第83回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦
試合日時:2003年12月14日(日) 13時00分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分延長30分PK
- ジュビロ磐田スタジアム
- 4,475人
- 12.6℃ / 42%
- 晴 / 弱
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 安達 貞至
- 前田 拓哉
- 早川 一行、唐紙 学志
- 井上 喜徳
- 今村 洋一
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試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
西 紀寛 | 前半23分[警告] | |
西野 泰正 | 前半42分[得点] | |
後半6分[交代] | 嘉悦 秀明(in) ← 小幡 正(out) | |
後半6分[交代] | 馬目 茂樹(in) ← 竹谷 英之(out) | |
西 紀寛 | 後半17分[得点] | |
後半21分[交代] | 米山 智(in) ← 中澤 友秀(out) | |
西野 泰正(out) → 中山 雅史(in) | 後半27分[交代] | |
前田 遼一(out) → チャゴ(in) | 後半28分[交代] | |
川口 信男(out) → 太田 吉彰(in) | 後半37分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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柳下 正明 | 監 督 | 大貫 啓一 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 第83回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦。ついにJリーグチームが参戦。ジュビロ磐田の最初の相手は東京代表「佐川急便東京SC」リーグが終わり、一度リセットされたチームが再び動き出す。リーグ戦とは全く違う大会だけに初戦の戦い方が難しい。メンバーはGKに初スタメンの佐藤洋平が入った。ジュビロでの出番はなくても経験豊富な選手だけに安定感はある。チーム唯一の天皇杯優勝経験者がゴールを守ってくれる。その他は福西とグラウが休んでいる。注目は前田&西野のツートップ!そして初のベンチ入りしたチャゴだろう。立ち上がり、そして追加点を取れれば問題ないが十分注意が必要な試合となるだろう。今年こそは元旦の決勝戦まで行きたい!気を引き締めなおし2003年最後の大会が始まる。
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。立ち上がり両チーム長いボールが展開される。3分山西のオーバーラップからセンタリングを西野が頭で合わせシュート!ゴールマウスを捕らえられず。5分ゴール前で混戦になる。前田&西野が飛び込むがシュートが打てない。6分名波のコースを狙ったシュートはGKがキャッチ。ジュビロ磐田が押し込んで入るが決めきれない。完全に佐川陣地でのサッカー続けられている為、佐川ゴール前には多くのDFがいる。10分川口が右サイドから切り込みそのままシュート!ゴール右隅に飛ぶがGKにセーブされる。12分右の川口が個人技で突破、センタリングに西野がニアで飛び込むが相手DFの足に当たってしまう。形が良い。ここまで、一方的にジュビロペースだが佐川の下がりきったDFラインに決定機が作れない。
- 前半30分まで
- 17分佐川の攻撃、左サイドから元ジュビロの山本がドリブルで崩しに来る。センタリングは山西がしっかりカバーしたがこういった速攻には注意したい。21分名波から前田にクロスが上がり落としたところを西野が飛び出す。シュート体勢まで行くがクリアーされこぼれ球を西がミドルシュート!ゴールマウスを捕らえるがGKにセーブされる。22分右の川口からのセンタリングをファーサイド西野が頭で飛び込むが触れない。下がりきった佐川急便東京のゴールをなかなか打ち破れない。24分佐川GKがボールをこぼしたところに西がスライディングする。しかしこれはファール。佐川の引いたDFラインを今だ崩しきれない。
- 前半45分まで
- 佐川はツートップだけが残り後は下がってディフェンス。攻撃はツートップの後ろから8番山根と11番山本が飛び出すシステム。35分右サイドからスローインを受けた川口が中に切り込み左足でシュート!これもGKキーパーにセーブされゴールならず。40分またも川口がドリブルで切り込む、しかしシュートが決まらない。名波がクロスボールをあげ西野が競るが決めきれない。43分右の川口からのセンタリングに西野が頭で飛び込む。待望のゴール!まず一点。前半ロスタイムは1分。同じようなリズムのまま前半終了。
- ハーフタイムコメント
- 柳下 正明監督
相手の背後のスペースを早めに使っていこう。ボールに対して、プレスを厳しくかけていこう。
大貫 啓一監督
途中までうまくいっていた。まだ0-1だからあきらめない。後半はつなぐサッカーをやる。チャンスになったら全員で攻めあがる。川口(ジュビロ)のところを押さえる。
- 後半15分まで
- 佐川急便東京SCのボールでキックオフ。両チーム選手交代はなし。1分前田がポストになり西のミドルシュート!DFに当たりコーナーキック。後半立ち上がり、ジュビロに勢いがある。5分相手のミスパスを西野が奪うと直接シュート!強烈だったがDFに当たる。6分西がキープすると山西がオーバーラップ強烈なシュートを放つ。しかしこれはゴール上を越える。7分ここで佐川が動き出す。ツートップを同時に2人交代。8分ゴール正面でジュビロがファールをしてしまう。直接狙ってくるが、しっかりジュビロの壁がセーブ。集中している。14分中盤でパスを回し最後は河村のミドルシュート!ゲームに動きが出てきた。ゴールシーンはここから見れそう。
- 後半30分まで
- 17分西が中央から右足でミドルシュート。きれいなゴールが決まった!19分西と川口がワンツー右サイドを崩すとセンタリング。中の選手とは合わなかったが良い展開。20分西→名波→西→西野と細かくゴール前で繋ぐ。パスのリズムも出てきた。パスを回す位置が前半より下がって為相手DFラインの位置が高くなってきた。そこから西野のポストに当てるとDFラインが崩れだす。そうなるとジュビロのパス&個人技が生きてくる。この時間帯になると更に相手が疲れてくるため効果が出てくる。なかなかボールが切れないところ、名波が指示を出しあえてボールを外に出した。ここで選手交代、西野に代わり中山を投入!スタジアムが盛り上がる。そしてここでチャゴも投入!ジュビロ初登場のチャゴがそのままコーナーキックを蹴りに行く。残り時間15分、チームに勢いが出てくる。チャゴの個人技にスタジアムは再び盛り上がる。
- 後半45分まで
- 32分中山が粘って奪ったコーナーキックを西が蹴る。こぼれ球を川口がセンタリングチャゴが落とし名波がシュート!流れのある展開。34分中山の足のボールが入ると振り向きざまにシュート!ゴール右隅に飛ぶがGKのファインセーブ。36分名波から中山スルーパス。だんだんと呼吸が戻ってきた。38分ここで川口に代わり太田を投入。いきなり勢いあるドリブルを見せる。若い気迫がチームを更に盛り上げる。40分名波がライン際で粘り服部に繋がる中央の中山がポストになりラストはチャゴ!しかしGKのファインセーブで得点にはならず。ジュビロらしいおもしろい展開だった。41分には右の太田が中山とコンビネーションで上がりそのままシュートまで!勢いある素晴らしい展開にサポーターから拍手が沸き起こる。ロスタイム、中山のスライディングから河村が繋ぎ太田がシュート!そして試合終了!結果は2-0だが内容は圧倒的だった。4回戦進出決定。
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- 相手が引いているということで中々スペースはないだろうということは試合前からわかっていたんですけど、そのツートップが特に相手のディフェンスラインと同じようにぺナの中まで入ってしまって、特にクロスに対して自分たちでスペースを潰していると、で動きだすことができなかったんでクロスが上がっても中々チャンスを作れなかった。
後半に入って相手も少しラインを上げてスペースが出てきて何本か相手の早い具合にでる動きによってまた相手の中盤最終ラインが崩れてきた。で前半よりは動きの中で崩してチャンスをつくることができた。得点は2点でしたけど、こういうゲームをきっちり勝ってくことが大切だと思います。
守備に関しては最終ライン、ボランチを含めて前半とか眩しい中、集中を切らさず対応していった事がまた次に繋がると思います。
以上です。
(2対0という結果については監督としてどういうふうに評価されますか?)
こういうトーナメントについてはとにかく勝つということが大切でカウンターでシュートを打たれてますけど、きっちりとさぼらず集中してプレーしてくれていたんで非常にそこは評価しています。
難しいゲームになると思うんですよね。これからも、下のチームも何とかして勝とうという事で向かってくると思う。それを確実に勝つということが大切だと思います。
(チャゴはどうでしょう?)
大分疲れているようだったし、ゴンのツートップという場所だったですけど、自由にやれという事でやらせたんですけど、やっぱりもう少し動きながらプレーしてもらいたいというのはあります。
(チャゴのポジションが今日のポジションでこのあともFWですか?)
FWでもない、攻守を考えると非常に今では難しいと思います。
- 大貫 啓一監督
- 今日のゲームはやるいじょう勝つために試合をやりました。
ずいぶん格が上なんでまず前半で0対0を目標にして後半相手がバランスをくずして勝負にでてくるところに切り札を2枚3枚きって先制点を狙う戦術でした。
前半クロスをあげられてそれにせり負けていれらてたのがうちにとってはちょっといたかったなと思います。
後半、点数をとられてますから点数を獲りに前に出なきゃいけないんでね、やはりディフェンスの甘いところが出てしまってジュビロさんには好き放題やられましたけども、キーパーを中心にいくつか危ない場面でもファインプレーで守ってくれて結果0対2ですけども、まぁしょうがないかなと思ってます。
あと、うちの会社は今の時期、非常に忙しいんですけど、社員を含めて数少ないサポーターなんですけども応援にきてくれた応援団、サポーターの人には非常に感謝しています。
(2対0という結果でしたけども満足はできましたか?)
そうですね、もちろん勝つつもりでやりましたから、結果についは満足はできないですね。
ただジュビロとやってその差が歴然としたのでなるべくこれからのトレーニングで埋めていきたいと思っています。
- 川口 信男
- (先発出場でしたが?)気合は入りましたけど、初戦だったので簡単な試合ではなかったですけど、次につながったのでよかった。まだまだ内容では納得いかない試合でした。2点ということで、満足はいかないですけど、トーナメントなので勝たなくてはいけない試合の中で結果がでたということは練習の成果もでたと思う。もっとサイドからの突破の回数を増やして、点を取らなければいけなかったと思いますが、次の課題にしていきたいと思います。
- 河村 崇大
- とにかく勝てたことがよかったです。いずれは点が入ると思っていたので、とにかく徹底して攻めていこうという形でやっていた。相手が引いてる分カウンターだけを気おつけて、相手のこぼれ玉や2列目からの飛び出しに気おつけてバランスよくできたと思います。太田はユース出身なので僕もうれしく思いますし、できればシュートが入ったらよかったですけど。あの時間帯に入ってあれだけ活躍できたらいいデビューだったと思いますけど。
- 太田 吉彰
- 今日は途中からでもチャンスがあるみたいなことを初めから言われていたので、10分だけですけど出れて自分の持ってるものを100%だしてやれたので満足しています。
- 西野 泰正
- 全体的に(佐川の)ディフェンスラインが引いてしまって、スペースがなくてなかなか難しかったです。動き出しても相手との距離が近いから2人でコンビネーションと言っても近いから見られちゃうし、ハーフラインのちょっと過ぎたあたりだとスペースがあるから受け渡しとかディフェンスも大変になるけど、今日は色々課題も残ってよかったかなと思います。(ゴールシーンは?)監督からサイドからセンタリングのクロスに対してフォワードがしっかり動き出してあわせようという話があったので、それが一回しかできなかったのはちょっと物足りなかった。
- チャゴ
- (チャゴ選手への応援は聞こえましたか?)サポーターの皆様にはありがとうと言いたい。(次へ向けての目標は?)まずは先発で出れるようにして、ゴールを決めてチャンピオンになりたい。それが目標です。
そんなに難しかったということはないんですけども、練習と試合では違いますし一旦ピッチに立てば個々の選手に責任があるわけです。まだまだこれからゲーム感を取り戻していかなければいけない。自分のポジションはトップ下か左のウィングなので、そういうポジションでプレーできればもう少し持ち味を発揮できると思います。
- 名波 浩
- 内容はどうでもいいと言ったらちょっと語弊があると思いますけど、結果だけを求めて1-0でも大げさに言ったら5-4でもとにかく勝って、次のステージに進むことが条件だと思うので、結果が出てよかった。開始15分ぐらいはちょっとシュートも少なく消極的ではないんですけど、ボールを回すほうに走ってしまった部分があるので、むしろ開始15分で試合が決まるぐらいの勢いで積極的に前にゴールに向かっていく姿勢を見せなければいけなかった。前へ行ってスペースを空けて、ボランチをフリーにさせてボランチからオーソドックスにサイド攻撃をするためにボールを散らしてもらうために前の方にいたんですけど、前半より後半の方が相手もばてていた部分もあるので、それが少しは実を結んだ。もちろんやりづらいし、他の今日のゲームを見ても延長に入ったゲームがたくさんあるので、どこのチームもやりづらいと思うんですけど、相手は年に一回しかこういうチャンスはないし、失うものもないのでとにかくがむしゃらに色んな策を練ってやってくる。今日のゲームに関しては90分間崩れることなく得点以外はできたと思います。(個人的な調子は?)監督と相談していて90分間でる予定ではなかったんですけど、2点目が入った時点が交代のポイントかと思ったんですけど、90分やれたので体調もいいし次も勝利に貢献できるように頑張ります。