準々決勝第2戦
試合日時:2003年08月27日(水) 19時00分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- ジュビロ磐田スタジアム
- 8,808人
- 26℃ / 82%
- 曇 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 野村 六彦
- 太田 潔
- 森 直之、二俣 敏明
- 勝又 光司
- 今村 洋一
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半29分[警告] | 佐藤 由紀彦 | |
福西 崇史 | 前半41分[警告] | |
ハーフタイム[交代] | 小原 章吾(in) ← 遠藤 彰弘(out) | |
成岡 翔 | 後半8分[警告] | |
グラウ | 後半11分[得点] | |
後半18分[交代] | 阿部 祐大朗(in) ← 坂田 大輔(out) | |
後半18分[交代] | 佐藤 一樹(in) ← 金子 勇樹(out) | |
前田 遼一 | 後半24分[得点] | |
グラウ(out) → 西野 泰正(in) | 後半34分[交代] | |
西野 泰正 | 後半40分[得点] | |
前田 遼一(out) → 川口 信男(in) | 後半44分[交代] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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柳下 正明 | 監 督 | 岡田 武史 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- ヤマザキナビスコカップ準々決勝、第2戦vs横浜F・マリノスは磐田スタジアムで行われる。第1戦を1-0で勝っているジュビロは今日の試合、負けなければ準決勝進出となる。水曜日の夜とあってサポーターの出足は遅いが、ホームでの戦いは大きな力になる。ピッチコンディションは相変わらず良い芝状態を保っている。天候も雨が降りそうな空だが今のところ降っていない。メンバーを見てみるとMF名波がいない他はベスト布陣だ!連戦からのコンディション調整を理由に、今日の試合は欠場している。その代わりに成岡が入り、若い力で新しいサッカーが展開できそうだ。ボランチにも福西・服部が揃い中盤はしっかり組み立てられそうだ。前田・グラウがどんなテクニックでゴールを決めてくれるか!西・ジヴコヴィッチがどんなサイド攻撃を見せてくれるか!?ベンチの選手も含め楽しみな試合だ。横浜F・マリノスは欠場選手が多くチーム力も落ちているようなので、しっかり勝ちきり準決勝へコマを進めたい!!
- 前半15分まで
- ジュビロ磐田ボールでキックオフ。1分ファーストシュートを鈴木がミドルレンジから打つ。2分右サイドから横浜のFK。佐藤のセンタリングを福西がカット。3分服部から左のジヴコヴィッチへ。センタリングに前田が飛び込むがボールを触ることができない。5分西が中盤からドリブル、前田・グラウ・逆サイドのジヴコヴィッチが動き出すが、ラストパスが合わない。6分左のジヴコヴィッチがタイミングよくオーバーラップ。ボールが繋がるとタッチラインまで上がりセンタリング。中央、前田・グラウが飛ぶが触れない。DFがカットしたボールを服部が拾い、ロングシュート!強烈だったがゴール上を越える。横浜は再三左のドゥトラから攻撃を組み立てている。13分今度は右サイド、西がドリブルで突破する。今日はジュビロの右・西とマリノスの左・ドゥトラがキーマンになりそうだ。
- 前半30分まで
- 19分グラウ→前田、下げて西のミドルシュート!ゴール右に飛ぶがGKにセーブされる。22分福西がドリブルで中央に上がる。グラウの動きを見てDFラインの裏へスルーパス!グラウが飛び出すが中澤がカバーに入りカットされてしまう。26分前田のポストプレーからファールを受け、右サイドからFKをもらう。成岡が中に合わせようとするがGKにキャッチされる。29分福西→西→右サイドを上がる成岡へ、鋭いセンタリングを前田・グラウに合わせようとするが、中澤のヘッドでクリアーされる。両チーム、決定機0のまま30分を過ぎる。
- 前半45分まで
- 35分福西のパスを受けた成岡がゴール正面で、振り向きながらの流れるようなトラップでシュートを放つ。惜しくもGKにキャッチされるがおもしろいプレーだった。前半42分成岡のパスをジヴコヴィッチがDFラインの裏で受けようと飛び出すが惜しくも合わない。44分成岡→右サイド・西と渡りセンタリングまで行くが中には合わない。44分右からのコーナーキックをジヴコヴィッチ蹴り、二アの福西がダイレクトシュート!外からサイドネットへ突き刺さる。ロスタイム、ジヴコヴィッチからのセンタリングを福西がGK前に飛び込む。惜しくも触れず、ここで前半終了。
- 後半15分まで
- ジュビロは交代なしで後半スタート。F・マリノスは遠藤に代わり小原を投入。柳が中盤に上がってきた。服部から右に流れたグラウへ、西が押し上げボールをもらうとそのままトラップでペナルティーエリアへ。西がシュートを打つがDFに当たる。こぼれ球を前田が拾い、サポートに入った福西へ。ミドルシュートはゴールマウスを捕らえることができなかったが流れのある攻撃だった。9分福西からのロングボールが逆サイドのジヴコヴィッチへ。ジヴコヴィッチからのセンタリングをグラウが中央で受けるとDF3人の間を突破、シュートを放つが最後出てきた足に当たりカットされてしまう。12分、ゴール左45度25m付近からFK。グラウが壁の足の下を通るシュートを放つとボールはゴール左隅へ。大きな大きな先制点が入った!
- 後半30分まで
- 16分左からのコーナーキック。ジヴコヴィッチのキックを前田が相手に競り勝ち強烈なヘディングシュート!しかしDFに足に当たってしまう。18分ジヴコヴィッチが右サイドから強烈なシュートを放つが、ゴール右に外してしまう。20分ここでF・マリノスは二人同時に交代をしてきた。この時間ジュビロリズムになっている流れを見て動いてきた。23分田中→ジヴコヴィッチ→服部→西で左サイドを突破する。センタリングでカットされてしまうが良いリズムだった。24分そのコーナーキック、ジヴコヴィッチの蹴ったボールはファーサイドの前田へ。下がりながらフリーになった前田はゴール右隅へしっかりゴール!2点目を今度は前田が取った!27分成岡が右サイドを上がり中央前田&グラウが動き出したのを見てセンタリング。29分にはグラウからオーバーラップしたジヴコヴィッチへスルーパスが渡る。一人交わしてシュートを打つ。そこにグラウが飛び込むがゴール上を越えてしまう。流れは完全にジュビロ磐田。
- 後半45分まで
- 34分グラウに代わり、第一戦でゴールを上げている西野を投入。35分福西が前線でカットするとそのままドリブル。ラストパスを西野に出すがシュートまで行くことできなかった。40分左のジヴコヴィッチに渡ると中のFWが一気に動き出す。西野が二アに飛び込むと低いセンタリングに体ごと押し込みゴール右隅に流し込む。3点目はまたしてもFW。43分前田に代わり川口を投入。ピッチに入るといきなり最終ラインの田中からロングボールが出される。繋がらなかったが狙いの分かるパスだった。ロスタイムは2分。ロスタイム、川口が右サイドをスピードで駆け上がると、センタリングを受けた西野がDFの間をドリブルで抜け出しシュート!惜しくもGKに弾かれるが途中出場の選手が貪欲なプレーを見せてくれ、最後までスタジアムは沸き起こった。スッキリした試合にサポーターも盛り上がる。これでナビスコ杯準決勝進出が決定。相手は鹿島アントラーズ。10月1日アウェイで試合が行われる。優勝あるのみ!!
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- 前・後半とも非常に集中してプレーしていたし、動き出しもまずまずでボールの動きもよかったと思います。先週のゲームから非常に守備に関して集中して厳しくいっているというのが、2試合続いているので次のゲームに向けても今日はいいゲームができたと思います。後半途中からマリノスの方が運動量が落ちてきて、得点とってからジュビロはよくなりました。選手が一つになっていいゲームをやってくれたと思います。(トップ下の成岡は?)いくつかの細かなコントロールミスとかパスミスなどがありましたが、自分からアクションおこせるし、ボール際も攻守ともに粘り強くプレーできているので非常にいいプレーが多かったと思います。(グラウ選手のできは?)前半は少し前田との距離が離れることがあって、お互いに孤立している部分がありましたけど、後半はそれが修正できて2人による動き出しもまずまずでした。ゴール前で冷静にプレーできるということはチームにとって武器になっています。
- 岡田 武史監督
- 今日の試合は0-1で負けてるという設定でスタートしようと試合前に話しました。先制点とられると非常に厳しくなるので、こちらが先に点をとりたいと、でも前線でボールをためれる中盤がいなかったので、ある程度ボールを奪ってから早く攻めたいということだったんですけど、なかなか前半はフィニッシュまでいけなかった。遠藤が怪我しようが、どっちにしても後半からサンチョルをあげる計画で、ボールを納まる起点を作ろうと思っていたのですが、遠藤が怪我をしてしまって、ああいう形にせざるえませんでした。選手はほんとに頑張ってくれたんですけど、セットプレーから失点したということが痛かった。0-0で引き分けても3-0で負けてもナビスコ敗退という結果は一緒なので、3-0というのはジュビロとの力の差だと思っています。これでナビスコはなくなったので、Jリーグに集中していきたいと思います。
- 成岡 翔
- イメージ的には名波さんみたいな感じで、ボールもらって捌いてチャンスメイクするってイメージが今日はなかった。(より攻撃的に行くということ?)今日は裏へ裏へというイメージがちょっと強かった。フォワードとのコンビネーションで裏へ抜け出すことなど。ここ最近監督からそういうテーマがあって、縦へ、裏へというのがある。今日はマリノス両サイドがあがるタイプなので、その裏のスペースをつけたら一番よかった。でも2、3本狙えた部分があったのでそこはよかった。
- グラウ
- (額の傷の具合は?)なんとか痛みに耐えながら最後までプレーできました。切ったので、まだ完全に直ったわけではないので、痛みに耐えながらプレーすることが続きます。(ゴールシーンは?)常にゴールを狙ってプレーをしていて、あそこで点が入ったことで自分達が有利になった。普通は壁の上を狙うのですが、相手がジャンプすると思って、思い切って下を狙った。ボールの蹴り方が強く蹴れなくて、自分が思ったよりも緩めになったんですけど、コースがよくてゴールすることができました。(ゴールパフォーマンスは?)以前に他の選手達とTVで千秋楽の決定戦を見たことがあり、非常に印象に残っていて、美しい国技だと思ったのでそういう日本の国技に敬意を表したいと思いパフォーマンスしました。今度はTVではなくて、直接自分の足を運んで観てみたいです。
- 服部 年宏
- 今日は相手がいまいちよくなかったと思うので、あの面子ではこっちがある程度できることがわかっていたけど、もっと正確性をださないといけないところがあったし、特に後半2点入ってからのサッカーをもっと頭をつかって要領よくやらないと、ミスが多くて自分達が疲れるだけなので、ボール回してもっと相手に来させて隙を作っていくっていうことをチーム全体でやらなければいけない。そういう部分を翔とかだんだん覚えていくところなので、今日は教えながらできたのでよかった。
- 西 紀寛
- 今日はなんか集中してなかった。駄目だこんなんじゃ。今日はあまりサイド取られたってイメージないけど、マリノスはダイさん(奥)と三人ぐらい軸がいなかったから。こっちも大事な人2人いなかったけど似たような状況だったので、勝ってよかったです。みんな頑張ってたと思うし。
- 西野 泰正
- チャンスをもらってるんで、ああいうゴールができてよかったです。(交代する時はどんなこと考えて入りました?)チームは勝っていたんで、しっかり前線から守備をやることと、チャンスがあればゴールを狙うことです。(ゴールシーンは?)福西さんに相手DFがつられてたというかマークしていて、ニアにスペースがあったので上手く飛び込んだらジヴコヴィッチがいいボールあげてくれたので、とっさに右足がでて上手くあわせられた。