準々決勝第1戦
試合日時:2003年08月13日(水) 19時02分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 横浜国際総合競技場
- 12,016人
- 26.3℃
- 曇 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 吉田 達法
- 奥谷 彰男
- 石沢 知、扇谷 健司
- 穴沢 努
- 諏訪邊 末幸
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
柳 想鐵 | 前半11分[警告] | |
奥 大介 | 前半12分[警告] | |
前半17分[退場] | ジヴコヴィッチ | |
前半19分[得点] | 西野 泰正 | |
前半20分[警告] | 名波 浩 | |
前半32分[警告] | 菊地 直哉 | |
前半33分[警告] | 福西 崇史 | |
永山 邦夫(out) → 清水 範久(in) | ハーフタイム[交代] | |
ハーフタイム[交代] | 河村 崇大(in) ← 名波 浩(out) | |
後半4分[警告] | 西野 泰正 | |
後半22分[警告] | グラウ | |
佐藤 由紀彦(out) → 坂田 大輔(in) | 後半24分[交代] | |
松田 直樹 | 後半28分[警告] | |
遠藤 彰弘(out) → 三上 和良(in) | 後半35分[交代] | |
後半44分[交代] | 川口 信男(in) ← 西野 泰正(out) | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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岡田 武史 | 監 督 | 柳下 正明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- ナビスコ杯準々決勝第1戦は、横浜国際競技場にて19:00キックオフで開催される。相手は20031st優勝チーム、横浜F・マリノス。開幕戦で敗退しているだけに今日の戦いは負けられない。天気は晴れ、気温もだんだん下がりサッカー観戦日和にはなっている。ピッチコンディションも問題ない。メンバーを見ると新鮮な顔が!なんとDF鈴木秀人が体調不良でベンチに入らない。代わってスタメンに入ったのは、コンディションを上げている菊地直哉だ。中盤は、藤田の移籍の穴をジヴコヴィッチが埋め、FWは怪我の中山・オリンピック代表の前田に代わり西野泰正が先発する。ベンチにも大井・河村・成岡と若いメンバーが揃った。今日のポイントはそんな若手選手がどのくらいできるか!?ゲームの流れに乗り、多くのチャレンジを見たい!連敗はできない横浜F・マリノス戦。今日もJリーグトップクラスの戦いが期待できそうだ。ゴール・そして勝利という結果がどうしても欲しい。
- 前半15分まで
- F・マリノスのボールでキックオフ。1分左からのFK名波が蹴りゴール前、福西の頭に合わせるがゴールマウスには行かない。2分左からCKジヴコヴィッチが蹴るが中央でクリアーされる。奥のパスを受け久保がドリブルするが菊地が落ち着いて対応。センタリングを上げさせない。右から佐藤がドリブル突破するが山西が付いて行き自由にはさせない。5分西が右サイドを突破、低く鋭いセンタリングを上げるが松田にカットされる。6分マルキーニョスがドリブルでDFラインの裏を狙う、ヴァンズワムと山西で体を張りカット。9分グラウがポストになり左へ流れた西へ、ジヴコヴィッチへ繋ぐがその後が繋がらない。ここまで両チームボールの奪い合いをするが決定機がない。14分左サイドからマリノスが攻める。マルキーニョスがシュート体勢に入るが菊地がなんとか対応、ここまでは安定した守備を見せている。
- 前半30分まで
- 16分左から服部のセンタリングをグラウが中央でヘッド惜しくもゴール左に外れる。18分ゴール30m付近でジュビロがファールを受ける。そこで熱くなったジヴコヴィッチになんと一発レッド!この時間で退場処分を受ける。19分一人少なくなった攻撃。西野がゴール正面でボールを受けると振り向きざまに中澤を切り返しで交わし、ゴール右隅へシュート!大きな1点が決まる。25分西野が右サイドで体を張るとそこに柳が手を出し西野を倒す。先ほどのジヴコヴィッチの件もあることからジュビロはもう抗議。少しずつ激しいシアイ展開になってきた。両チーム中盤のつぶし合いが続く。
- 前半45分まで
- 36分福西のスルーパスに西野が反応。中澤にカットされるがその後もボールDFラインが落ち着いてカバー。1人少ないがしっかりマーキングを続けている。39分ロングボールに西野が飛び出すがオフサイド。40分マリノスのCKをクリアーするとグラウが基点になり速攻。西→西野に出すがカットされる。通ればシュートといった場面だった。41分にも西野が中澤と1対1という場面を作る。ギリギリのところで奪われるがこの展開は後半も通用しそうだ。44分グラウ→山西でセンタリング、西野が狙うが通らない。前半は退場者も出たこともあり、少し荒い展開が続いた。試合の動かし方を考えれば勝てない試合ではない。やはり若手に期待したい!
- ハーフタイムコメント
- 柳下 正明監督:落ち着いてプレーしよう。マーキングをしっかりしてフリーでシュートを打たせないようにしよう。
岡田 武史監督:中盤でのパス回しはもっとシンプルにまわしていこう。もっと思い切ってサイドのスペースを狙っていこう。
- 後半15分まで
- 後半立ち上がりから名波に代え河村を投入。トップ下を置かないシステムに変更した。立ち上がりからマリノスのチャンス。ドゥトラが左サイドを駆け上がりセンタリング、久保に合うがGKヴァンズワムのファインセーブで防ぐ。4分田中のロングボールに西野がドリブル。ペナルティーエリア内で倒されるが主審の判定は西野のファール。イエローカードまで受けてしまう。6分福西のロングボールに西が飛び出す。ペナルティーエリア内で中央西野にパス。しかしシュートが打ち切れずゴール上を超える。
- 後半30分まで
- 16分西が右サイドを突破するしかし後ろから引っ掛けられファールを受ける。18分ドゥトラが左サイドをドリブル、菊地が抜かれセンタリングを上げさせられる。中でなんとか粘りシュートを打たせなかったが危ないシーン。ジュビロ攻撃は速攻から西野のポストプレーという展開が多くなってきているそれでも攻撃のチャンスを狙って守備をしている。23分マリノスのCK中央で中澤・松田がジャンプするがその上をヴァンズワムがキャッチ。人数が少ない分、運動量が増えてきているがバランスは崩していない。この時間が勝負の分かれ道になりそうだ。27分マリノスのCK、ゴール前で混戦になるが粘ったディフェンスでクリアー。体を張ったプレーの連続にファールスレスレのプレーが多くなってきた。
- 後半45分まで
- 34分ドゥトラのセンタリングにマルキーニョスのヘッド。ゴール上を越える。ドゥトラからのセンタリングには注意をしなくてはいけない。36分柳のシュートも田中がカバーに入りゴールマウスを狙わせない。38分松田からのクロスボールに久保がシュート。山西がチェックに行きゴール上へ。ここまで来るとジュビロは守備をしクリアーするのがやっと。西野がトップに張りポストプレーをしようとするがなかなかサポートが来ない。40分柳のシュートは菊地がスライディングに行き。コースを変える。42分速攻から西→福西と繋ぎ、ファールをもらうのがやっと。43分クロスボールが久保に通る直前で山西がダイビングヘッドクリアー。44分西野に代わり川口投入。ロスタイム3分を乗り切りたい!川口がドリブルで裏を狙い時間をかせぐ。ここでタイムアップ数的不利の試合をなんとか1-0で乗り切った。ホームジュビロスタジアムでの第2戦も勝ちきり、ナビスコ杯優勝のタイトルをなんとか手にしたい!
選手、監督コメント
- 服部 年宏
- 多少ジヴコヴィッチが入れ込みすぎたかなという感は否めないんですけど、でもチームとしては特別に新しいことを始めるわけではないので、同じスタンスで戦えたとは思えますけど。単純に連携という面では不安もあったしミスもあると思ってましたけど、それ以前にこういういいチャンスを頑張ってくれると思っていたので。今日は菊地も西野もよかったと思います。名波がいなくなってタメがどうしても中盤で、できなくないというのはあるけど、それはしょうがない。相手が以外と放り込むだけだったので、福西を下げて対応できましたけど。
- 菊地 直哉
- 0に抑えて勝ったということがすごい自信になったし、ファーストステージ優勝のチームに勝てたというのはすごいうれしいですね。やる前は多少やっぱ怖さというのはあったんですけど、やるからには開き直ってやるしかないなと思ったんで、上手くできたと思います。最初は慌てていて、上手くできなかった部分が多かったんですけど、だんだん慣れてきました。(急遽秀人選手の代わりでしたが?)昨日の夜からなんか(鈴木選手が)具合が悪いと言っていたんですが、今日の昼に健太郎が来たので健太郎がでるのかなぁと思ってたんですけど。。監督がいってたんですけど。ちょっとビビってました。(監督の評価は一対一の強さとラインコントロールがよかった)絶対ない(笑)いや、思ってない。なに言ってるんですか。ビデオみたら怒られます。
- 田中 誠
- (菊地への指示は?)マークを少し離しすぎた時があったので、もう少し詰めろとか。佐藤 由紀彦が右側を張っているので、山西がサイドによるのでちょっと中をセンターよりにするという決まりごとを二人で話して、その辺を福西も上手く中央をカバーしてくれたのでいいポジションが取れましたね。俊哉くんがいなくなって名波さんも前半で交代したし、そういう意味では色んなオプションを試すことができて上手くいったので、これからが楽しみです。これからは追う立場なので気持ち的には僕らの方がやりやすかったですけど、でも10人になってちょっとしんどかった部分もありました。
- 西野 泰正
- 冷静に相手とゴールが見えたのでよかったです。若干前に流れた感じはありましたけど足元に入らなくてよかったです。もうちょっと中盤でボールを受けてからのこととか、色々課題があるので。。がんばります。
- 柳下 正明監督
- とにかく、70分間を10人で、運もあったがチームが一つとなって戦い抜いて、その結果勝利を得たのはよかったと思う。ただし、いつも言っているが、もっともっと冷静にプレーをしなければいけない。そうは言っても今日のゲームは冷静にプレーできる状態ではなかったと思う。土曜日には2ndステージが始まるのでそちらにいい準備をしたい。
- 岡田 武史監督
- 1stステージでジュビロに勝ったが、あの時はチャレンジャーとして捨て身に近い状態の勢いで勝ったので、今日のゲームは対等の試合になるだろうし、攻め合いでみんながこの間に成長したものを証明してほしいと思って臨んだ。ただ、前半の早い時間に相手に退場者がでたので、ゲームの予想が全然変わってしまった。完全に相手が引いて守り、1点はしょうがないがただそれが崩せるかという方向にハーフタイムで変換した。ただ、あれだけしっかり守られているところで、決定的なチャンスが4回はあったが、それをはずしているとそう簡単にはこじ開けられない。しかし、ナビスコはもう一回あるのでもう一回勝てばいい。開幕戦の前に、チャンピオンになったことで、イージーなミスや甘さもでたので、目を覚ますと信じてるしいい薬になったと思う。