準決勝第2戦
試合日時:2003年10月08日(水) 19時00分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ジュビロ磐田スタジアム
- 11,471人
- 17.6℃ / 63%
- 曇 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 大野 辰巳
- 岡田 正義
- 平野 伸一、小椋 剛
- 勝又 光司
- 花澤 秀登
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
グラウ | 前半7分[警告] | |
田中 誠 | 前半21分[警告] | |
前半25分[交代] | 池内 友彦(in) ← 内田 潤(out) | |
前半26分[警告] | 本田 泰人 | |
前半36分[警告] | フェルナンド | |
後半2分[得点] | フェルナンド | |
後半16分[得点] | 本山 雅志 | |
ジヴコヴィッチ(out) → 川口 信男(in) | 後半21分[交代] | |
後半26分[警告] | 平瀬 智行 | |
グラウ(out) → 西野 泰正(in) | 後半29分[交代] | |
後半31分[交代] | 金古 聖司(in) ← 深井 正樹(out) | |
後半32分[警告] | 金古 聖司 | |
後半44分[交代] | 中島 裕希(in) ← 本山 雅志(out) | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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柳下 正明 | 監 督 | トニーニョ・セレーゾ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みごころ
- ヤマザキナビスコ杯・準決勝第2戦。ホーム・ジュビロ磐田スタジアムにて19:00キックオフ。第1戦アウェイでの戦いは1-0で勝利している。今日の試合、勝ちか同点で決勝進出を決める。ジュビロのメンバーはベストの布陣で組めた。コンディションも上向きで、あとは試合をするのみ。安定したGK山本とDF田中・鈴木・山西、出場停止から帰ってきたボランチ福西とゲームキャプテン服部。サイドアタッカーに西・ジヴコヴィッチを置き、ゲームメーカーに名波が入る。ツートップは前田・グラウ。そしてベンチメンバーも充実している。今や若手の活躍がチームを支えるほど。西野・河村そして川口も絶好調とメンバーは揃った。一方、アントラーズは出場停止の名良橋・小笠原。怪我の中田・エウレルなど厳しい布陣。ここはホーム、しっかり勝利で11月3日の決勝戦、国立競技場へ行きたい!
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。立ち上がりいきなりジュビロにチャンス、右からのセンタリングにジヴコヴィッチがシュート。しかしDFにブロックされる。2分本山が右からセンタリング、深井が詰めるが鈴木がマーク。シュートは打たせない。3分福西が突破を仕掛け、ゴール正面25m付近でファールを受ける。キッカーはジヴコヴィッチ、強烈なシュートだったがGKにキャッチされる。アントラーズは今期初の3バック、中盤の数を増やしている。トップ下の本山が基点になっている。8分グラウがイエローカードを受ける。9分アントラーズの中盤から縦にパスが入る、なんとか山西がコーナーに逃げるがペースはアントラーズ。11分アントラーズ、右から本山がセンタリング平瀬が飛び込むが山本がパンチング。ここはしっかりセーブ。13分名波→グラウと繋ぐが秋田の激しいプレス。15分福西がオーバーラップ、右の前田に出しその後ろを西が上がる、センタリングにグラウが飛び込むが合わない。今だアントラーズにリズムがある。
- 前半30分まで
- 18分ジヴコヴィッチのクロスボールを前田が頭で落とす、そこにグラウが行くがシュートまではいけない。19分名波→ジヴコヴィッチそして後ろから山西がロングシュートを放つが大きくゴールを超える。21分ゴール正面、で田中がマークに行った深井が倒れる。これをファールと判断さてFKを与えてしまう。ゴール正面20m、キッカー・フェルナンド。これはしっかりジュビロの壁がクリアー。24分ジヴコヴィッチが相手ボールを奪うと速攻、ドリブルで中央を駆け上がるとラストパスをグラウへ。ミドルシュートはゴールキーパーに防がれるが良い形。26分、西が右サイドでドリブルを仕掛ける。ここに本田が激しいチェック。ファールとなりFKを奪う。名波が蹴ったボールはゴール正面、そこに福西が飛ぶがGKにキャッチされる。徐々にペースはジュビロへ。28分名波のアウトサイドで左のジヴコヴィッチへ、切り込みセンタリングはグラウの頭、惜しくもゴールマウスを外れるが流れが出てきた。
- 前半45分まで
- 32分左からのコーナーキック、ジヴコヴィッチのボールに福西がダイビングヘッド。しかしゴール左に外れてしまう。35分左から平瀬がドリブルで仕掛けるがパスコースがない。ジュビロのディフェンスもはまりだしプレスがかかるようになってきた。38分アントラーズ深井がドリブルを仕掛けようとするが西・福西・鈴木がしっかりチェック。前半の終盤、両チームシュートが少なくなってきた。44分服部から前田へ浮かしたスルーパスを出すが通らない。ロスタイム2分。西がドリブルで右サイドを突破。しかしラスト大岩にカットされてしまう。前半は決定機がなく終了。残り45分で勝負が決まる。
- ハーフタイムコメント
- 柳下 正明監督
相手のツートップの動きに対して、しっかりマーキングしていこう。後半45分集中して、攻守ともバランスよく戦っていこう。
トニーニョ・セレーゾ監督
焦らずバランスを保ち、ゲームを進めること。しっかりコーチングして、最後はシュートで終わること。落ち着いて1つ1つのプレーを正確に、そして後半45分足を止めず攻撃的に行くこと。
- 後半15分まで
- アントラーズボールで後半スタート。立ち上がり、ジュビロゴール前にボールが蹴られる。こぼれ球を石川が蹴りこむがゴール上を大きく越える。1分左からアントラーズのFK。フェルナンドが蹴ったボールをゴール正面で頭に当てる。危ない場面だがゴールは許さない。2分アントラーズのペースでボールが回る。左から深井がセンタリング、それをファーサイドフェルナンドが頭で合わせゴール。失点で0-1、第1戦との合計得点1-1となる。5分本山がドリブルシュート、ゴールマウスには行かないがアントラーズがペースを掴む。7分右の西からセンタリング、GK曽ヶ端がファンブルしたところにジヴコヴィッチが詰める。しかし再び曽ヶ端がセーブ。10分鈴木がオーバーラップスルーパスを前田に送り走りこむが秋田に倒される。しかしファールなし。11分名波からグラウへスルーパスが出るがオフサイド。13分ジヴコヴィッチから中央の福西へそこから右の西へ展開。センタリングにグラウが飛び込み、こぼれたところを前田がシュート!決定的だったがゴール右へ外れてしまう。
- 後半30分まで
- 16分なんと本山がゴール。トータル得点1-2。攻めるしかないジュビロ。18分今度は深井のバックヘッドが左ゴールポストを直撃。なんとか田中がクリアーするが危ない場面。20分グラウが倒れタンカで外に出る。21分ジヴコヴィッチに代わり川口を投入。左に西が入り、右に川口。22分鈴木から縦にロングパス、川口を走り出すがGKのカバーリングに防がれる。24分左から名波のコーナー、田中が飛び込むがシュートは打てず。25分西のドリブルから前田のドリブル。連続で仕掛けるが崩しきれない。29分ここでグラウに代わり西野を投入。ラスト15分。
- 後半45分まで
- 31分前田のシュートはGKのファインセーブで決まらない。32分トップの深井に代え金古を投入。アントラーズは4バックに戻し守りを固めてきた。34分福西から右の川口へ、センタリングを前田が頭で合わせるがゴール左に外れてしまう。36分ここで柳下監督から指示が出る。福西が前線まで上がる。名波が下がり3トップ気味。アントラーズのパスが繋がる。攻撃的になっているジュビロの中盤のあいたスペースをアントラーズに使われている。43分川口が右を駆け上がる、しかしセンタリングが合わない。44分左から名波のセンタリングに西野が飛び込むもシュートできない。そしてこぼれてきたボールをダイレクトボレーで再び名波が打つ。強烈だったがゴールバー直撃。決まらない。ロスタイム、ジュビロが攻撃し続けるがここで試合終了。トータル1-2で敗北。信じられない結末。
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- ゲームをやる前から非常に厳しいゲームになるだろうということは分かってましたし、実際に90分間お互いに厳しいプレッシャーの中でゲームが行われた。ゲームの流れの中で、どっちに転ぶか分からないようなゲーム展開だった。ちょっとした集中力や、ちょっとしたミスが失点になるだろうということで後半を送り出した。少ないチャンスを確実に決めたアントラーズが勝利を得たというゲームだったと思います。選手は最後までゴールを目指してプレーしてくれたのでその点は良かったと思います。これでナビスコ終わってしまったんですけど、リーグに向けてしっかり確実に得点できるように修正していきたい。
- トニーニョ・セレーゾ監督
- 記者の皆さんからも評価が低くて、相手が有利だと言われていたので見返したかった。強い相手に勝てたということが自信にもなりますし、上手く相手の攻撃の形を作らせなかったということができた。まずは守備をしっかりやればチャンスは自ずと生まれるというのを選手に言い続けました。前の選手から後ろの選手まで一人一人が役割をこなしてくれた。選手達にこの試合に全てをかけろと言って送り出した。フェルナンド、本田の二人のボランチプラス石川、青木が特に慣れないウィングバックというポジションをしっかりとこなしてくれた。守備的なことに関しては、相手にボールを持たせなかったことに満足している。後ろには3枚の鉄人がそろっている。彼らをブルドックと呼んでいきたい。
- 西 紀寛
- いつもどおり冷静に抑えて勝つというプランだったけど、思った以上にパスが回らなくて苦しくなった。向こうが必死なのはわかったけど、前半で終わりかなと思ってたらそんなことなくて後半もきた。悪い時のうちのパターンで前が狭くて、後ろが下がっちゃって。わかんないけど、自分のディフェンスがあまかったのかもしれない。
- 鈴木 秀人
- 向こうもいいプレスかけてきてたし、後半開始早々の一点目はあの時間帯は集中しなければいけないし、防げる失点だったので、あの辺をやられて向こうも勢いに乗ったし、こっちも焦りだしてバランス悪くなった。向こうが後半開始早々勢い良く前にきて、こっちは大きくクリアしてるんですけど、そのコボレ玉に関しての意識が薄かったし、全部拾われていたのでその辺じゃないですか?
- 服部 年宏
- 自分と福西のところでボールが全然入らなくて、クサビが全然いれれなかったから、どうしても裏へ裏へという展開になって、こっちも攻め方が悪かったけどもうちょっと変化をつけられたらよかったと思うけど、みんな足が止まっていて、動き出しが遅くて駄目だった。やっぱりスペースがなかったというのもあるだろうけど、フォワードの動き出しが遅いし、動く量も少なかったから(フォワードは)ボールも全然触ってないだろうし、いい形が作れなかったというのが一番。(1点取られて焦った?)そういう感じはない。慌てる必要はなかったし、後半45分で1点とればいいと思ってたんで、そこまでの過程もよくなかったし今日は駄目だった。(第1戦で1-0だったので守ることは考えた?)守ろうという意識はなかった。別になめてたわけではなかったけど、それじゃあ積極的に1点を取りに行くという感じの雰囲気ではなかったので、その辺の雰囲気を上手く作れなかったのが悪かったと思う。
- 田中 誠
- 後半の立ち上がりやっぱり集中しきれなかったというのもあるし、一気にうちの運動量も落ちてしまった。いつもの悪いパターンで、誰かがやるだろうということで足が止まることから後半はそれが続いてしまって、運動量が落ちたのが悪いですね。
- 山西 尊裕
- ナビスコは終わってしまったんですけど、まだリーグも残ってますし、今回の6連戦でできればいい形で終わりたかったんですけど、とりあえずまだ試合があるので気持ちを切り替えていきたい。前半まではいいペースでやっていたのではないかなとは思いますけど、後半相手が前がかりになったところをこっちが慌ててしまったかな。前半はよかったと思いますけど。