2004 J1 1st 第4節
試合日時:2004年04月10日(土) 15時04分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 長居スタジアム
- 17,376人
- 20.9℃ / 25%
- 晴 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 福村 吉正
- 西村 雄一
- 高橋 佳久、五十川 和也
- 中野 卓
- 増井 隆司
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半15分[得点] | 名波 浩 | |
前半16分[警告] | 菊地 直哉 | |
前半23分[得点] | グラウ | |
苔口 卓也 | 後半3分[警告] | |
後半12分[交代] | 前田 遼一(in) ← 中山 雅史(out) | |
後半14分[警告] | 鈴木 秀人 | |
久藤 清一(out) → 濱田 武(in) | 後半20分[交代] | |
布部 陽功(out) → 下村 東美(in) | 後半20分[交代] | |
後半20分[警告] | 福西 崇史 | |
後半27分[交代] | 河村 崇大(in) ← 名波 浩(out) | |
大久保 嘉人 | 後半27分[得点] | |
カブラル | 後半29分[警告] | |
西澤 明訓 | 後半34分[警告] | |
後半34分[交代] | 成岡 翔(in) ← 西 紀寛(out) | |
徳重 隆明(out) → ロブレク(in) | 後半41分[交代] | |
大久保 嘉人 | 後半44分[警告] | |
森島 寛晃 | 後半44分[警告] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アルベルト | 監 督 | 桑原 隆 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 暖かい土曜日とありスタジアムには多くの子供たちが集まっている。ゲーム前、スタジアム内でキッズチームの開会式とエキシビジョンマッチが行われている。風の無く穏やかな気候。気温も予定では23度ほどまで上がるようだ。ピッチコンディションは最高!良い試合が期待できる。ジュビロメンバーはいつも通り好調ぶり。安定感抜群のGK佐藤を最後尾に田中・鈴木・そして今日は菊地が先発。中盤も絶好調、西・藤田・福西・服部・名波と並ぶ、ツートップは中山・グラウ。ベンチに前田・成岡・河村・山西・山本が座りゲームに備える。今日のポイントは西澤・大久保・森島の攻撃陣をどう抑えるか!そしてジュビロ経験選手、久藤・布部を崩せるか!まだ安定感のないセレッソDF陣からしっかりゴールが量産できるかだろう!ジュビロの選手コンディションは相変わらずの上り調子!メンバーからも死角はない!Jリーグ連勝記録を継続し、過密スケジュールを乗り切れば、優勝は自然と見えてくるはず!まずは目の前の敵、今日の試合に集中したい!スタンドからはドゥンガも観戦している。
- 前半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。1分いきなりセレッソ大阪のチャンス。右から久藤がドリブル→センタリングに中でフリーになった布部がシュート!ゴールバー直撃。2分服部から縦にパス→グラウが抜け出しセンタリング。ゴールライン横を通過。得点にはならない。4分藤田が得たFKを名波が蹴り、中央でグラウがフリーになる。しかしオフサイド。7分グラウ→名波→中山で突破を仕掛けるが抜き切れない。立ち上がり5分はバタバタしたがその後は落ち着いたジュビロのパスワークが続く。10分西がミドルシュート!GK正面。11分グラウの落としから藤田の突破。続けてセンタリングから中山の頭。こぼれを西のミドルシュートと連続攻撃。13分福西そしてグラウが倒されゴール正面からFK。ボールにグラウと名波が立つ。15分グラウがモーションをかけ名波が直接シュート!綺麗な放物線を描きゴール!
- 前半30分まで
- 徐々に安定するジュビロのボール回し。キープ率が上がる。20分名波の早い展開から中山がゴール前で受けるがシュートが打てない。22分セレッソ大阪のCK。ニアに飛び込まれるがしっかりクリアー。服部が腰を打撲するが立ち上がる。23分福西がファールを受け、FK。相手がもたついている間に西が素早くリスタート!グラウがフリーでGKと1対1になり落ち着いてゴール。貴重な追加点。25分藤田がチェックに行った際、相手の手が顔に入る。タンカで外に運ばれるが治療しピッチに戻る。セレッソはその間にベンチと選手が話し合う。大久保がイライラしているのがピッチの外からも分かる。29分右から菊地がドリブル突破を許してしまうがGK佐藤がしっかりカバー。安定した集中力を保っている。
- 前半45分まで
- 攻め続けられているジュビロは福西のポジションが高くなってきている。33分セレッソは大久保へロングボールを送るが鈴木がしっかりセーブ。34分ゴール右30mからセレッソのFK。中に蹴りこんでくるがしっかり菊地が頭でクリアー。ジュビロのプレスも素早く繰り返されている。ボールを回しゆっくりする場所、そしてダイレクトで勝負する場所。しっかり緩急がついた攻撃もできている。速攻やロングボールでのセレッソの攻撃もしっかりラインをコントロールしながら防げている。38分福西が飛び出しシュート!GKが防いだボールを自らで拾い、中央の中山へ、シュートを打つがGKと交錯。防がれる。41分田中の裏にボールが出されるが佐藤の飛び出しでキャッチ。決定機は今だ作られていない。少しゆとりある展開になってきたが、次の1点まで油断は許されない。この時間で西と藤田の左右が入れ替わっている。ロスタイムは1分。大久保にボールが渡っても飛び込まないディフェンスで完全に防いでいる。前半はジュビロペースだった。
- ハーフタイムコメント
- 桑原 隆監督
バランスを保ち、両サイドから攻撃していこう。中盤で確実にパスをつないでいこう。
アルベルト監督
攻撃時にもディフェンスを意識したポジションを。集中力が切れた時に失点している。気を付けろ。もっとプレスをしっかりと。
- 後半15分まで
- 交代なしでキックオフ。後半立ち上がりしっかり集中して行きたい。1分セレッソ苔口の高速ドリブルから鈴木が突破され折り返しに大久保がシュート!しかし佐藤がキャッチ。2分にも大久保がDFラインの裏をつきGKと1対1。しかしここも佐藤が足に当て、カバー入った鈴木がクリアー。前半同様、立ち上がりが良くない。4分右から名波のFKを中央で福西が頭で飛び込む。触ればゴールという展開もとどかない。6分久藤と大久保のワンツーでジュビロDFが崩される。森島が飛び出すがシュートを打たせない。7分にも森島がフリーでシュート体勢までもっていくが最後の最後でカバー。この時間はセレッソペース。注意したい!11分セレッソのパスが周る。徳重のミドルシュートがゴール右に外れたところで前田を投入!中山がピッチを後にする。14分大久保の動きに鈴木が体を当てる。手が出てると見られファール。イエローカードを受けてしまう。後半ここまではセレッソペース。
- 後半30分まで
- 16分右CKから前田がニアで合わせるがゴール上を越える。ジュビロはペースが悪い中、ショートパスでリズムを整える。19分セレッソ大阪が2人同時に交代。久藤・布部に代え、濱田・下村を投入。勝負にきた!前がかりになっているセレッソは大久保が精力的に動いてくる。福西がファールをしてしまいイエローカード。大久保が再び仕掛けてくる。菊地が対応しその間に服部&名波が挟む。なかなか後半ペースが掴めない中、ベンチが動く。河村投入!名波と交代する。河村は右サイドバックに入り鈴木が真ん中へ。しかしその直後だった。鈴木・田中がボールに競ったこぼれを詰められ失点。大久保に取られる。2-1ここからが今日の勝負!4バックにした途端の失点にチームはどう動くか!?
- 後半45分まで
- 31分グラウが右コーナーでボールキープ。ファールを受ける。FKは藤田が蹴り、ファーサイドのグラウへ。ピッタリ合うがシュートはゴールポスト直撃。悔しいシーン。33分セレッソの右からのCK。GK佐藤がパンチングで逃れるが勢いはセレッソにある。今だ戻らないペースに成岡を投入。西が外に出る。35分菊地と西澤が競り、ファールの判定にセレッソ選手が抗議する。ゲームが動き出す。36分西澤が鈴木と競りその後ろを大久保が飛び込む。シュートに田中がブロックに入る。ゴール右に外れるが危ないシーン。苔口のスピード、西澤の頭、森島・大久保の飛び出しが機能しだしている。ラスト5分、しのげるか!?セレッソベンチが再び動く。FWロブレクを投入。43分田中・服部・鈴木がクリアーを繰り返す。前線から前田・グラウがディフェンス。44分福西がファールをもらいFK。ゴール右から…グラウ・藤田がボール横に立つ。ボールはゴール左に外れる。ロスタイム3分。セレッソは苔口を基点に突破・センタリングを狙う。苦しいペースに大きくクリアーする。ゴール正面でファールをするとセレッソが素早くリスタートしようとする。しかしジュビロも集中!ラストチャンスのFK。ロブレクが直接狙うがGK佐藤がしっかりキャッチ!そして試合終了。後半、押されぱなしだったがしっかり勝ち点3を奪った!こうした試合の勝利は大事であり優勝には必要。大きな結果だった。
選手、監督コメント
- 桑原 隆監督
- 勝ち点3を取れたという事が一番の収穫ですね。磐田のサッカーも中々できなかった。C大阪も2点とられて後半、攻撃的にきたので、ああいう展開もある程度、予想していたんですけど、コンディションがよくなかったせいもあるので、うち本来のサッカーができていなかった。でも、その中でも結果を出した、ということは非常に大事なことなんで。生身の人間のやることだから、こういうことはありますんで。その中で勝ち点3をとることが大事だと思います。そういう意味では選手達は非常によくやってくれたと思います。
(セットプレーで点をとる事が課題だとおっしゃっていましたが?)
あれだけ練習やってるんで、そろそろとってくれないと困るなと思っていたんですけど、今まで、春からやってきた成果が出てきたかなと。そういう意味では満足しています。
人間のやることですから、こういう悪いゲームもありますよ。今期一番悪かったかもしれないけど、C大阪も攻撃的にきていたので、ある程度はやむおえないかもしれないけど。その中でもしっかり磐田のサッカーをやっていかないといけないでしょうね。上を目是しているチームだから尚更。
結果としてはいいんじゃないですか。ここで、負けとか逆転になったら目標も達成できないと思うんだけど、こういうゲームをとって達成に近づいていくんだと思いますので、悪いなりにしっかり勝ち点をとったというのはいいんじゃないですか。
- アルベルト 監督
- 今日もフリーキックからの2失点です。この前はコーナーキックからの2失点、今回はフリーキックからの2失点、やはり最初に2点失点から、どうするかというサッカーは非常に難しいです。
本当に今日は選手は全力を尽くしたといっていいと思います。ファンのみなさんも最後まで応援してくれて、非常に嬉しく思っています。選手のみんなにもご苦労様と言ってあげたいと思っています。
- グラウ
- 確かにまだ痛みはありますが、1週間を通じて試合に照準を合わせてきました。練習で無理をしてしまって、試合に出れなくなるというのは、良くないので。その点、うちはメディカルスタッフが非常に良い治療をしてくれて、今日の試合につながりました。
(勝ち点をつなげていって、チームが優勝というのが目標だと思うのですが、グラウ選手の場合は得点王というのも視野に出てくるのかな、と思うのですが?)
いつも、こういう質問を受けるときに言っているのですが、最後にチャンピオンになったときに、ついでに自分に個人タイトルがついていれば、そんなに嬉しいことはないのですが、まずは、チームの勝利を優先したい。自分の個人タイトルばかりを目指していればチームのためにならないし、まずはチャンピオンになることを考えて努力しています。
- 西 紀寛
- 今日は閉店した(コメントはなしという意味)。(2点目は?)自分の所にボールが来たからポンってだした。今日は自己採点で1もないね。
- 田中 誠
- (ハーフタイムで監督からの指示は?)2点差というのは危険な点差なので、もう1点とりにいこうという指示がありましたけど、向こうの必死さの方が上回ってしまった。
(河村選手が入ったときは?)4バックという指示でやりましたので、サイドから崩されてたからそのケアだと思いますけど、サイドもちぐはぐになってしまってなかなか攻めきれなかったかな。守備で自分たちからアクションかければボールも追い込めたかなというのもあったんですけど。。
(失点シーンは?)僕が(ボールに)さわってコースが変わってしまったのかな?それで上手く入れ替えられてやられてしまった。今日に限って言えばボールに対していくべきだったかなと思います。
(セレッソの印象は?)向こうは勝ち星がないぶん、結果だけ求めてきているので勢いはあったから、ゴールに向かう姿勢はすごいものがあったので、気迫は感じました。
- 菊地 直哉
- (前後半とも立ち上がりピンチになりましたが?)アップからそういう雰囲気があったし、もっともっと集中してやらないといけないと思います。自分も含めて。
(自分のプレーは浦和戦と比べると?)もっとチームにとけ込んで、試合をこなしていきたいしまだ2試合なのでチームの人もまだ不安がってる部分がある。もっと試合にでて、チームになじめれればいい。
(4バックになってパスが回らなくなった?)4バックなったとかではなくて、チーム全体のペースがセカンドボールも拾えなくなったし、相手も攻撃にでてきた部分もあっただろうし、そういう中で自分たちのサッカーを貫ける強さっていうのをつけたい。
(連戦による疲れは?)連戦になって疲れはでてると思いますけど、勝つことで疲れ具合も違いますし、勝つことで楽になると思います。
- 河村 崇大
- 最初フォーバックにする予定だったみたいですけど。フォーバックにして攻め込まれてしまったので、そういった点では、どうっすかね?なんともいえないですけど。でも、勝てたことでとりあえずよかったんじゃないかと。修正するとこは修正して。攻め込まれたけど、あの1点におさえて。勝てたことがすごい重要だったと思います。
- 佐藤 洋平
- 入ってからずっと流れが悪くて、こぼれ玉を拾おうとしたんですけど、中々流れが変わらなくてきつかったですね。
(みんなボールを拾われているという感じでしたね)
そうですね。こぼれ玉は特に。
(久しぶりに苦しんだとういう感じですか?)
いい経験です。はい。
(最後はもう、集中力で挽回するという感じでしたか?)
そうですね。危ないのが何本かあったんですけど、1点はやられましたけど。ぎりぎり抑えてたので。無失点をやりたかったですけど。しょうがないです。
- 名波 浩
- (1点目は?)時間帯もよかったし、2点目も非常に早く入って安心してしまった結果、内容がないゲームになってしまったので反省材料の多いゲームだったと思うし、勝点3をとったことだけが収穫だった。(前半と後半とで違うチームのようでしたが?)色々原因はあると思うので、その辺はもう少し頭が冷静になってから考えたい。スタッフと選手の戦術の食い違いがちょっとあったかもしれないので、その辺もお互いもう少し話し合う余地があるかなと思います。