2004 J1 1st 第14節
試合日時:2004年06月19日(土) 15時34分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 県立カシマサッカースタジアム
- 26,515人
- 26.1℃ / 60%
- 晴時々曇 / 中風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 坂田 信久
- 岡田 正義
- 安食 弘幸 / 五十川 和也
- 高山 啓義
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
後半23分[交代] | 中山 雅史(in) ← グラウ(out) | |
金古 聖司(out) → 岩政 大樹(in) | 後半23分[交代] | |
野沢 拓也(out) → 青木 剛(in) | 後半25分[交代] | |
平瀬 智行(out) → 深井 正樹(in) | 後半25分[交代] | |
後半27分[警告] | 藤田 俊哉 | |
後半29分[警告] | 中山 雅史 | |
後半30分[交代] | 成岡 翔(in) ← 藤田 俊哉(out) | |
後半36分[交代] | 森下 仁志(in) ← 川口 信男(out) | |
岩政 大樹 | 後半40分[警告] | |
岩政 大樹 | 後半44分[得点] | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トニーニョ セレーゾ | 監 督 | 桑原 隆 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2004.1stも残り2節。首位ジュビロは勝ち点1差で横浜F・マリノスにマークされている。今日の試合、ジュビロ勝ち、夜横浜F・マリノスが負ければ優勝が決定するがまだまだ気が抜けない勝負となっている。アウェイ鹿島スタジアムで宿敵アントラーズとの対戦は当然、楽ではない。天候は曇り、芝は良好、風が少し舞っているがピッチレベルではさほど感じないぐらい。サポーターが7割は鹿島、しかし磐田サポーターもいつも以上に出足が良い。スタジアムにこれないジュビロサポーターの応援する力もひしひしと伝わってくる。メンバーはGK佐藤にDF田中・鈴木・山西、MF福西・服部・藤田・川口・名波、FWにグラウ・前田が入り、バックアップに中山・成岡・森下・菊地・山本が入る。今日の注目はアントラーズ出身の佐藤とジュビロ出身の大岩の影響!そしてジュビロは西がアントラーズは奈良橋が出場停止の影響。そして中盤での攻防がみどころだろう。名波・藤田のパスワークに福西のオーバーラップ、川口の突破から前田・グラウがゴールを狙う!相手の小笠原・本山・中田らをどう抑えるか!?立ち上がりから90分通して気を緩むところがない!!!優勝のかかる試合ということもあり、いつも以上に気合も入り技術、戦術だけじゃない気持ちの入った勝負が見られる!ゴールこそが優勝への道のり。
- 前半15分まで
- 鹿島ボールでキックオフ。2分福西のミドルシュートはDFに当たりCK。立ち上がりから中盤での争いが激しい。3分藤田のスルーパスに前田が飛び出すがオフサイド。4分本山が右に出てセンタリング。平瀬がゴール前に入るがミートしない。中盤の争いが激しい。5分福西がフェルナンドに厳しいプレスをかける。5分佐藤がクロスボールへ対応。6分川口が右から突破を試みるが詰まってしまう。7分藤田→名波スルー→福西→川口→福西のセンタリングでCKを奪う。左から名波が蹴りグラウが飛び込むが大岩と接触、ファールを取られる。9分服部から川口へロングボールが出る。センタリングにニア前田、ファーにグラウが入り込むが合わせられない。10分川口のセンタリングに福西が合わせ前田に折り返すが繋がらない。ボールを回す主導権はジュビロ!12分川口がドリブルからCKを奪いに行く。右から名波が蹴るがDFに跳ね返される。ジュビロのボールキープから攻撃し続けているが14分鹿島の速攻にあう。小笠原から左の新井場へ繋ぎシュートまで行く!気を付けたいライン。15分左に出た本山から中央で小笠原がフリーでボールを受ける。シュートを打たれるが田中と鈴木がブロック!こぼれを佐藤がしっかりキャッチした。
- 前半30分まで
- 18分前田がドリブルでひとり交わしそのままゴールへ向かう。最後倒されシュートは打てないが積極的なプレー。18分福西がペナルティーエリア内でボールを受けゴール正面のグラウへ。しかし繋がらない。19分グラウが一瞬の隙をつき裏へ飛び出す。プレッシャーを受けながらシュートまで行くがゴール左へ外れる。20分左の新井場からのセンタリング、これは山西が頭でクリアー。前田が体を張るシーンが多く見られる。21分ゴール正面25mで藤田がファールを受けFK。ボール横にはグラウと名波が立つ。名波が蹴るがゴール左へ外れる。23分本山が右サイドから中へドリブルで入り込み直接シュートを狙う。ゴール右に外れるが気を付けたい。24分藤田が左で基点を作り、後ろへ下げる。服部がクロスボールを上げ福西が頭で合わせるがゴール右へ外れる。25分には、小笠原が飛び出しバックヘッドへゴールを狙うも福西が戻り顔面でカット。26分左サイドからのFKを名波蹴り中のグラウの頭へ大岩とぶつかりファールを取られる。28分アントラーズの速攻を受けそうになるが服部が戻りボールを突く。攻守の切り替えが早い。29分、前田が右サイドでCKを奪う。名波が蹴るがGK曽ヶ端がキャッチ。
- 前半45分まで
- 31分鹿島の攻撃、新井場がシュートを放つ。奪うとジュビロの速攻川口が飛び出しグラウへ。しかしフィニッシュまで行かない。34分平瀬がペナルティーエリア内でシュート体勢になるが鈴木がスライディングカット。34分名波のスルーパスに藤田が振り向きざまでシュートを狙うがゴール左へ。36分前田が大岩と1対1の勝負になるがお互い分かり合ったふたり互角でボールはCKへ。36分左サイドで名波削られ倒れる。その時間に選手は水分補給をする。37分鈴木からのロングボールに藤田が頭で競る。こぼれ球はGKへ。38分本山が倒れているのを見て藤田がボールを外に出す。この隙にベンチからは指示が飛ぶ。ジュビロ後ろでボールを回し鹿島サポーターからブーイングが沸き起こる。42分左に出た野澤へ鈴木が厳しくチェック。43分中盤で小笠原へ川口が必要にチェック!ファールを取れる。44分本山が右からDFの間をすり抜けシュート!外からサイドネットを突き刺す。ここで前半終了。
- ハーフタイムコメント
- トニーニョ セレーゾ監督
前線から厳しくチェックすること。お互いにコーチングしてセカンドボールをしっかりひろって攻撃をしかけていくこと。後半、立ち上がり集中して戦うこと。
桑原 隆監督
相手へのマーキングをしっかりしよう。
早く正確にパスを繋いでリズムをつくり両サイドから攻撃していこう。
- 後半15分まで
- メンバー交代なしで後半スタート。立ち上がり、小笠原から本山へスルーパスが出るがGK佐藤がキャッチ。2分川口のセンタリングは直接GKへ。3分本山のミドルシュートは右ゴールポストを直撃。4分川口が裏へ飛び出すがGK曽ヶ端が飛び出しカバー。ゴールキックのシーン、佐藤が鹿島サポーターをのブーイングを背に蹴る。6分DFラインの裏に出たボールを山西がクリアしようとするがキックミスでボールは後ろへ佐藤の頭を超え、ゴールバー直撃。危ないシーン。8分DFラインの裏へ飛び出した福西がGKと1対1。後ろ向きになり倒れるがノーファール。両チームの選手が主審へ詰め掛ける。グラウがチェックに行った際、後ろから倒され、こぼれを名波がスライディングで行くと相手が倒れファール!ゲームが白熱してくる。13分服部のチェックで本山が倒れる。本山の動きには要注意!
- 後半30分まで
- 16分新井場がパスカットからそのままスピードにのりドリブルで押しあがるシュートがゴール右に外れるが気を付けたい。18分小笠原のドリブルから平瀬が動き出すが田中&山西にセーブ。服部がクリアーする。右の川口からのセンタリングにグラウ・前田・福西が飛び込む攻撃を繰り返す。疲れが見え始めた時間帯。平瀬に一瞬の隙をつかれ裏を突かれるが鈴木そして佐藤がプレスに行き、シュートはゴール右へ外れる。ここでジュビロベンチの様子がスクリーンに映る。桑原監督が中山に指示を出す!23分選手交代、グラウに代え中山雅史が投入される。ジュビロの動きを見た鹿島ベンチは金古に代え岩政投入。その直後のFK。名波が右サイドから蹴ると中山の頭へと思いきやその後ろ前田が飛び込む。フリーだったが惜しくもゴール左へ外れてしまう。25分鹿島は深井と青木も投入!勝負に来る。27分中盤でフェルナンドに名波がそして藤田が激しくプレス。29分鹿島が中盤で小笠原を中心にボールを回し最後は中田のミドルシュート!ゴール上を越える。30分大岩へ対し厳しいチェック!中山が足にスライディング。イエローカードを受ける。30分藤田に代え成岡投入!
- 後半45分まで
- 31分右の川口のセンタリングに福西が合わせシュートするがミートせず左へ流れる。32分には名波のクロスボールを福西が頭で合わせGKに競り勝つがゴールラインでフェルナンドがクリアー。こぼれを成岡がシュートするがブロックされる。ゲームが動き出している。福西が前線に上がりジュビロも勝負をかける。スペースが空きだしている中盤できわどいプレーが出てくる。中田へ服部もはっきりしたプレーでボールを止める。36分ここで右の川口を代え森下を投入。ディフェンスラインでバランスをとりながら守備をし前線の前田・中山・福西の動きに合わせる。サイドは森下と成岡がケア。名波と服部が中盤でゲームをコントロールする。38分中山がディフェンスラインの裏へ飛び出す。オフサイドラインギリギリの勝負が続く。40分前田が倒されFK。名波の蹴ったボールを田中が落とし福西が入るが繋がらない。41分名波CK。中央からこぼれたボールを森下が強烈なミドルシュート。こぼれを福西が詰めようとするがシュートがゴールまでとどかない。43分前田が左サイドからドリブルで入り込む。シュートがDFに当たってします。後一歩のとどかない。ロスタイム3分。鹿島のCK。中田浩二が頭で合わせてくる。鈴木がなんとかクリアーするが次のCK。中央で岩政にダイビングヘッドされ失点。痛すぎるこの時間での失点。そしてここで試合終了。厳しい展開となってしまった。0-1…しかし、残り1試合最後まで諦めない。最後まで信じて戦いたい。
選手、監督コメント
- 桑原 隆監督
悔しいですね。でも、試合はJリーグでうちの試合も一番の内容だと思うんですけど、ゲーム内容は非常に満足してますけど、結果については非常に残念ですね。これで横浜さん(マリノス)の結果待ちになったんですけどね。あと1試合あるんでね。サッカーは何があるかわからないんで。もう一度、今週1週間最後しっかり勝って1stステージを終わりたいと思っています。
(藤田選手の交代ですが、あれは体調的なものですか?)
前半、左を打撲したんですよね。膝を触ったり気にしていたので、ちょっと戻りも遅かったなということで変えたんですけど。その他いろいろまわりの関係で。
(福西選手がトップ下が多かったと思うんですが?)
福西が戻れなかったというのが実情でしょう。たぶん。まだ0-0だったですからね。DFのこともあればやはり前田のDFの方の貢献というのも福西よりはしっかりしていますからね。流れの中でこちらは指示したわけではないですけど、僕もあの交代でだめだということはなかったし。あれはあれでいいんじゃないかと思いますけど。二人で流れの中でやったという感じです。
(後半、川口選手が新井場にとめられていたのが変えた原因?)
そうですね。クロスもちょっと、もともとうまい選手じゃないんですけど、川口についてはそこが限度じゃないかなということで変えたんですけど。
(チャンス的にはサイドから厳しくなった?)
そんなことないですよ。森下自体も川口ほど突破力はないですけど、スペースでもらえる選手なんで、そういうところを期待したんですけど。試合の展開からいってサイド使うというか、急ぎ過ぎた感もあったんで。試合の流れとしてはしょうがないかなというところです。
(鹿島については予想していたのと違った点は?)
どこもそうですけど、うちとやるときはスカウティングはあてになりません。鹿島さんも今シーズンで一番の試合じゃないですか。鹿島さんも元々力のあるチームですし。あそこにいる成績自体、首をかしげる成績だと思っていたので、非常に厳しい戦いになると思っていました。僕は今年のJリーグの試合の中で一番の試合じゃないかと思うほど死闘を繰り広げてくれたんで、悔しいですけど。ジュビロの選手の頑張りには敬意を表したいと思います。
(最終戦に優勝がかかりますが、1週間で立て直すことは?)
疲れを治すことですね。それともう一度攻撃の方でクロスの精度とか、うち本来のパス回しも今日はあまり良くなかったんですけど。鹿島さんの方が上じゃないかなと思うし。まずは疲れをとって、リフレッシュしてね。選手も疲労困憊の中でやってますんで、もう一度メンタル的にモチベーションをあげて、最後の26日に。サポーターも勝利をプレゼントしないといけないと思いますんで。
- トニーニョ セレーゾ監督
- 伝統の一戦ということもあって、ジュビロは最大のライバルであって、それと優勝とは別に大事な一戦であって、日本サッカーの歴史を守り続けなきゃいけない。そういった意味で大きな意気込みがありました。良い試合をしたかったし、そういう意味ではできたのではないかなと思います。
前半ジュビロの方はちょっと抑えてやっていこうかなというの所が見えてまして、ただ立ち上げから時間が経ってくるに連れてうちの守備のポジショニングミスがあって、殆どのセカンドボールを拾われて、そこからリズムをつくられた悪い場面がいくつかありました。
ジュビロと対戦するというのは色んな事をケアしなきゃいけないものがありますし、ただ経験というものではなくて年齢とかそういう部分ではなく、長く一緒にやっていると自動的にいろんな連携、コンビネーションが生まれてきますし、ケアしなきゃいけないものがかなり多い。前半、相手のゴール前まで行ったと思いますし、受けた時はチャンスをつくっていたと。クロスの精度が上がらなくてチャンスをつくれなかったところが悪かったところだと思います。特にジュビロの面子をみていると攻撃的なチームであったし、ボランチを押し上げている分、背後を突くことを指示していたのでうまくできていたと思います。
- 藤田 俊哉
- 集中は欠いていないと思うですけど、ちょっとしたズレから失点をしてしまって、ああいう結果で・・・。これは非常に痛い負けは確かですけど、最後まで何があるかわからないんで。その辺で気持ちを切らすことなく次に向かおうという感じでいます。
(プレッシャーはありました?)
プレッシャーはそんなになかったんですけど、失点するまではこっちが1点とれてもおかしくない状況があったと思うんですけど、その辺の最後の一歩が出すことできなかった。その辺が残念です。
少し大味なサッカーだとは思っていましたけど、そこをうまく僕らが突けなかったり、もう少し多くのチャンスを作り出すことができなかったのが残念です
とにかく僕達が勝たないことには何も始まらないので、僕らが勝つことに全力を注いで、あとは同じような結果に鹿島が今日のような結果を出してくれることを祈ります。どうなるにしろ、最後ホームできちんと勝って終わりたいと思います。
攻撃陣として、得点できなかったのが残念です。責任も感じてます。
(前半はいい形でしたが?)
サイドチェンジからの攻撃をもう少し出したかったんですけど。待ってる回数と出てきた回数のバランスが悪かった。
(交代は足の具合ですか?)
はい。僕が決めたんじゃないですけど。
(優勝は難しいですかね・・?)
結果的に難しいっていう感じになってますけど。勝つのはジュビロだと思っています。
- 福西 崇史
- (今日は立ち上がり前からいっていたと思うですが?)
先取点が大事でしたから、獲りいく気持ちはあったと思うんですけど、別に悪い試合じゃなかったです。
(またセットプレーからの失点ですが?)
そうですね。ずーっとの課題ですね・・・。
(いつもの鹿島戦のようになりましたが・・?)
守られて、守られて、いつもの形でやられたと思います。
(シュート数もそんなに多くなかったですが、苦手意識とかあるんですか?)
ないですけど。思い切りがあってもいいかなと思います。確実な方を選ぶということでシュートが少なかったと思います。
- 服部 年宏
- 最終的に勝てなかったのは非常に残念です。あと1試合あるので、他力ですけど、鹿島に頑張ってもらうしかないです。
(優勝を前にしてプレッシャーはありました?)
プレッシャーというものはなかったです。ゲームとしてはお互いに良いものを出して、いいゲームだったと思います。あとは動き出しが必要なところはありますけど、そんなに悪いゲームじゃなかったと思います。
(最終節は?)
勝つしかないので。鹿島頑張ってください。という感じです。
- 田中 誠
- 鹿島に最後の頑張りで苦しめられたし、そう簡単に勝てる相手じゃないんで。やられましたね・・・。
(なかなか攻められなかった?)
そうですね。ちょっといい形までボールは入るんだけど、最後クロスを上げられなかったりとか、その前にとられちゃったりとか、効果的な攻撃ができませんでした。
いい形でサイドまでボールいってるからあとは精度の問題だと思うし、そこを一人一人がしっかりやっていけば良い形はつくれると思うんですけど。そこが全体的にうまくできてなかったかなと。
(立ち上がりから慎重な戦い方でした?)
あまり攻め過ぎるとカウンターから失点もらうので、今日は落ち着いていこうという形でじっくりやったんですけど。じっくりやって、1点とれればいいなと。守備に関しては集中したし、最後を除けば・・・
- 鈴木 秀人
- セカンドステージであれだけ悔しい思いをして、また同じような結果になったということは、サッカーどうこうっていうより、人間として、成長してない証拠だと思うんで成長できるように頑張ります。