2003 J1 2nd 第13節
試合日時:2003年11月16日(日) 15時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分
- 味の素スタジアム
- 33,597人
- 22.5℃ / 54%
- 晴 / 弱風
- 全面良芝 / 乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 森津 陽太郎
- 片山 義継
- 廣嶋 禎数、安食 弘幸
- 蒲澤 淳一
- 杉本 雄二
- AWAY
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
| 前半9分[警告] | 菊地 直哉 |
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| 平本 一樹 | 前半17分[得点] | |
| ラモン(out) → 平野 孝(in) | 前半24分[交代] | |
| 平野 孝 |
前半33分[警告] | |
| 平野 孝(out) → 小林 大悟(in) | 後半16分[交代] | |
| 後半22分[交代] | 川口 信男(in) ← 成岡 翔(out) | |
| 平本 一樹(out) → 桜井 直人(in) | 後半28分[交代] | |
| 後半29分[警告] | 鈴木 秀人 |
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| 後半31分[交代] | 西野 泰正(in) ← 名波 浩(out) | |
| 後半35分[交代] | 中山 雅史(in) ← 前田 遼一(out) | |
| 後半35分[得点] | グラウ | |
| 後半41分[得点] | オウンゴール | |
| 後半41分[警告] | 西野 泰正 |
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メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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| アルディレス | 監 督 | 柳下 正明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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中継レポート
- みどころ
- 2003.2ndステージ第13節vs東京ヴェルディ1969との戦いは15:03味の素スタジアムでキックオフされる。晴天の日曜日、ピッチレベルでは風も弱く気温も穏やか。スポーツ観戦日和となった。昨日行われた他会場の結果から今日勝てば首位になれる両チームの戦いは選手もサポーターも気合が入っている。残り3試合で10位のチームまで優勝の可能性がある今シーズン。ここから更にどんな試合、どんな結末が待っているか!?期待がかかる。今日のジュビロメンバーは山西・服部・西が出場停止。その代役には菊地・河村・成岡が入る。そして注目は、ベンチに中山雅史がついに復帰した。ベンチにいるだけで雰囲気が変わる選手。どこでグランドに出てくるか!?今日はFW陣に大注目したい！前田・グラウ・西野・中山。残り3試合、最後まで気を抜かずジュビロサッカーで優勝を目指したい！
- 前半15分まで
- ヴェルディボールでキックオフ。2分左からのコーナーキックを奪う、ジヴコヴィッチが蹴るが相手DFにクリアーされる。立ち上がりは簡単にプレーをしリズムを伺っている。4分右からのクロスボールに前田が飛び込むがシュートまで行かない。5分右サイド山田がオーバーラップするが菊地が強く体を当ててカットする。6分ジヴコヴィッチから前田に絶妙なスルーパスが繋がるフリーで飛び出した前田がシュートを打つがゴール上を越えてしまう。8分クロスボールを前田が落としグラウが突破を仕掛ける。12分田中からロングボールで成岡がDFラインの裏に抜け出す。切り込み折り返しにグラウが入るがシュートが打てない。ここまでヴェルディのコンパクトな中盤になかなか自由にさせてもらえない。
- 前半30分まで
- 17分エムボマにボールが入ると田中を背負い反転。ドリブルから左の平本へ、左足でのシュートがゴール右に流れ込む。先制点はヴェルディに取られてしまう。エムボマ・ラモン・山田・平本に仕掛けられる場面が目立つ。24分左のジヴコヴィッチからロングクロスが入る、前田が頭で落とすとグラウがドリブル突破。シュートがDFの足に当たりGKの上を超えるがゴール右に外れる。26分左の飛び出した河村からファーサイドのグラウへセンタリング。GKの動きを見てヘディングシュートを打つが決まらない。28分相手のクリアーが小さいところを見逃さず、ロングシュートを放つがゴール左へ外れる。今だヴェルディの中盤が支配しゲームが進む。
- 前半45分まで
- 32分河村がボランチの位置からドリブルで仕掛ける。スルスルと抜け出しゴールラインまで、ラインを割ってしまう鋭い突破だった。35分ファールで一瞬止まった隙にヴェルディがエムボマに繋ぎ、ミドルシュート！この威力は危険。37分にはクロスから平野のボレーシュート！この二人のミドルシュートには気を付けたい。37分ペナルティーエリアに入ったところでグラウが一人交わしシュート！ゴール左隅に飛ぶがGKにセーブされる。39分成岡が右サイドでドリブルを仕掛けファールを受ける。ボールには成岡とジヴコヴィッチが立つ。ジヴコヴィッチが蹴るがボールは壁に当たってしまう。再三ヴェルディはエムボマに合わせるが田中がしっかりカバー。基点を消している。43分エムボマが突破するも菊池＆田中でスライディング。なんとかセーブしている。前半ヴェルディの中盤に支配されながら0－1で終了。後半どう動いてくるか!?
- ハーフタイムコメント
- 柳下 正明監督
サイドから攻撃していこう。セカンドボールを拾えるようすばやくポジショニングをしよう。
アルディレス監督
エムボマに出すタイミングをもっと早くしよう。ＣＢ（米山、ロペス）の裏のスペースへボールがでたときにもう少し注意しよう。中央にこだわらず、サイドから攻撃をしかけていこう。相手がどう出てこようと自分達のサッカーを続けよう。
- 後半15分まで
- ジュビロボールでキックオフ。立ち上がり、福西のスルーパスから前田が飛び出しGKを交わしシュートまで行くがオフサイド。1分35m付近からのFKをエムボマが蹴る。強烈だったがこれはゴール上を大きく越える。5分平本が右サイドで鈴木と1対1。センタリングまで行くが中央で田中がクリアー。そのチャンスで得たCKを直接狙ってくるが山本が落ち着いたセーブ。6分エムボマがスライディングでセンタリングを上げるとボールはゴール前を横切る。10分左のジヴコヴィッチに大きく展開、センタリングに前田＆グラウが頭で合わせに行くがGK高木にキャッチされる。13分名波から左のジヴコヴィッチへ、センタリングを前田が右足アウトサイドでシュート！しかしゴール左に外れる。展開は良くなってきている。
- 後半30分まで
- 16分名波→グラウ→福西ラストを前田に送るが繋がらない。18分クロスボールを小林がダイレクトボレー。ゴール右に外れる。19分成岡が右サイドをワンフェイントで突破。コーナーキックを奪う。名波が蹴り福西の頭へしかしエムボマと競りシュートが打てない。こぼれ球の混戦から再びゴール前の福西へ、スライディングシュートがゴール左に外れてしまう。21分左のジヴコヴィッチからファーサイドのグラウへ折り返しを福西がジャンピングボレー。流れたところ名波がシュート！しかしGK正面。25分代わった川口が前線までボールを追う。福西もディフェンスラインまで下がりディフェンスを繰り返す。個々の運動量が増えてきた。勝負は残り15分。
- 後半45分まで
- 31分名波に代え西野を投入。32分右の川口がドリブル突破からセンタリング中央の西野が頭で飛び込むがボールはゴール上を越えてしまう。33分グラウが右に流れたボールを追いかけるセンタリングが前田の足に合うがボールはゴール左へ。35分ここで大歓声の中、中山が入る。その直後だった、コーナーキックをグラウがヘディングで決める。中山が入り魔法がかかったようなゴールだった。残り10分。西野＆中山が前線からボールを追いかける。ラスト、どうしても勝ちたい両チームはリスクを負っても攻め続ける。41分福西が基点を作り右に飛び出した西野へ。インサイドで打ったシュートがDFの当たりボールがゴールネットを揺らした。ついに逆転！西野が看板を超えサポーターの前まで走っていく！ロスタイムは3分。ここで試合終了！ここでついに首位にたった。残り2試合。絶対に勝つ！
選手、監督コメント
- 柳下 正明監督
- 選手全員非常にいいゲームをやってくれた。最後はラッキーではあるんですけど、勝ち越し点がとれた。前半から両サイドを基点に相手のサイドバックが中に絞るので、そこからチャンスを作ろうと。開いて中にスペースができたらまたそこを使っていこうということでやっていて、最終ラインも非常に高い位置でキープしてたので、スペースがあって、背後のスペースと両サイドのスペースを狙っていたけどゴールできなかった。クロスに対してツートップもいいタイミングで入っているが、クリアされたセカンドボールが拾えなかった。後半も何度かチャンスがあって決められなかくて、ピンチになる時間帯もあったのですが、最終ラインが体を張って防いだことが同点ゴール、決勝ゴールにつながったと思います。(選手交代のタイミングは？)成岡は週3試合になるのでコンディションがよくなかったので交代した。名波に関してはクロスに対してもう一枚高さをいれるということで西野に交代した。(中山選手の投入で雰囲気が変わったが？)非常に選手は疲れていたが、ゴンが入ることによってエネルギーが選手の体の中からでてきたのではないでしょうか？
- アルディレス
- 技術的な問題です。白熱した試合でした。昨日から問題が発生していた。ラモンに関しては、これでいけるだろうと、これで勝てるような気持ちで出場させたのですが、結局は本調子ではなかった。最初我々が先制しまして、持ちこたえるという戦術を取るべきでしたが、まずはしっかり守ってカウンターを狙うことでした。敵が1点を入れるまではそれが上手くいっていた。1点入れられたことによって、背中に冷水を浴びせられたような気分でした。コーナーからの失点ということで、腹をたてたわけですが、敵の1点目で全てが変わった。まだ2試合あるので全力を尽くしたい。以前にも言いましたが、２ndで主役になりたい。できるだけ高いところにいきたいと思っています。我々より上位にいるチームが油断して勝点を落とすのであれば、そこをついていく。
- 菊地 直哉
- 練習の時から上手くいかないことが色々あって、不安な要素がたくさんあったんですけど、試合になったらやるしかないと思ったので。周りに助けられながら試合をやっていた感じですね。(イエローもらった場面は？)気合入ってたのは確かですけど、空回りかな。その後はイエローなくてよかったです。(エムボマについては？)コンディションよくなかったと思うし、あれが本当の力だとは思ってない。一対一である程度できるのはなんとなく分かったので、そういう部分は今後にいかしつつもっとバランスとかチームにすんなり入れるようになりたいですね。きっちりした守備から入れたのは一番いいと思うし、サイドのスペースが空いていたので上手く名波さんやフクさん(福西)が使ってくれたので、後ろが必死に守っていれば逆転してくれると思っていた。（中山選手が入ってきてから逆転しましたが？）中山さんの辛い時とか見てるし、やっぱ入ってきた試合では絶対勝ってやろうという気持ちにみんななったと思うので、やっぱ中山さんの力というのはすごいなと思いましたね。ワールドユース前の最後の試合だったので、絶対首位にたって行きたかったのでよかった。(いいフィードがありましたが？)もっといいパスが出せると思うし、もっといい形で攻めに参加できればよかったと思うし、でもまずは守備という意識で入りました。
- 鈴木 秀人
- 中山さんがいるのといないのとではだいぶ違うかな。今日の勝利で勢いもつくと思うし、波に乗れると思う。（首位ですが？）久しぶりなので、しっかりと戦って自力で優勝します。
- 名波 浩
- こういうゲームで勝点３をとるということが、ドゥンガ魂であったり、中山魂であったり、ジュビロ魂でもあると思うので、7チームごぼう抜きするという過去にないと思うんですけど、そういうことをやってのけれる力がまだあるんだなと実感しましたね。今日はこれで終わりにして、月並みですけどあと2つを自力優勝できるといういいポジションにいるので、頑張りたいと思うし、帰ってくる選手もいるしプラス要素しかないので、このまま突っ走りたいと思います。
- 西野 泰正
- ２－１で逆転して勝ったというのが何よりも大きい結果。中山さんがいるのといないのとでは、チームの雰囲気も違いますし、出てきた時のピッチの雰囲気も全然違うものだったので、絶対点は入るなと思いました。今日勝って優勝できるわけではないので、もう一回気持ちを引き締めて次につなげたいと思います。
- 田中 誠
- 危なかったけどね、苦しんだけどとりあえず今日勝って、次負けたら意味ないから。次のいい準備をしたいと思いますね。(キャプテンでしたが？)とりあえずは責任をはたせてよかった。これで負けてたら何言われるか分からないから。とりあえず勝ったので後はハット(服部)に託すだけです。(失点は？)早い段階の失点だったので、本当は先制点が欲しかったんですけど、そこで苦しい試合展開になってああいう試合になった。次はしっかり自分達で先制点をとって、自分達のリズムでやりたい。追っかける方は消耗も激しいので。
ヴェルディは1stステージのイメージとは違って、いいサッカーをやられた。普段自分達がやるサッカーを相手にやられた。
- 福西 崇史
- １点目が早い段階で入ればもっと楽な展開ができたと思う。相手が細かいところでボールを回してくるというのは分かってましたから、飛び込まないようにしましたけど、最初は相手のほうが運動量が多かったので、回されるところもありました。後半になったら自分達のペースでできました。中山さんが入っただけで、スタジアムの雰囲気が変わりましたから中山効果でしょう。
- 中山 雅史
- チームの勝利にどれだけ貢献したのかわかりませんけど、とりあえずグラウンドに立てたということで、次の一歩が踏み出せるんじゃないかなと思います。やはりサッカー選手としてピッチという仕事場に立てるということにすごく幸せを感じましたし、立った瞬間は劣勢でしたけどそれから逆転できたということに自分もチームの一人としてピッチに立てたということがうれしかった。(中山選手が入って雰囲気が変わりましたが？)持ってきました。ベンチから、磐田から全てを持ってきました。(サポーターの声は？)非常に僕の体を後押ししてくれましたけど、もっともっと自分自身もたついている部分があったので、より確実に味方につなげられればより簡単に勝てたのかもしれないし、そういうところを頭を使って、体を使っていきたい。（監督の指示は？）左右に抜けることはないと。とにかく前線でボールをもらってくれと。ディフェンスのラインが高いので、その裏を積極的につくということ。なかなか点がとれなかったので、おちおちアップもしてられないような状況で、西野と一緒にストレッチをしてたのですが、ゴールが入りそうなたびにあいつが走っていくので、ストレッチもまともにできなかったんですよね。それだけチームのリズムがよかったのかもしれないですけど、後半に限って言えることで、前半はみんなが止まってプレーしていたような、人が動かず楽にボールを回そうとしていたところが劣勢になってしまったのかなと感じました。(試合後はどんな話をしました？)たいして話してないんじゃないですか。イエス、イエスといっていたので声が枯れましたけどね。（菊地選手が中山さんの復帰試合は絶対勝ってやろうと思ったと言っていました）終わった瞬間、顔をくしゃくしゃにして笑顔で僕のところに来たので、一発頭突きを喰らわせておきましたけどね(笑)。
最初のミーティングでグランドに出て行く前にマコ(田中)がやらかしたのでね。いつもチームで30秒いいイメージで集中するんですけど、30分って言ったんですよ(笑)。それで30分の間に点をとられちゃったんですよ。これからは30秒でお願いしたいですね。
