Aグループ第6節
試合日時:2003年07月16日(水) 19時01分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 国立霞ヶ丘競技場
- 12,258人
- 23℃ / 73%
- 曇 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 大野 辰巳
- 太田 潔
- 石沢 知、八木 あかね
- 鈴木 亮哉
- 杉本 雄二
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
エムボマ | 前半6分[得点] | |
エムボマ | 前半11分[得点] | |
ハーフタイム[交代] | 鈴木 秀人(in) ← 山西 尊裕(out) | |
ハーフタイム[交代] | 前田 遼一(in) ← グラウ(out) | |
後半4分[得点] | 前田 遼一 | |
平本 一樹(out) → 飯尾 一慶(in) | 後半27分[交代] | |
エムボマ | 後半28分[得点] | |
後半31分[交代] | 川口 信男(in) ← 菊地 直哉(out) | |
後半34分[得点] | 西野 泰正 | |
ラモン(out) → 田中 隼磨(in) | 後半39分[交代] | |
山田 卓也 | 後半44分[警告] | |
メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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アルディレス | 監 督 | 柳下 正明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中継レポート
- みどころ
- 2003ヤマザキナビスコカップ/Aグループ最終節vs東京ヴェルディ1969との試合は東京国立競技場で19:00キックオフされる。すでに決勝トーナメント出場を決めているジュビロは先週の日曜日行われた大分での試合、そして今週の日曜日Jリーグvsジェフ市原との首位攻防戦を前に、怪我持ちや疲労を考え、遠征メンバーを修正。更にスタメンもフレッシュな選手を並べてきた。なんと言っても注目はその新人たちだろう。GKの高原寿康もJリーグ含め3試合目となり落ち着いてきた。DFには初スタメン初出場の大井健太郎。そして同級生のMF成岡翔が初スタメンとなった。さらに昨日のU-22日本代表にも選ばれた菊地直哉と今日の試合はメンバーを見ても分かるように、いつもと違った新しいみどころが満載だ。その他にもFW西野泰正も初スタメンと、藤田俊哉を中心にどんなニュージュビロが見られるか楽しみが多い。この試合を見れば未来のジュビロが覗けそうだ。驚きのゴールが見られます。
- 前半15分まで
- 開始は、ヴェルディの攻撃はリズムを掴む。3分、ヴェルディのコーナーキックはニアの山西がカット。続けてまたもコーナーキック。GK高原がパンチングで防ぐ。4分には平野にミドルシュートを打たれる。4分にはエムボマが右サイドを駆け上がりセンタリング。中には合わないがヴェルディのリズムが続く。ジュビロディフェンスの布陣は、大井が中央に入り、右が上本、左が山西となっている。大井のラインコントロールが今日のポイントになる。6分、左から崩され中央エンボマの頭に合ったボールはゴールネットへ。立ち上がりから押されていたリズムのまま先制点を取られる。8分エンボマの頭でポイントを作られ上本がリバウンドを競りに行くが突破される。シュートは高原がセーブし失点にはならないが危ない場面が続く。10分左からのFKラモンにキックに山西がダイビングヘッドでクリアー。なんとかコーナーキックに逃れる。11分左サイド、エムボマと上本で1対1。フェイントで交わせて強烈なシュートはGK高原の手をかすめゴールの中へ。早くも2失点目を取られてしまう。ダブルボランチの福西・菊地を含め、まずディフェンスを集中したい。立ち上がりはヴェルディペースでゲームが進む。
- 前半30分まで
- 17分左のジヴコヴィッチからクロスボールが上がる。グラウがGKの前に飛び込むが触れない。19分菊地→成岡→グラウでシュートまで行こうとするがGKにカットされる。21分ジヴコヴィッチの右からのセンタリングにグラウと西野が入る。しかしシュートがミートせずGKにキャッチされる。24分右サイドエムボマと山田でチャンスを作る。エンボマの強引な左足シュートはゴールマウスを外れるが、今だジュビロのプレスがしっかりはまらない。28分福西→ジヴコヴィッチ→藤田とジュビロらしいパスワークが繋がりセンタリングしかし中に合わない。29分グラウがおととしたボールを西野がボレーシュートしかしDFにブロックされてしまう。29分今度は藤田の強烈なミドルシュートが飛ぶがDFに当たりゴールマウスを外れてしまう。
- 前半45分まで
- 32分ゴールキックからエンボマに頭で流しラモンに強烈なボレーシュートを打たれる。しかしGK高原がファインセーブ。33分右の成岡から中央グラウへ絶妙なクロスが上がる。DFの前に出たグラウがジャンプヘッド。しかしボールはゴールバーを越えてしまう。36分平本のシュートフェントにジュビロDFがつられ裏を取られる。GK高原と1対1になるが相手がゴールマウスを外してくれ失点にはならなかった。相手FWにやられる場面が続きなかなかリズムがつかめない。40分ロングボールになんとか西野がDFと競り合いボールを奪うがシュートまで行けない。41分またもエンボマの頭で流し平松が抜け出すという攻撃。縦へのエンボマに当てる攻撃で何度も崩されている。42分ゴール正面30mからラモンのFK。ゴール右隅に打たれるが高原がファインセーブ。なおも危ない場面が続く。ヴェルディペースのまま前半終了。
- ハーフタイムコメント
- 柳下 正明監督:押し上げ、サポートを早くして、コンパクトにしていこう。
アルディレス監督:後半も前半と同じように最初から積極的に行こう。怖がらずにDFラインを押し上げるように。ボールを奪ったら、少し落ち着いて、パスをつなぎながら攻撃を考えよう。
- 後半15分まで
- 後半、山西に代え鈴木。グラウに代え前田が入った。ここからまた気持ちを引き締めジュビロらしいサッカーをしてほしい!3分菊地→成岡センタリングでファーサイドの前田がダイビングヘッド。ゴールネットへ突き刺さり1点を返す。5分エムボマに渡り右サイドをドリブルするが大井が落ち着いて対応。しっかりチェックに行く。後半に入り、ジュビロにもリズムが出てきた。8分左からジヴコヴィッチのクロスが入る。ファーサイド、前田・成岡で相手を崩し最後は成岡の左足シュート。良い展開が増えてくる。9分福西が中盤からドリブルで駆け上がり左のジヴコヴィッチへセンタリングがまた福西へ。しかしシュートが打てない。この時間、両チームとも攻守の切り替えが激しくなってきた。13分山田のオーバーラップからシュートまで行かれる。ゴール左へ外れたが危ない場面。15分藤田を基点に左の成岡へ。センタリングがずれてしまうがリズムのある展開が多く見られるようになった。
- 後半30分まで
- 16分左のジヴコヴィッチからクロスボール。DFの裏へ出たボールに西野が足で飛び混むが触れない。17分右サイドで前田がボールを受ける、振り向きペナルティーエリアへ入る前田がDFに倒されるが主審の判定はノーファール。サポーターからはブーイングが響く。21分エムボマが左で基点を作るがそれも大井が落ち着いてセーブ。安定間が出てきた。22分ジヴコヴィッチから中央、西野に立てパスが入る。DFを背に受けた西野は振り向きざまにシュート!しかしDFに当たってしまう。25分藤田からDFに裏にスルーパスが出る。そこに前田が飛び出す。フリーで受けるとGKと1対1。しかしセーブされてしまう。決めておきたかったところ。28分菊地→成岡→藤田と繋ぎ、藤田がゴールライン際で切り返すマイナスに出たボールに前田がスルーそして福西がインサイドでシュートするがゴールバーを越えてします。29分ジュビロディフェンダーがバランスを崩すとそこにエムボマの強烈なシュート飛び出す。なんとエムボマにハットトリックを決められてしまう。リズムが良かった時間帯だけに悔しい失点だった。
- 後半45分まで
- 35分前田が左サイドでドリブルで崩す、そして最後は西野へ落としシュート!右隅に決まり2-3。ここからが勝負の時間帯になる。36分左からのセンタリングに西野が飛び込む。そして続けて前田が強烈なロングシュートを放つ。それで得たコーナーキックに福西が高いヘッドでGKと競るがファールになってしまう。勢いはジュビロ。しかしエムボマ中心のヴェルディ一発攻撃で危ない場面を作られる。43分藤田が中盤でため、右の川口の押し上げを待つ、川口からのセンタリングはファーサイドの福西へ。折り返したボールを藤田が飛び込むが触ることができない。ロスタイムは3分。前田がボールを持ち西野が動き出すがボールが繋がらない。最後まで前田を先頭にボールを追い回す。成岡からDFの裏へボールが出る。そこに福西が飛び込むがシュートが打てず。試合終了。前半のリズムをつかめなかった結果が響き結果は負け。しかし、後半の展開は悪くなかった。ジュビロコールが大きな声援で響く。横断幕には「市原に勝って優勝しよう」とサポーターの思いが書いてある。今日の経験をプラスにしここからまた勝負が始まる。
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- 前半の立ち上がりのミスから失点して、相手に勢いを与えてしまった。若い連中が多かったので、少し緊張もあったと思いますけど、それが原因で前半の25分までは落ち着きのないプレーで非常にミスが多かった。前半の残り20分は落ち着きを取り戻してボールをつなぐことができてなんとかチャンスが作れた。後半に入って、一点がいい時間帯に取れて、その後も25分ぐらいまでいいリズムでプレーができていたと思いますけど、やっぱりミスで失点してから残り15分ぐらいはお互いにツーラインになってノーガードになり、お互いにいいサッカーではなかった。初めて90分戦った選手が何名かいましたが、最後まで諦めずにプレーしてくれました。
- アルディレス監督
- まず最初にジュビロの選手達を祝福したい。そして、私のチームの選手も祝福したい。接戦でしたし、一方的ではなくてどちらもコンスタントに攻めていた。最高のプレーだったし非常にいい試合でした。本来であれば10-8というスコアになってもおかしくなかったのではないかと思います。
- 藤田 俊哉
- 全てにおいて立ち上がりをどうやって戦うかというのがすごく重要だというミーティングで望んだんですけど、立ち上がりの若干の気の緩みと、リズムがつかめない所での失点で試合が決まってしまった。ちょっともったいなかった。後半になってからは十分自分達のリズムでサッカーできたと思いますし、決定的なチャンスも何度か作ったのですが、最後は決定力の差で決まってしまった。気持ちを切り替えて次の試合に体調を整えてベストを尽くします。
- 成岡 翔
- 攻撃の方は自由にやらせてもらっていたので、どんどん中に入っていったり自由に動いてくれといわれたんですけど、運動量が足りなかった。クロスに限らずどんどん仕掛けていきたかったが、その前の仕事でボールを受ける回数が少なかったので何もできなかったというのが正直な感想です。
- 上本 大海
- (前半の大井とのポジションチェンジは?)監督の指示で変えた。前半の最初はなれていないポジションでやったという所で、色々トラブルがあったので直していかなければいけない。(前半の失点シーンは?)一対一で思いっきりやられていたので、自分にはかなりの責任があった。(後半は?)いつもやっているポジションだったので、リズムとかが思い出してできた。3バックのどこでもできる選手になりたいので、頑張っていかないといけない。後半の連携はまだまだで、秀人さんからの指示で動いているので自分の意思で動いていけるようにしたい。
- 菊地 直哉
- 監督からは福西さんとのバランスを気おつけろということだけ言われた。(エムボマの印象は?)すごかったですね。うちは全部ミスで入れられたと思うので、そこを逃さず入れてくるというのは世界のトップ選手だと思うので、すごいいい選手だと思います。(やはりトップの試合は違う?)いい緊張感の中でやれたので、もっとミスを少なくしたい。
- 前田 遼一
- 決定的なチャンスをはずしたので決めないといけない。(後半から入りましたが?)相手も疲れて引いていたのでよく動こうと意識して入った。ドリブルで仕掛けていって、シュートで終われたのがほとんどなかったので、シュートで終われるように意識したい。(次はジェフ市原戦ですが?)いつもどおりです。相手より動きたいと思います。
- 大井 健太郎
- 真ん中で指揮をとれたのが大きかった。(3点目は?)ファールでもいいから止めに行こうとして、あそこは止まっていたほうがよかったかもしれないですけど、秀人さんや上の人に聞いてみたい。今日のプレーで前半はまだまだ自分の力がしっかりだせていないというのがわかったし、そこを後半は修正できたというのが自分の中ですごい自信になった。後半はよく守備もできていたと思うので、それを今度使ってもらったときに最初から自分のプレーをだしていければまた評価も変わってくると思います。