル。ボールがこぼれるがシュートは打てない。鈴木や山西からのアーリークロスの攻撃が目立つ。西野・中山がDFラインの裏を狙い続ける。21分ゴール正面で服部が大野を倒してしまう。危険な位置からのFK。玉田が蹴るがこれも壁がしっかりセーブ。24分藤田から裏に走った河村に出るがオフサイド。大きく開いた河村に連続してボールを送る。25分柏のCK。左から大野が蹴る。GK佐藤が相手の競りなんとかパンチング。セットプレーの守備は要注意!26分玉田には田中が厳しくマークに行く。28分福西のスルーパス、藤田が裏を狙うが弾かれる。浮いたクリアーボールを名波がダイレクトでボレー!!!これがキレイな弧を描きゴールネットへ突き刺さる!11試合ぶりの先制点が決まる!ホーム・ヤマハスタジアムが盛り上がる。
- 前半45分まで
- 32分柏の羽地が出てくるが鈴木が素早い判断でオフサイドトラップをかける。少し間延びしているようにも見える中盤。もう少しコンパクトに守備をしたいところ。攻撃への展開もロングパスが主体となっている。35分大野→玉田→大野でDFラインの裏をつかれるがGK佐藤が飛び出す。37分福西の中盤での粘りから西野へスルーパス。37分鈴木が相手の前に出てインターセプト。ファールとなりFK。守備と前線の距離が離れすぎていて攻撃が単調なのが気になる。39分西野のポストプレーでファール受ける。名波のFKに中山が頭で競る。こぼれ球を名波が頭で行くがファール。後ろでボールを回し、サイドからクロスという形がまだ続く。なかなかボールと人が動かない。42分玉田へチェックで田中のファールを取られる。FKは羽地と佐藤が競る。両チーム形が作れない展開だからこそセットプレーは要注意。44分ペナルティーエリア内で大谷と福西が激突。判定はPK。ジュビロ選手が抗議する。キッカーは玉田。ジュビロサポーターの目の前。佐藤が反応するがボールはゴールネットへ。同点。振り出しに戻った。ここで前半終了。
- 後半15分まで
- 両チーム交代なしで後半スタート!1分右から柏のCK。玉田が蹴りファーで合わせられるが鈴木が体を寄せシュートにはならない。2分玉田が服部と右サイドで勝負する。右足のセンタリングはゴールラインを割る。4分西野のポストから藤田が受けるとファールをもらう。西野・中山が前線に張っているがそこまでの繋がりがない。ロングボールに中山が競る攻撃が続く、8分玉田がボールを受けるとドリブルを開始。山西がチェックに行き鈴木がカバー。9分名波がセンターで足を押さえ倒れ込む。10分柏も中盤でボールをもつが前線の動き出しがない。両チーム崩す形がなかなかできない。11分柏のCK。13分中盤で混戦から出たボールに明神がミドルシュート。ゴール右隅に飛ぶが佐藤がファインセーブ。13分服部と増田が足を抑え倒れる。なかなかリズムが作れないジュビロだがここでベンチが動く。グラウがユニフォームになる。交代するのは中山。連戦の中山が疲れを考えて代わる。西野とグラウが中央で話をする。ここからリズムをつかめるか!?
- 後半30分まで
- グラウが精力的に動く。ボールが動くようになる。19分左の名波から中央の藤田へそしてグラウに渡しそこから河村へのスルーパス。GKと1対1になりスライディングしながらのシュートだったが入らない。形は出来てきた。20分グラウが藤田からボールを受けると角度のないところからシュート!外れるがグラウがサポーターに向かって手を広げる。「盛り上がれ」という表情で!ゴール正面25mで名波が倒されFKを奪う。キッカーはグラウ。しかし壁に当たってしまう。グラウが一気にチームを盛り上げる。23分西野が左コーナーへ走る。ボールを受けると藤田へ下げる。そこからファーサイドのグラウの頭に目掛け蹴るがブロックされる。24分先ほどと同じような形で中央のグラウから右の河村にスルーパスが出る。フリーで放ったシュートがGKに防がれる。形が出来ているだけに欲しいゴール!25分柏ベンチも動き出す。大野に変えて加藤を投入。26分左サイドで藤田が倒される。コーナー付近からのFKは藤田と名波が立つ。ファーサイドの田中へ蹴るが頭を越えてしまう。サポーターも選手も熱くなる。動き出したゲーム!藤田が増田に倒されピッチにうずくまる。ここからが勝負。残り15分。攻守の攻撃が激しくなる。29分玉田と明神でシュートまで行く!
- 後半45分まで
- 31分グラウが少し下がりボールを受けたところでファールを受ける。ここで柏が増田に代え山下を投入!攻撃的に組んでくる。32分セットプレーからのこぼれを福西がシュート!そのこぼれを西野がシュート!そのコースに藤田がボールを触りに行くが決めきれない。34分鈴木がスライディングでボールをカットすると名波が拾い速攻!福西に繋ぐ。右から鈴木がオーバーラップ。そこからセンタリングを上げるが繋がらない。ここで菊地がユニフォームになる。36分左の服部から中央で西野に繋ぐシュートを打たずに藤田へボールを流すリターンに福西が飛び込むが合わない。37分福西を起点に河村が飛び出す。シュートまで行くが決めきれない。37分藤田に代わり菊地を投入。福西が前に出る。38分左の山西からクロスボール。グラウがフリーで相手を交わしボールがこぼれたところに西野が飛び込む。しかし決まらない。39分グラウが右サイドで個人技を見せる。切り込み中にボールを送るが西野が触れない。42分ハーフェーラインで田中と玉田で玉際の勝負。玉田が抜け出し。中央フリーの羽地がGK佐藤と1対1、決定的なボールを外した。危険な展開。44分前線に上がった福西がミドルシュートを放つがゴールの上を越えていく。ロスタイムは3分。菊地がボールを持ち前を向くとグラウへスルーパス。飛び出しグラウに相手が体をぶつけて行く。ホイッスルが鳴る。FK、蹴るのは名波しかしボールは壁に当たる。ロングボールにグラウが最後まで追うが繋がらない。菊地ガボールを奪うとドリブルで上がる。西野とグラウが動き出すが繋がらずここでタイムアップ。今日も勝ち点3を奪えなかった。辛く長いトンネルはまだ続く。次こそは!必ず次こそは。
選手、監督コメント
- 鈴木 政一監督
- まず、第一に勝ちたいゲームだったということです。途中ボランチの部分、中盤のバランスが崩れた部分、選手の入れ替えと修正した部分、最後の所で何本か決定的なチャンスをものにできなかったっていうのも今後の課題としてレベルアップを図る大きなポイントかなと思います。
(藤田の交代は?)
名波が引いて、福西が上がりぎみになりましたよね?俊哉も中に入ってしまった部分があって、ちょっとボールを触れなかった部分。もう一回バランスをしっかり整えて菊地を入れて、菊地と名波がボランチでプレーして、サイドで福西が上がった部分早めにサイドからのクロスボールという部分でバランスを取りました。
(グラウ選手を入れましたが?)
はっきり言いますと、中山も途中もちょっと(足の?)裏に違和感があった部分と、前半みたいに動き出しが積極的に出来なくなってきた部分で、くさびの部分からキープできる人間があった方が活きるだろうということで、中山の怪我の問題も含めた中でグラウを入れました。
(西野選手の評価は?)
私自身は彼が(ゲームから)離れていた部分を考えると、今の現状的には満足しています。攻撃・守備とも前半からアグレッシブにプレーしてくれたかなと思います。ただ、もう少しシュートシーンで絡めなくてはいけない部分もある。サテライトもゲームがない状況で来てますので、今からもっともっと良くなると期待してます。
- 早野 宏史監督
- 今日のゲームについてはシチュエーションがシチュエーションなんで、選手のモチベーションをあげなくても上がっていたと思います。前節のFC東京戦が最低のレベルのゲームをやってほしいということで、運動量、それから激しさ、コンタクトプレーもやってくれてたと思います。ただ、ジュビロさんは今の調子が良くないとはいえ技術的に非常に高いものがあるので、ポゼッションは取ろうという考え方は頭からありませんでした。前半うちの左サイドのスライドが上手くいかなくて、何回か攻め込まれたシーンがありましたが、途中修正してくれたことは非常に守備の組織としてはこれから続けていけるのかなという感触は受けました。ただ、名波のシュートを打たれたときのバックラインの下がってしまう癖というのは今後直していかなければいけないし、後半の最後にも下がりっぱなしになってしまう所があったというところが今後の課題。ポゼッションとられてずるずる言ったときに、玉田に合図して、向こうは攻め込んで来てるので一回のチャンスをということで、そのチャンスを来たのを決められないのは残念ですけど、諦めては勝ち点3がこないので、選手達もこのやり方を続けてプラスをだして攻撃の形をもう少し増やして勝利をつかみたい。一発にかけて勝ち点3を狙ってスリートップぎみにしたんですけど、まだまだ初勝利が見えないのは非常に残念です。
- 藤田 俊哉
- サイドチェンジをしながらスピードアップして攻めるっていう形を作りたかったですけど。展開というのがあんまりなかったかな。時間はあんまりないけど、そんなこと言っても試合はすぐあるから。それはみんなで整理して、もう少し質を高めないとなかなか得点できないかなっていう感じは。。形がなかなか作れなかったから。
相手に引かれても自分たちのボール回しで、崩していかなきゃいけないと思うし、サイドチェンジを含めた相手との駆け引きでやっていかなきゃいけないと思うけど。相手の罠の所にはまっていくみたいな。裏を取っていくような所があまりできなかったと思います。
- 中山 雅史
- いい感じで動けてると思いますし、後は点を1,2点取れて失点を0に抑えられればね、勝ち点3というものが得られるわけで、そこまで得られてないのはまだまだ力不足だと思いますし、やらなきゃいけないことがまだあるんだよということだと思いますし。ただ、これを続けていかなければいけないと思いますし、けして間違っているとも思いませんしね。やっていくしかないでしょうね。
- 佐藤 洋平
- (前半はお互いにペースをつかめなかった?)
うちのペースだったと思うし、前の方で迷いがあると思うんですけど、前半は後ろも危ないのもないしいいリズムでできてたと思うんですけど。できるだけ開かないように、後ろを高くしたり、引いたりマコ(田中)と話し合いながらやっていたんですけど、結構いい感じで守りの方はバランス的にはよかった。
(先制点を取って落ち着いてしまった?)
ちょっと前に行かなくなったというのはあるんですけど、そんなに悪いゲームじゃないし、支配していて勝てないというのは問題ですけど、支配はしていると思うので、これからどうやって点を取るかとか、守り方はよくなってきたと思います。ディフェンス面で中盤から前目のディフェンスとかチームで一体になってディフェンスするという練習をしていたので、結構よくなってきていると思いますけど。
- 鈴木 秀人
- 最終ラインはこの間の試合に比べて修正はできたんですけど、ボールへのプレスとか動きだしとか攻撃の面でもどっちゃったかな。先制点を取れたというのは少し、ほんの少しだと思うんですけど収穫だったかな。一点取ったところの精神的な甘さ、またみんなホットしたというのはあると思うし、あそこはたたみかけてたのがちょっと前のジュビロだったので、その辺のメンタル面。失点の部分も集中力が切れていた時間帯だったし、その辺を修正しなければ勝てないかな。敵はカウンター狙いで引いてたんですけど、ボール奪った時に前にスペースあったら早い攻撃しかけるのも一つの手かな。それが全くなかったので、向こうが戻るのを待っていてこっちも攻撃しだすという感じだったので、もっともっと早い攻撃を入れていった方がいいんじゃないかな。
(前の試合と比べると?)
いやー、今日の試合は戻った感じ。パスのだしどころもないっていう点で、マリノスとかその前の試合とか似たような試合になった。
- 田中 誠
- 向こうも引き気味というか、しっかり守備を固めてカウンターっていうのがしっかりしてたし、うちもボールは回してるんだけど、今一テンポが変えられなくて同じリズムでやってしまったかなというのはありますよね。
(先制点を取った後は落ち着いてしまった?)
そうですね。みんな余裕が生まれてしまったんで、そこは足が止まって一点を守りきろうというか、前半も終わりに近かったので、そこが油断してああいうPKになってしまったのでそこをしっかり1点とっても90分間集中してやりたいですよね。リードしていても、前半ですからね。そこが反省点です。