2004 J1 1st 第7節
試合日時:2004年05月02日(日) 15時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 静岡スタジアム エコパ
- 39,120人
- 20.4℃ / 42%
- 晴のち曇 / 無風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 滝 弘之
- 上川 徹
- 原田 秀昭、竹内 元人
- 野田 祐樹
- 田中 隆洋
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
太田 圭輔 | 前半29分[警告] | |
久保山 由清 | 前半41分[警告] | |
太田 圭輔 | 後半15分[得点] | |
後半17分[警告] | グラウ | |
後半27分[累積警告/退場] | グラウ→ | |
久保山 由清(out) → 平松 康平(in) | 後半28分[交代] | |
後半32分[交代] | 前田 遼一(in) ← 名波 浩(out) | |
後半34分[交代] | 川口 信男(in) ← 西 紀寛(out) | |
後半34分[交代] | 成岡 翔(in) ← 福西 崇史(out) | |
太田 圭輔(out) → 平岡 直起(in) | 後半38分[交代] | |
アラウージョ(out) → 澤登 正朗(in) | 後半44分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アントニーニョ | 監 督 | 桑原 隆 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2004Jリーグ第7節。6連勝とここまでリーグ負けなしのジュビロ。ACLとナビスコ杯そして代表戦を間にはさみ、久しぶりの試合。選手も久々に揃った。当然疲れはあるがこのメンバーが並ぶと自然とパワーが漲る。今日の会場はアウェイのエコパ。連休の中での静岡ダービーとあってサポーターも多く詰め掛ける。ピッチコンディションも良好。気候は晴れだが気温があまり高くない。風も少し吹いている。ジュビロのメンバーはベスト。コンディションが完璧とまでは行かないが魅力あるスタメン。一方清水エスパルスもチーム状態が上がっている。今日は、素晴らしい一戦がみられること間違いない。注目は、ジュビロの中盤とエスパルスの前線。ベストメンバー同士のダービーは熱い試合になるだろう!サックスブルーサッカーが今日は楽しみ!連勝を持続しこのここからの連戦に弾みをつけたい!グラウのパフォーマンスに注目!
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。中盤でボールを回す両チーム。田中が激しくプレスをかける。3分中盤で福西が倒されFK、速攻グラウへパス。そのままシュートまで行く!積極的なグラウ。5分名波のスルーパスから中山がシュート体勢に入るがミートせず。再び名波から中山へスルーパス今度はオフサイド。グラウ→名波→服部→藤田→名波とテンポの良いパス交換。8分鈴木のクリアーが小さくなりアラウージョがシュートまで行くが田中が落ち着いた対応そして佐藤がキャッチ。10分名波→中山→藤田そしてクロスボールを上げるが中山・グラウへ繋がらない。展開は良い。11分福西のロングシュート!GK前でバウンドするシュートだったがGKがセーブ。13分エスパルスが中央から細かいパスで崩しにくるが菊地が大きくクリアー。ここまではまだ両チームの出方を探りながらパスを繋ぐ。
- 前半30分まで
- 17分中山が前線でヘディングで競りグラウへ繋ぐがファールを取られる。厳しい判定。18分中山がサイドでキープ、藤田に繋げるて服部へ、そこからクロスが入り名波が詰めるがシュートが打てない。前線で中山が再三体を張り競るがファールを取られる。21分グラウ→中山そしてグラウへ戻すところカットされる。22分服部のクロスに福西が入る。徐々に福西が上がりだす。24分エスパルスが波状攻撃。何度もペナルティーエリア内まで入られるがシュートをブロック。集中したい時間帯。25分右からのセンタリングに盛岡がヘディングシュート!ゴール左に外れるが危ない場面。桑原監督が前に出て指示を出す。細かい修正を選手に伝える。28分左サイドからのFK藤田が蹴り、GK前に中山が入るが触れない。29分グラウと盛岡が主審に呼ばれ注意を受ける。激しいぶつかり合いが繰り広げられている。
- 前半45分まで
- 32分左に出た福西から逆サイドに西へサイドチェンジ。西がドリブルを開始しセンタリングまで、しかしDFに当たってしまう。33分グラウが基点になり福西が前線へ飛び出す。シュートが打てない。35分清水の攻撃、右の太田からセンタリング久保山が競るが佐藤が飛び出す。35分磐田の攻撃、藤田が左サイドを駆け上がりセンタリング、グラウがニアに入るがとどかない。37分右の西からのセンタリングはGKキャッチ。38分清水の攻撃、北嶋のポストから中央突破!久保山がシュートを打つが鈴木のプレスでゴールマウスを外す。決定的な場面。40分西が個人技でゴール前のグラウの足元へパス。リターンを狙うが繋がらない。42分清水の右から太田が上がる、菊地が落ち着いた対応を見せる。中では田中・鈴木そして服部が戻る。ロスタイムはなし。44分清水の左から和田が上がる、ここは鈴木が対応。清水の攻撃にリズムがある。ここで前半終了。
- 後半15分まで
- 両チーム交代ない。後半スタート!立ち上がりいきなり中山のミドルシュート!ジュビロ前線が動き出す。中山・西・名波・福西が前がかりで動いている。5分西からの縦パスをグラウがポスト、中山が拾おうとするが繋がらない。7分右からの清水のクロスに北嶋が飛び込む。佐藤がキャッチするが危ない展開。8分福西がドリブルで上がる。倒されるがファールは逆、清水ボールになってしまう。9分藤田が左からクロス、グラウがファーに入るが繋がらない。10分北嶋のポストを狙うパスが出るが田中が必要にマーク!11分福西のスローインから名波→福西→西と出るが繋がらない。西・福西にちょっと疲れが見える。13分福西が素早いプレスからボールを奪いグラウへそして福西へしかし、その前のところでファール。なかなかゴールまで繋がらない。15分清水の右から崩される。太田がワンツーで抜け出しそのままゴールへ。失点。
- 後半30分まで
- 17分福西から中山へ立てパス、シュートまで行く!そしてGKが弾いたところをグラウが詰めるがGKにセーブされる。やっとゴールへ向くプレーが出る。19分北嶋のポストから久保山が飛び出す。ここはオフサイド。ゲームが動き出している。23分田中からのロングボールをグラウが落とし、福西へそこから左の藤田へスルーパス。ダイレクトでシュートを放つがGK正面。展開は良かったが…24分鈴木からのクロスボールをファーサイドで中山が落とす。福西・グラウが入るがシュートが打てない。25分速攻から西がドリブル、名波を経由して福西のオーバーラップ。ペナルティーエリア内で切り返しシュート体制になるが打てない。26分には名波のミドルシュートが出るがDFに当たってしまう。27分名波のスルーパスから中山へしかしシュートが打てない。27分グラウがペナルティーエリア内で倒れる。PKと思いきやファールはグラウ。2枚目のイエローカードとなり退場。厳しい展開、チームそしてベンチはどう動くか!?ここからが勝負!
- 後半45分まで
- ベンチに前田が呼ばれる。名波に代え投入!続けて川口も呼ばれる。右の西に代わって投入。続けて成岡も投入される。福西アウト。フォーメーションは服部のワンボランチに成岡トップ下、川口右で前田と中山のツートップ。桑原監督がピッチサイドまで出て指示し戦況を見つめる。37分左に出た成岡からクロス、流れたボールを逆サイドの川口が折り返す。こぼれ球を服部が拾う。厚い攻めが出てくる。中山の頭を狙い何度もボールがゴール前に入る。40分田中からロングボール、前田が基点を作る。残り5分。最終ライン、田中が安定した守備でピンチを防ぐ。42分川口からのセンタリングは中山に合わない。43分、川口が右サイドでファールを受ける。FK服部がセット、ニアで前田が頭で合わせるがゴールマウスに届かない。その後のエスパルスの速攻も菊地・服部が懸命に下がりセーブ。ロスタイムは3分。ロングボールを中山が落とし前田が詰める。しかし決まらない。田中も前線まで上がりヘディングで競るがここで試合終了。悔しい敗戦。次に切り替え戦い続ける。
選手、監督コメント
- 桑原 隆監督
- ロド(グラウ選手)の2枚(イエローカード)で全てが終わったって感じですかね。ダイビングですかね。せっかくのダービーも非常に盛り上がって、前半非常にいいサッカー。清水のプレッシャーをうまくかわして、中々いいサッカーができたと思うんですけど。ま、点をとれなかったというのがね、いま一つなんですけど。後半、代表組も気持ちの方でやってくれたんで。7試合目で初めて黒星ですか。ま、ちょっと早く来ちゃったかなという感じはしなくはないんですけど。いつかは負けるんで。次の大分戦がすごく大事になってきたんでね。また気分を入れ替えて5日の大分戦に向かってやりたいと思います。
(グラウ選手が退場するまで、その後はバランスが崩れてしまったと思うんですがそれまでどういう攻めをお考えだったのですか?)
後半、攻め込んでいたんでDFの背後にスペースがなかったので、ゴンとロドのところで、ペナのところでもうちょっと時間をつくって、うちの目指すフィニッシュまでもってければと思ったんですけどね。ま、ちょっとしたミスだと思うですけど。最後まで戦ってくれたんで、次にいい結果になるんじゃないかとは思ってますけど。点をとれなかったということが全てなんで、初めてですよね。点をとれなかったのは。でも選手はよくやってくれたと思います。
- アントニーニョ監督
- チームが上昇してるということですね。証明できました。今年のJリーグで一度も負けてないチームに勝つことができて、訓練を積んでいる日本代表を数多く選出しているチームです。ですから、うちのチームを強く打ち出せたのはこういう強いチームに対して勇気をもって望むということですね。勇気プラス自分達が何をすべきかという知識をもってサッカーをしました。もちろん、試合中に何回かミスがありました。でもこれは普通のことです。しかし、悪かったところと、良いところを比較したら良いところが多かったので強かったのだと思います。この試合の勝利というのはチームに大いなる安堵感をもたらしてくれますし、更なる勇気を生み出してくれるものと思います。今まで、Jリーグで戦ってきた全ての相手が難敵ばかりでした。去年、活躍してきたチームとばかり戦ってきました。私達は正しい道を進んでると思いますし、これからも向上してもっと楽に戦っていけるようにしていきたいと思います。あと、うちのDF陣2試合連続で無失点、ほかの選手達も攻撃に参加する時のパスも良くなってきました。ただ、基本的なゴールを生み出すパスにミスがありました。我らのストライカー北嶋がまた活躍して得点争いに加わってくれることを切に望んでいます。彼がゴールを決めるようになってくれれば、試合運びがもっと楽になっていきます。今まで一度も負けたことがなかったチームに勝つことができたのは自分達にとって非常に重要なことです。
- 名波 浩
- 運動量で向こうの方が良く動いていたと思うし、コンディション悪かった選手が多かったというのもありますけど。それがなくても今日はエスパルスのできがよかったと思います。
(受身にまわっちゃった?)
ボールの動かし方も良かったし、向こうのプレスも結構退場するまでかいくぐってたし、フィニッシュまでの形がちょっと、きつかったなと思ったけど、内容は全く悪くない。ま、コンディションだね。みんな疲れているし。うまく乗り切らないと。ロドも出れないし、代表組はもちろん疲れているし、勝ち点3とりたいし、GWお客さんも入るしいいゲームをみせたいと思います。
- 佐藤 洋平
- 結果的に1本だけだったんであれを抑えていれば流れはきたと思うんですけど。悔しいですね。
(内容は悪くなかったと思うんですが、疲れとかコンディションの影響がでてましたかね?)
そうですね。気持ち的に攻撃的にきてたんで、うちのサッカーリズムを作ってたんですけど、なかなか相手のプレスもダウンしないで続いていたんで、その辺相手がうまかったですね。
(3連敗というのが気持ち的に心配なのですが?)
日程も早く、すぐ次なんで。その辺は切り替えていきます。
- 中山 雅史
- 7試合目ですし、ここでズルズルいくのが一番悪い事ですし良くない事なので、そうならないように気持ちを切り替えていきたいと思います。
(今回の90分、体の状態はどうですか?)
僕自身のことは僕自身で考えればいいと思うんで、まずチームのことだと思います。これでやはりズルズルいかないようにしたいですね。2連敗、3連敗、4連敗となるのが一番怖いですし、自分達の力がこんなもんなんだから、また入れ替えてやらないといけないと思いますしね。もっともっと、やはり練習が必要だと思いまし、その中で勝つために、気持ちであり技術なり体力なり、そういうものを養っていければと思います。すぐ試合がありますから、そこにうまく調整していかなければいけないと思いますけどね。
(向こうのディフェンスがいつもよりもきつかった?)
きつかったというか全体的に向こうの運動量が多かったですからね。やはりそれに負けてはいけないと思いますし、それをかわそうとしてもしょうがないので、そこに真っ向勝負もまた僕らとしても別だと思いますし、自分達には自分達のスタイルがあるだろうし、それをグラウンドの上で表現できればと思いますけど。ただ、そういった意味で相手のチェックが早いということはチェックに対するボール自身に対して自分達がもっと多くのパスコース、フォローをタイミングよくできたらよかったと思います。こうなった以上はしっかりと入れ替えて次に向けていきたいと思います。
(10人になって1点ビハインドの状況になっても、後ろを気にせずに攻めていたように見えましたが?)
ディフェンスラインがふんばってくれましたけど、あの中で勝機を見つけられればよかったと思いますけど。ゴール前まで迫っていながら、最後のところで相手に跳ね返された部分があったので、そこをどうこじ開けるかってところだと思いますね。とにかく前へ前へという気持ちは必要なのかもしれないけど、その中でしっかりとしたキープの中から次へ繋ぐっていうことも必要だと思いますしね。せっかく信男(川口選手)とかも投入してますし、そこを使うとかね。そういう形ができていけば。ま、でもちょっと痛かったですね。退場はね。
- 田中 誠
- 思った以上に動けたし、今日は向こうも必死でやってきたし、どういう展開になるかわかんないところで最後1点決められて負けてしまった。
(見てる方としては面白かったですけど、エスパルスの運動量もかなり豊富で)
そうですね、少し向こうの運動量が勝った結果が点に繋がったし、負けたってことになっちゃったかな。
(失点シーンはどう分析しますか?)
やっぱり、多少守備の意識が抜ける時間帯があるし、もうちょっと集中していなきゃいけない。全員が守備の意識を。開幕当初からやってきたことが今、少し緩んできていることがあるんで。ナビスコもACLもそうだし、そういったところでちょっとずつ、集中が切れちゃってるかなと思います。
(去年の印象がちょっと蘇っちゃったんですけど、10人になってしまったという状況がここしばらくなかったですよね?)
そうですね。今日に限っていえば向こうがかなり必死でやってきたところに僕らが迎え撃ってしまって、それにちょっと苦労したかな。
(内容的にはそんなに悪くなかったですよね?)
僕らも別にやられた感じはそこまでないので。守りきれるという自信はあったんですけど、ほんのちょっとした隙をつかれてしまったんで。でも負けは負けなんでしっかり受け止めて次に切り替えたいです。
(全勝が止まってしまったこと、エスパルスに負けてしまったこと、ちょっとサポーターにもダメージがあるのですが)
悔しいですけど。次があるんで。次に連敗しないことが大事だし、ひきずらないように調整して切り替えて次の大分戦に向かいたいですね