2004 J1 1st 第11節
試合日時:2004年05月23日(日) 15時05分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 新潟スタジアム(ビッグスワン)
- 40,623人
- 18.3℃/56%
- 雨/無風
- 全面良芝/水含み
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 中道 静晴
- 穴沢 努
- 上荒 敬司 / 犬飼 一郎
- 竹内 元人
- 渡辺 樹里
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
安 英学 | 前半8分[得点] | |
寺川 能人 | 前半33分[警告] | |
前半33分[得点] | 田中 誠 | |
安 英学 | 前半44分[警告] | |
ファビーニョ | 後半17分[警告] | |
後半23分[得点] | グラウ | |
桑原 裕義(out) → エジミウソン(in) | 後半27分[交代] | |
安 英学(out) → 栗原 圭介(in) | 後半33分[交代] | |
後半36分[警告] | グラウ | |
後半38分[交代] | 河村 崇大(in) ← 成岡 翔(out) | |
後半42分[交代] | 中山 雅史(in) ← グラウ(out) | |
後半44分[交代] | 森下 仁志(in) ← 藤田 俊哉(out) | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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反町 康治 | 監 督 | 桑原 隆 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第11節、アウェイ新潟スタジアム・ビッグスワンにて15:00キックオフでアルビレックス新潟と対戦する。天候は曇り。涼しいくらいの気候。芝もスタジアムも素晴らしく整っている。スタンドには早くからオレンジサポーターが詰め掛ける。噂には聞いていたが本当にすごい人数のサポーターが詰め掛けている。応援席のみならず8割がオレンジ色を身につけ席に着く。コーナー付近に陣取るジュビロサポーターも負けられない!メンバーを見てみる。GKは不動の佐藤洋平。DFには怪我から復帰した山西が戻ってきた。田中・鈴木と共にゴールを守る。中盤は西が膝の具合を見て欠場。代わりに成岡が入る。名波を中心としたボール回しが今日も注目!FWは好調の前田とグラウ。そしてベンチに中山・森下・河村・菊地・山本が座る。注目はアルビレックスの山口vs名波の中盤対決!中盤を制することができればアウェイ新潟でもジュビロサッカーを見せることができるだろう。大きなアウェイパワーを跳ね返し勝ち点3。勝利をものにし優勝を目指す。
- 前半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。大歓声の中ゲームがスタートする。お互い様子を伺いながらボールを回す。3分名波→福西→グラウと飛び込むがシュートが打てない。惜しい場面はジュビロ!スタートはディフェンダーから簡単に前線へ長いパスを送る場面が目立つ。はっきりしたプレーで相手のラインを下げながらペースを掴む。5分福西が右の飛び出し折り返す。中でグラウが入り込むがオフサイド。8分ロングスローから頭で流され安にゴールを決められる。強烈な歓声に包まれる。先制点は新潟。そしてここから雨が降る。新潟の空が暗くなっていく。10分前田が右サイドを個人技で突破。コーナーキックを奪う。名波が蹴るがGK野澤に弾かれる。その後の速攻、ワンチャンスを生かそうとスタンドの新潟サポーターも大声援で後押しする。ジュビロはまずボールを落ち着かせることに集中する。はじめの15分は、ホーム新潟のパワーに押されてしまう。
- 前半30分まで
- 鈴木慎吾のスピードある突破も鈴木・田中でセーブ。18分前田のクロスボールにグラウが飛び込むが届かない。19分新潟が右から寺川が駆け上がる、服部がカバーするが危ない場面。その後も右からクロスボールを何度か上げられる。中で集中しクリアーできているが注意したい展開。21分成岡が右サイドから個人技で2人を交わしシュートまで持って行く。ゴール左に外れるが積極的なプレー。22分前田から右に流れたグラウへパスが出る。しかしシュートが打てない。24分グラウが基点になり服部がオーバーラップ左サイドからセンタリングを上げるが中の選手と合わない。コーナーキックを奪い、名波蹴る。田中が頭で合わせるがゴール上を超える。26分新潟の右サイド、山口とファビーニョがコンビネーションで突破。やあ真西が足を引っ掛けてしまいFK。GKとDFの間にボールが出るが佐藤がしっかりキャッチ。ジュビロが中盤で細かいパスを繋ぐ、少しずつ崩して行くがフィニッシュが決まらない。
- 前半45分まで
- 名波&藤田でパス交換、前線の動きを見てスルーパスを狙うが新潟のディフェンスラインも集中している。この時間まで出足が早いディフェンスを見せている。33分左サイドで服部がファールを受けFK。名波が蹴り中の選手が競り合う。ファーサイドにこぼれたところを田中が左足でボレーシュート!同点ゴール!前半のうちに同点に追いついたのは大きい。新潟サポーターも一瞬静まり返る。36分グラウが仕掛けCKを奪う。左から名波が蹴り、ニアの福西へそのこぼれを鈴木がシュートするがゴール左へ外れる。36分服部のクロスからグラウがシュートまで行くがDF3人がスライディング。打ち切れない。38分にはファビーニョがシュートを打つが佐藤がキャッチ。中盤にスペースができてくる。41分グラウと安が激しく競り合う。当たりも厳しくなってくる。攻守の切り替えも速くなりゲームが動き出してる。43分新潟の寺川が藤田の上がっているスペースを狙ってくる。服部がカバーするが基点を作られている。44分新潟のCKもジュビロDFのしっかりしたマーキングでセーブ。ロスタイム1分。安が藤田へ足の裏からスライディング。イエローカードが出る。ここまでの勝負は互角。後半最後の最後まえ勝負が続きそうだ。
- ハーフタイムコメント
- 桑原隆監督
早いパスワークでリズムをつかみ攻撃していこう。相手のカウンターに注意しよう。
反町康治監督
ハードワークを続けること。足を止めずに行こう。守備については、中盤のディフェンスをしっかりとしよう。攻撃はシンプルにボールを動かして早くFWが顔をだすこと。シュートはどんどんトライしよう。
- 後半15分まで
- 選手交代なしで後半スタート。1分新潟の右サイド寺川が攻め上がり服部を切り返してシュートまで持っていく。注意したい新潟の右サイド。後半立ち上がり、新潟はまたも前がかりの布陣。ジュビロはまず落ち着かせる。5分右から成岡がドリブルするが突破まで行けない。6分名波からグラウへスルーパス。シュート体勢まで行くがブロックされる。こぼれを前田が拾い粘るが繋がらない。7分右からのCK。名波が蹴り福西が飛び込むが触れない。前半途中かあ降り出した雨が強まる。10分左の名波からのセンタリングに藤田が頭で流し、ファーサイドでフリーのグラウへ。しかしシュートミス。11分福西からグラウへ浮かし球のパス。グラウがシュートを狙うが打ち切れない。12分左からのクロスにファーサイド成岡がヘディングシュート!しかしゴールバー直撃。14分には新潟の2度のCKのチャンスがあったがジュビロしっかりクリアー。
- 後半30分まで
- 藤田→名波のコンビネーションからグラウへスルーパス。17分には藤田が中央から右足のミドルシュート。シュートまでの流れができてきた。18分グラウが右サイドを突破しセンタリングを上げるが繋がらない。中盤での細かいパスからFWへのラストパスが繋がりだす。19分藤田→グラウ→名波→グラウ→成岡でラスト、シュートまで行くがGKキャッチ。21分福西のマイナスボールを成岡がシュート!しかしDFに当たってしまう。雨は降り続きグランドがどんどんスリッピーになっていく。24分鈴木のアーリークロスをグラウがダイビングヘッド!追加点はジュビロ!そしてコーナー付近に集まるジュビロサポーターの前でマスクパフォーマンス。26分前田が個人技でシュート体勢まで持っていくが打てずこぼれ球を名波が藤田がセンタリング。名波・グラウが飛び込み逆サイドの成岡までボール流れる。切り替えし再び中へクロスを上げるが前田には合わない。新潟ベンチが動いてきた、桑原を下げエジミウソンを投入。FWの枚数を増やしてきた。
- 後半45分まで
- 31分右サイドからのFK。名波が蹴り中に合わせる。前田とグラウが飛び込みグラウが足に当てるがミートせずゴールならず。32分藤田のアウトサイドからのセンタイリングを相手を背負いながらシュートはもって行こうとするが打ち切れない。37分成岡を下げ河村投入。相手が攻撃的に来ているためマーキングの確認と守備の補強に入る。ジュビロのシステムはそのまま成岡のポジションに河村が入る。ラスト5分新潟が押し上げている。40分その裏をつき福西がオーバーラップ。GKと1対1になるが最後の選択はグラウへの横パス。戻ってきたDFにカットされてしまう。42分ここでタッチラインには中山がスタンバイする。倒れたグラウがタンカで運ばれ中山がピッチに入る。藤田→名波→前田→河村→鈴木→中山→福西と無理をせずしっかりボールをキープする。44分藤田に代わり森下投入。ロスタイム3分。雨の新潟スタジアムはオレンジ色の大声援が鳴り響く。新潟の粘る攻撃もジュビロは全員守備で守り抜く。中山がヘディングで競り福西に落とす。ファールをもらい。ボールを渡さない。ラストプレー、ファビーニョが強烈なシュートを打つがゴール右へ外れ試合終了。大きな大きなアウェイでの勝ち点3をゲットした。首位キープ。
選手、監督コメント
- 桑原 隆監督
- 今日の試合の重要さというのを選手達がよく理解していて、うちとしては、2-1だったですけど、5-1くらいのゲームでした。最後しっかり決めていれば快心のゲームだったですよね。流れも今シーズン一番よかったんじゃないですか。選手の頑張りによるところが大きいですね。
最も集中しなきゃいけないところがセットプレーでね。選手にも言ったんですけど、ちょっとした気の緩みでこれも反省しなきゃいけないですね。
(西選手については?)
西は膝が思わしくなくて殆どトレーニングしていない状態だったんですけど、ここへきて、コンディションが悪いなりにやらせればできたかもしれませんけど、膝を悪くして代表に行けなくなると可愛そうですし、来なかったのはコンディションがよくなかったからですね。膝もだいぶ良くなったんで代表には合流できると思います。
この間マリノスさんに負けたんだね。連敗だけは阻止しなきゃいけないってことで終盤にきて残り5つなんですけど、選手にはトーナメントの1回戦だと伝えて5月26日は決勝戦だということで勝ち点3をとって1戦1戦大事にいきたいですね。
- 反町 康治監督
- 展開としては非常に頑張ったと思うんですけども、現段階では実力の差というのもを感じだゲームですね。1点とってもやっぱり1点とられてしまう。たくさんのサポーターの方に応援していただいたんですけども、期待に応えられず残念な思いがありますけども、また、直してやっていければいいなということは感じています。
こぼれ玉の反応が良くなかったんで、それをたまたま拾えたという形だと思うんで。セットプレーとは言えないんですけど、それもセットプレーでちょっと変わって逆サイドでやられてしまったというのを考えると、残念かなと。本当にほんの一瞬も気を抜いちゃいけないというのは、こういう事だと思うんですよね。2点目なんかもほんの一瞬ですよね。ほんの一瞬の差が明日になればできるのか、これが、できない差があるのかなというのを感じている。ただその年月を早く縮めていくことが僕に与えられた使命だなと思ってこれからもやっていきたいと思います。
- 藤田 俊哉
- (試合中怒ってました?)
怒ってないですよ。ほんとに。最低限の勝ち点3を取ったという内容については反省する所が多い。特に先制された場面はみんなの集中が切れて足が止まってたかな。最近ああいう感じの失点が多いので、気おつけなきゃいけないとは思ってるんですけど、そういうところでまたやられたということは、次はもう絶対許されない。
- グラウ
- マスクにはJAPANと日の丸が書いてあったんですけど、日本に来て暖かく迎入れてくれた感謝の意味を込めてパフォーマンスです。非常に難しいゲームで、新潟のプレースタイルというのはディフェンシブに来るということで、その中で前半の早い時間に先制点を入れられてしまった。それがさらに難しいゲームにしてしまったんですけど、選手全員が自分たちの力を精一杯だして、ゲームに専念してくれたおかげで同点それから逆転につながりました。
- 服部 年宏
- 新潟のプレス自体があまりなかったので、いい感じでボールを回せて良かったと思います。もうちょっと決定的なのがあったので、決めていればもっと楽な試合になっていたかなと思いますけど。人もボールも動いたし、今日はうちらしいサッカーができたんじゃないかと思います。あと残り4つとにかく勝てば優勝が見えてるんで頑張りたいと思います。
- 名波 浩
- 失点は事故のようなものだったので、気にはならなかったし、開始15分にもなってないのでまだまだ追いつき追い越せる時間がたくさん残っていたので、全くあせりもなかったし、その事故の失点以外は僕たちが考えているゲームプランどおりできたんじゃないかと思います。どこの相手もそうなんですけど、うちとやる時用のシステムを組んできたり、うちとやる時用のボールの動かし方をしてくるので、その辺を、今日に限って言えば相手はトリプルボランチぎみにして、フォワードと2列目のスペースを使われないようにというサッカーをしてきたので、攻撃はとにかく早めに外から起点を作りながら崩していくということと、守備はイージーミスのカウンターに気をつけるというその2点が大きなことです。
(得点シーンは?)
素さん(山口選手)に多分あたって、こぼれ球が向こうにいったんですけど、素さんの後ろのスペースに後ろに落としたかったし、2点目のヒデ(鈴木選手)があげたボールもそういった最前列にいるディフェンスの裏のスペースに上手く落とせたので、ロドが決めれたという。あれは練習で今週ずっとやってきたことなので、それが2点とも実ってよかった。
(成岡選手との連携は?)
最初は若干浮いていたと思うんですけど、時間がたつにつれてポジションチェンジもスムーズにできたし、一生懸命守備もしていたと思うので、徐々に11人のパーツの1人として働いたんじゃないかなと思います。
- 佐藤 洋平
- 先制点をセットプレーでいれられたので、次はないようにしたいと思います。流れの中では全然怖くなかったし、でもカウンターだけは注意してましたけど。勝点3とれたのでOKです。
- 鈴木 秀人
- (自ら苦しいゲームにした?)
あの失点はしょうがないと言えばしょうがないですけど、決めれるところでうちが決めてればもう少し楽な展開になったかな。勝点3がしっかりとれたので、これでよしとして次に向けてがんばりたい。
(アシストのクロスは狙った?)
ま、一応(笑)。一山超えたらロドがいると思ったので。
(後半オーバーラップしてましたが?)
スペースがあったし、向こうの前の選手も縦の関係が多かったので、僕と山西の前にスペースがあったので、勝ち越すまでは行こうと思って。後半の途中からは向こうも少しはバテたかな。それでよけいこっちはボールを回せたし、最後もっと決めるところ決めておけばもっと楽にやれたので、その辺が課題です。
(田中選手が点を決めましたが?)
まこが点を決めたので、負けないようにあわよくば一点を狙ってたんですけど(笑)。
- 田中 誠
- セットプレーからあまり最近はなかったので、自分で点を取れてうれしい。基本的には守備の方で力を入れたんですけど、攻撃の方でもとれたので、守備ではしっかりまもって、攻めでは決められるようにしたいですね。
(先制点の失点はセットプレーからでしたが?)
早い時間帯で大丈夫だろうという気持ちがああいう失点になってしまうので、もう一回誰が競って、人に任せないで、人に任せないで自分が責任もってやりたいと思います。
(修正点は?)
落ち着いて自分たちのリズムでボールを回せていたし、時間がたつにつれて同点に追いつけるだろうという自信があったので、落ち着いてやろうという声はかけました。
(新潟スタジアムの雰囲気は?)
声援はすごいですからね。それに飲まれないように、チームで声を掛け合っていきました。味方同士のコミュニケーションもとり辛らかったんですけど、大きな声でお互い確認できるように声をだしましたけど。
(後4試合ですが?)
後ろからマリノスが追ってるんで、自分たちでチャンスを逃さないように1戦1戦大事に戦って、最終的に優勝できるように次の試合に向けて気を引き締めたい。