準決勝第1戦
試合日時:2003年10月01日(水) 19時00分キックオフ
得点ボード
|
|
- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 県立カシマサッカースタジアム
- 9,915人
- 22.3℃ / 66%
- 晴 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 石井 慶一
- 吉田 寿光
- 山口 博司、五十川 和也
- 恩氏 孝夫
- 明石 まゆ美
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
深井 正樹 | 後半7分[警告] | |
深井 正樹(out) → 本田 泰人(in) | 後半15分[交代] | |
本山 雅志(out) → 中島 裕希(in) | 後半17分[交代] | |
後半29分[交代] | 西野 泰正(in) ← 前田 遼一(out) | |
小笠原 満男(out) → 熊谷 浩二(in) | 後半30分[交代] | |
平瀬 智行 | 後半31分[警告] | |
後半34分[交代] | 川口 信男(in) ← 西 紀寛(out) | |
フェルナンド | 後半38分[警告] | |
後半42分[得点] | ジヴコヴィッチ | |
メンバー表
|
スタメン |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
控え選手 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トニーニョ・セレーゾ | 監 督 | 柳下 正明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2003ヤマザキナビスコカップ準決勝・第1戦。アウェイ、カシマスタジアムで19:00キックオフのvs鹿島アントラーズ。会場は平日の夜とあって観客の入りも鈍い。アウェイのジュビロにとっては良い設定かもしれない。ピッチコンディションもまずまず。天気は曇りで涼しい気候だ。メンバーは服部・名波が入りしっかりした準備が整った。前回の鹿島戦のような立ち上がりさえ気をつければプランは立てられそうだ。何とか勝ち点を奪い、一週間後のホームで行う第2戦に挑みたい。ポイントは右サイドの西がどれだけ切り込めるか!?前田・グラウのゴールゲッターに得点を取ってもらい、最後はしっかり守りきるのがベスト。欲しいのは先制点。第2戦のことも考えながらの我慢のプレーが続きそうだ。後3試合、絶対に今年はヤマザキナビスコカップを獲得したい!
- 前半15分まで
- キックオフからお互い様子を見てボールが動く。5分、西の3度の切り替えしからのシュートはGK正面。9分本山のドリブルでDFラインが崩れるとラストパスを平瀬へ。しかしここでオフサイド。危ない場面だった。徐々にアントラーズの攻撃が勢いづく。小笠原・深井がボールを持ち、本山・平瀬がDFラインの裏へ抜け出す攻撃が見られてきた。13分服部が左からドリブルで切り込む、シュートはGK正面だが積極的なプレーだった。ジュビロ今だ名波にボールが入る数が少なく、リズムがつかめない。
- 前半30分まで
- 16分ジヴコヴィッチがボールを持ち前線の動きを見てパスを出すが合わない。18分深井が右サイドをドリブル突破。山西が振り切られペナルティーエリアに入られる。右隅にシュートを打たれ、山本が弾いたところを本山に詰められるが再び山本がキャッチ。21分西が中央を突破するも相手DFと足が接触、倒れてしまう。22分、左サイドで名波が持ち服部へ、サイドチェンジで右の河村へ西のスペースに出しセンタリング、しかし合わない。26分左に出た名波から前線に飛び出したジヴコヴィッチへスルーパス。しかし後一歩届かず奪われてしまう。27分本山のドリブル突破を鈴木がファールしてしまう。FKを与えるがキックミスで山本キャッチ。29分平瀬から右サイドの名良橋へ、センタリングにジヴコヴィッチがチェックに行き何とかクリアー。
- 前半45分まで
- 31分左のジヴコヴィッチから右の西へサイドチェンジ。センタリングにグラウが飛び込むがシュートできず。33分右サイド西が持つと前へグラウは入りセンタリング。DFに当たりコーナーキック。名波が蹴るがGKにキャッチされる。37分再三、前田の足に当て次を狙って上がるが良い展開ができない。アントラーズは本山・深井のドリブル。ジュビロは西・ジヴコヴィッチのクロスボールで何とかしようとするが、両チーム崩しきれない。40分名波からペナルティーエリア内の前田の足へ鋭いパス、グラウ・名波がサポートに行くが繋がらない。こぼれ球をグラウが詰めるもシュートが打てない。41分グラウが右のスペースへ出る、ロングボールが繋がりサイドから中へドリブルで入ってくる。中央の前田の動きを見ながら最後は自らがシュート!しかしGK正面。43分左のジヴコヴィッチから前田→西と繋がりセンタリングしかしまたもDFに当たってしまう。中盤での支配率が徐々にジュビロが上回ってきている。ロスタイム、深井のドリブルでDF&GKも崩される。しかし田中がカバー入りゴールは許さない。ここで前半終了。
- ハーフタイムコメント
- 柳下 正明監督
ボールを取った後のサイドチェンジを早くし、サポートしていこう。積極的にシュートを打っていこう。
トニーニョ・セレーゾ監督
前線から厳しく。2ndボールをしっかり拾いボールをつないでサイドから攻撃をしかけていくこと。コーチングをしっかりとして、後半45分集中していくこと。
- 後半15分まで
- 両チーム交代なしで後半スタート。1分西がグラウに縦パスを送り突破を仕掛ける。3分左のジヴコヴィッチからグランダーのボールが前田の足元に送られる。ワントラップでDFの裏へ置き左足シュート!惜しくもサイドネットを外側から突き刺す。5分前田がDFを離す動きでパスを受ける、そのままGKと1対1でシュート!しかしGK曽ヶ端の攻守に防がれる。6分前田が名良橋との1対1を勝負し、シュートまでもって行くがゴールならず。この時間、ジュビロスピードある攻撃が続く。ここで1点欲しい!8分右サイドからのFK、名波が蹴るが中で合わせる事ができない。10分相手DFのミスパスを奪った前田がゴールに向かい仕掛けるがシュートまで行かない。11分西がドリブルで3人を抜けシュート!しかしこれもサイドネットを外から突き刺す。ゴールが欲しい時間帯。14分左のジヴコヴィッチのセンタリングをグラウがシュート!GK前にいた名波がトラップしシュート!しかしGKに当たってしまう。惜しい場面が連続する。
- 後半30分まで
- ここでアントラーズが動いてくる、深井に代え本田、本山に代え中島を投入。20分左サイド小笠原からクロスボールが入りアントラーズFWが飛び込むが山本が落ち着いてキャッチ。21分鈴木が右サイドをオーバーラップ、センタリングは相手に当たるがコーナーキックを奪う。23分前田がボールを受けると距離はあったが思い切ってミドルシュート!GKにキャッチされるが積極的なプレー。27分ジヴコヴィッチのセンタリングをファーサイトの西がヘディングシュート!そこへ前田が飛び込むがオフサイド。29分ここでジュビロも動く、前田に代え西野を投入。
- 後半45分まで
- ラスト15分になりゲームが激しくなってきた。34分西に代え川口を投入。35分名波から川口へパスが出る。センタリングは跳ね返されたが狙いが分かる攻撃だった。36分グラウから川口に絶妙なパスが出る。ハーフェーラインをすぎたところからドリブルで突破するがラストパスが合わない。40分ジヴコヴィッチが名良橋のオーバーラップを防ぐとそのまま逆サイドの川口までロングパス、川口のセンタリングにグラウが飛び込むが打てない。42分名波が中央から右の川口へ展開、中へドリブルする川口の前にグラウが入る。縦パスを受けたグラウは迷わずシュート!GKが弾いたところをジヴコヴィッチが右足でシュート!大きな大きな先制点を奪った。アウェイのスタジアムは静まり返る。ロスタイム3分。名波にボールを集めキープそして展開していく。左に張っていた名波にボールが渡るとアウトサイドでセンタリング、そこに西野がダイビングヘッド!ラストまで集中が途切れなかったジュビロはアウェイで大きな1-0。1週間後ホームで第2戦を戦う。
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- 前半の立ち上がりから点数を取りに行くという姿勢を、グランドで全員が出してくれた。その圧力によって向こうがペースを乱して、こちらのリズムでゲームができた。サポートの距離がいつもより広くて、ボールの動きが少なかったが、一対一の戦いに負けないという強いプレーがたくさんみられて良かったと思います。後半に入っても、そのペースを持続できて11人が高い集中力をもってプレーしてくれたおかげで勝利を勝ち取ることができたと思います。まだ第1戦が終わっただけなので、今日のゲームをやった気持ちを、第2戦にぶつけてジュビロらしいサッカーをして、勝利をとりたい。
- トニーニョ・セレーゾ監督
- みなさんが思っている以上に僕は満足しています。それは馬鹿げた発想ではなくて、残念ながら今日は一つのチームしかピッチにはいなかった。テクニシャンがそろっているチームとしては、今日はそのテクニックは何も出さずにただ走っただけだった。今日は残念ながら相手の選手を褒めなくてはいけない。名波選手が前・後半ともに大活躍した。正直話しますと、後半35分~40分過ぎからは引き分けでもいいなという思いが頭によぎりました。今日は鹿島の日ではなかったとしか考えようがないし、開き直って第2戦に切り替えてやっていく。ディフェンスとキーパーのやった仕事に関しては満足しています。僕の采配でミスがあったとすれば、深井を交代してしまったことです。
- 河村 崇大
- 勝ててよかったです。前半からすごく(ジュビロが)攻めてて、何本もいい形があった。相手もディフェンス重視できたので、その部分を前にかければいけるかなと思ってました。
- 鈴木 秀人
- 結構チャンスはあったんですけど、決定力不足で決めてなかっただけなんで、一点は取れると思っていたし、最悪0-0でいけたらいいと思ってました。いい感じでボールも回してたし、サイドチェンジもいい感じでできて、ラインも高く保ててコボレ玉も拾えてた。次はしっかり決めるところ決めてもっと楽に勝ちたい。最近無失点で勝てなかったんで、これでいい感じでやれると思うし、いい時のジュビロのサッカーを今日で思い出せたと思う。
- 服部 年宏
- うちとしてはもっと(鹿島が)来ると思ってたんで、立ち上がりもっともっと裏を狙っていこうと思ってたんですけど、予想以上にこなかったので自分達のいい時間が多く作れた。チャンスもいくつかできてたし、ボールの流れも人の流れもまあまあよかったので、ゴールはいつか決まるだろうとは思ってたんですけど、なかなか入らなくて。。まあその辺は向こうの上手さもあったと思います。残り5分ぐらいからは無理に攻めてカウンターで一点くらうぐらいなら、0-0でかまわないということで落ち着いてボールを回せていたし、そういう中で点を取れてよかったと思います。(怪我の状態は?)痛い時と痛くない時があるので100%というわけにはいかなかったんですけど、逆に8割ぐらいでやるのがいい感じでチームにもできたと思うのですが、判断ミスも技術的なミスも多かったのでまだまだですね。2戦目はホームでできるというのは強いので、ナビスコに関してはいいステップが踏めた。
- 田中 誠
- いっぱいいっぱいになることはなかったので、余裕持ってできた。うちがもっとプレスかけられるかなと思ってましたけど、逆にプレスをかけれたので自分達のリズムでできたと思う。
- ジヴコヴィッチ
- 今日がJリーグの試合で勝点3がとれればよかったのですが。。もちろんナビスコも重要な試合であるということには変わりありません。他の選手同様に自分の力を出す中でチームに貢献していきたいと思います。シュートは右足でした。私は左ききですが、このように右足で仕事をすることもできます。不思議なもので、もしかしたらシュートの時は右足という風に、使い分けないといけないかもしれませんね(笑)